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(’A`)「俺が不死者(アンデッド)…?」

1名無しさん@おーぷん:19/04/10(水)15:33:38 ID:Ywy
アスファルトの無機質な地面を塗りつぶすように桜色が埋め尽くしている。
前の月と比べたら比較的暖かい風がその桜色を地面から三次元空間にまで広げている、桜色の一部が肌色のモノに落ちる。
('A`)「ありゃ、こっちで合ってたかな?」
スマホと顔を合わせ眉を下げているこの少年は昨日ドクオと言う。
黒の学ランにスラックスというスタイルは他の高校のものと変わらないがインナーに純白のパーカーという出で立ち。
どうやらこの奇抜な、一見不良にも見える着こなしは先の文化を慮りながらも新しい文化を取り入れるという学校の方針からなるものらしい。

「討魔(とうま)殿〜遅いでござるよ〜」
スマホの画面に意識、視覚を集中していたドクオの耳にオタクチックもといオタクの声が響く。

('A`)「その呼び方やめてくんないかなぁ。☆叶人☆よ、俺は曲がりなりにも高校デビューってやつをしようと思ってるのだよ。」
ドクオは七三眼鏡で肥満体型、早くも制服のボタンをパツパツ言わせているオタク、ブーンに気付くと眉をVの字にしてそう言い捨てる。討魔という呼称(ニックネーム)はおじさんと一部の腐れ中高生もといマニアの間で流行っていたゲームの掲示板やコミュニティ内でのハンドルネームである。
二人は進学に伴いSNSで事前に友達を作るように、しかしそれとは違いお互い何の意図もなく偶然、邂逅していたのだ。
(^ω^)「む、む、む〜それは僕の前コテで今は『神威の片鱗を振るう者』という立派な名前があって〜それは所謂黒歴史だお…そして高校デビュー、ドクオ殿は何故に如何様にそんな通俗的なことを…」
当人からしたら黒歴史の前コテの名前を出され赤面したと思ったら眼鏡をくいくいしながら昨日を問い詰めたり、忙しいやつだなと昨日はやれやれという顔をして返答。

('A`)「俺だって一高校生なんだ恋の一つや二つしたい。もう中学の時と同じ失敗はしない!最低クラスの半数の異性の友達と連絡先を交換をノルマにしてるんだ!」
机があったら握り拳でドンとやってそうな勢いで覚悟を吐き捨てる。

(^ω^)「お、お〜ドクオ殿、やる気でござるなお!VIPの孔明と呼ばれたこの小生、ドクオ殿を全力でフォローし勝利(ラブラブ)へと導いて差し上げるでござる!あわよくば小生もぐふふ…ドゥフフ…」

('A`)「ツマンネ」

(^ω^)「酷いお〜w」

そこはかとない負け組臭を漂らせながらも明日への希望のような前向きな明るいものを感じさせる二人。
そしてその二人の背中を目で追う少女が一人。
川 ゚ -゚)「…」
 
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2名無しさん@おーぷん:19/04/10(水)15:48:49 ID:Ywy
下駄箱前、二人はクラス発表のプリントがガラスに両面テープで乱雑に掲示されているのを発見し自分の名前を目を細めて探す。
前にあまりにも人が多いからだ皆我先にと押し退けてプリントに向かっている。
('A`)「お、俺とお前B組だってよ」

(^ω^)「良かったお!他人しかいないクラスに馴染むなんて無理ゲーだお!(;ω;)」

('A`)「あぁ、良かったな…。おいブーンちょっとこっち来い」
ドクオは右手を小中学校の頃のトラウマからなる不安から解放され嬉し泣きしているブーンの肩にやりながら言う。

(^ω^)「で、なんだお?」
下駄箱前から離れて10mほど離れ水泳部の更衣室および部室に当たる部屋の前でブーンが口を開く

('A`;)「俺達さっきから見られてないか?」
ドクオが周りをキョロキョロ見回してから伝える。

(^ω^)「ちょwww自意識過剰すぎwwwキメェwww」

('A`)「…、いやネタじゃないんだよ。それに何か複数でそれでいて殺意を孕んだようなトゲのある視線だ。」
テンションの相容れないブーンに若干イライラしながらもドクオは話を進める。

(^ω^)「もしかして…新手のスタンド使い?それとも魔術師か…平凡な高校生がテラワロスwww」

('A`)「ツマンネ、まあいいやお前の寒いトーク聞いてたらどうでもよくなってきたわ。多分自意識過剰なんだろうな。うん。」
ブーンのトークを早々に切り捨てドクオは先ほどきた方向へと歩みを進め出す。

( ´_ゝ`)「…アイツが、あの冴えないオタク野郎が例の魔術探求の答えなのか?ほんとに?」
(´<_` )「…そうだ、魔術結社が言ってたんだ間違いないだろう。容貌がオタクという特徴と合致する。」
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(’A`)「俺が不死者(アンデッド)…?」