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【鉄血のオルフェンズ×IS】ミカ「IS学園?」 part2

1名無しさん@おーぷん:2018/05/03(木)07:47:57 ID:ZFW()
【鉄血のオルフェンズ×IS】ミカ「IS学園?」の続きです

時系列は1期最終回と二期初めの1年間の空想の間です
三日月は阿頼耶識に繋げてないと片手片目が使えない状態からIS学園での生活が始まります
2名無しさん@おーぷん :2018/05/03(木)08:28:58 ID:ZFW()
~IS学園(寮)~


ピッピッピッ

ピッ

ジジジジジ ピー

ミカ「おっ、映った」

昭弘『おおっわぁ!? な、なんだこれは……?』

ミカ「アキヒロ? 何してんの?」

昭弘『な、何だ三日月か……』

ミカ「もしかして使い方分からなかった?」

昭弘『そ、そんなわけないだろ! 急でビビっちまっただけだ』

昭弘『それで何の用だ?』

ミカ「あっ、うん。オルガいる?」

昭弘『あー? オルガならまだパソコン? の画面にへばりついてるぞ』

ミカ「そう……」

昭弘『オルガに何か話があるのか?』

ミカ「うん」

昭弘『ならちょっと待ってろ。すぐに呼んでくる』ガタッ

ミカ「昭弘? ………行っちゃった」
3名無しさん@おーぷん :2018/05/05(土)18:45:50 ID:Mo1()
~数分後~

昭弘『わりぃ、またせちまったな。今から通信代わる』

オルガ『よぉ、久しぶりだな。ミカ』

ミカ「オルガ」

オルガ『それで、何の用なんだ?』

ミカ「お礼言っておこうかなって」

オルガ『お礼?』

ミカ「うん。バルバトスに阿頼耶識つけてくれたんでしょう?」

オルガ『あぁ! そのことか!』

ミカ「?」

オルガ『団員の為に団長の俺が……いや、俺達が動かねぇはずねぇよ』

ミカ「そっか」
4名無しさん@おーぷん :2018/05/12(土)09:34:39 ID:Tmv()

ミカ「でも無理しちゃダメだよ?」

オルガ『いや、こんくれぇのことぐらい。無茶でも何でもさせてくれ。ミカにはいっつも先陣切ってもらってんだ。寧ろお礼を言うのはこっちだ』

ミカ「気にしなくていいのに」

ミカ「あっ」

オルガ『何だ?』

ミカ「いや、何でもないよ」

オルガ『? 気になるじゃねぇか』

ミカ(農場……どうなってるかな。多分サクラちゃんがやっといてくれているのかな?)

ミカ「オルガ」

オルガ『あ?』

ミカ「地球って綺麗だね。ここからだと海っていうのが見える」

オルガ『………海?』

ミカ「何か青くて広くて水の地面みたいな……」

オルガ『……そっか』
5名無しさん@おーぷん :2018/05/12(土)09:40:12 ID:Tmv()

ミカ「あと、食べ物も凄いんだ。何かでっかい肉もあってねーーー」

オルガ(ミカ……やっぱりお前は進むべき道を間違えてた。いや、間違えさせたのは俺か)

オルガ(初めてだ。ミカがこんな風に興奮しながら喋ってるの。いつも殺風景な日常しか送ってなかったからか、物珍しいんだろうな。こういう平和で当たり前の平穏が)

オルガ(だからこそ……俺は……)

ミカ「オルガ? どうしたの」

オルガ『何でもねぇ。俺もそろそろ次の仕事が控えてんだ。通信切るぞ』

ミカ「うん。またね」

オルガ『あぁ。ミカもそっちで頑張れよ』

ミカ「うん」

ピッ

ブォン

ミカ「俺も頑張らないと……オルガの為に」
6名無しさん@おーぷん :2018/05/13(日)06:07:14 ID:FkL()

~数時間後~

箒「う~ん」zzz

箒「ん?」 パチッ

箒「ん~」ガサゴソ

箒「あれ? 三日月の奴どこいったんだ」 キョロキョロ

箒「おーい三日月?」

箒「…………」

箒「返事が返ってこないな。どこかに出掛けているのか? こんな朝早く? 授業もあるというのに」

箒「まぁその内出合うだろう。先に朝食でも済ませるか」
7名無しさん@おーぷん :2018/06/01(金)08:43:26 ID:B79
更新されるんだよな?
8名無しさん@おーぷん :2018/07/06(金)10:33:12 ID:X9R()
やっちまったなぁ……
他のまとめサイトから指摘されて気づいたけど
そういやセシリアってイギリス代表だったな
9名無しさん@おーぷん :2018/07/06(金)10:41:36 ID:X9R()

~食堂~

箒「ふぅ……」

箒(本当にどこに行ったんだ?) モグモグ

箒(部屋にいないと思えば、ここにも来てないようだし) ゴクン

箒(もうすぐ授業だって始まる) カチャ パクッ

箒(まぁ、教室であった時に聞けばいいか) モグモグ

箒(うん、そうしよう) ゴクン

箒「…………ん?」

セシリア「お隣……よろしいですか?」

箒「セシリア」

セシリア「ふぅ……」 ガタン

セシリア「あら?」

箒「どうした?」

セシリア「見かけませんわねぇ……今日はどちらに?」

箒「どちらに……ってここにいるだろ」

セシリア「貴方じゃありませんわ。三日月さんのことを聞いているんですの」

箒「あぁ、三日月なら私も見かけてないぞ」

セシリア「見かけてない? 貴方、同室のはずですよね………?」

箒「そうと言われてもなぁ……」
10名無しさん@おーぷん :2018/07/06(金)10:53:15 ID:X9R()

箒「本当に知らないんだ。私だって知りたいくらいにな」

セシリア「全く使えないですわね。貴方って人は……」

箒「なんだ? お前は私と喧嘩しに来たのか?」

セシリア「ご冗談を。貴方と喧嘩するくらいならISの操縦技術でも高める方が時間の有意義ですわ」

箒(何でこいつは朝から喧嘩腰なんだ……)

箒(それにしても……) チラッ

セシリア「?」 カチャ パクッ

箒(朝から随分濃いのを食べてるな……魚のムニエルか……)

箒(……見てるだけで吐き気がしそうだ)

箒(油が濃いなんてものじゃないぞ。何でこいつは平気で食えるんだ……?)

セシリア「どうしましたの? 先程から私の方を見て……」

箒「い、いや。なんでもない」

箒「セ、セシリアは朝から随分豪勢な食事だな」

セシリア「あら? 見た目だけですわよ。祖国の味にはかないませんわ」

箒「そ、そうか」

セシリア「そういう篠ノ之さんは……」

セシリア「…………はぁ?」

箒「何だ?」

セシリア「まぁ、その茶色のスープは知ってますわ。噂に聞くミソスープとかいうやつですわ」

セシリア「その隣はコメを使ったゴハンとかいうやつですわね。その近くに備えてあるのがタクアンですわ!」

箒「そ、そうだな。それがどうしたんだ?」

セシリア「その赤くて丸いのは何ですの?」

箒「えっ?」
11名無しさん@おーぷん :2018/07/06(金)11:06:28 ID:X9R()

セシリア「それですのよ。そのゴハンの上に乗っている赤いやつですわ」

箒「これか?」 ヒョイ

セシリア「そうですわ。変にふにゃふにゃしてて気持ち悪いですわね」

箒「そうか? 梅干しっていうんだけど……」

セシリア「ウメ……ボシ……? 星?」

箒「星じゃない。梅の実を塩漬けにして干したやつだ」

セシリア「ウメ……?」

箒「そこからなのか……」

箒「とりあえず気になるなら食べてみるか?」

セシリア「いいんですの? これでも私、日本食の味にはうるさいですわよ?」

箒「まぁ、水は用意してやる。百聞は一見にしかずだ。ほら」 グイ

セシリア「何故、水を……?」

セシリア「まぁいいでしょう。それでは、いただきますわ」 パクッ
12名無しさん@おーぷん :2018/07/06(金)12:25:42 ID:X9R()

セシリア「あら、以外に歯ごたえが……」 モグモグ

セシリア「!?」

セシリア「ひゃ……」

箒「ひゃ?」

セシリア「ひゃぁぁぁぁ!!」 ガタッ

セシリア「な、なんですのこれは!?」 ゲホッ ゲホッ

セシリア「辛い……? いえ、酸っぱいですわ!」

箒「だろうな。ほら、水だ」 スッ

セシリア「ーーー!!」 ゴクゴク

セシリア「っ……」 プハァ

セシリア「だろうな……じゃありませんわ!! 何ですの!? この食べ物!!」

箒「梅干しだ」

セシリア「そういうことを聞いているんじゃありません!!」

セシリア「どう考えても人の口にするものじゃないと言っているんです!!」

セシリア「大体こんな不味いものを人に進める神経がーーー」 ガミガミ

箒(メシマズ国出身に味のことを言われたくないな)

箒(やっぱりイギリスの味に慣れたら日本食が不味くなるとかあるのか? あるいは単に梅干しが口に合わなかっただけか……)

箒(火星で生まれ育った三日月が美味そうに食ってたんだけどなぁ……)

セシリア「ちょっと聞いてます!?」

箒「三日月が美味そうに食ってたんだけどなぁ……」ボソッ

セシリア「えっ?」

箒「ん?」
13名無しさん@おーぷん :2018/07/06(金)12:31:32 ID:X9R()

セシリア「い、今なんとおっしゃいました?」

箒「な、何だ急に? 何も言ってないぞ」

セシリア「確かに三日月さんの名前が……」

箒「あぁ、三日月もお前と同じこと聞いてきたからな」

箒「食わせてやったんだ。そしたら美味いと言って……」

セシリア「み、三日月さんが先程のアレを……」 ゴクリ

箒(まぁ、食わせたのは沢庵だけどな)

セシリア「凄いですわ。やはり三日月さんは凄いですわ!」

セシリア「こんな不味いものが食べられるなんて!」

箒「不味いかはどうかはさておき、梅干しは健康にもいいからな」

セシリア「そうと決まれば私も早速その梅干しやらを食べて三日月さんと一緒に……!」

箒(何を一緒?)
14名無しさん@おーぷん :2018/07/06(金)12:34:57 ID:X9R()

箒「まぁ自由に妄想を膨らますのは自由だが、そろそろ時間だぞ。早く食べておけよ」

セシリア「はっ!?」

箒「じゃ、先行くからな」 ガタッ

箒「セシリアも遅れるなよ」 カチャカチャ スタスタ

セシリア「ちょ! ちょっと待ってくださいまし~!!」
15名無しさん@おーぷん :2018/07/06(金)12:37:52 ID:X9R()

箒「まぁ自由に妄想を膨らますのは自由だが、そろそろ時間だぞ。早く食べておけよ」 ✕

箒「まぁ妄想を膨らますのは自由だが、そろそろ時間だぞ。早く食べておけよ」 〇


やっちまったなぁ……
しょーもな。つまんねぇミスが多すぎるんじゃこのクソボケカスゥ!
16名無しさん@おーぷん :2018/07/14(土)02:32:34 ID:1xs
読んでるよ
17名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)11:25:21 ID:n3n()
読んでるよ報告ウレシイ……ウレシイ……
18名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)11:26:03 ID:n3n()
~教室~

箒(そろそろ授業が始まる時間だな……)

箒「本当にどこ行ったんだ? アイツ……」

キーンコーンカーンコーン

千冬「起立ッ!」

生徒達「はいっ!」

千冬「礼ッ!」

バッ

千冬「よし、座っていいぞ」

生徒A「見て~今日の千冬様も素敵だわ」 ヒソヒソ

生徒B「えぇ。今日は一段にもまして美しく見えるわ」 ヒソヒソ

生徒C「ね~」 ヒソヒソ

千冬「そこッ! 静かにしないか!!」

生徒ABC「はぁ~い」

千冬「これより各出席を確認する。山田先生」

山田「はい! それでは名前を呼んでいくので元気よく挨拶してください!」ニコッ

山田「それでは────」
19名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)11:26:35 ID:n3n()
箒「………」

箒(結局HRになっても来なかったな)

セシリア(あら? 三日月さんの席が空席に……)

山田「────さん」

箒(風邪か? いや初めから部屋に居なかったし……)

山田「────のさん!」

箒(だとしたら何だ?)

山田「────ののさん!」

箒(うむ……見当もつかん)

箒(HRが終わったら少し探して───)

千冬「篠ノ之!!!」

箒「は、はいっ!」 ビクッ

千冬「──」 クイッ

箒「あっ……」
20名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)11:27:15 ID:n3n()
山田「何で先生を無視するんですかぁ~篠ノ之さん………」 シクシク

箒「いや、あの、それは………」

ジロジロ……ジロジロ

箒(うっ……視線が痛い……)

山田「うぅ……ひっぐ………うぇぇぇん」 シクシク

箒「も、申し訳ありませんでした……」

山田「い、いえ。篠ノ之さんは何も悪くないです……わだしがわるいんですよぉ……やっぱり篠ノ之さんもわだしみたいなのが副担任じゃやる気もおぎないですよね……」 シクシク

箒「い、いえ。そういう訳では……わ、私は好きですよ! 先生のこと!」

山田「……ふぇ?」

箒「そ、そういうことですから……泣き止んで下さい」

山田「あ、あの……今好きって……」

千冬「山田先生。進まないので早く次に」

山田「は、はい! えへへ……えへへへ」
21名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)11:28:23 ID:n3n()

箒(な、何とか乗り切ったー! というかこんなメンタル弱い人だったかこの人?)

山田「そ、それでは気を取り直して────」
22名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)11:28:55 ID:n3n()
~数分後~

山田「三日月・オーガス君」

シーン………

山田「あ、あれ? オーガスくーん……」

シ~ン…………

山田「…………や」

生徒達(や?)

山田「やっばり嫌われでいるんだぁぁぁ~!!!」シクシク

生徒達(えぇぇぇぇぇー!!?)

山田「わだしなんがじゃ駄目なんだ~~!!」シクシク

千冬「……………」ハァ
23名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)11:29:47 ID:n3n()
箒(や、やばいぞ、三日月の奴。千冬さんのあの表情……明らかに皺を寄せている! このままでは千冬さんの……)

セシリア(み、三日月さんはどうしましたの!? あの織斑先生の顔……絶対に怒っていますわ! このままでは織斑先生の……)

箒、セシリア(怒りのボルテージが……!!?)

山田「わだしなんがぁ~~!!!」

千冬「とりあえず落ち着いて下さい、山田先生。三日月・オーガスは今────」

ミカ「呼んだ?」ヒョコ

千冬「────!」ビクッ

千冬「………来たのならさっさと席に付け。三日月」ハァ…

ミカ「? 分かった」 スタスタ ガタン
24名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)11:30:26 ID:n3n()
千冬「よし、席に付いたか。山田先生、出席の確認を続けて下さい」

山田「は、はいぃ……」シクシク

ミカ(……何でマヤちゃんあんなに泣いているんだ……?)

山田「そ、それでは続けます……み、三日月・オーガス君………」

ミカ「? ハイ」

山田「────」パァァァ

箒(眩しい。笑顔が眩しいです先生)

山田「つ、次に○○さん────」
25名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)11:31:19 ID:n3n()
箒「なぁ。何で遅刻なんてしたんだ? 三日月にしては珍しいじゃないか」 ヒソヒソ

ミカ「箒? 何?」

箒「いや、だから遅刻……」

ミカ「あ……そっか。ちゃいむってのが鳴るまでには、ここに入ってなければいけないんだっけ」

箒「そうだが、その理由は何なんだ? 今朝も部屋から突然居なくなったかと思えば、食堂にもいなかったし……」

ミカ「あ~部屋を変えられて……」

箒「部屋を変えられただと!!?」

生徒達「っ!?」 ビクッ

箒「あっ……」

千冬「篠ノ之……また貴様か」

箒「あっ……いや……ちが……」

千冬「いいか篠ノ之。私も無意味に生徒を痛みつける趣味はないのでな…………次は無いぞ」クイッ

箒「は、はい!」

箒(や、やばかった……寿命が早まるとこだった……) ガクブル

箒「そ、それで何で部屋を変えられたんだ?」ヒソヒソ

ミカ「それが、てんこうせい……っていうのが、来るらしくて」

箒「転校生? それが部屋替えと何の意味が………」
26名無しさん@おーぷん :2018/09/15(土)11:31:56 ID:n3n()
千冬「よし、これにてHRは終了する。最後に一つ報告がある」

千冬「入ってこい。デュノア」

シャル「はい!」

千冬「えー紹介する。本日IS学園に転校してきた二人目の男性IS適合者」

シャル「シャルル・デュノアです。皆さん宜しくお願いします」ニコッ
27名無しさん@おーぷん :2018/09/17(月)21:06:39 ID:ZyJ
読んでます
28名無しさん@おーぷん :2018/09/20(木)17:11:11 ID:bd0
続き期待!!
29名無しさん@おーぷん :2018/10/03(水)22:56:52 ID:6q8
止まるんじゃねぇぞ...
30名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)15:55:45 ID:hjf()
もう落ちてるんだよなぁ……当たり前だけど。
とりあえず、更新しとくか
31名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)15:58:10 ID:hjf()

──放課後・職員室


箒「どういうことですか織斑先生! 私、部屋替えをことを何も知らされてな────」

千冬「今日のHRで分かっただろ、デュノアは男だ。当然、男である以上、同じ男である三日月と同じ部屋は当たり前だ」

箒「ですが私と三日月はつい先日まで同室でした! それをいきなり部屋替えだなんて……」

千冬「その件に関しては、はがゆい気持ちにさせてしまったな。すまない。だが、男子生徒が二人いる以上、もうお前と同室にさせとく意味が無いだろう。それとも、他に何か問題でも?」

箒「……っ! ………いいえ、ありません」ギリッ

千冬「であれば、もういいか? 私とて暇な身ではないのでな」

箒「……分かりました。お時間を取らせて頂き申し訳ありませんでした。失礼します」


ガララ………バタンッ!


千冬「…………」

山田「……あのぉ、篠ノ之さん。かなり怒ってましたね……」

千冬「まぁ思春期の間ではよくあることですよ。それよりも山田先生。これを……」パサッ

山田「これは………デュノアくんの……!」

千冬「えぇ、フランス代表候補生、シャルル・デュノアのデータプロフィールですが……どうにも気がかりなことが」
32名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)15:58:52 ID:hjf()


────放課後・廊下


シャル「あのぉ……三日月・オーガスくん……? であってるよね」

ミカ「なに?」

シャル「うわっ! うわわわっ! 本物だ! あの本物の鉄華団の……! 白い悪魔と呼ばれている三日月さんだ!」

ミカ「……?」

シャル「ぼ、僕。実は鉄華団のファンなんです! あのっ! 記事とかよく敏感に読んでて……それで、火星から地球までの移住記録とか些細なことは隅から隅まで……!」

ミカ「ファン?」

シャル「うん! アーヴラウ代表選でクーデリア・藍那・バーンスタインさんの演説に胸を打たれたんだ! それで、それまでの経緯を遡っていたら、革命の乙女を守る騎士。鉄華団だなんて出てきて、そこから本格的に興味を持ち始めたんだ」

ミカ「クーデリア………の演説に?」

シャル「か、カッコイイよね! クーデリア・藍那・バーンスタインさん! エドモントンでの演説も良かったけど、やっぱりドルト2であと、もう一歩って時にギャラルホルンが取り囲んでいて、その時に言った言葉も覚悟が引き締まってて凄くカッコよくて……!」

ミカ「…………」

シャル「時、実はね。密かに思っているだけど……ぼ、僕もクーデリア・藍那・バーンスタインさんのような素敵な女性になれたらなぁ……なんて思ったりして……////」

ミカ「シャルルは男じゃないの?」

シャル「お、男だよ! 勿論……男さ。あは、あはは……」

ミカ「………?」

ミカ(何か……変な奴だな……)
33名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)15:59:36 ID:hjf()

────寮・三日月・シャルル部屋


シャル「へぇ、ここが僕達の部屋なんだね」

ミカ「でもまぁ、気楽にいてよ。先にシャワー入る?」

シャル「あっ、うん。じゃあお先にシャワー借りるね」

ミカ「…………」ジー

シャル「ど、どうしたの三日月くん?」

ミカ「脱がないの?」

シャル「えっ! あっ! 脱ぐよ! 勿論脱ぐ脱ぐ! で、でもぉ……」

ミカ「シャルル?」

シャル「なっ、何でもないよ! 脱ぐから………脱ぐからあっち向いて///」

ミカ(何で……? まぁいいか)

ミカ「分かった」クルリ

シャル「うぅ……///」ドキドキ

ミカ「………」

シャル「……………っ///」ドキドキ

ミカ「……ねぇ、もういい?」

シャル「だ、ダメだよ! まだダメ!」

ミカ(……よく分からないけど地球の男って恥ずかしがり屋なのかな?)
34名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:00:14 ID:hjf()

シャル「そ、それじゃシャワー借りるね」

ミカ「うん」コク

ガチャ……ガッチャン

ミカ「………っとそうだ。今の内にやっとかなきゃ」


スタスタスタ ……ガチャ。バタンッ


シャル「ふんふんふーん♪ ふくふくお~ん♪」

シャル「ふんふんふん………って」バタンッ

シャル(………? 扉が閉まった音だよね? 誰か入ってきたのかな?)

シャル「み、三日月くんー! 誰か来たの?」

シーーン……

シャル「み、三日月くーーん! 三日月くーーーん!!」

シーーン………

シャル「うっ」ブルッ

シャル(な、何だか怖くなってきちゃった……早めに出よっと)

ガチャ……ガッチャン

シャル「三日月くん! さっきから返事しないで何やって………ってあれ? い、いない?」

シャル「どこ行っちゃったんだろう……?」
35名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:00:42 ID:hjf()


────翌朝

シャル「結局、朝になっても戻ってこなかった……」

シャル「本当にどこ行っちゃったんだろう……」

シャル「制服は置いてあるから着替えに戻るだろうし……」チラッ

ガチャ……

シャル「ひっ!」ビクッ

シャル「だ、誰っ!?」チラッ

ミカ「シャルル? 一人で何やって────」

シャル「み、三日月くん!? ど、どうしたの? 何だか凄い汚れている……っていうか油まみれっていうか……」

ミカ「調整してたんだ」

シャル「ちょ、調整?」

ミカ「うん。バルバトスの」

シャル「バ、バルバトスって確か三日月くんが乗っているMSだよね……? それがどうしてIS学園に────」

ミカ「これだよ」スッ

シャル「白い……ミサンガ……?」

ミカ「これが……バルバトスなんだ」
36名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:02:38 ID:hjf()


────更衣室

シャル「まさか入学二日目でいきなりISの操作訓練するなんてね……」

ミカ「そう? 俺は毎日やってるよ」ヌギヌギ

シャル「ま、毎日!?」

ミカ「………?」ヌギヌギ

シャル「あはは……やっぱり鉄華団の務めるだけあって体力は人一倍あるんだね。日頃から暇さえあれば鍛えてるってよく聞くよ」

ミカ「別に……やることがないから仕方なくやってるだけだよ。でも……今はもう昔ほど自由にやれないかな」

シャル「………? そ、そういえば昨日も思ったけど、三日月くんって包帯してるよね? 怪我でもしてるの……?」

ミカ「…………」

シャル「あっ……む、無神経だよね。こういうこと聞くの。ご、ごめんなさい」ペコリ

ミカ「………いや、何か動かなくなったんだ」

シャル「う、動かないって……それでどうやってISを────」

ミカ「でも、バルバトスがあるから大丈夫だよ」

シャル「バルバトスがあるからって………うーん。ちょっと良く分からない……かな。えへへ」

ミカ「ていうか、アンタは着替えなくていいの? もうすぐ訓練始まるよ」

シャル「あっ………あっうん! 僕は遅れそうだから先に行ってて!」

ミカ「………? 分かった」スタスタスタ
37名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:08:59 ID:hjf()

────アリーナ

千冬「それではこれより、ISの操作訓練を行う! 各ペアを組んで始めてくれ」

生徒A「ねぇねぇ~デュノアくんデュノアくん! 私と組もうよ」

生徒B「ダメよっ! デュノアくんとは私がペアになるんだから!」

生徒C「デュノアくんは誰がいいの?」

シャル「あは、あははは……」アセッ

ワチャワチャ ゴチャゴチャ

シャル「そ、そうだ! 三日月くん! 三日月くんと組むよ!」

生徒A「えっ? 三日月くんと? ………それなら仕方ないなぁ」

生徒B「そうね。三日月くんなら男だから逆に安心だね!」

シャル「………という訳なんだけど、いいかな……?」チラッ

ミカ「別に……何でもいいよ」

シャル「何でもって………じゃ、じゃあ始めるよ」
38名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:10:44 ID:hjf()

シャル「ラファール・リヴァイブカスタムII !」ピカーン

キュイーン ガッチャン

ガッチーン

シャル「ふぅ………IS展開完了っと」

ミカ「初めて見るな、それ」

シャル「僕も専用機持ちなんだ、驚いた? って言っても、只のラファール・リヴァイブの改良機だけど……」

ミカ「ふーん………そんじゃバルバトス展開」ピカーン

キュイーン ガッチャン

ガッチーン

ミカ「三日月・オーガス出るよ」ビューン

シャル「うわっ! もう、あんなに空高く……これは負けてられないね!」ビューン

ミカ「…………」ピッ ピッ ピッ

シャル(………あ、あれ? これって……)ジー

シャル「あ、あの三日月くん……肩パーツのそれって打鉄だよね? もしかして、それが昨日言ってた調整ってやつ?」

ミカ「うん。元のはまだ修復しているから別で応用しているんだ」

シャル「別で応用……」

シャル(よく見ると、打鉄だけじゃない。左足部分だってラファール・リヴァイブのユニットパーツだし、繋ぎ合わせのIS? それに背中のアレ……)ジロッ

ミカ「どうしたの………?」

シャル「ううん 何でもないよ!」ニコッ

シャル(アレが……阿頼耶識!)
39名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:11:08 ID:hjf()

シャル「それじゃ行くよ!」ピッ ブォン ガシッ

シャル「喰らえっ!」 ダダダダダダタ

ミカ「ぐっ!」パチンッ! パチンッ!

ミカ(実弾……連射………機関銃か。やっかいだな)

ミカ「────ならっ!」バシューン

シャル「被弾しながら突っ込んでくる!?」

ミカ「これで────」 ブォン

シャル(鈍器……! メイス……! いやどっちでもいい)

シャル「そんな大振りじゃ当たらないよ!」サッ

ミカ「避けた………?」チッ

シャル「もらった!」カチャ

ミカ「させない!」ガシッ

シャル「なっ!?」

シャル(嘘! ライフルを掴んで無理やり……!)

ミカ「────!」ギチチチチチ

シャル(このままだと力負けする……なら!)スッ

ミカ(武器を離した……?)

シャル「悪いけど、これだけじゃないんだよね!」ピッ ブォン

シャル「喰らえ!!」 バキュン

ミカ「…………」バチンッ

ミカ(……今度はアサルトライフル。けど)

シャル「────!」 バキュン バキュン バキュン

ミカ「あれなら避けられそうだな」 サッ サッ サッ
40名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:11:28 ID:hjf()


シャル(当たらない……!) バキュン バキュン

ミカ「……………」サッ スカッ

シャル(これが阿頼耶識の力? ううん、それとも……)

ミカ「────もらった」ブォン

シャル「きゃっ!」 バキッ!

シャル(三日月くん自身の強さ……?)

ミカ「まだ────」ブォン ブォン

シャル「ぐっ!」 バキッ! メリッ

シャル(このままだと……!)

シャル「まだ負けて……たまるかッ!」カチャ バキュン

ミカ「っ!」 バチッ!

ミカ(武器が弾かれた)

シャル(やった! メイスを手放した! 今がチャンスだ!)

シャル「もらったぁぁぁぁぁ!!!」バキュン バキュン

ミカ「なら────」ピッ ブォン

シャル「今度は刀剣!? ぐっ! それでも!!」バキュン バキュン

ミカ「────!!!」ズザァ!

シャル「────!!!」 カチャ

シャル(隙だらけ、近距離、油断!)

シャル「終わりだよ!」

ミカ「アンタの方だよ」ザシュ
41名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:11:48 ID:hjf()

シャル「なっ………!?」 バチッ!

シャル(ライフルの銃口に剣先を差し込んだ……!?)

シャル「きゃっ!」 ドカーン

ミカ「………どうする? まだ続けるなら相手になるけど」 チャキ

シャル(あんな芸当……普通なら無理だよぉ……)

シャル「降参! 降参します!」

ミカ「よっか……じゃあもういいよね」

シャル「う、うん。お疲れ様。三日月くん」
42名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:14:05 ID:hjf()

シャル「な、何か怖かったな。戦ってる時の三日月くん」

シャル「だいたい速すぎるよ。マトモに攻撃を喰らわせたのも最初だけだったし……それに何か装甲硬くない? ていうか分厚いよ。被弾ダメージ入ってるように思えなかったんだけど」ブツブツ

シャル(でもバルバトスの戦闘データを回収できたからいいや♪)

シャル「………っと、きゃっ!」ドンッ!

シャル「いってて……」

千冬「むっ、デュノアか。すまないな、立てるか?」スッ

シャル「あっ、織斑先生」

千冬「何せ考え事をしていてな……いや、貴様には関係ないか。ともかくどうだったアイツは」

シャル「アイツ………というと三日月くんのことですか?」

千冬「そうだ。アイツは強いだろ? 理屈なんかじゃない。ましてやISが強いだけじゃない」

シャル「はい……私も戦っていて何となく分かりました。アレが……常に生死を賭けて戦っている兵士の力」

千冬「そうだ。お前は何かと鉄華団に憧れているが、アレがそうなんだ。三日月だけが特別なんじゃない。アレが生きるか死ぬか……瀬戸際に放り込まれた兵士の戦いだ」

シャル「あれが………」ゴクリッ

千冬「憧れるのは勝手だが……自分もそうであろう必要性は無い」

シャル「えっ………?」

千冬「私が気づいていないとでも思っていたのか。デュノア、何処かで聞いた名だと思えば貴様の父親とセブンスターズは………」

シャル「織斑先生!!!」

千冬「……………」

シャル「その先は心得ています。ですが、私は……私が正しいと思う道を行く。それが例え、お父様を裏切る形となったとしても……!」
43名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:14:30 ID:hjf()


────寮・三日月・シャルル部屋


シャル「み、三日月くん。は、入るよ」

ガチャ バタンッ!

ミカ「遅かったね」モグモグ

シャル「あはは……ちょっと色々あってね。三日月くんは何食べてるの?」

ミカ「ヤシだよ。火星ヤシ。アンタも食う?」スッ

シャル「う、うん。折角だし頂こうかな……」パクッ

シャル「う~~ん。普通のヤシより硬いね」モグモグ

シャル(そもそもヤシ自体硬いけど)

ミカ「そう?」

シャル「ぼ、僕には少し合わないかな……ってどうしたの? 三日月くん」

ミカ「………」

シャル「三日月くん……?」

ミカ「ねぇ、ずっと思ってたけど、何でアンタ男のマネ何かしてるの?」

シャル「えっ………?」ドキッ

シャル「や、やだなー! 男の真似も何も僕は男だよ? 急にどうしたの」

ミカ「でも……」スッ

シャル「えっ? ちょっ! ちか、近いよ////」カァ…

ミカ「…………」スンスン

シャル「ちょっ、 何……? なにして……////」カァ……

ミカ「やっぱりだ」

シャル「ふぇ……?」

ミカ「やっぱりアンタから女の匂いがする」
44名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:14:50 ID:hjf()

シャル「女の匂い……って、そんな……シャ、シャンプーの香りとかそんなんじゃないかな?」

ミカ「多分違うと思う。アトラやクーデリアと同じ匂いしてた」

シャル「で、でも三日月くんの勘違いってこともあるし……」

ミカ「俺、嘘は嫌いだな……」

シャル「────」ビクッ

ミカ「折角仲良くなったのにさぁ……こうやって上っ面だけ誤魔化して本当の事を隠しているの見ると………苛つく」ギロッ

シャル「ひゃ!」ビクビク

ミカ「別にアンタを責めてるわけじゃないよ。けど、こうやって嘘をつかれると悲しい………かな。よく分からないや」

シャル「三日月くん……」






シャル「分かった。全部話すよ。どうせバレてるなら話すだけ話してスッキリしたいしね」
45名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:16:16 ID:hjf()

シャル「君はデュノアの姓に聞き覚えは無い? 自分で言うのもなんだけどさ、ほら、あの有名な『デュノア社』なんだけど……」

ミカ「知らない」

シャル「そっか……ちょっと残念だな。それでね、僕の会社はISの開発、製造、売買を行っているんだ。表向きはそうだったんだ。だから僕のリヴァイブも自社製でね。君のバルバトスより前の、第二世代なんだよ」

ミカ「…………」

シャル「でも、あくまで表向きだった。半年前の事件がきっかけで全部変わってしまったんだ」

ミカ「半年前……?」

シャル「君たちだよ。君たち鉄華団が成しえたことさ。地球ではISに乗れる女性、言わば女が最強だった。その頃はまだMSの有能性は地球には無かったんだよ。だけど、君たち少年兵の活躍により男にも価値は生まれ出す」

シャル「だけど、男ではISに乗れないから、代わりに開発したのがMWやMSを含む兵器さ。僕のお父様も一企業としてそこに目をつけた」

シャル「僕の家系はひょうなことから昔からギャラルホルンと交友関係が当たったんだよ。それもセブンスターズ第一席、ラスタル・エリオンとね」

ミカ「………それで? どうなる」

シャル「とても簡単なことだよ、お父様、『デュノア社』はMSのデータを持っていない。そして『ギャラルホルン』はISのデータを持ってない」

シャル「だから、彼等はお互いに提供し合ったんだ。ISの製造データとMSの製造データをね。男に需要が生まれ始めた途端、狙ったかのようなタイミングでお父様はラスタル・エリオンにコンタクトを取り始め、そして見事成功する」
46名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:17:29 ID:hjf()

シャル「ラスタル・エリオンも恐らく『デュノア』の名関係とISのデータが欲しかったんだろうね。今では『デュノア社』は表向きではISを世界に販売し、 裏ではMSをアリアンロッド艦隊に引き渡しお金を設けている」

ミカ「……………」

シャル「でも、それじゃ只の金儲けで意味が無いからお父様の目的は別にあった。お父様はISとMSの技術を組み合わせた新兵器の開発。男女共々乗れる新しい兵器を生み出し、世界で唯一のブレンドを得ようと考えていたのさ」

シャル「そして、お父様はラスタル・エリオンと契約を結ぶ際、見事この作戦が成功したら、僕のことを『デュノア社』跡取りとしてセブンスターズと交友関係を保つ為に結婚させるつもりだった」

シャル「僕は……僕は怖かった。結婚もそうだけど、何より自分の父親が平気で兵器を開発していることに。まるで世界を乗っ取ろうとしているその考えに」

ミカ「……シャルルはさ……嫌なの?」

シャル「嫌に決まってるよ。その新兵器とやらが完成すれば、きっと何処かでもっと多くの犠牲者が出てしまう」

シャル「女はIS 男はMS……人間は……人は兵器なんかじゃないのにね。だから僕は鉄華団に憧れたんだよ? ただ純粋に生きる為だけに戦うその姿に、自分達は兵器なんかじゃないって戦って証明するその姿に」




シャル「だから僕も戦うんだ。自分の名と自分の父親と」
47名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:19:28 ID:hjf()

────翌朝

シャル「んっ………んん………」

シャル「ふわぁぁ………おはよう三日月」

ミカ「おはようシャルル……ていうか何か呼び方かわったね」

シャル「えへへ、秘密の種を明かした関係だからね。"くん"づけの方が良かった?」

ミカ「どっちだっていいよ。そんなの」

シャル「なら三日月って呼ぶね! それから僕のことは"シャルル"じゃなくて"シャル"って呼んでよ。本当の名前はシャルロット・デュノアだからね」

ミカ「分かった」

シャル「むっ……本当に分かったの? 適当に返事してない?」ジー

ミカ「……してないよ。めんどくさいなぁ」ボソッ

シャル「今めんどくさいって言ったでしょ。ちゃんと聞こえてるんだからね!」ジロッ

ミカ「……………そんなことどうだっていいだろ。それより、先に行くからねシャル」

シャル「あっー! そんなこと! そんなことって言った! もう許さない…………って待ってよ~!」
48名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:20:58 ID:hjf()

────教室

セシリア「あら三日月さん。おはようございますわ。本日もご機嫌麗しゅうですわね」

ミカ「うるわ……なに?」

セシリア「………何でもないですわ」 ゴホン

セシリア(………三日月さん!三日月さん!三日月さん!ミカわぁああああああああああああああああああああああん!!!
あぁああああ…ああ…あっあっー!あぁああああああ!!!三日月三日月三日月ぅううぁわぁああああ!!! )

セシリア(あぁクンカクンカ!クンカクンカ!スーハースーハー!スーハースーハー!いい匂いですわぁ…くんくん
んはぁっ!三日月・オーガスきゅんの癖の強い黒髪をクンカクンカしたいですわ!クンカクンカ!あぁあ!!
間違えた!モフモフしたいですわ!モフモフ!モフモフ!髪髪モフモフ!カリカリモフモフ…きゅんきゅんきゅい!!)

セシリア(クラス代表戦の三日月きゅん怖かったよぅ!!あぁぁああ…あああ…あっあぁああああ!!ふぁぁあああんんっ!!
早速シャルルさんと仲良くなれて良かったね三日月きゅん!あぁあああああ!かわいい!三日月きゅん!かわいい!あっああぁああ!)
49名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:22:30 ID:hjf()


セシリア(また阿頼耶識で手足動かせて良かった…いやぁああああああ!!!にゃああああああああん!!ぎゃああああああああ!!
ぐあああああああああああ!!! よく考えたら三日月きゅん、ずっとIS学園にいる訳じゃない!!!
三日月き ゅ ん は 正式な生徒 じ ゃ な い?)

セシリア(にゃあああああああああああああん!!うぁああああああああああ!!
そんなぁああああああ!!いやぁぁぁあああああああああ!!はぁああああああん!!メイスすぅうううう!! )

セシリア(この!ちきしょー!やめてやる!!IS学園なんかやめ…て…え!?見…てる?目の前の三日月きゅんが私を見てるのですの?
あのカリカリモフモフの三日月きゅんが私を見てますわ!三日月きゅんが私を見てる!眼球から通して映る三日月きゅんが私を見てますわ!!)

セシリア(三日月きゅんが私に話しかけてますわ!!!よかった…世の中まだまだ捨てたモンじゃないんだねっ!
いやっほぉおおおおおおお!!!私には三日月きゅんがいる!!やりましたわブルー・ティアーズ!!ひとりでできるもん!!!)
50名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:23:12 ID:hjf()


セシリア(あ、三日月きゅああああああああああああああん!!いやぁあああああああああああああああ!!!!
あっあんああっああんあぁあ!!め、メイス!!300mm滑腔砲ああああああ!!!パイルアンカーぁあああ!!
ううっうぅうう!!私の想いよ三日月きゅんへ届け!!鉄華団の三日月きゅんへ届け!)

シーーーン

セシリア「…………はっ!」

生徒達「じっー」

箒「じっー」

シャル「じっー」

ミカ「セ、セシリア……? 今日なんか変だよ?」タジッ


全員(あ、あの三日月(くん)が引いている……!?)


ミカ(気持ち悪い………)
51名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:24:44 ID:hjf()

ガララ………ガタッ

スタスタスタ

千冬「これよりHRを………って何だこの静まり返った空気は……」

セシリア「うぅ………」モジモジ

生徒達「じっー」

千冬「………? まぁいい。この間に引き続き、またもや転入生がこの1組に入ることになった。こい、ボーデヴィッヒ」

ラウラ「ハッ! 教官!」スタスタスタ

千冬「この学園内では織斑先生と言え。立場上、私とお前は教師と生徒ってことを忘れるな」

ラウラ「YAー!」ビシッ

千冬「それでは紹介する。ドイツ代表候補生、ラウラ・ボーデヴィッヒだ」

ラウラ「フン……最初に言っておく。貴様と馴れ合う気もつるむ気も無い。私の目的はただ一つ」スタスタスタ

箒(何だ……? 三日月の席の前に立って何を………)

ラウラ「火星ネズミ。貴様を排除しに来たのだッ!!」ブンッ

箒「(ビンタ!?) 三日月!!」ガタッ

ガシッ

ラウラ「……なっ!?」

ミカ「これは………なに?」ギュゥゥゥゥ

ラウラ「くっ! は、離せ!」グイ グイ

ミカ「こ れ は な に ?」ギュゥゥゥゥ

ラウラ「ぅ………ぁ………ぃ!」ギチチチチチ
52名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:25:43 ID:hjf()

千冬「やめんか馬鹿者」

ゴンッ!

ミカ「あいて」

千冬「お前の腕力だとボーデヴィッヒの手首がへし折られかねん。離してやれ、三日月」

ミカ「………分かったよ。チフユちゃん」パッ

ラウラ「うぅ………貴様よくも!」キッ

ミカ「は?」ギロッ

ラウラ「っ!」ビクッ

千冬「辞めろと言ったはずだ、ボーデヴィッヒ。貴様が最初に仕掛けておいて何だそのザマは。涙を目に浮かべるくらいなら最初からするなっ!」

ラウラ「し、しかし教官!」

千冬「ここでは織斑先生と呼べと言っているだろ。何度も言わせるな。席につけ」

ラウラ「くっ……や、YA」

ラウラ(クソッ! ヒューマンデブリ如きがッ!!) ギロッ

ミカ「…………?」
53名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:25:54 ID:hjf()

────昼・食堂

シャル「い、いきなりビックリしたね。あのラウラって人、三日月のことブツんだもん」

箒「でも、そこは流石の三日月と言ったところか、受け止めては相手を牽制してたな」

シャル「そうだね~ 僕もちょっと怖かったなぁ……」

箒(ちょっとか……?)

箒「……まぁそうだな。本気で折りに来てたし……」チラッ

三日月「…………?」モグモグ カチャ モグモグ

箒(躊躇い、躊躇なく本気で折るつもりだった………いきなりビンタされたとはいえ、そこまでやるか? 普通)

箒「っと、そう言えば今日はセシリアや2組のセカンドがいないな」キョロキョロ


ドドドドドドドドド


箒「いつもなら三日月にベッタリな癖に………ん?」


生徒「たたたたいへーん! 大変だよ三日月くん! 今すぐアリーナに来て!」ハァハァ


箒・シャル・三日月「???」
54名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:29:49 ID:hjf()

────アリーナ

ラウラ「フンッ……専用機持ちといっても所詮この程度か」

セシリア「うぅ………」ボロッ

鈴「くっ…………」ボロッ

ラウラ「全く国の代表候補生が聞いて呆れる。たかが知れてるとはこの事か」

鈴「………アンタ、好き放題言わしておけば!!」ダッ!!

セシリア「ダメですわ鈴さん!!」

ラウラ「フンッ」ガシッ

鈴「あうっ………!」

ラウラ「どうだ? いくらISを展開しているとはいえ、首を絞められると苦しいだろう?」 ギュゥゥゥゥ

鈴「かはっ!」

ラウラ「ハハハッ! どうした、どうしたぁ! もっと抵抗してみせろ!」ギュゥゥゥゥ

鈴「ぅ……ぁ………!」

鈴(い、息が………苦しい………っ!)

セシリア「鈴さん!!」

ラウラ「つまらん……つまらんな。このまま一思いに………」


バキューーーン


ラウラ「っ!」バチンッ!

ラウラ「誰だ!?」クルリ
55名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:30:23 ID:hjf()

ミカ「…………」

セシリア「アレは……バルバトス! 三日月さん!」

鈴「来るのが遅いのよ………けほっ」

ラウラ「フンッ 馬鹿め! 自らやられに────」

ミカ「何を…………」

ラウラ「ん?」

ミカ「何を……………やっているッ!!!」


ゾクッ


箒(み、三日月が本気で怒っている……?)ビクビク

シャル(さ、殺気が強すぎて……怖いよぉ……)ビクビク




ラウラ「日本にはこういう言葉があるらしいな。飛んで火に入る夏の虫、だったか」

ミカ「……は?」

ラウラ「よくも教官の手を煩わせてくれたな宇宙のゴミめが。私が直々に粛清してやる。覚悟しろ!」

ミカ「お前………消えろよ」
56名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:30:41 ID:hjf()

ラウラ「ハァァァァ!!」ブォン

ミカ「…………」ガキンッ!

ラウラ「フッ!」ブォン ブォン

ミカ「…………!」ガキンッ! ガキンッ!


ブォン

ガキンッ!

バチッ!

バシッ!


ラウラ「なるほど、そこの虫けら2匹に比べたらマシな方か。だが、それも阿頼耶識あっての力。貴様本来の力などたかが知れてるっ!!」

ラウラ「イケっ!」シュルルルルル

ミカ(黒い、ヒモ、四つ、追いかけてくる)

ミカ(けど、関係ないか) バシューン

ラウラ「フハハハ! どうした! どうした! 逃げてばかりとは……兵士の風上にも置けぬなぁ!!」

ミカ「ゴチャゴチャ五月蝿いよ」 バシューン

ラウラ「っ! 突っ込んでくる気か……! それなら……!」
57名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:31:12 ID:hjf()

ガタッ キュイイイイン

ラウラ「とっておきだ。電磁砲でも喰らわせてやるッ!」 ダァン!!

ミカ「っ!」


ドカーーン


箒「三日月!」

シャル「三日月!?」



ラウラ「フフフ………フハハハ!!! 直撃は避けられなかったようだなぁ!! フハハハハハフハハハハハ!!!」





ミカ「だからなに?」バシューン

ラウラ「なに!?」

ミカ「────潰れろ」ブォン

ラウラ「ぐあっ!?」バキッ!

ラウラ「な、何故だ!? あの攻撃を喰らって只で済むはずが……!」

ミカ「あんなの……二人が受けた痛みに比べれば、どうってことないよ」ブォン

ラウラ「ぐっ!」バキッ!
58名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:31:36 ID:hjf()

ラウラ(ま、不味い! このままでは)

ラウラ「クソッ!」バシューン

ミカ「逃がすわけないだろ」バシューン

ラウラ「なっ!?」

ミカ「────!!!」ブォン

ラウラ「あがっ!」メリッ

ミカ「────!!!」ブォン

ラウラ「ひぎっ! わ、私は誇り高きドイツの軍人……!」パキンッ!

ミカ「────!!!」ブォン

ラウラ「ぎゅ! な、なのに、どうして火星ネズミ何かに……!」バチッ!

ミカ「────!!!」ブォン

ラウラ「ごほっ! ゲホッ! 私は……私は教官の元で鍛えられた……誇り高き……!!」 パリン

ピーピーピーピー

ラウラ(あ、ISの絶対防御が……!)

ミカ「────!!!」ブォン

ラウラ「ぐぁぁぁぁ!!!」

ヒュゥゥゥゥゥ

ラウラ(つ、墜落する!)

ドカーーン
59名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:32:19 ID:hjf()

ラウラ「わ…………たしは………誇り高き…………ドイツの………」ボロッ

ミカ「もういいよ、喋らなくて」

ラウラ「あ…………きょう…………かん………」

ミカ「アンタが誰かなんてどうだっていい。アンタが二人を傷つけたことに代わりはないんだろ?」

ラウラ「たす…………けて……………」ウルウル

ミカ「ここでアンタを徹底的にやっとかないと、アンタはまた俺達にちょっかいを出す。なら────」

ラウラ「きょう……………かん…………」ウルウル

ミカ「いや、仮にそうでないとしても────」カチャ

ラウラ(あっ………………きょう…………)

ミカ「────!」ブォ………




『そこまでだッ!! 双方、直ちに武器を捨てろ!』


ミカ「────」ピクッ


『聞こえないのかッ!!! これは命令だッ!!!』


ミカ「この声………チフユちゃん?」

ラウラ「きょう………かん………?」
60名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:34:07 ID:hjf()

────職員室


千冬「よくもやってくれたな貴様ら」ハァ

ミカ・セシリア・鈴・ラウラ「…………」

千冬「三日月・オーガス、ラウラ・ボーデヴィッヒ及び、セシリア・オルコット、鳳鈴音。何か言い残すことは無いか?」

鈴「さ、先に仕掛けて来たのはラウラの方なんです!」

セシリア「そ、そうですわ! 私達を挑発しに最初に仕掛けてきたのがそこのラウラさんですわ!」

千冬「ほう、らしいが、どうなんだボーデヴィッヒ」ギロッ

ラウラ「ビクッ」

ラウラ「きょ、教官……私は………」

千冬「私は………何だ?」

ラウラ「わ、私は………私は………」

千冬「何だと聞いている!! 物事がハッキリ言えないなら口を開くな!!」

ラウラ「きょ、教官……」ウルウル

ミカ「ねぇ、チフユちゃん」

千冬「何だ三日月・オーガス。因みに貴様も重罪だぞ。ISの使用許可も無しに勝手に無断起動させるなど以ての外だ」
61名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:34:48 ID:hjf()

ミカ「俺は……ただ、セシリアと鈴を助けようとして……」

セシリア「そうですわ! 三日月さんは何も悪くありませんわ!」

鈴「そうですよ千冬さん! 三日月は私達の為にISを展開したんですから!」

千冬「助けようとして……? 笑わせるな。なら、ボーデヴィッヒとの戦闘の件はどうなる? 助けるだけなら戦闘にはならないはずだ。二人を抱えてせっせと逃げればいい。仮に戦闘になったとしもボーデヴィッヒを痛みつける理由はどこにあるというのだ?」

セシリア・鈴「「そ、それは………」」

千冬「明らかに私怨が混ざっていた。違うか?」

ミカ「……………」

千冬「何とか言ったらどうだ」

ミカ「………邪魔する奴は全員敵だよ」

千冬「なに………?」ピクッ

ミカ「それに、アンタ達教員がもっと速い段階で止めておけばセシリアと鈴はこうならなかった。放っておいたら、もっと酷い怪我をしてたと思う。俺は仕方なく戦っただけだ」

ラウラ「貴様……ッ! 教官に何て口の利き方を……!」

ミカ「別に責めてるわけじゃないよ。けど、明らかにアンタ達は間に合わなかった」

千冬「……………」
62名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:36:02 ID:hjf()


セシリア「三日月さん………」

鈴「三日月………」

千冬「……言いたいことはそれだけか?」

ミカ「……………」コク

千冬「……貴様の言い分は分かった。確かにこちらにも落ち度はあったようだ。後日、改めて詫びよう。だが、明らかボーデヴィッヒを殺すつもりで痛みつけていた。それについて何か言うべきことがあるんじゃないのか?」

ミカ「それは…………」

千冬「貴様は少年兵だからな。命に対する感覚なんて人それぞれだろうし、中でも命を奪い続けることを仕事にしている貴様は人一倍その感覚が薄いのは分かっている。いや、それがもうないのか、或いは元から無いのか」

ミカ「……………」

千冬「なぁ三日月。私は思うんだが、ここいいる奴らは別に貴様の敵じゃない。貴様と共に学び過ごしていく仲間なんだよ。言うならば一時の家族だ」

ミカ「家族………」

千冬「ラウラだって例外じゃない。勿論、こいつがしたことは許される訳でもない。その為の校則だ。だが、どんな理由があろうとも、貴様のしたことが許されるはずがない」

ミカ「分かってるよ」

千冬「罰は平等に受けてもらう。貴様ら全員、明日までに、この反省文10枚を書いてくるように!」ダンッ!

パラパラ パラパラ

セシリア・鈴「「じゅ、10枚ぃ~~!!?」」
63名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:36:46 ID:hjf()

────寮・三日月・シャルロット部屋


シャル「ま、まさか10枚も反省文、書くなんてね……」アセッ

ミカ「……………」

シャル「な、何か手伝おうか? ほら、片手だとやりにくいでしょ?」

ミカ「別に…………」

シャル「そ、そっか」ショボン

ミカ「…………じゃあさ、教えて欲しいんだ」

シャル「えっ……?」

ミカ「地球の文字、あんまり分からないから教えて欲しい」

シャル「そ、そんなことで良ければいくらでも力になるよ!」ムフー

ミカ「有難う…………ん?」ドドドドドドドドド

シャル「なにこの音? 足音? それも二人?」ドドドドドドドドド

ガチャ!!

鈴「反省文10枚なんて一人で出来るわけないじゃない!! だから一緒にやるわよ!」バーン

セシリア「そうですわ! 是非、一緒にやりましょう! 三日月さん!」バーン

シャル「……バーンじゃないよ、二人とも。何しに来たのさ」

セシリア・鈴「「反省文を書きにきたのよ(ですわ)!!」」

シャル「あっ……うん」

シャル(反省の意味分かってるのかな……?)
64名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:38:18 ID:hjf()

鈴「そう言えば貴方と会うのは初めてね。中国代表候補生の鳳鈴音よ。よろしく」

シャル「僕はフランス代表候補生のシャルル・デュノアだよ。よろしく」

鈴「ところでアンタ、三日月と同室らしいけど……変なことされてないわよね?」ヒソヒソ

シャル「へ、変なことって?」

鈴「そりゃあれよ、あれ。三日月から聞いたんだけどアンタ男装しているらしいじゃない。それでもしかしたらって思って……」ヒソヒソ

シャル「な、何もやましいことなんてやってないよ! ………って今僕のこと男装しているって……?」

セシリア「そうですわ! 三日月さんはホ○じゃありませんわ!いくら殿方ばかりに囲まれている所に居たとはいえ、そんなことは決して有り得ませんわ! 三日月さんはれっきとした女好きの…………って男装? どういうことですの?」



シャル「ちょ、ちょっとどういうこと三日月!?」

ミカ「?」

シャル「? じゃないよ! 何で僕の秘密をバラしているの!!」

鈴「何でって……私が知りたいって言ったら簡単に教えてくれたわよ?」

ミカ「だって鈴は誰にも言わないって言うから……」

セシリア「そ、そのようなこと私初めてお聞きしましたわよ!? どうして私にはお伝えしてくれなかったのですの!?」

ミカ「だってセシリアは何かと口が軽そうだから……」

セシリア「口が軽そう……!」

シャル「そ、そんなことどうでもいいよ! もしも、これが教師にバレたら僕は……!」
65名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:38:55 ID:hjf()

鈴「安心しなさい。言うつもりなんて、さらさら無いわ。ていうか大事なことはまだ何も聞いてないもの」

シャル「えっ?」

鈴「わ、私はただシャルルが女と知って三日月に変なことされてないか気になっただけよ/// それ以上でもそれ以下でもないわっ///」

セシリア「わ、私は初めてお聞きしましたが、どういうことなのか、説明して頂けますの? 勿論、言いふらすつもりなんて毛頭ないですわ」

シャル「そ、そんなの………言えるわけ………」チラッ

三日月「zzZ」スーピー

シャル(ね、寝てるー!!? こんな状況なのに!?)

鈴「それで、どうなのよ。話すの?」ジー

セシリア「話さないのですの?」ジー

シャル「わ、分かったよ。話すよ! 話すから!」



カクカクシカジカ マルマルサンカク





シャル「………ていう訳なんだ」

鈴「……………」

セシリア「………………」
66名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:39:30 ID:hjf()

シャル(うぅ……やっぱり不味かったかな。ずっと無表情なせいか反応が一向に見られないよぉ……)

鈴「…………」

セシリア「……………」

鈴(………何が何だか理解できなかったわ)

セシリア(私もですわ。話が複雑過ぎますのよ。これでは何も分からないですわ)

鈴(ねぇ、アンタどれくらい理解できた?)

セシリア(シャルルさんが結婚しようとしているくらいは……)

鈴(私もそれくらいなら分かったわよ。問題はそこじゃないわよ。セブンスターズってなに? タバコの銘柄?)

セシリア(それは多分違うと思いますが……それよりアリアンロッド艦隊ってなんですの? 蟻の艦隊?)

鈴(それこそ絶対違うわよ!)




シャル(うぅ……二人ともずっと無言だよ……)
67名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:40:13 ID:hjf()

鈴「そ、そんな事情があったのね……! (よく分からないけど)」

セシリア「そ、そうですわ! そんな事情を聞いて、尚更言いふらす気なんて………! (よく分かりませんでしたけど)」

シャル「ほ、ホント? 誰にも言わない?」

鈴「ほ、ホントよ! 本当! 誰にも言わないわ! 約束する! (うっかり女だってことを口を滑らしそうだけど)」

セシリア「私も約束しますわ! (とりあえずシャルルさんは女。シャルルさんは女ですわ。それだけ気をつけておけば……)」

シャル「ふ、二人とも………」ウルウル

シャル「ありがとう!!」ダキッ

鈴「ちょ!? いきなり抱きつくんじゃないわよ///」カァ

セシリア「そ、そうですわ! 私には三日月さんという将来のフィアンセが///」カァ

シャル「うぅぅぅぅ」ギュゥゥゥゥ

鈴「ふにゃ! うわわわわわ///」

セシリア「あぅ………ですわ///」
68名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:43:42 ID:hjf()

シャル「でも鈴はいつから僕のこと女だって知ったの?」

鈴「そのことなんだけど……ほら、アンタって何となく女らしい面してるじゃない? 私が冗談半分で三日月に聞いてみたら本当にそうだった……ってわけで」

シャル「そ、そうだったんだ…………(もう! 三日月のバカッ!)」

鈴「別にアンタを女と知って軽蔑するつもりはないわ。寧ろ、あんなことを聞かされると仕方ないって納得しちゃったじゃない」

シャル「ごめんね、隠してて」

鈴「イイわよ別に。私に迷惑がかかる訳でもないし、それに………」

シャル「それに?」

鈴「な、何でもないわよ! ほら、さっさと反省文書くわよ!」

シャル「えっ、えぇ~!? 僕も書かなきゃいけないの!?」

鈴「当たり前でしょ! アンタの秘密聞いて黙ってあげるんだから、代わりに私の仕事を手伝いなさい! はーやーくー!」

シャル「も、もう……鈴は強引だなぁ……」
69名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:44:16 ID:hjf()

────翌朝・教室

千冬「それでは最後に連絡しておく。来週、生徒ツーペアによる学年対抗戦、つまりタッグマッチを行う。そのことを肝に銘じ、各自訓練を怠るなよ。勿論優勝すれば相応の報酬は与えてやる」


生徒A「タッグマッチだって~ 私どっちと組もうかなぁ~」チラッ

生徒B「ちょっと! シャルルくんは渡さないわよ」

生徒C「へっへ~ん。なら三日月くんは頂きっ!」

生徒D「抜けがけはずるいわよ! ここは平等にジャンケンで────」

ワチャワチャ ゴチャゴチャ

シャル(う、うわぁ……凄い視線を感じるよ……)

ミカ(鬱陶しい………)
70名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:44:49 ID:hjf()

────食堂

箒「そ、それで三日月は誰と組むつもりなんだ? もし、よければ私と………ゴニョゴニョ」

ミカ「……? 何か言った?」

箒「な、何でもないっ! いや、ある!!」

鈴「どっちよ……」

セシリア「さぁさぁさぁ、三日月さん! ここは是非とも私と組みましょう! 近距離攻撃と遠距離攻撃を兼ね備えたバランスの良い素晴らしいコンビと思いませんこと? きっと三日月さんと一緒なら敵無しも当然、優勝も間違いないですわー!」

シャル「むっ……遠距離サポートなら僕もできるよ! ねぇ、三日月。僕と組もうよ! 三日月の動きに合わせられるのは僕だけだよ!」

鈴「何言ってるのよ、セシリア。アンタは私と組むのよ」

セシリア「はっ? ……それは何故ですの?」

鈴(決まってるじゃない。仕返しよ、仕 返 し! あのドイツを徹底的に叩き潰すのよ! このままやられっぱなしじゃ国の名に傷がつくでしょう! アンタはそれでいいの!?) ヒソヒソ

セシリア(で、ですが、折角三日月さんとペアを組むチャンスですのよ!) ヒソヒソ

鈴(ペアなんて操作訓練の時にでもいくらでも組めるじゃない!) ヒソヒソ

セシリア(それを仰るならボーデヴィッヒさんとの再戦なんてそれこそ訓練時でも…………あっ………察し) ヒソヒソ

鈴(そうよ! そうわよ! 私一人だけ2組なのよ! だからなに!? それが悪いことなの!? それがいけないことなの!?) ヒソヒソ

セシリア(た、確かに鈴さんは……え、えぇ! 分かりましたわ! 私達の本当の強さ、ボーデヴィッヒさんに思い知らせて差し上げましょう!) ヒソヒソ
71名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:45:44 ID:hjf()

箒「二人で何コソコソしているんだ?」

鈴「な、何でもないわよ……オホホホホ……」

セシリア「そ、そうですわ! 何でもありませんこと……オホホホホ……」

箒「そ、そうか……」

箒(明らか怪しいと突っ込んだら負けなのか……? これは、そういうことなのか?)

鈴「と、とにかく私はセシリアと組むわ。残念だったわね三日月」

ミカ「別に」

鈴「なっ!? べ、別にって……アンタねぇ~!」

箒(セカンドはセシリアと組むつもりか! なら……!)

箒「三日月! 学園対抗戦は私とペアを………………」






シャル「えっ? 僕と組んでくれるの? う、嬉しいよ! ありがとう、三日月!」

ミカ「面倒臭いからシャルでイイかな……って」




箒「………………( ゚д゚)」ポカーン
72名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:46:59 ID:hjf()

────放課後

シャル「ね、ねぇ。三日月……練習しなくていいの? 対抗戦は来週だよ?」

ミカ「……………」スタスタスタ

シャル「ねぇってば!」タッタッタッ

ミカ「別に俺一人でも何とかなるからいいよ。それよりも……」

シャル(ひ、一人でもって……)

ミカ「今は使えなくなったこいつを何とかしなきゃ」スッ 【ミサンガ】

シャル「そ、それって確かバルバトスだよね? 何か不調でもあるの?」

ミカ「動かなくなったんだ。原因は分からないけど、多分あの人なら知ってるから……」

シャル「あの人……?」
73名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)16:59:03 ID:hjf()

────整備室


のほほん「あれー? ミカくんだ。どうしたの? 珍しいね~こんな所に来るなんて」

ミカ「ちょっとアンタにやってもらいたいことがあるんだ」

シャル(ぜ、全身着ぐるみパジャマ!?)

のほほん「あ~ デュッチーだ~ デュッチーも一緒なんだね~」

シャル「ど、どうも。布仏さん……」

シャル(いくら放課後だからといって自由すぎるよ、その格好……)

のほほん「それで~? やってもらいたいことって何かなぁ?」

ミカ「うん、こいつのことなんだけど……」

ピカーン

キュイイイイン ガチャン


バルバトス「────」ピーピーピー


のほほん「うわ……! めちゃめちゃ損傷が激しいね」

ミカ「それで、直して欲しいんだ。こいつ」

のほほん「それなら任してよ~ 修理だけじゃなくて改良も重ねて今より強くしてあげる。でも………」

ミカ・シャル「「でも?」」

のほほん「多分癖が強くなると思うから初めてがそうだったように、思ったより動かないかもね。阿頼耶識を通じてデータのインプットに時間がかかるだろうと思うからあんまり激しい動きはしちゃダメだよ~ じゃないとエネルギーの減りがハンパないからね。徐々に慣らしていかなきゃ」
74名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:00:13 ID:hjf()

────なんやかんやあって一週間


シャル「ついにこの時がやってきたね」

シャル(相手はあのセシリアと鈴を相手に簡単にあしらっていたドイツ代表候補生……だけど、この一週間で僕達は強くなった!)

シャル(緊張はしている。けど………)

ミカ「? 置いて行くよ?」

シャル「ううん。すぐ行く!」

シャル(何でだろう。三日月と一緒ならどんな奴が相手だって怖くないや!)

シャル「シャルル・デュノア。ラファール・リヴァイブカスタムII。出るよっ!」

ミカ「三日月・オーガス。バルバトス(第5形態)出る」
75名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:01:06 ID:hjf()

────アリーナ


ワーワーワーワー

キャーキャー キャーキャー



ラウラ「フンッ。まさか1回戦の相手が貴様らだったとはな」

箒「うぅ………」

ミカ「あれ……? 箒?」

箒「ご、誤解だ! 抽選で仕方なくペアになってしまった訳で任意で組んだわけじゃ……」

ミカ「まぁ何でもいいよ。やるからには全力で叩き潰す」

箒「うっ………!」ブルッ

箒(ど、どうして私がこんな目に~!)

シャル「頑張ろうね三日月」

ミカ「うん」

箒(む、向こうは何かいい感じだし……どうして私のペアがこいつなんだ……!)

ラウラ「……おい貴様、この私と組むのは勝手だが、くれぐれも足でまといにはなるなよ?」

箒「な、何だと!?」

ラウラ「フンッ……」

ラウラ(正直……認めよう。奴の強さとやらを。どうやらお荷物抱えて相手にするほど楽じゃないらしき。けど……)



ラウラ(私には秘策がある) ニヤリ
76名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:02:00 ID:hjf()

千冬『各機、戦闘準備はいいか?』

シャル「いつでも!」

箒「問題ありません」

ラウラ(ぶちのめしてやる……!)

ミカ「いいよ」


千冬『よし、学園タッグマッチ対抗戦。第1回戦初めッ!!!』



ビーーーー!!



シャル「行くよっ! 作戦通り、まずは散開して────」

箒「ハァァァァ!!」バシューン

シャル(なっ!? 一点集中で突っ込んできた!?)

箒「セェェェェイ!!!」ブンッ!!!


ガキンッ!


ミカ「────っ!」ギチチチチチ

箒「そう簡単にはやらせてくれない……か。なら……!」

77名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:02:33 ID:hjf()

箒「ハァッ!」ザシュ

ミカ「チッ……」パキンッ!


ガキンッ!

ガキンッ!

バキンッ!


箒「そんな重い鈍器で刀の速度に追いつけるはずないだろ! ハァッ!」 ブォン


ガキンッ!


ミカ「そんなこと……誰がキメたの?」ギチチチチチ

箒「くっ!」ギチチチチチ


シャル「三日月!」カチャ ダダダダダダ

箒(散弾!? 不味い! 回避が間に合わな────)

ラウラ「邪魔だッ!」シュルルルルル

箒「なっ!? 何だこの黒いワイヤー!? ぐ、ぐぁぁぁぁ!!!」バキンッ!

シャル(み、味方を……!)

ラウラ「先ずは貴様からだ! 火星ネズミ!!」ブォン

ミカ「またアンタか」ブォン


ガキンッ!


ラウラ「このッ!」ギチチチチチ

ミカ「────!!」ギチチチチチ
78名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:03:24 ID:hjf()

シャル「三日月! 援護を────」カチャ

箒「させんっ!」バシューン

シャル「なっ!?」

シャル(もう戻ってくるなんて……! でも、一対一なら)

箒「ハァァァァ!!」ブンッ!!!

シャル「負けないよ!!」 カチャ


バキンッ!


箒(ライフルを盾に……!?)

シャル「もらった!」ピッ ブォン カチャ

箒(新しいライフルだと!?)

シャル「これでも喰らえっ!!!」 バキューーーン

箒「しまっ────!」


バチンッ バチンッ バチンッ


ピーピーピーピー


箒「くっ! これまでか………」


千冬『篠ノ之箒、打鉄。ダメージオーバーにより、これ以上の戦闘は不能と見なす』
79名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:04:09 ID:hjf()

ラウラ「チッ……約立たずが……!」

ミカ「よそ見している暇なんてあるの?」

ラウラ「くっ! 調子に乗るな!」


ガキンッ!

ガキンッ!

ガキンッ!


ラウラ(っ! 隙ができた……! 今だ!!) ブンッ!!!

ミカ「────!」バチッ!

ラウラ(よし! 奴の胸装甲を貫いた! このまま押し切って────)


バキンッ!


ミカ「捕まえた……!」ググググ

ラウラ「なっ!? パージしただと!? まさか、反応装甲か!?」

ミカ「パターンが分かれば対策くらいするよ」

ミカ(着ぐるみの人がね)
80名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:05:16 ID:hjf()

ラウラ「いつまでも調子に────」

シャル「お待たせ三日月! 援護するよ!」 バキュン バキュン

ラウラ「ぐっ!」バチンッ

ラウラ「今度はフランスか! おのれ……!」

シャル「二人で一気に決めるよ!」バシューン

ミカ「了解」バシューン


バキュン! バキュン!

ブォン!

バキッ!

バヂッ!


ラウラ「クソッ!」

ラウラ(エネルギーゲージは残り僅か……)

ラウラ(私はまだ……こんな所で負けるつもりは………!!)
81名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:07:57 ID:hjf()

────回想

ラウラ『無理です! 無抵抗の民間人を皆殺しになんて出来ません!』

上官『これは戦争だッ! 生きるか死ぬかの二択しかないのだぞ!!!』

ラウラ『し、しかし!』

上官『たかが、一兵が文句を立てるな! ゴミめが! 貴様らのようなデブリを誰が有効に活用してやってると思っているんだ!!!』



ラウラ(そうだ……私はこいつと同じ元ヒューマン・デブリだった……何度も何度も売られ買われ……その度に戦争で人を殺し続け……殺さなきゃ殺される世界に立っていた)



千冬『ほう、貴様がヒューマン・デブリとやらか』

ラウラ『……………』

千冬『背中の火傷……そうか、阿頼耶識の手術に失敗したのか』

ラウラ『……………』

千冬『幸い女であるからして男共に弄ばれて来たのだろう。地球ではISを活用できる存在だから、兵器として生かされていると……そんな所か』

ラウラ『…………っ!』

千冬『安心しろ。このドイツ軍・シュヴァルツェ・ハーゼでは貴様を兵器ではなく一人の人間として鍛えてやろう』



ラウラ(この世界に絶望していた時………地球で教官と出会った)



ラウラ『ハッ! フッ!』

千冬『そうだ。中々筋がイイな。この調子で励め』

ラウラ『YAー!』

千冬『…………っとそうだ、実はこの前できたアイスの新店舗があってな。どうせなら貴様もくるか?』



ラウラ(教官は私をヒューマン・デブリとしてではなく、一人の人間として接してくれた。その優しさが何より暖かった)
82名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:11:22 ID:hjf()

千冬『そろそろISの操縦にも慣れてきたころだな。今の貴様ならどの紛争地帯に放り込まれても生き残れるだろう』

ラウラ『全て教官の教えのおかげです!』ビシッ

千冬『そうか……』



ラウラ(地球でも戦場へと駆り立てられた。そして、教官の言った通り………どこが戦場でもどんなに過酷でも私は生き残れた。ISは私を守る私自身だった)



刹那『目標……殲滅確認……制圧完了』

ロックオン『おーおー 今回は流石に骨が折れたぜ。相変わらず数の暴力は恐ろしいねぇ ………って何だ、あのちっこいの』

刹那『アレは……ガンダム? 小さいガンダムか!?』

アレルヤ『違うよ刹那。あれはISって言ってね、地球では女性のみが装着できるパワードスーツのようなものなんだって』ハハッ

刹那『なに……? あれはガンダムでは無い? あれは小さいガンダムではないのか………?』ブツブツ

ロックオン『おいおい、また刹那のガンダム馬鹿が混乱し始めたぞ』

ティエリア『放っておけ。ミッションは既に成功している。私達には関係の無いことだ』

ティエリア(しかしこんな紛争地帯にISが何の用だ? しかもあの機体……ドイツ製のISか。戦争の後始末でもしに来たのか?)
83名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:35:41 ID:hjf()

ラウラ(私は兵器では無く、一人の兵士として戦ってきた。全ては教官に恩を返すために。軍に尽くし、血のにじむような努力をしてきた)


ラウラ(だが………そんなある日のこと……)



千冬『ボーデヴィッヒ。今日で貴様とも別れだ。今までよく訓練に付いてこれたな。賞賛に値する』

ラウラ『な、何故ですか教官! いきなり……そんな……!』

千冬『いきなり………か。実はもうそろそろだと思っていたのだ』

ラウラ『えっ………?』

千冬『半年前、鉄華団という組織がギャラルホルン相手にドンパチやっていたのは知っているな?』

ラウラ『………』コク

千冬『なら話は早いか。ボーデヴィッヒ。貴様も分かるだろう。今となっての少年兵の有能性を』

ラウラ『は、はぁ………』

千冬『他の惑星ではどうか知らんが地球ではISのせいで女>男となっている。だが、そんな時に少年兵の有能性が地球で広まればどうなると思う? 崩壊するんだ。男と女のパワーバランスが』
84名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:38:16 ID:hjf()

千冬『男性はISに乗れない………代わりに訓練を積めばMSには乗れる。まぁそれは女性も同じだが、少年兵の有能性を示した今では圧倒的男性の方が注目を浴びているだろう』

千冬『となれば、勿論地球上にもMSの製造データがいくつか回ってくる。いや、もう回ってきている所もあるかもな。だが、そうなれば、IS学園と同じようにいつしかMSやMW等の操作技術者訓練施設が設置されることは間違いないだろう』

千冬『しかし、ISとMSでは危険度が違う。MSは本物の兵器だ。人の命を簡単に押しつぶすことも可能だ。そんな兵器のパイロットを育てて何になる? 私には戦争の道具にしようとしか考えられない』

千冬『だから私も本気を出さなくてはいけない。地球のパワーバランスを守る為に全てのコネクトを使い、政府と色々掛け合わなくてはならない』

ラウラ『教官…………』

千冬『その為にはまず、IS学園からだ。彼処も何かと絡んでいるからな』
85名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:39:06 ID:hjf()

ラウラ「そうだ………教官はお前達のせいで……私の元を去った……」


ミカ「へぇ……まだ生きてる」


ラウラ「教官は……お前達鉄華団のせいで……関係の無いあと拭いを……!」


ミカ「ごちゃごちゃ五月蝿いよ」ブンッ!!!


ガキンッ!


ミカ「チッ……防いだか」


ラウラ「お前達のせいで………見ず知らずのヒューマン・デブリ達は………!」


ミカ「知らないよ。そんなこと」


ラウラ「………!!! 全部、お前達のせいだァァァァァァァァァッ!!!!」


ァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ

アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!


シャル「なっ!?」

ミカ「…………」
86名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:39:46 ID:hjf()

千冬「っ! ドイツの馬鹿どもめッ!」

山田「お、織斑先生。あれは……!」

千冬「山田先生。今すぐ生徒達に避難指示を!!」

山田「は、はいぃ!」



メタルラウラ「────」 カチャ


セシリア「な、なんですの……?」

鈴「あの姿って……!」


箒(あれは……間違いない。嘗て千冬さんが使っていた唯一無二の第一世代のIS 白騎士!)

箒「どうしてラウラがあのISを……!?」


ピンポンパンポーン


山田『き、緊急事態により学園対抗戦は中止とさせて頂きます。生徒は速やかに観客席から離れて移動を行って下さい! 繰り返します。緊急事態────』


シャル「ど、どうしよう三日月」

ミカ「どうもこうもないよ。来るなら潰す」チャキ
87名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:40:18 ID:hjf()

シャル「どうもこうもって言うけど、三日月のバルバトスはもう────」

ミカ「………?」

ミカ「…………??」カチャ カチャカチャ

ミカ(動かない……?)

シャル「エネルギーの残量切れなんだよ!」

ミカ「残量……切れ?」

シャル「当たり前だよ! 布仏さんにも言われてたでしょ!? あんまり激しい動きはするなって!」

ミカ「あー そう言えばそうだったかも……」

シャル「そう言えば!? 絶対忘れてたよね!?」


メタルラウラ「────!!」バシューン


シャル「わわわ!? く、来るよ!」
88名無しさん@おーぷん :2018/10/21(日)17:40:46 ID:hjf()

セシリア「させませんわ! ブルー・ティアーズ!!」 カシュ

ビット「────!」バキュン

ビット「────!」バキュン


メタルラウラ「────!?」 バチッ!


シャル「セシリア!」

鈴「セシリアだけじゃないわよ! 龍砲!」 ダンッ!


メタルラウラ「────!!!」 ドカンッ!!


シャル「鈴!」

セシリア「ここは私達が時間を稼ぎますわ」

鈴「その間にアンタ達二人は逃げなさい!」


メタルラウラ「────」ピーピーピー ハイジョスル

メタルラウラ「────」チャキ バシューン
89名無しさん@おーぷん :2018/10/22(月)13:32:39 ID:wHg()


セシリア「ふん……馬鹿の一つ覚えのように突っ込んで来ますわね。いいですわ! このスターライトmark.IIの餌食にして上げますわ!」カチャ バキュン バキュン


メタルラウラ「────!」

メタルラウラ「────」サッ サッ


鈴「私の双天牙月の刃を喰らいなさいっ!」 ブォン


メタルラウラ「────」ピーピーピー チャキ

メタルラウラ「────」ブンッ!!!


ガキンッ!


鈴「このッ!」 ブォン

メタルラウラ「────」ブンッ!!!


ガキンッ! ガキンッ!


メタルラウラ「────!!」ブンッ!!!

鈴「きゃ!」 バチンッ

鈴(武器が弾かれ────)

メタルラウラ「────!」ブォォン!!

鈴「きゃぁぁぁぁぁっ!!!」 バチッ!
90名無しさん@おーぷん :2018/10/22(月)13:32:55 ID:wHg()

セシリア「鈴さん!」

セシリア「くっ……! このぉ!!」バキュン バキュン

メタルラウラ「────!」 バシューン

セシリア「なっ!?」

メタルラウラ「────!!」ブンッ!!!

セシリア「きゃぁぁぁ!!」バチッ!


セシリア(な、なんて機動力ですの!? 速すぎますわ!)


メタルラウラ「────!!!」ブンッ!!!


ザシュッ!

ザシュッ!

ザシュッ!

ザシュッ!


セシリア「ああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
91名無しさん@おーぷん :2018/10/22(月)13:33:06 ID:wHg()

シャル「鈴! セシリア! くっ、よくも!!」

シャル「このおおおぉぉぉぉぉぉ!!!」バシューン

メタルラウラ「────!」 ピーピーピー テキセッキン テキセッキン

メタルラウラ「────」ハイジョスル バシューン


シャル「喰らえぇぇぇぇぇ!!!」カチャ ダダダダダダ

メタルラウラ「────!」


バチチチチチチチチ


シャル「全弾命中! これなら────」

メタルラウラ「────」チャキ

シャル「ウソ……効いてな────」


メタルラウラ「────」ハイジョスル ブンッ!!!


ザシュッ! ザシュッ! ザシュッ!


シャル「ぐぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!」
92名無しさん@おーぷん :2018/10/22(月)13:33:39 ID:wHg()

シャル(ま、不味い! エネルギーが一気に……!)

シャル(動きに……追いつけない………!)


メタルラウラ「────!!!」ブンッ!!!


ザシュッ! ザシュッ! ザシュッ!


シャル「がっ…………あ"…………!」


シャル(やられる……っ!)




メタルラウラ「────!」ピーピーピー セッキン セッキン


ヒュン────────ドッ!!!


シャル(えっ? ………なにこれ? 飛んできた……? 槍?)

シャル(違う。これって……メイス…………メイス?)



シャル「三日月!」



ミカ「……………」
93名無しさん@おーぷん :2018/10/22(月)13:34:06 ID:wHg()


ミカ「何とか投げるくらいのエネルギーは残ってたよ」

メタルラウラ「────!」ピーピーピー テキカクニン ハイジョスル


シャル「だ、ダメだよ。逃げて!!」


ミカ「逃げてどうするの?」

シャル「えっ………?」

ミカ「逃げても……何も変わらないよ」

シャル「じゃ、じゃあ僕が戦う! ほら、バルバトスより動けるし、さっきの戦闘でパターンも分かったから! だから……!」

ミカ「それはダメだ」

シャル「な、なんで!?」

ミカ「アンタが戦うくらいなら……俺が戦う」

シャル「そ、そんなこと言ったって動かないもんはしょうがないよ!!」


ミカ「……………うん。でもやらなきゃ」
94名無しさん@おーぷん :2018/10/22(月)13:34:34 ID:wHg()

メタルラウラ「────!」バシューン

シャル「み、三日月ぃ!!」





ミカ「おい……バルバトス。動けよ」

ミカ「リミッターとか安全制御とか………余計なものは外してやるから………」


ミカ「……動けッ!! バルバトスッ!!!」


バルバトス「────!!!」ピキーン


メタルラウラ「────!」ブンッ!!!

ミカ「────!」ブンッ!!!


ガキンッッッッッ!!!


メタルラウラ「────!」

ミカ「────!」


グギギギギギギギ

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【鉄血のオルフェンズ×IS】ミカ「IS学園?」 part2
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