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LRS 総合スレッド ver76.1

※ID非表示スレ
1美少女 ◆PW/JEUaBws:2016/09/19(月)20:27:32 ID:???
※※LRSの総合スレッドです。
LRSとはラブラブ、レイ、シンジのことで、レイとシンジのカップリングのことを指します。

【前スレ】
LRS 総合スレッド ver75.1
http://engawa.open2ch.net/test/read.cgi/eva/1419773717/

LRS 総合スレッド避難所
http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read.cgi/anime/9745/1357298546/

LRS小説スレまとめ
http://seesaawiki.jp/lrs/
2女シンジ :2016/09/19(月)22:16:37 ID:???
前スレ806の続き
───
「ミサト艦長素敵です!」
シンジ「…安易な道を選ばないって…グローバリズムで自国の通貨を高くして何のメリットがあるんですか…?」
ミサト「…安易な道と苦しみの道が有れば、迷わず苦しみの道を選ぶ!それが…生きるということなのよ…」
サクラ「葛城艦長良いこと言うわ~~私ますます葛城艦長のこと尊敬します!」
シンジ「…あの…ですから…貿易するのにわざわざ自国の通貨を高くする理由が分からないんですけど…」
サクラ「それに比べて碇さんは自分のことばっかり!ホンマ軽蔑しますわ!」
ミサト「…分からないでしょうね…常に人との争いを避け、安易な道を選ぼうとする貴女には…」
シンジ「はい、全然分かりません、何のメリットがあって円高を目指すんですか?」
ミサト「………易きに流されず…常に己を厳しく律する…これ以外の理由が必要かしら?」
シンジ「当然必要ですよ、貿易するのにわざわざ円高にする理由が分からないから訊いてるんですけど?」
ミサト「…人生とはね…永遠に続く苦しみの道であるべきなのよ…」
シンジ「…なぜそう思ったんですか…」
ミサト「…苦しみこそが…人間を成長させるからよ!」
3女シンジ :2016/09/20(火)22:39:12 ID:???
>>2
「…おお~~…」「…真理だ…」「…世界は葛城大佐を必要としている…」
シンジ「………」
ミサト「…武士道とは…死ぬことと見つけたり!」
「…く~~たまらん!」「聞けば聞くほど真理だ…」
ミサト「そもそも資本主義とは、人間の堕落に根ざした悪魔の思想そのものなのよ!」
「その通り!」「葛城大佐絶対支持!」「お金は悪魔の罠!」「金持ちは死すべき!」「打倒ブルジョワ!」「うおおおおおおお!」「うがあああああああああ!!」
シンジ「…なんで資本主義が悪魔の思想そのものなんですか?」
ミサト「…人間は…誰しも楽をしたいと思う弱い気持ちを持っているものよ…人間のクズの貴女がそうであるようにね…」
シンジ「…確かに快適な日本の暮らしになれたら、わざわざ中南米のジャングルで暮らしたいとは思わないでしょうね普通は…」
ミサト「…その通り。人間は誰しも危険なジャングルよりも安全で快適な文明を好むわ…ごく一部の例外を除いてね…」
シンジ「そうでしょうね、一度安全で快適な暮らしになれちゃうと原始的な生活は辛いですよね…」
ミサト「その通り。人間は誰しも易きに流されやすい弱い生き物なのよ…」
4女シンジ :2016/09/21(水)23:01:40 ID:???
>>3
シンジ「まぁ欲求は技術の進歩や人生の楽しみにもなりますから、一概に悪いものだとも言えないと思いますけどね」
ミサト「…そう自然に思えてしまうほど既に、資本主義という思想に侵されているのよ…」
シンジ「資本主義って思想なんですか?ただの経済システムだと思ってましたけど…」
ヘル「クス…人を洗脳する一番の基本は、それが洗脳だと洗脳対象に気づかせず。あたかも自分で判断しているように錯覚させることなのよ」
シンジ「カルトがよく使う手口ですね。ショックを与えて選択を迫るみたいな」
ヘル「…それより確実なのは、人の欲望に働きかけることよ…」
シンジ「…欲望ですか…あっ、そう言えばさっきの財政破綻の話はどうなったんですか?確か自給自足するんでしたよね?」
ミサト「…いいタイミングでの質問ね…そう、彼は気づいたのよ…国の借金で築かれた、資本主義社会の欺瞞性に…」
シンジ「それでどうなるんですか?たしか日本は財政破綻するんでしたよね?」
ミサト「…そうよ。そしてこの後のストーリーはシンプルでスピーディーよ。日本はあっという間に財政破綻の日を迎えるわ…」
シンジ「どうなるんですか?」
5女シンジ :2016/09/22(木)21:30:38 ID:???
>>4
ミサト「…自給自足の生活を始めた彼の元に、やがて人が集まり始めるのよ…最初に彼を訪ねた知り合いみたいにね…」
シンジ「なんでその人の周りに人が集まるんですか?」
ミサト「…一言で言うと不安よ…」
シンジ「…不安…ですか…」
ミサト「そう、現代人は誰しも心の中に不安を感じているのよ…いつか、日本が財政破綻するんじゃないかという不安をね…」
シンジ「そんなものですかね?使徒の襲来に比べたら財政問題なんて、インフレ率の調整でしか無いと思いますけど…」
ミサト「誰もが貴女のように、都合の悪いことから目を背けるクズでは無いのよ」
シンジ「…都合の悪いことって何ですか?」
ミサト「まず資本主義の欺瞞性ね…」
シンジ「…欺瞞性ですか…」
ミサト「シンジ、貴女はお金って何か考えたことがあるかしら?」
シンジ「…お金ですか…政府の発行する全国共通の約束手形ですよね。言ってみれば物やサービスを売り買いする道具じゃないんですか」
ミサト「……お金はね、紙に一定のデザインを印刷して透かしを入れて番号を振っただけの物よ」
シンジ「…確かにその通りですね、政府発行の汎用借り方券ですからね…」
6女シンジ :2016/09/23(金)18:17:18 ID:???
>>5
ミサト「…その通りよ…千円の商品を購入して千円払うということは、私はあなたから千円分の資本を受け取りましたという証明書を渡すことなのよ…」
シンジ「なるほど、確かにお金は全国共通の資本の受け取り証明書ですね」
ミサト「…そして…この資本受け取り証明書を多く持てば持つほど、資本主義社会では多くの資本を受け取れるわ…」
シンジ「それはそうですね」
ミドリ「質問!資本てなんですか?」
ミサト「…ノートや鉛筆…ハンバーガーや冷蔵庫なんかのことよ…」
ミドリ「バナナは資本に入りますか?」
ミサト「…当然…バナナは資本に入るわ…チョコレートや枕もね…」
ミドリ「ふ~ん、資本てずいぶんと幅広いんですね…」
ミサト「幅広いなんてものじゃ無いわ。ミドリ、デパートで売ってる商品のうち何パーセントが資本なのか分かるかしら?」
ミドリ「……う~んと、えと…だいたい7割前後くらいですか?」
ミサト「……全てよ…」
ミドリ「全て!?えっ、じゃ、じゃあ、あの、デパートで売ってる商品てアレ全部資本なんですか?」
ミサト「…その通り…資本受け取り証明書で購入出来る物は全て資本…これが資本主義なのよ…」
7女シンジ :2016/09/24(土)21:47:40 ID:???
>>6
ミサト「…そして…資本主義社会では、この資本受け取り証明書…お金を上手く集められる立場に立った者が、より多くの資本…家や自動車を手に入れられるのよ…」
シンジ「そういうルールですからね」
ミサト「…でもその資本受け取り証明書…お金は元をたどれば単に紙とインクでしか無いわ!」
シンジ「…それは確かにその通りですね…もちろん中央政府による公式な通貨としての認定はありますけど」
ミサト「…そして資本主義社会では、この紙とインクに過ぎない資本受け取り証明書の為に人は働くのよ…」
シンジ「その働くこと自体がノートや鉛筆を生み出してるんですけどね」
ミサト「…そう、この紙とインクによる労働力の大量搾取。これこそが資本主義の欺瞞性…」
シンジ「…確かにブラック企業はそうでしょうね…」
ミサト「さらにインフレによる貨幣価値の減少…自分が額に汗して手にしたお金の価値は年々下がっていくのよ!」
シンジ「…確かに経済成長にはインフレがつきものですね」
ミサト「…そして国の借金1500兆円…この莫大な借金を誰が払うというの!」
シンジ「…誰も払う必要はありませんよ…特に困る人もいませんし」
8女シンジ :2016/09/25(日)22:13:41 ID:???
>>7
ミサト「……誰も困る人がいないから返さなくて良い…正に欺瞞中の欺瞞ね」
シンジ「…どうしてですか?国債なんて利子付きの通貨引換券ですよ。建設国債だって国会で議決すれば日銀に買い取らせて現金にできますから」
ミサト「…まるで分かって無いわね…国債は日銀に買い取らせれば現金にできる…そんな問題じゃ無いのよ…」
シンジ「ならどういう問題なんですか?」
ミサト「……人間性の問題よ…」
シンジ「……人間性……ですか?」
ミサト「…あるいわ…道徳的価値観の問題。と言った方が良いかしら?」
シンジ「?……国債の買い取りと道徳的価値観に何の関係があるんですか…」
…私の質問にミサトさんは憐れむような顔を見せて言った…
ミサト「…そうやってすぐに楽な方を選ぶ、その生き方自体が問題だって言ってるのよ…」
シンジ「…あの…生き方も何も…国会で正式に作られたルールがそうなってるんですけど…」
ミサト「だからそうやってすぐに自分達にとって都合の良い楽なルールを作ること自体が問題だって言ってるんでしょうが!」
シンジ「……あの…自分達にとって都合の良いルールを作って何がいけないんですか…」
9女シンジ :2016/09/26(月)22:41:03 ID:???
>>8
「…呆れた…本物のクズねこの子…」「…まさかここまで腐ってるとは想定外だな…」「…本物のご都合主義者っているんだ…」「…少しは社会を知りニャ…」
サクラ「……葛城艦長…もう碇さんと話すだけ時間の無駄なんじゃないんですか…」
シンジ「…あの…何か私変な事言いました?」
ミサト「…自分にとって安易な道を避け…出来る限り厳しい道を選ぶ…私はこれが人間として当然の生き方だと思うのだけど……貴女は違うのね?」
シンジ「…そうですね。出来るだけ楽な生き方を選びたいです。それで財政破綻の話はどうなったんですか?」
ミサト「……資本主義社会の欺瞞性に気づいた人達は、やがて一人二人と彼に習い、自給自足の生活を始めるのよ」
シンジ「……始めますかね…」
ミサト「始めるの!」
シンジ「…はい…」
ミサト「やがて全ての日本人がそうするようになるわ…お金を使わず、つまり国家権力に縛られ無い自由な生活に目覚めるのよ」
シンジ「…日本人全員自給自足ですか…GDP0円になっちゃいますね…」
ミサト「…そう、国債残高1500兆円に対してGDP0円…負債のGDP比率無限大。事実上の、財政破綻の実現よ…」
10女シンジ :2016/09/27(火)23:05:27 ID:???
>>9
シンジ「…」
リツコ「なるほど、確かに全ての日本人が一切お金を使わなくなればGDPはゼロ。これなら財政破綻と言っても問題ないわね」
シンジ「…まず前提からして有り得ないですけどね…」
リツコ「可能性ゼロでは無いわ」
シンジ「…ゼロとコンマの後にゼロが千個くらい並びそうですけど…まだある日突然謎の彗星が地球に激突して、人類が滅びる確率の方が高いと思いますよ」
ミサト「…例え可能性は低くとも、1500兆円の国の借金で日本が財政破綻する可能性がある。これは紛れもない事実よ…」
シンジ「…それって1500兆円の国債で財政破綻したというより、単に日本人が全員自給自足を始めたから、貨幣システムを必要としなくなったってだけですよね…」
ミサト「…その自給自足生活のきっかけが1500兆円の国の借金なら、それは1500兆円の国の借金で財政破綻したと言っても問題ないわ…」
シンジ「そもそも日銀が買い取ればいつでも現金化できる国債を、国の借金だと考えること自体に無理がありますけど…」
ミサト「そこは日本人の美意識の問題ね。国債を日銀に買い取らせて清算する。そんな卑劣なやり方に納得できるかどうかよ…」
11女シンジ :2016/09/28(水)23:33:17 ID:???
>>10
シンジ「…卑劣も何も、日銀は国債を買い取ることでしか通貨を発行出来ない決まりですから。簡単に言うと私達が持っているお金は政府の借金なんですよ」
ミサト「…そうね…つまり…日本の繁栄は政府の借金の上に築かれた砂上の楼閣にすぎないということよ…」
「…おお…葛城艦長すげぇ…」「てっつがく~~!」「…大佐は資本主義社会の欺瞞性を完全に見抜いておられる…」
シンジ「そんなことありませんよ。実際日本は交通網に電気ガス、上下水道などのインフラが整備された先進国じゃないですか」
ミサト「…表面上はそうね。だけどそれは…政府の借金という負債の上に成り立った仮初めの繁栄に過ぎないと私は言ってるのよ…」
シンジ「むしろ政府の借金の方が仮初めですよ。行政で大切なことは、国民が安全で豊かに暮らせる環境を作ることじゃないんですか?」
ミサト「…そのためなら…毎年百兆円もの建設国債を発行して、公共事業をしてもかまわないと思っているの…?」
シンジ「はい全然問題ないと思ってますよ。むしろそうすべきだと思います。サードインパクトみたいな大きな災厄に対処できるのは、中央政府以外にありませんから」
12女シンジ :2016/09/29(木)22:51:38 ID:???
>>11
ミサト「……その為なら、十年間で一千兆円もの国の借金を残してもかまわない。アンタ本気でそう思ってるの?」
シンジ「全然問題ないと思いますよ。政府の借金は返す必要がありませんし、借金て形が嫌なら日銀に直接建設国債を買ってもらえば良いだけですから」
ヘル「…日銀に直接政府発行債を買わせることは法律で禁止されてるわよ…」
シンジ「国会で議決すれば大丈夫ですよ。日本は民間預金が大量にあったから借りる形をとっただけじゃないですか?」
リツコ「日銀に国債を直接買わせるのは財政規律を弱め、天井知らずのインフレを招くわ。だから非常事態にしかやってはいけないのよ」
シンジ「……サードインパクト以上の非常事態って、ちょっと思いつかないんですけど…」
スミレ「実際サードインパクトでは日本でも一千万単位の死者が出たからね。大量の預金残高を残して逝った人も数知れずだよ…」
シンジ「…何百億円もの資産があっても死んだらお終いですからね…実際大きな災厄は生きてる事の根本を私達に考えさせますね…」
レイ「生きてることの根本て何?」
シンジ「……そうだね…それはきっと生きる事それ自体だと思うよ…」
13女シンジ :2016/09/30(金)17:10:44 ID:???
>>12
レイ「…生きることそれ自体…」
シンジ「難しい話じゃ無いよ。お腹が空いたらご飯を食べたくなるとか、喉が乾いたら水を飲みたいとか、生きるってそんなことの繰り返しでしょ?」
レイ「……そうね…」
シンジ「…スーパーに行ったら食料品が売ってるとか、蛇口をひねったら水が出るとか、私達は普段当然の事として受け止めてるんだけど…当然じゃ無いんだなって…」
レイ「大きな災厄が起こると人は気づくのね…」
シンジ「…そういうこと、私達が日常で当たり前の事だと思ってることのほとんどが、実は沢山の人達の働きでなりたってたんだって…改めて気づくんだよね…」
レイ「つまり私達は、ただ普段の生活を送っているだけで、沢山の人達と繋がっているのね…」
シンジ「そういう事だね。私達が普段歩いてる道路も普段住んでる建物も、沢山の人達の汗と知恵と技術の結晶なんだよ」
レイ「……きっと災厄で見慣れた日常が消えた時、その普段意識しない繋がりの消失に気づくのね…」
シンジ「……うん…きっとそうだね……」
ミサト「…さらに一歩踏み込めば、その日常で当たり前だと思ってる全ての事は、政府の借金で出来ているのよ…」
14女シンジ :2016/10/01(土)22:52:11 ID:???
>>13
シンジ「そうとも言えるかも知れませんね。もちろんお札を地面に撒いたって建物は生えてきませんけど」
ミサト「…だけど建設会社に撒けば建物が建つわ。道路も橋もトンネルも、ダムも鉄道も発電所も、電柱も上下水道も港も空港もね…」ギリッ
シンジ「そうですね、おかげで第三新東京市周辺を除く日本の大部分が14年前より発展してます。素晴らしいじゃないですか」
ミサト「…その為に毎年百兆円の借金を残してね…私達は…将来世代にツケを回して泡沫の繁栄を謳歌しているに過ぎないのよ…」
シンジ「そうですか?サードインパクトで荒れ果てた日本を残すより、きちんとインフラが整備された日本を残す方が親切だと思いますよ」
ミサト「…その結果積み上げられた国の借金1500兆円…この莫大な借金はいつか将来世代が返さなくてはいけないのよ?」
シンジ「…だから日銀に買わせちゃえば終了じゃないですか…」
ミサト「だからそういう人間として間違ってることしたら駄目だって言ってるでしょ!」
シンジ「…もちろん無理して返す必要は無いですけど…」
ミサト「駄目よ!借金は必ず返さなければならないのよ!」
シンジ「…なぜですか?」
15女シンジ :2016/10/02(日)21:29:27 ID:???
>>14
ミサト「それが人間としての正しい生き方だからよ!!」
「そうだそうだ~~!」「日本は財政破綻するぞ~~!」「日本はお終いだ~~!」
シンジ「……いや…そんな個人的な意見を言われても…これは国家の運営の話なんで…」
ミサト「国家の運営だから何しても良いってわけ無いでしょうが!」
シンジ「…いや…別に何しても良いとは言ってませんけど…でも大災害からの素早い復興は国家の最優先事項ですよね?」
ミサト「だからその為なら毎年百兆円もの借金をして良いと思ってるの!?」
シンジ「……ええ…何度も言いましたけど、まったく問題無いと思いますよ」
ミサト「絶対ダメよ!今を良くするために将来世代にツケを残すなんて絶対許され無いわ!」
シンジ「…だったら日銀に建設国債買ってもらえば良いじゃないですか」
ミサト「ダメよ!それは人の道に反しているわ!」
シンジ「……あの…ですから災害復興にそんな精神論を振り回さても困るんですけど…」
ミサト「そもそも毎年百兆円も出して災害復興しようなんて了見が間違ってるのよ!」
シンジ「…ならミサトさんは将来世代に荒れ果てた日本を残す方が良いと思うんですか?」
16女シンジ :2016/10/03(月)22:54:19 ID:???
>>15
ミサト「…もちろんよ。莫大な借金を残すくらいなら、たとえ貧しくても借金の無い生活が良いに決まっているわ」
シンジ「…だけど国債なんてただの通貨引換券なんですよ?そこまでして国債発行を嫌う理由が分からないんですけど…」
ミサト「…分からないでしょうね…常に楽な道を歩みたがる貴女には一生……」
シンジ「何でそんなに国債の発行を嫌うんですか?」
ミサト「……国債は国の借金、借金は悪いもの。シンプルな理由よ…」
シンジ「でもそんなこと言ったらお金の存在自体悪いものになりますよ?日本円は日本国債を買い取ることによって発行する仕組みなんですから」
ミサト「…そうね…つまり日本円は政府の借金ということ…貨幣システムは借金によって成り立つシステムだということ…結論から言うと、当然お金は悪いものよ」
シンジ「…だけどヴィレだってお金は使うし税金だって納めてますよね、お金の存在を否定したらヴィレという組織自体が成り立たなくなるんじゃないですか?」
ミサト「…お金が悪いものだと言っても、貨幣システムの中ではお金に頼らざるを得ない部分はあるわ…だけど私は、そのシステムを変えるつもりよ」
17女シンジ :2016/10/04(火)23:35:48 ID:???
>>16
シンジ「……貨幣システムを変えるって…いったいどうやって変えるんですか…」
ミサト「そのアイデアはすでに話したはずよ」
シンジ「……?そんな話聞きましたっけ…」
ミサト「さっき話したでしょう?日本の財政破綻の話よ」
シンジ「……ああ、ある一人の人が、日本が財政破綻するという妄想に取り憑かれて、自給自足の生活を始める話ですね…」
ミサト「妄想なんかじゃ無いわ!日本は必ず財政破綻するのよ!」
シンジ「……いったいどうやって財政破綻するんですか…」
ミサト「さっきの話の通りよ。日本中の全ての人達がお金を使わなくなれば日本のGDPはゼロになる。対負債比率無限大…これは事実上の財政破綻だわ」
シンジ「……それは…現実には起こり得ない話だと思いますけど…」
ミサト「そんなことは無いわ。現実に起こらなければ起こせば良いのよ」
シンジ「…いや、起こして欲しいとも思いませんけど。第一そんな事をするメリットが何も無いじゃないですか…」
ミサト「メリットなら数え切れないくらいあるわよ。お金が無くなることにより金権政治の腐敗が消え、所得格差による富める者と貧しい者の不平等も解消するわ」
18女シンジ :2016/10/05(水)22:20:38 ID:???
>>17
シンジ「……そりゃ、日本人全員が自給自足の生活を始めれば、確かに貧富の差はかなり解消されますけど…今より全員確実に貧しくなりますよ…」
ミサト「確かに生活は今より遥かにシンプルになるわね。人は日の出と共に起きて、日の入りと共に休む。大自然のリズムに合わせた生活をするようになるわ」
シンジ「…そんな不自由な生活を大多数の日本人が望むとは思えませんけど…」
ミサト「そう感じるのは貴女が文明に汚染された生活に慣れきっているからよ。ほんの二百年前は、人はそんな生活をしていたのよ」
シンジ「……何が悲しくて二百年前の生活に戻らなきゃいけないんですか…」
ミサト「国の借金である国債によって支えられた偽りの繁栄より、貧しくても人間らしい誠実な生き方をしたい…そう思わないかしら?」
シンジ「全然思いません。普通に先進国の日本で近代的な生活をおくりたいです」
ミサト「……ならその為に…アフリカの子供達が飢えても良いというのかしら…」
シンジ「アフリカを植民地にしてアフリカ人から資源を奪ったのは西洋諸国ですよ。日本が二百年前の生活を始めてもアフリカの子供達の飢えは満たされませんよ」
19女シンジ :2016/10/06(木)22:38:25 ID:???
>>18
レイ「…それに、サードインパクトの後は、日本の援助によりアフリカもかつてほど貧しく無いわ」
ミサト「…その日本の援助の基になっているもの、それが何か分かるかしら?」
レイ「日本の生産力よ」
ミサト「…そう…日本の生産力…あるいは国内全ての生産力…と言っても良いわね…」
シンジ「国内全ての生産力…つまり国内総生産。GDPですね」
ミサト「そうよ。今や日本のGDPは三千兆円。アフリカをヒモ付きODAで援助するくらいわけ無いわね…」
シンジ「つまり日本が豊かな国になる事は、世界レベルで見ても良いことなんですね」
ミサト「違うわ!!」
シンジ「……違うって…どう違うんですか…」
ミサト「そもそもGDPって何かしら?」
シンジ「…何って…国内総生産のことですけど…?」
レイ「国内で生産された物やサービスの売上に、貿易で儲かった分の金額を足したものね…」
シンジ「うんそうだね」
ミサト「…その通りよ。GDPとは、国内で生産された物やサービスの売上に、輸出の売上から輸入で支払った代金を引いた金額を足したもの…それがGDPよ…」
シンジ「つまり国内での売上プラス純輸出ですね」
20女シンジ :2016/10/07(金)17:44:20 ID:???
>>19
ミサト「…その通りよ…」
シンジ「それがどうしたんですか?」
ミサト「…この三千兆円ものGDP。これは人が作り出した物や、提供するサービスに支払われた金額…つまりはお金の額なのよ…」
シンジ「ええ、間違い無くそうですけど…」
ミサト「そして、そのお金は…国の借金である国債を日銀が買い取ることにより発行しているのよ…」
シンジ「…ええ、間違いありません」
ミサト「…その国債を発行するのは政府の中央官庁…つまり!日本のGDP三千兆円は政府の借金三千兆円だということよ!」
「……おお……」「…すごい…」「…天才だこの人…」「…なんという衝撃の事実…」「…日本は財政破綻するな…」「…いやすでに財政破綻しているよ…」「…日本は終わりだな…」
シンジ「…まぁ、確かに日本円は日本政府の借金だと言えなくも無いですね…」
ミサト「国債に応じてしか通貨を発行できない以上、お金は間違い無く政府の借金よ…」
シンジ「そういうシステムですからね」
ミサト「…そう…そういうシステム…とても罪深い…その政府の借金という忌まわしき泥の上に咲いた蓮の花…これが名目GDP三千兆円の日本の正体よ…」
21女シンジ :2016/10/08(土)22:26:58 ID:???
>>20
シンジ「…それがどうしたんですか…」
ミサト「この世界は根底から腐ってるという事よ。日本の繁栄は砂上の楼閣に過ぎないという事なのよ…」
シンジ「でも実際に交通網やライフラインが整備されて、先進国の日本が復活したのは事実じゃないですか…」
ミサト「だからその先進国日本の実情が政府の借金で出来た虚飾に過ぎないって言ってるのよ私は!」
シンジ「…虚飾も何も国債は通貨量をコントロールしたり、あと銀行の融資先を担保する為に便利だから採用しているだけですよ」
ミサト「だから何で政府が銀行の融資先を担保する為に国債を発行しなきゃなんないのよ!」
シンジ「…何でって…銀行の倒産を防ぐ為じゃないんですか…」
ミサト「だから銀行の倒産を防ぐ為にわざわざ政府が国債を発行する必要がどこにあるのよ!」
シンジ「…銀行が潰れたら困るからじゃないんですか…」
ミサト「何で銀行がつぶれたら困るのよ!」
シンジ「…銀行が無いとお金を預けたり借りたり出来ないからじゃないんですか…」
ミサト「何でお金を預けたり借りたりする必要があるのよ!」
シンジ「…それは資本主義がそういうシステムだからですよ…」
22女シンジ :2016/10/09(日)21:55:26 ID:???
>>21
ミサト「何で資本主義はそういうシステムなのよ!」
シンジ「…何でって…例えば予算三千万円の家を建てる時に、いきなり三千万円ポンと払える人はあまりいませんよね?だから住宅ローンを組むんですよ」
ミサト「だったら三千万円貯まるまで黙って働けば良いでしょうが!」
シンジ「…でも…三千万円貯まるまで働いてたら、同じ家を建てるのに四千万円かかるようになったりしますから」
ミサト「何で三千万円で建つ家が四千万円かかるようになるのよ!」
シンジ「…そりゃ物価は毎年上がりますから…年間2%の物価上昇でも、だいたい15年くらいで、三千万円で建つ家が四千万円かかるようになりますね…」
ミサト「何で物価が毎年上がらないとなんないのよ!」
シンジ「…人件費も毎年上がりますからね…年間3%の昇給でも、15年もすれば初任給の1.5倍くらいにはなりますから…」
ミサト「何で毎年人件費を上げなきゃなんないのよ!」
シンジ「…そりゃ人件費ケチってると、優秀な人材を余所に取られて結局会社が損しますから…」
ミサト「だったら法律で人材引き抜きを禁止すれば良いでしょうが!」
シンジ「…それは社会主義ですよ…」
23女シンジ :2016/10/10(月)21:30:56 ID:???
>>22
ミサト「……社会主義……つまり…資本主義社会においては、毎年人件費上昇に付随して物価上昇が不可避。そう言いたいわけね…」
シンジ「…確かに名目上の物価上昇は不可避…というより必須ですね資本主義では。だからこそローンを組んで個人が家を建てたり、企業が設備投資をするんですよ」
レイ「…だから資本主義ではお金を貸す銀行が必要なのね…」
シンジ「そうだね。どうせ家を買うなら少しでも早く永く住みたいし、工場を建てるなら少しでも早く使いたい。そうなるとローンは便利だからね」
ミサト「…物価は毎年上昇して、それに抗する為に人は借金をして、銀行は預かったお金を貸して利子で利益を得る……正に悪魔のシステムね…」
シンジ「銀行にとって預金者から預かったお金は借金ですからね。どこにも貸さないと預金者に払う利息分で赤字になるんですよ」
レイ「…それで銀行にお金の借り手が見つからない時に国債を買うのね…」
シンジ「うん。景気が悪いと銀行もお金の借り手が見つからない時があるからね。そんな時に最後のお金の借り手になるのが日銀なんだよ」
レイ「…つまり日銀は銀行の銀行なのね?」
シンジ「うん」
24女シンジ :2016/10/11(火)23:06:24 ID:???
>>23
ミサト「…そして銀行は国債を持っているだけで利息を受け取り…その利息分だけ政府の借金は増えて行くのね…やっぱり日本は財政破綻する定めなんだわ…」
シンジ「大丈夫ですよ。銀行が受け取ったお金は銀行の利益や預金者の利子になりますから。政府の負債が増えた分だけ民間の資産が増えるだけですよ」
ミサト「……分からないのかしら?それこそが嫌悪すべき日本の醜悪な実態だということが…」
シンジ「…何が醜悪なんですか?」
ミサト「……既に答えは言ってるわよ。…この国の繁栄は所詮…政府の借金によって作られた張り子の虎に過ぎないものだとね…」
「…さすがは葛城艦長…日本の抱える本質的な問題を完璧に見抜いておられる…」「…政府の借金に支えられた偽りの繁栄…こんなものがいつまでも続くわけが無い…」
「…現代の日本の繁栄は…将来世代への付けという犠牲の上に成り立ったものだもんね…」
「…いつか将来世代が俺達の時代を振り返って、呪いの言葉を吐く日が来るよ…呪われろ過去の日本人!俺達に莫大な借金を残しやがって!…とな…」
「…本当にそうね…将来世代の負うべき負担を思うと…私涙が止まらないわ…」
25女シンジ :2016/10/12(水)22:51:18 ID:???
>>24
シンジ「…別に問題ないと思いますよ。政府の借金なんて世界中の国で増えるものですし、それに通貨を発行できる政府にとって借金なんてただの数字ですから」
ミサト「……まだ分からないのかしら…通貨を発行出来るからいくら借金を重ねてもいい……そういう甘ったれた考えこそが世の中を腐らせるのよ!」
「そうだ!」「葛城艦長の言う通り!」「ガキがダダ捏ねてんじゃねぇぞ!」「金刷れるから借金しても問題ないとか世の中なめてんのかコラッ!」
シンジ「……いや…でも…それで世の中上手く回ってるわけですから問題ないんじゃ……」
ミサト「国家の最高機関である政府が借金重ねて問題ないわけ無いでしょうが!!」
シンジ「……具体的に…どんな問題があるんですか…」
ミサト「人間として示しがつかないでしょうが!人の上に立つ者はまず自らが手本を示すべきなのよ!これは道徳的な人間性に関わる問題なのよ!」
シンジ「……いやあの…貨幣流通システムはそういうルールなんですから …それを道徳的な人間性に関わる問題って言われても困りますね…」
ミサト「…それだけ貴女が自堕落な資本主義のルールに染まってるって事よ…」
26女シンジ :2016/10/13(木)22:15:15 ID:???
>>25
シンジ「…自堕落って…そもそも政府の借金である国債は、日銀に買い取らせれば現金に変わるんですよ。つまり政府の借金は現金と同じなんですよ」
リツコ「…甘いわね。例え日銀に国債を買わせたとしても、その国債は日銀が保有するという形で残るのよ。つまり、日本に借金があることに変わりは無いわ」
シンジ「…それで何か問題あるんですか?」
リツコ「…問題ははっきりしてるでしょう?国債の保有者が政府から日銀に変わっただけで、相変わらず日本が借金を抱えていることに変わりは無いのよ…」
「…おお…完璧な真理だ…」「…赤木副艦長すごい…」「…日本の財政問題を完璧に把握している…」「…やっぱり日本は財政破綻するな…」「…増税待った無し…」
「…シンジ完全論破されて涙目敗走ね…」
シンジ「だから日銀が国債を保有することの何が問題なんですか?」
リツコ「……何が問題かですって?日銀が国債を保有するということは、日本に依然として借金が在るということよ。これの何が問題じゃ無いのかしら?」
シンジ「…そうですね…それで、日銀が国債を保有してることによって、具体的にどんな困った事が起こるんですか?」
27女シンジ :2016/10/14(金)17:09:25 ID:???
>>26
リツコ「……どんな困った事?…日銀が国債を保有している。つまり日本には借金がある。これが具体的に困った事じゃ無いと言うのかしら…?」
シンジ「はい。それは全然具体的に困った事じゃ無いですね」
リツコ「……どうして具体的困った事じゃ無いのよ?」
シンジ「…どうしてって……日銀が国債を保有している、という事実があるだけでは誰一人困らないからですよ」
リツコ「…そんなことはありません。日銀が国債を保有することにより、国際社会における円の通貨の信任が下がります」
シンジ「…何で日銀が国債を保有すると、国際社会における円の通貨の信任が下がるんですか?」
リツコ「……それは……日本政府は借金を返せず、日銀に国債を肩替わりさせただらしない組織だと思われるからよ…」
シンジ「……あのですね…日銀が国債を買って通貨を発行するのは日銀の通常業務ですよ…なぜ日銀が通常業務を行うと日本政府がだらしないと思われるんですか…」
リツコ「……それは…本来税金で償還すべき国債を、日銀に買い取らせたことに対する、国際社会から日本政府への不信感よ…」
シンジ「それは赤字国債や建設国債の話ですよね?」
28女シンジ :2016/10/15(土)22:14:52 ID:???
>>27
ミサト「違うわ!赤字国債や建設国債だけじゃ無い!全てのあらゆる国債は国民の税金で返すべきなのよ!」
「…おお…」「…真理だ…」「艦長カッコイイ!」
シンジ「…何であらゆる国債は国民の税金で返すべきなんですか…」
ミサト「……それが……人としての誠実な生き方だからよ…」
サクラ「葛城艦長素敵です!私ますます葛城艦長のこと尊敬しますわ!」
シンジ「……いや…そんなことしたら市場を出回る貨幣の量が不足して、間違い無く金利が高騰しますけど…」
「ガキが小理屈並べてんじゃねぇぞアホ!」
サクラ「…ホンマ碇さんは言い訳ばっかり、私ますます碇さんの事軽蔑しますわ…」
スミレ「いわゆるグラウディングアウトってやつだね」
シンジ「…ええ…元々資本主義はインフレ前提で成り立ってますから、市場を流通する貨幣の量は毎年増やしていかないと困りますからね…」
レイ「…グラウディングアウトって…何?」
シンジ「簡単に言うと、銀行が保有してる現金の量が少なくて貸し出し金利が高くなって、企業や個人がお金を借りられ無くなる事なんだ」
レイ「…それを防ぐ為に日銀は通貨を発行するのね…」
シンジ「うん」
29女シンジ :2016/10/16(日)21:28:08 ID:???
>>28
ミサト「…金利が高いからお金を借りられ無い?上等じゃない。元々借金してまで家を買おうなんて甘えた根性が間違ってるのよ…」
シンジ「でもそれだと企業は設備投資をしなくなるし、個人は住宅ローンを組めなくなるし、銀行だって最後は業務停止に追い込まれますよ…」
ミサト「…それで良いのよ…人としての道を踏み外して偽りの繁栄を謳歌するより、貧しくて辛くとも人は正しく生きるべきよ…」
シンジ「でもそんなことしてたら、日本人は今の生活を維持できなくなりますよ?」
ミサト「……だからどうだと言うの?莫大な政府の借金を抱え、将来世代へのツケを残して偽りの繁栄を謳歌するより、人は貧しくても誠実に生きるべきなのよ」
「その通りです艦長!」「将来世代へのツケを残すな!」「千五百兆の借金を誰が払うんだバカヤローーッ!」「日本は財政破綻する~~~!」「増税待った無し!」
サクラ「地球平和党ではですね!ここ十年間ひたすら公共事業反対と復興増税推進を訴えてきたんですよ!」
ミサト「…あの悪魔の化身ゲンドウにことごとく潰されてきたけどね…」
シンジ「…そりゃ大災害に乗じて増税なんて反対されますよ…」
30女シンジ :2016/10/17(月)22:51:37 ID:???
>>29
シンジ「…だけど将来世代の人達だって、サードインパクトで荒れ果てた日本より、近代国家としての住み良い日本を残された方が嬉しいんじゃないんですか?」
ミサト「そんなわけ無いでしょう!たかがちょっと住み良い日本に生まれたくらいで、莫大な国の借金を押しつけられるのよ!!」
シンジ「…いや、ですから国の借金は返す必要も無いですし、日銀に買い取らせれば現金化出来るから何も問題ないんですよ…」
ミサト「だからそれはダメだって言ってるでしょう!国の借金は必ず国民の血税で一円残らず返さなきゃいけないのよ!!」
シンジ「…そこはインフレ率を見ながら臨機応変にやっていけば良いじゃないですか…」
ミサト「インフレ率もへったくれも無いわよ!国の借金は必ず国民の税金で返さなきゃいけない決まりなのよ!」
シンジ「…そんな決まりは有りませんよ。世界中どこの国だって、政府の借金をまともに返してるところなんてありませんから…」
ミサト「他の国が悪しき道を行ってるからって日本がそれを真似して良いって事にはなんないでしょうが!」
シンジ「……悪しき道も何も、政府の国内債なんて何の問題も無いですから…」
31女シンジ :2016/10/18(火)22:59:08 ID:???
>>30
ミサト「…何も問題ないから借金を放置しても良い。そんな自堕落な考えを国民がするようになること自体が問題なのよ…」
シンジ「何も問題ない事を問題ないと考えて何が問題なんですか?」
ミサト「…何も問題ない事を問題ないと考えることにより…人は易きに流されるのよ……」
シンジ「何も問題ない事を問題ないと考えることにより易きに流されて、何が問題なんですか…」
ミサト「……易きに流されず、常に苦難の道を選ぶ。安易な人間関係に妥協せず常に力の限りぶつかり合う。そんな人として大切な精神が失わてしまうのよ…」
シンジ「……まぁ…ミサトさんの人生観はミサトさんの自由ですけど…それと返す必要が無い政府の借金を返すべきだ、という考えがどう繋がるんですか…」
ミサト「……同じことよ…たとえ返す必要の無い借金だろうと全力で返す。その為に国民は痛みに耐えて血税を払う。それが人の道。私はそう考えているわ…」
シンジ「……はぁ…」
ミサト「…まぁ、貴女のように、常に易きに流され安易な道を選ぶ人間には分からないわね…」
シンジ「…すみません全然分かりません…」
ミドリ「チッ!聞きしに勝るクズね…」
32女シンジ :2016/10/19(水)23:17:55 ID:???
>>31
ミサト「…良いのよミドリ…」
ミドリ「でも葛城艦長!コイツは世界を滅ぼした大悪人のクセに何も反省して無いんですよ!」
ミサト「…だからよ。だからこそシンジには、国の借金に支えられた偽りの繁栄によって作られた良いサンプル…としての価値があるってもんでしょ…」
シンジ「…いやあの…私はエヴァの中で14年間眠ってたわけでして、今の日本の繁栄はほとんど享受してませんよ?」
…私の言葉を聞いているのかいないのか…ミサトさんはグビグビとウイスキーを飲むとドンッ!とビンを机に置いて口元を拭った…
ミサト「…日本の繁栄を享受して無い?…享受してるでしょうが!」
シンジ「…享受してましたっけ…私…」
ミサト「…今にして思うと…これもゲンドウの策略ね…」
シンジ「…えっ?」
ミサト「…この14年間の極東の奇跡と言われる復興ラッシュの中で、日本人はすっかり狂騒的に浮かれてしまったのよ…」
シンジ「……?」
ミサト「14年前に比べて所得が3倍に膨れ上がった日本人は…その豊かさの中ですっかりシンジ!あんたへの恨みと憎しみを忘れてしまったのよ!」
シンジ「……えと、私って14年前は恨まれてたんですか?」
33女シンジ :2016/10/20(木)22:24:57 ID:???
>>32
ミサト「……少なくとも私達ヴィレは…人類が貴女を憎むように有らん限りの努力を積み重ねて来たわ…寝る間も惜しんでね……
シンジ「…なんで人類が私を憎むように努力して来たんですか…」
ゴキュッゴキュッゴキュッ…とウイスキーを飲んだ後、つまみのチーズをムシャムシャと食べてミサトさんは話を続けた…
ミサト「…サードインパクトの後…一部の人達の間で、mark6がセントラルドグマに投入されたのが原因じゃないか。そんな噂がまことしやかに流れたのよ…」
シンジ「それは内部告発の可能性もありますね」
ミサト「…真相は分からないわ…ともかく私やリツコは次第に追い詰められ、次第にシンジ、貴女への怒りがこみ上げて来たのよ…」
シンジ「…なぜ私への怒りがこみ上げて来たんですか…」
ミサト「私やリツコが世間から糾弾されてる最中に、貴女は初号機の中で気持ちよく眠っている…そう思うと理屈抜きに腹が立って仕方無かったのよ!!」
シンジ「……それ…完全に八つ当たりなんじゃないですか……」
レイ「完璧に八つ当たりね」
ミサト「……仕方ないわ…人の感情はロジックじゃ無いもの…」
シンジ「感情で裁かれても…」
34女シンジ :2016/10/21(金)17:15:43 ID:???
>>33
ヘル「クス…分かって無いわね…裁きを下すのは常に感情なのよ…」
シンジ「心理的にはそうでしょうけど…だからこそ罪刑法定主義というものがあって、むやみに人が裁かれることの無いように定められてるんですよ」
レイ「…罪刑法定主義って何?」
シンジ「あらかじめ定められた法を犯した人以外を裁いてはいけないという決まり。これがあるから人は法の範囲で自由に生きられるんだよ」
レイ「…つまり、碇さんが初号機覚醒の罪で裁かれる為には、あらかじめ法律で初号機を覚醒させてはいけないと定められてないといけないのね…」
シンジ「そういうこと。つまりミサトさん達が私に初号機覚醒の件で罰を下すのは、最初の前提条件の部分からして成立して無いんだよね」
私の言葉に綾波さんは少し嬉しそうに頷いた。
ミサト「…それでもシンジのせいでサードインパクトが起きたとなれば、人々は必ずシンジを憎む!私達はそう信じて毎日出来る限りの事をしたわ…」
シンジ「どんな事したんですか?」
ミサト「…さっき話した通りよ。世界を滅ぼしたのはシンジ。私達は何度も自らマスコミを呼んで記者会見を開いて、その事を訴え続けて来たわ」
35女シンジ :2016/10/22(土)21:27:48 ID:???
>>34
シンジ「…私が初号機の中で寝てる間にそんなことをしてたんですか…綾波さんは記者会見の様子を見たことある?」
レイ「……知らない…私は、碇さんをネルフに連れて来る少し前に目覚めたから…」
シンジ「…そう…えと、ミサトさん、今その記者会見の様子見れませんか?ちょっと興味があるんですけど…」
マヤ「良いわよ!」
シンジ「……マヤさん!?」
…部屋の入口の方から聞き覚えのある声がしたので見ると、そこには14年前と変わらない姿のマヤさんが居た…
ミサト「……マヤ…」
リツコ「整備の仕事はどうしたのかしら…」
マヤ「今日はもう終わりましたよ先輩」
ヘル「………」
…マヤさんに対する赤木博士の口調が、心なしか咎めてるように聞こえるのは気のせいかな…
…それにマヤさんの赤木博士に対する口調や表情にも棘が感じられる…
…やっぱりこの二人は以前のような関係では無いのかもしれない…
…カシャッとコンパクトディスクがパソコンに収められた…
リツコ「…勝手な事して…」
マヤ「別に良いじゃないですか、当の本人が見たいと言うんだから見せてあげれば。それに、シンジにはこの映像を見る権利がありますよ」
36女シンジ :2016/10/23(日)22:11:53 ID:???
>>35
シンジ「ありがとうございますマヤさん」
マヤ「良いのよ」
お礼を言う私に向けられたマヤさんの笑顔は14年前と変わらず優しかった。
ヴィレに来て初めてホッとした気分になっていると映像が始まった…
カシャッカシャッとフラッシュがたかれる映像の中、中心を占めているのは見慣れた顔の二人…
ネルフの作戦本部長にしてかつて私の直属の上司だったミサトさん、エヴァの開発の総責任者の赤木博士。
相当厳しい表情をしている二人に記者からの質問が飛ぶ…
記者「……それでこの度の世界的な災厄ですが、一説にはネルフが関わっているとされていますがどうなんでしょうか?」
記者の顔を真っ正面から睨みつけるように見た後、ミサトさんは重々しく口を開いた…
ミサト「ネルフが関わっているというより…今回の件はネルフの極めて一部の人間の陰謀…さらにはゼーレという秘密結社の陰謀だと言えます」
記者「……えと……なんですかゼーレという秘密結社というのは…」
…いきなりの秘密結社発言はかなりインパクトがあったみたい…記者会見会場が一瞬で静まり返った様子は何とも言い難い独特の雰囲気…
ミサト「ネルフの上位組織です」
37女シンジ :2016/10/24(月)22:36:29 ID:???
>>36
記者「……ネルフの上位組織で……秘密結社?…すいません、その、ネルフっていうのは防衛省に所属する国の公益法人ですよね?なんですか秘密結社って?」
会場にどよめきが起こる…そりゃ公式記者会見でいきなり秘密結社なんて言われたらびっくりするよね…私もつい最近までゼーレなんて知らなかったし気持ちは解る…
ミサト「…ゼーレというのは、世界を影で支配する悪の秘密結社で、日本政府および各国政府や国連さえも支配していたのです」
記者「……そんな組織は聞いたこともありませんが、いったいどうやって世界を影で支配していたんですか?」
ミサト「……それは私達にも分かりません。そもそもゼーレというのは機密性の高い組織で、私達ネルフの幹部すらその正体をよく知らないのです…」
記者「正体を知らないのになぜゼーレが影で世界を支配していると分かるんですか?」
…これはもっともな質問だった…
ミサト「…ネルフにいるとチラホラと噂話を聞くようになるのです。どうやらネルフの上位にはゼーレという秘密結社が存在するらしいと…」
…会場からため息と失笑が漏れた…
記者「……えと…噂話って…ゼーレのですか?」
38女シンジ :2016/10/25(火)23:00:27 ID:???
>>37
ミサト「…その通りよ…」
記者「……あの…噂話って……つまり、直接そのゼーレとか言う組織の存在を確かめたわけでは無いんですね?」
ミサト「…当然よ…そうおいそれと尻尾を掴ませるほどゼーレは甘い組織では無いわ…」
記者「…そうですか…しかしですね葛城さん、公式記録にはゼーレなんて組織のことは何も記載されて無いんですよ…」
ミサト「当たり前でしょう!ゼーレは秘密結社よ?秘密結社が公式に存在を知られたら秘密結社じゃ無くなるでしょうが!」
ミサトさんの言葉に思わず記者さんは吹き出してしまった…会場から「そりゃそうだ」の声と押し殺した笑い声が聞こえる─
記者「確かにそうですね。つまりゼーレの存在は正式に記載されておらす、その存在はネルフの最高幹部のあなたでさえ確認したことは無いんですね?」
ミサト「…その通りよ… 」
記者「…あの…公式には存在していなくて、実際に存在も確認できないのだとしたら…それって存在して無いってことなんじゃないんですか?」
…記者さんの真っ当過ぎる質問にまた軽い失笑が起きた…
ミサト「…ゼーレは存在します…」
…記者達を睨みつけながらミサトさんが言う…
39女シンジ :2016/10/26(水)22:45:08 ID:???
>>38
サクラ「この葛城さんの『ゼーレは存在します』は、この年の流行語大賞にノミネートされたんですよ!」
シンジ「…そうですか…」
…ネルフの上位組織なのに公式には存在して無くて、ネルフの最高幹部のミサトさんすら実態を知らない組織…
そんな幽霊組織の陰謀なんて言われて納得する人はいないよね…
当然ビデオの中の記者達もそうだった…
記者「…その…ゼーレとか言う組織が存在する根拠は何なのでしょうか?」
…記者さんの真っ当過ぎる質問に少し感動してしまう…これが普通の人達の普通の反応なんだ…
こんな事に感動してしまうくらい私は異常な世界に居たんだ…
ミサト「さっきも話したわ。ネルフに居ると色々な情報が入ってくるのよ。ゼーレという組織の存在はネルフ幹部の間では半ば公然のものだったのよ…」
記者「ええ、ですから正にそこをお聞きしたいわけです。まずどういったルートからそのゼーレとか言う組織の情報が入って来たのですか?」
ミサト「…主にネルフに存在する情報部からと言ったところです…」
記者「…すいません、そのゼーレという組織は確かネルフの上位組織なんですよね?」
ミサト「…そうです」
40女シンジ :2016/10/27(木)22:13:42 ID:???
>>39
記者「だとしたら普通に連絡が取れないのはおかしいですよね?例えばトヨタ自動車の下請けが、トヨタの連絡先が分からないなんて有り得ない話ですよ」
ミサト「……事実…私達はゼーレの存在を正確には把握できなかったのです…」
ミサトさんの発言にまた会場がざわめいた…中には「 何言ってんだこの人?」なんて言葉も聞こえる─」
記者「…いやあの…すいませんが葛城本部長が何を言ってるのか理解できないんですが…」
ミサト「…何が理解できないのでしょうか…」
…ミサトさんの口調から相当イライラしているのが伝わって来る……けどこの記者さんの気持ちも凄く解る…
記者「ですからそのゼーレという組織は葛城さんにすら連絡先も分からず、組織の所在地すら不明なんですよね?」
ミサト「…もちろんよ。所在地どころか国籍すら不明の秘密結社。それがゼーレよ…」
「この人テレビに出して大丈夫な人なの?」なんて囁き声と呼ぶには大きすぎる声が聞こえる…
…そりゃうちの親会社は正体不明の秘密結社です…なんて真顔で言う人がいたら正気を疑われて当然だよね…
記者「…連絡先も所在地も、国籍すら分からない秘密結社ですか…」
41女シンジ :2016/10/28(金)17:37:15 ID:???
>>40
ミサト「…そう…ネルフ本部の作戦本部長の私ですら、ゼーレの人間に会った事は一度も無いわ。あるいは会っていたとしても、それと気づかなかったのかも……」
記者「…そんな都市伝説のような怪しげな組織を、なぜ貴方はネルフの上位組織だと思ってたんですか?」
ミサト「……私はネルフの最高幹部です。しかし、その私から見ても、あまりにも解らないことが多過ぎるのです…」
記者「…例えば、どういったことでしょうか?」
ミサト「……2015年に襲来する事が予測され、その予測通りに襲来した使徒。その使徒襲来に備えて建造されたエヴァ…設立されたネルフ、要塞都市第三新東京市…」
…そんだけ用意周到に準備しといて、肝心のパイロットの私にだけ当日まで全て隠してるってすごいよね…
ミサト「…あまりにも不可解な事が多く…かつ、あまりにも話が出来すぎている…そう感じ無いではいられませんでした…」
記者「確かに軍隊でも勝てない謎の巨大生物が存在するってだけでも凄いインパクトですね」
ミサト「…そう、そんな本来なら有り得るはずの無い生物が存在し、さらにはその生物の存在を予言した人達がいる。というのは事実です」
42女シンジ :2016/10/29(土)22:03:05 ID:???
>>41
記者「…それらの疑問に対する説明はネルフではされなかったのですか?」
ミサト「…せいぜい2015年頃巨大な使徒と呼ばれる生物が来る。それを倒すのがネルフの仕事だ。くらいの説明しかありませんでした…」
記者「それでネルフの職員達は、その事を何も疑問に思わずに信じていたのですか?まるでノストラダムスの大予言のような話ですが…」
ミサト「…職員の大部分は…ジオフロントの地下深くに在る巨大なリリスを見て、何か尋常では無い事が起き得ることを察した。といったところでしょう…」
記者「なるほど。つまりゼーレの職員が直接ネルフに来て、使徒について具体的な説明をする。というような事は無かったんですね?」
ミサト「…私が知る限り一度も有りません…それどころかほとんどの職員は、ゼーレという組織の存在すら知らなかったでしょう…」
記者「つまり…ほとんどのネルフ職員はゼーレの存在自体知らない。さらに葛城さんもゼーレの職員と面識は無く、所在地や連絡先さえ知らない。というわけですか?」
ミサト「…その通りです…」
記者「うーん…しかしそれで、葛城さんはどうやってゼーレの存在を確信したのですか?」
43女シンジ :2016/10/30(日)21:16:14 ID:???
>>42
ミサト「…それは、まず先ほどお話したように、情報部の人間から情報を得たというのが一つです…」
記者「その情報部からもたらされた情報には、ゼーレの存在を裏付ける何かがあったという事でしょうか?」
ミサト「…当時からネルフのトップであった碇司令が、司令室の中で何者かと会話している、その音声を盗聴して録音したテープを入手しました…」
記者「それは興味深いお話ですね…」
ミサト「その会話の内容から会話の相手の組織の名がゼーレであること、彼らが『人類補完計画』なるものを計画していることが判明しました」
記者「…人類補完計画ですか…それがいかなる計画であるのか直接碇司令とは話はされたのですか?」
ミサト「……いいえ…その件に関しては一切碇ゲンドウとは話はしていません…」
記者「なぜ話されなかったのですか?」
ミサト「…まず第一に、その人類補完計画なるものが重要案件であるなら、そのうち碇司令の方から話が有るだろうという思いがありました…」
記者「実際には無かったのですね?」
ミサト「…残念ながら…第二に、その情報を私がどこで知ったのか、詮索されるのを時期的に避けたかったのです」
44女シンジ :2016/10/31(月)22:13:26 ID:???
>>43
記者「時期的にとは、どういった意味で時期的になのでしょうか?」
ミサト「……当面の目標である、使徒殲滅を果たすまでです…」
記者「それはつまり、使徒の襲来には回数制限がある。ということを葛城さん自身が知っていたということでよろしいのでしょうか?」
ミサト「…使徒の数に関しては当初から全部で十体だと言われてました…」
記者「それも不思議ですね。なぜ使徒の数が十体だとあらかじめ分かっているのか、その辺の事はどう思われましたか?」
ミサト「…その件について碇司令に尋ねたところ裏死海文書にそう書いてあった…そう聞かされました…」
記者「何ですかその『裏死海文書』というのは?」
ミサト「…あらかじめこの世界に起こる出来事を記載した予言書。と言ったものです」
記者「そんな凄いものが在ったんですか!?」
ミサト「…私も現物は見たことはありません。しかしその原本を持つ者達がいるのは確かです。なぜならその書に書かれている通りの事が起きているからです」
リツコ「…ネルフ設立も、元々書を基に始められました」
ミサト「…この裏死海文書の存在が、私がゼーレの存在を確信した二つ目の理由です」
45女シンジ :2016/11/01(火)23:13:02 ID:???
>>44
記者「…なるほど…」
ミサト「さらに第十使徒戦直後に現れたエヴァmark6。そのパイロットは自らをゼーレから来たと言ってました」
記者「…いよいよ謎の組織が正体を表したということですか…ならそのパイロットを通じてゼーレとの連絡も可能になったんですね?」
ミサト「……いいえ。残念ながら、そのパイロットには逃げられてしまいました…」
記者「それはまたどうしてですか?」
ミサト「…そのパイロットにはATフィールドが検出されたのです。結論から言うと、そのパイロットは人間ではありませんでした。彼女は使徒だったのです」
記者「…使徒?…今、彼女と言われましたが、その使徒は女性だったのですか?と言いますか使徒にも性別があるのでしょうか?」
ミサト「……いいえ、使徒には性別はありません。彼女というのは、その使徒が人間の少女の姿をしていたから仮にそう呼んだに過ぎません…」
記者「しかし、今の話ではその使徒は、エヴァを操縦して言葉も話すようですが…」
ミサト「…その通りです。ある種の使徒は見た目からは人間と区別がつきません…彼女達は人間のように見え人間のように動き人間のように話すのです…」
46女シンジ :2016/11/02(水)23:28:48 ID:???
>>45
記者「…彼女から何かゼーレの情報は聞き出せましたか?」
ミサト「…残念ながら私達はその後しばらくの間事情聴取を受け、ある場所にずっと缶詰でした。そしてそこから出た時はサードインパクトの後でした…」
記者「結局彼女と詳しい話をする時間は取れなかったという事ですか?」
ミサト「…一度だけ彼女がサードインパクトの後、私達を尋ねて来た事があります…」
記者「その時は何かゼーレの話は聞き出せましたか?」
ミサト「……正直なところ…こちらが期待していたようなまともな話は、何一つ聞けませんでした…」
記者「ちなみに彼女はゼーレに関してどんな事を言ってたのですか?どんな些細な事でも良いので是非聞かせてもらえませんか?」
ミサト「………良いでしょう…お話しします…」
記者「是非お願いします!」
ミサト「……ゼーレは太古から人類を影で支配して来た秘密結社で、今までに何度も人類を滅ぼしている。彼女はそう言いました…」
記者「…何とも現実味の無い話ですね…」
ミサト「…さらに、ゼーレはこの世界の存在では無いから、この世界をいくら探してもゼーレを捕まえることはできない。とも言ってました…」
47女シンジ :2016/11/03(木)21:43:35 ID:???
>>46
記者「……この世界の存在では無い…ですか…」
ミサト「そのパイロットによると、ゲンドウの目的はこの世界を支配する神を倒すこと。そのためには次元の壁を超える必要があり、そのためには……」
…これはだいたいカヲルさんから聞いた話と一緒だ…
ミサト「シンジとレイ、そして、初号機覚醒によるガフの扉の解放が前提条件だという話でした…」
記者「……正直なところ、まったくもって雲を掴むような話で現実感が無いのですが…葛城さんはその話を聞いて信用なさったのですか?」
ミサト「…いいえ。相手は人類の敵である使徒であり、さらにゼーレとかいう黒幕が遣わした存在です。微塵も信用する理由はありません」
記者「…それも無理はありませんね。特にあんな事があった後では」
ミサト「…私達はすぐさま彼女を拘束し監禁、時間をかけて真実を聞き出そうとしたのですが…気がつくと彼女は消えていました……」
記者「逃げられたのですね。その後彼女の足取りは掴め無いのですか?」
ミサト「…恐らく、ネルフに潜伏しているのでしょう…」
記者「ネルフに潜伏ですか…しかし貴方達もそのネルフですよね?」
ミサト「違うわ!」
48女シンジ :2016/11/04(金)17:50:53 ID:???
>>47
記者「………え?」
ミサト「私達はヴィレ!ネルフ殲滅を目的とする組織です!」
…ミサトさんの発言に記者会見の会場がシンと静まり返った…やがてボソボソと囁きを交わす声が聞こえてくる…
「…えっ、今日はネルフの記者会見じゃなかったっけ…」「…何だよヴィレって…」「…大丈夫かこの人…」「…もうワケ分かんないよ…」「…ネルフ殲滅って…」
記者「……いや、ネルフですよね?」
…まぁこんな反応になるよね…それにしても国の公的組織を殲滅させるって…普通にテロリスト発言なんじゃ…
ミサト「違うって言ってるでしょ!!」
記者「…違うと言われましても…今日はこの度の大災害についてネルフの見解を聞く為に、代表者として葛城一佐にお越しいただいたわけなんですが…」
記者2「ネルフを殲滅するってどういうこと何ですか葛城さん?」
ミサト「……その辺りの経緯は今から順を追って説明します…」
「とりあえず葛城さんは今現在ネルフの人間なのですか?まずそこからご説明願えますか?」
ミサト「…お答えします。先ほどもお話ししたように、私は既にネルフの人間ではありません、むしろ、ネルフは滅ぼすべき敵です…」
49女シンジ :2016/11/05(土)23:32:29 ID:???
>>48
「つまり葛城さんは既にネルフを退職されたという事ですか?」
ミサト「……ネルフへの退職願いは出していません…」
「つまりまだ葛城さんはネルフの人間で良いんですね?」
ミサト「良く無いわ!」
「いったいどっち何ですか?」
ミサト「……私は…いえ、私達は既に完全にネルフを見限ったということです。今後私達は、ネルフ殲滅を至上の命題として活動することをここに宣言します」
「……ネルフ殲滅とは穏やかじゃありませんが…具体的にはどうなさるおつもりですか?例えばネルフの内部事情を明らかにする。といったことでしょうか?」
「その辺りの事は今回の世界的な災害と関係有るんですか?」
「場合によってはネルフを告訴する事も有り得るんですか?」
ミサト「……まず、今回の大災害で亡くなられた方々への哀悼の意を表します…そして私達は真実を知る者として、その真実を伝える義務があります…」
「やはり今回の災害はネルフと関連性が強いという事ですか?
ミサト「……残念ながらその通りです。今回の世界的な大災害は、たった一人の少女によって引き起こされたものであり、我々もまた皆さん同様に被害者なのです…」
50女シンジ :2016/11/06(日)23:17:21 ID:???
>>49
「…一人の少女?」「…何言ってんだこの人…」「…一人の少女が大災害起こすって…」「…そんなことできるわけが無い…」「…そんなバカな話があるかよ…」
…葛城さんの言葉にまた会場がざわめく…
記者「…一人の少女によって世界的な大災害が引き起こされた…今そうおっしゃったんですか?」
ミサト「…その通りです。にわかには信じ難いかもしれませんが、それが事実なのです…」
記者「…いったいどうやったら一人の少女に、世界的な大災害を引き起こすことが出来るんですか?常識的に考えてとても実現不可能なことに思えますが…」
ミサト「……通常は不可能です。しかし、その少女が、極めて特異な立場に立っている事を絶対条件に、それは可能になります…」
記者「…つまり、ネルフには一人の少女が世界に大災害をもたらす事が可能な立場が存在する。といったことでしょうか?」
ミサト「…そうです。ネルフには一人の少女が世界に大災害をもたらす事が可能になる、そのような立場が存在します…あるいはしたという事です」
記者「…仮にそうだとしたら、そのような立場に少女を立たせたネルフ側に責任が有ることになりますよね?」
51女シンジ :2016/11/07(月)23:20:56 ID:???
>>50
ミサト「…それは違います。私達は世界を救う為に常に最善の努力を怠りませんでした…」
「だったら何で一人の少女が世界を滅ぼすことが出来るんですか?」
ミサト「……結論から言うと、それだけその少女が邪悪かつ、制御不能なほど自己中心的な性格だったということです…」
「いやですから葛城さん、少女が邪悪で自己中心的な性格だってくらいで世界は滅ば無いでしょう?」
ミサト「しかしそれが事実です。その憎むべき少女の名は碇シンジ。今回何億という数の人間が死ぬことになった大災害の元凶なのです…」
「ちょっと未成年の場合本名出すのは不味くないですか?」
「これ生で全国に放送されてるんですけど」
ミサト「…問題ありません。彼女はそれだけの許し難い罪を犯したのです。この件に関しては未成年などというのは免罪符にはなりません…」
「具体的に言うとその少女、碇シンジさん?彼女は何をやったんですかね?」
ミサト「…この度の大災害、我々ヴィレが名付けたところの『ニア・サードインパクト』…その全てのきっかけを作ったのが彼女…碇シンジなのです…」
「ちなみにその碇シンジさんの年齢はお幾つなんですか?」
52女シンジ :2016/11/08(火)23:11:37 ID:???
>>51
ミサト「…彼女…碇シンジは現在14歳、中学2年になります…」
「…あれ、碇シンジってどっかで聞いた名前だよな…」
「その碇シンジさんとネルフの関わりはどういったものなんですか?」
ミサト「…彼女は、ネルフでエヴァのパイロットを勤めてました…」
「…ああそうだ、確か『ロミオとジュリエット』のビデオ映画に出てハリウッドデビューが決まったとかいう子だよ…」
「パイロットってことは、彼女…碇シンジさんはネルフで正式に仕事をしてらしたんですか?」
ミサト「…その通りです。碇シンジは私の直属の部下でした…」
「…そう言えば防衛省のホームページに乗ってたよ…確か新技術開発の為のテストパイロットとかいう…」
「中学生に仕事させちゃいけないでしょう?」
ミサト「…正式に国の許可が降りています…彼女の仕事は子供でなければ出来ない、特別な仕事でした…」
「何の仕事をしてたんですか?」
ミサト「…使徒の殲滅です…」
「…使徒の殲滅?すいません使徒っていったい何なんですか?」
ミサト「…使徒は人類の恐るべき敵…未知の力を秘めた驚異の敵性生命体です」
「そんなのと中学生を戦わせてたんですか?」
53女シンジ :2016/11/09(水)23:14:48 ID:???
>>52
ミサト「…仕方がありません。使徒に対抗出来る唯一の兵器、エヴァを動かせるのは中学生だけなのです…」
「そんなわけ無いでしょう?中学生しか動かせ無い兵器なんて聞いたことありませんよ」
リツコ「事実です。エヴァは報酬系…別名A10神経系の働きが活発になる思春期の子供でなければ動かせ無い。これは実験の結果はっきりしています」
「そんな実験が行われたなんて話は聞いたこともありませんよ」
「仮にそんな実験が実施されたなら国民が知らないわけ無いじゃないですか」
リツコ「…実験は、国家機密レベルの為、非公開で行われました…」
「だったらどうやってエヴァは子供にしか動かせ無いって分かったんですか?」
「…ネルフの職員達で実験したのですが、結果、エヴァを動かせた者は一人もいませんでした…」
「ならもっと実験の幅を広げて全国レベルで行えば良かったんじゃないですか?」
リツコ「…そんなことをしている時間も予算も無かったのです…」
「時間が無いって、そのエヴァとかいう兵器の開発は何時頃から行われていたんですか?」
リツコ「…かれこれ15年以上前からです…」
「たっぷり時間あるじゃないですか」
54女シンジ :2016/11/10(木)21:32:00 ID:???
>>53
リツコ「…しかし、エヴァ開発の当初から、パイロットは既に決まっていたのです。今にして思うと、それもゼーレや碇ゲンドウの陰謀かもしれません…」
ミサト「とにかく!重要なことは今回の大災害に関して、その黒幕は謎の組織であるゼーレと碇ゲンドウ!その実行犯は碇シンジだという事実です!」
「…とりあえずそのゼーレの人達と碇ゲンドウ氏、それとその、中学生の碇シンジさんの話を聞けませんかね?どうも話が見えてこないと言うか…」
ミサト「…話は簡単です。ゼーレと碇ゲンドウが人類絶滅を企んでいた。そして碇シンジがその企みを実行に移した。ただそれだけの話です…」
「ですからその辺りのことは当人達の話も聞いてみないことには、まず何の為に人類を滅ぼしたいのか?その動機ですよね、最初に聞いてみたいのは」
ミサト「…なんとなく世の中が面白く無いから人類を皆殺しにしたい。おそらくそんなところだと思います。狂人の考えなど聞くだけ無駄でしょう…」
「そんな陳腐な子供向けアニメの悪役みたいな人間が居ますかね?人類を滅ぼしてどんなメリットがその人達に有るんですか?」
ミサト「…さあ…私には分かりません…」
55女シンジ :2016/11/11(金)17:54:48 ID:???
>>54
ミサト「…ただ、ゼーレにせよ碇ゲンドウにせよ、精神異常者であったと考えるなら、全ての謎は解けます」
「精神異常者の集団が世界を影で支配していたなんて、さすがに無理があるでしょう」
「そもそもゼーレなんて組織は今のところ、葛城さんの話以外に存在する確たる根拠も無いんですよ?」
ミサト「……ゼーレは存在します。ただ彼らは一般人には分からないように姿を上手く隠しているだけなのです…」
「何の為にゼーレは姿を隠すんですか?そのゼーレとやらはネルフの上位組織なんですよね?」
ミサト「……彼らが姿を隠していた理由は今となっては明らかです」
「どんな理由何ですか?」
ミサト「…彼らの目的は『人類補完計画』…そしてその計画の正体は、人類を滅ぼす事だったからです…」
「しかしですねぇ葛城さん、実際にそのゼーレとやらが存在する確たる根拠が無い限り、あなたの話だけではゼーレの存在を認めることはできませんよ」
ミサト「…ですから先ほどもお話ししたように、私達はゼーレから来たパイロットと接触し、ゼーレが建造したエヴァを見ています」
「残念ながらそれも葛城さんのお話しの中の事ですからねぇ…」
56女シンジ :2016/11/12(土)22:35:04 ID:???
>>55
ミサト「…確かにゼーレは巧妙に姿を隠し、私達にも容易に尻尾を掴ませません。しかし、私達は必ずやゼーレを見つけ出し殲滅します。その為のヴィレです」
「…あの…とりあえず居るか居ないか分からないゼーレの話は置いといて、碇司令や碇シンジさんの話は聞けませんかね?」
ミサト「…碇ゲンドウは、現在チベットに出張中で連絡が取れません。パイロットの碇シンジは、現在エヴァ初号機ごと宇宙に打ち上げられています」
「初号機ごと宇宙に中学生を打ち上げたんですか?それは大変な人権問題じゃないですか!?」
ミサト「…碇シンジを宇宙に打ち上げたのは、碇シンジの父親にして、ネルフ総司令の碇ゲンドウだと推察されます…」
「いったい何の為に碇ゲンドウ氏はそのような事をしたんですか?」
リツコ「…先の第十使徒戦時、碇シンジは初号機内部に取り込まれ、即時の救出が不可能と判断されました…」
「即時の救出が不可能って、それで碇シンジさんは無事なんですか?」
リツコ「…今現在マギによると、彼女の生命反応が確認されています。おそらく無事でしょう…」
「救出が不可能だからって宇宙に打ち上げたって何ですかそれは!?」
57女シンジ :2016/11/13(日)22:50:04 ID:???
>>56
リツコ「…その理由は私達にも解りません。が、おそらくニアサードインパクトの被害からの初号機の保護が目的。だと推察しています…」
「それにしても…自分の子供がまだ中にいるのに宇宙に打ち上げるって滅茶苦茶ですね…」
リツコ「…ニアサー時の状況を考えると、それもやむを得なかったのかもしれません…」
ミサト「いずれにせよ、今回の世界的大災害を引き起こしたのは、ゼーレ、碇ゲンドウ、そしてその娘の碇シンジであることは間違いありません」
リツコ「…中でも直接的な被害のきっかけは碇シンジ。彼女こそが世界壊滅のトリガーであり、今世紀最大のテロリストであることは疑いの余地はありません」
ミサト「…今皆さんが聞かれた通りです。今回の災害で億単位の方々が亡くなりましたが、その人達は碇シンジに殺されたも同然なのです!!」
「…しかしですねぇ…いったいどうやったら中学生の女の子に、今回のような大災害が起こせるのですか?」
リツコ「……先の第十使徒戦時、一度パイロットの任を解かれた碇シンジはなぜかネルフに引き返し、そして…今回の大惨事を引き起こしたのです…」
「具体的に何をやったんですか?」
58女シンジ :2016/11/14(月)23:18:20 ID:???
>>57
「そうそう、そのあたりが曖昧なんですよね。私は碇シンジがニアサードインパクトを起こしたというのは既にネルフの公式ホームページで見たんですが…」
「うちにもネルフ広報部から、碇シンジがニアサードインパクトを起こしたという情報は入ってるんですが…肝心の具体的な行動が分からないんですよ」
「うちにも来てましたよ。今回の災害を引き起こしたのは碇シンジだって。でもおかしいでしょう、どうやったら中学生にそんな真似が出来るんですか?」
「うちにも来てましたよ」「我が社もです」「我が社も…」「うちもです」「我が社も…」
ミサト「…確かに、我々ネルフ……いえ…今ではヴィレですが、我々の方からマスコミ各位にメッセージを送らせていただきました…」
「あれはやっぱり公式文書だったんですね?」
ミサト「…はい、その証拠に、ネルフのホームページに載せた情報とも一致した内容のはずです…」
「確かに…それで内容は、ネルフは使徒殲滅に成功するも、パイロットの碇シンジがサードインパクトを起こした。といった内容ですよね?」
ミサト「…皆さんのご覧になった通りの内容です。そして、それが事実なのです…」
59女シンジ :2016/11/15(火)22:52:35 ID:???
>>58
リツコ「…ただ、若干今となっては、内容に修正すべき点があります…」
「どういった部分でしょうか?」
リツコ「…まず、先の大災害の正式名称をサードインパクトからニアサードインパクトに修正した点、それと我々はもはやネルフでは無くヴィレに名称を変えた点です」
「…いつからネルフからヴィレに変わったんですか?」
ミサト「今日からです」
「……それはもう国連の方で正式に決定されたんですか?」
ミサト「いいえ、我々が自分達で決めたことです」
「…しかしですねぇ、ネルフは公的な組織である以上、勝手に名称を変更することはできないと思いますよ」
ミサト「…できます」
「…なぜできちゃうんですか?」
ミサト「私が出来ると信じているからです」
「…いやあの、これは信じるとか信じないとかの問題では無いでしょう。ネルフは国連直属の公的組織であり、勝手に葛城さん達が名前を変えるのは無理ですよ」
ミサト「…少し…誤解があるようです。我々がヴィレに名前を変えたというのはネルフからヴィレに組織名を変えたということではありません…」
ミサト「我々がヴィレという対ネルフ殲滅組織になったという意味です」
60女シンジ :2016/11/16(水)22:33:41 ID:???
>>59
「……それはあの…本気で言ってらっしゃるんですか…??」
ミサト「先ほどからそのように申し上げてます」
「…いわゆる…その、時の小泉首相が『自民党をぶっ壊す』的なフレーズで構造改革を進めた…といったような抽象的な意味では無くですか?」
ミサト「…もちろん抽象的な意味ではありません。具体的に、物理的にネルフを殲滅する。という意味で言っています」
「……いや…しかしですね…ネルフは国連直属の公的組織であり、日本では防衛省管轄下に在る公益法人ですよ?それを殲滅するって革命宣言なんじゃないんですか?」
ミサト「……その通り…これは革命です…」
…一斉にフラッシュが焚かれてタイプライターの音がカタカタと響きわたった…
そうだよね…ミサトさん達のやろうとしている事は革命以外の何物でも無いよね……
「…つまり…防衛省管轄下に在るネルフを…武力によって攻撃する……という事をおっしゃっているわけなんでしょうか……」
ミサト「その通り…防衛省管轄下に在るネルフを、武力によって攻撃すると言っています」
「……それは…完全にテロ行為ですよ…つまりあなた方はテロリストという事になります…」
61女シンジ :2016/11/17(木)21:30:17 ID:???
>>60
ミサト「…それは違います。むしろ、テロを行っているのがゼーレであり碇ゲンドウであり、そして碇シンジなのです」
「…いやしかし、まずゼーレなどという組織は存在すら確認されてませんからねぇ…第一、その碇シンジという少女は具体的に何をしたって言うのですか?」
ミサト「…碇シンジは、極めて利己的な動機から、今回の大災害のトリガーになったのです…」
「具体的には何をしたと言うんですか?」
リツコ「……碇シンジは…極めて自己中心的な動機からエヴァを覚醒させガフの扉を開き、今回の大災害の全てのきっかけになったのです…」
「そのエヴァの覚醒とかガフの扉を開くとかいうのは何の事ですか?」
「極めて自己中心的な動機って何でしょうか?」
リツコ「…エヴァの覚醒とは、エヴァが本来の力に目覚めるという極めて憂慮すべき事態です。なぜなら、一度覚醒したエヴァはガフの扉を開らくからです…」
「そのガフの扉とやらが開いたらどうなるんですか?」
リツコ「…ガフの扉が開いてしまうと新しい生命が誕生し、その代償に古の生命は全て滅びます。つまり、世界が終わるのです…」
「それ滅茶苦茶危ないじゃないですか!?」
62女シンジ :2016/11/18(金)16:55:04 ID:???
>>61
リツコ「…その通り、大変危険です。こともあろうに碇シンジは、その大変危険なエヴァを覚醒させるという事をやったのです…」
ミサト「これはつまり、碇シンジの人類全てに対する無差別テロ。そう言っても過言ではありません…絶対に許されることでは無いのです!」
「何でそんな危険な兵器に子供を乗せてたんですかあなた方は!?」
「これは事実上あなた方が今回の大災害を起こしたのと同じですよ!」
「そうだ!そうだ!」
ミサト「……それは違います。私達は常にエヴァが安全に運用されるように細心の注意をはらってきました…」
ミサト「…しかるに、今回の件は、あくまでも初号機パイロットである碇シンジの暴走が引き起こしたもの。私達はそのように考えています」
「世界を滅ぼせる兵器に子供を乗せて戦わせてる時点で問題外でしょ!」
リツコ「…その件に関しては先ほども申し上げたように、止むに止まれ無い事情があったのです」
「秘密裏に造った兵器にこっそり子供を乗せておいて止むに止まれ無い事情も無いでしょう!?」
リツコ「…しかし、事実エヴァは子供にしか動かせ無いのです」
「つまり最初から欠陥兵器なんじゃないか!」
63女シンジ :2016/11/19(土)22:12:51 ID:???
>>62
リツコ「…いいえ、それは違います。あくまでもエヴァの覚醒は、碇シンジの人間性に問題があったのです…」
「何でエヴァの覚醒とやらがパイロットの人間性に関係が有るんですか?」
リツコ「…関係あります。初号機パイロットである碇シンジはエヴァ搭乗時、自己の感情に呑みこまれ、それが原因でエヴァが覚醒した。それが事実だからです…」
「ちょっと待ってください!するとエヴァが覚醒した理由は、パイロットの碇シンジさんが感情に呑みこまれたから。ということなんですか?」
リツコ「…その通りです。碇シンジの激しい感情がエヴァを覚醒させガフの扉を開き、今回の大惨事のきっかけになった。それが真実なのです…」
「……エヴァっていうのはなんですか、パイロットが感情に呑みこまれただけで覚醒して世界を滅ぼしてしまう兵器なんですか?」
リツコ「…その通りです…」
「…あなた方はそんな兵器に子供を乗せて戦わせていたのですか?」
リツコ「…その通りです。故に、今回の大災害の犯人は碇シンジであると、私達は自信を持って断言できるのです」
『ふざけんなよ百万パーセントお前らが悪いんじゃねぇかーーーッッ!!!』
64女シンジ :2016/11/20(日)23:07:55 ID:???
>>63
ミサト「…少なくとも、私達はそのように考えてはいません。エヴァの覚醒は、あくまでも碇シンジの自己中心的な性格が原因である。そう確信しています」
「いや、そもそもパイロットの性格次第で世界を滅ぼす兵器なんて使っちゃいけないでしょう!」
リツコ「…それには止むを得ない事情があったのです」
「それはもう聞きました。どんな理由があれパイロットの感情次第で世界を滅ぼしかねない兵器に子供を乗せてたのは事実なんですよね?」
リツコ「…ですが」
「事実なんですか事実じゃないんですか?」
リツコ「……それは……事実ですが…」
「ならその責任はアナタ方にありますよ!中学生ながら命がけで人類の為に戦ってくれた少女の性格のせいにするのはおかしいでしょう!」
リツコ「それは違います!碇シンジは決して人類の為に戦ってたわけではありません!」
「動機は何だって良いんですよ!結果的に彼女はエヴァで使徒を倒してくれてたんですよね?」
リツコ「確かに碇シンジはエヴァで使徒を倒してはいました。しかし」
「充分ですよ!碇シンジさんが身体を張って使徒と戦ってくれてた。その事実だけで充分に感謝すべきです!」
65女シンジ :2016/11/21(月)23:44:15 ID:???
>>64
ミサト「……人類に壊滅的な破壊をもたらしたテロリストに感謝しろと?」
「人類に破壊をもたらしたのは悪くとも欠陥兵器のエヴァでしょう?実際は謎の巨人軍団ですがね。どちらにせよ碇シンジさんに罪を問うのは不可能ですよ」
ミサト「…しかし、碇シンジの感情が初号機を覚醒させて、ガフの扉を開いたのは紛れも無い事実なのです」
「アナタ方は中学生に命がけの闘いをやらせておいて、決して感情的になるな冷静でいろ!と言うつもりなんですか?」
ミサト「…少なくとも、初号機を覚醒させ、ガフの扉を開くほど感情的になるべきでは無い。そう思います」
「無理無理無理無理無理ですよ。訓練されたプロの兵士だって戦場じゃパニック障害を起こすのは珍しく無いんですから、ましてや中学生じゃ不可能です!」
ミサト「…なら、その中学生が感情を爆発させて人類が滅びても良いと言うのですか?」
「滅びて良いとは思いませんよ。でも仕方ないでしょう?中学生が化け物相手に殺し合いをやって冷静でいるなんて不可能だって分かりきったことじゃないですか!」
ミサト「…そういった考えがあることを否定はしません。しかし納得もしません」
66女シンジ :2016/11/22(火)23:21:12 ID:???
>>65
「貴女が納得するしないの問題じゃ無くて法的な話ですよ。エヴァは国連で正式に使用を認められた兵器なんですよね?」
ミサト「もちろんです」
「ならそのエヴァの欠陥による事故がパイロットの責任になるわけ無いじゃないですか」
「そうですよ。パイロットの感情くらいで世界を滅ぼす兵器なんてどう考えても欠陥兵器ですよ」
ミサト「……法的にはそうかもしれませんが、しかし、碇シンジには道義的な罪がある。私はそう考えています」
「碇シンジさんが何かしたんですか?」
ミサト「…碇シンジは…同僚のパイロットである綾波レイを救いたい一心で、初号機を覚醒させたのです。それが彼女の罪です」
「……一つお尋ねしますが」
ミサト「何でしょう」
「エヴァには覚醒用のスイッチなるものでも付いていたのですか?」
リツコ「いいえ、そのようなスイッチは付いてはいません。また付けるはずもありません」
「そうですか」
リツコ「そもそも、エヴァの覚醒リスクは当時ごく少数の幹部と技術者しか知らないトップシークレットであり、隣の葛城一佐すら知らなかった事です」
「…そうなんですか…葛城さんも知らなかったんですか?」
67女シンジ :2016/11/23(水)22:51:36 ID:???
>>66
ミサト「そうです。知りませんでした。私がエヴァの覚醒リスクを知ったのは、初号機覚醒を目撃した後、隣りの赤木リツコの説明を受けてからのことです」
「赤木氏は当然覚醒リスクのことは知っていたんですよね?」
リツコ「もちろん知っていました。とは言え、そのことを誰かに口外したりはしませんでした」
「となると、初号機パイロットの碇シンジさんも、当然覚醒リスクのことは知らなかったんですね?」
リツコ「当然です。エヴァに関するトップシークレット中のトップシークレットを、たかが末端のパイロットに教えるわけにはいきません」
「となるとますます碇シンジさんに罪は無いということになりますね。自分が知りもしないことに責任なんて負いようが無いですからね」
ミサト「だからこそ、私は碇シンジには道義的な罪が有ると言ったのです」
「中学生を戦場に送り込んだ大人が道義ですか。ちなみに碇シンジさんにどのような道義的な罪が有るんですか?」
ミサト「それは先ほどもお話ししたように、同僚パイロットの綾波レイを助けようとして初号機を覚醒させた事です」
「その行動のどのあたりに道義的な罪があると言うのですか?」
68女シンジ :2016/11/24(木)22:37:23 ID:???
>>67
ミサト「本来人類を守るべき立場にありながら、綾波レイ一人を助ける為に初号機を覚醒させ、ガフの扉を開いた事です」
「でも初号機の覚醒リスクの件は貴女すら知らなかったんですよね?その件で碇シンジさんを責めるのは無理があるでしょう」
ミサト「たとえ知らなかったとしても、世の中には許され無い事があります」
「少なくとも初号機覚醒に関しては碇シンジさんに罪は無いでしょう?彼女のとった行動は同僚パイロットの救出なんですから」
リツコ「しかし、その前の時点で初号機は一度活動を停止していたのです。碇シンジは一度エヴァから降りて私達に相談すべきでした」
ミサト「それを碇シンジは初号機が動いたのをこれ幸いとばかりに、目の前の使徒殲滅と綾波レイ救出を優先させたのです」
「それは目の前に敵がいたら倒すのを優先するでしょう。それに人命救出を優先させるのも極めて合理的な行動ですよ」
リツコ「それはアナタ方が当時の様子を知らないからそう言えるのです」
「確かに私達は当時の様子を知りませんが、お話しを聞く限り、碇シンジさんの行動は合理的ですよ」
リツコ「いいえ、あれは結局現実逃避に過ぎません」
69女シンジ :2016/11/25(金)19:09:13 ID:???
>>68
「……は?何言ってるんですか?彼女は使徒を倒して仲間を助けたんでしょう?」
リツコ「その通りです。確かに碇シンジは、使徒を倒し、綾波レイを救出しました」
「それの何が現実逃避なんですか?」
リツコ「まさしく、その行動全てが現実逃避に他ならないのです」
「えと…碇シンジさんの仕事はエヴァのパイロットだったんじゃないんですか?」
リツコ「その通りです」
「エヴァのパイロットの仕事は使徒を倒す事なんじゃないんですか?」
リツコ「その通りです」
「ならなんで碇シンジさんが使徒を倒す事が現実逃避なんですか?」
リツコ「…これは、多分に心理的に高度な考察が必要な事項であり、簡単に説明できる類のものではありません」
「いや、高度な心理的考察なんて求めてませんから、碇シンジさんはエヴァのパイロットで、使徒を倒す事が任務だった事が分かれば充分です」
リツコ「それでは碇シンジの罪の本質に迫ることができません」
「いや元々有りもしない罪の本質になんか迫らなくて結構ですよ」
リツコ「…それでは皆様方は、ごく表層的にしか碇シンジのことを見ていないことになります。それでは何も解決しません」
70女シンジ :2016/11/26(土)22:55:16 ID:???
>>69
「そもそも解決すべき問題が無いでしょう?碇シンジさんはエヴァのパイロットとして使徒を倒し仲間を助けた。素晴らしい事じゃないですか」
リツコ「…残念ながらそう簡単な話ではありません。彼女はエヴァを覚醒させるという重い罪を犯したのですから」
「だからそれは本人の知らない事ですよね?」
リツコ「知らなかったから許されるという話ではありません。現に火の7日間では何億という人間が死んでいるのです。彼女は償い切れない罪を負ったのです…」
「でも碇シンジさんが使徒を倒さなければ、人類は一人残らず死んでいたんですよね?」
リツコ「その通りです」
「そして彼女は使徒を倒して人類は生き残ることが出来た。彼女を恨む理由がありませんが」
リツコ「しかし彼女は初号機を覚醒させガフの扉を開き、ニアサードのきっかけになった。これは絶対に許される事ではありません」
ミサト「その通りです。少なくとも我々はすぐ目の前で初号機の覚醒を見たのです。これは厳然たる事実です。彼女は初号機を覚醒させたのです」
「目の前で初号機が覚醒しても皆さん無事に生きてるって事は、初号機の覚醒は安全なんじゃないんですか?」
71女シンジ :2016/11/27(日)21:48:52 ID:???
>>70
ミサト「幸い初号機の覚醒はゼーレのエヴァが槍を刺して止めました。そうでなければ私達は全員死んでいたでしょう」
「でも実際は生きてますよね?しかも五体満足で、これが核爆発なら間近で見て無事に生きてるなんて有り得ないですよ」
リツコ「…エヴァの起こすインパクトは核による被害とは性質が異なる。としか申し上げようがありません」
「そうですか?アメリカで起きたエヴァ4号機の爆発なんて州丸ごとぶっ飛ばす規模でしたが」
「あれ日本で起きてたなら、少なくとも第三新東京市丸ごと吹き飛ばす規模の爆発でしたよ」
「軌道衛生上からも肉眼でハッキリ確認できる大規模な爆発でしたからね。もし日本で起きてたら即国家終了レベルですよ」
リツコ「…エヴァ4号機爆発の件に関しましては、未だ原因は未解明であり、こちらから申し上げられる事は何もありません」
「その未解明の4号機爆発事件の後、当のアメリカから送られ来たエヴァ3号機がまた爆発してますよね?幸い今度はアメリカに比べて小規模な被害で済んだみたいですが」
「でもその時は3号機が使徒になったらしいじゃないですか?こちらの事件の原因は解明されたんですか?」
72女シンジ :2016/11/28(月)23:13:30 ID:???
>>71
リツコ「…エヴァ3号機の使徒化に関しての原因は未だ未解明であり、こちらから申し上げられることは何もありません」
「要するにエヴァは突然爆発したり使徒化したりする危ない兵器だけど、その原因はよく分からない。ということですね?」
リツコ「…残念ながら…エヴァには未知の部分が多く、その正確な構造は私達にも把握しきれていない。というのが現状です…」
「要するにエヴァは元々何時事故を起こすか分からない危険な兵器だということですね?」
リツコ「…元々現代科学の力では未解明な生物を素体にしている以上、ある程度のリスクが伴うのはやむを得ない部分があります」
「ただその未解明でよく事故を起こすエヴァであっても、覚醒リスクに関してだけは、少なくとも赤木氏は把握していたわけですね?」
リツコ「もちろんです。エヴァは一度覚醒したらガフの扉を開き、人類、いや、全ての生物を滅ぼす兵器だとは、当然理解しておりました」
「その重大な情報を赤木氏はどこで知ったのですか?」
リツコ「…セカンドインパクト、その原因を究明した結果分かったのです。あの大惨事の原因はエヴァの覚醒でなければ説明がつかないと」
73女シンジ :2016/11/29(火)22:50:12 ID:???
>>72
「そのエヴァの覚醒リスクを高める原因がパイロットの感情である。という情報はどのように入手されたのでしょうか?」
リツコ「…エヴァは元々パイロットの思考で動きます。思考とは精神活動の一環に他なりません」
「なるほど…」
リツコ「つまりエヴァは、パイロットの精神活動の影響をダイレクトに受ける生物兵器だということです」
「…パイロットの精神活動の影響ですか」
リツコ「そして精神活動の中でも一番強力なエネルギーを有するのは感情です」
「…なんとなく分かります」
リツコ「とりわけ強い感情はエヴァにとてつもない影響を与えます。結果、エヴァの覚醒リスクを高める。そう結論付けるのは難しい話ではありません」
「よく分かりました。つまりエヴァは元々原因不明の事故が多く、かつパイロットの感情次第では世界を滅ぼす兵器だったということですね?」
リツコ「その通りです。そして、綾波レイを助けたいと願う碇シンジの感情は、マギですら計測不可能なほど強い、強すぎる感情でした…」
「そんなに強い感情だったんですか…」
リツコ「規格外です。今まであんな心理グラフが計測されたことは一度もありませんでした」
74女シンジ :2016/11/30(水)23:24:43 ID:???
>>73
「その結果初号機が覚醒するに至ったというわけですか」
リツコ「その通りです。碇シンジの綾波レイを助けたいという思いがエヴァを覚醒させた。だからこそ言うのです。碇シンジには償い切れない罪が有るのだと…」
「いや全然無いでしょう。大切な仲間を助けたいという思いが罪なわけ無いじゃないですか頭大丈夫ですか?」
リツコ「…仲間を助けたいという思いに罪は無い。仮にそうだとしても初号機を覚醒させた罪は厳然として有るのです」
ミサト「その通りです。少なくとも私達は、碇シンジにとてつもない罪が有る。そう確信しています」
「でも初号機が覚醒しなければ人類は使徒にやられて滅びてたんですよね?」
ミサト「…当然そうなります。使徒がリリスと接触した時、あらゆる生物は滅びるのです。それを防ぐ為に私達は命がけで戦っていたのです」
リツコ「それを碇シンジは初号機を覚醒させる事で全て台無しにするところだったのです。許される話ではありません」
「いやだから初号機が覚醒しなければ人類は絶滅してたんですよね?」
リツコ「…残念ながらその通りです」
「なら初号機覚醒してくれて助かってるんじゃないですか」
75女シンジ :2016/12/01(木)20:48:34 ID:???
>>74
リツコ「確かにあの時初号機が覚醒しなければ人類は滅びていたでしょう。だからといって初号機を覚醒させた罪が消えるわけではありません」
「いやそもそも初号機覚醒の罪自体が存在しませんから!赤木さん貴女碇シンジさんにエヴァの覚醒リスクのことは教えてなかったんですよね?」
リツコ「当然です。エヴァの最高機密である覚醒リスクのことを、末端のパイロットである碇シンジごときに教えるわけにはいきません」
「なら碇シンジさんが初号機の覚醒に対応できないのも当然じゃないですか」
リツコ「本来動かないはずのエヴァが動いた時点でその事に疑問を持ち、いったんエヴァを降りて私達に相談すれば良かったのです」
「そんな事できるわけ無いじゃないですか!使徒との戦闘の真っ最中ですよ?負けたら人類絶滅という戦いをしてるんですよ?」
リツコ「それが出来なかったというなら、いさぎよく自分の罪を認め、罪を償えば良いのです」
「何言ってるんですか?貴女は覚醒リスクを知っていてそのことを碇シンジさんに隠していた立場なんですよ?」
リツコ「…私には私の立場があり、私の判断は適切なものであったと自負しております」
76女シンジ :2016/12/02(金)17:42:39 ID:???
>>75
「その結果初号機が覚醒したのなら、その責任は一重に赤木さん貴女にあるでしょう?」
リツコ「いいえ、エヴァの覚醒はあくまでも碇シンジの感情が原因。故に、エヴァ覚醒の罪は碇シンジに有る。そう結論付ける他ありません」
「むちゃ言いますね。そもそも覚醒リスクの事は碇シンジさんには黙ってたんですよね?」
リツコ「当然の事です」
「つまりパイロットの感情次第では、エヴァが覚醒して世界が滅びる可能性が有るという事を、碇シンジさんは全く知らないんですよね?」
リツコ「無論です。私が教えて無いのに末端のパイロットごときが知っているはずがありません」
「だったら碇シンジさんに罪だの責任だの成り立つわけ無いでしょう」
リツコ「ですから初号機が覚醒した時に、いったん私達に相談すれば良かったのです」
「いや無理でしょう。初号機覚醒は使徒との交戦中に一度電力が切れてから起きてるんですから。使徒との戦闘を優先するのは当然ですよ」
リツコ「…それを当然だと言うのなら、当然初号機を覚醒させた罪も受け入れるべきです」
「だから覚醒リスクは技術的欠陥が原因なんですから責任を取るべきは貴女でしょう?」
77女シンジ :2016/12/03(土)22:12:11 ID:???
>>76
リツコ「なぜ私が初号機覚醒の責任を取らなければならないのでしょう?」
「貴女がエヴァ開発の技術面の総責任者だからですよ。技術的問題の責任を技術面の総責任者が取るのは当たり前でしょう」
リツコ「…エヴァに技術的な欠陥は無かった。私赤木リツコは今でもそのように確信しています」
「いや有るでしょう!メチャクチャ有りますよ!開発総責任者の貴女がその事を認識していない事がむしろ驚きですよ」
リツコ「どのような欠陥が有るというのでしょうか?」
「そりゃパイロットの感情次第で世界が滅びる事に決まってるじゃないですか!」
リツコ「…それはエヴァの技術的欠陥では無く、碇シンジの人間的欠陥だと認識しています」
「は?なんでいきなり碇シンジさんの人間的欠陥の話になるんですか?」
ミサト「私達は最初からそう申し上げています。碇シンジに道義的な罪が有ると。その罪の根本にあるのは彼女の人間性の問題なのです」
リツコ「葛城の言う通りです。初号機が覚醒した根本的な原因は、全て碇シンジの自己中心的な人間性にある。私赤木リツコはそのように確信しております」
「……言うに事欠いて今度は人格批判ですか」
78女シンジ :2016/12/04(日)21:19:52 ID:???
>>77
リツコ「事実、碇シンジの綾波レイを助けたい、というエゴが初号機を覚醒させたのです。これは碇シンジの人間性に問題があると言う他ありません」
「なぜ同僚のパイロットを助けるのが人間性に問題があるという話になるんですか?」
リツコ「簡単な理由です。碇シンジは綾波レイと仲が良かったからです」
「仲の良い同僚を助けることの何が問題なんですか?」
リツコ「結局のところ、それは現実逃避にしかならないからです」
「人の命を助ける事の何が現実逃避なんですか?」
リツコ「…碇シンジにとって、綾波レイとの関係は居心地の良いものだったのです。碇シンジは綾波レイを失いたくなかった。それが真実なのです」
「それは分かります。その事の何が問題なんですか?」
リツコ「大いに問題です。結局のところ、碇シンジは綾波レイを失いたく無い、という一念で初号機を覚醒させてしまったからです」
「それで使徒を倒して人類も救われて万々歳じゃないですか?」
リツコ「…その結果サードインパクトが起きたとしてもですか?」
「少なくとも人類絶滅より遥かにましですよ。我々が生きているのは初号機覚醒のおかげじゃないですか」
79女シンジ :2016/12/05(月)22:50:12 ID:???
>>78
ミサト「…初号機覚醒のおかげで人類絶滅をまぬがれた、だから碇シンジに罪は無い。残念ながら、世の中はそんな甘いものではありません」
「いや初号機が覚醒しなければ人類が滅んでたのは事実なんでしょう?だったら碇シンジさんに感謝することはあっても憎むべき理由はありませんよ普通」
ミサト「我々は普通の人間では無く、碇シンジの元上司です。だからこそ碇シンジを憎むことはあっても感謝することなど断じてあり得ません」
リツコ「そういうことです。むしろ逆に、世間が碇シンジに対して同情的になることに関しては危惧の念を禁じ得ません」
「普通逆じゃないですか?事情を知らない世間が彼女を憎んだとしても、せめて元上司のあなた方くらいは彼女を庇おうとするのが人情だと思いますけどねぇ…」
ミサト「いいえ、私達は事情をよく知っているからこそ、だからこそ碇シンジを憎み、彼女を厳しく罰したいと心の底から願わずにはいられないのです」
「……意味が分かりませんが…いったい碇シンジさんが何をしたって言うんですか?」
リツコ「初号機を覚醒させて、サードインパクトのきっかけになった。すでに何度もお答えしました」
80女シンジ :2016/12/06(火)23:10:55 ID:???
>>79
ミサト「それも、仲の良い同僚である、綾波レイを助けたいという醜い欲望故にです」
「だからそれの何が問題なんですか?エヴァのパイロットの碇シンジさんが、同じ戦友の綾波さんを助けたいというのは自然な感情でしょう?」
ミサト「そうは思いません。上司である私の許可も無く、勝手な判断で綾波レイを助けるなど、言語道断の身勝手な振る舞いだと言わざるを得ません」
「何言ってるんですか?どこの軍隊でも助けられる仲間を助けるのは当たり前のことですよ」
ミサト「ネルフは軍隊ではありません。使徒殲滅の為の組織です」
「だったらなおさら世界に数人しかいないエヴァのパイロットを助けるのは推奨されるべき行為でしょう!」
ミサト「…残念ながら、碇シンジはエヴァのパイロットとして綾波レイを助けたのではありません。単にレイが好きだから助けたのです」
「どちらにせよ彼女がエヴァのパイロットを助けたのは同じことじゃないですか!」
ミサト「…違います。前者は公共の福祉にのっとった行為であり、後者は自己中心的な暴走行為に他なりません」
「だからどちらにせよ貴重なエヴァのパイロットを助けた点は同じでしょう?」
81女シンジ :2016/12/07(水)23:00:31 ID:???
>>80
ミサト「…結果は同じでも心理的な過程が違います」
「なんでそんな細かいことにこだわるんですか?どちらにせよ碇シンジさんのとった行動に非は無く、結果的に人類を救ったんですよ?」
ミサト「人類を救ったからと言って、初号機を覚醒させ、ニアサードインパクトのトリガーになった罪は消えません」
「でも初号機が覚醒しなかったら人類は滅びていたんですよね?」
ミサト「否定はしません」
「なら碇シンジさんにどうしろと言うんですか?」
ミサト「……」
リツコ「だから私達に相談すれば良かったのです」
「使徒との交戦中ですよね?しかも一度エヴァは電力切れを起こしている。碇シンジさんと連絡は取れる状態だったんですか?」
リツコ「…残念ながらそれ以前に、私達は発令所を離れ直接初号機の様子を見に行った状況であり、パイロットとの連絡は絶望的な状況でした」
「なんで発令所を離れたんですか?」
リツコ「…使徒と初号機の戦いを間近で見たいと思ったからです」
「…でも指令室に誰も居なくなったら困るでしょう?」
リツコ「あの時は使徒により発令所のスクリーンが破壊され、外部の様子が確認できなかったのです」
82女シンジ :2016/12/08(木)21:33:10 ID:???
>>81
「だからと言って発令所を全員離れたらどうしようも無いでしょう?」
リツコ「しかし、私達が発令所を離れる前に、すでに初号機の電力は切れ、連絡は不可能な状態でした」
「緊急時の連絡用の予備回線などは用意してなかったんですか?」
リツコ「用意してません。発令所が使徒にやられる時は私達も自爆する。そう覚悟していたからです」
「いやエヴァ側の電力が切れた時の予備回線ですよ。連絡用のミニバッテリーと無線くらいは機内に持ち込めるでしょう?」
リツコ「エヴァの電力が切れた時は速やかに回収、それが不可能ならその場に待機。というのが原則でした」
「つまりエヴァが覚醒した場合の対策などは用意してなかったのですね?」
「当然のことです。なぜなら、エヴァの覚醒などあってはならないことだからです」
「そのあってはならないエヴァの覚醒が、パイロットの感情一つでアッサリ起こったことに関しては、赤木さんはどう思ってるんですか?」
リツコ「…全ては碇シンジの自己中心的な性格が原因。そう認識しています」
「ではその覚醒が起きなかった場合はどう対処されてたんですか?」
リツコ「座して死を待つのみです」
83女シンジ :2016/12/09(金)18:24:35 ID:???
>>82
「…座して死を待つのみですか、つまりは手の打ちようが無い状態だったのですね?」
リツコ「敵の使徒は24の特殊装甲を一撃で破壊し、エヴァビーストモードを物ともせず、最大火力のN2爆弾の直撃にも無傷の怪物です。どうしようもありません」
「葛城作戦本部長はこの件に関してどのような意見をお持ちでしょうか?初号機が覚醒しなかった場合、何か使徒に対して有効な対処の仕方があったのでしょうか?」
ミサト「…そもそも、エヴァ以外に使徒に対する有効な対応策があるのなら、最初からその対応策を採用するだけです。無いからエヴァを使っているのです」
「ではそのエヴァの最後の一機が稼動不可能になったということは、使徒に対する有効な対抗手段は無かったということでよろしいのでしょうか?」
ミサト「…もちろんです。あの場合、初号機の電力が切れた時点で、本来なら終わりです」
「ということは、仮に初号機の電力が切れた時に、初号機が覚醒しなかった場合、どのように対処するつもりだったのでしょうか?」
ミサト「…対処する手段などありません。その場合はただ、座して死を待つのみです」
「…やっぱりそうなんですか…」
84女シンジ :2016/12/10(土)22:23:25 ID:???
>>83
「でもだとしたら、ますます初号機を覚醒させた碇シンジさんによって我々が救われた。という事実が確定するわけじゃないですか?」
「そうですよ。彼女は道義的罪があるどころか人類絶滅を防いだ英雄ですよ」
リツコ「そのような安っぽいポピュリズムこそ、我々の最も忌み嫌う庶民感情に他なりません」
「でも事実じゃないですか?仲間を助けたいという強い願いが結果的に世界を救った。これはとても美しい話だと思いますよ。是非とも映画化して欲しいくらいです」
リツコ「そういった安直な一般大衆が喜ぶ庶民的な発想は、我々ヴィレには不要です」
「でもアナタ達も結果的に碇シンジさんに救われたわけですよね?少しは彼女に感謝しようという気にはなりませんか?」
ミサト「全くなりません。初号機を覚醒させるなどという愚かな行為をしたことに対する、抑えがたい怒りを感じるのみです」
「でも初号機覚醒は偶発的産物でしょう?葛城さんすら知らなかったことなんですから。そのことで彼女を責めるのは理不尽極まりないですよ」
ミサト「…初号機覚醒リスクを知らなかったから、偶発的産物だから許される。そんな甘い話では無いのです」
85女シンジ :2016/12/11(日)21:50:41 ID:???
>>84
「いや甘いとか甘く無いの問題では無くですね。法的に見て初号機覚醒の件は全く碇シンジさんの非にはならないんですよ」
ミサト「ですから!我々は最初から言っているのです。たとえ法的には無罪でも、碇シンジには道義的罪があると」
「そういう個人の主観に基づいた冤罪を防ぐために、罪刑法定主義というものがあるんですけどね」
ミサト「その罪刑法定主義なるものによって碇シンジが守られているが故に、私達が主観に基づいて碇シンジを罰する義務があるのです」
「そういうのを人治主義と言うんですよ。法治国家で個人の主観に基づいて他人を罰するのは犯罪ですよ」
ミサト「…たとえ犯罪だとしても、誰かがそれをやらなければならないのです」
「いやいや全然やる必要無いですから絶対に止めてください。第一初号機覚醒無しでは人類が滅びていたことはアナタ達も認めているわけでしょう?」
ミサト「ですから人類が絶滅を免れた事と碇シンジが初号機を覚醒させたことは別の問題です」
「別の問題では無いでしょう。初号機覚醒無しでは人類は滅びてたんですから。初号機覚醒と人類が絶滅を免れた事は切り離して考えるのは不可能ですよ」
86女シンジ :2016/12/12(月)22:41:05 ID:???
>>85
リツコ「そんな事はありません。初号機覚醒時、碇シンジが我々に相談してくれたら対処のしようがありました」
「だけど相談も何も貴女方は発令所を離れ、初号機は連絡回線が切れて連絡は不可能な状態じゃないですか」
リツコ「いいえ、我々は初号機が使徒と戦闘しているすぐ足元まで行っていたのです。碇シンジがエヴァから降りたなら相談は可能でした」
「だから使徒と戦闘中にエヴァからパイロットが降りたらエヴァが使徒にやられてしまうでしょう」
リツコ「やってみなければ分かりません」
「やってみてやっぱりやられたらどうするつもりなんですか?」
リツコ「…どうするも何もありません。その時はただ、座して死を待つのみです」
「だったら初号機が動いてる間に使徒を倒して綾波さんを助けた碇シンジさんの行動が一番ベストという事になりますよ」
ミサト「…それは私達作戦司令部を完全に無視した行動以外の何物でもありません。自己本位極まりないの一言に尽きます」
「その作戦司令部が作戦指令室を離れてるんじゃどうしようも無いじゃないですか」
ミサト「私達は作戦指令室を離れたのでは無く、戦闘現場に駆けつけたのです」
87女シンジ :2016/12/13(火)23:11:16 ID:???
>>86
「同じことじゃないですか。アナタ方が作戦指令室を離れて生身で使徒とエヴァの戦闘現場に行っても、何の役にも立たないのは明らかですよ」
リツコ「いいえ、私達が使徒とエヴァの戦闘現場に行ったことにより、碇シンジには、いったんエヴァを降りて私達に相談するという選択肢が生まれました」
ミサト「…そのせっかくの私達の努力を、碇シンジは完全に無視したのです。これは許されることではありません」
「いやまさか非常識にも使徒とエヴァが戦ってるすぐ近くに、作戦司令部の人間が生身で来てるとは予想しないでしょう」
リツコ「だとしたら碇シンジはあまりに注意散漫。きちんと足元に注意しながら戦うべきでした」
「それはナイフを持った暴漢と戦ってる最中に、足元の蟻を踏まないように注意しろと言ってるようなものですよ。どこまで彼女の負担を増やすんですか?」
リツコ「…少なくとも一度止まったエヴァが動いた以上、そのことに疑問を持ち、いったん使徒との距離をおいて私達を探すべきでした」
「一度止まった機械が何かの弾みで動くなんて良く有ることですからね。とりあえず機体が動いたなら目の前の敵を倒して正解でしょう」
88女シンジ :2016/12/14(水)23:31:32 ID:???
>>87
リツコ「私達は対使徒戦のプロです。そのような素人判断でものを言われても承服できかねます」
「でもさっき初号機が覚醒しなければ座して死を待つのみって言ってたじゃないですか?打つ手無かったんですよね?」
リツコ「いいえ、初号機が覚醒したことにより、碇シンジが相談してくれたら私なりにアドバイスは可能でした」
「使徒と戦闘中にタンマして相談ですか?まぁ参考までに伺いますが、仮にそれが可能だったとしてどんなアドバイスをしたんですか赤木さんは?」
リツコ「…まず、綾波レイの救出は断念。即座に綾波レイごと使徒を殲滅したのち自殺せよ。そうアドバイスするつもりでした」
「……バカですか?そんなアドバイスに従うわけないじゃないですか」
リツコ「もし従え無いというのなら、潔く初号機を覚醒させた罪を認め刑に服すべきです」
「いやですからね。碇シンジさんは刑法上は完全に無罪なんですよ。それくらい法律の素人である私にすら断言できます」
ミサト「だから私達は最初から言ってるのです。たとえ刑法上無罪であろうと、碇シンジには道義的な罪が有ると…」
「道義的な罪も道徳的な罪もまったく無いでしょう」
89女シンジ :2016/12/15(木)21:32:46 ID:???
>>88
リツコ「それは皆さんが碇シンジの本質を見誤っているから、そう思っているに過ぎません。私達は碇シンジの人間性を熟知しているからこそ彼女を責めているのです」
「いや人間性とか一切関係無いですから。別に私達は碇シンジさんと個人的にお付き合いしてるわけでもありませんし」
ミサト「…皆さんが碇シンジと個人的に付き合っていなくとも、私はつい最近まで碇シンジと一緒に生活していたのです」
「そうなんですか?」
ミサト「事実です。だからこそ碇シンジの愚劣な人間性はよく知っています」
「要するに葛城さんは碇シンジさんの保護者みたいなものだったというわけですか?」
ペンペン「いや、どちらかと言うと、碇シンジが葛城ミサトの保護者という立場でしたな」
ミサト「ペンペン!?」
…ペンペンさんなんでこんな所に(笑)…
「これはペンギン作家のペンペン先生じゃないですか。今日はまたどうしてこの会見にいらしたんですか?」
ペンペン「なに私は元々本業が葛城君のペットでね。むしろ小説やグルメ紀行の執筆が副業なんですよ。よっこいしょ」
「え!するともしかしてペンペン先生のお住まいは葛城さん宅なんですか?」
90女シンジ :2016/12/16(金)21:04:47 ID:???
>>89
ペンペン「ご明察ですな、もっぱらコンフォート17にある葛城邸の冷蔵庫の中で暮らしております」
「これはまた意外というか…正直驚きました…」
「あっ、そう言えば碇シンジさんがペンギンを抱いてるポスターがありますが、あれってもしかしてペンペン先生なんでしょうか?」
ペンペン「左様。私ですな」
ミサト「ペンペン!なぜアナタがここにいるのよ!?」
ペンペン「…いやなに、噂の初号機パイロット碇シンジや葛城君と共に暮らしている者として、私の話を聞きたい方々もいるかも知れないと思ってね」
…これがあったからミサトさんはペンペンさんと別れたのかな?(笑)…
ペンペン「それとも…お邪魔でしたかな?」
「いえいえとんでもありません!是非とも話をお聞かせください!」
ペンペン「ご歓迎痛み入ります」
やだペンペンさんカッコいい惚れちゃいそう//
リツコ「ペンペン、アナタ分かってるわね?ネルフの人間には守秘義務というものがあるのよ」
ペンペン「もちろん承知してますよ」
リツコ「なら、余計なことは言わないことね」
ペンペン「生憎私はただのペットでね。さらに人間では無く鳥類なんだよ」
リツコ「!」
91女シンジ :2016/12/17(土)22:10:48 ID:???
>>90
リツコ「…クッ……それはそうね。意外な盲点だったわ…」
ペンペン「とはいえ安心したまえ、基本的に部外者である私の知っているネルフの情報など知れたものだ」
リツコ「…クス…そう言えばそうね。碇シンジの日常生活の事などいくら話されても、考えてみればどうでも良い事だわ…」
ペンペン「そういう事だね。もっとも保安部の剣崎君とは飲み友達でね。彼からはいくつかチョットした面白い資料をもらったよ」
リツコ「…剣崎君と飲み友達?あの無愛想で人付き合いの苦手な彼と?意外に顔が広いのね…」
ペンペン「まあ彼が人付き合いが苦手なのは事実だが、何しろ私は鳥類だからね」
リツコ「確かにそうね」
ペンペン「彼も酒が回ると色々面白い話をしてくれたよ。何、もちろん彼もプロ、本当に重要な保安上の話などはしなかったがね」
リツコ「それはそうでしょう。ペンギンに要人警護の苦労話なんかしても意味が無いわ」
ペンペン「しかし彼も、第三新東京市から逃げ出そうとするシンジを、本部に連行するのは忍びなかったとは漏らしてたなぁ」
リツコ「…クス…彼、あんな顔して案外甘いのね」
ペンペン「相手はまだ子供だからねぇ」
92女シンジ :2016/12/18(日)22:29:55 ID:???
>>91
「碇シンジさんは一度ネルフを逃げ出そうとされたんですか?」
ペンペン「…ああ…あの頃はまだ彼女もネルフに来たばかりで、色々精神的に不安定だったからねぇ…」
「そのあたりの話を少し詳しくお伺いできますか?いったい碇シンジさんはいつ頃第三新東京市に越されて来たのですか?」
ペンペン「…彼女が引っ越して来たのは、ちょうど使徒が初めて第三新東京市に襲来した当日でしたよ」
「ええ~~!?そんなに最近だったんですか?ならまだ新しい環境に馴染めなくても無理はありませんね」
ペンペン「それが最近はけっこう友達も増えて楽しそうな感じでしたがね」
「そうなんですか?なら意外と碇シンジさんは社交性のある方なんですかね?」
ペンペン「良い子ですよ。料理は上手だし面倒見も良く、家事もそつなくこなして学校の成績も良い。少し引っ込み思案な性格ですがね」
「…う~~ん、どうも葛城さんや赤木さんに聞いた話とは随分と印象が違いますね…」
ミサト「全てはごまかしに過ぎません。あの子は表向き良い子の仮面を付けて、嫌な事から逃げ出しているだけなんです」
ペンペン「…う~~ん…私はそうは思わないがねぇ…」
93女シンジ :2016/12/19(月)23:11:38 ID:???
>>92
リツコ「それはペンペン、あの子が貴方の前では仮面を付けていたからそう思うのよ。貴方はシンジに騙されているだけだわ」
ペンペン「…そうかねぇ?私は少なくとも碇シンジから被害を受けたことは一度も無いからねぇ…恩恵は幾つも受けているんだが…」
リツコ「それは上辺だけのことよ。本当の碇シンジは、ズルくて臆病で卑怯でエゴイズムに満ちた、どうしようも無い愚劣な人間なのよ…」
ペンペン「…そうかね?まだ若干14歳で世界を守って戦う。立派な子だと思うがね」
ミサト「しょせんは鳥類。物事の表面しか見れ無いのね…」
「いやいや14歳の子供に命懸けの戦いをさせておいてズルいも卑怯も無いでしょう」
リツコ「でもそれが事実です。実際のところ、ネルフに来た初日、彼女はエヴァに乗り使徒と戦うように命令された際、一度ハッキリと断っています」
「その件に関してなんですが、碇シンジさんはネルフに来る前は、どちらで訓練を受けてられたのですか?」
リツコ「……訓練?いったい何の話でしょうか?」
「…いえ、ですから、もちろんエヴァのパイロットとしての訓練ですよ」
リツコ「…そのようなことはやっておりません」
94女シンジ :2016/12/20(火)23:14:55 ID:???
>>93
「……えっ…あの…『そのようなことはやっておりません』とはどういうことなんでしょうか?」
リツコ「言葉通りの意味です」
「……は?いやあの、意味が分かりませんが…」
ペンペン「碇シンジはネルフに呼ばれて来たその日まで、ごく普通の中学生として生活していたんですよ」
「……えっ、いや、それはごく普通に生活してはいたんでしょうけれども…その、当然エヴァのパイロットとしての訓練は受けてられたのですよね?」
リツコ「そのような事実はありません」
「……い、いや無いわけ無いじゃないですか!こっちは真面目に聞いてるんですからふざけるのは止めてくださいよ!」
ミサト「だけどそれが事実よ。認めなさい」
「…い、いやそんなバカなこと言われても…」
ペンペン「ところが事実なんですよこれが、碇シンジがエヴァの存在を知ったのは、エヴァで出撃するほんの10分前といったところです」
「……本当なんですか?」
ペンペン「お疑いなら後ほど資料をお見せしましょう。当時の記録映像も保存されています」
「…それは是非とも拝見したいですね。出来れば今すぐにでもお願いしたいのですが」
ペンペン「いいでしょう」
95女シンジ :2016/12/21(水)23:33:27 ID:???
>>94
───
その記録映像には、私が初めてネルフに来て、エヴァに乗るまでの様子が映し出されていた…
つい数ヶ月前のことのはずなのに、随分と昔のことのようにも思える…
事実今はもう14年も昔の出来事…
シンジ「…乗ります、私が出ます!」
───
「……………………」「…………………」「………………」「……………」「…………」「………」「……本当にいきなりぶっつけ本番で使徒と戦わせてるんですね…」
…映像が終わり、長い、水を打ったような沈黙の後、誰かが溜め息を漏らすように言った…
リツコ「皆さんが今ご覧になった通りです」
…赤木博士の言葉にも誰も言葉を返せずに静まり返っている…
ミサト「今の映像を見ていただければ御理解いただけるはずです。碇シンジがいかに自分勝手で卑怯で、臆病者で卑劣な人間なのかということが」
「…ふざけんなよ…」「…完全に頭おかしいだろ…」「…ブラックなんて生易しいもんじゃ無いですね…」「…なんなんですかこの人達…」「…本物の○○○○ですよ」
「…全国放送ですよねこれ…大丈夫なんですかこんな映像流して…」「いやむしろこういう事実を隠蔽する方がまずいでしょ…」
96女シンジ :2016/12/22(木)22:35:41 ID:???
>>95
「…これ番組続けちゃって良いんですかね…さっきから電話が凄くて回線がパンクしてるんですけど…」
「良いからカメラ回して。大丈夫責任は俺が取るから」
「大変です!たった今、内閣総理大臣が拳銃自殺したとの一報が入りました!」
「ほっといて良いよそんな細かい話。良いからカメラ回して!大丈夫、責任は俺が取るから」
「なんか与野党の議員が一斉に失踪したとの一報が永田町から入って来たんですけど」
「はいはい自己紹介乙。ほっといて良いよそんな細かい話。良いからカメラ回して!大丈夫責任は俺が取るから」
「…あの、皆さんくれぐれも冷静な対応をお願いしますね。カメラ回ってますから。くれぐれも冷静に、冷静にご対応されるよう、お願いします…」
「分かってますよ!!」
「…天にまします我らが父よ。変えられ無い物事を変える力をお与えください。受け入れられ無い物事を受け入れる力をお与えください…」
「…激しい怒りの感情に揺れる弱き心に、全てをあまねく見通す貴方の偉大なる叡智の眼差しを与えてください…」
…なんか祈り始めてる人達がいるし……
「………」
…突然瞑想とか始める人達がいたりするし…
97女シンジ :2016/12/23(金)17:38:17 ID:???
>>96
───
「…あの、碇シンジさんは元々はエヴァのパイロット候補ではなかったのですか?」
リツコ「いいえ、そんなことはありません。少なくとも、碇シンジが4歳の時には、彼女は既にパイロット候補でした」
「…4歳ですか…ならかれこれ十年以上前から、彼女はパイロット候補だったというわけですね?」
リツコ「そうです。実はエヴァ初号機は、最初から碇シンジ専用機体として開発されていたのです」
「エヴァというのは一人一人のパイロットに専用機体が有るんですか?」
リツコ「基本的にはその通りです。もちろんパーソナルデータの書き換えによって、ある程度の互換性を持たせることは可能ですが…」
「専用機体の方がフルに機体の能力を発揮出来るんですか?」
リツコ「そういう事です。ちなみにエヴァ初号機はエヴァ零号機と並び、実戦配備されるエヴァでは最古参型の一つです」
「なるほど、では他の新しいエヴァにもそれぞれ専属のパイロットが居るんですね?」
リツコ「その通りです。もっとも今までのところ事実上実戦配備されたエヴァは、零及び初号機を除けば、初の正式タイプの2号機のみですが」
「…僅か三体のみですか」
98女シンジ :2016/12/24(土)21:39:31 ID:???
>>97
リツコ「もっとも初の使徒襲来時にはその2号機はまだユーロにあり、日本の稼動可能機体は零号機と初号機のみでした」
「さらに零号機のパイロットである綾波レイさんは、事故で大怪我をして動ける状態ではなかった。という事ですね?」
リツコ「それは今皆さんが資料映像でご覧になった通りです」
「…でも出撃させようとしてましたよね?」
リツコ「それは我々の要請に反して、碇シンジが出撃を断ったが故の緊急措置にしか過ぎません」
「…緊急措置ですか…ちなみにその頃2号機パイロットの方はどうされてたんですか?」
リツコ「…彼女…式波アスカ大尉はまだその頃はユーロにて、実戦に向けて日々厳しい訓練を続けている最中でした」
「…なるほど、エヴァのパイロットの訓練というのは、やはり普段から行われてはいたんですね?」
リツコ「当たり前です。綾波レイも式波アスカも、すでに4歳の頃にはエヴァのパイロットの訓練を初めていたベテランパイロットです」
「…4歳から訓練を受けていたんですか…つまり約十年間ほど訓練を続けていたんですね?」
リツコ「そういう事です。それだけエヴァのパイロットは厳しい仕事なのです」
99女シンジ :2016/12/25(日)21:45:01 ID:???
>>98
「そんな十年間も訓練を積んでいたベテランパイロットの綾波さんが、何故よりによって使徒が来る直前に事故を起こされたのですか?」
リツコ「…詳しい原因はまだ解っていません。ただもしかしたら、綾波レイの僅かな精神の揺らぎが、事故に繋がったのかもしれません」
「そんなちょっとした精神的なことでエヴァは事故を起こしたりするんですか?」
リツコ「否定はしません。エヴァは本来圧倒的な力を持つ巨人を、無理やり科学の力で眠らせてコントロールしているだけなのです」
「…そうなんですか…」
リツコ「故に、その巨人がいつ、どんな刺激で目を覚ますか、本当のところは誰にも解らないのです」
「…そうなんですか。たとえ十年間訓練をしたパイロットであっても、絶対安全だという保証は無いんですね?」
リツコ「もちろんです。人間のやる事に事故はつきものですから。それは旅客機や戦闘機が度々墜落する事からも分かります」
「確かに旅客機や戦闘機のパイロットは訓練されたプロですからね。それでも事故は起きる時は起きます」
リツコ「無論事故の原因は必ずしもパイロットの操縦ミスとは限りません。整備ミスもよくあります」
100女シンジ :2016/12/26(月)23:16:11 ID:???
>>99
「むしろそっちの方が多いでしょうね。突然のエンジントラブルなどよく聞く話ですよ。どんなベテランパイロットでも命の保証は無いんですね」
リツコ「人間のやることに百パーセント安全などありません。ただ限りなく百パーセント安全に近づけることは可能であり、またその努力をするべきです」
「…なるほど、その為にエヴァのパイロットも日々訓練に励んでいらっしゃるんですね」
リツコ「その通りです。今ここに名前があがらなかったパイロット真希波マリも、幼少の頃より厳しい訓練を受けています」
「やはり人類の運命を担うパイロットともなると、幼少の頃から人と違う生活を余儀なくされるわけですか」
リツコ「当然そうなります。何しろ彼女達には人類の運命がかかっているのですから、その生活はあくまでも訓練が中心になります」
「だいたい毎日どれくらい訓練されるんですか?皆さんまだ子供だし学校などもあるでしょう」
リツコ「学校などどうにでもなります。一人一人に専属の教師をつければ学習効率は通常の二倍三倍などすぐですから」
「…なるほど、やはりエヴァのパイロットはエリートなんですね」
リツコ「当然のことです」

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