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太くて臭い

1名無しさん@おーぷん:2015/02/16(月)22:04:09 ID:1dJ()
 今日も1日が終わる‥‥
2名無しさん@おーぷん :2015/02/16(月)22:11:30 ID:1dJ()
 今日という日が終わりを告げ明日と交差する穏やかな時間‥‥

 私はその時、家のドデカホーンから流れるラジオを聞き流しながら、受験勉強をしていた。絶対に浪人する事は許さない、父親からそう告げられて、必死になって勉強をしていた。

 が、天性のバカである為、一向に成績は上向かない。高校の中ではトップだったが、如何せんバカ学校。
 表向き偏差値54だが、それは一部の同級だけであとの実態は、アルファベットすら順番に書けない脳みそが揃っているような、そんな学校だった。
3名無しさん@おーぷん :2015/02/16(月)22:34:01 ID:1dJ()
 現役専門の学習塾での成績は常に下から数えた方が早く、クラスも日本史と国語以外は基礎学、一年生からやり直し、というクラスだった。廻りには同じような成績をした人間が集まるから、悲しくは思わないのが不思議。
 しかし本当は、こんな所で基礎学に拘泥するでなしに、人が豊かになるような文章とは、文学とは何なのか、それを究める道に早く進みたい、と焦るばかりだった。
 自分に才能など無い事は、平野啓一郎の作品を読んで、思い知らされたばかりなのに。
 若手作家、とはいつまでそう呼ばれるのだろう?
 若手で無くなった時、性格そのものが勢いだけでやっていくような、向こう見ずの私には、果たして若さを失ったとしたら、何が残るだろう?
 いや、この若さこそが多分私に何物も齎さないばかりか、若いが故に何も知らない、経験が無いから何も言えない、そういう事なのではないか?
 ‥‥そんな、青臭い事を考えながら、日付を越えて英語の勉強をし、家族が眠りについたのを確かめて、イヤホンをつけてレンタルCDからダビングした、人間椅子の曲やヤンチャしている友人から貰い受けたニューロティカのアルバムを聴きながら、夜二時位迄勉強。
 その後パンツを下ろしエロ本で一発抜いて眠りについた。

 
4名無しさん@おーぷん :2015/03/01(日)17:18:14 ID:qwA
PCで改めて見てみたが、改行していないとやっぱり読みにくい・・・追加で書く気が失せてきた。
5名無しさん@おーぷん :2015/03/06(金)20:35:29 ID:s9H
>>4
過疎ってて皆カキコしないけど見てる人は見てるぞ
頑張れ
6名無しさん@おーぷん :2015/03/18(水)21:47:26 ID:Svu()
>>5
1です、有り難う。
7名無しさん@おーぷん :2015/03/18(水)22:02:21 ID:Svu()
続き

 毎朝六時に起床、部屋のテレビをタイマーで点けるようにして、UHFでやっていたBBCニュースを聞き流しながら支度、朝飯は気づいたら食べなくなっていた。
 七時に自宅を出て、八時に学校。毎日通勤時間帯での電車通学なので、会社員の皆さんにはウザい事この上ない筈で、なるべく隅っこで坂口安吾の全集を読むだけにしていた。
 坂口安吾の全集は、仕入れが大変だった。当時は今のようにブックオフもほとんどなければ、インターネットもない。足で本屋を当たりまくり、筑摩文庫の文庫サイズの全集を探さなければならず、私方の回りには筑摩文庫を扱う書店が少なかった。
 また、当時その筑摩文庫で隔月ペースで全集を初版で出していたので何時出るのか、分からなかった。
 だから仕入れが止まると何度も同じ巻を読む羽目になり、その間に別の作家の文庫本を買うようにしていた。
 しかし大学受験時は、その文庫本が参考書に変わり、私の通学時間は八割方参考書の英語文法を暗記するか、日本史を学ぶ為に、姉から貰った山川の用語集をひたすら暗記するか、それだけだった。
 残り二割は、夏休みの後に付き合い始めた二個下の進学校の彼女とのおしゃべりだったが、その会話も混雑する車内では、あまり会話出来なかったし、そもそも何で付き合っていたのか、丸っきり分からなかった。
8名無しさん@おーぷん :2015/03/18(水)22:22:26 ID:Svu()
 何故付き合っていたのか?それは告白されたからで、余りに出し抜けな告白に私は呆れた。私は底辺の男子校生で、正直高校の中では、孤立していた。
 殆ど仲間という仲間はいなかったし、作ろうともしていなかった。部活も転々とし、本当は野球がしたかったが、親の猛烈な反対に折れてしまい、バスケ部、卓球部、放送部、またバスケ部、そして柔道部、と何個部活に入り何個部活を辞めたか、訳分からなかった。
 最後の柔道部で漸く安住を得たが、これすら優しい同級生達立ったから、私は安住を得たが、多分そうでなければ、私はまた孤立していた。
 昼休みは独りで飯を喰い、誰もいない図書館で昭和三十年代に出版された、経営学の本を読み漁ったり、矢張り古い民俗学の本を読んでいたり、兎に角独りだった。
 教室に戻ると、また同級生が私の机に嫌がらせをしていて、陰気に笑っている。
 唯一輝けるのは体育の時位で、柔道の授業になると駆り出される。
乱取りしよう、と、普段ヤンチャしているのに持ち掛けられるが、余りに稚拙な攻めにげんなりしながら、やり返しさないように、とちょっとウザったい攻めを払うつもりで胴着を掴んで突き出したら、後ろに倒れてしまった。そして、
「今の、何て技?」
 これには苦笑いせざる得なかった。ちょっと本気出したら、瞬殺だと理解したから。

 ある時は腕相撲をしよう、と矢張りヤンチャグループの副親玉みたいなのに持ち掛けられた。勝ってしまったので、余計気に入らなかったらしい。
 そしてまた孤立。

 そんな独りぼっちだったので、学校が愉しい訳がなく、出席日数を稼ぐ為だけに仕方なしに通勤電車に乗っていた。当然暗い顔をしていた。
 そんな私にラブレターを渡す女の子も女の子だが、私には当時同じ車内で毎朝顔を合わせる余所の同じ位の偏差値40台の学校の子に惚れてしまっていた。
9名無しさん@おーぷん :2015/03/19(木)19:57:04 ID:HXZ()
 ラブレターを渡されたのは確か夏休みの前日。ボケーッとウォークマンを聞きながらたまたま座れた座席で手ずれして汚い、英語の参考書を読んでいる時だった。
「あのぅ、これ読んで下さい」
いきなりそんな風に言われて、紙を渡された。そこには電話番号と名前、そして惚れてる旨が書かれていた。彼女の制服は進学校のそれで、私に手紙を渡す為に、わざわざ一駅やり過ごしたらしい。急いで電車を降りて転んでいた。その姿が何だか滑稽だった。
 何事も無かったかのように振る舞っていたが、内心は驚きと嬉しさ両方あった。私は都合20人位に告白して振られていたので、こんな事ってあるんだ、と思った。
10名無しさん@おーぷん :2015/05/09(土)17:26:13 ID:pPZ()
ホゲッ、久々に開いたが2ヶ月近く経ってたんやな。

先月半ばに転職し、気持ちも落ち着き始めて来たのでやっと少しは書けそうだ。とは言っても、昔昔、大昔、元になる小説は一旦書き上げて、小説サイトに出していたんだよなぁ。それを思い返しながらここでは書いています。
11名無しさん@おーぷん :2015/05/09(土)17:27:09 ID:pPZ()
今、歯医者の待ち時間なので、少し暇つぶしに書きますわ。
12名無しさん@おーぷん :2015/05/09(土)21:01:23 ID:pPZ()
 夏休み前であった為、夏休みの間は特に連絡も取らなかった、というか連絡先が書いていないから取れなかった。

 高校最後の夏、地元の同級生の大半は野球の県予選で涙流したりなんだりしていたので、野球を途中で辞めた私には面白くも何ともなく、ただひたすら赤本や予備校の参考書とにらめっこする日々だった。
 また、朝はマクドナルドでバイトもしていたので、朝マックの作り方も覚えなければならなかった。しかし、手際の悪い私には、全く向いていなくて、廻りからは迷惑な存在でしかなかった。
 店長のCさんは、卵を片手で二つ一辺に割り、所定のコースターに入れるし、バイトの階級が二つ高い学年も二つ下のO君は手際良くあれこれこなす。
 私は卵を片手で割るのが出来ないし、束になって切れ目だけあるプロセスチーズをめくるのも遅い。フライヤーは流石に大丈夫だったが、パンケーキの気泡を小さくするのは、至難の業に思えた。
 店長のCさんからは、余りに私がトロいので、廻りから文句を言われている窮状を私にそれとなく伝えていた。
 そうして私を励ますフリをしつつ、それとなくクビにしようとしている雰囲気も伝わってきた。
 因みにこのCさんとは、後に私が新卒時に就職した会社で、お客様、ご受講生として再会する事になった。
13名無しさん@おーぷん :2015/08/04(火)21:57:50 ID:dSH
 しかし、そんな職場の鬱屈は一日三時間で終わる。自宅で一息ついたら、すぐに予備校に出向いていたから。予備校ではひたすら講義と自習。
 自習室に置いてある赤本を解きまくり、全く点数が取れない自分に呆れかえり、基礎学を繰り返す。赤本のレベルは青学とか上智とか立教とか中央の法学とか。
 偏差値40代の人間では解ける訳もない、入れる訳もない、そんな大学。
 しかし、レベルに合わせると満点になるが、どれも高校受験か?と見紛ってしまうような安易な問題ばかりで、勉強にもならない。日東駒専も、半々。
 けど、これでいい。理由は本番にからっきし弱いからで、練習で自分にプレッシャーを与えなければ本番はグダグダ。毎回打席立つ度に、シュートを撃つ度に、試合形式の乱取りをする度に、小心者の私は竦み上がる。
 テストも一緒で、テストの席に着くと下痢をするから、今のうちにプレッシャーに耐える訓練をしながら、とてもではないが登れそうにもない山の頂きを目指せば、多分大丈夫。
 そう思いながら、解答集をチェックして、間違いだらけの結果の振り返りをしていた。

 気付けば夜。予備校が閉まるギリギリ迄毎日自習していた。
14名無しさん@おーぷん :2015/08/04(火)22:23:17 ID:dSH
ID変わってるけど主です。まあ、相変わらず誰も読んでいないな。まあ、いいや。


 自宅に戻り、シャワー浴びて飯喰って、再び勉強。姉貴が彼氏を連れてきていて五月蝿いから、イヤホンつけてCDつける。零時を回る頃にラジオに切り替えてJ-waveに。

「今日と言う日が終わり‥‥」
と言うイントロから始まる資生堂、ミッドナイトフェイスを聞くのが日課だから。と言ってもイントロだけ聞いて満足してしまい、余り本編は聞かない。
 聞いてはいたのだろうが、頭に入ってはいない。そしてまた勉強し、一時頃に寝る。
 翌朝またバイト。バイトは夏休みの間は年下に罵られようが、バカにされようが週五でやっていた。
 当然バカにされているだけなので面白くは無いが、要領も悪いのは事実。他のバイトに迷惑が掛かる訳で、厭でも謙虚に受け入れるしかない。受け入れながら、心は閉ざしていた。全く仕事以外の会話はなかった。
 すると、シフトに入れて貰える頻度も減り、新しく入った主婦の方はすぐ溶け込み、また孤独。夏休みが終わる二週前には、もう週二しかマックでバイトをしなくなった。
 夏休み終了後二週して、十月シフトを聞かれたから、店長にシフトを聞かれたから、辞める旨伝えた。
15名無しさん@おーぷん :2015/08/06(木)23:39:08 ID:EVE
 その、辞める旨を伝えた日は翌日に駿台だかどこだかのテストがあったから、さっさと自転車で自宅に戻りまた勉強をしていた。テストはサッパリダメだった。またテスト前に腹を下してしまい、最初の国語は半分位しか解けなかった。

 それからまた月曜日。いつもの電車に乗って学校に向かっていたら、乗換駅て見覚えのある顔が‥‥


 あっ!


 お互いに眼が合ってしまい、一瞬気まずくなる。そうして満員電車の中で近づく形になり、


「あの?たしかアナタは‥‥」

と、私から声を掛けた。

「えっ?あっ、あっ、あのぅ‥‥」

「確かお名前が、坂井真理子さ‥‥ん?」

「はいぃ!」

(声裏返ってるな‥‥)

「‥‥混んでるね」

コクンと頷いて顔を赤らめていた。私もその様子を見て、上を向いて、少し真理子を抱えるように、自然に手を出した。自然に真理子も凭れ掛かってきた。

 どうして、自分でも手を差し出したのか、抱えるような格好になったのか、よく判らない。凄く自然に、手が出ていた。
 少なくとも、真理子は私の名前を知らない。まだ、名前を伝えていない。歳も伝えていない。汗臭い事も伝えていない。実は沢山の地元の女の子に振られている事も当然知る訳が無い。
 それでも、何故か肩を寄せ合うような格好になっていて、更にその姿は、ずっと、(なのか?)何となく気になっていた、隣近所の私立(偏差値40)の、よく眼が合いお互い顔をその瞬間赤らめてしまう女の子にも、見られていた。 
 何故だか私はヤバい、そんな風に思っていた。

 何だろ、本当、ヤバいなぁ。

 
16名無しさん@おーぷん :2015/08/06(木)23:40:25 ID:EVE
改行大杉!

でもちょくちょく改行しないと、投稿出来ないんよね、スマホからだからかな?
17名無しさん@おーぷん :2015/08/07(金)00:01:43 ID:Et9
 何だろ、この感じ。

(次は、船橋、船橋)

おっ、次で大量に降りるぞ。そう思って抱えられている真理子を見ると、相変わらず俯いたままだった。ツンツン、と指で合図すると顔を上げて、

「次、船橋だから一回降りよう」
と、小声で言って真理子の様子を確かめると、コくん、とまた頷くだけだった。

 だだだだだっ

 船橋で大量に乗客が降りた。
18名無しさん@おーぷん :2015/08/13(木)21:19:38 ID:vcO
 人の波をかぎ分けて再び真理子と一緒になり、漸くお互いの自己紹介をした。

「俺は藤田武実、ボ○クラ高校の三年だ」
「えっ!三年なんですか?」
「えっ?」
「同じ一年だと思っていました」
「へっ?どうして?」
「顔が、童顔だし、堂本剛みたいな顔してるから」
「えっ?それは余り言われた事無いなぁ」
「本当ですか?」
「うん、あんな猿みたいな顔してるか、俺」
「してる」
「へぇ~」
‥‥
 そろそろ中山だなぁ。

「なんで俺みたいなのにあんな紙渡した?何かの罰ゲームか?」
「違います!」
一瞬ビックリした。なにもそんなムキになって否定せんでも(^-^;
「で、ごめん、俺、マジで女の子とこうやって会話する事は無いからテンパってるんだけど、ああ、普段はどんな事したら楽しいん?」

何聞いてるんだ、こりゃお見合いじゃねーか。まさか太宰治が好きだとか、東京の貧民街を調べているだとか、んな訳ねーだろ。

「えっ?」

ほらっ、向こうがテンパってるんわ。

「えっと、」

答えるんかい。
19名無しさん@おーぷん :2015/08/13(木)21:49:09 ID:vcO
 「えっと、普通に友達とカラオケ行ったり、遊んだり」

何だ、やっぱり普通だな。そりゃそうだろうな、偏差値70近いお嬢様学校だし、クラブ行って上野か渋谷でパンツ売ってま~す、とはならんだろうよ。まあ、この子らのパンツなんて売ってしまったら、物凄い高値になるだろうけど。

 ※当時はブルセラ安定期に差し掛かる時期で、パンツ売りをやる子はいるにはいた。けど、今みたいなインターネット社会では無い為、割とヒッソリとはしていた。(作者注)

「へぇ~、カラオケでどんなん歌うの?」
「普通に安室奈美恵とか」
「今度聞いてみたいなぁ」
「武実さんはどんな歌歌うの?」
「俺?」
やべー、自分で話振っていて、答えられない。有頂天なんてカラオケには無いし、ばちかぶりも町田町蔵も、人間椅子も赤痢も、ラウドネスも、見たことねーしなぁ。あっ、そだ。
「たま、とか?」
「ぷっ!ちょっと変ですね。さよなら人類?」
「ん、ああ、まあ。あとはオリジナルラブは好きかなぁ、声は似てるらしいし」
20名無しさん@おーぷん :2015/08/22(土)19:33:27 ID:Ss9
 「オリジナルラブ?誰それ?」

えっ、オリラブを知らんのか。ピチカートとかも知らんのか、渋谷系とか、判らんのか?やっ、やべぇ、趣味の合わない奴だと思われそう。
 いや、確かに、素の俺と趣味の合う奴なんて、そうそう居ないのは百も承知だけど、オリラブ位は知ってても普通じゃないのか?普通に音楽番組のランキングにも出るし、一般的なんじゃないのか?とは思っていたが。

 

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