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【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六・五輪目】

1QhFDI08WfRWv:2018/10/06(土)21:41:54 ID:rZl()

※SS速報Rにて投稿していましたが
 長らく停止中のため、こちらへの移転となります


このスレは安価で

乃木若葉の章
鷲尾須美の章
結城友奈の章
  楠芽吹の章
―勇者の章―

を遊ぶゲーム形式なスレです

wiki→【http://www46.atwiki.jp/anka_yuyuyu/】  不定期更新 ※前周はこちらに
107QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)17:21:21 ID:GQM()

かわいらしい怒鳴り声が病室に響いたが、

誰一人として心配せず見に来ないのは、

本当に他愛もないことだとわかっているからだろう

頬を染めた園子は天乃から目を逸らしていて

心なしか、距離が開いているように感じた

園子「真剣な話っていうから昨日の……絶対わざとだった」

天乃「そんなことないわよ。銀のことはまじめな話だもの」

それに。と

小さくこぼした天乃は困った表情を浮かべる

天乃「私、きっと鉄男くんに嫌われたままだから」

というのも天乃は結局、銀の弟である鉄男との喧嘩別れをしっかりと解消できてはいない

それもあって、

栄誉ある死というものを受け入れることのできなかった鉄男のために、

英霊たちが眠る場所とは別に作られた墓に赴くことは難しいのだ

園子「……でも、きっと難しいことを言ったって分かってるとは思うんよ。だから会えば……」

そこまで言った園子は、

ついさっきまでの発言を取り消すように「ううん」と否定する

園子「会うのはダメなんよ」

天乃「だからそう――」

園子「天さんが考えているのとは全く違う理由で」
108QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)18:13:58 ID:GQM()

園子「鉄男くんは大赦に対して、お役目、名誉。そういうところで良い印象がないんよ」

痛みを伴う表情で園子は言う

かつて、銀の葬式が行われた時の出来事だ

銀の死がお役目―勇者としての戦い―によるものだとして

名誉であると、英霊であるとした周囲に対し、彼はそれを否定した

幼かったからではなく、

それが間違っていると感じたから

鉄男にとって、銀はとても大切な存在だったからだ

その彼が、二年たった今神樹様を深く信仰しているとは考えられないし

ましてや、大赦のことを快く思っているわけがない

そこに属していた天乃が、最後に見たころと酷く変わっていたらどう思うだろうか

その理由をもしも知っていたら、どんな反応をするだろうか

園子「……結構、天さんのこと好きだったんよ」

頼れる姉として、楽しい姉として、優しい姉として

もちろん、銀も優しく楽しく頼れる人で、天乃以上の存在ではあっただろうが

家族以外として、彼にはそんな思いがあったことだろう

園子は首を横に振ると、小さく息を吐く

園子「理由は分かっていないにしても、天さんはあのお墓には行けないって考えてた」

天乃「そう……ね」

園子「つまり、大赦の所有する英霊墓地。そこに天さんは行きたいってことだよね?」
109QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)18:59:57 ID:GQM()

園子「それは……かなり難しいと思うんよ」

天乃「だから、まじめな話なのよ」

園子「…………」

忘れようとしていたのをを掘り返されたからか、

園子は少しだけむっとした表情を見せると、病室の出入り口を一瞥する

英霊墓地とはつまり、かつての英霊たちの名が刻まれた石碑のある場所だ

二年前園子たちが守るべき場所としていた瀬戸大橋そのすぐ近く

しかし、そこに久遠家……

正しく言えば、久遠家の力を持つ人間の立ち入りは原則禁じられている

大赦にとっては穢らわしいというべき力が英霊たちを蝕むことを避けることを目的とされており

基本的に、別途用意されたなんの儀式的意味も存在していない場所や、

銀の墓が用意されている通常の墓地にしかいくことは許されていない

それゆえに、園子は難色を示しているのだ

大赦に要求して、それが通る可能性は極めて低い

連れ出すのが味方である瞳だとしても、

たどり着くまでの妨害、あるいは拒絶は神樹様の種を奪いに行く時以上だろう

むしろ、それがあったからこそより警戒されていてもおかしくはない
110QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)19:20:48 ID:GQM()

園子「乃木家の力を使ったとしても……きっと」

天乃「大赦の偉い人が許してくれないのよね? 直談判とかできないかしら」

園子「会うこと自体難しいと思う」

もしもそれが叶ったとしても。と

園子はわずかに言いかけた口をつぐむと、

天乃の問いかけるような表情をじっと見つめて、目を逸らす

そんな迷っているのだとわかりやすい園子の態度に

天乃は問うべきか否かを天秤にかけて、後者を即断する

悩まなければならない案件ならば、無理強いはできないと思ったからだ

しかし、園子はそらし、迷わせた瞳を天乃へとむけて

園子「……そもそも、久遠家の力を持つ人間を立ち入らせないようにと決めたのは久遠家なんよ」

天乃「えっ」

園子「そして、その代わり大赦は久遠の力を持つ者を出来得る範囲で保護することを目的として、代々の偉い人の中に久遠家がいる」

聞き覚えはある。だが、

いろいろとありすぎて流れてしまったか

それとも、消えた家族の記憶の中のものなのか

園子の話す内容に追いつくことができない天乃は困惑した声を漏らす

園子「それだけ、霊的・神的信仰に重きを置いてきたってことなんよ」

それも今となっては、天乃達の暴挙も含めたいろいろな要因から壊れ始めているのだが。
111QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)19:29:48 ID:GQM()

園子「……ミノさんの誕生日だし、いろいろな報告も含めて私は行きたい」

だから。と、

園子は悩みのない力強い瞳を天乃へとむけた

それは、天乃さえよければ全力で要請しよう、抗議しよう

そんな気持ちが表れているのだとわかった

それがたとえ、今後の乃木家の運命を大きく左右するものであろうとだ

園子「多分、今は天さんのお祖母ちゃんがその位置にいると思うし、話すとしたらその人になると思う」

天乃「お祖母ちゃん……?」

家族構成は知っているつもりだったが

両親と兄と姉位のものだと思っていた天乃は、思わず驚いた声で問い返すように呟く

園子「私も一度だけあったことはあるけどすごく厳しい人なんよ」

自分にも、他人にも。

決して甘やかそうとはしないような人だと園子は語る

園子「どう? 天さん、会えるのなら、会いたい?」


1、会いたい
2、やめておく
3、考えさせて
4、そこまで必要なら……鉄男くんにあう危険性はあるけど普通のお墓に行きましょ

↓2
112【79】 :2018/10/14(日)19:33:08 ID:90w
4
113【65】 :2018/10/14(日)19:34:45 ID:90w
1
114【76】 :2018/10/14(日)19:35:19 ID:ECV

115QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)20:37:41 ID:GQM()

天乃「そうね、できるのなら会いたいわ」

自分の身内であるということもそうだが、

大赦の上席に座する者ならば、巫女あるいは勇者を犠牲にした奉火祭についての権限もあるということで

そして、それ以外の人々を歩ませる道筋を組み立てる立場にあるということでもある

つまり、話し合いができれば可能性が生まれるのだ

誰も犠牲にしなくてすむかもしれない選択

最良ではないが、良ではあるかもしれない選択

天乃「……銀のこともそうだけれど、おまけが得られそうだからね」

園子「簡単じゃない。もしかしたら久遠さんが傷つくようなことかもしれない。それでも?」

二年前、まだ馴染み切れていなかった頃の呼び名

そして、最も大切な話をするべきに扱う口調

園子は最大限の牽制を含んだ表情で問いかけると

天乃の変わらない瞳を確認して、頷く

園子「望み通りに行かなくても、がっかりしないでほしいんよ」

天乃「園子が頑張ってくれることは分かっているもの。それでだめなら、それだけのこと」

相当難しいというのは脅しでも何でもないのだろう

不安を隠しきれない園子に天乃が優しく声をかけると

園子はしっかりとうなづいて「頑張る」と言い、

一緒に学校に行く予定だった夏凜達へと欠席することを告げた
116QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)21:06:19 ID:GQM()

√ 11月10日目 昼(病院) ※水曜日

01~10 千景
11~20 
21~30 
31~40 若葉
41~50 
51~60 
61~70 大赦
71~80 
81~90 九尾
91~00 

↓1のコンマ(名前欄)

※ 名前欄に【!random】と入力してください
117【22】 :2018/10/14(日)21:07:40 ID:ECV
えい
118QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)21:24:06 ID:GQM()

√ 11月10日目 昼(病院) ※水曜日

気が付けば、昼時

日の光が消えうせた空から絶え間なく落ちてくる雫は景色を歪ませて、

それをぬぐい、歪ませてを繰り返す

天乃「……大丈夫かしら」

園子は直接大赦に向かった

勇者である園子を害するようなものはいないと信じたいが

神樹様の種を奪うといったとんでもないことをした今

勇者という肩書が大赦に通用するかどうかは微妙だった

天乃「…………」

大赦の決め事、久遠家の存在

久遠家がいてなお、力を持つ者が忌み嫌われてしまう現状から察するに

どうあがいても救いはないのかもしれない。と

天乃は不安を抱き、息を吐く

天乃「無理は、しなくていいからね」

自分のためなら多少の無理は通してしまいそうな園子の無事を願うように手を合わせながら

天乃は静かに、祈りを呟く

神様にではなく、園子に向かって。
119QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)21:24:53 ID:GQM()


1、勇者と交流(続けて相手選択)
2、精霊と交流(続けて相手選択)
3、大赦との接触を試みる
4、イベント判定
5、ほかに方法がないかを考える

↓2
120【54】 :2018/10/14(日)21:26:36 ID:ECV

121【64】 :2018/10/14(日)21:32:52 ID:90w
4
122QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)22:08:03 ID:GQM()

01~10 大赦
11~20 球子
21~30 歌野
31~40 千景
41~50 九尾
51~60 若葉
61~70 水都
71~80 芽吹
81~90 園子
91~00 九尾

↓1のコンマ(名前欄)

※ 名前欄に【!random】と入力してください
123【28】 :2018/10/14(日)22:15:35 ID:ECV
ほいよ
124QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)22:38:20 ID:GQM()

天乃「?」

窓から外を眺めていた天乃の耳に、コンッという音が届く

目を向けた先、音もなく出てきていたのは歌野だった

歌野「ソーリー、邪魔だった?」

天乃が授かった精霊である稲荷

その稲荷を媒体として出てきた歌野は稲荷の神格の影響でも受けたのか

それとも、もともとそういった少女なのか

無駄に英語を使う

若葉の記憶にある歌野はそんなことはなかったのだから前者の可能性はある

そんなことを考えながら不安をかき消して、微笑む

天乃「別に大丈夫よ。どうかしたの?」

歌野「大したことではないんだけど……少し嫌な予感がしてね」

天乃「嫌な予感?」

歌野「ん~……」

自分で言っておいてあれなんだけど。と

歌野は少し困った苦笑いを浮かべながら頭をかくと、

数瞬、窓の外へと視線を移して息を吐く

歌野「稲荷のパワーっていうか、シックスセンスというか。こう……樹海とか神樹様の力を感じ取ることができなくもなくて」

天乃「……もう持たないの?」

歌野「ドンウォーリー。もうしばらくは平気よ。ただ、凄くリトル。少しでも強い力で介入されたら結界の中に影響が出てもおかしくないわ」
125QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)23:05:13 ID:GQM()

天乃「なら、状況はあまり変わってないのよね?」

歌野「イエス……と言いたいところだけどノーよ」

心の底から残念そうに歌野は首を振る

何も状況が変わっていないのならば

似たようなことを聞いている天乃に再び言う必要はないのだ

ただでさえ、友の身を案じて浮かない表情をしていたのだから。

それでも接触したのは言わなければならないと思ったからだ

ものによっては、見落としてしまいそうなほど小さな種がある

しかし、それも育てばやがて大きなものへと成長していく

だからこそ、些細なことも警戒するべきなのだ

歌野「今までは治っていく力があった。でも、もう治るほどの力がない」

天乃「つまり、削られていく一方で消滅していくってことよね?」

歌野「イエス。それに……神樹様からは何か嫌なものを感じる」

天乃「嫌なもの? 具体的には……」

歌野「ソーリー、ドントアンダスタンド。私にはわからない」

けれど、それは決して悪いものだと一概に言えるようなものではないと歌野は言って

けれど、何か良くないもののように感じると歌野は言う

それを具体的に知る方法はあるだろうか……?


1、それ、藤森さんには聞いてみた?
2、わかったわ。一応警戒してみましょう
3、ちなみに、どんな風に嫌な感じなの?


↓2
126【60】 :2018/10/14(日)23:07:19 ID:90w
3
127【20】 :2018/10/14(日)23:09:52 ID:jcj
1
128QhFDI08WfRWv :2018/10/14(日)23:19:02 ID:GQM()

ではここまでとさせていただきます
明日はできれば21時ころから

これからは基本21時頃で木曜定休、土曜日曜時々休みのような形になるかと思います
129【46】 :2018/10/14(日)23:29:01 ID:ECV

固定休載がある代わりに少し早く開始となるのね、了解した
それにしても大赦と久遠家の因縁って思ってた以上に複雑そうだな
130【73】 :2018/10/14(日)23:47:19 ID:jcj

木曜定休把握
131【60】 :2018/10/15(月)08:14:33 ID:c2y
どうやら元サーバー復活した模様
132【14】 :2018/10/15(月)13:31:24 ID:qlc
ほんとに復活してて笑った
あっけないな
133QhFDI08WfRWv :2018/10/15(月)21:19:47 ID:wUH()

では少しだけ

SS速報Rの方が復帰しておりますが、とりあえず本日はこちらで行い、
問題がなければ明日または、戻る準備を進めて土曜日辺りに戻れればと思います
134【42】 :2018/10/15(月)21:21:28 ID:c2y
了解ッス
135QhFDI08WfRWv :2018/10/15(月)21:27:06 ID:wUH()

天乃「それ、藤森さんには聞いてみた?」

歌野「ええ。でもみーちゃんったら抽象的過ぎてわからないって」

天乃「……そう。やっぱり難しいわね」

歌野から話を聞いて抽象的過ぎてわからないということは

水都は巫女として感じ取れてはいないということになる

あるいは感じてはいるが、感じ方が違うか

そもそも、神樹様から感じられる意思やお告げは抽象的なものであり

それを何とかして解読しているという形だ

嫌な予感はするが、悪いとは言い切れない何か

それだけでは何が行われるのか分からないが

おそらく、天乃たちにとっては良くはないけれど

世界にとって悪とは言い切れない何かかもしれないと天乃は思う

天乃「奉火祭……は違うでしょうね」

歌野「ホワット。どうしてそう言い切れるの?」

不思議そうに問いかけた歌野は

少し考える素振りを見せると、眉をひそめた

歌野「嫌だけど悪ではないっていうなら、奉火祭がマッチしない?」

天乃「奉火祭は天の神に対してのものだからかな」
136QhFDI08WfRWv :2018/10/15(月)21:42:54 ID:wUH()

奉火祭が直接関係あるのは天の神の方であって神樹様ではない

もしも神樹様が自分の領地内に住む少女たちが身を挺して守ろうとしている姿に涙し

そのようなことはさせられるぬと力を発揮するような慈悲深き御心をお持ちであらせられるのならば話は変わるが

残念ながらまだ、そこには至っていないだろう

だから、

奉火祭についての影響ならば嫌でも悪くはないという予感が神樹様から伝わってくるとは考え難い

もちろん、絶対にないとも言い切れないけれど。

天乃「だから、それ以外の何かがあると思うのよ」

歌野「ふむ……例えば?」

天乃「それを聞かれても困るけれど……そうねぇ。例えば大赦と神樹様の間で何か取引が行われている。とか」

歌野「リアリィ?」

天乃「さぁ? ただの推測というか、邪推みたいなものよ」

大赦が何か裏で行動しており、

それによる影響が出ているだとか

大赦にあまりいい印象がないからこその偏見に満ち満ちた適当な考えだ

これならまだ、神樹様の慈悲深き御心のほうが可能性がある

天乃は小さく笑い声をこぼして少しだけ考える

本当のところは分からない

けれど、天乃の中の巫女の力は不穏なものを感じ取ったかのように、

ただの考えすぎという程度で流そうとは思えなかった
137QhFDI08WfRWv :2018/10/15(月)22:24:44 ID:wUH()

天乃「……運が良ければ、大赦の人と話せるかもしれないから聞いてみるわ」

歌野「さっきトークしてたことよね?」

天乃「ええ。そう。だから運が良ければ」

普通に接触できるレベルの人出は、

そこまで深い話を聞くことはできないだろうし、聞いても無駄になる

だが、天乃の祖母が与えられている上の立場ならば、

その部分も詳しく知っていることだろう

あるいは、それを考えたのが祖母である可能性さえ、ある

歌野「でも、久遠さんは平気? グランドマザーなんでしょ?」

天乃「良いのか悪いのか。私には家族の記憶がないから……問い詰め易いわ」

ふざけて笑って見せた天乃の一方で、

歌野は少し悲しそうな表情を浮かべて、頷く

否定したり、余計なことを言ったところで乱すだけだと思ったのかもしれない

歌野「オーケー、それじゃぁそのっち次第ってことね」

天乃「うまくいけばね。正直、かなり厳しいと思うわ」

歌野「グランドマザーも立派なファミリーでしょ? きっと会いに来てくれるわ」

天乃「だといいけど」
138QhFDI08WfRWv :2018/10/15(月)22:35:00 ID:wUH()

さすがに場を荒らしすぎた

大赦の立場を危うくするようなことになったりもしたし、

人類の存亡をかけた神樹様の種を芽吹かせる作戦に割り込み、阻んだ

久遠家が代々守ってきた誓いを無碍にしているようなものなのだから

嫌われているかもしれない、憎まれているかもしれない

好かれているかどうかというよりも、

孫だと思ってもらえているかどうかでさえ、不安に思う

歌野「久遠さん?」

天乃「……あっ、ごめんなさい」

ぽんっと肩をたたかれ、笑う

無意識に考え込んでしまっていたら志井時間はおそらく数秒間

それでも、表情が不安を物語っていたのか、

心配そうに顔を覗き込んでくる歌野に「大丈夫」と声をかけて

天乃は作り笑いを浮かべた
139QhFDI08WfRWv :2018/10/15(月)22:46:34 ID:wUH()

√ 11月10日目 夕(病院) ※水曜日

01~10 〇
11~20 
21~30 九尾
31~40 〇 
41~50
51~60 
61~70 〇
71~80 
81~90 九尾
91~00 

↓1のコンマ(名前欄)

※ 名前欄に【!random】と入力してください
※〇なら大赦
140【84】 :2018/10/15(月)22:48:54 ID:Mdi

141【34】 :2018/10/15(月)22:59:45 ID:csx
きゅーちゃん
142QhFDI08WfRWv :2018/10/15(月)23:02:28 ID:wUH()

では、少し早いですがここまでとさせていただきます
明日もできれば21時ころから
なお、定休日は木曜日ではなく、水曜日です。失礼しました



九尾「あの意地の悪い老いぼれが面会になど来るわけがなかろう」

天乃「知ってるの?」

九尾「言わなかったかや? 主様の祖母は妾とも繋がりのある巫女じゃ」

天乃「……え?」

九尾「あと数年も立たずに死ぬ老いぼれのくせに、大木のように折れぬ面倒な人間じゃぞ」
143【51】 :2018/10/15(月)23:12:46 ID:c2y

水曜日、了解です

久遠さんの祖母が出るのって二作目以来だな
九尾は果たして何を語るのだろうか…
144【7】 :2018/10/15(月)23:18:01 ID:Mdi

久遠さん、自分の家族になかなか会えないな
145【81】 :2018/10/15(月)23:29:04 ID:qlc

まあなんにせよ復活してよかった
やっぱこっちは慣れなかったし
146名無しさん@おーぷん :2018/10/16(火)09:14:06 ID:9Df

お母さんが34歳で祖母が55歳くらいだったっけか
久遠家の母親はめちゃくちゃ若いんだよな…
147QhFDI08WfRWv :2018/10/16(火)21:40:23 ID:ybq()

では、遅くなりましたが少しだけ
148【61】 :2018/10/16(火)21:43:48 ID:inm
よっしゃ
149QhFDI08WfRWv :2018/10/16(火)21:56:02 ID:ybq()

√ 11月10日目 夕(病院) ※水曜日


九尾「また、厄介ごとに首を突っ込もうとしておるのか」

天乃「九尾……」

いつものようにどこからともなく姿を見せた九尾は

これと言って心配した様子もなく、呆れを感じさせる声で言う

天乃が余計なことに首を突っ込むのは―巻き込まれるのは―日常茶飯事だったからかもしれない

人間の女の姿でベッドのふちに腰かけた九尾の長い髪が天乃の手に触れた

九尾「主様の祖母は面会になど応じることはないぞ」

天乃「やっぱり、貴女は知ってるのね」

九尾「当然じゃろう」

体をむしばむ力の持ち主である以上、

九尾が先祖代々の守り神と言うには疑問があるが

それでも、憑いてきていたのは事実で。

歴代の久遠家の人間のことはよく知っているはずなのだ

九尾「反対に、奴は妾を知っておる」

天乃「勇者だったとか?」

九尾「くふふっ、まさか。奴が勇者だったならば二年前が始まりにはなっておらぬよ」
150QhFDI08WfRWv :2018/10/16(火)22:12:52 ID:ybq()

天乃「……それもそうね」

祖母の代から戦いが始まっていたならば、

もっとしっかりと準備が行われていたはずで

それならば、銀が命を落とすようなことにもなることはなかったことだろう

しかし、それならばと天乃は思う

天乃「戦いが始まってもいないのに貴女は姿を見せていたの?」

九尾「奴も力はあったからのう……いや、奴が妾に興味があったからじゃな」

九尾は語りながら懐かしむように天井を見上げると、

天乃の方へと頭だけを動かす

九尾「多少、繋がりはあった」

天乃「勇者としての役目がないのに?」

九尾「勇者としての役目など、久遠家の人間にはそもそもないぞ」

天乃「…………」

九尾「久遠家は神に対する絶対的な力を持っているがゆえに勇者と並んでいるだけで正式には勇者ではない」

それは分かっておるじゃろう? と問いかける九尾をじっと見つめた天乃は

静かに頷いて、目を逸らす

勇者としての力を与える神樹様に対してでさえ、

朽ち果てさせることができる化け物のような力を持っているのだ

仕方がないことだろう
151QhFDI08WfRWv :2018/10/16(火)22:55:13 ID:ybq()

天乃「それならなおさら疑問だわ。どうして繋がりがあるの?」

九尾「久遠家の力を継いだ人間は必ず、妾らのことを聞く。じゃから興味を持ったんじゃ」

天乃「だからって、貴女が必ず姿を見せるわけではないでしょう?」

九尾「いかにも。じゃから言ったであろう? 奴は力があり、なおかつ妾に興味があった」

天乃「昔の私みたいに感知したりできてたってことね?」

天乃の問いに、九尾は頷いて答える

逃げても隠れても祖母は感知できたのだ

それは巫女としての力が強かったからだと九尾は言う

神樹様関連のものから遠く離れていても、神樹様のお告げを受け取ることが可能なくらいには。

九尾「ゆえに、妾は奴をよう知っておる」

そういう九尾の細めた瞳は鋭く

久しく見ていない本来の狐の姿を彷彿とさせるように天乃は感じた

九尾「奴は面倒な女じゃ。主様が孫かどうかなど関係ない。それが必要ならば行い、不要ならば切り捨てる」

誰かの死が世界の存続に必要ならば、その死を甘んじて受け入れる

もちろん、その誰かが自分であってもだ

九尾「そして奴は主様との対話など不要だと切り捨てる」

天乃「…………」


1、貴女なら接触できるんじゃないの?
2、どうして、そうなったの?
3、そう……なら、必要なら奉火祭も行うのね。たとえ、孫の友人や孫自身が犠牲になるとしても
4、今でも、その巫女としての力は残ってるの?

↓2
152【99】 :2018/10/16(火)22:56:46 ID:idq
2
153【67】 :2018/10/16(火)23:00:40 ID:inm
2で
154QhFDI08WfRWv :2018/10/16(火)23:26:55 ID:ybq()

では、ここまでとさせていただきます
明日は予定通り定休日で、明後日はできれば21時頃からとなります


天乃「どうして、そうなったの?」

九尾「確か……不倫されたからじゃな」

天乃「……えっ?」

九尾「不倫されて捨てられ捨てて。結果そんな割り切った考えを持つようになったんじゃ」

九尾「じゃから不倫されそうにない主様なぞ死ねばよいと思っておる」

沙織「出鱈目なこと言いすぎじゃないかな?」
155【83】 :2018/10/16(火)23:31:26 ID:inm

相変わらず久遠家の闇は深いのだろうか…
そのっちは大丈夫かな?
156【77】 :2018/10/17(水)01:42:19 ID:zTN

ある意味久遠さんが不倫して……るってわけじゃないか別に

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【安価でゆゆゆ】久遠天乃は勇者である2nd【十六・五輪目】
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