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【バンドリ】幼馴染は兎と猫【安価とコンマ】

1名無しさん@おーぷん:2018/10/16(火)23:28:11.313 ID:xr6()

「兎は寂しいと死んじゃうんだよ」

両親の葬式の日にたえは僕の手を握っていた。

「だからこうして寂しくないようにする」

いつもは不思議な事しか言わないのに今日は真面目だ。火葬場の煙突から昇る煙を僕とたえは見上げている。

「私も君も兎だから二人で寂しくないようにしようね」

たえは震えていた。僕と違って泣きながら煙を観てる。

「ダメだよ。居なくなったらダメなんだから」

僕はそれには応えない。お父さんもお母さんも居ない。僕は寂しいんだよたえ。
2名無しさん@おーぷん :2018/10/16(火)23:38:44.282 ID:xr6()

たえはその日から毎日家に来る。

「だって寂しいから」

理由を聞いてもそれしか答えてくれない。でも僕以外の誰かが家にいる事は嬉しい。おじいちゃんもおばあちゃんも僕よりもたえが居る方が嬉しそう。

「私と同じなのは君だけなの」

たえは部屋でじっと僕に膝枕をさせる。でも膝枕をした次の日は膝枕をしてくれる。小学生同士なのに部屋で遊ばずに僕たちは膝枕をして温かさを求めた。

でもやっぱり終わりは来る。

「お引越し?」

今の家からおじいちゃん達の家に引っ越す事になった。此処には僕の物はあってもおばあちゃん達のものはない。

「嫌、そんなの嫌!」

たえがしがみつく。僕はそれを抱きしめた。

「寂しくなると死んじゃうから…君が死んじゃう!」

おかしなたえだ。僕は死なないよ?だってたえが…ああ、成る程。確かに死ぬかもしれない。

「電話する!手紙も書く!寂しくなったらいつでも電話してきて!」

引っ越しの日にたえは電話番号の書いたメモと手紙をくれた。僕は久しぶりに泣きそうになった
3名無しさん@おーぷん :2018/10/16(火)23:39:57.084 ID:xr6()

猫役

1.ゆきな
2.こころ
3.モカ

>>3
4名無しさん@おーぷん :2018/10/16(火)23:40:13.357 ID:xr6()
訂正

>>5
5【28】 :2018/10/16(火)23:42:11.030 ID:EZx
もか
6名無しさん@おーぷん :2018/10/16(火)23:58:42.532 ID:xr6()

「はじめましてー、モカだよー」

引っ越した隣の家には猫がいた。おじいちゃん達に懐いて偶に家に来る。

「ふーん…君は不思議な人だねぇ」

その猫は鏡を見て喋ってる。僕よりも君の方が不思議だ。

「また電話してたの?」

「手紙きてるよー」

僕は猫が好きじゃない。気分屋で自由で居て欲しい日に居ない…はずなのに

「今日は泊まるねぇ」

お母さん達が死んで一年経った日、モカはずっと僕の側にいた。理由を聞くと

「なんとなく」

猫みたいな事を言う。いや、モカは猫だった。

「モカちゃんが猫なら君は何?」

僕は兎と応えた。

「ああ…それっぽいもんね。なら一緒に居ないとね」

なんで?

「えー、知らないの?兎は寂しいと死んじゃうんだよ~」

モカはたえと同じような事を言った。その日からモカに膝枕をするようになった。
7名無しさん@おーぷん :2018/10/16(火)23:59:48.353 ID:xr6()

今日はここまで。高校編までは只々、モカとたえとイチャイチャするスレとなっています
8名無しさん@おーぷん :2018/10/17(水)08:07:25.784 ID:Wgd()

「それでね、蘭が~」

モカは外の友達の事をよく話す。僕達は近くに住んでいるのに通ってる小学校が違う。

「もー、聞いてる?」

聞いてるさ。君の頭が僕の膝に載ってるのに聞いてないわけがない。

「君は皆に会いたいと思わない?」

思わない。モカの話は楽しそうに聞こえるけど僕はモカに膝枕をしてる方が楽しい。

「そうなんだ…ならいいかなぁ」

欠伸を一つしてモカは眠り出した。休日の昼寝ほど有意義なものはない。

「好きだよ…」

寝言。誰に言ってるかはわからないけど僕はそれに対して応えない。只々、モカの髪を撫でた。


9名無しさん@おーぷん :2018/10/17(水)14:58:44.612 ID:Wgd()

「あなたが猫?」

「本当にウサギだ」

夏休みにたえが泊まりにきた。おじいちゃん達は僕よりもたえが好きだから喜んだ。それとモカとたえが出逢った。

「ウサギはウサギと居る方がいいの」

たえが僕の腕を掴む。

「今日は貸してあげる。でも明日からは私のモノだもんねぇ」

半ベソをかいて言ってもダメだと思うよ。それとたえ、暴力は嫌いなんだ。

「うぅぅ…ごめんなさい」

そうだね、偉いね。

「じゃあ半分こ」

モカが反対の腕を掴む。

「それならいいかな」

良くない。僕は動けない。

「いいよ~だって、お昼寝するもん」

「賛成!」

ベッドに3人で倒れる。二人は早く寝たけど僕は眠くない…眠くな…zzz
10名無しさん@おーぷん :2018/10/17(水)15:03:06.361 ID:Wgd()

中学生になった。恥じらいが生まれたのかモカは家に来なくなって、たえだけが偶に遊びにくる。

寂しくはない。

一人で過ごす時間が増えた。だからだろうか。一人で町を歩くようになった。

図書館に行ったり、CD屋に行ったり、色々見て回る。

そしてある日、家に帰ると電話が鳴った。

たえかなっと思って出たら男の人だった。

おじいちゃんとおばあちゃんが事故死した。

また僕は独りになった。
11名無しさん@おーぷん :2018/10/18(木)00:25:26.182 ID:lel()

叔父や叔母がおじいちゃんの家を荒らし、僕が何処に済むのかで怒る。おじいちゃんもおばあちゃんも好きではなかったけど良い人だった。

なのにそれよりもお金でモメるこの人達が嫌になった。

だから弁護士の人に電話をした。お父さんの友達でおじいちゃんの弟子の人に。

「僕は一人暮らしがしたい」

そう伝えると弟子の人はわかったと言って僕を僕の家に住めるようにしてくれた。モカに言おうと思ったけど会う機会もなかったから何も言わずにおじいちゃんの家から引っ越した。

「よかった…本当に良かった」

家に帰るとウサギのパジャマを着たたえが来た。なんでそんなに泣いてるの?

「ごめんね、ひとりにしてごめんね」

僕を抱きしめて、たえは泣く。たえは泣き虫なのかもしれない。

でも久々の人肌は暖かった
12名無しさん@おーぷん :2018/10/18(木)11:30:01.146 ID:lel()

「できれば大学までは行くべきだ」

弟子さんに進路相談の連絡を入れるとそう返ってきた。電話越しだけどそれが本心なのだと思う。

なら高校に行きます。

僕はそう答えて何処に行くかを考えた。最近になって共学校が増えている。たえはエスカレーターなので受験自体ない。モカは連絡すら取ってないので何処に行くかもわからない。

この際だから目を瞑って決めようかな。

1.たえの高校
2.モカの高校
3.他の高校

>>12
13名無しさん@おーぷん :2018/10/18(木)11:30:21.152 ID:lel()
>>15
14名無しさん@おーぷん :2018/10/18(木)11:33:32.112 ID:7RB
2
15【81】 :2018/10/18(木)11:48:54.147 ID:6OU
3
16名無しさん@おーぷん :2018/10/18(木)13:23:41.942 ID:lel()

男子校になった。進学率は高いし、弟子さんも納得する気がする。近くに中学校があるらしく、学祭の時は合同だったりするみたい。

「ああ!なんで別の高校にするの!」

願書を書いてるとたえが家に上がってきていた。

「今度こそ同じ学校に行けると思ったのに…そうだ今からでも」

行きません。弟子さんにも話を通して僕は男子校に通う。

「うぅ~、遠足とか行けないよ」

土日に行けばいいじゃん。

「違う!制服で行くのに意味がある!」

訳がわからない。まあ、確かにお金がないから遠くには行けないね。

「お金?あ、そうだ!バイトすればいいんだよ!」

またたえがおかしな事を言い出した
17忍法帖【Lv=2,じごくのよろい,LeG】 :2018/10/18(木)19:48:00.561 ID:jvY
さあ、果たしてコーヒー店なのか、ファーストフード店なのか、パン屋なのか、ライブハウスなのか。
18名無しさん@おーぷん :2018/10/19(金)13:58:51.410 ID:Hl3()

バイトをする考えはいいと思う。ただ高校生成り立ての僕たちを雇ってくれる所はあるのだろうか?

「大丈夫!私の知ってるおばあちゃんならきっと二人で雇ってくれる!」

この能天気さ…ここまでくればサイコパスなのではないかと思うほどに楽観的なたえを見ながら記憶の隅にあった求人を思い出した。

1.ライブハウス
2.喫茶店
3.パン屋さん

↓1
19【77】 :2018/10/19(金)16:44:46.326 ID:7I9
1
20名無しさん@おーぷん :2018/10/19(金)21:32:20.636 ID:Hl3()

ライブハウスのバイト。放課後や土日でもシフトに入りやすいと書いて気がする。

「どうどう?」

たえのスマホに映っているライブハウスと同じな気もする。でもとりあえずは僕の受験の合否を祈ってて

「それもそっか…落ちたら私が養ってあげる」

本当にたえはマイペースだ。
21名無しさん@おーぷん :2018/10/19(金)21:35:22.496 ID:Hl3()

受験当日。まあまあの出来かなと思い帰ってると女の子が捨て猫の前で慌てていた。

「連れて帰るとお姉ちゃんに怒られるし…どうしよう」

どうやら捨て猫が気になるらしい。

「誰か…あこの代わりに育ててくれる人がいないかな」

1.猫を拾う
2.無視する

↓1
22【68】 :2018/10/19(金)21:36:25.566 ID:w9d
1
23名無しさん@おーぷん :2018/10/20(土)20:49:11.787 ID:HMY()

ネコが好きなの?捨て猫を抱き上げる。なんとなくモカの顔を思い出した。

「うん。お兄さんもネコ好き?」

好きだったかな。昔、僕の家にもネコがいたんだ。

「なら、そのネコを飼ってくれる!?」

そうだね。それも良いかもしれない。

「ありがとう!名前はどうする?あこ的にはハミューとか良いと思うの!ねえねえ、お兄さんはどう思う?」

モカかな。

「モカ?」

うん。モカ。

「お兄さんのネーミングセンス良い!カッコいい!」

カッコいいか。女の子名前なんだけど…まあ、言わないでおこう
24名無しさん@おーぷん :2018/10/20(土)20:54:10.596 ID:HMY()

「またね、モカ~」

宇田川あこと名乗った女の子は嵐のように去って行った。また君に会いに来るかもね、モカ。

「ニャァ」

とりあえず君を今から獣医に連れて行かないと。受験に落ちても君を拾えたから今日は良い日かもしれない。
25名無しさん@おーぷん :2018/10/20(土)21:03:09.895 ID:HMY()

「浮気だ!」

たえがモカを威嚇している。浮気も何も相手は猫だぞ。

「飼うならウサギ!しかもよりによってネコなんて、これは浮気!裏切りだよ!」

ウサギはたえの家にたくさんいるじゃないか。

「君の家にもウサギがいてもいいはず!」

ないない。僕はモカだけで手一杯なの。

「…いいもん。私はネコになんて負けない!」
26名無しさん@おーぷん :2018/10/20(土)21:04:59.924 ID:HMY()

その頃のモカの様子

下二桁判定

00に近いほど探している
99に近いほどトラウマ化

↓1
27【7】 :2018/10/20(土)21:13:35.704 ID:oAq
とらうーまん
28名無しさん@おーぷん :2018/10/20(土)22:54:02.502 ID:HMY()
番外編 飼いネコは主人の夢を見る

「モカの宝物?」

「そうそう。この前、モカの家に行ったらアルバムがあったんだけど見せて来れないんだよ」

『これはね、ひーちゃんにも見せれないものなんだ。ごめんねぇ』

「蘭なら知ってると思ったんだけど知ってる?」

「それは多分、ウサギとの写真」

「ウサギ?モカってウサギ飼ってたの?」

「ウサギは人。モカの好きな人だよ」

「そうなんだ!ねえねえ、どんな人?初めてそんな話を聞いた!」

「はしゃぎ過ぎ。それにモカに聞いたらダメだから」

「なんで?」

「ウサギはもういない。ある日突然、消えたの」
29名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)14:21:32.002 ID:W14()

「消えた?それって引っ越したとか?」

「わからない。でもモカはそう言ってた」

『ウサギが消えちゃった、どうしよう!?』

「知らなかった…なら私達も手伝わないと」

「無理。それはモカが嫌がる。聞いたけど写真すら見せてくれない」

「そこまでになると逆に見てみたい…よね?」

「…」

「蘭も見たいよね」

「少しは…見たいかな」

「じゃ、見に行こう!」
30名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)20:11:06.888 ID:W14()

「ひーちゃんでもそれはダメ」

「お願い、私も探すの手伝うよ?」

「ひーちゃんはウサギの事知らないから探せないもん」

「なら教えてくれてもいいよね」

「…ダメ」

「蘭も何か言ってよぉ」

「私はモカの力になりたい」

「私もモカの力になりたいの!」

「……もう、そんな事言われたら断れないじゃん。ちょっと待ってて、アルバム取ってくる」

五分後

「これが私とウサギのアルバム」

「へぇ…あれ、この人見たことあるよ」

「え、何処で?」

「ライブスタジオの面接に来てた気がするんだけど…気のせい?」
31名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)21:13:39.683 ID:W14()

バンドリキャラ

↓1
32【68】 :2018/10/21(日)21:54:22.873 ID:alT
こころ
33名無しさん@おーぷん :2018/10/22(月)23:06:45.502 ID:q4L()

「素敵だわぁ!」

卒業式の帰り道が公園でネコを観察していた。今までの勘から間違いなくたえと同じか別ベクトルでたえと同じ人種なのだとわかる。

だからスルーして帰ることにした。

「貴方もそう思わない?」

バッチリと目が合い反射的に頷いてしまう。

「それにあなたも面白そうな人ね」

猫から興味がこちらに移った。

「私の名前は弦巻こころ!あなたのお名前を教えてくれないかしら?」

山田太郎。偽名を名乗る。

「テストの説明文によくある名前ね!素敵な名前だわ!タロウも卒業式の帰りなのよね?なら私と素敵な事を探しに行きましょう!」

断る暇もなく弦巻こころは僕の手を引いて歩き出した。

「今日は本当に素敵だわぁ!」

僕は一ミリも素敵に思えない日だよ。
34名無しさん@おーぷん :2018/10/24(水)19:38:29.288 ID:bZB()

弦巻こころは嵐のように歩き回った。触れ感じた事を全て教えてくれる。気がつけば夜になろうとしていた。

「タロウ、また会えるかしら」

どうだろう。多分、会えるんじゃないかな。

「約束よ、タロウ。今日はありがとう、私に付き合ってくれて。次会う時もタロウと呼ぶわ」

なんでもいいかな。じゃあね、ココロ。

「ええ、またねタロウ。素敵な一日をありがとう!」
35名無しさん@おーぷん :2018/10/27(土)23:18:45.418 ID:gCz()

入学式。3回目になると新しさも無く、僕は一人で帰っている。

「おにぃさーん!」

振り返るといつぞやの猫の女の子がいた。

「こんにちは!あの猫は元気ですか?」

モカのことか。元気だよ。最近はよくウサギと遊んでる。

「ウサギ?おにいさんは兎もかってるの?」

飼ってる…と言えばかってるかな。たえとモカのキャットファイトを思い出す。

「そうなんだぁ…良かった。あの日におにいさんが拾ってくれて。ずっと心配してたの」

心配かぁ。今度見にくる?

「行く!あ、でもお姉ちゃんが男はオオカミって言ってたから…あぅ」

僕はウサギだから大丈夫だよ。

「オオカミじゃなくてウサギ?ならお兄さんはウニーだ!」

ウサギお兄さんだからウニー?

「うん、そう!」

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