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LRS 総合スレッド ver76.1

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1美少女 ◆PW/JEUaBws:2016/09/19(月)20:27:32 ID:???
※※LRSの総合スレッドです。
LRSとはラブラブ、レイ、シンジのことで、レイとシンジのカップリングのことを指します。

【前スレ】
LRS 総合スレッド ver75.1
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/eva/1419773717/

LRS 総合スレッド避難所
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/9745/1357298546/

LRS小説スレまとめ
http://seesaawiki.jp/lrs/
224女シンジ :2017/04/27(木)20:27:54 ID:???
>>223
リツコ「あら、私達は神だったの?大した大発見ね」
ペンペン「そうでも無い。古来より何度も言われていることだ」
リツコ「ペンペン貴方は、神がこの世界を創造したと信じているのかしら?」
ペンペン「少し違うな。この世界を創造した何らかの力を神と呼んでいる。と言った方が正確だね」
リツコ「その理屈なら神は確実に存在するわね。あまりに科学的な存在過ぎてあまり御利益は無さそうだけど」
ペンペン「そしてその理屈なら我々もまた神だということになる」
ミサト「何故?創造者と創造物は違うでしょう?」
ペンペン「普通はそうだね。ベートーベンと彼の創った音楽は違う。そう我々は考える」
リツコ「それで間違って無いと思うわ」
ペンペン「宇宙全体を一つとみれば宇宙が音楽を造った、その音楽もまた宇宙の自己表現だとも言えるがね」
リツコ「自我の独立性は幻想だという観点からすればそうね」
ペンペン「でもまあ大工さんと大工さんの建てた家は別だと普通は考えるね。何故なら、大工さんと大工さんの建てた家は別に見えるからだ」
リツコ「…確かに大工さんとハンマーやノコギリ、釘や木材なんかも別物に見えるわね」
225女シンジ :2017/04/28(金)18:29:40 ID:???
>>224
ペンペン「そういうわけで我々は創造者と創造された物は別だと考えるわけだ」
リツコ「間違って無いと思うわ」
ペンペン「そして宗教はその考え方を、神とその被造物にも当てはめて考えたわけだよ」
リツコ「神は言った、『光あれ』ってやつね。そんなので宇宙が出来るなら苦労はしないわね」
ペンペン「実際宇宙は我々が苦労して造ったわけじゃ無いがね」
リツコ「否定はしません」
ペンペン「ただ大工さんが材木を集め、ノコギリやハンマーを使って家を造るように宇宙を造ったわけでは無いのは確かだね」
リツコ「それはそうね。宇宙が存在する前から材木やノコギリやハンマーがあったらおかしいわ」
ペンペン「その場合宇宙が存在する前から宇宙が存在した。という矛盾が生まれるね」
リツコ「宇宙の定義にもよるけれど、何らかのエネルギーが存在したなら宇宙とみなす。という定義なら宇宙は宇宙が存在する前から存在しても良いと思うわ」
ペンペン「どっかの科学者がそんな宇宙創造論を言ってたね。宇宙が存在する前には虚の揺らぎがあったとか何とか」
リツコ「ホーキング博士ね。彼はその理論で宇宙が存在する謎を説明出来るとしたわ」
226女シンジ :2017/04/29(土)21:25:24 ID:???
>>225
ペンペン「残念ながらそれは宇宙が存在する前から宇宙が存在したと言ってるに過ぎないね」
リツコ「科学者達はこう言ってるわ。『宇宙は無から生まれた。その無の中に虚の揺らぎがあり、それがある瞬間宇宙を生み出した』」
ペンペン「もはや子供の屁理屈レベルだね」
リツコ「でもこの理論なら、神の存在に頼らずに宇宙が生まれた原因が説明出来るとして、科学者達には人気のある理論よ」
ペンペン「残念ながらそれは、『宇宙は無から生まれた。その無の中に神があり、それがある瞬間宇宙を生み出した』の神を虚の揺らぎに言い換えたに過ぎないね」
リツコ「少なくとも神という言葉を使うより、心理的抵抗が少ないんじゃないかしら?」
ペンペン「でも人の知性はこう問いかけるよ、その『虚の揺らぎ』とやらは何故、どんな原因で存在したのかと」
リツコ「……それは、最初から何の原因も無く存在したのよ。世界が存在する前から、まだ因果律というものすら存在する前から」
ペンペン「なるほど、世界が存在する前に非物質の因果律を超えた存在が在り、それがある瞬間に宇宙を生み出したというわけかね?」
リツコ「そう言われてるわね」
227女シンジ :2017/04/30(日)21:29:39 ID:???
>>226
ペンペン「ブラボー!人類の叡智は遂に神の存在を論理的に解明したというわけだね?歴史上の賢者達がたどり着いた結論に科学が追いついたわけだ!」
リツコ「…科学者達は…神という言葉は使っていないわ。無の中に存在した虚の揺らぎが宇宙を創造したと言ってるのよ」
ペンペン「しかし神とは元々世界が存在する前から存在する物理的因果律を超えた存在であり、世界そのものを創造した存在ではなかったかね?」
リツコ「それは人間が生み出した想像の産物じゃないかしら?」
ペンペン「繰り返すが神という言葉の元々の意味は、世界を生み出した何らかの力という意味だよ」
リツコ「…そうね、その定義なら無の中の揺らぎを神と言っても良いんじゃないかしら?何故か科学者達は神という言葉を使いたがらないけど」
ペンペン「それはお国柄や個人的心情の問題だろうね。実際西欧社会では神という言葉は少々厄介だからね」
リツコ「実際アメリカ人の四割は聖書に書いてある通り、神が六日間で世界を創ったと信じてると聞いたことが有るわ」
ペンペン「…まぁそんな環境では科学者達も、うっかり神の存在を究明しましたとは言い辛いだろうね」
228女シンジ :2017/05/01(月)21:51:29 ID:???
>>227
ミサト「神が世界を創ったのはよく解ったわ。それで何故私達まで神ってことになるのよ」
ペンペン「簡単な話だよ。世界がすべて神で出来ているなら、世界に存在するものは全て神ということになる。したがって我々も神である」
ミサト「世界が全て神で出来ているなんて話だったかしら?」
ペンペン「そうなるね、なにしろ神が世界を創る前は神以外何も無いのだから、神が世界を創る材料は神以外有りようが無い」
ミサト「もしかしたら世界創造用の粘土とか有ったかも知れないじゃない」
ペンペン「その場合その粘土を用意したのは誰なのか?という当然の疑問が出てくるだけさ」
ミサト「なら神がイマジネーションで世界を創ったとしたら?神のイマジネーションの産物も神と言えるのかしら?」
ペンペン「もちろん言えるさ、何故なら世界を創り得る力は神の力以外何も無いのだから、コップ一つから砂粒一つ、素粒子一つとってもね」
ミサト「どうやってそれが証明出来るのよ!」
ペンペン「簡単な話だよ。神が世界を創造する前に世界が存在したなら、その世界を創造した神がいた。ということになるだけだからさ」
リツコ「そういうことね」
229女シンジ :2017/05/02(火)23:42:19 ID:???
>>228
ミサト「つまり、世界の全ては世界の全てを創造した神の力で出来ているという事なの?」
ペンペン「理論上そうなるね。そして神の力自体神で出来ているのだから、この世界は神で出来ている事になる」
リツコ「だから人は神だと言うの?でも、大海の海水をコップで掬っても、その海水を海だとは言わないわよ」
ペンペン「でも海水であることには変わりはないね。その場合海が世界で、世界を存在させている海水が神だと思えば良い」
リツコ「神は世界を構成している最小単位なの?」
ペンペン「いや世界に神以外無いのなら、世界の最大から最小まで全て神ということになるね。神はミクロにしてマクロ、アルファでありオメガだよ」
リツコ「その意味では、旧約聖書に出てくる肉体を持った神も神であることに変わりは無いわね」
ペンペン「そうだね。もちろん人間もチューリップもイチゴのショートケーキも神だ」
「ならそのイチゴのショートケーキを食べて神だと言う女子高生は間違って無いんですね?」
ペンペン「実に尊い真理を述べているね。神は世界を創造して女子高生になり、イチゴのショートケーキを食べるという奇跡を成したのだよ」
230女シンジ :2017/05/03(水)22:06:31 ID:???
>>229
ミサト「女子高生はどうでも良いわ。何で神は私達人類を滅ぼす悪しき神をほうっておくのよ!」
ペンペン「人間が魚を食べるからといって神は人間を滅ぼさないだろう?つまりそういうことだ」
ミサト「つまり、神…創造主としての神にとって、私達人類は魚並みの存在だと言うの?」
ペンペン「創造主としての神、つまり世界を構成する純粋なエネルギーとしての神にとっては全てが神だよ。事実全てが神で出来ているのだから」
リツコ「要するに創造主としての神は、悪しき神が我々人類を滅ぼしたとしても何もしないということなの?」
ペンペン「そうだね、純粋な創造主としての神は決して損なわれることは無い。そして純粋な創造主としての神で構成されていないものは何も無い。したがって…」
リツコ「あなた方は神だ。あなた方はいと高き者の子だ。とキリストは言ったというの?」
ペンペン「そう、この世界に神で無いものは何も無いからね。つまりこの世界に永遠で無いものは何も無い。純粋な創造主としての神はその事をよく知っているよ。つまり…」
ミサト「つまり。純粋な創造主としての神が全然あてにならないことは良く分かったわ」
231女シンジ :2017/05/04(木)19:22:15 ID:???
>>230
ペンペン「永遠なる神のみが存在する。永遠なる神で無いものは何も無い。ここに天国の安らぎが在る。というやつさ」
ミサト「そんな世界の構成論はどうでも良いのよ!重要な事は風呂上がりの一杯のビールが旨い!それだけよ!」
ペンペン「…一杯のビールですんだためしが無いがね。最近は酒の量を減らしてるのかね?」
ミサト「その楽しみを奪うような奴は、例え神だろうがゲンドウだろうが叩き潰すのみよ!」
ペンペン「そのことに関してはゲンドウも同意見だよ。どうだねここは一つ、無益な対立は止めてネルフに協力しないかね?」
ミサト「それはできないわ。私達ヴィレはネルフ殲滅を至上目的として立ち上がった組織。だから必ずネルフは滅ぼし尽くしてみせるわ」
ペンペン「それでは図らずも人類絶滅を狙う悪しき神に手を貸すことになるね」
ミサト「その時はその時よ!まず目の前の敵を確実に倒し、次の敵のことは次に考えれば良いだけだわ」
ペンペン「やれやれだね。ところで赤木君、一つ訊いておきたいのだが」
リツコ「…何かしら?」
ペンペン「いやね、君達がシンジの首に着けることを予定している爆弾首輪のことなんだが」
232女シンジ :2017/05/05(金)16:26:13 ID:???
>>231
リツコ「首輪がどうかしたのかしら?」
ペンペン「その首輪には覚醒リスクの為の保険の役割があると言ったね?」
リツコ「そうよ。エヴァが覚醒した場合、パイロットの頭を吹き飛ばして殺す事によりエヴァの覚醒を止める。それが爆弾首輪の覚醒回避の為の機能よ」
ペンペン「そんなものを作る暇があるなら他に幾らでもやれる事はあるだろうが、それはさておきだ」
リツコ「何かしら?」
ペンペン「パイロットを殺したら覚醒が止まるという根拠は何だね?」
リツコ「……根拠?碇シンジが原因でエヴァが覚醒したのなら、その原因を取り除けば覚醒は止まる。簡単な理屈よ」
ペンペン「やれやれ、なんとも根拠の薄い話だね」
リツコ「そうかしら?事実、碇シンジの搭乗時を除いて、エヴァが覚醒したケースは無いわ」
ペンペン「セカンドインパクトを忘れているよ。あの時はまだエヴァのパイロットはいなかった。しかしエヴァは覚醒してガフの扉は開いたんだよ」
リツコ「セカンドインパクトの時、何故エヴァが覚醒したのかについては未だ未解明。当時はまだ覚醒回避システムが甘かったんじゃ無いかしら?」
ペンペン「今はどうなのかね?」
233女シンジ :2017/05/06(土)21:29:13 ID:???
>>232
リツコ「今は、当時に比べれば比較にならないくらい、覚醒リスク回避の技術は進歩している。と自負しています」
ペンペン「そうかね?パイロットの感情一つであっさり覚醒したようだが。当時とは比較にならないくらい進歩ねぇ…」
リツコ「それだけ碇シンジが邪悪で規格外の存在だった。という事です」
ペンペン「う~ん。技術者が技術的欠陥を他人の人格的欠陥のせいにしては駄目なんだが、今はそれは置いといてだね」
ミサト「…つくづくシンジに甘いのねペンペン。所詮は鳥類ってところかしら…」
ペンペン「まぁ一年足らずの短期間に零号機暴走初号機暴走、四号機爆発、三号機使徒化。初号機覚醒と合わせて五回事故を起こしてるようじゃねぇ…」
「とてもエヴァが安全な兵器とは言えませんね」「オスプレイだって年間五機も墜落しませんよ」「兵器としての信頼性はほぼゼロに等しいですね」
ペンペン「まぁ、そういったところだね。一年足らずの期間に五回もの同一兵器による事故。とても実用に耐える信頼性が担保出来てるとは言い難いね」
「しかもそれだけ危険な兵器に中学生を載せて、危険な使徒と戦わせているわけですからねぇ…」
234女シンジ :2017/05/07(日)21:46:33 ID:???
>>233
リツコ「エヴァは中学生しか動かせない以上仕方の無いことです」
ペンペン「まぁだからこそ本来なら、君達が全力で中学生達をフォローすべきなんだがね」
ミサト「もちろんその通りよ。私達が碇シンジが犯した罪を世界に広め、彼女を厳しく罰するつもりなのも、私達なりのフォローのつもりだもの」
「…思いっきり後ろから撃ってるようにしか見えませんけどね…」
リツコ「それは見解の相違と言うしかありません」
ペンペン「まぁそれはともかくだ、零号機の暴走すらエントリープラグを抜いても止まらなかったのは事実だね」
リツコ「当然です。エヴァがパイロットのコントロールを受けつけ無くなるから暴走なのです。エントリープラグを抜いたくらいで止まるわけがありません」
ペンペン「暴走ですらそうである以上、それ以上にエヴァの自立度が高い覚醒が、パイロットを殺したくらいで止まるとは思え無いんだがね」
「そもそもパイロット無しでも覚醒する時はするんですからね」
ペンペン「そういうことだね。もともと寝ているだけというのが生物として不自然なんだから」
リツコ「それをあえて眠らせておく事に多大な苦労があるのです」
235女シンジ :2017/05/08(月)22:44:40 ID:???
>>234
ペンペン「つまり何かきっかけさえあれば、エヴァは覚醒するんだよ。それがパイロットの感情でも覚醒制御システムの故障でも使徒による攻撃でもね」
「要するに碇シンジさんによる覚醒は、数あるエヴァの覚醒パターンの一つに過ぎないというわけですか?」
ペンペン「そうなるね。シンジはたまたまエヴァを目覚めさせたきっかけだよ」
リツコ「そのきっかけになった罪が重いのです」
ペンペン「そんな事後法的に罪を課すのは通用しないよ。だが今言いたいのはそこではない」
ミサト「なら何が言いたいのよ?」
ペンペン「要するに一度エヴァが目覚めてしまったら、パイロットを殺したくらいじゃ覚醒を止めることは不可能だということだよ」
リツコ「何故そう言えるのかしら?碇シンジが原因でエヴァが覚醒したのなら、その原因を排除すれば覚醒が止まると考えるのは極めて合理的だわ」
ペンペン「残念ながら、碇シンジはエヴァ覚醒のきっかけではあっても原因では無いよ。言ってみればシンジは目覚まし時計の役割を果たしたに過ぎないんだよ」
「…なるほど、確かに目覚まし時計を壊したとしても、それで覚醒が止まる保証はありませんね」
236女シンジ :2017/05/09(火)21:57:57 ID:???
>>235
リツコ「そうかしら?エヴァを起こそうとする悪い目覚まし時計は、早めに壊してしまうほうが安全だと私なら判断するわね」
ペンペン「それはとんでもない愚作だね。パイロットはエヴァを唯一コントロール可能な存在だよ。そのパイロットを真っ先に殺すなど愚の骨頂だよ」
リツコ「そのエヴァを唯一コントロール可能な存在がエヴァを覚醒させた。だからそのパイロットを殺すことにより覚醒を止めようというのが爆弾首輪です」
ペンペン「だからパイロットを殺すことによりエヴァの覚醒が止まる保証は無い。という話をしているんだよ」
「逆にパイロットが殺されたショックでエヴァが暴れだす可能性もありますよね」
ペンペン「大いにあり得るね」
リツコ「そうかしら?覚醒エヴァは人のかけた呪縛を解いた自立性の高い存在よ。パイロットを殺したくらいで混乱するとは思え無いわ」
ペンペン「なら尚更パイロットを殺すことに意味は無いね。パイロットを殺してもエヴァは自立性を保ったまま活動を続けるだけだよ」
リツコ「それは実際にパイロットを殺してみないと分かりません」
ペンペン「パイロットを殺して分かってからじゃ遅いんだよ」
237女シンジ :2017/05/10(水)22:33:36 ID:???
>>236
ミサト「そうやって何もしない前からあれこれ考えても仕方ないでしょう!まずはパイロットを殺してみる!それでダメならその時にまた考えれば良いだけよ!」
ペンペン「…あのね。世界に数人しかいない貴重なエヴァのパイロットをそうサクサク殺さず、もう少し頭を使ってみたらどうだね?」
リツコ「その頭を使った結果、エヴァが覚醒したらパイロットを殺す。との結論が出たのです」
ペンペン「その結論はアスカやマリは知っているのかね?」
リツコ「……特に伝える必要性を認識していません…」
ペンペン「……大方彼女達には内緒で、覚醒時には彼女達ごと殺す爆薬がコクピットに仕掛けてあるんだろうね」
ミサト「……」
リツコ「……」
ペンペン「……少なくとも先の第十使徒戦時の初号機覚醒では、碇シンジは覚醒初号機をある程度コントロール出来てたのは間違いないね?」
リツコ「…エヴァをコントロールどころか、自分自身の感情すらコントロール出来ていない。その結果が初号機の覚醒です」
ペンペン「…ふむ。しかしだね、少なくとも碇シンジが自分自身の行動をコントロール出来ていたことは、認め無いわけにはいかないね?」
238女シンジ :2017/05/11(木)18:39:52 ID:???
>>237
リツコ「シンジが自分の行動をコントロールしていた?彼女はただ、自分が好きな綾波レイを助けたかっただけにすぎません」
ペンペン「その通り、シンジはレイを助けたかった。そしてレイを助けた。これはシンジが自分の行動をコントロールしていたということだよ」
リツコ「…確かに表向きはそうね…それが綾波レイを失いたく無いという、醜い無意識の思いに支配された結果の行動だとしても…」
ペンペン「無意識も何もシンジは綾波レイを助けたくてエヴァに乗ったんだがね」
リツコ「…自分にとって安らぎとなる綾波レイを失いたくない故にエヴァに乗る…最高のエゴイズムね…」
ミサト「まるで、寒い冬の日に、いつまでも暖かい布団にくるまっていたい。そんな甘えた根性で生きている。というわけねシンジは…」
リツコ「そういうことよ。つまり碇シンジは、そういう人間だということよ。元々そういう人間だったのよ」
ミサト「くっ!」
ペンペン「まぁシンジは綾波レイを助けたかった。そして初号機は使徒を倒し綾波レイを救出するという、シンジの意図した通りに動いたのはご存じの通りだよ」
ミサト「……だから?それが何なのよ?」
239女シンジ :2017/05/12(金)17:06:57 ID:???
>>238
ペンペン「つまりシンジは、覚醒初号機をコントロールしていたということさ」
リツコ「ならば覚醒初号機はシンジの支配下にあるということ。シンジを殺す理由としては充分ね」
ペンペン「何故そうなるんだね?」
リツコ「覚醒初号機がシンジの支配下にあるのなら、シンジを殺せばそのショックで初号機の覚醒も収束する。ということは充分に考えられるわ」
ペンペン「あのね。シンジが死んで覚醒が止まるなら、シンジが初号機から降りても効果は同じではないのかね?」
リツコ「覚醒初号機がシンジを降ろすことを拒否したとしたら?どうするのよ」
ペンペン「その場合ますますシンジを殺すことのメリットは無いね。初号機を唯一コントロール可能なパイロットをわざわざ殺すのは愚策中の愚策だよ」
リツコ「シンジを殺せばそのショックで初号機の覚醒も止まるかもしれないわ」
ペンペン「『かも』で初号機を唯一制御可能なシンジを殺してはいけないよ。二度と取り返しのつかない事態になる可能性もあるんだからね」
リツコ「どんな可能性があると言うのかしら?」
ペンペン「シンジへの攻撃を、自分への攻撃だと初号機が判断する可能性だよ」
240女シンジ :2017/05/13(土)22:03:25 ID:???
>>239
リツコ「……そうかしら?初号機にしてみれば、自分の中の異物を排除してくれてありがとう。くらいの気持ちかもしれないわよ」
ペンペン「シンジのシンクロ率の高さからして、初号機がそう判断する確率はかなり低いね。初号機にしてみればシンジは大切な自分自身の一部だよ」
「そもそも初号機がシンジさんを異物だと判断してるなら、シンジさんが初号機から降りることを拒否するわけがありませんよね?」
ペンペン「そう、シンジが初号機から降りられるなら問題無い。降りられ無いならシンジへの攻撃は、初号機への攻撃と判断される可能性が高いと考えるべきだね」
「どちらにせよパイロットを殺害するのは問題がありますね」
ペンペン「そう、エヴァを唯一コントロール可能なパイロットを殺害するメリットは無い。よく考えればそう結論づけざるを得ないんだよ」
「良かった!つまり碇シンジさんに爆弾首輪をつける必要は無いということなんですね?」
ペンペン「もちろんそうさ、爆弾首輪はパイロットの精神衛生上も良く無いしね。着ける理由もメリットも何も無いよ」
リツコ「…いいえ。爆弾首輪を着ける理由やメリットはちゃんとあります」
241女シンジ :2017/05/14(日)21:25:13 ID:???
>>240
「どんな理由やメリットが有るって言うんですか?」
リツコ「まず理由としてはやはり、パイロットを殺す事により覚醒を回避できる可能性がある事です」
「だからそれは論破されたじゃないですか。パイロットがエヴァをコントロール可能なら殺すのは愚策、コントロール不可能なら殺す意味は無いって」
リツコ「でも実際に試したわけではありません。パイロットがエヴァをコントロール不可能でも、パイロットを殺せば覚醒が止まる可能性はあります」
「根拠は何ですか?」
リツコ「パイロット殺害のショックによる覚醒の停止です」
「だからその場合エヴァが、人類を敵だと認定するリスクの方が大きいって結論が出てるじゃないですか」
ペンペン「それに繰り返しになるが、零号機の暴走さえエントリープラグを抜いても止まらなかったんだよ。覚醒がパイロット殺害で止まるとは希望的観測過ぎるね」
リツコ「でも覚醒が止まる可能性は零ではありません」
ペンペン「覚醒が止まる可能性が一とするなら、止まらない可能性は百くらい有るんじゃないかな」
「覚醒が止まる可能性が一で、覚醒が止まらず事態が悪化する可能性が百かもしれませんよ」
242女シンジ :2017/05/15(月)22:11:48 ID:???
>>241
ミサト「面白いじゃない!敢えてエヴァを操作可能なパイロットを殺してみる!その結果覚醒が止まらず人類が滅びるというなら…私は言うわ。滅びても良いと!」
「いや良く無いでしょう」
ペンペン「全然良く無いね」
リツコ「…爆弾首輪によるパイロット殺害は、一つの科学実験としての側面もあります」
ペンペン「あれかね?シンジをエヴァに乗せて使徒の前に出すときに、あえてプラグスーツを着せなかったようなものかね?」
リツコ「良いたとえです。唯一エヴァを操作可能なパイロットをあえて殺し、その結果覚醒が止まるかどうか試してみるのです」
ペンペン「それで覚醒が止まらなかったらどうするんだね?」
リツコ「…どうするも何もありません。その場合、滅びの時を生き延びるのは、私達人類では無かった。というだけの話です」
ペンペン「…ふむ。座して死を待つのみかね?」
リツコ「他に道はありません」
ペンペン「ならやはりエヴァ覚醒時に、パイロットを真っ先に殺害するのは愚策中の愚策ということになるね」
リツコ「しかし、それが私達のやり方なのです。楽な道と困難な道があれば、迷わず困難な道を選ぶというのが」
243女シンジ :2017/05/16(火)22:34:47 ID:???
>>242
ペンペン「それで敢えて碇シンジにパイロットの訓練を受けさせ無かったのかね?」
リツコ「その通りです。任務に失敗したら世界が滅びる立場のシンジに、敢えて任務の内容を知らせず訓練も受けさせ無いのは、そういう理由です」
ペンペン「ならばズブの素人のシンジを使徒にぶつけながら、あえてプラグスーツを着せなかったのも?」
リツコ「言うまでもありません。少しでもシンジのシンクロ率を下げ、シンジの安全性を下げる為の処置です」
ペンペン「…なるほど、確かにそうした方が、シンジの勝率は下がり、死亡確率は上がって一挙両得というわけだ…」
リツコ「さらに少しでも戦闘が早く始まるように、極力使徒の近くに射出しました」
ペンペン「…なるほど、シンジが少しでもエヴァに慣れる前に使徒にぶつけたかったわけだ…」
リツコ「狙い通り、シンジが射出され1分もしないうちに使徒との戦いが始まりました」
ペンペン「…いやしかし、負けたら人類絶滅の戦いでよくぞそこまで、自分達に不利な選択が出来るものだね…」
リツコ「それが私達のやり方なのです」
ミサト「正にサムライそのものね。武士道とは死ぬことと見つけたり」
244女シンジ :2017/05/17(水)22:14:21 ID:???
>>243
ペンペン「一度でも負けたら人類絶滅の戦いで、よくもまぁそこまで自分達が不利になる選択を次々とできたものだね」
リツコ「それも理由があっての事です。少しでも楽な生き方をしたがるシンジに、極力苦しみに満ち満ちた道を歩んでもらおうという意図があるのです」
ミサト「そういう事です。私達も無意味に苦しみの道を選んでるわけではありません。碇シンジにとっての苦しみの道を選んでいるのです」
「なるほど、葛城さんや赤木さんが自ら苦しみたいというわけでは無いんですね?」
リツコ「もちろんです。私達は好き好んで自らを苦しめるような愚かな選択はしません。苦しむべきは碇シンジなのです」
「なぜ碇シンジさんが苦しまなければならないのでしょうか?」
リツコ「人を苦しめるのに理由が必要でしょうか?人を苦しめるということはそれほど不自由なことなのでしょうか?」
「もちろんですよ。意味も無く人を苦しめて良いわけ無いじゃないですか」
ミサト「…くっ!」
リツコ「もちろん理由はあります。それは碇シンジの歪んだ人間性故にです。彼女は苦しまなければならないのです。昨日より今日、今日より明日、未来永劫に」
245女シンジ :2017/05/18(木)20:30:11 ID:???
>>244
「そんなわけ無いじゃないですか。あなた方は碇シンジさんに親でも殺されたんですか?」
ミサト「逆です。私達は碇シンジの親を殺したいのです。そして出来れば、爆弾首輪を着けられ独房に監禁されたシンジに、ゲンドウの生首を見せてやりたいのです」
「止めてください!」
リツコ「しかし、そんな碇シンジにも苦しみから逃れる方法が一つだけあります」
「…何ですかその方法って?」
リツコ「死ぬことです」
「やっぱり…」「言うと思った」
「死ぬことだけが碇シンジさんの救いだと、そうおっしゃるんですか?」
リツコ「他に道はありません」
「いくらでもあるでしょう」
リツコ「…いいえ、碇シンジはすでに、人として生涯をかけても償いきれない罪を犯してしまいました。もはや彼女に人間として幸せに生きる権利は無いのです」
「そんなこと全然無いでしょう」「むしろ人類を救った英雄ですし」
「サードインパクト自体は、碇シンジさんが初号機の中で寝ている間に起きてるわけですから、碇シンジさんの責任でもなんでも無いですしね」
リツコ「爆弾首輪は、碇シンジの犯した罪の象徴としての意味でも、着けなければいけません」
246女シンジ :2017/05/19(金)17:18:47 ID:???
>>245
「いや、あなた方二人を除いて誰も碇シンジさんに罪があるなんて思ってませんから」
「そうですよ。いい加減な職場で本来なら不要な苦労を重ねて、それでも何度も人類を救ったヒロインを責めるなんて、まっとうな人間にはできませんよ」
リツコ「皆様方の反応を見て正直戦慄を禁じ得ません。わずか14歳にして、これほど多くの大人達を手玉にとるとは、末恐ろしい限りです」
「手玉になんてとって無いでしょう。真面目で良い子過ぎるくらい良い子が、一所懸命生きてれば誰だって評価しますよ」
リツコ「…正にそれこそが碇シンジの狙いなのです。真面目にみんなの為にがんばってさえいれば、誰からも責められ無いだろうという…彼女の策略なのです」
「それの何がいけないんですか?」
リツコ「……それの何がいけないのか…そのことを理解するには人生に対する深い洞察と、そこから構築される哲学による価値判断が必要になります…」
「え~と、もしかして一般人には理解し辛いことですか?」
リツコ「その辺の一般大衆にはまず理解できないでしょう。彼らは物事の皮相だけを見て、自分の価値観に従ってことの良し悪しを決めるだけですから」
247女シンジ :2017/05/20(土)21:26:36 ID:???
>>246
「あっ、じゃあけっこうです。どうせ聞いても理解できませんから」
リツコ「いえ、これは碇シンジの罪を理解する上で核心となる部分なので、話しておく必要があります」
「そうですか、どうぞ。どうせ碇シンジさんの人間性が悪いとかの人格批判なんでしょうけど…」
リツコ「その通りです」
「やっぱり」
リツコ「…生きるということは、恐怖との出会いでなければなりません」
「いきなり何を言ってるのか分かりません」
リツコ「この場合の恐怖とは何か?それは他人の存在です。他人とは気持ちの悪いものであり、恐怖そのものなのです」
「人間嫌いなんですか?」
リツコ「その気持ちの悪い恐怖の対象である他人と向き合うこと、それが生きるということなのです」
「…確かに、気持ちの悪い人間と向き合う必要性に迫られるときってありますね…」
リツコ「そして人は成長する過程において社会性を獲得する必要があります」
「それは確かにその通りだと思いますよ」
リツコ「…その社会性を獲得するにあたって、人は重要な結論に至る必要があります…」
「何ですかその結論とは?」
リツコ「…他人が居ても良い。という結論です…」
248女シンジ :2017/05/24(水)21:25:30 ID:???
>>247
「むしろ他人がいたらダメなんて思ってる人間が少数派じゃないですか?世捨て人かかなりの人間嫌いくらいでしょう他人の存在を許さないなんて」
リツコ「…それは世間の一般大衆があまりに皮相な人生を生きてるからに他なりません。彼らは人生の意味さえ考えようとしないのです」
「人生に意味なんてあるんですか?」
リツコ「その答えは自分で見つけるしかありません」
「答えが必要なんですか?」
リツコ「…答えが必要無いというのなら、何の意味も無い人生をただ生きるしかありません」
「それの何がいけないんですか?」
リツコ「その場合人は何の信念も無く、ただその日その日を生きるべき理由も無く生きるしかありません」
「生きるのに理由が必要なんですか?」
リツコ「理由も無く生きているだけだと言うなら、人は鳥や獣と何ら変わりはありません」
「鳥や獣が理由も無く生きる事が出来るのに、なぜ人間だけが生きるのに理由を必要とするんですか?」
リツコ「人間だからです。人間は何にでも意味や理由を求めるのです」
「でも求め無い人もいますよね?」
リツコ「ですからそれでは鳥や獣と何ら変わら無い存在に過ぎないのです」
249女シンジ :2017/05/25(木)20:37:10 ID:???
>>248
「そういう部分で鳥や獣と変わらない存在だと何か困るんですか?」
リツコ「困ります」
「何が困るんでしょうか?」
リツコ「精神的に困ります」
「どう困るんですか?」
リツコ「……存在すること自体の恐怖、自己の存在の耐えられ無い軽さ、人生の耐えられ無い無意味さに精神が苦しみのた打ちまわるのです」
「いわゆる虚無感に襲われるという事ですか?」
リツコ「…そう…虚無感…ある日気づいてしまうのです。世界の全てには何の意味も無い。という事に……」
「そりゃ意味なんて思考の領域の話ですからね。そして世界は人の思考が生まれる前から存在してるわけですから、もちろん人の思考が消えた後にも存在しますし」
リツコ「…そう、世界の存在の前には個人はあまりにも儚く無意味な存在にすぎません。私がその事を痛烈に意識したのは中学生の時です…」
「何があったんですか?」
リツコ「…私は、一人の男の子を好きになりました…」
「恋をしたんですか?」
リツコ「…その通りです。色白で細面の美少年だった彼は、いつも目立たないように、一人で静かに本を読んで過ごしていました」
「おとなしい子が好きなんですか?」
250女シンジ :2017/05/26(金)16:58:47 ID:???
>>249
リツコ「おとなしいというより、落ち着いた子が好きなのです。おとなしいのは目的では無く、落ち着いた精神の結果でなければなりません」
「なるほど…」
リツコ「普段は物静かな彼でしたが、友人達と話す時は年頃の少年らしい笑顔を見せてくれました。それは本当に美しい笑顔でした」
「その少年とはどうなったんですか?」
リツコ「どうにもなりません。私はあるとき気づいてしまったんです。彼に好きな人がいることに…」
「誰かとお付き合いされてたんですか?」
リツコ「…そのクラスには身体が弱く、よく学校を休みがちな女生徒がいました。とても存在感が薄く、いつも一人で静かに本を読んでいました」
「正ヒロイン登場ですかw」
「…なんか件の男の子とタイプが似てますね」
リツコ「いいえ、二人は似て非なる存在でした」
「まぁ…確かに女生徒の方は身体が弱くて学校を休みがちなわけですからね…」
リツコ「そのうえいつも陰気臭い顔で人と目を合わせようとせず、たまに話す必要があっても、俯きながらぼそぼそと話すので、みんな彼女を避けていました」
「…あ~、それはなんというか、その…一つの悪循環パターンですね」
251女シンジ :2017/05/27(土)22:10:17 ID:???
>>250
リツコ「お察しの通り、その女生徒には一人の友人もいませんでした」
「…村八分ってやつですか?」
リツコ「その通りです。必要最低限の会話をする以外、クラスの誰もが彼女と関わらないようにしていました」
「…よくある話ですね。学校という閉ざされた社会では一度そういう雰囲気ができてしまうと…」
リツコ「まず逆転はしません。いつしか私達の中では、その女生徒に不必要な接触をはかるのはいけないことだ。というような不文律が形成されていたのです…」
ミサト「分かるわ。なまじそういう子に接触をはかると、そのことが原因で今度は自分が後ろ指を指される立場になるのよね…」
リツコ「そういうことね」
ペンペン「ある種のコミュニティーでは、そういう立場の人間もまた、コミュニティーの結束力や仲間意識を高める役に立つようだね」
ミサト「その通りよ。特に女の世界ではそんな子が一人いることにより、なんとなく皆が安心した気分になれたりするものなのよ」
リツコ「そういうことね。いわば一番低い立場の人間を作ることにより、自分達はその最下層の立場の人間より上の立場の人間なのだという優越感を享受できるのよ」
252女シンジ :2017/05/28(日)21:31:57 ID:???
>>251
ミサト「それに、みんなで一人の子を避けることによりある種の連帯感も生まれるわ」
リツコ「…それも小さく無いわね。優越感にしろ連帯感にしろ、人生にある種の高揚感を与えてくれるもの」
ペンペン「…特別な存在である事と共感する仲間が居る事、二律背反する欲求が手軽に満たされるというわけだね…」
リツコ「そうよ。特別な存在であることと共感する仲間が居ること。この二つは女にとって必須アイテムだと言っても過言では無いわ」
「誰もがシンデレラに憧れているってわけですか?」
リツコ「もちろんです。ただしシンデレラに憧れ無いことが特別な存在に自分をしてくれるなら、その時はシンデレラなど切って捨てるのみです」
「世間の女達はみんなシンデレラに憧れている。そんな中で一人だけシンデレラに憧れていない私カッコイい!というわけですか?」
リツコ「当然そうなります」
ペンペン「しかしそれは結局のところ、シンデレラに憧れていない特別な私。というシンデレラ感覚にひたっているに過ぎないね」
「…つまりシンデレラ願望の否定も、シンデレラ願望の現れということですか?」
ペンペン「そういうことになるね」
253女シンジ :2017/05/29(月)22:15:25 ID:???
>>252
「その場合心の中で、フフ、シンデレラに憧れて無い私カッコイい!と思いながら日々生きていくわけですか。それはそれで楽しそうですね」
リツコ「それだけでは無く、友人との会話の中でさり気なく、自分がシンデレラに憧れて無い事を伝える必要があります」
「…それは何の為にですか?」
リツコ「その方がより気持ちよくなれるからです」
「…なるほど、確かに誰もがシンデレラに憧れる中、一人だけシンデレラに憧れて無いって個性的ですからね」
リツコ「そのせっかくの個性も黙っていたのでは伝わりません。だから伝えなければならないのです」
「…なるほど、ねぇちょっと良子、私の話を聞いて」
「いいわよ。なあに彩乃話って?」
「私ね、シンデレラには興味ないの。シンデレラに憧れる気持ちも無いし、シンデレラに成りたいなんて全然思って無いの」
「え~~!?すご~~い!世間の女達はみんなシンデレラに成りたいと思ってるのに、彩乃はシンデレラに興味も無いなんて、信じられな~~い」
「…そうなのかしら?私もの心ついた時からシンデレラに興味ないから、それが普通なんだって思ってたわ」
「そんなこと絶対無いよ~~!」
254女シンジ :2017/05/30(火)23:43:43 ID:???
>>253
「そ…そうなの?どうしてみんなシンデレラに憧れるんだろう…不思議ね…」
「それは平凡な女の子なら誰だって非凡な存在になりたいって思うからだよ~~はっ!もしかして彩乃って……」
「なあに良子、突然人のことじっと見つめたりして?」
「うん。間違い無いわ。私の推測によると…」
「良子の推測によると?」
「彩乃は特別な存在なんだよ!!」
「え~~っ?私が特別な存在?どうして?」
「誰もがシンデレラに憧れてるのに、彩乃だけシンデレラに憧れて無いからよ」
「…そ…そう?という具合に自分が特別な存在であることをさり気なく伝えて高揚感に浸るわけですね?」
リツコ「…さり気なさ、という点では今の小芝居には無理がありましたが、まぁそうです」
ペンペン「しかし特別になることを目指して得た特別は特別では無いね。赤ん坊を見てごらん、彼らは皆特別だ。誰も特別を目指していないのに」
リツコ「問題ありません。私達は特別になりたいのでは無く、特別な者の気分を味わいたいだけなのです」
ペンペン「実際真に特別な存在になることは危険だからね。世の中の真に特別な人間は誰しも孤独を味わっているものだよ」
255女シンジ :2017/05/31(水)22:14:34 ID:???
>>254
「そういうものなんですか?」
ペンペン「特別であるということは、それだけ周囲の人間達とは違うということだ。当然特別になればなるほど共感できる人間は少なくなるよ」
「でも特別な才能を持った芸能人なんかは、ファンもたくさんいて毎日楽しいんじゃないですか?」
ペンペン「最初はそうかもしれないがね。やがて自分の外見や才能が愛されてることに飽きるときが必ず来るんだよ」
「そういうものなんですか?」
ペンペン「そうなると自分の外見や才能がかえって、他者と触れ合う際の障壁にすら思えて来るもんだよ」
「…なんともうらやましい話ですね」
ペンペン「本人にしてみればそうでも無いさ。人が愛してるのは自分では無く、自分の外見や才能だと気づくのは案外淋しいものなんだよ」
「でもその外見や才能だって本人のものなんじゃないんですか?」
ペンペン「それが本人にしてみればそうでも無いんだよ」
「そうなんですか?」
ペンペン「例えば外見、仮にあなたが世界一の美人女優だったとしよう」
「私がですか?」
ペンペン「そう、あなたがだよ。どんな気分だろうね?」
「…う~ん…最高に素敵な気分だと思いますよ」
256女シンジ :2017/06/01(木)20:21:45 ID:???
>>255
ペンペン「そうかも知れないね。だが世界一の美人女優だっていつまでも世界一の美人女優ではいられ無いんだよ。人間誰しも歳をとるからね」
「確かにそうですね」
ペンペン「スポーツ選手や格闘家もそうさ、寄る年波には勝てない」
「芸術家はどうですか?彼らは死んでも作品は残りますよね?例えばベートーベンとか」
ペンペン「作品は残るけど彼らは死ぬんだよ。我々はベートーベンの『運命』は知っていても、ベートーベン自身の運命には大して関心が無い。たいていの人はね」
「…そうですね…でも歌うこと自体が好きな人が歌手をやってるケースとかどうなんですか?俳優だと演技すること自体が楽しい人だっていますよね?」
ペンペン「ほとんどそうじゃないかね?もちろん自分が楽しいと感じる事が仕事に出来るならそれが一番良いね」
「そういう人達も孤独を感じたりするんですか?」
ペンペン「感じるさ。人は楽しみながら寂しさを味わえる希有な生き物だよ」
「……詩人ですね…」
ペンペン「あいにくただのペンギンだかね」
リツコ「…実際のところは、むしろ寂しさから逃れたくて人は楽しみを求めたりする事の方が多いものです」
257女シンジ :2017/06/02(金)17:02:24 ID:???
>>256
ペンペン「大衆は静かな絶望を生きているというやつかね?」
リツコ「…そう、だからこそ人は問わずにいられ無いのよ。人生の意味を、生きる理由を…」
「哲学的ですね。私の学生時代なんていつも異性の事で頭がいっぱいで、一日中ムラムラしっぱなしで人生の意味も何もありませんでしたよ」
「それならまだましな方ですよ。私など今年で30歳になろうというのに、一日中女のことしか考えてませんから。まったく性欲って罪ですよね」
「別に普通じゃないですかそれ?私は女だけど小学生の頃から男の子のことしか考えてませんし、二十歳過ぎた今でも男性にしか興味ありませんけど?」
「全然普通ですね。私もエロティックなことを考えること以外に時間を使うのは人生の無駄だと思ってます」
「…皆さんが羨ましいですよ。私なんかは二次元の美少女以外体が受け付け無くて、どうしても三次元の女性に発清出来なくて、ハハ、困ったものです」
「いやいや何を言ってるんですか、今どき二次元の美少女にしか性欲を感じ無い人なんて普通ですよ普通。私だってそうですし」
「私は二次元の美少年も三次元の男性も両方いけますよ」
「おや頼もしい」
258女シンジ :2017/06/03(土)21:43:12 ID:???
>>257
「やはり女性は強いですね」
「そんな事ありませんよ。今は男性でも二次元と三次元両方いけるって方は普通にいますよ」
リツコ「…確かに思春期の性的欲求は並々ならぬものがあり、若者はしばしばその抗い難い欲求に翻弄されるものです」
「やっぱり女性もそうなんですか?」
リツコ「否定はしません。しかし、思春期は同時に若者がアイデンティティを確立させる時期でもあります」
「アイデンティティ…私は何者なのか?といった自己の定義のようなものですね?」
リツコ「その通りです。私は赤木リツコである。私は日本人である。私は女である。私は科学者である。これらは私のアイデンティティの一例です」
「つまり、思春期になると自我の独立性が強まるわけですね?」
リツコ「その通りです。そして自我の独立性の強化とは、そのまま自分と世界の分離性の強化を意味します」
「要するに自意識が強まるわけですね?」
リツコ「強まります。自分は何者なのか?誰しも思春期に思うこの命題は、自我の独立性を強め、世界との分離感を強め、若者を自意識過剰にします」
「それでこの時期中二病なんて現象がしばしば見られるのですね?」
259女シンジ :2017/06/04(日)21:31:40 ID:???
>>258
リツコ「その通りです。中二病というのも、思春期特有の少しでも早く自己のアイデンティティを確立したい、という欲求の顕れに他なりません」
「なぜ思春期になると、そんなにアイデンティティを確立したいと思うんですか?」
リツコ「第一の理由として、この時期から性欲が強くなり始めるというのがあります」
「性欲とアイデンティティは密接な関係があるという事ですか?」
リツコ「関係あります。しかし、性欲の発達で最初に強化されるのは自意識です」
「自意識ですか」
リツコ「皆さんも覚えがあるはずです、この時期自分の中に芽生えた性的欲求を、親に知られたく無かったという事実を」
「分かります。家族でテレビ観てるとき卑猥なシーンがあると、滅茶苦茶気まずかったりしますよね」
リツコ「この世の生き地獄でした」
「あと親と一緒に歩いてるところをクラスメートに見られると、やたら恥ずかしかったり」
リツコ「恥ずかしいのです。そしてこの恥ずかしいという感情は、自意識が無ければ決して出てくる事はありません」
「そうなんですか?」
リツコ「そうです。人が恥ずかしさを感じるのは、常に他者に対してですから」
260女シンジ :2017/06/05(月)22:47:55 ID:???
>>259
「言われてみればそうですね…」
リツコ「故に恥ずかしいという感情は自意識と共に生まれます」
「確かに生まれたばかりの赤ん坊に恥ずかしいという感情はありませんね…」
リツコ「ありません。生まれたての赤ん坊には世界と分離した『私』という概念が存在しません。そして『私』が存在しないなら『他者』も存在しないのです」
「そうなんですか?」
リツコ「そうです。『私』というものが存在するには『私』以外の『他者』が存在する必要があるのです」
ペンペン「いってみれば『私』と『他者』は同時に生まれるというわけだね」
リツコ「そういうことです」
『でもその理屈だと幼稚園くらいになると自分と他人の区別はついてますよね?」
リツコ「もちろんです」
「なら思春期以前の子供にも自意識はあることになるんじゃないんですか?」
リツコ「もちろん思春期以前にも自意識はあります。自他を分かつ自我境界線はある日突然生まれるわけではありません。出生以降少しずつ形成されていくのです」
「なら思春期に確立される自意識とそれ以前の自意識の違いって何なんですか?」
リツコ「最大の違いは性欲です」
「性欲ですか」
261女シンジ :2017/06/06(火)22:50:10 ID:???
>>260
リツコ「そう、性欲。思春期以降自意識には性欲が大きな影響を与えます」
「具体的には性欲がどう影響を与えるわけなんですか?」
リツコ「やたらと異性が気になり始めます」
「確かに異性が気になりますね」
リツコ「この異性への思いには生理的な性的欲求と精神的な欲求、つまり恋愛があります」
「分かります」
リツコ「そしてしばしば若者の中ではこの二つの欲求の折り合いがつかず、精神的な葛藤をもたらします」
「甘酸っぱい青春のメモリーですね。異性への透き通るような憧れとムラムラした性欲。純粋の白と情熱の赤をたしてピンクですね」
リツコ「…ここで注意すべきことは、自意識とは自分を意識することでは無いということです」
「えっ?それは初耳ですね!自意識とは自分を意識することでは無いんですか?」
リツコ「はい。自意識とは自分を意識することではありません。それどころか、人は自意識が発達すればするほど、自分を意識することは無くなります」
「…にわかには信じ難い話ですね。自意識が自分を意識することで無ければ何を意識すること何ですか?」
リツコ「簡単に言うと自意識とは他人を意識することです」
262女シンジ :2017/06/07(水)22:59:04 ID:???
>>261
「…自意識とは他人を意識すること……ですか?…さっぱりわけが分かりませんが…」
リツコ「もう少し詳しく説明すると、自意識とは自分が他人からどう思われているかを意識する心理作用。ということになります」
「なるほど、他人の目が気になるというやつですね?」
リツコ「そう。確言すると自意識の正体は、自分の中にある他人なのです」
「…自意識の正体は自分の中にある他人ですか…何とも意外な見解ですね…」
リツコ「もちろん実際に自分の中に他者が存在する、などということはあり得ません。少なくとも現代科学の基準に照らし合わせてみれば、ですが…」
「なら自分の中にある他人とは何なんですか?」
リツコ「簡単に言うと思考の産物です」
「思考の産物ですか…」
リツコ「そう、自分が作り上げた自分の中の他人、これが自意識の根底にあるものであり、自意識はこの自分の中の他人を起点に作り上げられています」
「ずいぶんと複雑ですね…」
リツコ「そう、思春期以降人間の精神は複雑化していきます。誰も彼もがシンプルな自己に落ち着くことができません。全ては自意識のなせる業です」
「自意識が何をするんですか?」
263女シンジ :2017/06/08(木)19:18:19 ID:???
>>262
リツコ「自意識は他人からどう評価されているかを気にします。そして自意識が発達するほど他人の目が気になるようになり、真の自己は意識されなくなります」
「真の自己とは何ですか?」
リツコ「何の定義付けもしない純粋な意識です。おそらく新生児の意識が一番その状態に近いでしょう」
「いわゆる禅で言うところの三昧みたいな意識状態ですか?」
リツコ「禅の三昧や瞑想のサマディは真の自己に近い状態だと思われます。もちろんこの場合の真の自己とは、自意識と比較しての話ですが」
「自意識と比較しない意味での真の自己というのもあるんですか?」
リツコ「比較しないのなら真の自己も真じゃ無い自己もありません。真の自己という言葉自体が真の自己以外のものとの比較により成り立っています」
「…つまり比較無しには如何なる評価も不可能という事ですか?」
リツコ「その通りです。比較無しには如何なる評価も不可能であり、故に自意識は常に評価を繰り返します。そしてその評価が益々自意識を強化します」
「何の為に自意識はそんな事をするんですか?」
リツコ「自意識は自意識自体の強化を好むという性質があるからです」
264女シンジ :2017/06/09(金)17:21:16 ID:???
>>263
「…自意識は自意識自体の強化を好むんですか…」
リツコ「そう、自意識は自己の存在証明、いわゆるアイデンティティの獲得にやっきになりますが、これも自意識自体を強化してくれるからに他なりません」
「何故自意識はそんなに自意識自体の強化を好むんですか?」
リツコ「それは自意識自体が、自己と自己以外の差別化によって成り立っているからです。さらにこの自意識の根底にあるのが性欲であり異性への関心なのです」
「思春期以降に芽生える自意識と、性欲と異性への関心は密接な関係があるんですね?」
リツコ「思春期以降の自意識と性欲と異性への関心、この三つはほぼ同時に発生し。三位一体の関係と言って良いほど密接な関係があります」
「つまり性欲は、自己のアイデンティティ確立には必須条件という事なんでしょうか?」
リツコ「その通りです。悟りを目指した釈迦が、菜食や断食で性欲を減少させたのは理由があったのです」
「悟りというのは、自己のアイデンティティ確立とは逆のベクトルなんですか?」
リツコ「逆です。アイデンティティの確立は自意識の強化の方向性であり、悟りとは自意識の消滅へと向かう方向性です」
265女シンジ :2017/06/10(土)21:18:34 ID:???
>>264
「悟り全然ダメですね。性欲捨ててどうするんだって話ですよね?」
リツコ「まったくその通り。世の中で性欲ほど重要なものはありません」
「確かに性欲が存在しなくなれば人類は滅びますからね」
リツコ「…思春期以降に発達する性欲と異性への関心、そこから生じる自意識による自他の差別化。これが人間の成長の原動力になります」
「要は異性にモテたくて向上心が芽生えるんですね?」
リツコ「その通りです。そうやって人は成長して社会に適応して行き、ある日突然悟るのです。人生には何の意味も無いと…」
「振り出しに戻る。ですね」
リツコ「そこから人は求め始めるのです。人生の意味を、生きる事の意味を、自分が存在する理由を」
「青春ですね」
リツコ「…クラスで孤立していた病弱で無口な女生徒。でもただ一人だけ例外的に彼女に話しかける生徒がいました」
「例の男の子ですね。赤木さんが好きだったとかいう」
リツコ「最初は珍しい光景だな。彼も物好きな性格をしているものだ。くらいにしか考えませんでした」
「ヒーロー登場ですね」
リツコ「でも…その光景も日を追うごとに、珍しい光景では無く成っていったのです」
266女シンジ :2017/06/11(日)21:46:37 ID:???
>>265
「つまりそれだけ、その男子生徒はひんぱんに、彼女に話しかけていたという事ですか」
リツコ「…最初は彼の方から少し話しかけて、彼女はそれに多少応じるといった感じでした」
「彼はどんな様子で話しかけてたんですか?」
リツコ「…どんな…ごく普通…としか言いようがありません。友達にでも話しかけるような、ごく自然な態度でしたから」
「それで彼女の方はどんな様子だったんですか?」
リツコ「…やはり彼女もいつも通り、まともに相手の顔を見る事もせずに、うつむきがちにボソボソと話す。といった対応でした」
「つまりそんな目立つ感じの二人では無かったんですね?」
リツコ「もともと二人とも表立って目立つタイプではありませんでした。少なくとも表面上は、だからこそ二人の事は、話題にし辛かったというのもあるでしょう」
「余り二人のことは話題にならなかったんですか?」
リツコ「少なくとも最初のうちはそうです。せいぜい珍しいこともあるね。くらいのことを誰かがささやくくらいでした」
「でもそれも次第に、珍しいことでは無く成っていったんですね?」
リツコ「そうです。彼は彼女に話しかけ続けたのです」
267女シンジ :2017/06/12(月)22:31:31 ID:???
>>266
「好きな子には話しかける。恋愛の基本ですね」
リツコ「…気がつくと彼女も、いつしか彼に時折笑顔を見せるようになっていました…」
「ヒロイン覚醒ですね!」
リツコ「…そこからは地獄でした。言葉にはできない彼女に対する怒りと憎しみで、胸が張り裂けそうな毎日でした…」
「嫉妬ですね…」
リツコ「そんな気持ちになったのは私だけではありませんでした。後になって気づいたのですが、クラスの女子の9割が彼のことを好きだったのです」
「中学生の時とかやたらモテる子っていましたよね。しかも本人はそのことに無自覚で恋愛に疎いタイプ」
「ラノベとかによくある鈍感系主人公タイプですね」
リツコ「可哀相に、クラスの女生徒達は彼女のせいで、みんなヒステリー状態で正気を失ってました…」
「いや彼女は悪く無いでしょう」
リツコ「いいえ悪いです」
「悪いんですか?」
リツコ「悪く無いはずがありません。彼女はこの世で最も美しく掛け替えの無いものを盗んだのですから…」
「なんですか彼女の盗んだものとは?」
リツコ「…彼の心です」
「なんて爽やかな人達なんでしょう」
リツコ「彼女は正に稀代の大盗賊です」
268女シンジ :2017/06/13(火)22:07:37 ID:???
>>267
「はは、無自覚なシンデレラですね」
リツコ「そんな美しいものでは断じてありません。彼女は心の底から腐り切った人間だったのです」
「彼女は何か悪い事をしてたんですか?」
リツコ「もちろんです。みんな言ってました。彼女は最低最悪の人間だと。どうしょうも無い偽善者で性悪で恋愛脳で傲慢不遜な泥棒猫で淫乱だと」
「…酷い言われようですね…」
リツコ「友達が一人もいない陰気ドブスのくせに、男に媚びを売ることだけは抜かりが無い天性のビッチだというのが、私達品位ある女生徒達の結論でした」
「…そうですか…」
リツコ「あの陰気で薄汚いメス犬は、何か卑劣な手段を使って彼を籠絡したに違いない。私達は女子会でそう結論付けました」
「…女子会怖すぎですね…いつもそんな話してるんですか?」
リツコ「そんなわけありません。いつもはもっぱら好きな男の子の話や好きな男性芸能人の話、ファッションやスイーツの話などです」
「…なんか食欲と性欲に関する事ばっかりですね…」
リツコ「反面私達女子は彼に対してはいささか同情的でした。世間知らずの彼はあの穢らわしい毒魔女に呪われた犠牲者。と見られたのです」
269女シンジ :2017/06/14(水)22:36:43 ID:???
>>268
「…でも彼女にはもっぱら彼氏の方から話しかけてたんですよね?」
リツコ「それがあの毒魔女の狡知に長けた作戦だったのです」
「…作戦…だったんですか…話しかけられるのが……?よく分かりませんが…?」
リツコ「少なくとも私達女子はそう結論付けました」
「…結論付けちゃいましたか…」
リツコ「あえて病弱なふりをして学校を休み、何時も教室では独りでポツンと本を読むことにより孤立して、自分は他の女子とは違うというアピールを彼にしていたのです」
「いやちょっと待ってください!彼女が孤立していたのは彼氏が話しかけるようになる以前からですよね?」
「そうですよ。彼女には誰も話しかけ無い空気が出来てたって自分で言ってたじゃないですか?みんなで彼女を村八分にしてたんですよね?」
リツコ「……確かに表向きはそうだったように思われるかもしれません…しかし」
「しかしも何もさっきみんなで彼女を無視するのを楽しんでたって言ってましたよね?」
リツコ「…それすらも、あの悪意の化身のような毒魔女の計略であった。と、私達は結論付けるに至りました」
「どんな計略なんですか?彼女仮病でも使ってたんですか」
270女シンジ :2017/06/15(木)19:22:57 ID:???
>>269
「……実に腹立たしい事に、彼女の病は本物でした。先天性免疫力不全症。それが彼女の病名でした」
「聞いた感じだと生まれつき免疫力が弱い体質の方だったんですか?」
リツコ「…大変遺憾ながらその通りです。実に憎々しい事に、あの魔女は定期的に医者に通い、薬剤を摂取しないと生きられ無い身体だったのです」
「いや、それ彼女の責任でも何でもありませんよね?生まれつきの疾患なら他に対処のしようが無いじゃないですか」
リツコ「…確かに生まれつきの疾患自体は仕方ないのかもしれませんが、彼女はその病を隠れ蓑に人との関わり合いを避けていました」
「……えっと…確かさっき、クラスのみんなの方から彼女を避けてたって話してたんじゃ…」
リツコ「それはそうなるように彼女が仕向けてたに過ぎません」
「……そうだったんですか?」
リツコ「私達はそう結論付けました」
「いやでも、世の中には人付き合いの苦手な人っていますよ。そこに持って来て生来の病持ちで学校も休みがちとなると…」
リツコ「だからこそ人一倍他者と向き合うべき努力をすべきだったのです。しかし、彼女は病を免罪符にその努力を怠っていました」
271女シンジ :2017/06/16(金)17:18:08 ID:???
>>270
「いや、でも、件の彼氏とは笑顔を見せて会話するまでになったんですよね?別に自分から人付き合いを拒否してたわけじゃ無いんじゃないんですか?」
リツコ「それは現実逃避に過ぎません。単に生きることから逃げているだけなのです。少なくとも私達はそう結論付けました」
「…よく結論付けますね…」
リツコ「それだけ彼女の行動は明快で、その腐臭漂う醜悪で爛れきった性格の悪さは誰の目にも明らかだったのです」
「そんなに性格悪いと思われる行動してたんですか?話を聞く限り大人しく本を読んでる女生徒。くらいにしか思えないんですが」
リツコ「彼女が一人で大人しく本を読んでたのは、自分を一人で大人しく本を読んでる女生徒として、アピールしたかったからに他なりません」
「少なくとも赤木さん達はそう結論付けたんですね?」
リツコ「もちろんです。みんなそう言ってたから間違いありません。実際彼女が誰からも嫌われていたのは彼女自身の性格の悪さが原因です」
「……いや…一人で本を読んでただけで性格が悪いことにされたら、たまったものじゃありませんよ」
リツコ「性格が悪いから本を読んでるだけで嫌われるのです」
272女シンジ :2017/06/17(土)21:48:34 ID:???
>>271
「…そうなんですかね?少なくとも今までの話を聞いた限りでは、特別その女生徒が性格が悪いとも思え無いんですが…」
リツコ「女生徒達をあからさまに無視して、自分に話しかけて来る男子とだけニヤニヤ笑いながら喋る。そんな恋愛脳女が性格が悪く無いわけがありません」
「いや元々彼女は無視されてたんですよね?そこに一人話しかけて来る生徒がいたから応対してただけじゃないんですか?」
リツコ「だったら他の生徒に話しかけられた時のように、オドオドしながら伏し目がちにボソボソと暗い顔で話せば良いのです」
「ええ…ですから、最初はそんな応対だったけど、彼が頻繁に話しかけている内に笑顔を見せるようになった。という話だったんじゃないんですか?」
リツコ「正にそこにこそ彼女の狡猾にして計算高い、許し難き恋愛脳故の性格の悪さが滲み出ているのです。他の女子達もそう言ってました」
「…いやでも、長く話してるうちに気心が知れて仲良くなったなんて、実際にいくらでもある話ですからね」
リツコ「その気心が知れて仲良くなった相手が男子である必要はありません」
「でも男子であったらいけないわけでも無いですね」
273女シンジ :2017/06/18(日)21:27:30 ID:???
>>272
リツコ「いいえいけません。男の人は男の人同士、女の子は女の子同士で恋愛をすべきです」
「さすがにそれは無茶でしょう。別に同性愛を否定はしませんが」
リツコ「今のは冗談ですが、あの時はけっこう本気でそう考えていました」
「…百合ものは好きですが、男性憎しの感情からゲイになるのは、ちょっと気持ち悪い感じがしますね…」
リツコ「別に私達は件の男子生徒を憎んでいたわけではありません。あの病弱ヒロイン気取りの恋愛脳淫乱毒魔女サイコビッチを憎悪してただけです」
「…どっちも変わらないと思いますけど…それよりその女生徒、別に病弱ヒロイン気取って無くないですか?」
リツコ「だったら通院のために学校を休んだり、休み時間にこれ見よがしに薬を飲んだりしなければ良いのです」
「いや、それは仕方無くないですか?病院に行くのも薬を飲むのも、全て彼女の境遇だと必要だからやってるだけのことでしょう」
リツコ「必要であることを言い訳に学校を休み薬を飲み、その結果彼に心配され気遣われる。これを卑劣と言わずしてどう言えば良いのでしょうか?」
「健気に病と向き合ってる少女で良いんじゃないんですか?」

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