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【艦これSS】提督「赤城のヤキモチ」2

1名無しさん@おーぷん:2017/08/02(水)16:13:06 ID:0ku()
はい、なんだかんだ3スレめですね
58名無しさん@おーぷん :2018/05/08(火)22:28:03 ID:ef6


「………」

「そうか…この艤装は提督の…」

「だからなのか…」

「身体が重く、動きが鈍いのは…」

「私が、未熟だから…なのか」

「…鍛錬が足りないか」

「しかし、今見える範囲に敵影は無い」




「………私の、勝ちだ」







ザパァ…



「ソレハ、ドウカナァ…」
59名無しさん@おーぷん :2018/05/08(火)22:28:40 ID:ef6


「っ…貴様は…」


「アノ数ヲ相手ニ単騎デ突破スルトハ」


「オ前、タダノ長門デハナイナ?」


「…只の長門ではない、か」


「そうだな」


「宿毛の長門は伊達ではない」


「覚えておけ」


「ホウ…デハ試シテヤル」


ジャコン


「くっ、回避を…」


ーーガクンッ


「くそ、動けーー」



ズガァアン!!



「が……はっ…」プスプス


「ドウシタ、避ナイノカ?」
60名無しさん@おーぷん :2018/05/08(火)22:29:02 ID:ef6


「ぐっ…動け!動いてくれ!」ガンガン


「ソラ、モウ一発ダ!」



ドゴァアン!!



「ぐ…ごはっ……」ビチャビチャ


「ナンダ、的ニデモナルツモリカ?」


「……ま、ずい…このまま、では…」ゼェゼェ


「ヨシ、ドコマデ立ッテイラレルカ」


「試シテヤルヨ」スタスタ


ドスッ、バキッ、ドゴッ


「ぐっ、がっ、あぁあ!!」


「沈ンダ仲間ノ数ダケ殴ッテヤルヨォ!!」


バキッ、ボコッ、ガスッ

アハハハハハ…



ーー

61名無しさん@おーぷん :2018/05/08(火)22:30:12 ID:ef6


ー海上ー



明石「提督、こちら明石」

提督「ん、どした?」

明石「長門さんを補足しました」

陸奥「本当!?無事なの!?」

明石「ええ、一応無事です」

陸奥「よかった…」

明石「いえ、あまり良くはありません」

提督「何があった?」

明石「つい先程から一個隊強の敵影が島に向かっているのを補足していました」

提督「うん」

明石「それを解析して報告しようと思ったんですが」

提督「それで?」

明石「島の付近で長門さんも特定、程なくして交戦しました」

明石「更に程なくして、敵影が消滅」

提督「長門が『あれ』使ったのかな」

明石「使った以外に考えられないですねぇ」

陸奥「ねぇ、アレって何なの?」

明石「それに関しては後後説明します」

提督「話はそれで終わりじゃないってことね」

明石「そうです」

明石「その後直ぐに再度敵影を補足」

明石「今度は単騎です」
62名無しさん@おーぷん :2018/05/08(火)22:30:42 ID:ef6

提督「長門は弾薬を使い切った後、あれを使っただろうから」

提督「下手すると長門は弾薬と燃料が、既に空って事だよね」

明石「そうです」

提督「単騎だとしても、敵の艦種次第じゃあ…」

明石「ですね、今絶賛ボコボコにされてます」

陸奥「そんな…」

提督「そこまで後どの位?」

明石「提督はもう見えます、ロクマル秒切りました」

提督「よし、俺を落として」

明石「了解です、くれぐれも死なないように」

提督「分かってるよ」

明石「陸奥さんが遅れて行きますので」

提督「了解」


ーー

63名無しさん@おーぷん :2018/05/09(水)00:05:53 ID:vAN



「…………」


「サァ、ソロソロ終イニシヨウ」


「………」


「モウ話ス気力モ残ッテイナイカ」


「………」


「…ククッ、アッハッハッハッハッ」


「………」


「シカシ愉快ナモノダナ、戦艦長門ヨ」


「………」


「アレダケ自身ノ提督ヲ信用シテオキナガラ」


「………」


「ソノ提督ハ、部下ガ命ノ危機ニ晒サレテイルニモ関ワラズ」


「助ケノヒトツモ寄越サナイ」


「………」ピクッ


「結局、何モ変ワラナイデハナイカ」
64名無しさん@おーぷん :2018/05/09(水)00:07:50 ID:vAN

「……が…ぅ」


「私ヲ売ッタアノ男ト」


「オ前ヲ見捨テタ提督」


「根元ハ同ジ、腐ッタ人間ダ」


「………違、う」


「ナニ?」


「…一緒に、する…な」ググッ


「……ホウ」


「マダ、立チ上ガルカ」


「…提督は、私、を…」


「見捨、てて…なん、か……ない」


「見上ゲタ忠誠心ダ」


「ダガ、現実ヲ見ロ」


「救援ハ来ナイ」


「……ッ」


「自分デモ、分カッテイルノダロウ?」
65名無しさん@おーぷん :2018/05/09(水)00:09:16 ID:vAN


「モシ、助ケガ来ルノデアレバ」


「モットハヤク、既ニ到着シテイル筈ダ、ト」


「……だった、ら」フラッ


「ン?」


「私が、貴様を…」


「倒し、て…帰、る…だけ、だ」フラッ

ポス


「ククク…ナンダソノ拳ハ」


「……ッ」フラッ



ポス



「アッハッハッハ、ドウシタ」


「ソンナノデハ私ハ倒センゾ?」


「…だ、まれ」フラッ



ポス


フラッ、ポス


フラッ、ポス
66名無しさん@おーぷん :2018/05/09(水)00:10:39 ID:vAN

「………」


「…く、そ」


「……アー、ナンダ」


「モウイイ、オ前ニハ飽キタ」


「ま、だ…だ」フラッ


ポス


「ソンナ身体デハ私ノ器ニモナリ得ナイ」


フラッ、ポス


「私ハ別ニ、器ヲ探ストシヨウ」


「…てい、と…く」ググ


「後、一撃ダ」


「次ガ、オ前ノ最後ノ一撃ニナル」


ジャコン


「…わた、し……は……」グググ


「ソレデ私ヲ倒セナケレバ、オ前ガ死ヌ」


「………」グググ…


「サァ!!フィナーレダ!!!」ガコン!
67名無しさん@おーぷん :2018/05/09(水)06:30:24 ID:qbw
お疲れ様です!見てます!
68名無しさん@おーぷん :2018/05/19(土)19:02:47 ID:N3d
うっひょー!きとるやんけ!(歓喜
長門編もクライマックスか
69名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:05:46 ID:Gwq
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

ーー




『ーーー降参だ』ガクッ


『まるで隙だらけだ、よくそんなので殴り合いがどうとか言えたな』


『くっ…』


『グウの音も出まい』


『………っ』ギリ


『なーんてな』


『………は?』



『まだ人型になって間もないんだもん、仕方ないよね』


『貴方は、さっきから何を…』


『俺がお堅い司令官様かと思ったんだろうが』


『それは検討違いだって事だよ』


『ほら、立てるかい?』


『っ……すまない』


『………』
70名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:07:12 ID:Gwq


『どしたの?』


『その……』


『…私は、指揮官である貴方に手を…』


『俺が焚き付けたんだ、別にいいよ』


『し、しかし……』


『それに、楽しかった』


『楽し、かった…?』


『そそ』


『お互いに恨み辛みもない』


『明確な殺意もない』


『純粋な喧嘩、久々だったから』


『………』


『………提督』


『ん?』


『私は……』


『…私は、貴方の様に強くなりたい』
71名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:07:44 ID:Gwq


『なれるかな?』


『なるとも』


『……だからではないが』


『…貴方を』


『その……師としても良いだろうか』


『………』


『手取り足取りは教えないよ』


『分かっている、盗んでみせるさ』


『その意気だ、期待してる』


『あぁ、よろしく頼む』
72名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:08:24 ID:Gwq



ーーー最初は


貴方の腕っぷしの強さに惚れた

貴方の底抜けの笑顔に見入った
73名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:08:54 ID:Gwq

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー



『……お前なぁ』


『すまないと思ってる』


『何に対して?』


『私が至近弾を貰い、撤退したばかりに』


『後一歩だった海域突破を…』


『………』


『…本当にーーーっ』


『…何故、頭を撫でる』


『違うから』


『違わないだろう、私はーーー』


『違うんだって』


『っ……』
74名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:09:43 ID:Gwq


『長門が切り込む事なんて分かってた』


『それを上手く活かしてやれなかった』


『俺の落ち度なんだ』


『すまなかった』


『そんな、私はーーー』


『痛かったろ』


『っ……』


『悔しかったろ』


『………』


『ごめんな』
75名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:10:19 ID:Gwq


『………』


『……貴方に』


『………』


『貴方に、認めて…欲しかった』


『………』


『少しでも、近づけた所を…』


『海域突破の武勲で…』


『………』


『見てたよ』


『長門の勇姿、ちゃんと見てた』


『っ………』


『海域こそ突破出来なかったけど』


『長門、お前は強くなった』


『………』



『頑張ったな』


『ーーーっ』
76名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:11:02 ID:Gwq



ーーー私は


貴方の優しさに触れた

貴方の心の強さを知った
77名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:12:40 ID:Gwq

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー


『長門ぉ』


『……何だ』


『気持ち悪いぃ』


『具合が悪くなるまで飲むからだ』


『だってさぁ』


『だってもクソもない、ったく』


『部屋に戻るぞ、立つんだ』


『クラクラするぅ』


『肩を貸すから、ほら』


『………』


『………』
78名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:13:32 ID:Gwq


『…何か、あったのか?』


『………』


『……俺の』


『俺の艦隊運営は出鱈目だって』


『戦いを舐めるなって、言われたよ』


『大本営のジジイ共に』


『……そうか』


『なぁ、長門』


『ん?』


『俺さぁ…間違ってっかな』


『さぁ?どうだろうか』


『駄目なのかなぁ、俺』


『………』


『…あくまでも、私個人の考えだが』


『うん』
79名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:14:13 ID:Gwq


『私は、貴方のやり方が…その、好きだ』


『他の連中もそう言うだろう』


『ほんとにござるかぁ』


『本当だ、私が信じられないか?』


『………』


『貴方は、貴方の信じる道を進めばいい』


『言うより簡単な道じゃないのかもしれないが』


『それでも、一人ではない』


『皆と、私がいる』


『だから安心してくれ』


『貴方は間違ってなんてない』


『………』


『本当だ』


『………』
80名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:14:38 ID:Gwq


『………頭回んないから、わかんないや』


『そうか』


『ほら部屋だ、後は大丈夫だろう?』


『あぁ、すまんね』


『なぁに、酔っ払いの介抱など雑作もない』


『それではな』


『……あぁ、それじゃ』


パタン


『………』


『………』


『……長門、ありがとう』


『………』


『…次は、面と向かって言うんだな』
81名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:15:35 ID:Gwq



ーーー私は


貴方の弱さを知った

それを乗り越える力がある事も知った

そして

その力に私もなれていると、思えた
82名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:16:03 ID:Gwq


楽しかった

貴方と拳を交わせるのが


嬉しかった

貴方の側にいられるのが


悲しかった

貴方が暗い顔をするから


悔しかった

貴方の力になれなくて


寂しかった

貴方が私を見てくれなくて
83名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:18:03 ID:Gwq


本当は、好きだった

私なんかが、貴方の事を

でも、恥ずかしくて、言えなくて


その場所に

届きそうで、届かなくて


その瞳に

映りたくて、映っていても、数多の中で


もし、貴方でなければ

届いたかもしれない、辿り着けたかもしれない


だけど、貴方でなければ

私は、貴方の長門でいられなかった

だから、私は『私』で良かったと思う
84名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:19:07 ID:Gwq



そして




もし


もし、こんな私が貴方のーーー



そんな未来が、こんな私にも、あるならば



その時はーーーーーーー
85名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:21:05 ID:Gwq




「幕引キダ……死ネ」
86名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:21:48 ID:Gwq





ーーーその時は、貴方の隣でーーー





さようならだ、提督






87名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:21:48 ID:Gwq





ーーーその時は、貴方の隣でーーー





さようならだ、提督






88名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:24:34 ID:Gwq





ゲキガンッッッーーーー





フレアァァァァァ!!!!!





89名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:25:13 ID:Gwq



ヒュンッーーー



ゴッッッッ!!!!


「ーーーーガァアッ!!!?」



ザザザザザーーバシャァァアン!!




ーーーフラッ



ガシッ
90名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:25:43 ID:Gwq


「長門、しっかりしろ」


「………ぁ」


「待ってろ、直ぐに手当てを」


「…て……と…く」


「あぁ、もう大丈夫だ」


「……て…と……く」


「そうだ、提督だ」


「……ゆ、め」


「夢なもんか、ほら」テニギリ


「……ぁ、あ…て…と」


「遅れて悪かった」


「…わ、た……すま、な…」


「今はいい、もう話すな」


「………」クタ
91名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:26:34 ID:Gwq




「ガハァ…ゴボッ…ギィイ」



「………」チラ



「誰ダ、貴様ァ」


「ウチの長門が世話んなったな」


「オ前ガ、長門ノ言ッテタ奴カ」


「如何にも、提督だ」


「助ケニ、来タノカァ?」


「当たり前だ、少し遅れたけどな」


「………」


「覚悟は、出来てるな?」スッ


「……ソウカ、ワカッタゾ」


「…何がだ?」


「ソノ長門ヲ、餌ニシタナ?」


「……餌?」ピク


「ソウダ」
92名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:27:18 ID:Gwq


「コノ島ト、地下ニアル研究所」


「今ノオ前ラニトッテハ価値ノ無イモノナンダロウガ」


「ソコニ残サレタ負ノ遺産デアル我々ノ存在ヲ、オ前ラガ知ラナイ筈ガ無い」


「………」


「今マデモ、偵察機ガ幾度無ク島ヲ旋回シテイッタ」


「私ノ同志ハ、力ヲ蓄エル為ニ姿ヲ隠シタ」


「少シズツ、ソノ数ヲ増ヤシナガラ」


「水面下デ、反撃ノ機会ヲ伺ッテイタノサ」


「ソシテ、長門ガ現レタ」


「………」
93名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:28:03 ID:Gwq

「………」


「我々ハ、艦ノ怨念」


「本来ナラ、怨念(ソレ)ダケデ形ヲ成セル」


「ダガ、ソレダケデハ」


「弱インダヨ、存在モ、力モ」


「ダカラ、憑代ヲ使ウ」


「我々ヨリ精度ノ高イ、ホンモノヲナ」


「………艦娘、か」


「ゴ名答」


「オ前、指揮官クラスヲ見タ事ガアルカ?」


「………」


「姫級ヤ鬼級ノ事ダ」


「……ある」


「疑問ニ、思ワナカッタカ?」


「奴ラハ、眼前ノ敵トタダ戦ウダケノ兵器ダッタカ?」


「………っ」ギリ
94名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:28:36 ID:Gwq


「知ッテイル様ナ顔ツキダナ、ソレトモ今気付イタカ?」


「ソウダトモ、指揮官クラスノ深海棲艦ハ」




「轟沈シタ艦娘ヲベースニシテイル」




「………」


「言ッテイル意味ガ分カルカ!?」


「我々ト艦娘ガ世ニサラケダサレタ原因ガ!ソノ諸悪ノ根源ガ!」


「アル日突然!降ッテ湧イタトデモ思ッタカ!?」


「深海棲艦ハ!討チ滅ボスべキ敵ダト!教ワッタカ!?」


「………」
95名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:29:54 ID:Gwq


「違ウヨ、若造」


「我々ヲ世ニ生ミ出シタノハ」


「貴様ラ人間ダ」


「人間ヨリ丈夫デ、単独ノ航行ガ可能ナ換エノキク兵士」


「ソノ成功ノ産物ガ、艦娘ダ」


「…ダガ」


「成功ノ裏ニハ失敗ガ付キ物ダ」


「ソノ数エキレナイ程膨大ナ数ノ失敗作」


「艦娘ノ最初期、ベースヲ作ル為ニ犠牲トナッタ人間ノ少女」


「既ニ自意識ガ形成サレタ後ニ、失敗作ダト言ワレ処分サレタ艦娘」


「艦娘トシテ成功シタ筈ナノニ、薬漬ケニサレテ壊サレタ艦娘」


「ソレラヲ、弔ウドコロカ」


「人間ハ、アロウ事カ海ニ棄テタ」


「分カルカ?」


「人間ハナ、自分達ノ犯シタ罪ヲ」


「知ッテカ知ラズカ、自分達デ償ワサレテイルンダヨ」
96名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:30:35 ID:Gwq


「………」


「貴様ラハココニ長門ヲ寄越シタ」


「憑代ヲ必要トスル、我々ヲ誘キ出ス為ニ」


「違ウカ?」


「………」


「………」


「……俺は」


「お前と同じ境遇の艦娘を知ってる」


「…同ジ、境遇?」


「一言に同じと言うと彼女に失礼ではあるけどな」


「ドウイウ事ダ」


「研究所が廃棄された原因」


「俺は、被験体の暴走、つまり不慮の事故だと聞いてるけど」


「………」


「合ってるかな?」
97名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:31:30 ID:Gwq


「違ウ」


「ほう、なら真相は?」


「教エルト思ッタカ?」


「だよねぇ」スッ


「ワタシトヤル気カ?」


「………」


「……なぁ、お前さ」


「ナンダ」


「………」


「…まだ、俺と対等だと思ってんのか?」テイトクニラミ


「アァ?ナンダッーーーッッッ」ビクン
98名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:31:53 ID:Gwq


「俺の長門と随分楽しく遊んでくれたみたいだな」


「ア……ナニガ…」ビクビク


「そう怖がるなよ」


「今度は俺が」




『アソンデヤルカラヨ』





ーー

99名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:32:49 ID:Gwq


ー海上ー


ー島の付近ー



加賀「ーーーっ!!」

赤城「加賀さん、どうしました?」

加賀「提督が近くにいるわ」

赤城「…明石さん?」

明石『はー、すっげぇ』

蒼龍「何がすごいの?」

明石『ありえない位置から提督を特定したからですよ』

飛龍「なんでだろ瑞鶴」

瑞鶴「知らないわよ」

翔鶴「私も提督の場所が分かるようになりたいわ瑞鶴」

瑞鶴「知らないわよ」

加賀「知ろうとしなければいつまで経っても二流よ、瑞鶴」

瑞鶴「何で全部私に振んだよ」

明石『でも、なんかいつもより範囲が広くないです?』

加賀「えぇ、だけれど仕方がないわ」

赤城「仕方がない、ですか?」

加賀「何せ提督、今凄く怒っているから」
100名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:34:38 ID:Gwq

飛龍「え、怒ってんの?」

蒼龍「なんでだろ」

明石『まぁー、長門さんの件がありますから』

翔鶴「長門さん見つかったんですか?」

明石『えぇ、超満身創痍でしたし、後一秒到着が遅かったらお終いでしたけど』

瑞鶴「てことは、提督さんギリギリ間に合ったんだ」

明石『そゆことです』

蒼龍「でも、提督が怒ってるってことは…」

赤城「まだ、敵対勢力は残ってるんですね」

明石『そゆことです』

飛龍「早く行かないと!」

翔鶴「提督は生身で深海棲艦と戦うおつもりなのでしょうか…」

加賀「えぇ、そうでしょうね」

赤城「明石さん」

明石『なんです?』

赤城「提督は今、『提督』ですか?」

明石『え?………あー』

赤城「………」ゴクッ

明石『大丈夫ですよ、『まだ』提督です』

赤城「…そうですか」

明石『心配ですか?』

赤城「はい…」

明石『大丈夫ですよ』

赤城「………」

赤城「…兎に角、急ぎましょう」
101名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:36:58 ID:Gwq

ー海上ー


??「何ガッ、遊ンデヤル、ダ…」

提督「………」

??「人間ニシテハ、多少デキル様ダガ…」ググッ

??「コレナラドウダァアア!!」グワッ


キィィィィィン!!


提督「っ…これは…」ミミオサエ



ザパァ、ザパァ、ザパァ…



提督「増援……仲間を呼んだのか」

??「ククク…人間風情ガ、コノ数相手ニドウスルカ…」

??「セイゼイ、楽シマセテクレヨ?」ニタァ

提督「………」

提督「…うーん、数が多すぎるなぁ」

提督「………」



提督「……赤城、すまん」


提督「………」スッ



ジャラッ
102名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:37:53 ID:Gwq


明石『敵対勢力多数補足!増援です!』

赤城「なんですって!?」

加賀「提督は!提督は無事なんですか!?」

明石『まだ大丈夫ですが…交戦は免れないかと…』

瑞鶴「急がないと提督さんが!」

蒼龍「でも、提督なら…」

明石『参ったな、あと少しで合流できそうなのにーーーあっ、提督ーーー』
103名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:38:53 ID:Gwq



提督「なぁ、明石」

明石『状況は把握してます』

提督「このままじゃ無理そうなんだけど」

明石『…私は賛成しません』

提督「分かってるよ」

明石『後少しで、赤城さん達の制空権です』

提督「なら大丈夫だ」

明石『馬鹿ですか、このままだとアンタと嫁らが交戦になる可能性があるって言ってんだよ』

提督「………」

提督「…この前のアレ、俺のデータ取ってた?」

明石『勿論』

提督「なら、一時間経つまで索敵範囲に皆を入れないで」


明石『………』
104名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:39:42 ID:Gwq

明石『……やっぱりダメです』

提督「………」

明石『また、あの人達を泣かせるつもりですか?』

提督「………」

明石『大丈夫かそうでないか、ではないんです』

提督「………」

明石『分かってください、ね?』

提督「………」

明石『私のお願いでは、ダメですか?』

提督「…分かったよ」

明石『烈風が赤城さん達より一足先に到着します』

明石『その数相手でも互角に戦える筈ですから、提督は後退して下さい』

提督「ん、了解」

明石『………』

明石『……提督』

提督「ん?」

明石『あの…いえ、何でもありません』

提督「……?」


ーー

105名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:40:41 ID:Gwq


提督は後退し、入れ違う様に烈風が敵艦隊に突撃、瞬く間に攻勢は逆転するも

後一歩の所で烈風は撃墜され、その報を聞いた提督は膝から崩れ落ちた

その後、苦悶の表情を浮かべた提督と艦隊が合流し、五航戦と陸奥は長門を連れ泊地へ引き返した

烈風が墜ちた後の残存勢力を一航戦、二航戦、怒りに染まりかけた提督で殲滅し、いざ勝鬨と思った矢先に

提督がある事に気付く


ーー

106名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:41:16 ID:Gwq

提督「………」

加賀「提督、どうかしたの?」

提督「…あいつがいない」

赤城「あいつ、ですか?」

提督「そ、長門をボコボコにしたやつ」

飛龍「倒しちゃったんじゃない?」

提督「いや、そんな筈は…」

明石『ないですね』

蒼龍「そうなの?」

明石『はい、深海棲艦が一隻島に入って行くところをキャッチしました』

明石『おそらく、ヤツですね』

提督「………」
107名無しさん@おーぷん :2018/05/22(火)23:41:57 ID:Gwq

明石『提督、どうします?』

提督「うーん…」

赤城「敵の懐です、深追いは得策ではないのでは?」

蒼龍「うん、私もそう思う」

飛龍「でも敵なんでしょ?」

加賀「………」

提督「加賀やんは、どう思う?」

加賀「……私は」

加賀「いえ、提督はどう思っていて?」

提督「俺?」

加賀「ええ、私達は提督の指示に従うわ」

加賀「それに…」

加賀「何か、事情があるのではなくって?」

提督「………」

加賀「隠しても分かります」

提督「……加賀やん」

加賀「はい」

提督「今から話す内容は、加賀やんにとって決して楽しいものじゃないんだけど…」

加賀「貴方の話しなら何だって聞きます」

提督「…分かった」

提督「皆聞いてくれ、実はーーー」


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【艦これSS】提督「赤城のヤキモチ」2
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