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HuTeアークス♀「私は、仲間を殺しナベリウスに逃走している身だ」

1名無しさん@おーぷん:2015/04/15(水)18:35:05 ID:b4t()
※初SSです。試行錯誤しながら書いていきますm(_ _)m

HuTe子「そうだと知ってもなお私の後をついてくる理由はなんだ」

[゚Д゚]<…………。

男性キャストは、何も答える事なく静かに佇んでいた
顔こそキャスト特有のメカ的ではあるものの、服装は人族向けに開発された戦闘服グランコレット、
それのC(キャスト)モデル。

優秀な機動性と丈夫な素材でできており、なおかつファッション性も高いことから
多くの男性から根強い人気を誇る服である。

HuTe子「なにか言ったらどうなんだ」
HuTe子は背負っていたアルケラスに手を掛け、抜刀。
剣先を目の前に立つ男性キャストへと向けた

[゚Д゚]<ま……、
HuTe子「む……っ?」

[゚Д゚]<マ――メメメメメメメメ(ガタガタガタガタ
[゚Д゚]<メメメメメメメ!めゲェ!ゲめめめめめめめめめめめめっ、めめぇ――ッ!」

HuTe子「はぁ、レスタを掛けてもだめか……」

男性キャストは、奇妙な踊りでもするかのように両腕をバタつかせ、
白い煙を吐き出し、瞳を赤青と点滅させている

HuTe子「言語回路と思考回路に深刻なダメージを負っているのか……」
[゚Д゚]<メメメ、まめメメ!めっめっめっ!
HuTe子「分かった分かった、煩い黙れ」
[゚Д゚]<……め、めめめ

HuTe子「ようやく静かになったか……。コイツは本当に言葉通じないのか?」
14名無しさん@おーぷん :2015/04/16(木)18:16:42 ID:Ztm()


FoBr子「ってことで、時間は流れて夜なの。それに深夜なの」
BoHu長「ん? FoBrちゃんは誰に言っているんだ?」

BoHu長率いるアークス警備隊の面々は滝の入り口に立っていた。

この滝の裏には洞窟。
RaHu子のキャストの機能――「スキャン」によれば最奥部に目標のHuTe子は居るはずだ

BoHu長は全員を整列させ任務の再確認を行っている最中である。

FoBr子「なんでもない、なの。
 ところで隊長、話があるなの」

BoHu長「ん?」

FoBr子「面倒なの。外からテクニックを撃ち込んで洞窟を崩落させるべきなの」

BoHu長「はっはっはっ、FoBrちゃんは面白いこと言うねぇ
 今回の任務はあくまでも『対象:HuTe子の捕捉』だよ?」

FoBr子「でも、もしも対象が暴れた時はどうするなの。
 現に多くのアークス警備隊員たちが犠牲になっている、なの

 だから、アークス警備隊の中でも戦闘経験豊富な『特務警備隊-78部隊』である私たちが
 こんな平凡な惑星の平凡な地域に送り込まれた、なの」

BoHu長「つまり?」

FoBr子「私は犠牲者の一人になるのは断りなの」
15名無しさん@おーぷん :2015/04/16(木)18:17:53 ID:Ztm()
そうFoBr子が言い切った所で、他の二人が手を上げ発言した。

RaHu子「FoBr子さん。相手が抵抗、その度を超え暴れた場合は
 警備隊規則36条で『正当防衛』が適応されます」

FoBr子「そんなのは分かりきったことなの。
 態々相手が暴れるまで待つ必要はないと言いたい、なの」

FiHu男「対象の捕捉は俺にまかせてくださいッ!
 自慢のガードスタンスにマッシブハンターとオートメイトがあります!
 それに相手に攻撃の隙を与えない自信があります!」

RaHu子「私もマッシブハンターとオートメイトを持っています。
 対象が暴れた場合、マッシブハンターを発動、強引にでも拘束可能
 ダメージを受けた場合は即オートメイトにより回復可能。
 抜かりは無いと思われます」

FoBr子「そういうことじゃない、なの。
 相手が殺す気で来た場合を考えろ、なの」

BoHu長「……。」

FoBr子「BoHu長も分かっているはずなの。この仕事を長く続ける者同士。
 その言葉の意味が何を意味しているか、分かってなきゃおかしな話なの」

BoHu長「……。」
BoHu長は真剣な眼差しでFoBr子を見た後

BoHu長「FoBrちゃん……」
FoBr子「なに、なの?」

BoHu長「――歳ばれちゃうよ?」ニコ
FoBr子「なっ! レディーに年齢を聞くなんで失礼なの! 重犯罪者なの! 見なし死刑OKなの!」

BoHu長「ハハハハッ。……でもまぁ、確かに二人共オートメイトを過信し過ぎかな。
 それにHuの防御力も過信しすぎていると、僕は思うよ」

FiHu男「……?」
RaHu子「……?」

FiHu男とRaHu子は、BoHu長を見つめ首を傾げる。
16名無しさん@おーぷん :2015/04/16(木)18:19:26 ID:Ztm()
BoHu長「オートメイトはあくまでも”君たちが生きていたら効果がある”スキルなんだよねぇ

BoHu長「――しかも、行動可能状態限定での話。

 危機的状態に瀕している場合はメイト系では効果はなく、

 ムーンアトマイザーやスケープドールのような本格的な医療アイテムじゃないと復活もできない。」
 
FiHu男「はいっ! その場合は他隊員により復活支援が行われるはずですっ!」

RaHu子「場合によってはムーンアトマイザーの使用が送れるかもしれません。
 その間にさらなる危機的状況に陥る可能性あります。

 ですが、現在まで使用されてきたムーンアトマイザーによる復活率は99%

 身に付け即時に判断発動するスケープドールに関しても99%の確率で復活状態まで回復します」

FiHu男「そんなに高確率なのですか!? それなら絶対に大丈夫ですよ!」

BoHu長「……君たちは何故、蘇生を可能とまで言えるムーンアトマイザーやスケープドールが
 ”99%”なのか考えたことはあるかい?」

FoBr子は分かりきった様に呆れている。

BoHu長「開発者たちの保証か? 
 100%言って失敗したら大変だ、責任問題だ――だが、違う

 なら不具合が発生して誰かが失敗したのかな? 
 そんな話聞いたことはない。少なくとも使用された側からもした側も。

 では本当に1%の確率で不成功するように設定されている? 
 そんなの商品化しないでもらいたいね、てか僕ら単身で不正製品として取り締まりしてまうよ」

BoHu長「――なら、なぜ
 ”1%”の確率が存在しているのか」

BoHu長はそう言いながら右人差し指を立てた。

まるで何かを言うと合図するかのように。

注目を集めるかのように。
17名無しさん@おーぷん :2015/04/16(木)18:20:39 ID:Ztm()

でも、その指は、手は、――何かを握るように手の形を変えた。

――刹那。

BoHu長の背後にあった滝が弾けた。

水飛沫。空を切り伸びる一つの禍々しい鉤爪。

弾けた場所からはワイヤーが伸び、そのワイヤーの先端には3本の鉤爪。

BoHu長「やれやれ、バレてたか……」

BoHu長はため息を吐きながら振り返り、右手に握ったブレードで弾き防いだ。

3本の鉤爪が突いた武器はシュルッと滝の中へと戻っていく。

いつの間にか、左手には盾にも似たブレードを持っていた。

BoHu長の愛剣
左右で大きさと形の異なる白金のデュアルブレード『シエルリシェル』である。

???「なんでムーンアトマイザーやスケープドールが99%なのかって話だよね?」

滝の裏から若い女性の声が届く。
同時に純白の剣先が滝の裏側から伸びでた。

???「それは『死んでいた』からでしょ?」

笑い声を含みながらその人は言う。
18名無しさん@おーぷん :2015/04/16(木)18:21:06 ID:Ztm()
???「蘇生も可能と言われているのは唯の比喩

 実際に死亡した人を蘇生できるなんて不可能。

 それもそうよね。常識的な話しよね……」

途端、剣先は斬り上がった
滝が左右に裂けた。

薄汚れたユーノーカリスを着た少女が
滝を切り裂いた純白のソードを握りながら、裂け目から出てくる。

BoHu長「君がHuTe子ちゃんかい……?」

HuTe子「ああ、そうだよ。私はHuTe子。
 でもオッサンみたいな人に『ちゃん』呼ばわりされる覚えはないし、自己紹介した覚えもない」

HuTe子は剣先を向け――

HuTe子「アークス警備隊だな? 私は殺す気で掛かるぞ」

――不敵にわらった。
19名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:25:12 ID:G8j()
――今から少し前――
[゚Д゚]<まめ~……
ガシャンと言うキャスト特有の足音が洞窟に響く

HuTe子「――っ!」
HuTe子は目がハッキリと開いていない状態ながらも
体を飛び越し、クラテルネイルスを握りしめ構える

[゚Д゚]<まめめ?
首を傾げ[゚Д゚]はHuTe子を見つめ返す

HuTe子「……なんだ、お前か」
小さく呆れたようにため息を付くとHuTe子は目を擦り[゚Д゚]を睨みつける

HuTe子「寝ている時ぐらい静かにしてくれ」
[゚Д゚]<マッメ、マッメ
HuTe子「分かった分かった、私はお前の相手している暇はないんだ」
[゚Д゚]<マメ、まめめ、マメ、まめめ

[゚Д゚]は頻りに首を洞窟の入口の方へ向け
そして、HuTe子の方を見直すを繰り返す
20名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:26:09 ID:G8j()
HuTe子「……外に何か居るのか?」

[゚Д゚]<まめ。

短い返事。HuTe子は洞窟の入り口へと視線を剥ける

薄暗い洞窟の中から外の様子は、滝にぼやけながらも見えた
洞窟中は滝飛沫の音が響いている

――が、HuTe子はその音に混じり何か別の音がしたのに気がついた。
ビチャビチャっと、何かが水の上に降り立つ音……4つ。

[゚Д゚]<まっめまっめ

HuTe子「しっ――、もう少し近くに行って様子をうかがってみよう」

HuTe子は姿勢を低くクラテルネイルスを構えた状態で洞窟の入口へと近づく
その後に続き[゚Д゚]も姿勢を低く、同時に音を立てない静かな足取りでついて行く

???「対象の捕捉は俺にまかせ――……」
???「抜かりは無いと思われ――……」
???「そういうことじゃ――……」

誰かが言い合うような声。
おそらく3人。順に女性キャスト、青年、おそらく少女。

HuTe子「……誰かが居るのは確かみたいね」
[゚Д゚]<まめぇ……

???「BoHu長も分かってい――……」
???「――歳ばれちゃうよ?」

渋い男性の声もした
21名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:26:51 ID:G8j()
HuTe子(BoHu長とか聞こえたわね……

 長って呼ばれるってことは、何かの部隊の人?

 そういえば捕捉とか行っていたし……
 こんな辺境の地で調査対象エネミーの捕捉? はちょっと不自然
 ……ってことは間違いなくアークス警備隊か)

HuTe子は手に握るクラテルネイルスを強く握りしめた。
右腕を大きく後ろへと引き構える

???「何故、蘇生を可能とまで言えるムーンアトマイザーやスケープドールが
 ”99%”なのか考えたことはあるかい?」

先手必勝――、そう思ったHuTe子の動きが止まった

[゚Д゚]<まめ……?
HuTe子(……。)
別に躊躇いじゃない。それなら先に倒した警備隊の話がおかしくなる
22名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:27:28 ID:G8j()
――『お願い! お願い!』
HuTe子(私は知っている……)

――『なんでなんで……! どうしてなの……!』
HuTe子(なぜ99%なのかを……)

――『何か言いなさいよ! 言ってみなさいよ!』
HuTe子(蘇生が可能……そんなのウソ)

???「――なら、なぜ”1%”の確率が存在しているのか」

外から聞こえた溜める様に語る声。
HuTe子はそれを合図に。
まるで脳裏に過っていたモノを振り払うように。
右腕を大きく振り滝の前に立っていた人物へと襲いかかった

――刹那。
金属と金属がぶつかったかのような金切り音。
小さな火花が飛んだのが見えた。

HuTe子「チッ……、今までの奴らとはちょっと違うわね」

滝の裏からもぼんやりと見える。
狙った相手はいつの間にか武器を二本手にしていた。
その武器でクラテルネイルスが弾かれたのだと分かった。

下手にここから遠距離攻撃を狙うよりも、正々堂々立ち向かうべきか?

HuTe子(当たり前だ、洞窟を崩されでもしたら一溜まりもない。)

HuTe子はクラテルネイルスをアイテムパック化、
アルケラスを具現化し両手でしっかりと握る

姿をハッキリと確認し、標的を目視しないことには勝負にならない
アルケラスの剣先を滝へ突き刺し、フォトンに集中する
23名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:27:59 ID:G8j()
HuTe子「なんでムーンアトマイザーやスケープドールが99%なのかって話だよね?」
お話の途中に邪魔してしまったのだし、教えて置いてあげよう

HuTe子「蘇生も可能と言われているのは唯の比喩」

――『ま、マスター!?』
――『HuTe子さん何をしているのですか!』
――『早くレスタを、いやムーンを、いやスケープドールも!』

誰かは言う。
「全部試したけど効果はなかったの」と。


――瀕死状態、いやそれより上。危篤状態。いやいや、それよりも上。
――『死亡状態』
HuTe子「実際に“死亡した人”を蘇生できるなんて不可能
 それもそうよね。常識的な話しよね……」

あの日の辛さを思い出しながら。悔やみながら
――奴当たるかの如き、斬り上げ一閃。

斬撃波により滝が左右に裂け、目の前に立つ者達――アークス警備隊の四人を確認。
目で牽制しながら滝から外へと出て行く

BoHu長「君がHuTe子ちゃんかい……?」
おそらく四人の中で最も格の高いだろう男が言う。

HuTe子「ああ、そうだよ。私はHuTe子。
 でもオッサンみたいな人に『ちゃん』呼ばわりされる覚えはないし、自己紹介した覚えもない」
HuTe子は剣先を向け――

HuTe子「アークス警備隊だな? 私は殺す気で掛かるぞ」
――不敵にわらった。
24名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:28:31 ID:G8j()
RaHu子「元アークス所属チーム『オラクル聖教会アカ派』元マネージャー
 ……そのHuTe子さんとお見受けします」

HuTe子「そうだよ?
 ……にしても、全部の元がつけられるって、意外と」

FoBr子「まさか“悲しいとか”言わないわよね、なの
 貴方は自分が所属したチームマスターを殺害したなの
 清く正しく美しいアークスはそんな極悪アークスを仲間と認めないなの」

HuTe子「バカ言わないで。
 意外と気にならない、と思っただけよ」

FiHu男「あ、アークスをクビになったのに何とも思わないのですかァ!?
 アークスになるだけでも才能が必要で、そこから調査隊員に任命されて、
 さらにはチームに所属するとなれば……」

FiHu男「貴方はアークスになった頃の充実した日々を忘れてしまったのですか!?」

HuTe子「知ったような口を……呆れた。充実って何?
 あ、もしかして貴方はアークスの調査隊員に憧れでも抱いていた?」

FiHu男「険しい地域に率先して投入され、対ダーカーにも多大な貢献をし、
 今のオラクルを支え、数々の英雄が生まれているアークス調査隊!
 それに尊敬と憧れの念を抱かない者は居ないでありますッ!」
25名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:28:51 ID:G8j()
HuTe子「はいはい、そうですか。
 まあ警備隊員は、調査隊員よりも“ズレた者たち”が多いと聞いているし
 それに実力も調査団員に劣る者たちばかりで構成されているのも、有名な話よね」

HuTe子の言う通り、
アークス調査隊員は険しく未開の地、またダーカー殲滅に優先的に投函されることから
必然的に実力者揃いになり、数々の功績を上げている者も少なくない

対してアークス警備隊員は、位置づけとしては『アークス職員』と同じである
ゲートやショッピングエリアで働いている者たちと似たようなものなのだ

また基本的な活動地域がシップ内であり、仕事相手はほとんどが一般人。

アークスメンバーによる犯罪取締も仕事の一つだが、
事が大きかったり、危険性が大きい場合は、結局のところアークス調査隊に依頼を出す

表向きこそ『オラクル全体の治安維持』を掲げているものの、
実際に活動できる範囲は狭く、権力と実力が及ぶ範囲も限定的なのだ

故に、調査隊員よりも実力が劣る傾向が強い。

だからアークスの中の組織は、個別に部隊やアークス員を所有していることが多い
26名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:29:39 ID:G8j()
HuTe子「あなた達も、先に追ってきた警備隊と同じで弱いしょ?」

FoBr子「残念ながらそうは行かないなの
 先に来た警備隊は不甲斐ない奴らばかりなの
 RaHu子とFiHu男はともかく、ワタシまで不甲斐ない奴らと一緒にされたくない、なの」
27名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:30:08 ID:G8j()
HuTe子「強がらなくてもいいわ。
 さっきも言ったけど私は殺す気で行くわよ
 それなら生きて帰って情報持ち帰る方が有意義じゃない?」

BoHu長「おーっと、確かに。
 僕らは殺されちゃ~困るし、情報を持ち帰れないのは……平気かな?
 うーん、どうだろ。今、君と僕らの会話は記録されているだろうし、
 今頃、アークス警備隊のガンシップが猛スピートで向かってきている頃だと思うよ」

FoBr子「それは困るなの。手柄は私たちのモノなの。特務成功報酬は私のものなの」
RaHu子「FoBr子さん。邪な目標ではアークス警備隊の威信に関わります」
FiHu男「BoHu長! 他の警備隊の合流を待つべきだったのでは!?」

――ガヤガヤ、ワイワイ、アレコレ、イヤイヤ。

HuTe子「油断させるているつもり?」

BoHu長「いいや、違う。いつもこうなんだ」

HuTe子「……纏めるって大変よね」

BoHu長「いいやー、そうでもないよ。
 見ていて可愛いし飽きないから、楽しい」

HuTe子「ふーん……、でも私はいい加減飽きたよッッッ!」
下段の構えからの猛突。

HuTe子「ギルディブレイク!」
BoHu長の前に急接近したHuTe子はアルケラスを斬り上げた。

BoHu長が居た場所を地面諸共斬り上げる強烈な一撃。
28名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:30:36 ID:G8j()
BoHu長「おっとと……」
瞬間。BoHu長は空に居た。全くの無傷で。

HuTe子「――!」
そこには無数のフォトンの刃が展開されていた。

BoHu長「みんな~、適当に避けてねぇ~はははっ」
呑気な声で笑いながら

BoHu長「スターリングフォール」
デュアルブレードを輝かせ、浮遊させていたフォトンの刃を爆発四散させた

爆風により川の水が舞い散る。
無数のフォトンの刃は周囲を突き切り裂きズタズタにする。
宙に浮かんだBoHu長はニヤリと笑いながら、爆発地点を眺めた

近距離による回避不可能の攻撃。
例えボス級エネミーだとしても一溜まりもないことだろう。
29名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:31:28 ID:G8j()
BoHu長「よっ、と……」
慣れた足取りで適当な岩場に着地。

BoHu長「大丈夫かーい、みんな~?」

RaHu子「BoHu長、事前に合図することを、要求、します」
頬についた泥を拭い
RaHu子は、ムスッとした顔で言う

FiHu男「BoHu長! 流石です!」
巻き上がった土に埋もれたのだろう、
FiHu男は土の中から目を輝かせ起き上がった

FoBr子「全員気を引き締めるべきなの――ッ!」

いつの間にか遠方に逃げていた
FoBr子は大声で叫んだ

爆風により発生した煙の中から腕が伸び――FiHu男の頭を鷲掴んだ。

FiHu男「――っ!?」

頭に硬い金属が当たる感触がした。
それはユーノーカリスの篭手。それを認識するよりも先に。

HuTe子「戦闘中に油断とは、とことん劣っているわ――ねぇ!」
FiHu男「かは――」
強烈に――FiHu男の頭を地面に叩きた。
30名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:32:09 ID:G8j()

RaHu子「FiHu男さん、そのまま伏せていてください」
淡々と言った後――連続した銃撃音。

RaHu子はアサルトライフル――ステブウェポン――を構え引き金を引いていた
キャストである利点を最大限に利用した精密射撃。

逃げ道を塞ぐ銃弾が二発。
対象を無力化するために四肢に二発ずつ。
計十発の射撃『ワンポイント』。

HuTe子「そんな程度のフォトン弾なんか敵じゃないわ」
FiHu男を叩きつけた威力を殺さないまま、体勢をしゃがませ、体を捻じり

HuTe子「ノヴァストライクッ!」
留めていた力を――開放、大回転による斬撃を放つ!

HuTe子「はぁあああッッッ!」
HuTe子の周囲に激烈な斬撃の円、
周囲に吹き飛ばさんとばかりの風が巻き起こる

RaHu子「くっ――」
RaHu子と地面に俯せていたFiHu男は吹き飛ばさ、滝の中へと飛ばされていった

FoBr子「ラ・フォイエなの」
HuTe子の周囲のフォトンが凝縮されていく

HuTe子「――っ!」

HuTe子の地点が。いや、HuTe子の体を狙った爆発。
そして、HuTe子を包み込む爆炎。
31名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:32:44 ID:G8j()
FoBr子「調子のりすぎ、なの」
ふっ、とFoBr子は鼻で笑った

BoHu長「それは君のことだよ、FoBrちゃん……」
FoBr子の体をBoHu長が抱き着き、川の中へと押し倒す

刹那、爆風は四散。
ガード状態の溜めを利用してのカウンターの威力を高める技
『ジャストカウンター』を発動させたHuTe子は体を大きくしならせ、斬撃。

――ソニックアロウが、FoBr子が居た場所に飛ばされた。
標的を失い唯飛んで行くだけのソニックアロウは、遠くにあった大木に激突。
スパッと、いとも簡単に二つに切り裂いた。

BoHu長「おーっおっかな」
FoBr子「ちょっと普通のアークスにしては戦闘能力が高すぎる、なの」

BoHu長「それもそうだろうねぇ……、だって彼女」

BoHu長「クエスト受注可能ランク『XH』。XH隊員だもん」
32名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:33:10 ID:G8j()
現在、存在するクエストの中で最も難易度が高いクエストこそ「エクストラハード」。
その危険性は、死と隣り合わせの世界。
ベテランの「スーパーハード(SH)隊員」ですら、苦汁をなめる難易度

FoBr子「なんでそんな奴を今まで野放しにしていた、なの!?」

BoHu長「まあなんか? 警備隊の功績が欲しかったんじゃないかな?」
 ハハハッと、苦笑いしながら言う。

BoHu長「近年はアークス調査隊員が虚空機関(ヴォイド)の暴挙を止めたりしていたじゃない?
 だから見栄張っちゃったんだろうねぇ~、いやー参っちゃうよね」

HuTe子「私の実力は分かっているなら、退いたら?」
悠然と佇みながらHuTe子は告げる

BoHu長「いやいや、まぁ。簡単にはいそうします、と僕は言えないんだよね」
FoBr子「ワタシだって言えない、なの」

HuTe子「……貴方たち二人は実力ありそうね。今までの警備隊の中で一番かも」

FoBr子「そんなの当たり前なの。ワタシたちは、特務警備隊-78部隊なの」

HuTe子「……」

FoBr子「どうした、なの。今更恐れ慄いた、なの?」

HuTe子「……特務警備隊とか初耳だわ」

FoBr子「えっ……なの」

BoHu長「ハハハハハっ!」
33名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:33:56 ID:G8j()
FoBr子「な、何がおかしいなの!
 数々の凶悪犯罪者を叩きのめしてきて、時には原生生物の鎮圧、
 ダーカー迎撃にも出撃している部隊なの!
 知名度はそこそこあってもおかしくないはずなの!」

HuTe子「そう言われてもね……、本当に知らないわ」

FoBr子「せめて、FoBr子の名前ぐらいは――」

HuTe子「うーん、知らないわね」

FoBr子「そ、そんななの……。
 有名になってから警備隊を辞職して、芸能人する夢が大変なことになっているなの」

BoHu長「ははは、特務警備隊はむかしからあるんだよ。
 ただ全然役に立ってなかったからね。気がつけば78代目。

 解体と結成を繰り返しているアークス警備隊でもイロモノな部隊なんだよ」

HuTe子「ふーん……、イロモノなら情報屋とかが好きそうだけどね」

BoHu長「そこは情報統制しているからさ。
 特務って立場からも、イロモノ警備隊員の存在を隠すって意味からも」

FoBr子「そんなの知らないなの……なの……」ガクガクガク

BoHu長「そんなにショック受けなくてもいいと思うけどなぁ
 今回は本当に長く続いているし、ようやく功績を出すようになってきているしねぇ」
34名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:34:22 ID:G8j()

HuTe子「……まあ、どうでもいいわよ、そんな話」

HuTe子「こんなに呑気に話せるってことは、相当な自身があるかバカってことよね」

BoHu長「うんそうだよ。自信とバカは十分に持っているねぇ」

HuTe子「――!」
怯むことなく即答し平然とした顔で告げるBoHu長に、戸惑いを覚えた。

HuTe子「なら――」ジリッ「覚悟はできているのよね?」

BoHu長「いや、そー言う訳でもないんだよねぇ」

BoHu長「時間稼ぎのつもりだったんだ。
 滝の裏に吹き飛ばされた二人が出てくるまでの間のね
 僕らはあくまでも団体行動を基本にしている。
 誰かが欠けた状態で行動するのは得策じゃないと、第一概念に置いてね

 ま、他の二人より、僕ら二人は正直強いけどね。
 でもこの先の人間関係に関わるじゃん? 僕はそー言うのが嫌なんだよね

 みんなして並んで頂点を目指す。そういう目的で動いているのさ」

BoHu長は笑顔で優しく語る。

BoHu長「――だが、ざ~んねん。
 どうやら君の一撃で再起不能になったようだ。
 現にこんなに話しているのに姿が見えやしな――」ビュゥ!「――い?」

BoHu長は自分の頬を掠り飛んでいった物体を見た。

――バチバチと火花が飛んでいる事から、機械?
いや、ピクピクとそんな固まりが動いている。――どうやら手、腕だった。
35名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:34:43 ID:G8j()

BoHu長「RaHuちゃんの……腕?」
呆然とした表情で、BoHu長は滝を見た。

バシャンッと二度音が鳴り、
右腕を失ったRaHu子と血だらけのFiHu男が滝の中から飛び出てきた。

いや、姿勢からして投げ飛ばされたようにも見える。

FoBr子「な、何があったなの!?」
二人に駆け寄りレスタを掛けるFoBr子

FiHu男「ゲホゴホ……ッ、にげる……べきです……」

FiHu男が大きく息を吐きだし、咳ごみ、滝を睨みながら言う。

RaHu子「滝、のなか、しょうた、不明キャスト、きけ、ん」
ボロボロの機械音声でRaHu子は言った。

滝の中から、ゆったりと男性キャストが出てくる。

[゚Д゚]「……。」
そのキャストの右手には、RaHu子のステブウェポンが握られていた
36名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:35:03 ID:G8j()
HuTe子「どうしたんだ、お前?」

BoHu長「ん? 情報通りなら一人で逃走しているはずなんじゃ?
 彼は誰なんだい? 良ければ教えてくれないかな」

HuTe子「私だってアイツの正体なんか知らないよ。勝手に着いて来ているんだ」

[゚Д゚]「……まめめ」

FoBr子「豆?」

HuTe子「見ての通り、どっかがイカれているんだよ
 そうだ、よかったらアイツ連れて帰ってくれない?」

[゚Д゚]「まーめーめー!」
左腕をつきだした。グルッと左手は闇を纏う――。

FiHu男「BoHu長逃げてください!!!!!!」
37名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:35:22 ID:G8j()
FiHu男が飛び起き、BoHu長の前に飛び出した。
その両手でツインダガー――スプリットシルト――を納刀状態で握っていた。

スプリットシルトは納刀状態だと、盾のようなシルエットをしている。
しかし、防御性は無いに等しい。

このような湾曲した形なった経緯は、
攻撃を受け流しやすく受け流す側に負担を少なくするため、
納刀時の利便性を追求した末だと言われている

本来なら薄いフォトンシールドの膜により攻撃を受け流しやすくするのだが
FiHu男は、納刀状態でフォトンシールドを展開。それも厚く。

赤いフォトンシールドが広がりBoHu長たちを狙った攻撃を防いだ。

[゚Д゚]「まめめぇええええええええぇぇぇぇ―――ッッッ!」

左腕から伸びた闇の腕――イル・メギド。
雄叫びを上げる[゚Д゚]に同調するかのように
荒々しく何度もFiHu男のフォトンシールドにぶつかり続けた。
38名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:41:09 ID:G8j()
自身が扱えるフォトンの限界を超えながらFiHu男はシールドを展開し続けた
無茶な使い方をしているスプリットシルトには亀裂が入る

FiHu男「この……イルメギドは……
 み、見た目以上に……威力があり……人たまりも……」

BoHu長「いや、十分だ、FiHu君ご苦労様」
ポンッとFiHuの頭をBoHu長は叩いた。

BoHu長「FiHu君、今すぐシールドを解除しなさい。
 フォトンアーツでもない、無茶苦茶なフォトンの使い方は命を削る

 ――とは言え、僕とFoBrちゃんなら簡単に避けれるかもしれないけど、
 このまま解除したらFiHu君が殺されちゃうなぁ」


BoHu長「しょうがない。君を殺すとするかねぇ」

[゚Д゚]「――ッ!?」

両肩にデュアルブレードを乗せるように構え踏み込み。
踏み込みは神速の如き早さ。ほぼ瞬間移動で[゚Д゚]に詰め寄る。

BoHu長「ディストラクトウィング――ッッッ!!!!!」
容赦無い十字斬り。
爆発音にも似た斬撃音!

先ほどの二人のように[゚Д゚]は滝の中へ突き飛ばされて行った。
同時に[゚Д゚]の放った闇の手がフッと塵になり消えていく。

虚ろな目になって「流石ですBoHu長」と呟き笑いFiHu男は倒れた。
FoBr子は必死にレスタを掛け続ける
39名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:42:16 ID:G8j()
BoHu長「悪いけどHuTe子ちゃん、僕らは退散させてもらよ」

BoHu長の言葉を聞いてか、
FoBr子はFiHu男を背負、RaHu子は腕を拾うと二人の元へ歩く。
RaHu子は、途中ガクリと右足から崩れ足がもげた。

HuTe子「あ……ああ……」

BoHu長「彼は何者なんだい?」

HuTe子「わ、私だって知らないよ……
 言語回路も、思考回路も、イカれていてろくに意思疎通できないんだから……」

BoHu長「そっか――」
BoHu長は自信の手で顔を隠しながら、宙を仰ぎ。

BoHu長「もしも意思がハッキリとして、殺しに来ていたら」

チラッと指の隙間から、BoHu長の鋭い眼光がHuTe子に突き刺さる。

BoHu長「容赦なく殺していたのに。」

HuTe子「――――ッッッッ!」
体を震わせる容赦ない戦慄。自然と手に握る力が抜けていく。
40名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)00:56:45 ID:G8j()
BoHu長「あー、ごめんごめん。怖い顔しちゃって」

BoHu長「ちょっと切れてしまったけど、冷静に考えれば分かる話さ

 もしも殺気なら腕をもいで投げたり、

 FiHu君を生きた状態で洞窟から投げたりしない

 ――いたぶりたかった。うん、そんな感じだった」

BoHu長「要するに」

BoHu長「殺す気がない相手を殺すなんてしないのさ、僕って。」

BoHu長「君も殺す気で僕らを襲っていたら死んでいたと思うよ、僕なら」

ただBoHu長は大きく息を吐き。

BoHu長「――ま、“彼に次は無い”けどね。」

HuTe子は、BoHu長の圧倒的威圧感を前にして息がつまり声が出ない。

BoHu長「君もいつまでも次があると思わないことだよ。

 FiHu君は体が丈夫な方だけど、
 あの叩きつけはヘタすれば死んでいたからねぇ」

FoBr子「ワープパイプセット完了なの。
 アークスが大勢いる自由探索エリアまでテレポートして脱出するなの」

BoHu長「アハハハッ、そういうことだ。
 次は絶対にアークス警備隊の名にかけて逮捕するし、
 君の実力もわかったことだから素直に協力者募って来るよ」

HuTe子の眼の前からBoHu長たちは姿を消した。
空にはBoHu長たちだろう光の線が、自由探索エリアの方へと伸びていった。
41名無しさん@おーぷん :2015/04/18(土)01:00:04 ID:G8j()
自分で書いた後だけど「ワープパイプ」ワロタ。
テレパイプだわ
42名無しさん@おーぷん :2015/04/20(月)02:01:15 ID:Lur()
HuTe子(……あのBoHu長とか呼ばれていたヤツ)

間違いなく――強い。

HuTe子(くそ、殺す気がないから殺されなかっただけとでもいうの……?)

HuTe子「仮にも私はXH隊員……、なのに怖気づくなんてね」

HuTe子の口元は緩んでいた。

それは強がってか。

最近の“緩さ”に飽きていた所にBoHu長が現れたからか

HuTe子「……あ、そういえばアイツ大丈夫なのか?」

HuTe子は滝の方へ駆け寄る。――が、滝の前で足が止まった。
43名無しさん@おーぷん :2015/04/20(月)02:01:31 ID:Lur()
HuTe子(私はなぜあんな奴を気にしている?

 いや、そもそも。アイツのあの強さはなんなんだ?

 本当に……私に危害がない存在なのだろうか?)

先ほど[゚Д゚]が見せた強さ。
弱っていた警備隊員二人だったから強く見えたのかもしれないが。

HuTe子(あの……イル・メギドの強さは一体……)

高威力と強力な追尾性能が高く評価され、
上級法撃職者のほとんどが取得している闇属性テクニック。
さらにデザイン性も有名で、あの禍々しい腕の形を新手のダーカと勘違いする者もいる。

……だからこそ、見間違えるはずはない。

HuTe子「……そうだ。あの形は間違いなくイル・メギドだ」

――でも、アレほどの威力を持っていただろうか?
44名無しさん@おーぷん :2015/04/20(月)02:01:49 ID:Lur()

HuTe子(凄腕の闇テクニック使いは、
 万のダーカーを防衛戦で軽々と薙ぎ払ったと聞く……)

しかし、それは所詮、都市伝説。

HuTe子(実際の防衛戦は、百程度なら薙ぎ払えるかもしれないが、
 万どころか、千すら……)

HuTe子「まさか、『非調整者(ヘレテック)』か?」

そこでHuTe子は一つの可能性を思い出した。
45名無しさん@おーぷん :2015/04/20(月)02:02:17 ID:Lur()

全てのアークスは『職業(クラス)』によりフォトンを活性化させている。

このクラスと言う物は、フォトン活性化装置のような役割を果たすもので、

Hu(ハンター)ならば、打撃系フォトンを……、
Ra(レンジャー)ならば、射撃系フォトンを……、
Fo(フォース)ならば、法撃系フォトンを……、

……それらに対応したフォトンを活性化させている。

残念ながら全てを活性化させるとアークスの身体に致命的な影響を及ぼすため
全てを活性化させるクラスと言うのは存在していない。

ただ例外的に
Br(ブレイバー:打撃系と射撃系フォトンを活性化)や
Bo(バウンサー:打撃系と法撃系フォトンを活性化)の様に、

複数のフォトンを活性化させているクラスも存在している。
しかし、その場合は一種類のフォトン特化したクラスより活性化具合は劣っている。
46名無しさん@おーぷん :2015/04/20(月)02:02:40 ID:Lur()

このクラスと言う物は、実はかなり『不安定なモノ』なのだ。

確かにフォトンを活性化してくれることで、活性化した分の強さは得られる。
だが、後になって酷い影響が出ることが判明することもある。

……だから『調整』と言う形で、クラスに調整が施されるのだ

基本的にはフォトンを活性化させる仕組みの変動、が施さえる。
その結果フォトンの活性化率が下がることもあるが、
「酷い影響が出るよりは――」と言う話だ。

法撃職の場合は、テクニックを記録する媒体
――フォトンを扱う動作などを記録することでテクニックを素早く発動させるモノ――も、
フォトンの活性化させる働きもするために、同じような調整が施されている。

――でも、稀に居るのである。
「弱体化するぐらいなら調整されたくない」と言う輩が。

そのような者たちが非調整者、異端者の意である「ヘレテック」と呼ばれる犯罪者だ
47名無しさん@おーぷん :2015/04/20(月)02:03:07 ID:Lur()

もちろんアークスの意としては、ヘレテックを認めていない。
それどころか「絶対令(アビス)」に等しいレベルで規制している。
最悪の場合、アークスの最大戦力――『六芒均衡』が出動する事態もありえる。

そのような行為を犯せばアークスという職や権限のみならず、
生きていく上での権限ですら剥奪される可能性もある

……と、決められているほどの重罪なのだ。

HuTe子(……くそ、私はなんて厄介な奴に目をつけられてたんだ)

倫理的には、人殺しのHuTe子の方が罪深いが、
規約的には、ヘレテックを犯した[゚Д゚]の方が罪深い。

[゚Д゚]を捕まえる“ついで”に、逃亡者を捕まえる……という事態もありえる。

HuTe子「私と一緒に行動してもらうのはコレで最後にしてもらおう」

[゚Д゚]がヘレテックと決まったわけじゃないが。

どちらにせよ。

[゚Д゚]と共に行動する理由はHuTe子には無いのである。
迷惑とも感じていなくもなかった。

HuTe子(じゃあな――)

HuTe子は、滝に背を向けて夜の森林へと去っていった。
48名無しさん@おーぷん :2015/04/20(月)02:05:14 ID:Lur()
――次の日。

HuTe子は歩き疲れ、休憩しようと切り株に腰を下ろしていた。
ここまでに来る途中に拾った木の実を食べていた……のだが、ポロリと木の実を落とす。

<まめ!

HuTe子「……。」

<まめめっ!

HuTe子「あの……だな……」

[゚Д゚]<まめ?

HuTe子「なんでお前はここに居るんだぁあああああ――っ!」

HuTe子の声が、響いた。
49名無しさん@おーぷん :2015/04/20(月)17:05:32 ID:Lur()

HuTe子「なんで毎回先回りできるのさ……」
[^Д^]<まめ♪

[゚Д゚]は片手にステブウェポンを握り平然と立っていた。
昨日と同じままの服装、見た目、「まめ」としか言わない声。
一つ違うとしたら、昨日警備隊との間で見せていた威圧感は消え
いつものどこか気の抜けた雰囲気に戻っていることだろう。

HuTe子「……突然暴れたりしないよな?」

[゚Д゚]<まめ?

HuTe子「むむ……、お前は本当に訳の分からないやつだな……」

[゚Д゚]<まめっ!
50名無しさん@おーぷん :2015/04/20(月)17:05:55 ID:Lur()

とりあえずの所は問題なさそうである。

HuTe子(だとしても……。)

油断はできない。
昨日はどういう訳でか警備隊を襲っていた[゚Д゚]だが、
それが今も続くとは限らない。

HuTe子(仮にも襲われたら、私は相手できるだろうか――)

あの異常な強さを見せた[゚Д゚]のイル・メギド。

HuTe子(いや……。

 そもそも、イル・メギドか法撃職“だけが”非調整とは限らない。

 他の職業やテクニックも非調整なら、それ相応の強さも考えられる)

HuTe子(まあ、ヘレテックの弱点としては、

 調整により、新たに追加された『スキル』や『能力向上』を受けれない。

 それによりヘレテックよりも優れた戦い方ができたなら……)

各クラスには『スキル』や『能力向上効果』が存在している。
能力向上に関しては言うまでもなくフォトン活性化によるものだが、

スキルと言うのは“フォトンにより能力を得ている“というもの。

人が『武器を手に持つ』と言うスキルにより、
『武器を持っていない』と言う人よりも戦闘能力が上がる……。

大まかな原理は違うが、PA(フォトンアーツ)を例に考えれば理解しやすい。

PAが武器にスキルを“乗せている”のだとしたら、

スキルは、人にPAを乗せている、――と言った感じだ。
51名無しさん@おーぷん :2015/04/20(月)17:06:10 ID:Lur()

スキルも職業によって相性の問題もあるため、職業ごとにスキルが分かれている。

このスキル開発はアークスの研究において重要なモノであり日々躍進している
調整後に新たなスキルが追加されていることは珍しいことではない。

HuTe子(その分、新規スキルを貰えていないヘレテックよりは……)

こちらの戦略の幅の方が広い。

HuTe子(……いや、その戦略が通用するかどうかは別問題か。)

[゚Д゚]<ま! めめっ! まめまめっ!

[゚Д゚]は眼の前を通り抜けた蝶々を追いかけて行く。
まるでそんな姿は子供だ。

HuTe子「……はぁ、なんかお前について真剣に考えている私が馬鹿みたいだ」

[゚Д゚]<まめー! まめーっ!
52名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:20:38 ID:gRC()
――アークスシップ『フェオ』

数百あるアークスシップの中で最も知名度の高いアークスシップの一つ。

その市街地に存在している一際巨大なビルこそ『アークス警視庁』。

そこの会議室にBoHu長は居た。

BoHu長「――であることからして
 元XH調査隊員HuTe子の捕捉には、アークス調査隊の協力が不可欠
 ……と僕は考えているのですが、どうでしょうかねぇ」

A幹部「それは認められない。

 唯でさえ、我々の存在を疑う意見が増えつつあるというのに」

B幹部「その通り。

 もしも元XH隊員であるBoHu子を逮捕できれば

 我々の威信はより強固なものとなる、なんとしても我々で成果を上げるべきだ」

C幹部「我々はアークスシップに生きる全ての人々の為にも、

 それ相応の実力があると言うことを示さなくてはならない時です」

BoHu長「ですがねぇ……」

B幹部「そもそもBoHu長、あなた自身は元調査隊員だろ。

 君一人と、腕に覚えがあるアークス警備隊員を連れて行けば済む話じゃないのか?」

BoHu長「あー、まぁ……。ですが――」

喋らさないかのように。

A幹部「ハハハッ! なら頼もしく簡単な話じゃないか

 なにを好き好んでアークス調査隊なんか頼らなくてはならないのか」

BoHu長「そんな僕がこんな提案をしたということは――」
53名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:21:13 ID:gRC()
ただ、幹部は喋らさないように。

C幹部「ん……?

 そもそも、特務78部隊にはもう一人居たはずでは?

 たしか……FoBr子さんと言ったかな、彼女も元調査隊員ですよね?」

BoHu長「んぁ? ああ、まあそうですが……」

A幹部「おおーっ! ならばアークスにフォトンではないか!

 一度の失敗ぐらいで何を弱気になっているんだBoHu長!」

BoHu長「いんや、僕は――」

B幹部「最近の特務部隊の成果は素晴らしいもの。

 凶悪犯罪者たちの逮捕はともかく、

 アークス調査隊に混じってダーカーの殲滅や、原生生物の鎮圧。

 それらの評価は常に『Sランク』。

 ここ数年でも数えるほどしかなかった素晴らしい功績です。

 なのに、あなた方は既に数十は揚げている」

C幹部「そうですね。あなた方の存在は公にはされていませんが、

 その働きは六芒均衡様方の耳に届いているほど、素晴らしいモノ。

 ……レギアス様とヒューイ様は個人としてとても褒めていましたよ」

BoHu長「なんとまぁ、重い期待を背負ってしまったものだねぇ」

A幹部「そうだ! 君たちの成功に我々の威信が掛かっている!」

そして3人は、わいわいと特務部隊の功績を語り始めた。
54名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:22:23 ID:gRC()
BoHu長(……これじゃダメだねぇ)

BoHu長「すみませんが、僕はちょっと席を外しますねぇ

 あ、作戦の考案とかありましたら後で僕を通してください。
 それと人選に関しても僕に一任してもらえますか?」

三人はわずかに考える事もせず頷いた。

BoHu長(散々威信やなんやらと警備隊の事を考えておきながら

 現場の事になると途端に考えがゆるくなるとはねぇ………)

背後から「これでアークス警備隊は安泰だ」と言う声を聞きながら
BoHu長は会議室から出て行った。
55名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:23:38 ID:gRC()
FoTe子「……どうだった?」

会議室の外で待っていた女性アークス警備隊員が、缶ジュースを差し出しながら尋ねる

BoHu長「どうだったもなにもないねぇ……。」

もらった缶ジュースをすぐに開け飲むBoHu長。

BoHu長「恐ろしいほど何もわかっていない。

 なんであんな連中が権力持っているのか不思議でしょうがないね

――ってのは、言い出して十数年か。」

FoTe子「あはは、確かに貴方はいつでもそう言っているわね」

BoHu長「最悪、アークス警備省に直談判に行く必要もあるかもしれないねぇ」

FoTe子「ちょ……、それは止めておきなさいよ?

 唯でさえ、あの人たち最初はカンカンだったんだから。

 応援に向かった警備隊メンバー全員を独断で停止させたこと」

FoTe子「そもそも、もしも直談判なんてやったら

 どこの船でも拾ってもらえないわよ? 再就職も難しいだろうね」

BoHu長「あっはっはっは。

 やってもウル艦の艦警なら拾ってくれるだろうねぇ

 あそこの凶悪犯罪発生率に比例して検挙率が高い分、人材に飢えているから」

FoTe子「なに売り込んでいるつもり?」

BoHu長「さぁ?」

二人は短い沈黙。
56名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:25:10 ID:gRC()
FoTe子「……なによ、そんなに今回の相手はヤバイの?」

BoHu長「そりゃねぇ。情報回っていると思うけど、
 どうもヘレテックが居そうなのさ。それに加え元XH隊員……手に余る相手だよ」

FoTe子「ふーん、ヘレテック……非調整ねぇ。
 普通のヘレテックぐらいなら、あなた達も何回も叩きのめしているでしょ?」

BoHu長「……ま、そうだねぇ」

BoHu長「でも一つ違う」

FoTe子「何が違うの? 違法調整者(チート)とか?」

本来の正規ルートから大きく外れた調整が施されている者たち――通称『チート』。
発見次第、即殺害が許されている重犯罪者だ。

もっとも、アークス研究機関と同規模の研究設備がなければ、クラスの調整技術はおろか、
『違法調整』と呼ばれるほどの馬鹿げた調整を施すことすらできない。

だから『違法調整者』は数年に一人でるか出ないかのほどだ。
ただ“アークスシップを墜とす力”と比喩されている。

BoHu長「……それならいいんだけどね」

FoTe子「そ、それならいいって……どんな奴よ?」

BoHu長「それは解析を待ってからのお楽しみかな」
57名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:25:45 ID:gRC()
FoTe子「このキャストが、そんなにやばそうに見えないけどなぁー」

FoTe子は空間に端末画面を表示させ、
川の中心で空を見上げているキャストの写真を眺めていた

BoHu長「……で、照合結果はでてないのか」

FoTe子「そうね。こんなに時間がかかっているって事は、特別なキャストなのか
 
 うんうん、あんな所に居たキャストだし特別なのは間違いないはずよね。

 一応、もっと上のデータまで開示するように請求中のはずよ」

BoHu長「ふむ……。

 もしかして警備隊レベルの権限では閲覧できない――って可能性もなくはないねぇ」

FoTe子「馬鹿なの? どんなレベルのキャストよ、それ」

BoHu長「存在が秘匿……。アークスの世界は大きくなりすぎているからね

 裏付けがないだけで、色々秘匿情報で溢れかえっている世界だよ。

 ――君も覚えているだろ? 某アイドルちゃんとか、さぁ」

FoTe子「アレはなんと言えばいいのか、困るわ……」

BoHu長「あっはっはっは。まあね

 僕の悪い癖。考え過ぎなだけかもしれないよ」

FoTe子「そうよ。……ところでさ、FiHu君の様態だけど」

BoHu長「――ん、どうなんだい?」

BoHu長は、これ以上とない真剣な顔つきでFoTe子を見つめた。

FoTe子「……命に別状はないって。
 でもPP(フォトンパワー)の限界を越えてのフォトン使用による
 急性フォトン中毒とフォトン貧欠症、あと身体ダメージの限界ギリギリだったかな」

BoHu長「意識の方は?」

FoTe子「まだないわ。でもうわ言で『BoHu長、厳し過ぎます』って言っているわよ
 ……日頃の訓練の賜物かしら?」

BoHu長「そんな賜物いやだねぇ」
58名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:26:36 ID:gRC()
FoTe子「そっちこそ、どうなのよ。 RaHu子ちゃんは?

 本当にちゃんとしたCMMS(キャスト・メディカル・メンテナンス・センター)に

 連れて行かなくて良かったわけ?
 
 損傷が激しかったんでしょ? そのこと、一部は問題視しているわよ」

「貴重なキャスト警備隊員なのに、なんていうことを」――と、
 FoTe子は誰かのマネをしている口調で言う。

 その口調的に口うるさそうで偉そうなやつだとはわかる。

BoHu長「ええまぁ……。一応問題はないようだねぇ」

彼女曰く『私はキャスト。損傷箇所を換えれば平気です』

RaHu子『またCMMSに言った場合、一ヶ月は動けません。

 それは私が警備隊員として、行動する上で、実に――――

 また今回培った経験をすぐに実践反映――、ゆえに更なる能力向上に――――』

その後は、あまりにも長く堅い話にBoHu長が耐え切れなくなり
逃げ出して来たのだという。

BoHu長「自分の体は大切にしてもらいたいんだけどねぇ」

BoHu長「ともかく、いきなり初日初戦で僕ら側は二人脱落。

 FoBr子ちゃんが、幾ら実力があるとは言え無茶もさせれない。
 
 僕的には、さっさと調査隊に協力要請出して、任務を終わらせ、

 腰を下ろし二人を見守りたい……のだけど、そうは行かないだよねぇ……

 ……それに“オラクル聖教会”からの依頼で、

『生きた状態で捕まえて』とも言われているし」
59名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:29:49 ID:gRC()
FoTe子「オラクル聖教会……。
 たしか数千人の信者を持つフォトンを神聖視している宗教団体だっけ?」

BoHu長「そうだね。

 まあフォトンを神聖視している団体なんて沢山あるのだけど、
 彼らは、その中でもまだ若い方で……ええっとねぇ」

BoHu長は端末を起動させ何か資料を確認する。

BoHu長「あったあった、ほら。
 ダークファルス・エルダーと初決戦の時に出来たらしい」

FoTe子「へー、自前のチームもいくつも所有しているんだ。
 全部を総合的に見るとかなり大きい組織ね」

BoHu長「……ま、それだけじゃないのさ。

このデータも閲覧してみな?」

下の方――教徒リスト。
特に注意書きもされていないファイル。
それを選択し閲覧――ある欄まで進めてBoHu長はFoTe子に見せる

FoTe子「ん……うんん? 

 オラクル聖教会にアークス警備隊員も複数所属している?」

BoHu長「ここだけの話だから、静か~に聞いてもらいたいねぇ」

FoTe子「あ、ごめん……」

BoHu長「……でまぁ、オラクル聖教会の全体を取り締まっている

『オラクル聖堂院』と言うチーム兼教王であるマスターから

 直々に「生きて捕まえるように」と通達されているようなのさ

 今回の任務に投入された警備隊員の9割が信者だった。

 おまけに言っちゃうと、僕らが投入された時点で
 HuTe子ちゃんがXH隊員だったなんて教えられていない、参っちゃうよ……

 さらに言っちゃえば、この団体から警備隊は義援金を受け取っても居る」
60名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:30:23 ID:gRC()
FoTe子「……圧力が掛かっていると言うの? 何かをもみ消す為に――」

BoHu長「いんや?

 もしももみ消すなら警備隊じゃなくて、彼ら自身の持つチカラを使って

 HuTe子ちゃんの後を追うのが賢明なはずなんだよねぇ。

 なのに情報が漏れる可能性もあるのに警備隊に任せている。

 ほんっと訳がわからないよ、信者と言う存在は」

BoHu長は一息ついて。更に声を小さくする。
 
BoHu長「――ま、気になることがあると言えば、
 
 何故HuTe子ちゃんはマスターを殺したのか……ってことかな。

 表向きは、その原因を解明するために僕ら警備隊があるんだけど」

そういうBoHu長の横でFoTe子は端末を操作
「事件資料」と書かれたファイルをひらく。

FoTe子「……HuTe子、3週間前に自身の所属していたチームのマスターを殺害。

 その後、取り押さえようとしたチームメンバー、連絡を受けて駆けつけた警備隊、

 さらには取り押さえに協力しようとしたアークス調査隊員、を倒して逃走。

 チームの所有するガンシップを略奪し、ナベリウスに逃げ込んだ。

 そこナベリウスでも、追跡していた多くの警備隊員を打ち倒していると。

 ……あら? 結局、殺害動機は判明していないの?」

BoHu長「ああ、そういう事になるねぇ。

 一応、任務を受けた日のウチに大体の事件内容を調べあげたのだけど、

 どんなに調べても“殺害動機は出てこなかった”のさ」

FoTe子「……変な話ね」

BoHu長「そうだよね」
61名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:30:54 ID:gRC()
FoTe子「……なにニヤついているの?」

BoHu長「いやいや、変な話だよねってね」

FoTe子「……?」

BoHu長「そこら辺の情報が“意図的”に流れて来ていないってことかもねぇ」

FoTe子「……まさかだけど、私に調べろとでも?」

BoHu長「僕が、元同僚とは言え、君にこんなに話すと思うかい?」

FoTe子「あー、はいはいはい。勘弁してよ……」

BoHu長「ええー、FoTe子ちゃん釣れないこと言わずにさー」

FoTe子「ダーメ。なに言っても。

 なんで偶々定例会の為、警視庁に来ただけなのに

 見るだけでクサくて、意図的に操作されているような

 おっかない事件に協力しなければならないのよ」

FoTe子「唯でさえ、私達の艦警は槍玉に挙げられやすいんだから」

FoTe子は手をヒラヒラとさせながら、BoHu長の前から去って行く。

FoTe子「ま、頑張りなさいね~、

 何をしてもいいけど、私を当てにしないでね~、じゃーあねー」

BoHu長「……むぅ」
62名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:31:56 ID:gRC()

FoBr子「あ、終わっていたなの?」

入れ替わるようにFoBr子がBoHu長の前に現れた。

BoHu長「おおー、FoBr子ちゃん。僕のことを迎えに来てくれたのかい?」

FoBr子「そんな訳ないなの。その口を聞けなくしてやろうか、なの」

BoHu長「おーっ怖い怖い。……で?」

FoBr子は3本指を立てた不格好なピースサインを作る

FoBr子「バッチリなの」

BoHu長「おおー、上出来だよ、FoBr子ちゃん」

FoBr子「もっと称えるべきなの。崇めるべきなの。昇給談判してこい、なの」

BoHu長「はははっ、僕はFoBr子ちゃんの現金なところが好きだよぉ」

――???

?「森林エリアではブーメラン一丁になるし、
 警備隊の中でも敵が多く、あの感じでは協力者も少なそうよ?」

?「本当に警戒する必要ある? あんなオッサン」

?「そりゃ、任命早々独断捜査して
 今調査にあたっている警備隊員から、HuTe子のことまで調べるようなやつだぞ」

?「そうでしたね、忘れてました」

?「あー、面倒くせ。なんでヘボ警備隊なんか頼ってんだよ」

?「俺に言われてもどうしようもないことだ。」

?「で、HuTe子の動きはどうなっていますか」

?「あー、HuTe子は森の茂みの濃いところを中心に移動したから上空からは目視不可。

 アークスの追尾用……いあ、追跡用システムの類は全部が使えない

 なんか一緒に居たキャストも同じように追跡できなかったらしい」

?「ダッサ」?「ヘボすぎ」

?「まあ公にして捜査や追跡するなら、あっという間に片が付いているだろうよ」
63名無しさん@おーぷん :2015/04/30(木)01:33:02 ID:gRC()
ピピピ。通信音が入る。

『BoHu長たちはアカ派チーム拠点に向かう模様。尾行してください。

 ――もしもの場合は“殺害”も許可されています』

?「うん、殺しちゃっていいんだ?」

『いきなり殺しに行く必要はありません。

 ――我々の“障害となるなら”です。

 これ以降の無駄な会話は認められていません。それでは』

?「あちゃー、もしかして怒っているのかな?」

?「そうかもしれませんね」

?「さーて、早く行こうぜ」

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HuTeアークス♀「私は、仲間を殺しナベリウスに逃走している身だ」
CRITEO