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LRS 総合スレッド ver75.1

※ID非表示スレ
1名無しさん@おーぷん:2014/12/28(日)22:35:17 ID:???
LRSの総合スレッドです。
LRSとはラブラブ、レイ、シンジのことで、レイとシンジのカップリングのことを指します。

元スレはLRS 総合スレッド ver75.0 [転載禁止]©2ch.net
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1419732507/

・突然の嵐への備えを忘れずに。
・LRS以外のカプの話はスレ違いです。
・荒らし、アンチの方はお帰り下さい。お互いに不快な思いをするだけです。
・シンジとレイ(アヤナミレイ含む)以外のキャラの話は荒れるので控えめに。
・必要以上にネガティブな書き込みは止めましょう。
・他キャラや他カプの叩きは禁止です。
・それでも来た場合は徹底的にスルーしましょう(←これ重要)。相手をすればするほど荒らしは喜びます。
・スマホ、マッチポンプ、なんまろ、ルシファー、以上の4名は立入禁止、出入り禁止です。

次スレは980を踏んだ人が立ててください。

【前スレ】LRS 総合スレッド ver74.0
http://hayabusa6.2ch.net/test/read.cgi/eva/1402159413/

LRS 総合スレッド避難所
http://jbbs.shitaraba.net/anime/9745/

LRS小説スレまとめ
http://seesaawiki.jp/lrs/
2名無しさん@おーぷん :2014/12/30(火)00:04:20 ID:???
テスト
3名無しさん@おーぷん :2014/12/30(火)00:35:04 ID:???
テストその2
表示変かな??
4名無しさん@おーぷん :2014/12/30(火)01:18:35 ID:???
もう一回テスト
5名無しさん@おーぷん :2014/12/30(火)23:41:19 ID:???
前スレ998続
───
《夜・綾波宅》
─私は─自分の事がよくわからない─
─私の中にはいつも─わら人形のようにぽっかりと空っぽの部分があった─
その空洞が時々私を怯えさせ不安にさせる、その部分を碇司令を思うことで埋められるような気がしていた─なのに─いつの間にかそこに───碇さんがいる──
──碇さんが毎日渡してくれるお弁当の箱─なぜ?─ただの食べ物を入れる容器がここにあるだけでこんなにも気持ちが落ち着く─
─食事なんてゼリーとサプリメントで充分だと思ってたのに──
──好きなの…ロミオ、本当に本当に大好きなの─ジュリエット、たとえ神の理に背いても君を離しはしない─
好きなの─ロミオ─本当に本当に大好きなの─ジュリエット─たとえ神の理に背いても君を離しはしない─
好きなの─本当に本当に大好きなの─たとえ神の理に背いても君を離しはしない─
好きなの─本当に本当に大好きなの─たとえ神の理に背いても君を離しはしない─
好きなの─本当に本当に大好きなの─好きなの─本当に本当に大好きなの─好きなの─本当に本当に大好きなの─好きなの─大好きなの─大好きなの─大好きなの───────碇さん──
6美少女 ◆CJWlqIzS/c :2014/12/30(火)23:47:41 ID:???
>>1

7名無しさん@おーぷん :2014/12/31(水)03:21:56 ID:???


んじゃ小ネタを一つ
前スレ999続き?

レイ「……」ギュッ…ギュッ…
息子「ねーねー、なにこねこねしてるの?」
レイ「お蕎麦よ」ギュッ…ギュッ…
娘「おそば?」
レイ「これを延ばして細く切って茹でるとお蕎麦になるの」ギュッ…ギュッ…
娘「ほんとう?」
息子「やりたーい!」
レイ「いいわ。こっちへ」
娘、息子「はーい!」
ガチャッ
シンジ「ただいまー。野菜天の材料、買ってきたよー」
レイ「お疲れ様」
娘、息子「おかえりなさーい!」
8名無しさん@おーぷん :2014/12/31(水)11:27:16 ID:???
>>5>>7

9女シンジ(&◆IDua7fzl9U :2014/12/31(水)23:41:17 ID:???
>>5
───
《学校》
ヒカリ「起立礼着席!」
教室「早!」
相田「教室が喋った!」
鈴原「まさに光速の挨拶やな」
先生「…ん?綾波はまた休みか?まぁどうでもいいか」
『やる気無さ過ぎ!』
綾波さん…昨日元気そうだったのにどうしたんだろう…
《レイ「…無理。この子たちは、ここでしか生きられないもの。私と同じ…」》
…ここでしか生きられない……どういう事?普通に考えたら私と同じでネルフに強制的に入れられてるって事だけど…
でもだとしたら『私と同じ』では無く『私達と同じ』と言うはず……
───
《ネルフ》
ヒゲ「レイ、食事にしよう」
レイ「…はい」
───
レイ「碇司令」
ヒゲ「何だ」
レイ「食事って、楽しいですか?」
ヒゲ「ああ…」
レイ「誰かと一緒に食べるって、嬉しいですか?」
ヒゲ「ああ…」
レイ「料理って作ると喜ぶ…ですか?」
ヒゲ「ああ…」
レイ「碇さん可愛いですか?」
ヒゲ「ああ……あっ!?…コラ」
レイ「碇司令…今度、碇さんや皆と一緒に食事…どうですか?」
ヒゲ「その時間は…(待てよ…これは二人を更に親密にするチャンスだな、全てはユイの為)」
ヒゲ「わかった…行こう」
10美少女 ◆CJWlqIzS/c :2014/12/31(水)23:50:07 ID:???
あれ?なんかいつもの顔文字入れたつもりがトリップみたいになってるよw
まあいいや、皆さん良いお年を('-^*)
11名無しさん@おーぷん :2015/01/01(木)01:07:08 ID:???
微工口で

「……碇くん」モゾ…
「なに?綾波……」
「『ひめはじめ』ってなに?」
「えっ!?」
「……」
「さ……さっきのがそう……かな……」
「そう。よかった」ポカポカ
12名無しさん@おーぷん :2015/01/01(木)22:20:44 ID:???
>>11の数年前

シンシ「…ご、ごめん」
レイ 「……ごめんなさい。こんな時どんな顔すれば良いか分からないの」
シンシ「…わ、笑えば良いと思うよ」
レイ (…クスッ)
シンシ(…槍直したい…)
13名無しさん@おーぷん :2015/01/01(木)22:25:10 ID:???
モノが槍だけに
14名無しさん@おーぷん :2015/01/01(木)22:29:03 ID:???
>>7続き? 元スレのを一部修正再掲

息子「……」クカー…クカー…
娘「……」ウツラウツラ
シンジ「ねんねのお部屋行く?」
娘「いやー……まだおきてるー……」グズグズ
シンジ「はいはい」
娘「……」スー…スー…
シンジ「……」クスッ
  :
  :
パタン…
シンジ「寝かせてきたよ」
レイ「お疲れ様……はい」プシュッ…
シンジ「ありがとう。……君も」コポコポコポ…
レイ「ありがとう」コポコポコポ…シュワー
シンジ「あっという間だったね」
レイ「そうね」
ゴーーーン…
シンジ、レイ「今年もよろしく」カチン
15女シンジ :2015/01/01(木)23:42:18 ID:???
>>9
───
《ネルフ》
日向「こうも損傷が激しいと、作戦運用に支障が出ます。バチカン条約、破棄していいんじゃないですか?」
シンジ「そうですよ、日本以外の国がエヴァ持ってても何の役にも立たないんですから」
ミサト「そうよねぇ、一国のエヴァ保有数を3体までに制限されると稼動機体の余裕ないもの」
シンジ「この前みたいな使徒が今来たら今度こそ人類絶滅ですよ」
マヤ「本当よね、今だって初号機優先での修復作業だから零号機の修復は目処も立たない状況だもの」
シンジ「やっぱり現場の大変さを知るミサトさん達がバチカン条約の無意味さを訴えるべきですよ、無意味というよりこれって自殺願望が有るとしか思えないです」
リツコ「条約には、各国のエゴが絡んでいるもの。改正すらまず無理ね」
シンジ「本当にバチカン条約決めた人達って使徒がリリスにたどり着いたら人類絶滅って分かってて決めたんですか?」
ミサト「もちろん分かってるわ、この前の落下使徒戦の大変さもエヴァの損傷も。そのうえで条約を締結したの」
リツコ「要するに嫌がらせね。人間は合理性では動かないのよ」
マヤ「人類を守る前にする事が多すぎですよ」
16美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/01/01(木)23:50:06 ID:???
明けましておめでとうございます(o^∀^o)
なんかヒッキーがシンの主題歌もやるらしいね、良い流れだと思う。
2015年シン公開来る?
17名無しさん@おーぷん :2015/01/02(金)07:50:20 ID:???
来るかなあ
期待せず待つ
18女シンジ :2015/01/02(金)23:40:49 ID:???
>>15
───
《学校》
アスカ「あれ?バカシンジは?」
ヒカリ「さあ、何か碇さんに用事でも有るの?」
アスカ「別っつに!たまたま昨日、書店でお菓子の作り方の本買って夜ヒマだったから徹夜でクッキー焼いたんだけどさ」
ヒカリ「へぇー、アスカがクッキーを…」
アスカ「でも私甘い物嫌いだからあのバカに嫌がらせで全部食わせてやろうかと思ってさっきから必死に探してんだけど…」
ヒカリ「屋上じゃない?」
───
《屋上》
今日も綾波さん休みか…もう一週間も綾波さんに会って無い…演劇ビデオ撮る時は毎日一緒だったのに…
前みたいにこうして空を眺めてたらひょっこり綾波さんが現れたら良いのに……こんな事考えてたら逆に空から怖い使徒が綾波さんを奪いに現れたりして……て…空から……人?
マリ「どいてどいてぇーっ!」ドカッ!
シンジ「キャッ!」
マリ「…いってって」
シンジ「うう…」
マリ「ありゃ!?ひょっとして?」
シンジ「?」
マリ「碇君!//」ギュッ
くっ、苦しい…誰この胸の大きい人?
マリ「ああ、ゴメン。これじゃ息できないよね」
シンジ「プハァー」
マリ「また後でね、ネルフのワン子君」スタスタ
変な人…
19名無しさん@おーぷん :2015/01/03(土)00:00:07 ID:???
アルミ登場か
20名無しさん@おーぷん :2015/01/03(土)04:03:26 ID:???

21女シンジ :2015/01/03(土)23:43:15 ID:???
>>18('-^*)
───
アスカ》我ながら初めてにしては良い味出せたと思うわ。バカシンジの奴依怙贔屓が居なくてあからさまに元気無いのが許せない!
このクッキーを食べさせて余りの美味しさにボーっとしてる隙に嫌がらせにキスしてやるのよ!
この扉の向こうが屋上ね上等じゃない!
私は気合いを入れてドアを開いた。
アスカ「ウリャアーッ!」ドカッ
アスカ・マリ『キャッ!』
マリ「痛った~!今日はついて無いにゃ」
アスカ「あ~っ私のクッキ~~…ちょっと何やらかしてくれんのよ!五回も失敗して徹夜で焼いたのに~~っ」
マリ「どれどれ、おやすみペロリ」サクッ
アスカ「ちょっと汚いわね!床に落ちたクッキー食べるとか止めなさいよ!病気になるわよ!」
マリ「40点てとこかな?」サクサク
アスカ「何ですって!?」
マリ「あっ!…君…式波アスカだよね?」
アスカ「…そうよ、よく判ったわね」
マリ「(やっぱりタイムリープのショックで記憶を失ってるみたいね)」
アスカ「なっ…何よ、人の顔じっと見ちゃって気持ち悪い奴ね」
マリ「ああ、ハリウッド映画に出てるの見たからついね、確か『人魚姫』?じゃあねお姫様」スタスタ
アスカ「あっ//」
22名無しさん@おーぷん :2015/01/04(日)10:03:42 ID:???
「バカシンジ、『壱中事件』って知ってる?」
「えっ……知ってる……けど」
「なら詳しく教えなさいよ」
「い、いや、でも――」
「あれ、日本中にある都市伝説だよ、姫~」
「そうなの?」
「そ、そうだよ!うん」
「なーんだ、つまんないわねー」

体育倉庫にて
「――っていうことがあったんだ」モゾモゾ
「そう」ポカポカ
「うん、だからさ――」
「そうね。気を付けましょう」ポカポカ
「う、うん…っていうか、やっぱりこういうところじゃ、まずいんじゃないかな…」
23女シンジ :2015/01/04(日)23:40:28 ID:???
>>21
───
《ネルフの休憩所》
シンジ「あれ…変だなぁ」
S-DATが上手く作動しない、電池切れかな?
シンジ「きゃッ!」
とか考えてたらいきなり頬に冷たい物を当てられちゃった!
加持「よっ!どうだい?たまにはデートでも」
シンジ「デート?私、中学生ですよ?」
突然手を握られちゃった//
加持「ノープロブレム。愛に年齢は関係ないさ」
スーと加持さんの顔が近づいて来る!
シンジ「キャーーッ!」
加持「冗談だよ、ほれ」
ちょっとドキドキした//
加持さんに珈琲をもらった後、加持さんの趣味の畑に連れて行かれた。
───
シンジ「…ふ~疲れた…」
加持「もうヘタバったのかい?給料分は働いてもらうぞ」
シンジ「…給料って…さっきの缶珈琲?…はぁ…デートって言ってたのに。加持さんてもっとマジメな人だと思ってました」ムス
加持「大人はさ、ズルいくらいがちょうどいいんだ」
シンジ「あははははは…」
なんだか力が抜けてしゃがみこんでしまった。
シンジ「…これって…スイカですよね?」
加持「ああ、可愛いだろう?俺の趣味さ。畑仕事は良いぞ。大地に根ざして生きている実感が湧いて来る。色んな発見がある」
24女シンジ :2015/01/05(月)23:43:12 ID:???
>>23
シンジ「良いですね、私もいつかエヴァのパイロットから解放されたら野菜や果物育ててみたいです」
加持「…エヴァのパイロットは辛いかい?」
シンジ「はい」
加持「楽しいこと、見つけたかい?」
シンジ「楽しいこと?……平凡な日常が一番楽しいですね」
加持「それもいいさ。けど、辛いことを知ってる人間の方が、それだけ人に優しくできる。それは弱さとは違うからな」
シンジ「……お父さん…余り辛い経験無いのかな…」
加持「あれは病気さ。ところで葛城は好きかい?」
シンジ「え?ミサトさん?……いやあの……嫌いじゃないです…」
加持「葛城を守ってくれ。それは、オレにできない…キミにしかできないことだ。頼む」
私が葛城さんを守る?
…あっ、栄養管理をしっかりとしてくれってことね。
シンジ「はい!任せてください!」
───
《綾波宅》
…シュー…シュー……シュー……
─綾波さん─良かった─生きてて─
シュー…シュー…
//じゃあ綾波さんと一緒にいられてネルフから自由になるのが一番良いね///
シューシュー…
─ん//─好きなの─大好きなの─
シュッシュッシュシュシュシュシュシシュッ
レイ「痛ッ」
25名無しさん@おーぷん :2015/01/06(火)07:55:01 ID:???

26女シンジ :2015/01/06(火)23:40:34 ID:???
>>24('-^*)
───
《学校》
レイ「おはよう」
教室「おはよう」
シンジ「綾波さん!?おはよう//」トコトコ
相田「綾波があいさつ!?」
鈴原「…綾波が進化しとる…」
ヒカリ「失礼ねwそこは進化じゃなくて進歩って言いなさいよ。おはよう綾波さん」
「あっ、UFO!」
「あっ、恐竜!」
「今日は色々あるな」
シンジ「綾波さん、もう良いの?」
レイ「ええ。今日は平気」
シンジ「良かった//…あっ!綾波さん、手の絆創膏どうしたの?」
レイ「さっき、赤城博士が巻いてくれたの」
シンジ「?…何してたの?」
レイ「秘密//もう少し、上手くなったら話す//」ニコ
シンジ「うん//楽しみにしてる//」ウフ
1億ドルの笑顔//やっぱり綾波さんは可愛い//
アスカ「………」
マリ「………」
アスカ「……秘密//…もう少し、上手くなったら話す、ニコ//」
マリ「うん//楽しみにしてる、ウフ//」
シンジ「それでね、私昨日加持さんに連れられてスイカ畑に行ったの」
アスカ「バカシンジ!」
マリ「ワン子!」
シンジ「はい。何?アスカ。真希波さん…」
アスカ「ちょっとこっちに来なさい!解らない漢字があるのよ教えなさい!」
シンジ「…あっ…うん…」
27名無しさん@おーぷん :2015/01/07(水)19:53:32 ID:???

本家の鯖が落ちてる?
28名無しさん@おーぷん :2015/01/07(水)20:11:57 ID:???
落ちてるようです
29名無しさん@おーぷん :2015/01/07(水)21:48:18 ID:???
まだなおらない
避難所としても機能するな、ここ
30女シンジ :2015/01/07(水)23:44:04 ID:???
>>26('-^*)
───
ミサト「…でも変わったわね。レイ」
リツコ「そうね。あの子が人の為に何かするなんて、考えられない行為ね。何が原因かしら」
ミサト「むしろレイって人の為に自分の全てを捧げてるタイプじゃない?あの瀕死の身体で出撃しようとしてたのよ」
リツコ「訂正するわ。レイが自主的に人の為に何かするなんて考えられ無いわ。何が原因かしら?」
ミサト「…そうね、シンちゃんの影響が少なからず見られるわね、あの二人ってなんか似たもの同士って感じすんのよね」
リツコ「……似たもの同士……そうね…」
───
《葛城邸》
アスカ「う~ん…バカシンジだともう少し薄味のほうがいいのかな」
ミサト「たっだいま~」
アスカ「あれ?ミサト。早かったわね」
ミサト「へ~すぐ本部へトンボ帰り。風呂と着替えに帰っただけよ~」
アスカ「あっそ」
ミサト「おっ!んまぁーこれはこれはぁ、アスカもシンちゃんに料理ご馳走するのん?」
アスカ「うん、バカシンジにはいつも世話になってるしたまにはね…まっ、私はバカシンジの事なんて全然何とも思って無いけど」
ミサト「ふふふ。レイといいアスカといいシンちゃんにベタ惚れね」
31名無しさん@おーぷん :2015/01/08(木)01:22:28 ID:???
微工口注意

「……初めて触れたときは、何も感じなかった」
「え?」
「碇くんの……手……」
「……今は?」
「その……はんたい……んっ……」
32名無しさん@おーぷん :2015/01/08(木)01:35:46 ID:???
「二度目は……少し気持ち悪かった……かな……」
「……今は?」
「その……はん……たい……」

「三度目は温かかった……スーツを通して……碇くんの体温が伝わってきた」
「……今は?」
「つたわってくる……ちょくせつ……」

「四度目は嬉しかった……私を心配してくれる、碇くんの手が……」
「……今は?」
「やっぱり……うれしい……」

「もう一度……触れてもいい?」
「……いいよ……こう?」
「ええ……そう……あっ……」
33女シンジ :2015/01/08(木)23:46:22 ID:???
>>30
アスカ「何よ!依怙贔屓と一緒にしないでっ!あいつ澄ました顔してこの前の劇の時だって自分からシンジを誘ってキスしたの知ってんだから!」
ミサト「ん~そうねぇ。レイにはもっと遠大な計画があるようだし~?」
アスカ「…何?それ……まさか…」
ミサト「碇司令とシンちゃんをくっつける、キューピットになりたいみたい…よっ?はいこれ招待状」
アスカ「…二号機パイロットさん江…綾波レイ…何で私にも…?」
ミサト「手作り料理でみんなと食事会!という作戦らしいわ。ストレートな分、これは効くわよ」
アスカ「……なる程ね…読めて来たわよ…」
ミサト「ホント、あのマダオとシンちゃんを仲良くさせようなんて、レイも勇者よね!」
アスカ「……あの女…バカシンジを完全に堕とす為にマダオまで利用するつもりなのね…なんて卑怯なやつ!」
ミサト「サプライズなんだから、シンちゃんにバラしちゃぁ駄目よっ」
アスカ「話すわけないでしょっ!この私が」
───
アスカ「…て事よ」
マリ「要するに皆を一同に集めてワン子のパパの前で自分達の仲の良さをアピールしようって作戦ね。当然…」
アスカ・マリ「受けて立つわよ!」
34名無しさん@おーぷん :2015/01/09(金)00:33:20 ID:???

35女シンジ :2015/01/09(金)23:11:24 ID:???
>>33('-^*)
───
ミサト「消滅!?エヴァ4号機と第2支部が消滅したの?」
私葛城ミサトは急の知らせを受けてネルフに急行した。
───
《ネルフ》
ミサト「酷いわね…やはり4号機が爆心か…爆発の規模が直径400㎞にも及んでいるなんて…ウチのエヴァ、大丈夫でしょうね?」
リツコ「世の中に絶対という事は無いわ、うちのエヴァも一歩間違うとこれと同規模、あるいわそれ以上の世界壊滅クラスの破壊をもたらす可能性を秘めているわ」
ミサト「…私達は何て恐ろしい物を使っていたのかしら…」
日向「でも仕方ありませんよ葛城さん、現在エヴァ以外に使徒に対抗出来る明確な手段は確立されていないんですから」
リツコ「しかも今回の一件でエヴァは核を超える破壊兵器として世界各国に認識されてしまったのよ。もうどの国もエヴァを手放す事は絶対に無いわね」
青葉「これからは世界各国でエヴァの開発競争が始まる…か」
マヤ「…新しい時代の始まりですね」
ミサト「終わりの始まりにならなけりゃ良いけどね…私達は何て物に子供達を載せていたの…リツコ、当然この事を子供達は知らないのよね?」
リツコ「当たり前でしょ、教えられる訳無いわ」
36名無しさん@おーぷん :2015/01/10(土)02:33:24 ID:???


また本家がだめだな
37女シンジ :2015/01/10(土)23:44:49 ID:???
>>35('-^*)
───
《学校》
相田「なぁ碇。3号機、日本に来るんだって?」
シンジ「そうなの?聞いてないよ」
アスカ「ホントアンタ何にも知らないのね」
シンジ「使徒と戦う当日までエヴァの事すら知らなかったくらいだしね」
マリ「それで勝てるのがワン子の才能なんだけどね」
レイ「そうよ」
アスカ「悪かったわね才能無くて」
相田「なぁ、誰が乗るのかな?」
マリ「当然私でしょ?順当に行って」
ヒカリ「案外鈴原かもよ?現役のパイロット使うよりリスク低いし」
鈴原「いや!ワシは乗らんど、あんな危ない事、男のする事や無い!」
アスカ「前時代的、バッカみたい」
鈴原「なんやとぉっ!ポリシーは大事なもんなんやで、安全第一や!」
アスカ「益々バカっぽい」
鈴原「なんやとーっ!」
ヒカリ「ま、どっち道一度適格者に選ばれたら絶対に拒否できないけどね。ウフフ」
相田「いいなぁパイロット!俺にしてくんないかなぁ」
シンジ「フフ、やる気あるんだ良いね相田君。じゃあ私と綾波さんはエヴァの仕事は相田君に任せて二人でどこかで野菜でも作ってのんびり暮らしましょう」
レイ「そうね」
アスカ・マリ『そうはいくかーっ!』
38女シンジ :2015/01/12(月)01:36:40 ID:???
>>37
───
《ネルフ》
アスカ「何で私の2号機が封印されちゃうのよ!」
リツコ「バチカン条約。知ってるでしょ?3号機との引き換え条件なの」
アスカ「故障中の零号機にすれば良いじゃない!てかわざわざ負けたら人類絶滅確定の使徒戦で縛りプレイとかバカなの死ぬの?」
マヤ「2号機のパスは今でもユーロが保有しているの。私達にはどうにも出来ないのよ」
アスカ「それをどうにかすんのがアンタ達の仕事でしょうが!またこの前みたいな巨大落下使徒が来たらどうすんのよ!シンジ一人で戦えって言うわけ?」
リツコ「国連及び日本政府とアメリカ議会の対応を見る限りはそういう事ね」
アスカ「はぁー!?」
リツコ「現在はパイロットも白紙。ユーロから再通知があるまでは、大人しくしてなさい」
アスカ「使徒はユーロの再通知なんて待ってくれないのよ?国連の連中脳にウジでも湧いてんじゃないの!」
リツコ「今はとにかく使徒が来ない事を祈り、来たらシンジ一人に全てを委ねるしか無いわ。それで人類が滅びるなら所詮その程度の種族だったって事よ」
アスカ「…最悪零号機を封印して3号機にマリを載せればまだ良いのに…本当にバカなのね」
39名無しさん@おーぷん :2015/01/12(月)15:02:17 ID:???
シンジ女性化以外の部分にも力が入ってきたな

40女シンジ :2015/01/13(火)01:31:35 ID:???
>>38('-^*)
───
《ネルフ・エレベーター》
あっ、依怙贔屓発見、たまには敵とも話し合ってみるか。
アスカ「知ってる?今度私の2号機が封印されたのよ」
レイ「…話は聞いたわ…」
アスカ「つまり今使徒が来たらバカシンジ一人で戦うことになるのよ」
レイ「…そうね…」
アスカ「何とかしたいと思わないの?」
レイ「…何とか出来るならしているわ…多分…貴女が言ったようなことは全て言ったわ…でも駄目だった……ただ…」
アスカ「ただ…何よ?」
レイ「…食事会の時に碇司令と私達が4人揃った時がチャンスかも知れない…」
アスカ「チッ、呑気な話ね………でも…今はそれくらいしか無いか………ところで依怙贔屓、アンタそんなに冷静沈着そうなキャラの割にはさぁ…」
レイ「…何?」
アスカ「ちょっと右手の絆創膏の数多過ぎじゃない?」
レイ「あっ//」
アスカ「まさかこの前シンジに右手の絆創膏を気にしてもらえたからまたかまって貰いたくて少し多目に絆創膏貼ってるんじゃないでしょうね!?」
レイ「//ち、違うわ//」
アスカ「いったいどんな包丁の使い方すればそんなに手の甲に傷がつくってぇの?」
レイ「あなたに関係無いもの//」
41女シンジ :2015/01/14(水)23:36:35 ID:???
>>40
アスカ「ふん、油断のならない女ね。人形のクセに生意気よ」
レイ「私は人形じゃ無い」
アスカ「…そ、だったら前から聞いてみたい事があったのよ」
レイ「何?」
アスカ「アンタ、あのバカの事どう思ってるの?」
レイ「…バカ?」
アスカ「バカって言ったらバカシンジでしょ」
レイ「碇さん?」
アスカ「そうよ、どうなの?」
レイ「…碇さんのことは碇さんだと思ってるわ」
アスカ「…ホントにバカね、私が聞きたいのはアンタがバカシンジの事をどう感じているかよ」
レイ「…碇さん…暖かい感じ。碇さんと一緒にいるとポカポカする…だから碇さんにもポカポカして欲しい。碇司令と仲良くなってポカポカして欲しいと思う」
アスカ「シンジはアンタと一緒にいるときポカポカしてないってわけ?」
レイ「…分からない…でも、碇さんはお父さんと仲良くしたがっている。お父さんの使ってた音楽プレイヤーをいつも大切に持ち歩いているもの…」
アスカ「………そう…分かった」
アスカ「……次の食事会…貸しにしとくわ」
レイ「…え?」
アスカ「じゃ…」
───
ホンット、つくづくウルトラバカねっ!それって、好きってことじゃん!
42女シンジ :2015/01/14(水)23:41:34 ID:???
>>41
───
《ネルフ》
ゴゴゴゴゴォォ…
ミサト「あれが……ダミーシステム(怒)」
日向「無人状態でのATフィールド発生まで可能。子供に操縦させるよりは人道的だそうです」
ミサト「…そう…随分と人道的ですこと(棒)」
───
レイ「碇さん、ダミーシステムの話聞いた?」
シンジ「うん、ミサトさんから少し」
レイ「ダミーシステムがあれば、碇さんはエヴァに乗らなくて良くなるかもしれない」
シンジ「ダメだよ綾波さん、エヴァに乗らなくて良くなるのは綾波さんと一緒じゃないと」
レイ「…うん…もしかしたらそうなるかもしれない、私も碇さんもエヴァに乗らなくていいようになるかも…」
シンジ「そうなったら今みたいにネルフに監視されたり住宅指定されなくて良くなるかも…そうしたらいつかヤシマ作戦の時に言ってたみたいに…」
レイ「碇さんと一緒にいられてネルフから自由になれるのかも…」
シンジ「綾波さんと二人だけで平和に仲良く家庭菜園作ったり─」
レイ「…実は最近プチトマト作ってるの…」
シンジ「凄い!楽しそう!…できたら食べに行って良い?」
レイ「うん、来て。碇さんに食べてもらいたくて育ててるから」
43名無しさん@おーぷん :2015/01/15(木)00:44:37 ID:???

44女シンジ :2015/01/15(木)23:45:45 ID:???
>>42('-^*)
───
《居酒屋》
ミサト「あの新型のダミーシステムって奴、なんかいけ好かないんだけどぉ!」
加持「厳封品だからなぁ。得体は知れないな」
ミサト「使徒は子供達が地獄の苦しみの中で叫び、のたうち回りながらエヴァを動かして来たからこそ倒して来れたのよ!」
アスカ「……それが分かってんならバカチン条約何とかしてよっと」
ミサト「アスカ!?どうしたのこんな時間にこんな所に?」
アスカ「リツコに聞いて飛んで来たのよ、直接話をした方が良いと思ってさ」
ミサト「話って…何の話?」
アスカ「例の3号機のテストパイロットの件、あれ私が引き受けるわよ」
ミサト「あっ、良いの?でも食事会」
アスカ「だって今回の食事会はシンジとヒゲのラブラブ作戦でしょ?主催者のレイが欠席するわけにいかないし私しかいないじゃない?」
ミサト「マリは?」
アスカ「あいつに借り作りたくないし……それに…」
ミサト「それに?」
アスカ「不安なのよ、そのままマリが3号機で主要メンバー入り、私は2号機と仲良くベンチ入り……なんて事になったらさ…」
ミサト「…なったら?」
アスカ「…その…色々おいて行かれそうで嫌なのよ…」
45女シンジ :2015/01/17(土)01:45:00 ID:???
>>44
───
《葛城邸》
シンジ「食事会楽しみだなぁ。綾波さんの料理…ちょっとドキドキ//……お父さんも来ればいいのに…」
カチャッ
アスカ「シンジ!」
シンジ「ごめんなさい!」
アスカ「……なに怯えてんのよ。何もしやしないわよ。クッキー焼いたんだけど食べない?」
シンジ「…あっ、ありがとう//」
アスカ「ねぇシンジ」サクサク
シンジ「何?アスカ」サクサク
アスカ「キスしてみようか?」
シンジ「…ングッ!…なっ……何を言うのよアスカ//私達女同士だよ?」
アスカ「だってアンタ依怙贔屓とはキスしたじゃない?」
シンジ「あっ//あれは……お芝居だし//」
アスカ「……ふ~ん、確かにそうね、じゃあお芝居以外では依怙贔屓とキスしたこと無いのよね?」
シンジ「………うん」
アスカ「はいダウト!ちゃんと見た人がいるのよ、アンタが依怙贔屓とキスしてるとこ!」
シンジ「…そうなの?…よく…わからない…」
アスカ「うちのクラスで見た子が居んのよ、撮影当日アンタと依怙贔屓がたっぷり30秒くらい口付けしてるとこ」
シンジ「あっ//あれは…本番の緊張をほぐす為の予行演習だから//」
アスカ「へ~え、そうなんだぁ?」
46名無しさん@おーぷん :2015/01/17(土)17:48:21 ID:???
ダミーシステム健在なのか

47女シンジ :2015/01/17(土)23:41:44 ID:???
>>45('-^*)
シンジ「…そうだよ//」
アスカ「アンタ依怙贔屓とキスすると落ち着くんだ?」
シンジ「そうだよ……って違う!リハーサルを入念にやって緊張をほぐしてたの!」
アスカ「…へ~~あ・や・し・い・わ・ね!まったく」
シンジ「//そう?」
アスカ「いったいアンタと依怙贔屓ってどういう関係なの?」
シンジ「……どういう関係って言われても……急には出て来ないな…」
アスカ「ズバリ訊くけどさ、アンタ達の関係って友情なの?それとも百合だったりするわけ?」
シンジ「……何だろう?本当にうまく言えないの…ううん、もしかしたら言いたく無いのかもしれない」
アスカ「何でよ!?」
シンジ「…私と綾波さんの間柄をどんな言葉で表現しても…本当のところとは全然違うような気がするの…むしろそのこと自体が大切な何かを汚してしまう気がして…」
アスカ「それって答えを出すことから逃げてるだけじゃないの?」
シンジ「…答えなんて欲しく無いのかも…」
アスカ「ふん!まったく日本人てハッキリしないわね!でも一つだけ教えといてあげるわ」
シンジ「…何?」
アスカ「…依怙贔屓の奴…アンタに惚れてるわよ」
シンジ「えっ//」
48女シンジ :2015/01/18(日)23:43:28 ID:???
>>47
アスカ「アンタと一緒にいるとポカポカするんだってさ、自分じゃ気づいて無いみたいだけどあれは完全に恋する女の顔だったわ」
シンジ「綾波さんが恋?」
アスカ「まっ…気をつける事ね、アンタは何のつもりか知らないけどさ、気がついたら底無し沼にはまり込んでたって事にならないようにね」
シンジ「でも…逃げちゃいけないと思う」
アスカ「何事も時と場合によるわね、とにかく不味いなと思ったら私の所に来なさい、私がアンタをあの変態女から守るから」
シンジ「…アスカが私を」
アスカ「そうよ、私はアンタの事は特に愛おしいとか抱きしめたいとか思って無いけど…アンタの友達として胸を貸す用意はあるから」
シンジ「友達//」
アスカ「そ、最初はそこから始めましょう…明日の食事会…私はちょっと用事があって出られ無いけどせいぜい楽しんでらっしゃい」
シンジ「あっ…うん//ありがとう」
アスカ「いいのよ別に…私は…いつでも待ってるから…おやすみシンジ」
シンジ「おやすみアスカ」
綾波さんが私に恋?
まさか……でも…綾波さんと底無し沼みたいな恋愛関係に堕ちていけたら人生楽しいだろうな//
明日の食事会楽しみ!
49女シンジ :2015/01/19(月)23:41:53 ID:???
>>48
───
《3号機起動実験当日》
マリ「今ならまだ間に合うからさぁ姫、起動実験私に代わりなよぉ、浮気すると2号機が拗ねちゃうよ?」
アスカ「しっつこいわねぇ、朝から人の家まで来て。良いからアンタはとっとと学校行きなさい。シンジはとっくに出かけたわよ?ほら!行け!Go!しっしっ!」ピッ
マリ「な~んか嫌な予感するんだなぁ3号機、この前アメリカ支部で4号機が吹っ飛んで直ぐに箱入りで日本に献上でしょ?ぜ~たいに何か裏があるってばさ~」
アスカ「あっ、マヤ?アスカよ、予定通り今から私がミサトと松代に向かうわ……うん、そういう事で。よ・ろ・し・く。はい決定」ピッ
マリ「あ~あ…私が起動実験に行けば何が起ころうが大丈夫なのにな~。もっと友達の忠告には真摯に耳を傾けた方が良いと思うよ~?」
アスカ「お生憎様、アンタの魂胆はとっくにお見通しよ、あわよくば私を押し除けて一気に3号機でレギュラーメンバー入りするつもり何でしょ?」
マリ「うん」
アスカ「そしてシンジを自分のものにしたいんでしょ?」
マリ「うん。ダメなの?」
アスカ「ダメに決まってんでしょこの変態レズ女!シンジは私だけのものよ!」
50名無しさん@おーぷん :2015/01/19(月)23:47:40 ID:???
Xデーか

51女シンジ :2015/01/20(火)23:46:37 ID:???
>>49('-^*)
───
《学校》
鈴原「勝負じゃ式波!かかってこんかい!………ん?今日は式波は休みか?」
マリ「姫は今日は松代で3号機の起動実験だよ」
シンジ「あっ!やっぱりそうだったんだ、アスカ今日用があるって言ってたからそんな気がしてたんだ」
相田「いいなあ、俺も国の命令で無理やりエヴァのパイロットにされたいよチキショウ!…く~~羨ましい!」
ヒカリ「ところで鈴原君、朝からアスカと勝負って何か嫌な事でもあったの?女の子に振られたとか?」
鈴原「アホかい!男鈴原トウジ。生まれてこのかた色恋沙汰なんぞ無縁じゃ!」
ヒカリ「なら良いけど朝から何でテンション高いのよ!?」
鈴原「実はワシの妹が昨日無事に退院しくさってのう。嬉し過ぎてたまらんから式波と血反吐吐くまで殴り合いたい思うてのう」
シンジ「妹さん良くなったんだ。良かった//」
鈴原「こうして妹が無事退院出来るのもシンジ等エヴァのパイロット達のおかげや。シンジ、おおきにな」
シンジ「あっ//いや…そんな…3号機の起動実験…上手くいくといいね」
鈴原「せやな。ま、雪でも降らん限り大丈夫やろ」
マリ「あっ、雪!」
ヒカリ「本当だ、綺麗ね」
52女シンジ :2015/01/21(水)23:34:33 ID:???
>>51
───
《松代》
リツコ『良い?アスカ。シンクロ実験は最初が肝心、とにかく余計な事は考えずにシンクロに意識を集中するのよ』
アスカ「分かってるわよそれくらい、まっ、私がテストパイロットやってあげるんだからドーンと大船に乗ったつもりでいてよね」
『…ではエントリー開始します』
アスカ「了解」
ミサト『じゃあアスカ頑張ってね、実験が終わったら今日は箱根の温泉に一泊よ』
アスカ「まっかせなさい!」
ふふ、温泉楽しみだなぁ。
ネルフの売店で買った温泉マニュアルに書いてあった湯上がりの瓶入りコーヒー牛乳と浴衣を着てのスリッパ卓球の二つはやっぱり欠かせ無いわよね~。
……今回はミサト達とだけど、今回の温泉をネタにいつかシンジも連れてきたいわね、勿論二人っきりで…
ミサトも抱き枕もいない何時もとは違う開放的な雰囲気の中で私とシンジの二人だけ…
『シンクロパルスに異常発生!』
…二人で一緒に温泉に浸かって二人で仲良く会席料理食べて…仲良く枕を並べて…
3号機『グオォーーッ』
…ウフフ…シンジ……そして私はアンタを生きたままムシャムシャと食べてあげるわ…
リツコ『まさか!……使徒!?』
53名無しさん@おーぷん :2015/01/21(水)23:40:42 ID:???
ttps://lh6.googleusercontent.com/-o9HECeCHSkI/UDffjO_id7I/AAAAAAAAzLQ/E1CJuO-q-Hk/w504-h642-no/22274014_big_p0.jpg
54女シンジ :2015/01/22(木)23:35:13 ID:???
>>52
───
マリ「ワン子♪」
シンジ「あっ、真希波さん」
マリ「マリで良いわよ(私の)王子様。今日は朝から幸せそうじゃない?何か良い事でもあったの?」
シンジ「えっ?あっ//いや…ほら…あの…綾波さんの食事会楽しみだなって思って//…マリさんも今から?」
マリ「『さん』は要らないマリって呼んで。はい練習!」
シンジ「…えっと//…まっ…マリ//…も今から…レイ////…綾波さんのとこなの?」
マリ「うん♪結婚しようワン子♪」
シンジ「いや!会話に脈絡無さ過ぎる上に斜め上過ぎるよそれ!」
マリ「おっ?電話」
───
冬月「しかし驚いたな。まさかお前がレイのみならず参加者全員分の土産を用意するとはな、なかなか気の利いたティーセットだな」
ゲンドウ「お前のアドバイスを実行したまでだ。全てはユイの願いを叶える為の布石に過ぎんよ」
冬月「……今日は良く晴れているな、美しい世界では無いかね?まるでこの世界が真実の…おや?電話だ……碇。お前にだぞ」
ゲンドウ「私だ………そうか、分かった」
冬月「何かあったのかね?」
ゲンドウ「…冬月。それがどんなに美しい夢でも……夢とはいつか醒めるから夢なのだ」
55女シンジ :2015/01/23(金)23:36:53 ID:???
>>54
───
──今日の碇さん、いつもの碇さんより近い感じがした─いつもよりもっと柔らかい感じ─でもなぜ?今日の碇さんは少し恥ずかしそうな感じだった─
─でもそんな碇さんを見てると、いつもよりもっと碇さんのことが──
《ピンポーン》
碇さん?
───
《ネルフ》
日向「パターン青。使徒です」
ゲンドウ「エヴァ全機発進」
マヤ「…しかし…2号機は凍結中で…零号機は機体の損傷が激しくとても実戦に耐えられる状態ではありません」
ゲンドウ「零号機は不味いと思ったら即エントリープラグを射出で対応。2号機は人類の命運を賭けた戦いに国際条約もクソも無い」
青葉「了解。エヴァ全機発進」
シンジ『行きます』
レイ『了解』
マリ『ヨッシャーーッ!』
───
シンジ『……これが使徒?…いや、これどう見てもエヴァでしょ?』
ゲンドウ「数時間前まではエヴァ3号機だったが今は使徒だ。殲滅しろ」
シンジ『…で…でも、そんな事したら中に居るアスカも殺す事になるんじゃない?』
ゲンドウ「仕方あるまい…アスカ大尉には2階級特進の名誉を与える…殺れ」
シンジ『…そんな…無理だよ!友達を殺すなんて出来ないよ!』
56美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/01/23(金)23:49:11 ID:???
>>53
乙!
色っぽい!
それに可愛い//
そしてどことなく清楚で上品な感じがする。
57女シンジ :2015/01/24(土)23:39:05 ID:???
>>55
アスカ『クッハッハッハッ!良いわよシンジ。私は前からアンタのそのナヨナヨした性格が好きで好きで堪らないのよ』
シンジ『あっ!アスカ!?やっぱり乗ってるんだね!』
アスカ『と~然、やっぱりエヴァって良いわあ~、アタシにとって世界で唯一の居場所って感じィ~?』
レイ『式波大尉、それはエヴァじゃないわ使徒よ、今すぐ降りて』
アスカ『フン!依怙贔屓、私は前々からアンタのその澄ました良い子ちゃんぶった態度が大嫌いだったのよ…特に…』
レイ『…来る』
アスカ『何かにつけて私のシンジに優しくされるところがね!死ねーーーーッ!」
レイ『キャッ!』
マリ『早っ!』
マヤ「零号機左腕に使徒侵入!神経系が浸食されてます!」
アスカ『ガルルルルルル!』
レイ『あっ…ああ…ううぅ…』
シンジ『アスカ!止めてよ!』
アスカ『アンタは引っ込んでなさい!今コイツを片付けるから』ドカッ!
シンジ『キャッ』
日向「凄い…初号機が軽い腕の一振りで吹っ飛ばされた…」
マヤ「浸食率25パーセント!もう危険です!」
ゲンドウ「エントリープラグを射出しろ」
マヤ「はい」バシュッ!
マヤ「エントリープラグ射出成功!」
58女シンジ :2015/01/25(日)23:40:58 ID:???
>>57
アスカ『ちっ!逃げやがった』
マリ『おのれアスカ!私のシンちゃんに何するのよ!』ズガッ!!
マリの強烈なヤクザキックがアスカの3号機に入る。
アスカ『はぁ~~?私のシンちゃん?』シュルシュル
3号機の背中から飛び出した触手がマリの2号機に絡みつく。
マリ『ひゃあ//』
アスカ『寝言ほざいてんじゃないわよこの変態レズ女が!』
マリ『ああ//…うう//…やだ…超気持ち良いこれ//』クチュクチュ
3号機から出た触手が本体から切り離され独自に2号機を責めたてる。
マリ『ひゃああ//ああん…うう//逝っちゃううぅ…』
アスカ『勝手に死ね変態!』
シンジ『アスカ、どうしてこんな事するの?』
アスカ『……アンタ本当にバカね…どうして?決まってるでしょ。アンタを全部私の物にする為よ!』
そう言って倒れた初号機にのしかかる3号機。
シンジ『うっ、お願い…止めてよアスカこんな事、私達友達でしょう?』
瞳を涙で潤ませるシンジにギラついた顔で情け容赦なくせまるアスカ。
アスカ『友達?つくづくおめでたい奴ね、使徒になった今なら解るわ、私のアンタに対する感情は恋……いいえ、それ以上のもっとドロドロした暗い欲望だとね!』
59名無しさん@おーぷん :2015/01/26(月)04:05:45 ID:???

60女シンジ :2015/01/26(月)23:39:12 ID:???
>>58('-^*)
バリバリと音を立てて初号機の装甲を引き剥がす3号機。背中から新たに生えた触手で自らの装甲も器用に脱いでゆく。
マヤ「あっ!あれは!?まさか初号機があんな事に!」
冬月「…これが初号機の素体の姿とわな、にわかには信じられんよ」
初号機の装甲の下から現れし素体はまさに巨大な碇シンジそのままの姿であった!
青葉「更に3号機、いや、使徒の姿も!」
ゲンドウ「…ああ、間違い無い、アスカだ」
マヤ「……あっ、あんな処にも触手が//」
シンジ『くっ…お願い…アスカ、目を覚まして!』
アスカ『アンタこそいい加減目を覚ましなさいシンジ!私達は生まれた時から結ばれるべく運命の赤い糸で繋がってるのよ!』
青葉「…それ赤い糸じゃ無くて触手…」
日向「まずい!使徒の触手が初号機の体内に侵入してゆく!」
シンジ『ひうぅ…止めてよアスカぁ、こんな事しないで、また美味しいハンバーグ作ってあげるからぁ』
アスカ『残念!私が食べたいのはハンバーグじゃ無くてシンジよ!』
マヤ「落ち着いてシンジ!侵されてるのは貴女の身体じゃないのよ!」
ゲンドウ「シンジ、なぜ戦わない。相手は既に人間では無い。使徒だ、やれ」
61女シンジ :2015/01/27(火)23:42:46 ID:???
>>60
シンジ『はぁ…あっ…あん//…だって…アスカが乗ってるんだよ?』
ゲンドウ「構わん。そいつは使徒だ。我々の敵だ」
シンジ『でも…できないよ…はん//…人殺しなんてできないよ!』
マヤ「使徒の浸食率40パーセントを超えました!神経パルス反転、精神汚染域に突入します。もう危険です!このままでは…」
ゲンドウ「お前が死ぬぞ」
シンジ『…あ…あふ…いっ…いい…よっ…アスカを…こ…殺すよりわ…私が…はぁ…死んじゃ…うっ//…ほう…が…あは…ハァ…うっ…くっ』
アスカ『クククッ…良いわ…シンジ。さあ、私と一つになるわよ、アンタは未来永劫全て私だけのものになるのよ!』
レイ「碇さん…」
シンジ『あ…アスカ…お願いだから…止めてってばッ!』ドンッ!
アスカ『キャッ!』
ふっ飛ばさる3号機。
マヤ「凄い…あの体勢から片手で…」
冬月「ほう…触手も全て初号機から抜け落ちたか…大した復元力だな」
アスカ『痛たッ!』
何かにぶつかってようやく止まるアスカ。
アスカ『女に手を上げるなんて…最っ低…』
マリ『それはアスカも同じだにゃ』
アスカ『あっ、アンタ!?』
アスカがぶつかったものは2号機だった。
62名無しさん@おーぷん :2015/01/28(水)02:32:01 ID:???
人外化ひいた
ANIMAみたいだな
63女シンジ :2015/01/28(水)23:33:52 ID:???
>>61
日向「まさか2号機まで素体がパイロットの姿になるなんて…」
マヤ「……これが…エヴァ本来の姿だとしたら…エヴァってもしかして…」
アスカ『マリ?アンタどうやってあの侵食触手攻撃から自由になったのよ?』
マリ『フフン、私に侵食攻撃は通用しないよ』
アスカ『……アンタ…一体何者なの?』
マリ『さ~てね?そんな事より、私の可愛いワン子をずいぶん可愛がってくれたわね姫』
アスカ『なっ!?何よ!良いじゃない可愛いんだから!私がシンジを自分のものにして何が悪いのよッ!』
マリ『悪いよ、君さっきどさくさに紛れてシンジを食べてしまおうとしてたでしょ?』
アスカ『…ち…違うわよ、ちょっと私の中に吸収していつも一緒にいられるようになろうとしただけよ』
マリ『そ…だったら二度とそんな悪いこと考え無いようにしっかりとお仕置きしないとね』
アスカ「…何よ?私とやる気?ギャッ!」
マリ(2号機)の目から出た破壊光線がアスカ(3号機)の顔面を直撃。
アスカ『やったわね!面白』
マリ『オラ!』
アスカ『グエッ!』
マリの左手から繰り出す赤い光の槍がアスカの鳩尾に突き刺さる。ゲボッと大量の血を吐くアスカ。
64女シンジ :2015/01/29(木)23:29:01 ID:???
>>63
アスカ『ううっ、おのれよくも…ガハッ!』
マリ(2号機)のカカト蹴りがアスカ(3号機)の脇腹を踏み抜いた。
さらに追撃のカカトによる踏みつけがアスカ(3号機)に繰り返される。
マリ『そっちこそよくも私のシンジに…このッ!死ね!死ね!死ね!死ね!死ね!死ねぇ~~ッ!』
ズガッ!ズガッ!ズガッ!ズガッ!ズガッ!
アスカ『ガッ…ハァぁぁ…ゲボッ』
ドボドボと大量の体液を吐き出すアスカの3号機、まだ全身が痺れて動けないけど私は黙って見ていられなかった。
シンジ『…ま…マリ、もう良いよ、もうそれ以上やったらアスカが死んじゃうよ!』
すると2号機の左手から光の鞭が伸びて来て私(初号機)を縛り上げた。
シンジ『な…何これ?』
マリ『ワン子はちょっとそこで休んでて、大丈夫、私が今攻撃してんのは使徒だからさ』
そう言うとマリ(2号機)はおどけて肩をすくめて見せる。
シンジ『で…でも、中にアスカが乗ってるんでしょ?』
マリ『うん、でもここでコイツを倒さないとアスカも助から無いにゃ~』
そう言って片手で3号機を持ち上げる2号機。
シンジ『それは…確かにそうだけど…』
アスカ『…うう…この…クソアマ…』
65女シンジ :2015/01/30(金)21:00:38 ID:???
>>64
アスカ『ウギャーーーッ!』
そのままマリ(2号機)はアスカ(3号機)を後頭部から地上に叩きつけて馬乗りになった。
マリ『仕上げといくかぁ』
シンジ『もう勝負はついてるよ!今ならエントリープラグを引き抜けばアスカは助かるよ!』
アスカ『シンジ』
突然アスカ(3号機)が私に話しかけた。
シンジ『何?アスカ、もう降参してくれるの?』
私は祈る様に訊いた。
アスカ(3号機)は私を見て微笑んだ。それは私が初めて見るアスカの無邪気な笑顔だった。
アスカ『へへ//大好』
マリ『死ね!』ズガッ!
シンジ「!」
その笑顔にマリがブログナイフを突き立てた。
【いつまでも絶えることなく友だちでいよう
明日の日を夢見て希望の道を】
シンジ「…止めてよ」
マリはアスカの顔からナイフを抜くと首や胸や肩や腕や腹を滅多刺しにしてゆく。
【空を飛ぶ鳥のように自由に生きる
今日の日はさようなら
またあう日まで】
シンジ『止めてったら!』
ゲンドウ「シンジ…」
シンジ『何?お父さん』
ゲンドウ「…役立たずは黙って座ってろ、真希波大尉は正しい、甘ったれた根性のお前は戦いの邪魔でしかない」
シンジ『…何…言ってるの…?』
66名無しさん@おーぷん :2015/01/30(金)23:56:33 ID:???
ttp://i.imgur.com/NWx1lCZ.png
67女シンジ :2015/01/31(土)23:37:14 ID:???
>>65
ゲンドウ「今言った通りだ、人類を滅ぼす敵に情けをかけるお前など戦いの邪魔でしかないのだ」
シンジ『ふざけないでよ!アスカは人類を滅ぼす敵では無くて人類を守るパイロットだよ!それ以前に私の友達だよ!』
ゲンドウ「…シンジ、今真希波大尉が戦っている相手は使徒だ、アスカでは無い」
シンジ『だからさっさとエントリープラグを抜いてアスカを助けるべきだよ!』
ゲンドウ「…伊吹1尉、通信を切れ、子供のだだに付き合っている場合では無い」
マヤ『…はい』カチッ
使徒(3号機)も背中から新しい手を出してマリ(2号機)に侵食を計るなどいくばくかの反撃を試みたが力の差は歴然としていた。
ズチャッ ズルッ ズリュッと音を立てて使徒(3号機)から内蔵を引きちぎり引きずり出していくマリ。
【信じあう喜びを大切にしよう】
マリ「死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ね死ねーーーッ!」
シンジ「止めて止めてめて止めて止めて止めて止めて止めてーーーッ!」
冬月「…強いな、真希波大尉」
ゲンドウ「…ああ…しかしシンジの弱さには失望した」
レイ「碇さん…」
【今日の日はさようなら─またあう日まで─
またあう日まで──】
68女シンジ :2015/02/01(日)23:45:43 ID:???
>>67
───
シンジ「アスカ!」
戦いが終わると私を拘束する光の鞭が消えたので私は初号機で3号機からエントリープラグを抜くと初号機を降りてアスカの下に向かった。
シンジ「今助けるから!」
エントリープラグのハンドルを回してLCLを排出してハッチを開ける。
マリ「ちょい待ちシンちゃん、危ないから私がアスカの安否を確認するよ」
シンジ「どっちでも一緒じゃない!」
アスカ「ううん…」
シンジ「アスカ、大丈夫?」
アスカ「…シンジ?」
シンジ「うん、どっか痛いところとか無い?」
アスカ「平気よ」
そう言うとアスカはニッと笑って身を起こして来たので手を差し出す。
アスカ「ただ少しお腹が空いたわね」
私の手を握り返してアスカが言う」
シンジ「フフ、アスカったら、じゃあ今日はアスカの好きなハンバーグ作ってあげる」
アスカ「…ハンバーグじゃダメなの……私が食べたいのはね…」
シンジ「ん…?」
アスカの手が少し私を強くつかんだ。
アスカ「シンジ、アンタよ!」
突然アスカの背中から二本の新しい腕が生えて私を押さえ込んだ。
シンジ「ひっ!」
マリ「ホイ!」
と思ったら光の鞭がアスカを縛り上げた。
69名無しさん@おーぷん :2015/02/02(月)06:04:06 ID:???
どこいくんだ

70女シンジ :2015/02/02(月)23:41:34 ID:???
>>68('-^*)
シンジ「え…?」
マリ「浸食タイプの使徒ってしつこいから要注意だよワン子」
なぜかマリの両手から光の鞭が生えている。
光の鞭はその先端がアスカの体内に侵入しているように見える。
シンジ「何…?してるの?」
マリ「応急処置ってやつだよ、体にまわった使徒の毒を浄化してるみたいな感じかな」
アスカ「…うう…うく…」
シンジ「アスカ…助かるの?」
マリ「そうだね…シンジがここで見た事を黙ってたらアスカが助かる確率は上がると思うよ……よし!応急処置完了」
そう言うとマリの目が不思議な光を放ち私は意識を失った…
───
シンジ「アスカは無事なんですか?」
リツコ「細胞組織の侵食跡は消えたものの、使徒による精神汚染の可能性も否定できない。今は意識の回復を待つしか無いわね」
マヤ「まさか、処置って事はないですよね」
リツコ「貴重なサンプル体よ。ありえないわ」
ミサト「シンちゃんの方は大丈夫なの?」
リツコ「検査の結果白よ。でも、戦闘後3日も眠り続けたのは不思議ね、本当に何も心当たりは無いの?」
シンジ「はい…マリと二人でアスカの生存を確認した後急に眠くなって」
マリ「問題無いニャ」
71美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/02/02(月)23:50:05 ID:???
>>69
ラスボスを倒したシンジがレイをお姫様抱っこするとこまで。
72女シンジ :2015/02/03(火)23:29:59 ID:???
>>70
リツコ「そうね、戦闘のショックで昏睡状態に陥ったり一時的記憶障害になる事例は無いわけじゃ無いわ。問題があるとすればむしろマリ、貴女の方よ」
マリ「どんな問題?」
リツコ「エヴァにはビームを撃ったり光の鞭を出したりする機能は搭載されていないわ。マリ、あれはどういう事なの?」
マリ「あれ?エヴァがATフィールドを展開して敵の攻撃を防御出来る事は知ってるでしょ?」
リツコ「ええ、ATフィールドはエヴァの持つ最強の盾よ、事実第8使徒襲来の際にはシンジの初号機によって展開された強力なATフィールドによって人類は救われたわ」
マリ「そ、ATフィールドは強力な盾。で、強力な盾っていうのは、相手にぶつければそのまま強力な武器になるんだな」
リツコ「……その発想は無かったわね…でもATフィールドが鞭の形になったり離れた敵を攻撃出来たりするのは何故?」
マリ「ATフィールドを圧縮して敵にぶつけたりATフィールドを引き伸ばして鞭の形にしたりするニャ」
リツコ「どうしたらそんな事が出来るの?」
マリ「そういうイメージをするの」
リツコ「イメージすれば出来るの?」
マリ「そこは個人の資質と訓練次第かな?」
73女シンジ :2015/02/04(水)23:29:49 ID:???
>>72
───
─ジ─ンジ─シンジ─シンジ!
シンジ「…ん……」
アスカ「ホラ!いつまで寝てんのよバカシンジ!学校に遅刻しちゃうわよ早く起きなさいよ!」
シンジ「あっ、アスカ」
アスカ「はい、制服さっさと着て!」
シンジ「うん…ふぁあ~眠い…」
アスカ「もお~っ、ボタンかけ間違えてんじゃないの、ほら、貸しなさいよ私がちゃんとかけてあげるから!」
シンジ「ありがと、ミサトさんはもう出かけたの?」
アスカ「とっくに出かけたわよ……ああ、ダメね、やっぱり片目では距離感がつかみ辛いわ」
シンジ「……あれ?アスカ左目の眼帯…どうしたの?」
アスカ「……この眼帯…気になるの…」
シンジ「うんちょっと、目をどうかしたのかなって思って」
アスカ「………見たい?…」
シンジ「……う…ううん…あの…アスカが良いなら」
アスカ「…そう…だったら見せてあげるわね…」
そう言うとアスカは私の前で眼帯を外してみせた。
シンジ「あっ!」
…そこにあった筈の青い瞳は無くただ眼孔だけがあった…
シンジ「……怪我…してたんだ…」
アスカ「そうよ…アンタのせいでね!」
そう言うとアスカは私に襲いかかって来た。
74女シンジ :2015/02/05(木)23:58:22 ID:???
>>73
アスカ「シンジ~~アンタの眼を私がもらうわ~~!」
シンジ「ひぃ~ごめんなさいゴメンナサイごめんなさ……キャーーッ!」
私は眼球をえぐり出されてしまった。
シンジ「痛いよアスカぁ、もう許して…うう…」
アスカには済まないと思いながらも痛くて涙がこぼれてしまう。
アスカ「まったく人の身体ボロボロにしておいてよくもそんな甘えた態度取れるわよね、ほら立ちなさいよ!学校行くわよ!」
シンジ「…その前に医者に行かせて…」
アスカ「何言ってんのよバカシンジ!アンタ今日学校で処刑されるのよ!?しっかりしなさいよ!さっ、両手を出して!」
シンジ「はい…」
差し出した両手に手錠をかけられた。多分私が逃げられないようにするためだと思う。
私はアスカに連れられて学校に向かった。
───
《学校》
ヒカリ「オハヨー碇さん、今日は碇さんの処刑の日ね、がんばってね」
シンジ「あっ、う…うん…」
鈴原「まっ、碇が死刑になるんわワシ残念やがの。これも国の決定や!しゃあ無いな」
シンジ「うっ…うん…そうだね…」
アスカ「も~う!一々暗いわね!もうすぐ死んじゃうんだから最後くらい元気出しなさいよ!」
75女シンジ :2015/02/06(金)21:12:03 ID:???
>>74
シンジ「うう…ごめんなさい…」
アスカ「…ふむ、ま、良いわ。じゃあ早速処刑を始めるわよ、処刑方法は私がシンジを食べる食刑よ。戴きます!」ガブ!
シンジ「うっ!…ひっ…うう…」
アスカ「!……意外…美味しいわね」ムシャ ムシャ
シンジ「…うっ…くぅーっ…」
アスカ「私ねシンジ…本当は前からこうしてアンタを食べてしまいたかったのよ」モニュ…モニュ… 
シンジ「そっ…そんな…」
マリ「あ~ッ!ズルいよ姫~~!何自分だけ抜け駆けしてんのさぁ!私だって前からワン子のこと狙ってたのに~!」
アスカ「別に良いわよ、マリも私と一緒にシンジを食べましょう」クチャクチャ
マリ「ゴメンねワン子、でも、これも君が悪いんだよ?使徒を前に戦闘拒否なんて敵前逃亡罪以上の重罪だからさ……ん…美味しいよワン子」モチ…モチャ…ゴクリ…
シンジ「うう…痛い…綾波さん…助けて…」
アスカ「あら残念ね、依怙贔屓にはもう何もできやしないわよ」ハグハグ
シンジ「くっ…なっ、何で?」
マリ「これが今のレイの姿にゃ」ホム…ムシャ…ドン!
何か丸い物が私の目の前に置かれた…
─私を見つめる紅い瞳─綺麗な水色の髪─それは綾波さんの生首だった──!
76女シンジ :2015/02/07(土)23:41:06 ID:???
>>75
───
シンジ「ひっ!」
真夜中に突然目が覚めた。何かとても怖い夢を見ていた気がするけど何故か夢の内容は思い出せ無い。
レイ「…スー…スー…スー…」
隣に寝ている綾波さんは穏やかに寝息を立てている。
その綾波さんの寝顔を見て何故かとても安堵した気持ちになる。
今ミサトさん達は松代の事故の残務処理で忙しく連日ネルフに泊まり込み。ペンペンさんも執筆中の小説の取材旅行に出ていてマンションには居ない。
私は一人であのマンションに居ると何故か怖くなるのでここ数日綾波さんのマンションに泊めてもらっていた。
ちなみにマリはサポート要員として連日全エヴァのシンクロテストで忙しく、クラスメート達は修学旅行に行っている。
アスカは何か特殊なケースに入れられて隔離室の中でお見舞いすらできない状態が続いていた。
レイ「どうしたの?」
気がついたら綾波さんが目を開いていた。
今日は久しぶりのシンクロテスト…なのに…もし綾波さんが3号機のテストパイロットになっていたらと思うと…エヴァという物が急に怖くなる…
シンジ「…ううん…何でも無い…」
そう言って私は綾波さんをそっと抱き締めた─
77女シンジ :2015/02/08(日)23:26:40 ID:???
>>76
───
ミサト「何ですって!?シンジのシンクロ率が0パーセント?いったいどういう事よ?」
リツコ「さあ、原因はまったく分からないわ、とにかく、一つはっきりしている事は彼女は今や至極平凡な少女に過ぎないという事ね」
───
《司令室》
シンジ「お父さん私に話って何?」
ゲンドウ「仕事の話だ」
シンジ「仕事?」
ゲンドウ「今度ハリウッドで実写版ロボット映画を撮る事になった、そのヒロイン役にお前が指名された」
シンジ「…ハリウッド?映画の撮影って時間がかかるんじゃ無いの?」
ゲンドウ「約1年間だ」
シンジ「場所は?」
ゲンドウ「主にアメリカだ」
シンジ「…無理だよ…そんなの出来るわけ無いよ」
ゲンドウ「心配は要らん、演技指導はプロが一からしてくれる。お前の演劇ビデオを見た大物プロデューサーから是非にとの要請だ」
シンジ「だからそういう問題じゃ無いでしょ?」
ゲンドウ「言葉は心配無い、お前の英語レベルなら充分通用するだろう」
シンジ「いやだから!私がアメリカに行ったら使徒が来てもエヴァで出撃出来ないでしょ?」
ゲンドウ「…エヴァにはもう載らなくて良い」
シンジ「…えっ?」
78名無しさん@おーぷん :2015/02/09(月)22:54:16 ID:???
夢乙
79女シンジ :2015/02/10(火)00:10:30 ID:???
>>77('-^*)
シンジ「……どういう事?エヴァに載らなくても良いって…」
ゲンドウ「言葉通りの意味だ。お前にはもうエヴァを動かせ無いからな」
シンジ「……そんな…まだ分からないよ…たまたま今はこの前の戦いのショックでエヴァにシンクロ出来ないだけで、またきっかけさえあればきっとシンクロ出来るよ」
ゲンドウ「だが、使徒はお前がシンクロ出来るまで待ってはくれん」
シンジ「…だったら初号機は誰が動かすの?」
ゲンドウ「ダミーシステムを基幹として真希波大尉にバックアップをしてもらう」
シンジ「……完成してたんだ、ダミーシステム…それで私が要らなくなったのね…」
ゲンドウ「その代わりに世界がお前を必要としている。シンジ、この先お前は世界的な女優になり人々の心を明るく照らす太陽となるのだ」
シンジ「嫌よ!約束したもの、ネルフを出るときは綾波さんと一緒だって、二人一緒に生きて行くって」
ゲンドウ「残念だがレイはネルフで治療を受けないと生きられ無い体だ。諦めろ」
シンジ「だったら私もネルフに残る!ずっと綾波さんの側にいる!」
ゲンドウ「駄目だ。既に先方とは話がついている。明後日アメリカに出発だ」
80女シンジ :2015/02/11(水)00:52:45 ID:???
>>79
シンジ「……私は…守るって決めたのよ、綾波さんを」
ゲンドウ「…式波大尉を守れ無かったではないか、あの戦いでお前は何をした?自己の感情に流されただ泣き喚いていただけだ」
シンジ「…あれは…」
ゲンドウ「使徒が知り合いの姿をしていたから攻撃できなかった、式波大尉を傷つけるのを恐れて攻撃できなかった、そんなところだろう」
シンジ「………」
ゲンドウ「お前があの戦いで式波大尉を救い得る唯一の可能性は使徒を倒すことだけだった、泣いて頼んだところで使徒は式波大尉を返してはくれん」
シンジ「……」
ゲンドウ「結果、式波大尉を救ったのは真希波大尉だ、綾波レイを守ったのも真希波大尉だ、お前では無い」
シンジ「……そうだね…」
ゲンドウ「更に先の戦いでお前は真希波大尉に手も足も出なかった、仮にお前がエヴァを動かせても真希波大尉の10分の1の強さも無い」
シンジ「…つまり…真希波さんがいればみんなは守れるということ?」
ゲンドウ「そうだ、仮に彼女が勝てない使徒が来たとしたらお前の初号機が千体いても勝てはしない、シンジ、覚悟の無いお前は逆に戦いの邪魔でしか無い」
シンジ「………分かった…」
81女シンジ :2015/02/11(水)23:50:33 ID:???
>>80
───
冬月「しかし、日本政府が良くシンジを手放す許可を出したな」
ゲンドウ「厳正なシンクロテストの結果エヴァを動かせ無い事が判明したからな。その他諸々の政治的な事情も含めての判断だ」
冬月「だが、シンジ無しでは初号機覚醒は無理ではないかな」
ゲンドウ「レイを使うだけだ、それに真希波大尉は初号機にもシンクロ出来る事が判明した、式波大尉が回復次第彼女には初号機に乗ってもらう」
冬月「…そうか……するともはやシンジは用済みか…」
ゲンドウ「あのゴミは元々戦いには向かん。エヴァも動かせ無くなった以上無意味に俺の近くに置くのも不愉快だしな」
冬月「……しかし酷い落胆の仕方だったなお前の娘は、皮肉なものだ、かつてはあれほどエヴァに乗る事を嫌がっていたというのに」
ゲンドウ「あれはエヴァに乗れなくて落胆しているのでは無い。レイを守れ無い事に落胆しているのだ」
冬月「…ふむ…あの子らしいな、しかしシンジは、時の引き金を弾く者では無かったのかね?」
ゲンドウ「…所詮は仕組まれた運命に過ぎんよ、小鳥は自由になった、後は好きに生きれば良い、ただし……真の運命に呼ばれ無い限りはな…」
82女シンジ :2015/02/12(木)23:54:48 ID:???
>>81
───
シンジ「そんな…酷いよ…綾波さんと別れの挨拶もさせてもらえないなんて聞いて無いよ!」
マヤ「…ゴメンね。シンジが本格女優デビューを果たすって知れた途端に百を越える取材の申し込みがあって…私達ネルフも余りマスコミに冷たく出来ない立場なの…」
シンジ「…朝から何回電話しても綾波さんにつながらないし…」
マヤ「…レイは朝からシンクロテストやその他訓練で忙しいの…それに……これは大部分が碇司令の嫌がらせだと思うけど…」
シンジ「…何?」
マヤ「シンジの独立心をはかる為に当面レイとの連絡はとらせ無い方針なの、既にレイとシンジの電話番号も変えてあるわ」
シンジ「嫌だよ!そんなのって無いよ!あんまりだよ!酷すぎるよ!私に綾波さん無しで生きろっていうの?」
マヤ「そうよ。それと最近貴方達二人が余りにも仲が良過ぎて世界中でやっかむ人達が多くて…何とか二人を引き離して欲しいという要請が多数寄せられていたの…」
シンジ「……そんな…私には…綾波さんしか居ないのに…」
マヤ「そんなわけで今回のシンジのスクリーンデビューは、そういった人達の意向を出来る限り汲み取った意味もあるの」
83女シンジ :2015/02/13(金)22:54:38 ID:???
>>82
シンジ「うう…綾波さん…」クスン
マヤ「今までは二人が適格者という事で大目に見られてた部分もあるの、でもシンジのシンクロ率がゼロになった以上もう黙っていられ無いというのが世間一般の声ね」
シンジ「……そんな…私も綾波さんも一生懸命皆の為に頑張って来たのに…嫌だ…綾波さんと連絡も取れないなんて…」
マヤ「そんなに絶望する必要は無いわ。大丈夫、シンジが真面目に女優の仕事をがんばってれば碇司令もいつかまた貴方達二人を会わせてくれる可能性は有るわよ」
シンジ「…女優の仕事を頑張れば綾波さんに会える……私、女優の仕事頑張ります!」
マヤ「その意気よシンジ」クス
───
レイ「あの…碇司令」
ゲンドウ「何だ?レイ」
レイ「碇さんと電話が繋がりません」
ゲンドウ「シンジに何か用事か?」
レイ「はい」
ゲンドウ「どんな用件だ?」
レイ「……実は…期末テストが近いので今週末、私の家で泊まり込みで勉強会をしないか碇さんに訊いてみたいのです」
ゲンドウ「その勉強会の参加人数は何名に成る予定なのだ?」
レイ「今のところ私の計画では私と碇さんの2名です」
ゲンドウ「…そうか、シンジと勉強会か」
84名無しさん@おーぷん :2015/02/14(土)15:40:19 ID:???

久しぶりに見に来たけど相変わらず面白いね
どうなるか楽しみ
85名無しさん@おーぷん :2015/02/15(日)00:23:22 ID:???
台所にて

レイ「……そう。熱いから直接そこにさわってはだめ」
娘「うん……」ソロ…
トロトロ…
娘「できた!」
レイ「ええ。じょうずね」
娘「はやくたべたーい」
レイ「これは父さんたちにあげるのよ」
娘「えー、どうしてー?」
レイ「明日はそういう日だから」フフ…
娘「ふーん?」


そのころ 風呂場にて
ザバー… パシャン…
息子「ねえ、かあさんたち、なにつくってるの?」
シンジ「チョコレートだよ」
息子「ほんと? やったー!」
シンジ「でも、母さんたちに言っちゃだめだぞ。僕たちに内緒で作ってるんだから」
息子「えー、なんでー?」
シンジ「明日になればわかるよ」ハハ…
息子「ふーん?」

またしても日遅れ スマソ
86名無しさん@おーぷん :2015/02/15(日)01:20:00 ID:???
乙です。可愛い~
87女シンジ :2015/02/15(日)06:40:46 ID:???
>>83('-^*)
ゲンドウ「…レイ、その週末の勉強会を立案したのは誰なのだ?」
レイ「私です」
ゲンドウ「…そうか…お前か。だがレイ、その週末のお前とシンジの勉強会が実現する見込みは無い」
レイ「……そうですか…碇さんには他に予定が有ったのですね…」
ゲンドウ「ああ、シンジは、私の命令で今日からアメリカに行く事になっている。向こうで約1年間映画の撮影だ」
レイ「…1年間…」
ゲンドウ「エヴァにシンクロ出来なくなった奴をいつまでも遊ばせておくわけにはいかんからな、奴も真希波大尉が居ればみんなを守れると言ったら納得したよ」
レイ「……そう…ですね…真希波大尉は強いし…式波大尉はあんなことになって、私と碇さんだけ平和に仲良くおしゃべりなんか…出来る感じじゃ無いですね…」
ゲンドウ「まぁそういう事だ。そこで最初の質問への答えだが…」
レイ「……」
ゲンドウ「シンジには心を新たにして役者の仕事に専念してもらう為に」
レイ「…」
ゲンドウ「暫くはお前との連絡のやり取りは出来ないように、二人の電話番号を変えておいた。これもシンジの為なのだ」
レイ「……い…碇さんの為……わ…わかりました…」ショボン
88名無しさん@おーぷん :2015/02/15(日)14:36:36 ID:???
>>87
乙。二人とも可哀相すぎる…泣ける
89女シンジ :2015/02/15(日)23:42:34 ID:???
>>87('-^*)
───
ミサト「レイ、意外と冷静ね…もう少し落ち込むかと思ったけど」
リツコ「自分達の立場をわきまえてるのよ、ネルフに逆らったら生きていけないという立場をね」
日向「所詮はカゴの中の鳥ですからね…二人共」
青葉「…しばらくはパイロット2名の体制が続きますね」
リツコ「問題無いわ、真希波大尉とダミーシステムがあればお釣りが来るわよ」
ミサト「そうね、この前の戦いの録画映像を見て確信したわ、マリの圧倒的な強さの前にはどんな使徒も無力よ」
日向「もはやシンジは用済みって事ですか?」
リツコ「否定はしません」
───
《パイロット更衣室》
これは…碇さんがいつも聴いてる音楽プレーヤー、それに手紙…綾波さん江…碇シンジ…碇さんから私への手紙…
『もし綾波さんに挨拶も出来ずアメリカに行く事になったらごめんなさい。私の代わりにSDATを置いて行きます。良ければ次に会う時まで預かっていてください。
碇シンジ 』
───
マヤ「あの日レイは碇司令も呼んでいたの。きっとシンジにお父さんと仲良くなってほしかったの」
ありがとう…綾波さん。でも本当は…ずっと私の手で貴女を守りたかった──
90名無しさん@おーぷん :2015/02/16(月)14:27:24 ID:???
うう…SDATの絆設定がさらに強くなってて…

91女シンジ :2015/02/16(月)23:38:20 ID:???
>>89('-^*)
シンジ「………」クスン
マヤ「あと5分もすれば第3新東京市ともお別れよ、あっ、電話、はい息吹です………了解」
シンジ「…どうしたんですかマヤさん?まさか…使徒」
マヤ「その通りよ、悪いけど私はシンジを近くのシェルターに下ろしたらネルフに向かうわ、シンジは避難解除のアナウンスが有るまでシェルターで大人しくしていて」
シンジ「時間の無駄です、私もこのままネルフに一緒に行きます」
マヤ「悪いけどそれは出来ないわ、既に戦闘員で無いシンジを使徒戦時に本部には入れられ無いの、さっ、ここのシェルターに入って」
シンジ「…はい」
マヤ「ごめんね後で迎えに来るわ」パタンッ
ブオォーンン…
マヤさんは行ってしまった…
───
マリ「…っしょっと。さすが新型、胸もぴったりで、気持ちっイイッ!」プルン))
───
《月面》
「時が来たね…」
───
冬月「これは…」
ゲンドウ「アメリカから3体、中国から3体、ロシアから3体、イギリスから3体、計12体のエヴァンゲリオンだ」
冬月「なるほど、お前がシンジを手放して良いと考えたのも頷ける話だな…」
ミサト「壮観な眺めね、まずは、お手並み拝見といきましょうか」
92女シンジ :2015/02/17(火)23:41:13 ID:???
>>91
日向「凄いな、まるでエヴァのワールドカップですね」
冬月「これならどんな使徒が来ても負ける気がせんよ」
マヤ「世界の問題なのに今まで日本の負担が大きすぎましたからね、ありがたいですね」
青葉「国境を越えた麗しい友情ってやつですか?」
リツコ「建て前はそうね、本音は示威行為でしょうね」
マヤ「示威行為…どういう事ですか?」
リツコ「通常兵器で倒せない使徒を倒せるのが日本とユーロだけでは無い事を示したいのよ、今世界ではエヴァを次世代主力兵器とみなす動きが本格化しているの」
日向「なるほど…軍事パワーバランスを取りたいわけですね」
ミサト「オラがとこのエヴァが一番強ええだ。を、やりたいんじゃないの?まっ、これだけ数そろってりゃ今回は楽勝ね」
リツコ「よっぽど自信が有るのか、米英露中連合チーム統合作戦本部から私達のエヴァは必要無いから待機との指令が入ったわ」
ミサト「というわけでマリとレイはしばらく待機しといてもらえる?」
レイ『了解』
マヤ『あいよ、ところでワン子は?』
ミサト「シンちゃんは残念ながら映画の撮影でアメリカに渡ったわ」
マリ『えーっ!聞いて無いよ~~!』
93女シンジ :2015/02/18(水)23:47:44 ID:???
>>92
ミサト「私も公私共に一番シンジを頼りにしてたから残念だけどね、上からの命令とあっては仕方ないわ…」
マリ『そんな~、私はワン子が好きでエヴァのパイロットやってんだよ?シンジがいなければエヴァのパイロットやる意味なんてまったく無いじゃん!』
司令官『クックックッ、ならば君もハリウッドで女優デビューさせてやろうではないかマリ大尉』
マリ『え~~良いの?それマジ?ホント?』
司令官「クックックッ、本当だとも、元々碇君に圧力をかけて初号機パイロットをハリウッド女優にするように仕向けたのは我々なのだからな』
ミサト「何ですって!?」
冬月「碇、本当かね?」
ゲンドウ「…ああ、間違い無い、もっとも真希波大尉の存在とシンジのシンクロ率がゼロになったことが俺に決断をさせた最大の理由だがな」
ミサト「日本最強のエース、いえ、世界の救世主であるシンジをエヴァから降ろした理由って何なのよ!?」
司令官「クックックッ、人類の敵である使徒を日本人のパイロットばかりに倒されては面白く無い連中もいるのだよ」
ミサト「…くっ…そんなくだらない理由で、アンタ達は使徒との戦いを何だと思ってんのよっ!」
94女シンジ :2015/02/19(木)23:56:43 ID:???
>>93
司令官『クックックッ、使徒との戦いかね?さしずめ核を超える超兵器エヴァの世界に向けての性能アピールの場といったところかな?クックックッ』
ミサト「…そんな…あんまりだわ、私達が今までどんな思いで使徒と戦って来たと思ってんのよ!」
司令官『クックックッ、さぞかし良い気分だったろうな、世界の軍隊が相手にならない使徒をお前達日本人が倒すのだからな、さぞかし英雄気分を味わえたろうよ』
ミサト「……最低のゲス野郎ねアンタ、シンジは何度も地獄の苦しみを味わいながら、それでも人類を守るために勇気を振り絞って立ち上がったのよ!」
司令官『クックックッ、そんな気持ち悪いガキのヒロイズムに酔えるほど我々は愚かでは無いのでね、今後世界を救う英雄の役割は我々が演じさせて貰うよ』
マリ『世界を救う英雄の役は任せたよ司令官!それより私のハリウッド女優の件。よ・ろ・し・く!』
司令官『クックックッ、お安い御用だマリ大尉、君の好きなシンジ君の近くに住居も用意しよう』
マリ『やったーーッ!じゃあこの戦い終わったら私も速攻ワン子の後追うね!』
司令官『良いとも、早速チケットの手配をしよう真希波大尉』
95女シンジ :2015/02/20(金)19:26:40 ID:???
>>94
マリ『アザース!私、女優になりま~す!そんでシンちゃんのお嫁さんになりま~す!ブイV』
ゲンドウ「司令官…さすがに真希波大尉の引き抜きは日本政府が首を縦に振らんよ」
司令官『クックックッ…それはどうかな?我々4ヶ国連合チームの戦いぶりを見れば日本政府も考えを変えざるを得ないだろうなぁ」
ゲンドウ「…よほど自信がおありのようですな」
司令官『クックックッ…その通り!エヴァの性能からパイロットの技量まで、我々は全ての面で君達を遥かに凌駕する。もはや君達の出番は無い』
マリ『つまりこの戦いも私は見てるだけで良いんですね司令官?』
司令官『なんなら発令所でお茶でも飲んでいてくれてかまわないよ』
マリ『ありがとうーーッ!もうガンガンやっちゃってください!』
司令官『クックックッ…大船に乗ったつもりで見ていてくれたまえ未来の大女優殿』
マリ『トレビア~ン//』
青葉「使徒、旧小田原防衛線を突破!」
ドーンン……グラグラ…
マリ『来たーッ!』
ミサト「ここまで衝撃波が届くなんて、ただ事じゃないわ…」
『第4地区に直撃。損害不明』
青葉「地表全装甲システム融解!」
ゲンドウ「………」
96名無しさん@おーぷん :2015/02/22(日)14:23:18 ID:???

97女シンジ :2015/02/22(日)23:17:30 ID:???
>>95('-^*)
司令官『来たか、クックックックッ…待ちかねたぞ使徒!こちら連合チーム司令部、4ヶ国連合チーム全エヴァに告ぐ、〈世界の夜明け作戦〉開始だ!」
連合チーム『了解!』
マリ『がんばれ連合チーム!超ガンバレ!』
ミサト「気をつけて司令官、この使徒はかなり強力よ、油断していると一瞬で全滅なんて事になりかねないわ』
司令官『クックックッ…無用な心配だ葛城大佐、もはや君達の出番は二度と無いと約束しよう、今後全ての使徒は我々4ヶ国連合チームが倒すのだ、クックックッ…』
『ATフィールド中和確認!全機3連式レールガン発射準備完了!』
司令官『良し!撃て!』
ドドドンッ!!!
『全弾命中!』
青葉「使徒、依然進行継続』
ミサト「なんて奴…」
リツコ「有り得ないわ!」
冬月「最強の拒絶タイプか…」
ゲンドウ「ダミーシステムを用意しろ」
リツコ「了解」
『全機誘導式12連装N2弾発射準備完了!』
司令官『全弾発射!』
シュルルルル…ピカッ…ズオーン…ズズーン…ズゴゴゴォーン…ゴゴゴ…
『全弾命中』
ミサト「144発のN2が全弾命中…いくら何でもこれでけりよね…」
青葉「使徒、依然進行を継続中です」
98女シンジ :2015/02/22(日)23:46:51 ID:???
>>97
ミサト「マリ、出撃よ」
マリ『ラジャ!』
ミサト「零号機は?」
マヤ「左腕を応急処置中!辛うじて出せます!」
ミサト「完了次第、2号機の援護に回して…出番が無きゃ良いけど…」
司令官『クッ…無いさ…連合チーム全機突撃!格闘戦で使徒を殲滅だ!』
『了解!』
冬月「13対1か…この戦いは圧勝だろうな」
ゲンドウ「………」
リツコ「転送された資料によると、この12体のエヴァ、ノーナンバリングシリーズは…操作性、機動力、耐久性共に既存のエヴァを3割以上も上回っているわ」
ミサト「…そう、凄いわね、でもテレビの通販で買い物するといかにカタログスペックが当てにならないか分かるわよ」
マヤ「連合チーム使徒に接触します!」
『アチョーッ!』
ズガガッ!
まず先陣を切った中国のエヴァが使徒に跳び蹴りを入れた。
ミサト「空中2弾蹴り!やるわね、エヴァで完全にカンフーの動きを再現しているわ」
『ヤッヤッヤッ!』バシッドンガガガッ!
更にもう一体の中国エヴァが空中からのパンチ、着地して両手の掌底打ち、上段中段下段への連続蹴りを決めた。
『アタタタタタッ!』
間髪入れずもう一体が連続パンチを加える。
99名無しさん@おーぷん :2015/02/23(月)22:27:03 ID:???
北斗の
100女シンジ :2015/02/23(月)23:07:06 ID:???
>>98
ミサト「見事に連携のとれた連続攻撃ね、しかも的確にコアに攻撃を当てているわ」
リツコ「それにしてもわざわざ弱点のコアを前面に出してるってのも殊勝な心がけね、マヤ、ATフィールドは?」
マヤ「現在無展開です」
ズガッ!バキッ!ドガッ!バゴッ!バンッ!ドリュッ!etc…
すぐに追いついたアメリカ、イギリス、ロシアのエヴァも攻撃に加わった。
素手の攻撃力も充分高いエヴァだが後続チームは斧、チェーンソー、ジャックナイフ等の武器を使っての攻撃である。
中国チームもそれぞれヌンチャク、トンファー、青龍刀を取り出して武器攻撃に切り替えた。
司令官「クックックックッ、まったく一方的な展開だな、まぁ格の違いってやつだ」
ゲンドウ「…ああ、戦いにすらなっていない、残念だよ…」
司令官「クックックッ、そうひがむな、これが我々の実力だよ」
ゲンドウ「…どうやらそのようだな、ここは素直に負けを認めるべきだろう…」
司令官「良い心がけだな、クックックッ」
ゲンドウ「ならば怪我をしないうちにエヴァを撤退させることですな」
司令官「何!?」
日向「2号機、出ます」
マリ「おっしゃぁーーッ!真打ち登場!」
101女シンジ :2015/02/24(火)23:35:27 ID:???
>>100
マリ『いざっ勝負!』
司令官「ふん、今更2号機が来たところで勝負の大勢は決しておるわ」
使徒の目が光り激しい爆音が巻き起こる。
ズオオオオーッンンン…
日向「……連合チーム全エヴァ…沈黙」
司令官『なっ…なにーーっ!?』
ミサト「……たった一発で12体の最新型エヴァを戦闘不能にするなんて…」
リツコ「有り得ないわ!」
マリ『これ良さげだね』
手近に落ちてる斧を光の鞭で拾うマリ。
ピカッ!眩しい光にジオフロントが包まれる。
ミサト「レイ!」
ヤシマ作戦の時に使ったポジトロンスナイパーライフルに改良を加えてさらに威力を増したポジトロンスーパーライフルを正確に使徒のコアに打ち込むレイ。
使徒の身体が高熱で白く発光する。
ミサト「やったか?」
ビーム掃射が終わるとそこには全身からぶすぶすと煙りを立てる使徒の姿があった。
マリ『死ねーーーーーーッ!!』
裂帛の気合いと共に振り下ろされたマリの斧が使徒の身体をコアごと真っ二つに切り裂く!
冬月「勝ったな」
ゲンドウ「ああ…」
司令官『ぐぬぬ…』
ミサト「いやったあーーーっ!」
マリ『ありゃ?斧逝かれちゃった。オーノー』
レイ「………」
102女シンジ :2015/02/25(水)23:49:22 ID:???
>>101
マリ『喰らえ!』
倒れた使徒の身体に目からビームを発射して打ち込むマリ。
レイ『ライフルの電力の再充電、急いで』
『了解!』
ミサト「何やってんの二人とも?」
司令官『フン…君の所のパイロット達は頭がおかしくなったのかね?』
ゲンドウ「いや…それは無い」
青山「!…パターン青継続。使徒依然活動継続!』
ミサト「何ですって!?」
リツコ「コア分散型使徒?…あり得……るわね」
使徒の身体の一部から発光するエネルギー体のようなものが空高く舞い上がり零号機に襲いかかる。
ライフルの照準を合わせるレイの前で更に二つに分裂する使徒。
ミサト「あっ!ズルい!」
マリ『チッ!本体はこっちか!』
突然足元から出現した帯状の腕が2号機の脚をつかむ。
リツコ「!…いったいどういう事?」
ミサト「おそらくさっきライフルのビーム掃射を浴びてる隙に外の殻だけ残して本体は地面に潜ってたのね」
日向「自分の外郭を囮に使うなんて…かなりの知能犯ですね」
ミサト「使徒の本能でマリの打撃とポジトロンスーパーライフルのクロス攻撃の危険性を察知していたとしたら……厄介な敵ね、ただの力押しさえ充分脅威なのに…」
103女シンジ :2015/02/26(木)23:25:58 ID:???
>>102
ズオッと2号機の足を掴んで現れた使徒。
使徒とエヴァの体格差は例えるならばほっそりとした中学生の少女と巨大なヒグマくらいはありそうに見えた。
マリ「こんにちは♪」
赤い光の槍で使徒のコアをガンガン突いて肩のウエポンラックから特殊合金のニードルを飛ばして目からビームを出して使徒の顔面らしき部分を攻めるマリ。
対する使徒は帯のような腕で2号機をガンガンと何度も地面に叩きつける。
マリ『あいたたた…』
二つに分散した使徒のうち一方をポジトロンスーパーライフルで仕留めたレイだが残った方の使徒は零号機にたどり着いてまずポジトロンライフルを破壊した。
青葉「コア反応一つ消失、残り二つです」
レイ『くっ!…』
零号機にたどり着いた使徒は巨大なワシのような姿になり鋭い足の爪を零号機に食い込ませる。
レイ「…くうう…ひっ…うっ…」
さらにその爪の先から衝撃波を零号機に流し込む使徒。
レイ「きゃあああああああ…!」
ブチッ、ブチッブチッ…その鋭く頑丈なクチバシで特殊甲板ごと零号機の肉を食いちぎって食べていく。
身体を食い千切られる苦痛に耐えながらも零号機の左の拳で使徒を殴り続けるレイ。
104女シンジ :2015/02/27(金)23:27:14 ID:???
>>103
その零号機の左拳が使徒の強力なクチバシに捕まる。
レイ「…あっ…くぅっ!」
片方の足で零号機の右腕を鷲掴み、もう片方の足で零号機の身体を押さえてクチバシを激しく動かす使徒。
零号機は使徒の足から流し込まれる衝撃波で身体が思うに動かせ無い。
レイ「うっ……くっ…うう…」
ミサト「エントリープラグを射出して、早く!」
マヤ「ダメです、イジェクション機能にエラー発生!エントリープラグ射出できません!」
ミサト「くっ!」
…ブチッ…ブチリ…ブンッ!
遂には零号機の腕を引きちぎって飲み込んでしまう使徒。
レイ「あああああああああ!」
絶叫しながらも使徒が零号機の腕を飲み込んだのを確認して起爆スイッチを押すレイ。
…ピカッ…ドーンンン…ゴオオォォォ…ゴゴゴゴ…
零号機の左手に包まれていたN2爆弾が凄まじい音を立てて使徒の中で爆発した。
ミサト「レイ!」
青葉「……コア反応一つ消失……残り一つです……」
リツコ「……零号機は?」
マヤ「……パイロットは生命反応があります、爆発の直前にATフィールドを展開して被害を最小限度に防いでますね…ですが…零号機はもう…」
リツコ「限界のようね…」
105女シンジ :2015/02/28(土)22:22:16 ID:???
>>104
ミサト「あの強力な爪とクチバシで肉をえぐられて、腕をもがれてN2の直撃を間近で受けて、まだ零号機が生きてる方が不思議なくらいよ」
マヤ「余計な事かもしれませんけど、ここにシンジがいたらどう思ったでしょうね…」
リツコ「マヤ、戦いは今だ継続中よ、気を引き締めて」
マヤ「はい…先輩」
司令官「………」
───
マリ『ぐはぁ!』
強烈な勢いで地面に叩きつけられるマリ。
マリ『ヤバ!』
さらに追撃で襲いかかって来た分厚いATフィールドを間一髪でかわす。
マリ『在る・ミサイル!マリーストラッシュ!愛の鞭!乙女の熱視線!ハートブレイク!』
マヤ「マリの攻撃がことごとく弾かれている…ATフィールドは中和してる筈なのに…」
リツコ「多重ATフィールド、あの使徒はATフィールドの重ねがけができるのよ」
マヤ「え?それって同時に複数のATフィールドが展開できるって事ですか?」
リツコ「その通りよ、まさに最強の拒絶タイプね」
マヤ「そんな…ATフィールドを同時に複数展開できる使徒なんてどうやって倒せば良いんですか?」
リツコ「さあ?それは現在検討中よ」
マリ『モード反転!裏コード、ザ・ビースト!』
106名無しさん@おーぷん :2015/03/01(日)16:04:57 ID:???

107女シンジ :2015/03/01(日)23:48:02 ID:???
>>105('-^*)
マヤ「リミッター、外されていきます!全て規格外です!プラグ内、モニター不能!…ですが…」
マリ『くぅ~キツいなこりゃ』
リツコ「恐らくプラグ深度はマイナス値。汚染区域突入も厭わないつもりね」
司令官『エヴァにこんな機能があるのか?』
リツコ「別に機能では無いわ、単にエヴァの制御装置を外すだけ、つまりエヴァ本来の力を出せるようにするだけよ」
司令官『バカな!それではエヴァが使徒になるではないか!?』
リツコ「パイロットの精神が極めて強靭なら制御出来る可能性はゼロでは無いわ」
青葉「2号機に高エネルギー反応!」
リツコ「まさか!加粒子砲?」
マリ『最初から超必殺技で勝ちにいくよ!』
チュゴオォーーッ!
凄まじい熱と光が使徒に襲いかかる。
マヤ「これは…マギの計測によると、ヤシマ作戦時に初号機が撃った陽電子砲の約10倍の威力です」
冬月「勝ったな」
ゲンドウ「ああ…」
リツコ「…恐ろしい力ね…可哀想だけど…適格者達には何らかの安全装置を付ける必要があるわ」
ミサト「安全装置?」
リツコ「そう…私達の保険。エヴァのパイロット達に対する不信と戒めの象徴…それが必要な時が来たのよ」
108女シンジ :2015/03/02(月)23:24:36 ID:???
>>107
ミサト「ちょっとリツコ何言い出すのよ!」
リツコ「…仕方無いわ…そうしないとみんな死んじゃう可能性が……あら?」
マヤ「先輩鬼畜過ぎで……あっ」
マリ『……えっ?』
ミサト「…ウソでしょ?あの反則級の攻撃が効かないなんて卑怯よ!」
リツコ「…一つ分かった事があるわ、あの使徒は攻撃と防御を同時に出来ない…ただ悪い事にエヴァ単騎ではこちらも同じ条件ね…」
マヤ「……あの、さらに悪い事に余りにケタ外れの攻撃をした影響で…アンビリカルケーブル内部電源共に破損で2号機のエネルギー残量ゼロです」
ミサト「あっちゃ~、あのバカ後先考え無いから」
リツコ「更に悪い事にマギの計測によるとあの使徒は今の2号機の攻撃のエネルギーを47.564パーセント吸収しているわ」
ミサト「みなごろしってか?使徒のくせにシャレが効いてんじゃん」
青葉「さらに悪い事に使徒の内部でエネルギー反応が急速に上昇値を示してますね」
ミサト「やりやがったなコンニャロー!ってとこかしら?」
日向「目標内部の高エネルギー反応臨界点突破!」
ミサト「マリ!逃げて!」
マリ『……え~と…まいったな。死んじゃったかなこりゃ?』
109名無しさん@おーぷん :2015/03/03(火)18:22:19 ID:???
>>85つづき
碇一家の四季折々

レイ「これはそこにかざって」
娘「ここー?」
レイ「そうよ。届くかしら」
娘「だいじょうぶー」
息子「これはー?」
レイ「それは楽器よ。五人囃子の……」
息子「これー?」
レイ「そう」
娘「ねーねー、このちいさいおひなさまはー?」
レイ「その横でいいわ」
娘「どうしてこれだけちがうのー?」
シンジ「それは母さんのだよ」
娘「かあさんの?」
レイ「昔、父さんが買ってくれたのよ」
娘「ほんとー? いいなあー」
シンジ、レイ「……」クスッ…
  :
  :
110名無しさん@おーぷん :2015/03/03(火)19:09:23 ID:???
微工口注意

「碇くん」
「なに? 綾波……」モゾ…
「きょうは、何の日?」
「桃の節句……だけど」
「桃の?」
「節句……」
「さっきのは?」
「……わかってて聞いてるだろ、綾波……」
「何のこと?」ポカポカ
111名無しさん@おーぷん :2015/03/03(火)20:47:32 ID:???
>>109つづき
遡ること○年前
新第三東京市内 とあるショッピングセンター
ミサト「じゃあ、そろそろ帰りましょうか」
アスカ「バカシンジー!レーイ!」
シンジ「今いくよー!」
  :
  :
シンジ「いこ、綾波」
レイ「……」
シンジ「綾波?」
レイ「……ええ、行きましょう」スッ…
シンジ「う、うん」
シンジ(なに見てたんだろ……)
シンジ(……あ……)
112名無しさん@おーぷん :2015/03/03(火)21:41:42 ID:???
>>111つづき

翌日 レイのマンション
シンジ「はい、これ」
レイ「なに?」
シンジ「えっと……プレゼント」
レイ「私に?」
シンジ「うん。開けてみて」
レイ「……」ガサガサ…
レイ「これ……雛飾り……」
シンジ「こないだ、ずっと見てたから」
レイ「……」
シンジ「綾波は、そういうお祝いしてもらったこと、なかったんじゃないかって気づいて――」
レイ「……」
シンジ「こ、こんな小さいのしかあげられないけど――」
レイ「ううん……嬉しい」
シンジ「そ、そっか!よかった!」
レイ「ありがとう……大切にするから」ニコ…
------
----
--
シンジ、レイ「……」クスッ
娘「ねーねー、なにわらってるのー?」
  :
  :
113女シンジ :2015/03/03(火)23:42:25 ID:???
>>108
ミサト「エントリープラグ緊急射出して!」
青葉「ダメです!エントリープラグ緊急射出できません!」
マリ『とりあえずATフィールド全開』
チュゴォーーッ!
日本中の電力の20倍に当たる威力の陽電子ビームが使徒からマリの2号機に向けて発射された。
マリ『きゃああああああああっッ!』
リツコ「……これは死んだわね…」
ミサト「多重ATフィールドにエネルギー吸収能力、第6使徒を超える火力にタフなボディ、こんな怪物にどうやったら勝てるのよ…」
マリ『いゃあああ、死ぬうううぅゥッ』
リツコ「あの多重ATフィールドをかいくぐりネルフの所持する50メガトンのN2誘導弾を当てる。今のところそれくらいしか思いつかないわ…つまり…」
マリ『ひんじゃうよぉォーッ!』
ミサト「勝てない、人類は滅びるしか無いって言うの?」
『ダミーシステム、接続完了』
リツコ「了解、コンタクトスタート。今はやれる事を全部やるべきという事よ」
ミサト「そうね…うん?あれは!?零号機!」
2号機へのビーム攻撃を行う使徒のちょうど真後ろの辺りからリフトアップされた零号機は全力で使徒に走りよった。
リツコ「上手い!後ろをとったわ!」
114名無しさん@おーぷん :2015/03/04(水)00:22:02 ID:???
微工口注意
「碇くん」
「なに?綾波……」モゾ…
「きょうは、何の日――」
「ひなまつり」
「……」
「ひなまつりだよ」
「……お内裏様とお雛様――」
「二人ならんで――」
「すまし顔……きゃっ……」
「すまし顔したって誤魔化されないんだからね」モソモゾ
「……」ポカポカ
115女シンジ :2015/03/04(水)23:27:12 ID:???
>>113
ミサト「あの零号機が抱えているのってまさか?」
リツコ「間違い無いわ。ネルフの所持する最大の火力、50メガトンのN2誘導弾よ」
ミサト「…まさかレイは直接あれを使徒にぶつけるつもりなの!?」
リツコ「どうやらそのようね…」
マヤ「そんな…零号機はもう限界です、レイ、死んじゃいますよ!」
リツコ「……そうね……でもこれは元々そういう戦いなのよ…」
だがあと少しのところで零号機の存在に気づいた使徒は2号機への攻撃を中断してATフィールドを展開、零号機の突進を止めた。
ミサト「しまった!」
レイ『碇さんが…もう、エヴァに乗らなくても良いようにする。だから!』
ミサイルの推進機関を点火させるレイ。ジェット噴射が凄まじい力で使徒の多重ATフィールドを圧迫する。
レイ『ATフィールド、全開!』
全身全霊でATフィールドの中和に入るレイ。
その脚にはシンジが残していったSDATが巻かれていた。
その想いに人が名付ける名前に思い至ることすら無いまま、いつしかレイの心はシンジで埋め尽くされていた。
レイ『……くうっ!』
リツコ「あの使徒と片腕で力比べ…残念ながら勝負ありね…』
マリ『……この…野郎…』
116女シンジ :2015/03/05(木)23:26:26 ID:???
>>115
マリ『うおおおおおーーーッ!!』
ミサト「2号機!?」
零号機と対峙する使徒の後ろから息を吹き返した2号機が使徒に特攻をかけた。
リツコ「そんな…あり得ないわ!エネルギー残量は零の筈よ?」
マヤ「…データを見る限りでは…使徒のビームを受けながら2号機のエネルギー残量は急速に上昇、後半はATフィールドの強度もかなり増してました、つまり…」
リツコ「使徒の攻撃をエネルギーとして吸収していたと言うの?」
マヤ「…他に要因が考えられません」
リツコ「……マリ…恐ろしい子…」
マリ『オラァーーーッ!』
バリバリと使徒が展開する多重ATフィールドを打ち砕いてゆく2号機。
ミサト「行ける!」
だが使徒は一瞬ATフィールドを引っ込めると帯状の腕を一閃、2号機の左腕を切断する。
ミサト「良し!」
マリ『死ねーーーッ!』
かまわず牙を剥き使徒に迫る2号機の前に零号機が現れて使徒のコアにミサイルを当てて更に2号機をはじき飛ばす。
ミサト「狙い通り!」
レイ『逃げて、真希波さん』
マリ『えっ…』
レイ『ありがとう』
マリ『……!?…』
2号機が飛ばされたのを確認してレイは50メガトンのN2誘導弾を起爆させた。
117女シンジ :2015/03/06(金)20:17:53 ID:???
>>116
直後凄まじい閃光と轟音にジオフロントは包まれその衝撃は発令所も揺るがした。
固唾を飲んで真っ白になった主モニターを見つめる一同。この攻撃で倒せ無いのなら使徒を倒す方法はもう無いことを誰もが予感していた。
やがて煙が晴れて来ると徐々に景色が見え始める。まず最初に零号機が変わり果てた姿をさらけ出した。
零号機の全身は高熱で装甲が溶け右腕も消失していた。
ミサト「零号機…まるで私達を守るみたいに…」
更に煙りが晴れ上がるとその零号機の向こうに……まったく無傷の使徒がその巨体で上から零号機を見下ろしていた。
───
シンジ「(何か凄い音がしたけどみんな大丈夫かな…私本当はアメリカになんて行きたくない…せめてネルフで綾波さんの予備の仕事でもやらせてくれないかな…
神様、もしも私が綾波さんの側にいて良いならどうかネルフの誰かを私の所によこしてください…)」
そこまでシンジが考えたちょうどその時。
ドンッ!
シンジ「キャッ!」
という音と共にシェルターの壁を破って現れたのはエヴァ2号機であった。
マリ『…痛ってってって…死んじゃうとこだったにゃ』
シンジ「…2号機!?真希波さん?…」
118女シンジ :2015/03/07(土)23:14:02 ID:???
>>117
マリ「シンちゃん!?こんなところに居たんだ。とっくに第3新東京市を出たと思ってたのに」
シンジ「実はマヤさんと別れた後こっそりジオフロントまで戻って来たの、何となく胸騒ぎがして…」
マリ「ヒュ~♪さっすがマイダーリン!良い勘してるわ」
そう言いながらハッチを開けて出てくるマリ。
シンジ「…マリ!酷い怪我…大丈夫?」
そう言ってマリに駆け寄り肩を貸すシンジ。
マリ「やっぱりワン子は優しいなぁ//う~ん癒やされる~、さすがは私の未来の嫁!いや?夫か//」
シンジ「…未来の嫁?…そうだ…綾波さん!綾波さんやみんなは大丈夫なの?それに使徒はどうなったの?」
マリ「…そこはちょっとピンチって感じかなぁ…ちょっと外の様子見てみる?」
シンジ「うん」
シンジが外に出るとそこには……
焼け野が原と姿を変えたジオフロント…そしてすっかり変わり果てた零号機の姿があった…
シンジ「………」
余りの凄惨な光景に言葉を無くして立ち尽くすシンジ、そのシンジの目の前で……ガブリ!
使徒は仮面のような部分の下から内蔵器官の様なものを出すと、零号機の膝から下だけを残して食いちぎり食べてしまったのであった。
119名無しさん@おーぷん :2015/03/08(日)00:35:13 ID:???
乙です
さあいよいよか
120名無しさん@おーぷん :2015/03/08(日)01:44:26 ID:???

第十使徒戦もたけなわだね。期待してますので頑張って!
121女シンジ :2015/03/08(日)23:18:44 ID:???
>>118('-^*)
…ゾブリ…モニュ…クチャ…クチャ…ゴク…プッ!ドンッ!
使徒は零号機を咀嚼して飲み込むとスイカの種を吐き出す様に何かを吐き出した。
シンジの前に落ちて来た物、それは紛れも無くシンジと共にヤシマ作戦や落下使徒戦を戦って来た綾波レイの専用機、零号機の頭部であった。
《発令所》
リツコ「まさか…使徒がエヴァを捕食するなんて…」
日向「あり得ないとも言えませんね」
リツコ「……もちろんよ…」
マヤ「変です…目標の識別信号が零号機に切り替わります!」
ミサト「やられた!これで奴がドグマに侵入しても自爆しない!リリスに苦もなく辿り着けるわ!」
───
零号機を食べた使徒は少女の身体のようなものを形成し始めた。
シンジ「………」
マリ「……零号機と…融合してる…パイロットごと吸収してしまったんだ。ワン子も死んじゃうよ?ここは逃げとこうよ、大丈夫。アイツは私が何とかするから」
マリ(本来の姿に戻れば私にも勝ち目はある。正体がバレたら私が碇君に殲滅される可能性もあるけど一か八か…)
シンジ「……マリは休んでて、怪我してるでしょ?」
マリ「えっ?…」
シンジ「あの使徒は私が倒すから」
122名無しさん@おーぷん :2015/03/09(月)02:02:13 ID:???
乙!
123女シンジ :2015/03/09(月)23:50:07 ID:???
>>121('-^*)
マリ「…で…でも、シンちゃんエヴァ動かせ無いじゃん?」
シンジ「危ないからエヴァに乗っててね」
そう言うと駆け出すシンジ。
マリ「…ありゃ、行っちゃったか…」
寂しそうな顔で肩を落とすマリ、その瞬間2号機の活動限界が訪れ電源が落ちる。既にマリも体力の限界だった。
マリ「でも…」
《シンジ「……マリは休んでて、怪我してるでしょ?」
シンジ「危ないからエヴァに乗っててね」》
マリ「ますます惚れてまうやろ~~~//」
1人クネクネと身悶えるマリであった。
───
融合を終え再び進行を開始する使徒。
目指すセントラルドクマへと続くピラミッド型の本部ビルに破壊光線を打ち込む。
ドンッ!
その一発で核の直撃にも耐えられる設計の本部ビルの上半分は消失した。
シンジ「クッ!」
ガチャ。
爆発の衝撃で吹き飛ばされて地面に転がされたシンジの前に一台の車が止まりドアが開く。
剣崎「お乗りください、サードチルドレン」
シンジ「あっ、剣崎さん!私エヴァに載って使徒を倒さなくちゃいけないんです!」
剣崎「承知してます。そこまで送らせてもらいます」
運命の子を乗せた4WDは数秒で時速百㎞を超えた。
124名無しさん@おーぷん :2015/03/09(月)23:53:29 ID:???

125女シンジ :2015/03/10(火)23:46:09 ID:???
>>123
───
『本部地上施設、消滅!』
『第3基部に直撃!』
『最終装甲板、融解!』
ミサト「まずい!メインシャフトが丸見えだわ!」
リツコ「初号機はまだなの?」
『プラグ位置、固定不能。ダミーシステム、接続不可能。ダメです、リセットが効きません』
ゲンドウ「続けろ、もう1度308からやり直せ」
『リスト308、チェック開始』
ゲンドウ「なぜだ……なぜ私を拒絶する、ユイ!」
冬月「碇、拒絶されているのはダミーシステムであってお前では無い」
ゲンドウ「冬月!何故ここに?」
冬月「最後くらいユイ君の側に居たくてな」
ゲンドウ「夫を前にぬけぬけと、この学園のマドンナに恋する変態初老が。発令所の指揮はどうした?」
冬月「私がいたところでどうにもならんよ、今まで私が使徒戦で役に立ったことが一度でもあるかね?」
ゲンドウ「……いや、無い」
冬月「そしてそれはお前も同じだ、我々が今まで何とか使徒に勝てたのはほとんどシンジのおかげなのだよ」
ゲンドウ「……ああ、だがそれがまた妬ましい、俺はシンジがエヴァに乗り使徒を倒せば倒すほどますますシンジが憎くて仕方が無いのだ」
シンジ「乗せてください!」
126名無しさん@おーぷん :2015/03/10(火)23:56:06 ID:???

貞ゲンより更にクズだったw
127女シンジ :2015/03/11(水)23:51:54 ID:???
>>125('-^*)
シンジ「私を…私をこの初号機に乗せてください!」
ゲンドウ「…なぜここにいる?」
シンジ「エヴァに載ってあの使徒を倒して綾波さんを助けるために」
ゲンドウ「…だが、お前はもうエヴァにシンクロ出来ないではないか?」
シンジ「出来る!」
ゲンドウ「ぬう…」
ドンッ!ゴゴゴゴ…
シンジがそう言い放った時、使徒の攻撃で建物が大きく揺れ上から鉄骨が落ちて来た。
ガラガラガラ…
ゲンドウ「いかん!」
ガシッ!
だがシンジの上に落下するはずの鉄骨は巨大な初号機の手によって防がれた。
冬月「……庇ったというのか?初号機自らの意思で…」
シンジ「お父さん!」
そして壁面に多数設置されたモニター画面の全てが突然砂嵐になり…
シンジ「私は、エヴァンゲリオン初号機パイロット、碇シンジです!」
続いてシンジの顔を映し出した。
驚きに一瞬息を呑むゲンドウ。
ゲンドウ「……良いだろう。初号機適格者、碇シンジ三尉としてエヴァ搭乗を許可する」
シンジ「了解」
───
『シンクロ率250%!行けます!』
冬月「最強の拒絶タイプ対エヴァの申し子だな」
ゲンドウ「……時の引き金を弾く者は…やはりシンジか…」
128女シンジ :2015/03/12(木)22:45:05 ID:???
>>127
───
使徒はネルフ地下への進行を開始していた。
青葉「目標は、ターミナルドグマ第7層を降下中!」
ミサト「ここに来るわ!非戦闘員、退避!」
『非戦闘員は緊急退避!繰り返す、非戦闘員は緊急退避!』
ズオオォォオ
アナウンスの直後主モニターを突き破り使徒が発令所に侵入を果たす。
「キャーッ!」「ひぃ~~」「うわぁ~」「来たーーッ!」「退避だ!退避!」「逃げろーっ」「お母さ~~ん」
悲鳴絶叫が渦巻く中、なす術も無く立ちすくむミサトやリツコら発令所のメンバーは真正面から使徒と対峙する形となった。
青葉「…くそう…もはやこれまでか……
リツコ「…これが人類の限界…滅びの時を生き延びるのは私達ではなかったというだけの話よ…」
ミサト「良いわ!私が相手よ使徒!」
日向「…そりゃいくらなんでもムチャですよ」
ミサト「うおりゃあああーーーー!!!」
無謀にも単身拳で殴りかかるミサトに向けて使徒の目が怪しく光る、その時!
ドゴオォォッ!!!
ミサト「初号機!」
マヤ「…いた…あの使徒と戦えるエヴァが…」
最強の使徒を殴り飛ばしながら最強のエヴァンゲリオンとそのパイロットが帰って来た。
129女シンジ :2015/03/14(土)01:32:25 ID:???
>>128
シンジ『あああああああーーーッ!!!』
ズガッ!バキッ!ドガッ!グシャッ!
マウントポジションから使徒に拳の雨を降らせる初号機。
日向「凄い…あのマリでさえまるで歯が立たなかった使徒をほとんど一方的に攻めてるよ」
バシュッ!
だが使徒は一瞬の隙をついて目から光線を発射して初号機の左腕を切断する!
シンジ『どおりゃあーーーッ!』
左腕を切断された痛みを無視してシンジは残る右腕で使徒を射出リフトにぶん投げる。
さらに手元に転がっていた初号機の左腕を使徒の顔面に投げつけると間髪入れずにリフトにいる使徒に飛び膝蹴りをぶちかましたあと使徒を押さえこむ。
シンジ『ミサトさん!』
ミサト「全固定ロック解除!」
ガシャンッ!バシュッ!
初号機が射出ボタンを蹴ると初号機と使徒は瞬時に本部基地上層部に上昇、勢い余ってジオフロント地表部よりかなり上空に投げ出された。
そこから地面に落下するまでの間も初号機は使徒を殴り続ける。
地面に落下すると即座に使徒のコアを抜き出しにかかる。ここまで初号機発進から47秒。
ガコンッ!
シンジ『…えっ!』
マヤ「初号機、活動限界です!予備も働きません!」
130女シンジ :2015/03/14(土)21:45:11 ID:???
>>129
日向「そんな…」
青葉「頼りはもう初号機だけなのに…」
ミサト「マヤ、国連軍に連絡は取れ無いの?」
マヤ「ダメです、さっきからやってるんですがまったく連絡が取れません…あるいは既に…」
だが使徒はなぜかすぐにリリスへの進行を開始せずに明らかに活動停止したように見える初号機に攻撃を続けた。
帯のような腕を初号機に巻きつけ高々と持ち上げる。
リツコ「なぜ!?使徒はまだ初号機を危険な敵とみなしているの?」
ミサト「くっ!」
思わず建物の外に走りでるミサト。
ズドオオオンッ!
そのミサトと後について来た発令所メンバーの前で思い切り地面に叩きつけられる初号機。
ミサト「シンジ!」
さらに目から破壊光線を発射する使徒!
リツコ「まずい!装甲が剥がれて素体がむき出しに!」
ザシュッ!帯状の腕で素体の腹部を引き裂く使徒、すると中から赤い球体が現れた。
ミサト「あれは、初号機のコア?」
リツコ「そうよ、あれを破壊されたらジ・エンドね」
ガンッガンッガンッ!使徒は帯状の腕でコアを執拗に攻撃する。
リツコ「…どうやら私達の負けね、滅びの時を生き延び…」
シンジ『綾波さんを、返せ!!!』
131名無しさん@おーぷん :2015/03/15(日)00:34:41 ID:???
乙!
キター!シンジ頑張れ
132女シンジ :2015/03/15(日)23:11:39 ID:???
>>130('-^*)
レイを奪われた怒りでシンジの瞳が赤く輝く、その瞬間に初号機の目も光を取り戻し…
初号機「グォォォーーーッ!」吠えた。
ガシッ!コアを攻撃していた帯状の腕を掴み取り自分の方に使徒を引き寄せ…ズガッ!
顔面に蹴りを叩き込む。
大きく吹き飛ぶ使徒。
立ち上がる初号機。使徒に切断された腕は瞬時に再生してゆく。その再生は破壊されたはずの特殊装甲板にまで及んだ。
日向「…動いてる…活動限界のはずなのに…」
ミサト「…暴走?」
リツコ「……もしかしたら…それよりも遥かに悪い事態の可能性があるわ…」
マヤ「シンジのシンクロ率400%を超えます」
リツコ「まずい!」
使徒の目が光り山をも吹き飛ばす強力無比な破壊光線が初号機を襲う。だが初号機はまったくダメージを受け無い。
強烈なエネルギーを感じさせるオーラの様なものを全身から立ち昇らせる。
青葉「…俺達は、こんな得体の知れない物に子供達を載せていたのか……」
マヤ「初号機にS2機関反応!」
初号機「グォォォーーーッ!!!」
リツコ「……決定的ね…」
使徒に近づいて行く初号機の頭上に光の輪が出来て輝き始める。
その日、時の引き金は弾かれた。
133女シンジ :2015/03/16(月)23:21:03 ID:???
>>132
初号機が熱線を口から吐き出す。熱線は何の苦も無く使徒の多重ATフィールドを突破した。
ミサト「さっすがシンちゃん最強パイロット!」
青葉「初号機が人の域を超えている……」
マヤ「プラグ深度、180をオーバー!もう危険です!」
リツコ「止めなさい!シンジ!人に戻れなくなる!」
ミサト「止めてどうすんのよ!今シンちゃんの初号機以外に使徒を倒す手段無いのよ!」
日向「そうですよ!使徒を倒さなければ人類絶滅確定なんですよ!」
リツコ「…一応警告はしたわ、マヤ、覚えておいて」
マヤ「…え?…はい…」
───
シンジ『私がどうなったっていい。お父さんに愛され無くたっていい。だけど綾波さんは…せめて綾波さんだけは、絶対助ける!!!』
怯える使徒を捕まえた初号機は使徒の破壊光線を撃つ目のような部分に人指し指と薬指をブスリと突っ込み使徒の仮面の様な顔をがっしりと掴む。
シンジ『うおおおおおーーーーッ!!』
ググッ…グギューーズルズルズル…
気合いと共に使徒の仮面を引っ張り上げると後から肉も引きづられて出てくる。
ブチ…ブチブチッ!
その肉を引き千切る初号機。
シンジ『死ねえええーーーーッ!!!!』
134名無しさん@おーぷん :2015/03/17(火)00:06:42 ID:???
シンジかっこいい
135女シンジ :2015/03/17(火)23:57:18 ID:???
>>133('-^*)
使徒の顔の在った所から両手を差し込み…
グッ…ググッ…メキョッ…ミチッ…
シンジ『どおうりゃあああああーーーッ!!』
バリッ…バリバリバリバリッ!
使徒の身体を真っ二つに引き裂くシンジ。
ズガッ!…グチュッ…ズルズル…グシャッ!
使徒の骨格、内蔵や筋肉などを叩き壊し引きずり出し握り潰して破壊して行く。
ついにキレイにコアだけを取り出した。そこにレイが取り込まれていることは分かっていた。
アンチATフィールドを発動させ、コア内部への接触を始める。
マヤ「……あれは何をしているんですか…?」
リツコ「…使徒のコアに侵入するつもりかしら?危険だわ…」
ミサト「行きなさいシンジ!!」
リツコ「ミサト!?」
ミサト「誰かのためじゃない!あなた自身の願いのために!!!」
───
シンジ『綾波さん、どこ?』
呼びかけるシンジの声にレイが応える。
レイ『…ダメなの。もう…私は…ここでしか生きられないの…』
シンジ『綾波さん!』
レイ『…いいの…碇さん…私が消えても…代わりはいるもの…』

シンジ『違う!綾波さんは綾波さんしかいない!』
レイ『─!』
シンジ『だから今、助ける!!!』
136女シンジ :2015/03/18(水)22:47:21 ID:???
>>135
───
日向「何だあれは?」
リツコ「……ガフの扉…と言われているものよ…」
初号機の頭上でガフの扉が開く。それは次元を隔てる壁が崩れつつあることを意味していた。
三次元宇宙に四次元以降の宇宙が流れ込んでくる。赤い光の輪が全世界に広がって行く…
マヤ「…そんな…形状制御のリミッターが消えています!解析不能!」
リツコ「…エヴァが本来の姿を取り戻していく…人のかけた呪縛を解いて、神に近い存在へと変わっていく…人の願いを叶える…ただそれだけのために…」
───
シンジ『…くうううぅ…ぅうおおおーーーーーーっ!!!』
最強の拒絶タイプの最大級のATフィールドをシンジが突破する。
シンジ「ううっ……くっ…くううっ…!」
強烈な圧力に逆らい進むシンジ。
ついにコア最深部に裸で膝を抱えて寂しげに座っているレイの姿を見つけた。
シンジ『綾波さん!』
レイ『ん……?』
呼びかけに顔を上げるレイ。
レイ『はっ…!』
そこにはシンジがいた。
シンジ『綾波さん!手を!!』
最深部に進む程に強くなる圧力に身を焼かれるような激痛を感じながらもシンジはレイに手を伸ばす。
シンジ『─来て!─』
137女シンジ :2015/03/19(木)23:20:12 ID:???
>>136
───
自分を呼ぶシンジの声をレイは自分の願望が生み出した幻聴だと思った。
その幻聴のシンジにすらレイは気づかい、生きることを諦めたことを伝えた。
自分が消えても代わりはいると。
幻聴は応えた。
違う!綾波さんは綾波さんしかいない!だから今、助ける!!!
嬉しかった、幻聴のシンジに感謝して永遠の闇に消え去るのを大人しく待っていた。
だけど自分を呼ぶシンジの声は消えず、やがて幻覚のシンジが現れてレイに手を差し伸べて来た。
きっとこれも私の生んだ幻…
そっと触れただけで消えてしまう─
つながれた手はきっと離れてしまう─魂の深くに眠る遠い記憶…激しい胸の痛み…その痛みをもう一度味わうくらいなら…このまま永遠の闇に眠り続けていたい──
─来て!─
─それでも─
─それでもレイは─もう一度シンジの手を取りたいと願った─
レイがシンジの手を握るとシンジは全身全霊の力を込めてレイを闇の中から光の中へと引っ張り上げた。
その手は暖かく、力強く、懐かしく─そして─何よりも愛おしい─
──碇くん──
そのレイのもう片方の手にはシンジの残した携帯音楽プレイヤーがしっかりと握られていた─
138名無しさん@おーぷん :2015/03/20(金)02:42:27 ID:???
ついにこの場面が読めた
オリジナルもあって超良かったよ!乙
139女シンジ :2015/03/20(金)23:21:32 ID:???
>>137('-^*)
───
今わたしの願いごとが
叶うならば翼がほしい
この背中に鳥のように白い翼つけて下さい
───
お互いをしっかりと抱きしめ合うシンジとレイ。その瞬間使徒のコアは初号機の腕の中でレイの姿に変わる。
シンジにとって最も憎むべき敵であったはずの使徒のコアが最も愛する者の姿へと──
シンジ「綾波さん、お父さんのこと、ありがとう…」
レイ「…ごめんなさい…何も出来なかった…」
シンジ「いいの、もう。これでいいの……」
そう言って愛しげにレイを見つめるシンジ。
真っ直ぐに見つめ返すレイの瞳がシンジに近づいて来る。
レイ「…好き、好きなの、碇さん、大好きなの─碇さん─」
やっと秘められた想いを言葉にするレイ。
シンジ「─私も、きっと初めて会った時から─綾波さんが好きだった─」
そっとレイを抱く手に力を込めるシンジ、そして重なり合う二人の唇─
初号機の背中に翼が広がりレイの姿をした使徒のコアだったものと抱き合ったまま空へと登って行く。
──この青空に翼をひろげ飛んでゆきたいよ
悲しみのない自由な空へ翼はためかせゆきたい──
シンジとレイは至福の絶頂の中で一つに溶け合っていた──
140美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/03/20(金)23:26:23 ID:???
>>138
私もずっとこのシーンを書きたかったよ(≧∇≦)
まぁ本編はこれで完結!後はオマケみたいなものかな(・◇・)?
141名無しさん@おーぷん :2015/03/21(土)16:53:54 ID:???
乙乙
すごく良かったよ感動した~
こんなに良いのに本家の方もこれとあんまり違わない、っていうのがまた凄い…
レイのシンジへの告白とキスも企画段階の初期案にはあったそうだしね
まあレイ爆死が前提?だからあれは実現しなくてよかったかも
>>139ではシンジもレイの気持ちに応えてあげてて本当に良いね。言うことなし!です
幸せな二人の情景が目に浮かぶよう…てか本家もこんな感じだったからね。だから容易く目に浮かぶのだw
>>140
本編はこれで完結!>そうなんだ…オマケも最後まで楽しみにしてるよ!頑張って下さい
142女シンジ :2015/03/21(土)21:43:12 ID:???
>>139('-^*)
ミサト「翼…15年前と同じ!」
日向「…ひょっとして…サードインパクト…」
リツコ「そう…この世界の理を超えた新たな生命の誕生。代償として、古の生命は滅びる…世界が終わるのよ」
マヤ「そんなっ!今まで私達はそんな危険な兵器を使っていたんですか!?」
リツコ「もちろん幾重にも安全措置は施されていたわ、でもシンジのレイを助けたいという純粋な思いが全ての安全装置を無効化したのよ」
青葉「…仲間を助けたいという純粋な思いが世界を滅ぼすか…皮肉ですね…」
リツコ「…もしも生き延びることができたら、シンジには罪を償ってもらうわ」
マヤ「そんな!酷い!」
リツコ「潔癖症は辛いわよマヤ、特に自分が汚れたと感じた時に…」
ミサト「………」
───
加持「数が揃わぬうちに初号機をトリガーとするとは…碇司令、ゼーレが黙っちゃいませんよ」
───
冬月「やはり、あの二人で初号機の覚醒は成ったな」
ゲンドウ「ああ。我々の計画に辿り着くまで、あと少しだ」
───
マリ「あ~あ見せつけてくれちゃって羨ましいなぁ//…でもとりあえずシンちゃんを守らないとね、L結界密度が早くも危険領域に突入。精神汚染来たよこれ」
143名無しさん@おーぷん :2015/03/22(日)08:33:49 ID:???
碇一家の四季折々
(3/13投下予定だった分)

台所にて
息子「――よいしょっと……できた!」
シンジ「うん、綺麗に型抜きできたね。次は――」
息子「これ?」
シンジ「うん、それをここにまぶして――」
  :

浴室にて
チャプ…
娘「かあさん、あしたたのしみだねー」
レイ「そうね。でも、言ってはだめ」
娘「うん、とうさんたち、ないしょでつくってるんだもんねー」
レイ「ええ」フフ…
144女シンジ :2015/03/22(日)22:39:35 ID:???
>>142
───
─僕の世界消えるまで会えぬなら─君の側で眠らせて─どんな場所でもけっこう─
───
初号機の頭上に現れた次元の裂け目から発するエネルギーは円盤状の赤い光の姿で急速に世界中に広がりつつあった─
その時─
マリ「うん?あれは?」
カンッ!一本の槍が初号機を貫いた。
活動を停止する初号機。空は瞬く間に常態をとり戻す。
そして空から降りて来る頭上に光の輪を持つ一体の巨人。
その名はエヴァンゲリオンmark6。
そのパイロットが口を開く。
「さぁ、約束の時だ。碇シンジさん。今度こそ君だけは、幸せにしてみせるよ」
──予告──
レイとシンジを取り込んだまま凍結されるエヴァ初号機。
廃棄される要塞都市。
幽閉されるNERV関係者。
ドグマへと投下されるエヴァ6号機。
胎動するエヴァ8号機とそのパイロット。
遂に集う、運命を仕組まれた子供たち。
果たして、生きることを望む人々の物語はどこへ続くのか?
次回、ヱヴァンゲリヲン新劇場版ルートQ。
さぁて、この次も、サービスサービスーぅ!
───
《注意》
作品の内容は制作者の都合により予告と異なる場合があります。あらかじめご了承ください。
145女シンジ :2015/03/23(月)23:51:55 ID:???
>>144
───
「あら、こんな時間に突然どうしたの?」
ある日の夜、突然大学生の弟が私の部屋を訪ねて来た。
「ちょっと姉さんに大事な話が有るんだ、上がって良いかい?」
「どうぞ、ビール飲む?」
「いや、この日常ぶち壊すって感じで申し訳ないんだけどさ、大きな災いがやってくる」
「…え?」
「唐突でごめんな。でもマジで、この街は明日全部壊れるよ」
私が驚いていると弟にしか見えない謎の男の子が言う…
「災厄ってさ、本当は不意に襲ってくるんじゃなくて実際には予兆だって警告だってあるんだ」
私はびっくりして聞き返した。
「何なのあんた…誰なの?」
「僕は警告だよ」
そして弟が言う。
「いつも通りの日常を過ごしている時に、予兆とか警告の唐突さにどう向き合えるかが重要なんだ」
「ちょっと...」私の背中がぞくぞくする。私の足が震え始めると弟が少し笑う。
「じゃあ姉ちゃんに任したからな。意地悪するみたいで申し訳ないけど、もちろんその反対だよ」
そしてそのままスウーと薄くなり消えた…
私は首相官邸や警察や自衛隊等思いつく限り電話をした。
弟が明日この街が壊れると言っているから注意して欲しいと。
146名無しさん@おーぷん :2015/03/24(火)00:25:55 ID:???

まだ終わりじゃなかった。なんかミステリアス
巨神兵にでも続いていく感じかな
147女シンジ :2015/03/24(火)22:49:14 ID:???
>>145('-^*)
首相官邸からは専門のカウンセラーに相談するように言われた。
自衛隊からはそのような事態にならないように最大限努力しますと言われた。
警察は私の部屋まで来て色々相談に乗ってくれた。
その後私はネットで今住んでる街がなくなるとか、いつもの日常がなくなるとか、出来る限り伝えた。
東京に住んでる全ての知り合いにも電話して明日東京が滅びる事を朝まで伝えまくった。
朝になると全てをやり終えた清々しい気持ちで始発の列車で東京を後にした。
───
その日、東京には巨人が現れた。
巨人は口からレーザービームを発射すると次々と東京の街を破壊して行った。
巨人は一体だけでは無く、手に槍を携えて次々と空から舞い降りては街を破壊していった。
その巨人達に壊されてゆく世界を高みから見下ろして笑う存在があった。
ラスボス「フハハハハハハハハハ、愚かな人類共よ、滅びるがいい!」
ラスボス「私はこの世界の創造主。神!お前達人類を根絶やしにして再び新しい世界を造るのだ!フハハハハハハハ」
その名はラスボス!
世界を影で支配するゼーレの更に上位に存在するこの世の絶対支配者!
冷酷非情な悪魔であった。
148名無しさん@おーぷん :2015/03/24(火)23:58:54 ID:???
ラスボスわろたw
149名無しさん@おーぷん :2015/03/25(水)00:11:52 ID:???

どうなんの?こっからQに続くとかなの?
150女シンジ :2015/03/25(水)23:50:07 ID:???
>>147('-^*)
───
冬月「ついに伝説の巨神兵が現れたか……」
ゲンドウ「ああ……神が動いたのだ、全てはチベットのシャンバラの予言の通り、再び人類を滅ぼす為にな」
冬月「……だが…今回の件、葛城君達はお前がマーク6を使って起こしたサードインパクトと絡めて考えてくるだろうな…」
ゲンドウ「…間違ってはいない。確かに今回のような事態を想定してサードインパクトを起こしたのだ」
冬月「…しかし皮肉なものだな…神から人類を守る為には人類自らがインパクトを起こして進化しなければならないとは……」
ゲンドウ「……他に道は無い。チベットの秘儀を修めたユイが幾度となく精神体となって過去数千万年の歴史を紐解いて得た結論だ」
冬月「ましてやその結論が数有る予言書やシャンバラの民の見解とピッタリ一致しているとあってはな……だが葛城君達はどう出るかな…」
ゲンドウ「当然俺を許しはしない。全力で潰しに来るだろう…だがそれで良い」
冬月「…神と戦うには彼女達の力も利用するつもりかね?」
ゲンドウ「そうだ、彼女達にはユイが密かに設計した《箱船》が手にいれられるように手配してある…加持が上手くやってくれたようだ」
151美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/03/26(木)00:00:05 ID:???
>>149
うん、続く。
152名無しさん@おーぷん :2015/03/26(木)01:12:11 ID:???
>>151
そうなんだ。結構面白そう
153名無しさん@おーぷん :2015/03/26(木)07:58:12 ID:???
壮大だった
期待してます!
154女シンジ :2015/03/26(木)23:43:59 ID:???
>>150('-^*)
───
《その日その時は誰も知らない。天使達も知らない、子も知らない。
天なる父のみが知っている。》
それはまさにヨハネの黙示録が具現化したような世界であった。
最初は天から現れた巨人達の群れを前に人類に成す術は無いように思われた。人々はただ恐怖に怯え逃げ惑い死を待つばかりに見えた。
だが人々の恐怖が頂点に達した時にそれは起きた。
突然恐怖に怯える人々の中から巨人化する者達が現れた。
巨人化した者の中にはそのまま理性を失い暴れ回る者もいた。
だが巨人化した者の一部には人間の理性を残した者達がいた。彼らは人類を守る為に世界を破壊する巨人達と戦い始めた。
最初、理性ある巨人達の数は少なく戦いはやはり巨神兵軍団が有利に見えた。
だがその情勢を徹底的に変える出来事が起きた。
リリスの復活である。
その時から急速に理性ある巨人の数が増え始めたのだ。
情勢悪しと見た巨神兵軍団の長ラスボスは自らリリスとの一騎打ちに挑んだ。
リリスとラスボスの戦いは熾烈を極めた。遂に自らの肉体にラスボスを封印したリリスだがそれは自身の肉体的な死をも意味していた。
そして荒廃した世界で時は流れた……
155名無しさん@おーぷん :2015/03/27(金)00:11:30 ID:???

なるほどそれがインフィニティの成り損ないとかいうやつ?
うまいことQにつながる感じするね
ちょっとデビルマンに似てる気がするけど…まあいいわ
あとはシンジが全部の罪を擦り付けられたいきさつと、なぜ初号機が宇宙にいたのか
も説明してくれたらベストだね
156女シンジ :2015/03/28(土)02:08:26 ID:???
>>154('-^*)
───
冬月「碇、残念な結果が出たよ」
ゲンドウ「察しはついている、全てが終わったのならユイが初号機の中にいる理由も無いからな」
冬月「…そうだな、それで話というのは神の件だが…」
ゲンドウ「元気に生きてるようだな」
冬月「…そうだ。やはりリリスに封印された神は神が憑依した使徒だったようだ」
ゲンドウ「ならば神を倒すのみだ」
冬月「どうするのだ?リリスはもうこの世界にはいないのだよ」
ゲンドウ「初号機がある、あの中に真のリリスの魂が眠っている」
冬月「だが女神は気持ち良く眠っているようだがね」
ゲンドウ「起きてもらうさ」
冬月「…だがどうやって……まさかお前…」
ゲンドウ「マギの計測によるとリリスの遺体に刺さった槍の形状が変化している、神は自らインパクトを起こすつもりだ」
冬月「…まさか…それに乗っかるつもりかね?」
ゲンドウ「他に道は無い」
冬月「だがどうやって?槍を抜くにも地下へ続く道はリリスの強力な結界で塞がれているのだぞ?」
ゲンドウ「間もなくダブルエントリー式の13号機が完成する。パイロットは渚カヲルと……私の娘だ」
冬月「……なるほど、リリスも目覚めるな」
157名無しさん@おーぷん :2015/03/28(土)04:12:47 ID:???
ゲンドウ冬月が格好良くなってきた
158名無しさん@おーぷん :2015/03/28(土)12:15:04 ID:???

眠っている女神って誰?レイ、ユイ、初号機の中の人?
気になるー!
159女シンジ :2015/03/28(土)23:42:20 ID:???
>>156('-^*)
───
リリス率いる巨人軍団とラスボス率いる巨神兵軍団の戦いはほとんどの人類にとって悪夢であった。
リリスがラスボスの憑依した使徒を自らの肉体に封印して結界に納めたことにより事態は一応の収束を得た。
リリスの力で巨人化した人々も元の人間サイズに戻れはした。
だが具現化した巨人の身体を消去するだけの力はもはやリリスにも残っていなかった。
それ故にハルマゲドンとも言える戦いで荒廃した世界には敵味方入り乱れて幾つもの巨人の残骸が残っていた。
碇ユイの設計した《箱船》から出て来てその荒廃した光景を見た葛城ミサトの心は怒りに燃え上がった。
赤木リツコは調査の結果、今回の惨状を招いた原因は初号機覚醒によりガフ扉が開いた事が全ての原因だと断定した。
更に調査の結果、碇ゲンドウが自立型に改造したエヴァmark6でサードインパクトを起こした事が分かるとネルフとの決別を決意。
ここに葛城ミサトをトップとして、ネルフ殲滅を目的とする組織《ヴィレ》が誕生した。
また初号機パイロットであった碇シンジに関しては、綾波レイを助けたいがために自己の感情に飲み込まれ初号機を覚醒させた犯罪者と断じられた。
160美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/03/28(土)23:51:34 ID:???
>>158
>眠っている女神って誰?

誰だろうね?いつか分かるよ多分…
161名無しさん@おーぷん :2015/03/29(日)01:25:53 ID:???

なるほどね。だいたい納得した
>>160
わかった!じゃあ楽しみにしとく
162女シンジ :2015/03/29(日)23:22:33 ID:???
>>159('-^*)
───
カチッ
《シンジ『─私がどうなったっていい。お父さんに愛され無くたっていい。だけど綾波さんは……せめて綾波さんだけは、絶対助ける!』》
カチッ
マリ「ま~たこれ聴いてんの姫?」
アスカ「…まったく…あんなお澄まし人形を助ける為ここまで熱血になるなんてね…」
マリ「でもシンちゃんカッコ良かったにゃ、私惚れ直しちゃった//」
アスカ「フン…性倒錯者の変態レズ女には付ける薬が無いわね」
マリ「そっ?ちなみにアスカはシンちゃんの事どう思ってるの?」
アスカ「……怒りと…悲しみの累積…アイツに感じる感情はそれだけよ…」
マリ「何の怒りと何の悲しみか述べよ」
アスカ「…私を…助けてくれなかった事への悲しみ…そのくせ依怙贔屓がピンチになったら超熱血シンジになって初号機覚醒させてまで助けた事への怒りよ!」
マリ「それ世間じゃ嫉妬とも言うにゃ」
アスカ「嫉妬?そんな下等な感情は私には無縁よ。私はただシンジが心も身体も魂も未来永劫に渡って完全に私だけのものじゃ無いと嫌なだけ!」
ブッブーッ
マリ「あっ、内線…マリだにゃ……え?初号機奪還作戦!?」
アスカ「初号機!?……シンジ!」
163女シンジ :2015/03/30(月)23:37:34 ID:???
>>162
───
《艦長室》
アスカ「ミサト!初号機を奪還するって本当なの!?」
ミサト「本当よ、その為にシンジ用のDDSチョーカーも用意してあるわ」
マリ「でも何で今になって初号機を?…ってまあだいたい察しはつくけどさ」
リツコ「マリの考えてる通りよ、ヴンダーを飛ばすには初号機のエネルギーが必要なの」
アスカ「それで、シンジの事はどうすんのよ?」
リツコ「殺すわ」
アスカ「何ですって!?」
リツコ「…と、私は主張したのだけどね…」
ミサト「……シンジは…チョーカーを装着したのちブンダーに監禁、落ち着いたらブンダーのコックをやってもらいます」
マリ「やっぱり殺すのは危ないってこと?」
ミサト「そうよ…シンジを殺す事が再び初号機覚醒のトリガーになる可能性が否め無いのよ」
アスカ「…でも自分達の都合で起こして爆弾首輪に監禁…シンジの人権は完無視?」
ミサト「人一人に大げさね。もうそんな事に反応してる暇なんてないのよ、この世界には」
リツコ「それにアスカ、初号機が覚醒したのはシンジがレイを純粋に愛していたからなのよ。それを忘れ無いで。愛は罪深いものね…」
アスカ「くっ!…シンジ…殺す!」
164名無しさん@おーぷん :2015/03/31(火)00:26:58 ID:???

165女シンジ :2015/03/31(火)23:55:16 ID:???
>>163('-^*)
───
《宇宙》
マリ『一人じゃ無いって~素敵なことね~♪』
『8号機高度不足ですね』
『なら2号機だけで』
ミサト『了解。これより、US作戦を開始』
アスカ『何たるアバウト!』
マリ『さよなら~1人で~がんばあ~て~♪』
───
アスカ『良し!強奪成功、帰投するわ。えっ!?パターン青?…使徒!』
初号機を収納していたコンテナは突如姿を変え、眩しい光を発して2号機を攻撃し始めた。
アスカ『くうぅっ…ヤバい!このままじゃ機体が分解する!』
ミサト『アスカ!機体を捨てても、絶対に目標を離さないで』
アスカ『分かってるわよ!キャーッあちちッ!ううぅ…何とかしなさいよ!バカシンジーーッ!』
混乱したアスカはシンジに助けを求めた。
そのとき!
ビーーーッシュババババッ!……
突然目覚めた初号機がビームを発射。わずか12秒間で使徒を殲滅したのである!
アスカは圧倒されていた。自分が手も足も出なかった使徒を瞬殺した覚醒初号機の強さに…
そして、この覚醒初号機を覚醒させたのは許し難いことに碇シンジの綾波レイに対する純粋な愛なのだ!
アスカの心にどす黒い嫉妬の炎がメラメラと燃え上がった……
166名無しさん@おーぷん :2015/04/01(水)00:54:14 ID:???

167女シンジ :2015/04/01(水)23:56:09 ID:???
>>165('-^*)
───
良く晴れた星空の下、宇宙から落下する初号機入りコンテナを見ている人物がいた。
「お帰り、碇シンジさん。待っていたよ」
───
目を覚ますとベッドの上だった。何故か身体を拘束されていて目に映る光景は赤い色。
何やら人の声が聞こえる。今一つ状況がつかめないけど、どうやら人類は絶滅しないですんだらしい。
サクラ「心肺機能は正常です。四肢の麻痺も認められません。ハイ。目は開いてます」
その声の主が私を覗き込んで話しかけてきた。
サクラ「私の言葉が理解できますか?」
シンジ「…はい…ここはどこですか?」
サクラ「言葉は話せます。意識は戻ったようです」
彼女は私の質問には答えず誰かに連絡を取っている。
ベッドの四方には軍服を着た兵隊さんらしき人達が銃を構えて私に向けている。私の背筋に恐怖が駆け上がる。
もしかしたらこれは夢?それともパラレルワールド?いったい何故こんな状況に自分は置かれているんだろう…
シンジ「…確か……綾波さんを助けて…」
サクラ「…はい…どうやら記憶の継続性も認められます」
私は今一番気になっていることを尋ねてみた。
シンジ「…あの…綾波さんは?」
168名無しさん@おーぷん :2015/04/02(木)00:03:26 ID:???

169女シンジ :2015/04/02(木)23:38:13 ID:???
>>167('-^*)
サクラ「これが誰か、わかりますか?」
彼女はまたしても私の質問を無視して目の前のディスプレイに私の顔が映る様にした。
シンジ「……私…ですけど?……」
サクラ「自己認識もあります。問題なさそうです」
シンジ「…いったいどうなってるの?…綾波さんは?…」
サクラ「尿意や空腹感はありますか?」
シンジ「…あの…綾波さんは無事なんですか?」
サクラ「……特に尿意や空腹感を訴える様子はありません」
一瞬私を見る彼女の目が冷たく光った気がした。なんとなく嫌な予感が胸に広がる。
───
サクラ「よっと。検体、BM03、拘引しました」
ミサト「了解。拘束を解いて」
身体を拘束されて銃で脅されながら移動式ベッドで運び込まれた先で私は何故かあっさりと拘束を解かれた。
ミサト「下がっていいわ」
あれ?この声もしかして……ミサトさん?
…ネルフの発令所とも違う見たことの無い場所…でも良く見ると青葉さんや日向さんらしき人達もいる…
…でも青葉さんにしてはヒゲが伸び過ぎているし日向さんにしてはモミ上げが有りすぎる…それに二人共ネルフの制服とは違う制服を着ている…
いったい何があったんだろう?
170女シンジ :2015/04/03(金)21:22:34 ID:???
>>169
みんな一言も口を利かずに横目で私を見ている。ウ~という唸り声を発しながら私を睨んでいるピンク色の髪をした女の人もいる。
こんな所に私を拘引して来て拘束を解いて…何も言わず私を睨んでいる人達…解らない…いったいこの人達何がしたいんだろう?
私はとりあえずこの部屋のセンター付近に私に背中を向けて立っているミサトさんらしき人に事情を訊いてみることにした。
シンジ「…あの……ミサトさんですよね?」
恐る恐る声をかけてみる。
ミサト「碇シンジ……でいいのよね?」
ミサトさんらしき人は私に背中を向けたまま怒りをかみ殺した様な声で奥に居る誰かに話しかけた。
リツコ「そうね。物理的情報では、コード第3の少女と完全に一致。指紋や血液型、遺伝子などの情報は、ニアサー時を100%再現しているわ」
この人は赤木博士のはず。少し髪型が変わってるけど、この特徴のある声と話し方は間違いないと思う…でも何で分かりきったこと訊くんだろう?
リツコ「なお、深層シンクロテストの結果は分析中」
シンクロテスト…やっぱりネルフなんだここ。
ミサト「頸部へのDSSチョーカーは?」
リツコ「すでに装着済みよ。葛城艦長」
171女シンジ :2015/04/04(土)21:48:09 ID:???
>>170
シンジ「葛城艦長…やっぱりミサトさん」
思わず口走った私の首の辺りから響く電子音。
シンジ「あれ?」
そこで初めて私の首に首輪が巻かれていることに気がついた。どうやら電子音はこの首輪から出たみたい。
リツコ「作動正常。パスコ―ドは艦長専用に」
ミサト「了解」
そう言って赤木博士は何かの装置をミサトさんに手渡す。
シーンとした部屋に二人の会話が良く響き渡る。みんな黙ってその会話を聞きながら時折冷たい目で私を見ている。
正直かなり怖い。
恐怖に耐えられなくなった私は思わず口走った。
シンジ「なんなんですかこれ?はずしてくださいよもう!」
サクラ「…絶対にはずしませんよ…それ…」
私をここに拘引して来た人が即座に私の希望を否定する。
ミサト「面会終了。彼女を隔離室へ」
そう言ってモニターに向き直るミサトさん。
周りの様子から私がかなりの間眠っていたのは何となく解るけど…何故ミサトさんも赤木博士も私とまともに話をしてくれないのだろう?
何故隔離室送りなの?
あまりの理不尽さに私が唖然としていると正面のモニターにEMERGENCYの文字が赤く点滅して警戒音がけたたましく鳴り響いた。
172女シンジ :2015/04/05(日)23:29:08 ID:???
>>171
───
ミサト「全艦、第二種戦闘配置!目標、全ネーメジスシリーズ」
リツコ「了解。全艦第二種戦闘配置」
日向「対空・対水上および水中戦用意!」
青葉「補給作業を中断。乗員移乗を最優先!」
何となくだけど発令所の人達は艦隊戦の指揮を取ってるように見える。
さっきミサトさんが葛城艦長と言われてたことからしても多分そうだと思う…つまり私が今いる場所は大きな船の中ということになる。
そして発令所の人達はなぜかその大きな船の主要幹部らしい…
『光の柱増幅!本鑑接触まであと600秒!』
リツコ「ここはいつも通り撤退を…なす術がないのよ?葛城艦長!」
ミサト「…飛ぶわよ、2号機、エンジン点火頼むわ!」
アスカ『もうやってる』
シンジ「2号機!?」
リツコ「しかし…主機周辺は結界密度の問題で危険よ」
アスカ「ま、目的優先、人命軽視は大佐のモットーだしね」
『味方巡洋艦蒸発!葛城艦長!撤退命令をお願いします!』
ミサト「ダメよ!撤退した鑑は敵前逃亡罪とみなして本鑑が始末します」
『そんなぁ、酷い…あっ!ヤダッ!キャーーーーーッ!』ジュッ…
アスカ『気にせず出るわよ。エヴァ改2号機起動!』
173女シンジ :2015/04/06(月)23:25:25 ID:???
>>172
───
シンジ「あっ!」
窓の外を泳ぐ赤い巨人を見て私は思わず駆け寄った。
シンジ「これがエヴァ改2号機…これはアスカの…良かったアスカ…やっぱり無事だったんだ…」
『うわああああああああ』ジュッ…
『イヤァーーーーーッ!』ジュッ…
『味方艦船蒸発数15!さらに被害増加は確実です!…ヒィッ…ぎゃああああ』ジュッ
シンジ「!…ミサトさん!初号機ここにあるんですよね?私も出ます!アスカを手伝います!」
ピンク「チッ!」
なぜか一瞬で室内が静かになり舌打ちの音が響き渡った。
シンジ「……?…私は乗らなくていいんですか?人が次々と死んでるんですよミサトさん!」
リツコ「そうよ。貴女がエヴァに乗る必要はありません」
シンジ「……必要ないって……あの…じゃあ、私は何をすればいいんですか?…このままじゃみんな死んじゃいますよ!」
その時、それまでずっと私を無視していたミサトさんが初めて私に顔を向けた。
ミサト「碇シンジ」
そう言ってそれまでなぜか暗い室内でかけていたサングラスを外すミサトさん。そこには……
ミサト「貴女はもう、何もしないで」
冷たく光る敵意に満ちた眼差しがあった……
174女シンジ :2015/04/07(火)23:10:54 ID:???
>>173
私何かミサトさんに恨まれる事でもやったのかな?
ミサト「行くわよ…ブンダー、発進!」
ブンダーって言うんだこの船。
ミサト「主砲発射!」
ドンドンッ!ドドドドドンッ!
ドカーーン!
青葉「目標沈黙!」
ピンク「…勝っちゃった…」
───
スクリーンパネルにはブンダーの動力部に設置された初号機のCG画像が映されていた。
シンジ「……これが初号機?」
リツコ「ええ。初号機は現在、本艦の主機として使用中。故にパイロットは不要です」
シンジ「…そうですか…私は用済みなんですね…」
リツコ「そうよ。それと、貴女の深層シンクロテストの結率は0.00%。仮に貴女がエヴァに搭乗しても起動しません」
サクラ「そっか~。よかったですね、碇さん」
シンジ「…どうかな…素直に喜べそうな雰囲気じゃ無さそうだけど…」
リツコ「とはいえ、先に突如12秒間も覚醒状態と化した事実は看過できない。故に貴女には、DSSチョーカーを装着させてあります」
シンジ「……?…何ですかこれ?」
リツコ「私達への保険。覚醒回避のための物理的安全装置。私達の不信と、貴女への罰の象徴です」
シンジ「…えっ!どういう事ですか?」
175女シンジ :2015/04/08(水)22:59:50 ID:???
>>174
リツコ「エヴァ搭乗時、自己の感情に飲み込まれ、覚醒リスクを抑えられない事態に達した場合、貴女の一命をもってせき止めるという事です」
シンジ「……エヴァに覚醒リスクが有るなんて説明も、自己の感情に飲み込まれたら覚醒リスクが押さえられないなんて説明も過去一度も受けた事が無いんですけど?」
リツコ「当然ね、そんな説明なんて、私も過去一度もした事が無いもの」
シンジ「……でも…私の一命を持って覚醒リスクをせき止めるって、私に死ねってことですよね?」
リツコ「そうよ。死ねってことよ」
シンジ「……そんな…ミサトさん、どういう事なんですか死ねって?自分達で私にエヴァに載って使徒と戦えって言っといて酷いですよ!」
リツコ「混乱するのも無理ないわ。少尉、彼女に官声明を」
サクラ「はい。えっと、今更ですが碇さんの管理担当尉官、鈴原サクラ少尉です。よろしくです。碇さんには兄がお世話になりました」
シンジ「…兄?…鈴原君の妹さんですか?お姉さんじゃ無くて?」
サクラ「はい。妹です。ふふ」
そう言って鼻の下を照れくさそうに掻く鈴原少尉の言葉には確かに鈴原君と似たような関西弁の訛りがあった。
176女シンジ :2015/04/09(木)23:31:04 ID:???
>>175
シンジ「…妹……でも、鈴原君の妹って確かまだ小学生だったんじゃ…」
その時背後から聞き覚えのある声がした。
アスカ「あれから14年経ってるってことよ。バカシンジ」
振り返るとそこには元気そうなアスカ。
シンジ「アスカ…良かった。やっぱり無事だったんだね!」
アスカの無事な姿にホッとして思わず透明な壁に駆け寄るとアスカもズンズンと近づいて来る。
そして右の拳を思い切り私に向かって打ち込むアスカ。
ドゴッ!
シンジ「きゃっ!」
幸いアスカの強力無比な右の拳は私とアスカの間にあった分厚い透明な壁で遮られた。
ピシピシッ…
さっきまでCGを映し出していた、いかにも頑丈そうな透明状の遮蔽物にヒビが入る音が部屋に響く。
アスカ「……駄目ね…抑えきれない…ずっと我慢してたし…」
シンジ「……なっ…何?…アスカも私に怒ってるの?…私何か悪い事したの?」
何故かアスカは透明なボードの向こう側の台になっている所に登ると私を睨みつけるように見下ろして言った。
アスカ「……怒りと…悲しみの累積…」
シンジ「…私に対して?…あっ!アスカ、左目の眼帯どうしたの?」
アスカ「…あんたには関係ない」
177女シンジ :2015/04/10(金)22:02:23 ID:???
>>176
そう言って私を見下ろすアスカの姿は私の知っている中学生のアスカにしか見えない。
シンジ「アスカ…さっき14年って…でも、眼帯以外変わってない…」
アスカ「そう。エヴァの呪縛」
シンジ「…呪縛?…」
なんとなくオカルトめいた謎の言葉を残すと私に背を向けて歩き出すアスカ。
シンジ「ちょっと待ってよ!アスカなら知ってるでしょ!ねぇ!綾波さんはどこなの?」
アスカ「…知らない」
シンジ「……知らないって…それが友達に言う事?綾波さんは一緒に命がけで使徒と戦って来た大切な仲間でしょ!」
アスカ「…フン…仲間ですって?…人ひとりに大げさね。もうそんな事に反応してる暇なんてないのよ、この世界には。そうでしょ?葛城大佐」
シンジ「……そんな事って…アスカにとって綾波さんはそんな程度の存在なの?」
アスカ「バカ?あれはただの人形よ」
そう言って部屋を出て行くアスカ。私の中に押さえ難い怒りと不信感が徐々にこみ上げて来た。でも今はそんな事より何より綾波さんが心配…
この様子では綾波さんもどんな目に遭っているか分からない。
シンジ「ミサトさん!綾波さんはどこなんですか?教えてください!」
178女シンジ :2015/04/12(日)00:03:51 ID:???
>>177
やはり室内でサングラスをかけたまま腕を組んで壁にもたれていたミサトさんが伏せていた顔を少し上げて答えた。
ミサト「シンジ……綾波レイはもう存在しないのよ…」
シンジ「いいえ、確かに助け出したんです!きっとまだ初号機のプラグの中にいます!よく探してください!!」
リツコ「…当然、既に初号機内は全て探索済みです。結果、発見されたのは貴女と…なぜかこれが復元されていたわ」
赤木博士が手元のスイッチを押すと私の居る部屋の引き出しが開いて、中に何か小さな黒い物体がビニールに包まれて入っていた。
リツコ「検査結果に問題ないので、返還しておきます」
手に取って見るとそれは私が綾波さんを助け出したときに彼女が手にしていた、お父さんの昔使っていた携帯型音楽プレイヤーのSDATだった。
やっぱり私の記憶は間違っていない、確かにあのとき綾波さんを助けている。でなければこれが初号機の中にあるはずが無い。
そう確信したときに突然室内に爆音が響いた。
直後に通信ブザーが鳴りミサトさんが受話器を取る。
ミサト「私です」
『目標後甲板です!いきなり取りつかれました!』
ミサト「本命のお出ましか!」
179女シンジ :2015/04/12(日)22:52:20 ID:???
>>178
ミサト『全艦、第一種戦闘配置!初号機保護を最優先』
───
私は無線機片手に全力で廊下を走っていた。敵は間違いなく私からシンジを奪いに来ている!
私がシンジの顔を見に行ってる隙に襲撃するなんて、なんて卑怯な奴!
怒りにまかせてマリに無線で連絡を取る。
アスカ「8号機!もう行けるでしょ!」
マリ「もちのロ~ン!今やってるよぉ百合姫。それより、ワン子どうだった?おとなしくお座りしてたぁ?」
アスカ「…何も変わらず。寝癖で馬鹿な顔してた」
マリ「その顔、見にいったんじゃにゃいのぉ~?」
アスカ「違う!殴りに行っただけ。これでスッキリした」
───
シンジ「ミサトさん!赤木さん!いったい何が来たんですか?新しい使徒ですか?」
目が覚めてから(本当に目が覚めているとして)ずっと悪夢の中にいる感覚だった。
…それまでは…記憶は定かでは無いけどとても甘美な世界にいた気がする…心から満たされて─平和で─幸せで─とても心地よい世界──
それが一瞬にして敵意と憎しみに取り囲まれた世界に変わってしまった…
拘束されて…銃を突きつけられて…爆弾首輪をつけられて…閉じ込められて罰を宣言されて…
180女シンジ :2015/04/13(月)23:46:46 ID:???
>>179
そこに本命とされる敵の襲来。案外これがこの悪夢から目が覚める鍵になるかもしれない。
そう思い私は何が来たのか聞いてみたけどやはりミサトさんも赤木博士も応えない。
綾波さん、どこにいるの?
そう考えた瞬間懐かしい声が聞こえた─
─『碇さん、どこ』─
この声は…綾波さん!
シンジ「…今の、綾波さんの声ですよね!?ミサ」ブンッ!
綾波さんがいたことを教えようとミサトさんに呼びかけた瞬間に透明な壁が白いボードに変わった。
今綾波さんがいるというとても大事なことを教えようとしているのに何故こんなこと…
シンジ「何よもう!」
サクラ「準備できました!碇さん!こっちへ!」
─『碇さん、どこ』─
やっぱり綾波さんだ…
私は必死に壁を叩いてミサトさんと赤木博士に呼びかけた。
シンジ「もう~綾波さんですよッ!」
サクラ「碇さん、急いで!」
この人もしかして綾波さんの声が聞こえて無いの?
ミサトさんも赤木博士も綾波さんの声にまったく反応しない。
でもそんなことより私は綾波さんに会いたかった。
シンジ「…もういいよ…綾波さん!ここよ!」
私がそう叫んだ瞬間にドカッと音を立てて壁が吹き飛んだ。
181女シンジ :2015/04/14(火)23:41:10 ID:???
>>180
シンジ「クッ!…」
サクラ「キャーッ!」
吹き飛んだ壁の埃は外から吹き込む風によってすぐに晴れた。そこには黄色い塗装の一つ目の巨人がいた。
シンジ「…ヱヴァ……0号機?」
レイ『碇さん、こっちへ』
一つ目のエヴァが私に手を差し出して言う。
シンジ「綾波さん!」
私がすぐに綾波さんの下に向かうと背後から呼び止める声がした。
ミサト「駄目よシンジ!ここにいなさい」
振り返るとミサトさんが敵意をむき出しにした顔で爆弾首輪のスイッチを私に見せつけるように構えて立っていた。
シンジ「……それが答えですねミサトさん…私に不当に爆弾首輪をつけて監禁して逃げようとしたら殺すと脅す。完全に犯罪ですよミサトさん」
ミサト「…しかし、身柄は私たちで保護します」
シンジ「保護じゃ無くて監禁でしょ!既に今逃げようとする私に爆弾首輪のスイッチ見せて殺すぞと脅迫してるじゃ無いですか!」
ドンッドンッドンッドンッドンッ!
突然綾波さんの乗ってる零号機に向かって艦砲射撃が始まった。
チュドーン!ドカーン!グワシャッ!ガラガラッ「ぎゃーっ!」「ぐわーーッ!」「グェ~~!」「止めろーッ!味方にギャッ!」
182女シンジ :2015/04/15(水)23:49:36 ID:???
>>181
一斉艦砲射撃による砲弾は綾波さんのエヴァだけで無くブンダーにも容赦なく直撃して外壁を破壊し、中にいるクルー達の命を奪ってゆく。
シンジ「やめてください!相手はエヴァですよ!」
ミサト「だからこそよ!ネルフのエヴァは全て殲滅します」
シンジ「ネルフ?ここもネルフじゃないですか!」
ミサト「私たちは『ヴィレ』。ネルフ壊滅を目的とする組織です」
シンジ「仲間割れですか?でも乗ってるのは綾波さんですよ?」
ミサト「違うわ!レイはもういないのよシンジ」
シンジ「犯罪者の言うことは信用しません!」
サクラ「碇さん!勝手もいいですけど、エヴァにだけは乗らんでくださいよ!…ホンマ勘弁してほしいわ…」
シンジ「私にエヴァに乗れって命令したのミサトさんや赤木さんだから!それを無視して私が悪いみたいな言い方止めて!!」
直後にエヴァの掌が私を包み込んだ。これで爆弾首輪の電波も遮断してくれたら良いけど…仮に死んでもミサトさん達の傍に居るよりはましだと思えた。
目覚めてから今までのミサトさんや他の人達の態度から察して、私がこのままヴィレに残ってもまともに人間として扱われないのは明白だった。
183女シンジ :2015/04/16(木)23:18:41 ID:???
>>182
───
エヴァはシンジを掌に納めると直ぐに飛び降りた。
アスカ「逃がすな!コネメガネ!」
アスカはまだ廊下を走り続けながら無線でマリと話していた。
今から2号機に乗っている時間は無い、せめてマリの8号機がネルフのエヴァからシンジを奪還するのを間近で見物しようと言う腹積もりだった!
マリ「合点承知!」
マリの8号機はヴンダーの甲板から身を乗り出してハンドガンで落下するネルフのエヴァを狙う。
ネルフのエヴァが自由落下を始めたのでほとんどの艦船はネルフのエヴァを狙え無い。
その理由は艦船の砲台は基本的に水平面より上に向かって撃つように設計されているからだ。
ヴンダー率いる艦隊の艦船も同様で自分達より下にいる敵を攻撃する砲台は用意されていなかった…
ネルフのエヴァはその艦船の攻撃範囲の死角をついて逃亡を謀ったのである。
マリ「的を~~狙えば…外さないよぉ~♪ヘ~イ、カモォ~ン♪」
ドンドンッ!
マリの放った弾丸が見事にネルフのエヴァに命中、さらに落下速度を速める!
マリ「よっしゃーッ!」
そしてネルフのエヴァは機体の形を変型させた。
マリ「!…やっぱし…『アダムスの器』か?」
184女シンジ :2015/04/18(土)01:10:43 ID:???
>>183
ネルフのエヴァは背中から羽のような物を伸ばすと瞬く間にそれをロケットブースターのような形に変形させた。
そしてロケットを噴射させて一気に加速するやあっという間にヴンダーから遠ざかる。
マリ「挨拶くらいしてけオラァーーッ!!」
ガンガンッ!とハンドガンをぶっ放すマリだがネルフのエヴァはたちまち米粒のように小さくなっていく。
その去りゆくネルフのエヴァを睨みつけながらミサトはDSSチョーカーのリモコンスイッチを握りしめ、左手を天高く突き上げたポーズのまま固まっていた。
まだ爆弾首輪のスイッチをミサトが押していない事に気づいたリツコが苛立たし気に叫ぶ。
リツコ「彼女を初号機に優先して奪取という事はトリガーとしての可能性がまだあるという事よ!ミサト!DSSチョーカーのスイッチを押して!」
スイッチを握るミサトの腕がプルプルと震えた。
このスイッチを押した瞬間に先ほどの宇宙における使徒戦のように、初号機が覚醒してビームを発射してブンダーを焼き尽くすのではないか?
そう思うと、とても怖くてスイッチを押せなかったのである。
ピーッ
モニターの表示が『OUT OF RANGE』に切り替わった。
185女シンジ :2015/04/18(土)23:42:55 ID:???
>>184
ミサトが爆弾首輪のスイッチを押さなかったことに明らかな失望を感じたリツコだがミサトを責める気にはなれなかった。
やはりリツコもシンジを殺した瞬間に初号機が覚醒してヴンダーをビームで焼き払う事態を恐れる気持ちが多少有ったからである。
リツコ「副長より通達。追撃不要。各位、損傷個所の応急処置と偽装作業を再開」
───
その頃ようやく目的の場所まで辿り着いたアスカは、ハッチから上半身を出してネルフのエヴァが飛び降りた後の空を苦々しい気持ちで見ていた。
なにしろシンジは命の危険を犯してまで自分を捨ててレイを選んだのである。完全な敗北であった。嫉妬と憎しみに顔を歪めてアスカが呟いた。
アスカ「ふん…あれじゃぁ、馬鹿じゃなく……ガキね!」
【新劇場版エヴァンゲリヲンQルート】
───
気がつくと私はまたベッドに寝かされていた。
なんだかまだ自分の体験したことが現実の出来事だとは思えない。
目が覚めたら14年の年月が流れていて、だけどミサトさんも赤木博士も大して年をとってなくて、アスカはまだ中学生の頃の身体のまま。
そして何故かみんな私に敵意むき出しで爆弾首輪をつけて罪の宣告…
186女シンジ :2015/04/19(日)23:53:33 ID:???
>>185
どう考えてもわけが分からない、自分はミサトさんや赤木博士に罪を宣告されるいわれなど何も無い。
やっぱりさっきのは夢で今度こそ私は本当に目が覚めたのではないだろうか?
あら?シンちゃん目が覚めたのね良かった~~なんて言いながら今にもミサトさんがこの部屋に入って来るのではないか?そう思って室内を見回すと綾波さんが居た。
シンジ「─良かった─やっぱり助けてたんじゃない…」
思わず安心感で瞳が潤んでしまう。
シンジ「ミサトさんの嘘つき」
そう言いながらも私の心は綾波さんが無事だったことの喜びに満たされていた。
レイ「こっちへ」
───
なんだか綾波さんの様子も少しいつもと違う感じがするけどミサトさんや赤木博士やアスカがあんな感じだったから大して気になら無い。
それよりまた綾波さんと一緒に居られることの喜びのほうが何倍も大きい。
とりあえず私は素直に綾波さんに案内されることにした。
14年間の間に何があったのか今世の中はどんな状況なのかは追々知っていけば良いや…
シンジ「ジオフロントなのに、空が見えてる……」
前回の使徒戦でボロボロに破壊されたネルフ本部は復旧してないみたい。
187女シンジ :2015/04/20(月)23:30:54 ID:???
>>186
廃墟のようなネルフ本部の中には人の居る気配が感じられない。
ミサトさんネルフを壊滅させるのが目的って言ってたけど私にはネルフは既に壊滅しているように見えるな…
本当にここにお父さんが居るの?
いたとしてもこんな廃墟で人も居ないのにどうやってミサトさん達に対抗してるんだろう?
ひょっとして失われた古代の超文明の技術が復活したとか?
それにしても綾波さんもまったく14年前と変わらない外見…ミサトさんや赤木さんも髪型や服装以外変わってなかったし…アンチエイジングの技術が進化したのかな?
でもいくら何でも骨格レベルで中学生の体型のままの綾波さんやアスカや私はアンチエイジングの技術どころの騒ぎじゃないよね…
でもいつまでも若いままでいられるのって幸せかも?
そんなことを考えてるとどこからかピアノの音が聞こえて来た。
下の方から音がするので覗いてみると私と同い年くらいの子がピアノを弾いている。
私が見ていることに気づいたのか彼女はピアノを弾く手を止めて私の方を見て微笑みかける。
目が覚めてから初めて寄せられた好意的な態度に少し嬉しくなった私は軽く会釈して綾波さんの後を追った。
188女シンジ :2015/04/21(火)23:45:30 ID:???
>>187
レイ「ここ」
綾波さんに案内された薄暗い場所には13と数字の書かれたエヴァらしい巨大ロボットがあった。
シンジ「これってエヴァ?」
私の質問に太い男性の声が上から答えた。
ゲンドウ「そうだ」
シンジ「あっ、お父さん……どうしたのそのパイザー?」
何故かお父さんは暗い室内でパイザーを着けている。
ゲンドウ「エヴァンゲリオン第13号機。お前とそのパイロットの機体だ」
その瞬間スポットライトが一人の少女を照らし出した。
シンジ「…さっきピアノ弾いてた子…」
少し綾波さんと雰囲気の似ている少女は私の方を見て優しげに笑う。
ゲンドウ「時が来たらその子とこのエヴァに乗れ」
シンジ「それよりミサトさん達と何かあったの?なぜか私爆弾首輪着けられて不信と罰を言い渡されて困惑してるんだけど?」
ゲンドウ「話は終わりだ」
シンジ「えっ?ちょっと待ってよお父さん!」
私の話を無視してお父さんはどっかに行ってしまった。
レイ「こっち」
シンジ「あっ、うん」
もしかしたらこれから綾波さんが詳しい事情を説明してくれるのかもしれない。
そう期待した私はおとなしく綾波さんの後をついて行くことにした。
189女シンジ :2015/04/22(水)23:40:01 ID:???
>>188
───
《シンジの部屋》
シンジ「へ~、一応ちゃんとした部屋だね、洗面所にバストイレ付きかぁ、あっ、あとで綾波さんの部屋も見せて!」
レイ「…命令ならそうするわ」
シンジ「……命令って…あっ、そうだ!綾波さん、これありがとう。ずっとお礼言いたかったんだ」
部屋は意外とまともだったけど、やっぱり綾波さんの様子がちょっとおかしい。この様子では私が眠っている間にかなり予想外の出来事があったのかも…
レイ「……」
私が差し出したSDATを不思議そうな目で見る綾波さん…なんとなく嫌な予感がした…
私は思い切ってちょっと大胆なことを訊いてみることにした。
シンジ「…あの……綾波さんだよね?」
レイ「そう、綾波レイ」
シンジ「うん…そうだね…じゃあ綾波さんは私のこと覚えてる?」
レイ「…碇シンジ」
シンジ「正解!じゃあこれは?」
私は綾波さんにSDATを差し出して見せた。
レイ「……」
綾波さんは多少困惑したような顔でSDATを眺めている。
シンジ「ほら、私がアメリカに行くときに綾波さんに残していったやつ、綾波さんちゃんと持っててくれたじゃない」
レイ「…知らない…」
シンジ「……そっか…」
190名無しさん@おーぷん :2015/04/23(木)01:41:35 ID:???

二人の絡みはやっぱいいな
191女シンジ :2015/04/23(木)23:53:40 ID:???
>>189('-^*)
なんとなく綾波さんの様子がおかしかったので、もしかしたらと思ったけど、やっぱり嫌な予感が当たってしまった…
シンジ「じゃあ綾波さんが私とお父さんのために内緒で食事会を計画してくれてた事も覚えて無いかな…?」
レイ「知らない…覚えて無いの…」
シンジ「……そうなんだ…なら綾波さんが覚えている一番昔の記憶ってどれくらい前なの?」
レイ「……分からない、私は気がついたらここで目覚めて…必要な記憶をインストールされて、いくつかのテストと検査を受けて、命令を待つように言われただけ…」
シンジ「…そうなんだ……ここってテレビとか無いの?」
レイ「……テレビ……知らない…」
シンジ「新聞は?」
レイ「分からない…」
シンジ「…そっか……普段、何やってるの?」
レイ「…命令を待ってる」
シンジ「…命令か…どんな命令が来るの?」
レイ「…各種訓練や学習、掃除や洗濯、機械の点検補修、それと碇さんを連れて来るように言われた事…」
シンジ「…そうなんだ、だったら今の世の中の様子とか分からないよね…いいや、とにかく綾波さんが無事で良かった。今日からまたよろしくね綾波さん」
レイ「…ええ」
192女シンジ :2015/04/25(土)02:25:38 ID:???
>>191
───
シンジ「……これが…綾波さんの部屋……?」
私の部屋に比べて綾波さんの部屋は壁の代わりに四方をカーテンで仕切っただけのみすぼらしい作りだった…
ベッドの代わりに寝袋が置いてある。
レイ「そう」
シンジ「私の部屋においでよ、ここじゃミサトさん達が来たらすぐに見つかっちゃうし、私も一人じゃ心細いし…綾波さんがここが好きなら別に良いけどさ……」
レイ「…好き…?」
シンジ「うん」
レイ「好きって何?」
シンジ「好き…?そうだね……選択肢が有るときに自分が選びたい物や行動、人や場所とかかな?例えばここに寝袋が有るよね?」
レイ「ええ」
シンジ「そして今綾波さんが凄く眠くなったと想像してみて」
レイ「……………想像したわ」
シンジ「なら綾波さんはこの寝袋の中で眠るのと固い床の上で眠るのとではどっちを選択したい?」
レイ「…寝袋の中で眠る方を選択したいわ」
シンジ「それは綾波さんが固い床で眠るよりも寝袋で眠る方が好きということなんだよ」
レイ「…解ったわ、好きというのは自分の選択したい事なのね」
シンジ「うん」
レイ「……なら碇さんの部屋に行くわ」
シンジ「やった!」
193名無しさん@おーぷん :2015/04/25(土)11:13:37 ID:???

やったー!レイがシンジの部屋にきてくれる~
二人の会話がいいね。綾波さん可愛い
194名無しさん@おーぷん :2015/04/25(土)13:00:50 ID:???
いいね、”求めていたもの”はこれだよ
195女シンジ :2015/04/25(土)23:58:08 ID:???
>>192('-^*)
───
《司令室》
冬月「ゼーレはまだ、沈黙を守ったままか」
ゲンドウ「…奴らは予定通りmark6によるサードインパクトを起こした。神への面目は立ち、今頃は第4の次元のサマーランドでバカンスに興じているだろう」
冬月「フム…初号機覚醒が無ければまた人類は全てリセットされるところだったな、ギリギリ間に合ったというわけか」
ゲンドウ「…だが本来はシンジとレイの初号機覚醒により完全に神の呪縛を絶ち、人類を永遠の幼年期から解放するはずだった、現状は理想とは程遠い…」
冬月「碇、初号機に封印されたレイの魂は無事復活するのかね?」
ゲンドウ「問題ない、魂は本来何ら物理的な制約を受けず時間や空間にも縛られ無い存在だ、そしてシンジは既に初号機から出された」
冬月「…つまり…後は時間の問題というわけか…だが魂の無いレイとシンジを引き合わせて良かったのかね?それはシンジを混乱させることになりはしないかね?」
ゲンドウ「問題ない、シンジの魂の叫びはレイの魂を目覚めさせるかっこうの起爆剤だ」
冬月「…できれば穏やかに行って欲しい物だがね」
ゲンドウ「それはあの二人次第だ。神の復活の時は近い…」
196女シンジ :2015/04/26(日)23:46:46 ID:???
>>195
───
シンジ「……何これ……?」
綾波さんが一応無事で一安心した私は気になってた街の様子を見る為にジオフロントを出てあまりの光景に愕然と立ち尽くす事になった。
それは一面赤く染め上げられた異様な世界だった。
街のあちこちには何故かエヴァらしき物が佇んでいる。瓦解したビルやマンション、家屋などから巨大な手が突き出たりしている。
地上から赤い十字架が雲よりも高く伸びていた。
空には縦横に赤い線の入った巨大な星が在る。
その風景を見て私はヴィレのミサトさんや赤木博士やアスカの様子がおかしかった理由がなんとなく理解出来た気がした。
確かにこんな所に長年住んでいたら多少頭がおかしくなっても仕方が無いように思えた。
きっとミサトさんや赤木博士やアスカは自分達では気づかないうちに気が狂ってしまったんだ…
あのミサトさんのサングラスやお父さんのバイザーはこの赤い世界を直視したく無いという無意識の現れだと思うと合点がいく。
私だってこんな異様な風景を毎日見ていたら頭がおかしくなってしまうかもしれない…
…超近代兵器で武装した頭の逝かれたミサトさん……想像するだけで怖くなった……
197名無しさん@おーぷん :2015/04/27(月)00:34:55 ID:???

ゲンドウと冬月の会話、いわくありげだね
シンジとレイの関係にオリジナル設定があるのかな。あったらいいな
198女シンジ :2015/04/27(月)23:56:38 ID:???
>>196('-^*)
───
ひび割れた床の隙間から咲いた黄色い花が風に吹かれて揺れている。
こんな世界にも花が咲くんだ……そう思うとその小さな黄色い花がなんだかとても愛おしく思えた…
大丈夫、一輪の可憐な花が咲ける世界ならまだ希望がある。
元々14年前だって海が真っ赤になって海洋生物が絶滅した地球で人間は普通に生活してたんだから…
生物が住めない海の水が水蒸気になって雲になり雨となって降り注ぐ。
その水で山には木々が茂り野には草花が生えていた…地上の生物はもの凄く生命力が強いんだと思う。
さらにこんなに荒廃した世界でも人間は巨大ロボットを造り空飛ぶ超巨大戦艦を造る。
ヴィレには空飛ぶ戦艦や空母、潜水艦などたくさんあった。赤木博士はやっぱりパソコンを使ってた。
当然それらの製品を作るインフラの整備された工場や企業もたくさんある。そこで働く人達に供給されるだけの食料も生産されている。
ヴィレの人達を見ても特に栄養状態に異常はなさそうだったし服もきちんとした制服を着てたし赤木博士は空調の利いた部屋でノースリーブでコーヒーを飲んでた。
人間は逞しく生きている。
そう考えると少し元気が出て来た。
199女シンジ :2015/04/28(火)23:48:04 ID:???
>>198
───
少し元気が出て来た私がその場で後転や側転、トンボ返りやムーンサルト、トリプルアクセル等をして遊んでいると何処からか軽快なピアノの音が聞こえてきた。
その音に合わせてステップを踏んでみる。気がつくと私は身体を自由に動かして踊っていた。
───
やがて音楽が最高潮に達してフィニッシュを迎えると同時に私もポーズを決めた。
シンジ「気持ち良い…」
謎のピアニストに心の中でお礼を言って立ち去ろうとした時パチパチと拍手の音が聞こえてきた。
不味い、気づかれた//
急に恥ずかしくなった私に明るい透明感のある声が呼びかける。
「いいね、素晴らしいよ君の踊り。正に身体の生み出すアートの極みだね」
シンジ「あっ//あはは//」
笑ってごまかしてみた。
「降りておいでよ碇さん。話そうよ」
シンジ「あ//あの、貴女は確か…」
カヲル「私はカヲル、渚カヲル。君と同じ運命を仕組まれた子供さ」
シンジ「あ、その…私は碇シンジです。えと//よろしくお願いします!」
こんな時どんな顔をしていいか分からなかったからとりあえずお辞儀をしてみた//
カヲル「クス、こちらこそよろしく。会えて嬉しいよ碇さん」
200女シンジ :2015/04/29(水)23:50:35 ID:???
>>199
───
カヲル「さあ、ここに座って碇さん」
渚さんは私を何故かピアノの椅子に座らせようとする。
シンジ「……あ、あの……話をするんじゃないの?」
カヲル「ピアノの連弾も音階の会話さ。やってみなよ」
シンジ「……でも、ピアノって弾いたこと無いから…私には無理だよ…」
カヲル「生きていくためには、新しいことを始める変化も大切さ」
そう言って彼女は私の肩越しに鍵盤を叩いてみせる。
カヲル「簡単さ。君はこっちで鍵盤を叩くだけでいいんだ」
踊るように動く指が軽やかなメロディーを紡ぎ出してゆく。
その音を聴いてるとなんだか急にピアノが魅力的に思えてきた。ポンッ
人差し指で鍵盤を叩くと当たり前だけどピアノの音がする。それが楽しい。
考えてみれば使徒との戦いと違って失敗したからといって死ぬわけじゃ無いし痛い思いをするわけでも無い。ポンポンッ
ピアノを弾くデメリットは何も無い。
ポンポンポンッ
そして私は既にピアノを鳴らすことが楽しくなっていた。
ポンポンポロロン♪
こうなったらピアノを弾かない理由は何も無い。
ポンポンポンポンポンポンポンポンポロロロポンポンポン♪
音が楽しい♪
201女シンジ :2015/04/30(木)23:44:05 ID:???
>>200
シンジ「今日はありがとう。おかげでとても楽しかったよ」
カヲル「私もよ、またやろう、いつでも来てよ、碇シンジさん」
シンジ「うん、あの……」
カヲル「どうしたの?何か心配事かい?」
シンジ「…実は…今日、外の様子を見にジオフロントから出たんだ、そしたら街がなんか大変な事になってて…いったい何があったんだろう……」
カヲル「そのことが知りたいの?」
シンジ「うん…」
カヲル「…いいよ…私が知ってることで良ければ教えてあげる、来て」
シンジ「…うん」
───
シンジ「ここって視聴覚室?」
カヲル「そうだよ、マギに収められた当時の映像なんかはたいていここで見れるんだ。じゃあ、始めよう」
シンジ「うん…」
渚さんがパソコンをカチカチと鳴らした。
───
最初に映し出されたのはテレビでよく見る東京渋谷の街並みだった。
ビルが立ち並び高架橋を電車が走り巨大液晶スクリーンが野球中継を映しスクランブル交差点を行き交う沢山の人達。
それは私の中ではほんの数日前までの日本の見慣れた風景。
その風景の中に一点奇妙な変化が現れた。
それは空中を飛ぶ金色の光の粒子とでもいうような物だった。
202女シンジ :2015/05/02(土)07:02:33 ID:???
>>201
見慣れた日常風景の中に現れた小さな違和。
それはビルの合間を飛ぶ小さな虫の群のようにも見えた。
最初はその虫の群のようなものは一つだけ渋谷の空を飛んでいるように見えた。
でもよく見ると画面のあちらこちらにその虫の群のようなもの達は存在していた。
日常の中にポツリとインクのシミのように現れた小さな違和感。
それが時としてあっという間に日常の方を呑み込んでしまうことがあるように、最初は小さな虫の群に見えたそれは気がつくと渋谷の空を覆い尽くしていた。
やがて渋谷の空を覆った光の粒子達は寄り集まり何かの形を成していった。
最初はおぼろげだったそれは次第にはっきりとした形をとり始め自らの存在を確かな物にしてゆく。
それは人間の姿に似ていた。それは渋谷に建ち並ぶどのビルよりも巨大だった。
人に似た人より遥かに巨大なものが空からゆっくりと降りてくる。
シンジ「…これは……使徒?」
カヲル「そう、第11使徒さ、世間では巨神兵とも呼ばれている」
シンジ「…私が寝ている間にこんな怪物が来てたんだ…」
カヲル「そう、それもかなりの数がね。これは始まりだよ、後に火の七日間と言われる時の…」
203女シンジ :2015/05/02(土)22:48:36 ID:???
>>202
シンジ「…火の七日間……」
最初、地上に降り立った怪物はあたかも自らの巨体を見せつけるかのようにゆっくりと渋谷の街を歩き回った。
シンジ「…身体は大きいけどずいぶん動きの遅い使徒だね、まだ都内を歩いてるだけ、ネルフや国連軍は何をしてるんだろう?」
カヲル「ネルフの人達はある場所で事情聴取を受けてるよ、国連軍は都民の避難が済むまで静観の構えだね」
シンジ「…そうか、基本的に使徒はこちらから攻撃しない限り攻撃してこないもんね」
カヲル「…確かに第10の使徒まではそうだったね…でも11番目の使徒は違ったんだよ」
シンジ「えっ?そうなの?」
カヲル「…ほら、始まるよ…」
スクリーンの中では太陽が西の空に沈みかけた東京の街で、怪物の口に光の粒子が輝き始めた。
シンジ「……これって…まさか加粒子砲…」
カヲル「そうだよ、使徒が放つ攻撃の中でも最も威力の高い攻撃の一つだね」
太陽がすっかり沈んだころ、使徒の口の周りに生えた牙が不気味にうごめいたと思った次の瞬間、加粒子砲は発射された。
その一撃は何十ものビルをまるで濡れた障子を破るように容易く貫いていく。
東京は赤い炎に包まれた。
204名無しさん@おーぷん :2015/05/03(日)01:30:23 ID:???

面白い
205女シンジ :2015/05/03(日)23:34:43 ID:???
>>203('-^*)
燃え盛る東京の街で使徒の向こう側に巨大なキノコ雲が巻き起こる。
シンジ「…酷い……」
それは今までのどんな使徒も見せたことが無い圧倒的な破壊劇だった。
東京大空襲によって一度は焼け野が原になった東京。
そこから戦後70年を経て世界一の近代巨大都市として発展して来た東京は使徒の攻撃開始から僅か数分もしないうちに燃える瓦礫の山と化していた。
画面の中では炎に包まれた街の中で逃げ遅れた人々がそれでも冷静にお互いに助けあいながら生き残る為に懸命に行動していた。
自らも酷い火傷を負いながらも瓦礫の下敷きになった人を必死に助けようとするサラリーマン風の人もいた。
家の中に取り残された人達を救う為に黙々と消火作業を行う消防隊員達。
年老いた老婆を抱えて逃げる主婦。
泣きじゃくる小さな妹と思われる女の子の手を引き励ます男の子。
人々がパニックにならないように的確に交通誘導を行う若い警察官。
自身血の滲んだ包帯を巻いて穏やかに負傷者の手当てに当たる医療関係者。
命の危機に瀕しながら人々は驚くほど冷静で協力的で勇敢だった。
そして使徒の加粒子砲はそんな人々をことごとく焼き殺していった。
206女シンジ :2015/05/04(月)23:45:56 ID:???
>>205
シンジ「くっ!こんな奴、私がいれば…」
カタカタと視聴覚室が小刻みに震え始めた。
怒りで瞳が赤い攻撃色に光るシンジを見てカヲルが優しく微笑む。
シンジ「…何これ!?」
だが第11使徒による攻撃はまだ始まったばかりだった。
カヲル「これが第11使徒が巨神兵と言われる所以さ」
第11使徒は使徒の常識を覆す使徒であった。
本来使徒は単体完結型の生命体だと思われていた。だが第11使徒にはそのような常識は通用しなかった。
シンジ「……そんな…空から次々と新手の使徒が降りて来るなんて…それもみんな同じやつ…」
カメラの視点が宇宙から地球を俯瞰する視点へと切り替わった。
青い地球のあちらこちらに赤く光る点があった。
シンジ「これは…もしかして使徒の位置を表してるの?」
赤い点は日本だけでは無く、アメリカ、中国、ロシア、ユーロ、オーストラリア、南米と世界中に広がっていく。
カヲル「そうだよ、マギの計測によるとこの使徒の数は666体。世界を滅ぼすには充分な数だろうね」
再びカメラは地上の視点に変わり世界中の様子が映し出される。
そこには手に槍を持ち隊列を組むかのようにして歩く巨神兵の姿があった。
207名無しさん@おーぷん :2015/05/05(火)01:32:48 ID:???

眼が赤く光るシンジかっこいい
208女シンジ :2015/05/05(火)23:54:47 ID:???
>>206('-^*)
使徒の攻撃に対して各国は即座に応戦した。
アメリカ合衆国はホワイトハウスが使徒により破壊されるに及び核の使用を決断。使徒の攻撃開始より僅か一時間後の事であった。
自国民を犠牲にするもやむなしの苦渋の決断から使徒に撃ち込まれた130発の核弾頭ミサイル。
そのキノコ雲の中から悠然と現れた使徒群を見た時、世界一の超軍事大国は恐怖に怯え逃げ惑う子羊の集団と化した。
シンジ「…何でこんなのが存在するの…これじゃあまるで人類を滅ぼす為だけに使徒は存在してるみたい…」
世界一の超軍事大国であるアメリカの敗北はそのまま人類の敗北を意味していた。
使徒に対抗出来る物はエヴァしか無い。そうネルフは常々主張して来た。各国首脳閣僚もそのことを表向きは了承していた。
カヲル「その通りだよ、第3の使徒から第12の使徒は人類を滅ぼす為だけに存在してるんだよ」
しかし極東の地日本の第3新東京市だけを狙ってくる世界を滅ぼす力のある化け物とそれに唯一対抗出来る巨大ロボットの話など実は対岸の火事程度の認識だった。
シンジ「人類を滅ぼす為だけに……どうしてそんな物…まるで悪意に満ちた存在がどこかに居るみたい…」
209女シンジ :2015/05/06(水)23:45:19 ID:???
>>208
カヲル「その通りだよ碇さん、この世界は悪意に満ちた神によって創られた世界なんだ」
実のところ各国政府は使徒による人類絶滅など内心信じていなかったのである。
シンジ「えっ、悪意に満ちた神?…でもこの星の生命体はリリスから生まれたって聞いたけど…リリスって性格悪いの?」
西暦2000年に起きたセカンドインパクトと言われる大惨事は密かに開発された新型大量破壊兵器の実験によるものという見方が各国政府の本音であった。
カヲル「この世界には三体の神々がいる、君の言うリリスは純粋な生命と愛と光の女神だよ」
シンジ「他にも二体いるんだ?」
カヲル「そう、中立者にして観察者のアダム、彼はこの世界で起こることを観察することによって宇宙の記憶庫、アカシックレコードに出来事を記録してゆく係さ…」
実は使徒襲来による人類の危機とエヴァによる迎撃など日本政府の自作自演に過ぎないと各国政府は見ていた。
自ら危機を演出してエヴァの有用性を周知させ諸外国にエヴァを売りつけ軍事力、経済力両面でのキャスティングボードを握る腹積もりだと。
シンジ「その二体の神様は問題なさそうだね、じゃあ悪意に満ちた神って…」
210名無しさん@おーぷん :2015/05/07(木)00:24:44 ID:???

話が興味深い
LRSssなのにLRSになかなかならないのは不満だけど
まあいいわ
211女シンジ :2015/05/07(木)23:57:00 ID:???
>>209('-^*)
カヲル「彼はラスボス…と今は名乗っているよ、本来は人間に文明を与えて進歩を生み出す神なんだけどね、神話にもその名前を残す存在だよ」
シンジ「それがどうして悪い神様になっちゃったんだろう?」
カヲル「…ラスボスは気づいたんだよ、人間は心が平和になると、やがては悟りの境地に達して物欲が次第に消えていく事に…」
シンジ「あっ、戦争は技術の進歩を促すけど百年の平和は鳩時計を生み出しただけみたいな事?」
カヲル「良いね、実に的を得た例えだよ、人間は心が貧しくなる程その代償に外面的な豊さを求め、自分より豊かな相手に嫉妬して憎む傾向があるのさ」
シンジ「そこから争いが生まれて、その争いに勝つ為にはより発達した技術力や兵器を必要とするんだ?」
カヲル「そういう事さ、つまりラスボスが自己の存在価値を保つ為にはあまり人間に平和的になって貰うと困るんだね」
シンジ「……ん?それは解るとしても、人類を滅ぼしてしまったら文明も何も無いんじゃ無いかな?」
カヲル「…この星での大量絶滅は珍しい事じゃ無い…ラスボスにとって人類に文明を与える事はキャンパスに自分の描きたい絵を描く様なものだからね」
212美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/05/08(金)00:26:49 ID:???
>>210
そう言えばしばらくレイ出て無いねw
Qルートで世界観の説明して、シンルートでポカ波復活ラスボス討伐って流れかな?
213女シンジ :2015/05/08(金)23:31:05 ID:???
>>211
シンジ「つまりキャンパスに自分の描きたい絵が完成して、もう描き込む事が無くなるとキャンパスを塗りつぶしてしまうということ?」
カヲル「そういう事だね、何しろ地球というキャンパスは一つしか無いからね」
シンジ「酷い!それじゃまるで人間はラスボスのオモチャじゃない!」
カヲル「その通り。使徒襲来とエヴァによる迎撃さえラスボスにとってはゲームでしかないんだ。君はなぜ人類が使徒の襲来を予知できたか考えたことがあるかい?」
シンジ「…ううん、そこまで考えたことは無かったな。予言書でもあったのかな?」
カヲル「冴えてるね!良いよ君、正解だよ。使徒襲来は裏死海文書と呼ばれる書物に書いてあったんだ」
シンジ「……いったい誰がラスボスの計画を知ってたんだろう?」
カヲル「ラスボス本人さ」
シンジ「え?」
カヲル「彼は自ら書いた予言書をリリンに与えてリリンが使徒と戦うように仕向けたんだ」
シンジ「……何の為に…そんな事…」」
カヲル「それが…ラスボスの考え出した遊びなんだよ…」
シンジ「………」
画面の中で追い詰められた人々は第11使徒に対して跪いて祈り、涙を流して許しを請うていた。
214女シンジ :2015/05/09(土)23:58:32 ID:???
>>213
創造主ばかりが神ではない。
自分の願いや祈りを聞き届け、叶えてくれる存在だけが神というわけでもない。
大きな災厄が人間と似た形で空から降りてきて、私たちには判る。
畏れこそが神の本質なのだ。
だから人間たちは、自分たちに危害を加え、命を奪おうとする者にも手を合わせ、膝を折り、拝み、祈る。
使徒はそうやって跪いて祈り許しを請う人々を次々と踏み潰し、焼き殺してゆく。
カヲル「……自分が与えた文明の利器を使って、自分が作った擬似生物兵器である使徒と必死に戦うリリン。その様を眺めて楽しむという遊びなんだ…」
シンジ「………」
世界には寿命がある。
なのに、僕たちに任せても世界がダラダラと延命するだけなので、世界は強引にあいつらを召還する。
そのとき僕たちは、全てが終わるべくして終わるんだと知る。
でも僕たちはひたすら生き続けたかったのだ。世界を終わらせたくなかったのだ。
カヲル「ラスボスは…文明一回の周期を約二万六千年と決めている。二万六千年かけて人類を育て上げ、そして時期が来たら滅ぼす…様々なやり方でね」
シンジ「……今回はそれが使徒襲来だったんだ…全て茶番だったんだ…」
215女シンジ :2015/05/10(日)23:42:30 ID:???
>>214
カヲル「そう、第3使徒から第10使徒で人類が滅びるなら良し、第10使徒まで倒したなら配下のゼーレによってサードインパクトを起こさせる計画だったんだ」
シンジ「……最低…」
カヲル「第10の使徒が倒されたのを見てゼーレは予定通りエヴァmark6をドグマへ投入した。このエヴァmark6の正体こそ12番目の使徒だった…」
シンジ「えっ?10番目の次が12番目っておかしくない?」
カヲル「mark6は人類に確実に最後をもたらすという意味で最後の使徒番号を付けたんだ、元々第11使徒はイレギュラーな事態に備えての予備だからね」
シンジ「そうなんだ、でもこうやって第11の使徒が暴れてるって事はmark6ではサードインパクトは起きなかったってこと?」
カヲル「一応それらしい事は起きたよ、赤い光の輪が世界中に広がってニュースになったくらいにはね、それでゼーレも一応の面目は立った」
シンジ「…でも特に大した被害は無かった、何故ラスボスの計画は失敗したんだろ…」
カヲル「おそらく何か予想外の出来事が起きた可能性があるね。私が様子を見に行くとmark6は機能を停止してたよ」
シンジ「…それでラスボスは第11使徒を投入したんだ…」
216名無しさん@おーぷん :2015/05/11(月)00:20:20 ID:???

>>212
そうなんだーそれは楽しみ
謎がちょっとずつ明かされていく、みたいな感じで面白い
217女シンジ :2015/05/11(月)23:46:31 ID:???
>>215('-^*)
カヲル「そう、サードインパクトに失敗した翌日には第11使徒を送り出したよ、そして2日後には第11使徒は実体化してこの状況さ」
画面の中では使徒が戦車を踏み潰しビルをなぎ倒し戦闘機を撃ち落とし自由の女神像を破壊していた。
シンジ「つまり…擬似サードインパクトが起きてから3日後には巨神兵が現れたんだ…」
カヲル「フフ、擬似サードインパクトか、上手いこと言うね、その通りだよ」
シンジ「…それだと擬似サードインパクトと巨神兵の出現を関連付けて考える人がいてもおかしく無いよね?」
カヲル「そうだね、それどころか初号機覚醒と巨神兵の出現を関連付けて考える人が居てもおかしくは無い。その結果が、その首の物じゃないのかい?」
シンジ「…うん…そうだね、私…初号機に覚醒機能があるなんて知らなかったのに…」
カヲル「彼女達は君が怖いんだよ、初号機を覚醒させるほどに純粋な愛を持つ君がね、だからこそ君にあえて理不尽な罰を言い渡し、首輪で恐怖を植え付けたのさ」
シンジ「……純粋な愛…私にはよく解らないな…」
カヲル「君には分からなくとも他の人達には判るんだよ、人は誰しも愛を求める生き物だからね」
218名無しさん@おーぷん :2015/05/12(火)01:28:33 ID:???
乙。いいね~
あと序の時にあった「リリスとの契約」っていうのも気になってるんだけど
具体的にどういうもんなのか。会話なのか文字なのかテレパシー?なのか…
それも何か考えてあるならいつか書いてみてね
219女シンジ :2015/05/12(火)23:42:38 ID:???
>>217('-^*)
シンジ「…そう?…でも愛を求めながら愛を否定するのって変じゃない?」
カヲル「…人は自分が一番欲しいものを他人が持っている事に耐えられ無いのさ…無理も無い…そう考えるように長年ラスボスによって導かれているからね…」
シンジ「やっぱりミサトさん達もラスボスの影響を受けてるんだ?」
カヲル「…初号機が覚醒して次元の扉が開いた時、人は自分の中にある一番強い観念と同調する次元の波動の影響を受けたんだ」
シンジ「…次元の扉?」
カヲル「そう、ネルフやゼーレではガフの扉と言われているよ」
シンジ「やっぱり四次元や五次元の世界って存在するんだ?」
カヲル「勿論さ、世界中で多くの科学者達はかなり前から理論上は世界が多次元構造である事を指摘しているね」
シンジ「…そう言えばさっき渚さん使徒が実体化したって言ってたよね?使徒ってひょっとして異次元から来るの?」
カヲル「カヲル、で良いよ、私達はもう友達だから」
シンジ「あっ、ありがとう//なら私もシンジで良いよ。で、どうなのカヲルさん?」
カヲル「クス、良いねシンジさん、君はやはり聡明だよ。今ので半分正解だね」
シンジ「…半分なの?」
220名無しさん@おーぷん :2015/05/13(水)02:08:51 ID:???

>>215まで読んで「結局人類は滅ぼされる予定だったんだからシンジのせいじゃなくない?
シンジ別に全然悪くないよね?」って思ってたけど
それかシンジのせいで時期が早まったとか災厄がよりむごいものになったのかとも思ったけど
>>217ですごい納得した
理不尽な罰、だとするととてもしっくり来るわ
221女シンジ :2015/05/13(水)23:43:16 ID:???
>>219('-^*)
カヲル「半分じゃダメかい?」
シンジ「…ダメってこと無いけど…残り半分はどうなのかな?」
カヲル「実はこの世界自体が元々ラスボスのいる第4の次元の構成要素を基に創られている。その意味ではさっきので完全に正解だよ」
シンジ「…でもそれだと富士山も異次元から来たことになっちゃわない?」
カヲル「クス、そうだね、君の訊きたい事に答えよう、使徒の身体は三次元の物質と四次元の物質を合わせて造られてるんだ」
シンジ「えっ?四次元の世界にも物質ってあるんだ?」
カヲル「もちろんさ、物質とエネルギーは同じものでこの働きによって世界は成り立っているんだ」
シンジ「ならエネルギーは何でできてるの?」
カヲル「突き詰めれば世界を構成する一番純粋な構成要素でできている」
シンジ「その一番純粋な構成要素って何なの?」
カヲル「それ自体は見ることも観察することもできない何かだね、なぜなら観察するという行為自体を可能にしているのが『それ』だから」
シンジ「あっ、なるほど!」
カヲル「実は異なる次元の物質を合成して造られた使徒の体は本来とても不安定なんだ、それを安定させる統御装置がコアなんだよ」
222女シンジ :2015/05/14(木)23:42:59 ID:???
>>221
シンジ「なるほど、それで使徒はコアを破壊すると機能停止するんだ。あっ、でも第11使徒は光の粒子みたいなものが集まってこの世界に出現したよね?」
カヲル「そうだね」
シンジ「あれって完全に異次元から出現したように見えるんだけど?」
カヲル「使徒はどっちの次元でも実体化できるんだよ、コアの制御でね、向こうで完全に実体化すればこちらの次元からは消えたように見えるんだ」
シンジ「…あっ、なるほど。すごいやカヲルさん。何でも解っちゃうんだ」
カヲル「こんなのは知識に過ぎない。君より少し長くこの世界に止まってるからね」
シンジ「…でも…こんな怪物達を相手にしてエヴァも無しに人類はどうやって生き延びたんだろう?」
カヲル「もうすぐ解るよ」
画面はネルフ本部を守る戦略自衛隊の映像に切り替わった。
───
司令官「いいか!敵は核もレールガンも効かない化け物だ!死ぬ気で戦え!さもなくば帰れ!突撃ーーーッ!!!」
『うおおおおおおおおおおおおお!!!』
圧倒的な力を持つ使徒を相手に、彼らは自動小銃一丁とナイフ一本、そして鍛え抜いた己の肉体と勇気のみを武器に決死の防衛戦を展開していた。
223女シンジ :2015/05/15(金)23:21:43 ID:???
>>222
───
紺碧の空に青白く輝く光の点が無数に舞い始めていた。
シンジ「……これは…いくら何でも無茶だよ…」
カヲル「でもここから始まったんだよ、人類の反撃がね」
第3新東京市に現れた使徒の数は十体。
たった一体だけでも東京を数分かからずに火の海にしたのである。その使徒がさらに九体。明らかにオーバーキルであった。
最初、戦略自衛隊隊員達の心を占めたものは圧倒的な恐怖であった。手で触れそうな程の生々しい高純度の恐怖。
だが、その純粋な恐怖と完全に一つになった時、そこには恐怖は在っても恐怖を感じる人間は居なかった。
そこには彼我の区別は無く観察する者も観察される物も無かった。
なんと純粋なる恐怖は恐怖を感じる個我の消失をもたらしたのである。
そして生まれた意識の真空。
第3新東京市の空に青白く輝く光点は、螺旋を描きながら次第に戦自隊員達の周りに集まり始めた。
光は隊員達の身体へと吸い込まれる様に入っていく。
やがて隊員達の身体自体も青白く輝き始めた。その集まり拡大する光の中で次第に隊員達の身体の輪郭はぼやけ不確かなものへと変わっていく。
使徒はその光に向けて加粒子砲を放った。
224女シンジ :2015/05/16(土)23:34:24 ID:???
>>223
使徒の加粒子砲を受けて爆発的な輝きを見せる青白い光の群れ。数秒間画面が強い光で何も見えなくなり…
シンジ「……何これ……新しい使徒?」
再び視界が戻ったとき、そこには巨神兵に匹敵する巨人達が数十体存在していた!
カヲル「さて、どうだろうね、元々使徒という言葉はラスボスが作った名詞だから…便利だから私も使っているけどね」
使徒は新しく現れた数十体の巨人達に向けて加粒子砲を発射する。
使徒の加粒子砲は巨人達の身体を多少ぐらつかせる程度のダメージは与えたかのように見えた。だが致命傷を与えるほどの威力は無さそうだ。
巨人の一人が使徒に向かって走る。
ズガガッ!パキッ!ドカッ!
素早く無駄の無い動きで四発の打撃を使徒に入れると巨人は使徒から槍を奪い取る。
ダンッ!ブシュッ!
シンジ「やった!」
その奪い取った槍で使徒を打ち倒し刺し貫くのに要した時間は最初のダッシュから5秒もかかっていない。
シンジ「……すごい…まるで良く訓練された軍人みたいな正確で速くて無駄の無い動き…」
カヲル「そうだね、彼らはこの後の巨神兵対地球防衛軍の戦いでも最後まで主力部隊として活躍することになるよ」
225名無しさん@おーぷん :2015/05/17(日)19:34:01 ID:???

>>219
四次元五次元ってwikiで調べてみたらすごい難しかった
四次元は三次元+時間、とか言う説があるけど五次元はもうわけわからんかった
平行世界みたいなのがかろうじてそれっぽいのか…?
226女シンジ :2015/05/17(日)23:53:59 ID:???
>>224('-^*)
第3新東京市に新たな巨人達が現れた時とほぼ同時刻、世界中に一挙に数千体もの新たなる巨人達が出現した。
だがその新しく出現した数千の巨人達は必ずしも人類にとって福音とはならなかった。
なぜなら新しく出現した巨人達のほとんどが巨神兵同様暴れ出し破壊の限りを尽くしたからである。
シンジ「…なんか前より状況が悪化してるけど……」
カヲル「最初に君が見た巨人達は国土を守るという強い使命感があったからね、それが理性を残す要因になった。でも全ての巨人達がそういうわけでは無いんだ」
やがて巨神兵達は空中で輪になって回転を始めた。
シンジ「何をしてるんだろう…?」
カヲル「次元の扉を開くための儀式さ、ラスボスのいる世界とのバイパスを開くための」
シンジ「…こんな事ができるなら…最初から使徒をリリスに接触させてインパクトを起こす必要なかったんじゃない?」
カヲル「それは今から約一万年前にリリスを発見したラスボスが思いついた遊戯であり実験でしか無いからね」
巨神兵達の輪の中心から生まれた光が南極と北極の上空に集まり地球の地軸を貫通して結合した。そして両極の空から赤い光の輪が地球に広がる。
227美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/05/18(月)00:00:21 ID:???
>>225
私もそのての本読んだことあるけどワケワカメw
このFFでは
三次元≒氷
四次元≒水
五次元≒水蒸気
六次元≒空間
くらいのイメージでO・K
ちなみにカヲルによると時間や空間も純粋なエネルギーによって成り立ってるらしいよ
228女シンジ :2015/05/18(月)23:46:06 ID:???
>>226
世界が赤く染まってゆく。
地面から十字の形をした赤い光の構造物が天高く伸びた。
空には縦横に赤い線の入った巨大な惑星が出現する。
ボウルの様な半球体の構造物が上空に現れ、そこから伸びた光線が地上に届くと構造物を支える土台となった。
カヲル「…こうして君が昼間見た世界はほとんど一瞬のうちに出来たんだ、ほぼ正確にラスボスのいる世界の風景を再現した姿だよ」
マンションから巨大な人の手のようなものが出現してピクピクと震えて動かなくなった。
シンジ「…巨人…?」
カヲル「ラスボスの魔力で強制的に使徒化されようとした人間だよ。理性が残っていて使徒には成れず人には戻れず息絶えた…」
シンジ「酷い…」
カヲル「…晴れて使徒化に成功した者達をヴィレではアダムスの器と呼んでるよ、彼らの多くはインフィニティに成ることを求めてリリスを目指した」
カヲルがパソコンをいじると地球を表す球体に無数の黄色い点が表示された。
シンジ「インフィニティ?」
カヲル「…無限のエネルギーを持ち無限に生きる者という意味のリリンの造語さ…その為にアダムスの器はリリスをめざす。そうなるように仕組まれているんだ」
229女シンジ :2015/05/20(水)00:08:45 ID:???
>>228
シンジ「……それもラスボスの考えた遊びなの?…」
カヲル「それと同時に実益も兼ねているよ。これはアダムスの器にリリスの力を取り込ませて、更に大きな力を得ようという試みでもあるんだ」
シンジ「…ラスボス…なんて奴!」
無数の黄色い点は少しずつゆっくりとではあるが第3新東京市を目指して進行しているのが見て取れた。
その数は数百どころでは無く数千かそれ以上の数に及ぶように見える。
第3新東京市では7千名を超える戦略自衛隊隊員と、その数40体の巨人達が敵の侵攻に備えて待機していた。
その中には天を睨むようにして立つゲンドウと傍らに立つ冬月の姿もあった。
40体の巨人達の戦闘力は巨神兵を5秒足らずて倒してのける程には高い。
しかし襲い来るアダムスの器達は戦闘力も未知数な上に圧倒的な数である。とてもリリスへの侵攻を防ぎきることができるとは思われ無い戦力差である。
その第3新東京市の一角から巨大な飛行物体が打ち上げられた。
シンジ「……あれは…ミサイル?」
カヲル「あれはロケットだよ、中には初号機が積んである」
シンジ「……初号機が…いったい何の為に?」
カヲル「万が一の時の為の保険さ」
230名無しさん@おーぷん :2015/05/20(水)01:02:32 ID:???

ロケット。それで初号機が宇宙にいた理由が判明するっぽいね
>>150~>>159辺りを時々読み返したりしてるんだけどなんで宇宙にいたのかだけは
今いちはっきりしないなーと思って気になってたんだ。なかなか面白そう
>>227
なるほどね
同じ物質だけど状態が違う、みたいな感じか
「時間」はよくわからんけど光の速さを超えたら時を戻せる?とかをスーパーマンかなんかで
やってたような気はするな
231女シンジ :2015/05/20(水)23:42:24 ID:???
>>229('-^*)
シンジ「……万が一って……」
カヲル「…リリスがラスボスの手に堕ちたら人類の未来は閉ざされる、でも…初号機と君と綾波レイが無事ならそこに微かな希望がある」
シンジ「……微かな希望…」
カヲル「少なくともそう考えた人達がいたんだね」
シンジ「…私と綾波さんが……」
カヲル「君は綾波レイが好きかい?」
シンジ「うん」
カヲル「どんな事があっても彼女を信じられるかい? 」
シンジ「うん」
カヲル「どんな時でも彼女の味方でいてあげられるかい?」
シンジ「もちろん!」
カヲル「…良い答えだね」
突然映像は終わった。
シンジ「あっ!」
カヲル「…残念だけど今のロケットの打ち上げのショックでマギに誤作動が生じてね、復旧するのは3ヶ月先の事になるんだ。この後色々大変だったからね…」
そう言うとカヲルは優雅な仕草でパソコンのスイッチをオフにした。
シンジ「そうなんだ…」
カヲル「でも、知りたい事はだいたい分かったんじゃないかな?」
シンジ「うん、今日は色々ありがとうカヲルさん」
カヲル「どういたしまして。さぁ、今日はもう遅いからそろそろおやすみ」
そう言うとカヲルは優しく微笑んだ。
232女シンジ :2015/05/21(木)23:57:00 ID:???
>>231
───
時間を忘れてビデオに熱中していたみたいで部屋に帰ると時計は2時を回っていた。
綾波さんはすでにベットで寝息を立てているけど部屋の電気は点いたままだ。確か綾波さんは寝る時は電気を消すはずだったけど…
私は電気を消すと綾波さんを起こさないように静かにベットに潜り込んで休むことにした。
おやすみなさい綾波さん─
───
ゲンドウ「冬月…」
冬月「何だね」
ゲンドウ「…そろそろあの屑の根性を試す事にしよう」
冬月「…まさか、それを私にやれと言うのかね?」
ゲンドウ「お前が一番適任だ」
冬月「…なぜお前ではいけない?」
ゲンドウ「俺はシンジが嫌いだ。あの俺には無い美しさや気品、生まれながらに備わった聡明さや愛らしさや優美さに光り輝く姿を見ていると妬ましくてたまらんのだ」
冬月「…碇…お前とは長い付き合いだが、つくづく人間としても父親としても最低最悪にして卑小卑劣極まりない奴だな」
ゲンドウ「…だからこそ、地上に降りた天使そのままのシンジが嫉ましいのだ。頼む。冬月、この通りだ」
深々と頭を下げるゲンドウ。
冬月「……まったく嫌な役目だな…まあ良い。これもユイ君の為だ」
233名無しさん@おーぷん :2015/05/22(金)00:21:24 ID:???
乙!
234女シンジ :2015/05/22(金)23:25:05 ID:???
>>232('-^*)
───
何か綾波さんが読む本でも探そうと図書室に向かう途中、見知った顔に会った。
シンジ「あっ、冬月副司令、お久しぶりです」
冬月「第3の少女、将棋は指せるかね」
シンジ「…えっと…周り将棋くらいなら」
冬月「結構だ、付き合いたまえ」
私は薄暗い部屋へと案内された。
冬月「君はお母さんを覚えてるかね?」
シンジ「いえ、まだ小さかったし。それに…母の物はすべて父が処分したので…」
突然私の前に一枚の写真が差し出された。
シンジ「……あれ?この人なんだか私に似てますね…それに綾波さんにも似てる気がする…」
冬月「君の母親だ。旧姓は『綾波ユイ』大学では私の教え子だった。今は、エヴァ初号機の制御システムとなっている」
私のお母さんがエヴァ初号機の制御システムになっている?あまりの衝撃に頭がクラクラする…
その時突然ガコンと音がして部屋に明かりが点いた。
冬月「うむ。ようやく電源が復旧したか」
まるで海底から湧き上がって来る泡のように副司令の声が聞こえる……
冬月「ヱヴァのごく初期型制御システムだ。ここでユイ君が発案したコアへのダイレクトエントリーを自らが被験者となり試みた」
235女シンジ :2015/05/23(土)23:34:55 ID:???
>>234
冬月「君も見ていたよ。記憶が消去されているがな」
記憶が消去…そんな事が出来るんだ…なら綾波さんも故意に記憶を消されている可能性がある!
冬月「結果、ユイ君はここで消え、彼女の情報だけが綾波シリーズに残された」
シンジ「綾波シリーズって何ですか?」
冬月「君の知っている綾波レイはユイ君の複製体の一つだ。その娘も君の母親同様、初号機の中に保存されている。すべては碇の計画だよ」
シンジ「複製体の一つ?綾波さんてたくさんいるんですか?」
冬月「見たまえ」
冬月教授が顔で指す方を見るとそこにはたくさんの綾波さんの生首があった。
シンジ「……何ですかこの綾波さんの大量の生首は?綾波シリーズをみんな斬首刑にしたんですか?」
冬月「それらは生命活動の無いただの器に過ぎない。首だけなのは綾波シリーズを保存する上でその方が効率が良いからだよ。身体は装置に入れれば一瞬で出来る」
シンジ「何でこんなに大量の綾波シリーズを保存する必要があるんですか?」
冬月「綾波レイの肉体はとても不安定で脆く壊れやすかったのだよ。だから万が一、彼女に何かあった時の為に予備の身体が用意されていたのだ」
236女シンジ :2015/05/24(日)23:39:53 ID:???
>>235
シンジ「私のお母さんと綾波さんを初号機の中に保存するのがお父さんの計画ってどうしてなんですか?」
冬月「…正確には君とユイ君と綾波レイを初号機の中に保存するのが碇の計画だったのだ」
シンジ「…あっ」
∞∞∞
《カヲル「…リリスがラスボスの手に堕ちたら人類の未来は閉ざされる、でも…初号機と君と綾波レイが無事ならそこに微かな希望がある」
シンジ「……微かな希望…」
カヲル「少なくともそう考えた人達がいたんだね」》
∞∞∞
シンジ「お父さん…」
冬月「世界には君に話してもにわかには信じられ無いようなことが実際にあるのだ。だから君に今すぐ全てを理解しろとは言わない…」
シンジ「………」
冬月「だが、碇は自分の願いを叶えるためにあらゆる犠牲を払っている。自分の魂もだ」
シンジ「………」
冬月「…君には少し、真実を伝えておきたかった。父親の事も…」
シンジ「…でも…確か赤木博士は、初号機内は全て探索済みだって言ってましたよ、でも見つかったのは私と音楽プレイヤーだけだって…」
冬月「それはそうだろうね、なぜなら綾波レイは今ネルフにいるのだから…」
シンジ「…意味が解りません」
237名無しさん@おーぷん :2015/05/25(月)17:03:43 ID:???

>>231でシンジのレイへの気持ちがはっきり語られて嬉しかったよ
でもこの後どうなんのかな
Qと同じでレイへの態度が豹変してしまうのか…
試練だね
238女シンジ :2015/05/25(月)23:52:52 ID:???
>>236('-^*)
冬月「解らないわけが無かろう、現に君はネルフに来て綾波レイと会い、今現在同じ部屋で暮らしているではないか」
シンジ「…でも、さっき私の知っている綾波さんは初号機に保存されているって言ったじゃないですか?」
冬月「その通り、君の知っている彼女は初号機に保存されている」
シンジ「なら今ネルフにいる綾波さんは私の知っている綾波さんでは無いじゃないですか!」
冬月「…そうだね、彼女は君の知っている綾波レイでは無い。だが彼女は間違い無く綾波レイなのだよ」
シンジ「…それは、彼女が綾波シリーズであるという意味ですか?」
冬月「いや違う、彼女は君があの日使徒に取り込まれたのを助け出したあの綾波レイだという意味だ。記憶は消去されているがね」
シンジ「じゃあ彼女は私が知っている綾波さんですよ!」
冬月「残念ながらそうとも言えない。魂の場所が違うからね」
シンジ「……魂の場所が?…つまり…今の綾波さんは魂が初号機に保存されて肉体と精神だけの存在ということですか?」
冬月「その通り、君の知っているあの娘が初号機に保存されているというのはそういう意味だ。これも色々と事情があっての事だがね」
239名無しさん@おーぷん :2015/05/26(火)01:29:50 ID:???
乙!
Qとちょっと(かなり?)ニュアンスが違うね。なんか良い!
今いるレイはシンジが助けたレイだとはっきり明言してくれている
そうなると話が違ってくるよね
いや、でもやっぱりQと同じになってしまうんだろうか
どうなるんだろ…気になる
>>219によるとレイの魂が初号機にいるのに見つからないのは
魂は四次元(五次元?)だから三次元の科学力では感知できないということなのかな
面白いな
240女シンジ :2015/05/26(火)23:47:11 ID:???
>>238('-^*)
《レイ「好きって何?」》
シンジ「…そっか…あれはそういう意味の質問だったんだ…」
冬月「様々な事態に備えて運用可能なエヴァを一機は確保しておきたかった。そこでどうしてもエヴァの運用上レイが必要だったのだよ」
シンジ「どうやったら綾波さんの魂を初号機から呼び戻すことが出来るんですか?」
冬月「呼び戻すことが彼女にとって幸せとは限らんよ。彼女は今君と愛し愛される夢の中で幸せな眠りについているだろうからね」
シンジ「…でも…だったら今私と一緒にいる綾波さんはずっと魂の抜け殻のままじゃないですか!」
冬月「……そうだな…まあ聞きたまえ、魂は本来物理的な制約を受けない自由な存在なのだ。その意味では魂を肉体と精神から切り離す技術にも限界がある…」
シンジ「なら綾波さんの魂が初号機から呼び戻される可能性はあるんですね?」
冬月「もちろんだ、実は君が初号機から出てきたこと自体が綾波レイの魂を目覚めさせる重要な要因となり得るのだよ」
シンジ「……私がですか?」
冬月「そうでなければ今こうして正直に事の真相を君に話してはいない。彼女の魂の復活の鍵を握るのは君だ。それは間違いない」
241名無しさん@おーぷん :2015/05/27(水)14:28:16 ID:???
乙!いいね
すごい希望のある感じ
初号機の中のレイ復活をシンジがはっきり願ってて、それに向けて話が進められてるし
今いるレイのこともちょっと気遣ってるのがいい
どうなるのか楽しみ
242女シンジ :2015/05/27(水)23:43:26 ID:???
>>240('-^*)
シンジ「……私は…どうすれば良いんですか…綾波さんの魂を呼び戻す鍵が私って言われても何をすれば良いのかさっぱり解りませんよ」
冬月「…一番良いのはこの世界を支配する悪しき神を倒す事だ。その為には君自身が真の力に目覚める事だ。…と言ったら信用するかね?」
シンジ「それが綾波さんの魂を取り戻す一番良い方法ならそうします」
冬月「ならばそうしたまえ」
シンジ「具体的には何をすれば良いんですか?」
冬月「まずは訓練あるのみだな。明日からレイと共に碇の下で訓練を受けてもらおう。それと、カヲルという少女と共にピアノを弾くのも役に立つだろう」
シンジ「…ピアノ…ですか?」
冬月「真の力に目覚めるには音楽もまた役に立つのだよ」
シンジ「はい、分かりました」
冬月「よろしい。今日はもう行きたまえ。明日の朝9時に第一グランドに集合だ。服装は動きやすい服装で。それと汗を拭くタオルも忘れないようにな」
シンジ「朝9時に第一グランドですね?分かりました」
一礼して部屋を出るシンジ。
冬月「……またあんな子供に命がけの戦いをさせる事になるとはな…まったく嫌な役だ…ユイ君、これでいいんだな?」
243名無しさん@おーぷん :2015/05/28(木)01:14:01 ID:???
乙乙
やったーシンジとレイが一緒に訓練する~
動きやすい服装で、とかタオルとかピアノ…楽しそうー!なんか和む
でも命がけと言われてるし不穏な感じ?かも
244女シンジ :2015/05/28(木)23:49:21 ID:???
>>242('-^*)
───
《翌朝》
ゲンドウ「すでに聞いてるかもしれないがネルフ究極の目的は人類を支配する悪しき神ラスボスを倒して人類の独立を勝ち取ることだ」
シンジ「はい質問!」
ゲンドウ「なんだ?」
シンジ「それは良いけど何でミサトさん達と対立しているの?」
ゲンドウ「単純な誤解だ。彼女達は私が人類絶滅を企んでいる大悪党だと信じ切っているのだ」
シンジ「事情を説明すれば良いんじゃないの?」
ゲンドウ「何度も説明した、電話やメール、手紙やファックスなどでな。だがまるで聞く耳を持たない。まあ仕方ない面もあるがな」
シンジ「どんなところ?」
ゲンドウ「我々が実際ラスボス配下のゼーレと内通していることを知られている。だがラスボスの計画を止めるにはこれも仕方ない事だ」
シンジ「あっ、なるほど」
ゲンドウ「さらに私が初号機を覚醒させてガフの扉を開いたのも疑われる原因だろう。彼女達にとってガフの扉を開く事は人類絶滅と同じなのだ」
シンジ「違うの?」
ゲンドウ「違う。ガフの扉は正しく使えば人類に無限の恩恵を与える事が出来る。ヴィレの連中のガフの扉への認識は火を怖がるサルと変わらないレベルだ」
245名無しさん@おーぷん :2015/05/29(金)01:32:26 ID:???

成る程。それはけっこう溝が深いねw
ほのぼのしてて微笑ましいけど
246女シンジ :2015/05/30(土)09:52:45 ID:???
>>244('-^*)
───
《ヴィレ》
リツコ「あら、またネルフからファックスが来てるわ。今回の差出人はペンペンよ」
ミサト「ペンペン…あの裏切り者よくもぬけぬけとファックスなんて寄越せたものね、見せて」
『元気にしているかねミサト。シンジはこちらで新しい友人も出来たようでわりと元気そうだ。
ネルフが如何なる印象を君達に持たれていようとその目的が人類と地球上のあらゆる生命の平和共存である事実は変わらない。
どうか我々の間にある誤解が一日も早く解ける事を願っているよ。
君の変わらぬ友ペンペンより。』
リツコ「どんな内容?」
ミサト「…いつも通りよ…自分達の邪悪な本性をひた隠しにして保身と自己の正当化の言葉を並べ立ててるだけよ…」
リツコ「まったく呆れて言葉も無いわね…初号機を覚醒に導きサードインパクトを起こしてこの世界を地獄に変えた張本人達が人類の守護者を語るなんて…」
ミサト「まっ、そんな幻想でも抱いてないと正気を保ってらんないのかもね…」
サクラ「でも何でネルフは世界を滅ぼしたいんですかね?そんな事をしたら自分達も死んじゃうのに…」
ミサト「…さあね…狂人の考える事は解らないわ」
247名無しさん@おーぷん :2015/05/30(土)18:14:02 ID:???

そういえばこのペンペンしゃべれるんだったw
248女シンジ :2015/05/30(土)23:48:50 ID:???
>>246('-^*)
アスカ「でも案外本当にネルフが世界の平和の為に戦っている可能性だってあるんじゃない?サクラの言う通り世界を滅ぼしても何もメリット無いんだしさ」
サクラ「あっ、やっぱそう思われます?」
リツコ「…でもネルフがゼーレと内通していたのは事実よ。そしてゼーレのエヴァmark6投入後ほどなく起きた火の7日間。状況証拠は完全に黒ね」
サクラ「だけどまあ、この神殺しいう船のおかげでようやくネルフに近づけるんですね」
リツコ「…神殺し…誰が設計したのか分からないけど正に希望の船ね」
ミサト「スミレ、ネルフにファックスを送って。現在建造中の新型エヴァの起動を確認した瞬間、我々は無慈悲な攻撃を加えると」
スミレ「了解」
アスカ「ところでさ、ガフの扉が開いた時ってどんな感じだったの?」
リツコ「……圧倒的な恐怖と絶望感の中…赤い光が全世界に広がって行ったわ…そして…モニターで見た初号機の中では…」
アスカ「…中では何よ?」
リツコ「…シンジとレイがウットリとした顔で抱き合い見つめ合いながら熱い口づけを交わしていたわ…私の中ではあれこそがガフの扉の象徴ね…」
アスカ「…ひっ…ひいぃ~~~っ!」
249名無しさん@おーぷん :2015/05/31(日)15:40:06 ID:???

アスカがシンジを狙ってる描写がある時はシンジが女でつくづく良かったな
と思って安心するわ
アスカ自体はそんなに嫌いじゃないんだけどね新劇は特に。
でもどうしてもレイとシンジを引き裂くキャラのようなイメージがあって
あまり好きにはなれないわ
250女シンジ :2015/05/31(日)23:46:58 ID:???
>>248('-^*)
───
《ネルフ》
シンジ「クス、火を怖がるアスカを想像したらちょっと可愛い」
ゲンドウ「ヴィレは単細胞のバカしかいないが闘争本能は強い。神との戦いにはそれなりに役に立ってくれてはいるからそれで良い。他に質問はあるか?」
シンジ「…質問じゃ無いけど…私ヴィレに爆弾首輪付けられてるんだよね。これなんとかして欲しいんだけど…」
ゲンドウ「……DSSチョーカー、覚醒回避の為の保険というわけか…良いだろう」
ゲンドウはシンジの首に手を伸ばすと首輪をあっさりと外してしまう。
シンジ「すごい……」
ゲンドウ「これは操作系の能力だ」
そう言うとゲンドウはバイザーに右手を添えて首輪を放り投げる。
シンジ「あっ!」
ゲンドウ「そしてこれが放出系」
ゲンドウのバイザーから赤い光線が発射されて首輪が爆発した。
シンジ「きゃっ!」
爆風はシンジに届く前にゲンドウの右手前方に展開された赤い光の盾によって防がれた。
シンジ「……ATフィールド…?」
ゲンドウ「これが具現化系だ。他に強化、感知、癒し系など主に六つの系統がある。シンジ、お前は今からこれらの能力を全て覚えるのだ」
シンジ「…うっ…うん」
251名無しさん@おーぷん :2015/06/01(月)01:42:21 ID:???

ゲンドウすごい!これハンター×2だったっけ?笑う^
カッコイイなw
チョーカー爆発したからカヲル死ななくて済むかも?
レイはこの場にいるんかな。レイもこの特訓やるんだったらいいな~
252名無しさん@おーぷん :2015/06/01(月)05:02:48 ID:???
乙!
ヴィレは単細胞のバカw
253女シンジ :2015/06/02(火)00:16:20 ID:???
>>250('-^*)
ゲンドウ「ではまずラジオ体操第一、腕を大きく前に上げて背伸びの運動から!」
シンジ「はい!」
レイ「了解」
カヲル「楽しそうだね、私も参加させて貰うよ」
冬月「やはり人間健康が一番だね。に~に、3、4!」
ペンペン「まったくですな、いやまあ私は鳥類ですがね、五~六!七、八!」
───
ゲンドウ「次にグランドを十周する、基礎体力作りが目的なので参加者は飛行すること無く自分の足で走るように」
レイ「了解」
ペンペン「まだまだ若い者には負けませんぞ」
冬月「ハハ、ペンペンさんは充分お若いですよ」
シンジ「あの…みんな飛べるの?」
レイ「少しは…」
ペンペン「私は元々鳥類だからね、いやまあペンギンと言われればペンギンなのだがね」
ゲンドウ「シンジ、ここで飛べないのはお前だけだ。だが、今はそれで良い」
シンジ「…う~ん、ならランニングなんかよりも飛ぶ練習を先にやりたいな~」
カヲル「焦らなくてもそのうち飛べるようになるよ。さっ、走ろうシンジさん。一つの目的に向かって共に汗を流す。まさに青春の極みだとは思わないかい?」
シンジ「…青春かぁ、うん!そうだね」
ゲンドウ「行くぞ!」
254美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/06/02(火)00:20:07 ID:???
>>251
私も書きながらハンタの文字が頭に点滅してた(笑)
なんかQのアスカの光る眼帯やゲンドウのバイザーとか見て何か能力隠し持ってそうな気がしたんたよね…ビームとかw
シンジも目が赤く光るしこりゃシンで能力覚醒展開あるかなと。
255名無しさん@おーぷん :2015/06/02(火)00:26:00 ID:???

エウレカのサッカー思い出した
256名無しさん@おーぷん :2015/06/02(火)00:38:43 ID:???

わーい!レイもおる~嬉しい!
みんな揃ってて何これめっちゃ楽しそうなんですけどw
やっぱハンターだったんだね
みんな飛べるのワロタ。冬月さんも?w
257女シンジ :2015/06/02(火)23:51:51 ID:???
>>253('-^*)
───
ゲンドウ「よし、ランニング終了。十分間休憩とする」
シンジ「……何だろう?体が凄く軽くて爽快な気分。内側からどんどん力が溢れて来る感じ…」
カヲル「フフ、良いねぇシンジさん。躍動する君の身体。正に真実の神が作り上げた至高の芸術品だよ。さぁ横になって、私がマッサージしてあげるよ」
シンジ「…あっ、ありがとう//」
レイ「……」
ゲンドウ「ちなみに今のは時速20㎞、1500メートルを4分30秒のペース。走った距離はグランド一周四百メートルを十周だから四千メートルだ」
シンジ「…そ、そんなに速いペースだったの?…でも、全然疲れて無いし息も上がって無い…」
レイ「…私も」
シンジ「うん」
カヲル「クス」
ゲンドウ「それが初号機覚醒によるガフの扉の解放による恩恵…の一つだ」
シンジ「…すごいね、ガフの扉の恩恵…」
冬月「早くも強化系能力の発露と言ったところかね碇?」
ゲンドウ「いや、この程度の恩恵は一般人でも受けていておかしく無い。現に冬月、お前もシンジと同じペースで走って息一つ乱していないではないか」
冬月「…しかし、私はもうかれこれ14年間、能力強化の訓練を毎日続けているぞ」
258名無しさん@おーぷん :2015/06/03(水)16:21:11 ID:???

ガフの扉の影響かーすごいね
このレイの「……」、カヲルにヤキモチやいてるのかなと思ったけど
違うのかな
259女シンジ :2015/06/03(水)23:58:19 ID:???
>>257('-^*)
シンジ「能力強化の訓練て何ですか?」
ゲンドウ「さっきお前の前で私がやってみせたような事が出来るようになる為の訓練だ」
シンジ「…それって訓練すれば誰でも出来るようになるの?」
ゲンドウ「人により向き不向きがあるがある程度は可能だ。だが神ラスボスと戦えるような潜在的能力保持者となるとやはり限られてくる」
シンジ「私はその潜在的能力保持者なの?」
ゲンドウ「無論だ。光の一族であるユイと力の一族である私の血を受け継ぎ、初号機覚醒のトリガーとなったお前以上の潜在的能力保持者はいない」
シンジ「……?えと…光の一族とか力の一族とか、なんかまたよく分からない言葉が出て来たけど何それ?」
ゲンドウ「ラスボスによる大量絶滅さえくぐり抜けて生きて来た遥か太古より存在する二つの種族だ」
冬月「…その二つの種族の間にやがて救世主が生まれる。彼は天界の扉を開き力を得、悪しき神を倒し人の世に恵みと平和をもたらす…古くからある伝説だよ」
シンジ「…なんだかロマンチックな話ですね。伝説の救世主か、私も会ってみたいな」
ゲンドウ「……まだ分からないのか?シンジ、お前がその伝説の救世主なのだ」
260名無しさん@おーぷん :2015/06/04(木)01:29:08 ID:???

シンジが救世主!ありかもしれない…いいな。似合ってる
「少年よ神話になれ」だね!
光の一族、力の一族ってカッコイイ
じゃあレイは!?リリスの魂、と言われてたけど具体的には何なのかな
261女シンジ :2015/06/04(木)23:47:01 ID:???
>>259('-^*)
シンジ「………え?…違うよ、私はただの中学生だよ」
冬月「…フム、伝説の救世主という言い方が気にいらなかったかね、ならば伝説の勇者と言い直そう。意味は同じだ。これなら気に入るかね?」
シンジ「……いや、だから気に入るとか気に入らないとかじゃ無くて、いきなりレジェンド呼ばわりされても……私ただの子供だし……」
ゲンドウ「…この救いがたい屑が。お前は本気でただの子供がエヴァを動かし、ましてやリリスのコピーである初号機を覚醒に導くことが出来ると思っているのか?」
シンジ「…えっ?……あの…今サラッとすごいこと言わなかった…?初号機がリリスのコピーって何それ…?」
冬月「…シンジ君、それは今重要なことでは無いのだよ。大切な事は君に人類を救う気があるかどうかだけだ。そうでは無いかね?」
シンジ「……それはそうですね…要するにラスボスを倒すかどうかということですよね?」
冬月「その通りだ。邪悪の化身ラスボスを倒せる者、それは聖なる女神リリスの加護を受けた純粋なる魂の持ち主である伝説の勇者しかいないのだよ…」
カヲル「つまり世界を救えるのは君しかいないってことさ、碇シンジさん」
262名無しさん@おーぷん :2015/06/05(金)17:16:27 ID:???

聖なる女神リリス。これもかっこいい
263女シンジ :2015/06/05(金)23:58:47 ID:???
>>261('-^*)
シンジ「…純粋な魂の持ち主である勇者って…あんまり自信無いな…」
カヲル「大丈夫だよ、それは私が保証するよシンジさん。君は世界中の誰よりもリリスに愛されてる…それに、君もリリスを愛してるよ」
シンジ「…え?…そうなの?私リリスさんとは直接話したこと無いから分からないや…」
カヲル「クス…そのうち解るよ」
冬月「それよりも今は訓練により君の秘められた能力を引き出すのが先決だな」
シンジ「あっ、それすごく興味あります。さっき冬月副司令の言ってた能力強化の訓練て具体的にどうやるんですか?」
ゲンドウ「…基本はイメージトレーニングだ、エヴァを動かすのと同じようなものだ」
冬月「要はAlmighty Transform Field…ATフィールドをいかに使いこなせるかが鍵なのだよ」
シンジ「…Almighty Transform Field…万能の変化フィールドですか…」
ゲンドウ「そうだ。ではこれから具体的にイメージトレーニングのやり方を伝授する。まずお前の身体を直結10㎝の円柱状の光の柱が貫通する様をイメージするのだ」
シンジ「……光の柱……イメージしたよ」
ゲンドウ「よし。それが能力強化の為の訓練の基本中の基本だ」
264名無しさん@おーぷん :2015/06/06(土)02:11:14 ID:???

伝説の勇者と聖なる女神か…いいね!
あとは勇者と女神って結婚は果たして可能なのかどうか…
それが気になる
しかし世界中の誰よりもリリスに愛し愛されてるって
…いいね!!
265名無しさん@おーぷん :2015/06/06(土)12:23:20 ID:???
昨晩はLRSへの愛で頭がいっぱいだから言い忘れてたけど
ATフィールドがAlmighty Transform…ってえっ何それ!アブソリュート・テラーじゃないの?!
と思ってびっくりしたわ
オリジナル設定なんだね。面白そう
使徒は何にでも形を変えられるもんね
絶対不可侵領域であり万能変化領域でもあるんだろうな

あと、シンジ君誕生日おめでとう!レイと二人で幸せになってね
266名無しさん@おーぷん :2015/06/06(土)13:47:19 ID:???
ネルフ組がこれでビレ組は絶対恐怖のままかもしれん


ATフィールド
267女シンジ :2015/06/06(土)23:42:19 ID:???
>>263('-^*)
ゲンドウ「次にその光の柱は天高く宇宙の果てからお前を貫きさらに地球のコアをも貫いて無限に伸びていると想像するのだ」
シンジ「宇宙に果てってあるの?」
ゲンドウ「無い、真実の宇宙には始まりも終わりも果ても無い。だがこれは無限の光を視覚的にイメージしてお前の潜在意識に刻み込む為に必要な訓練なのだ」
シンジ「……解った…………イメージしたよ」
ゲンドウ「次にお前の身体を玉子のように光りの膜が頭の上20㎝あたりから足の下20㎝あたりまでを包み込んでいる様子をイメージするのだ」
シンジ「…………イメージした…」
ゲンドウ「よし。ではこれから毎日毎時間できる限りその光の柱をイメージするように」
シンジ「…うん。やってみる」
ゲンドウ「最初はただの空想のように感じるだろう。だが続けていれば光は実態のある物として目に見え身体で感じられるようになる。そうなれば実際に能力も高まる」
シンジ「そうなの?ただのイメージなのに?」
ゲンドウ「そうだ」
シンジ「不思議…」
カヲル「そうでも無いよ、宇宙は全て同じ材料で出来ているからね、イメージする力も花も星もその光も元をたどれば同じ物なんだ」
268美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/06/06(土)23:50:57 ID:???
>>266
あり得るね。ヴィレはガフの扉反対派だから。
それと今日は6月6日ということで。
シンジ君お誕生日おめでとう。:.゚ヽ(´∀`。)ノ゚~・゚+。*゚・. ゜
ミサト「シンジ君、お誕生日おめでとう」
ゲンドウ「シンジ、またひとつ大人の階段を登ったな。おめでとう」
トウジ「シンジおめでとさん」
ヒカリ「おめでとう碇君」
ケンスケ「おめでとう碇。今日は綾波がお前のために誕生会を企画したんだろ。まったくお前がうらやましいよ」
シンジ「ありがとう綾波、父さん、それにみんな」
サクラ「碇さんおめでとうございます。せやけどエヴァにだけは乗らんといてくださいよ」
リツコ「お誕生日おめでとうシンジ君。これは貴方へのプレゼントよ」
シンジ「何ですこれ?」
リツコ「新しいDSSチョーカー、私達の不信と、あなたへの罰の象徴です」
シンジ「えっ?」
───
レイ「…どうしたの碇くん、寝汗がひどい…怖い夢でも見たの?」
シンジ「あ…あの…いや、別に何でも無いよ。ごめん綾波、起こしちゃったね」
レイ「別に良いの、それより今日は碇くんの誕生日ね。お誕生日おめでとう碇くん」チュッ
シンジ「あっ!ありがとう綾波//」
269名無しさん@おーぷん :2015/06/07(日)01:18:33 ID:???
乙乙~!!
ああー!めっちゃ可愛いSSをありがとう
思わぬ投下に大満足。楽しめました~
シンジ、この後はきっと良い夢見れそうw
270女シンジ :2015/06/07(日)23:51:44 ID:???
>>267('-^*)
シンジ「あっ、なんかそんなこと言ってたね」
カヲル「そう、時間や空間やあらゆる次元さえも全てはその純粋なエネルギーで出来ている。その純粋なエネルギーは全ての創造主なんだよ」
シンジ「つまり神様みたいなもの?」
カヲル「神という言葉が全ての源という意味ならそうだね」
シンジ「やっぱり神様っているんだ?」
カヲル「むしろ神しかいないと言った方が正解だよ。なぜなら神で無いものは何も無いのだから」
シンジ「…つまり……私やペンペンさんや綾波さんも神様なの?」
カヲル「もちろんそうさ、だからこそ神と同じことが出来るんだ」
シンジ「…神様と同じこと……?」
カヲル「神は言った、『光あれ』すると光があった。聖書の有名な一節だね」
シンジ「…つまり私も光を作れるってこと?」
カヲル「そうだよ、そのための訓練じゃないのかい?君は今から神が宇宙を作ったのと同じことをするんだよ。少々規模は小さいけどね」
シンジ「……そっか…うん。私がんばるよ」
カヲル「クス。いいね。もちろん私も協力するよ」
ゲンドウ「…この訓練は次元の壁を超えた後に生き残る為の命綱だ。できなければ置いていくだけだ」
271名無しさん@おーぷん :2015/06/08(月)16:14:07 ID:???

なんか壮大な感じ…
シンジがものすごく強くなってくれそうで嬉しいけど
Q準拠だと最後は破滅的な敗北って感じになりそうなんだよね…
272女シンジ :2015/06/08(月)23:43:44 ID:???
>>270('-^*)
シンジ「…次元の壁を超えるってどういう事?」
ゲンドウ「そのままの意味だ。我々が直接ラスボスのいる第四次元に乗り込んでラスボスの本体を倒すのだ」
シンジ「…え?我々って……まさかお父さんも直接ラスボスと戦うつもりなの?」
ゲンドウ「最初からそれが俺の目的だ」
シンジ「でもさっき冬月副司令がラスボスを倒せるのは私しかいないって言ってなかった?」
ゲンドウ「伝説ではそうなっている。事実この俺では何度挑戦してもリリスのコピーである初号機にはシンクロできなかったからな」
シンジ「……お父さんもエヴァに乗る為の訓練をしてたんだ…」
ゲンドウ「元々俺が自分でエヴァに乗って使徒と戦い初号機を覚醒させ次元の扉を開きラスボスを倒したかったのだ…だがどうしてもそれは不可能だった…」
冬月「…お前のあれほど悔しそうな顔を見たのはあの時が初めてだったな、あれはなかなかの見ものだったぞ」
ゲンドウ「…だが今は違う。ついに完成したのだ。この俺が動かせるエヴァ、エヴァンゲリオン第7号機がな」
冬月「…お前のあれほど嬉しそうな顔を見たのはあの時が初めてだったな、あれはなかなかの見ものだったぞ」
273名無しさん@おーぷん :2015/06/09(火)01:45:57 ID:???

えーエヴァ7号機?!とかゲンドウが動かすとか…
面白そうー!
Qと全然違う展開…これで同じような結末になるとはとても思えないな
どうなるの
274女シンジ :2015/06/09(火)23:55:59 ID:???
>>272('-^*)
ゲンドウ「だがマギの回答によるとガフの扉を開くには二つの魂が必要だと解った。故にダブルエントリー方式のエヴァ第13号機を作ったのだ」
冬月「……13号機には…本来は君とレイの二人に乗って貰うつもりだったのだがね…カヲル君には9号機でサポートを頼んでいたのだが…」
ゲンドウ「我々の計画を察知したヴィレは大幅に計画を前倒しして強引に初号機の奪取を強行したのだ」
カヲル「…その結果…当然初号機内で発見されたのは君と音楽プレイヤーのみ。それで今に至るというわけさ…器が無ければ魂はこの世界で活動出来ないからね」
シンジ「えっ!、じゃあその…なんて言うかその……」
一瞬チラリとレイを見るシンジ。
カヲル「言いたい事は察するよ。でも初号機がヴンダーの中に納まってる今、それは難しいだろうね」
冬月「その件に関しては我々も申し訳無く思っているよ。初号機は決してヴィレに発見されないように幾重にも偽装措置を取っていたのだが…」
ペンペン「あの完璧とも言えるステルスシステムを見破るとは、ペンギンの私が言うのも何だが人間技とは思え無いね」
───
《ヴィレ》
マリ「クシュンッ!……風邪かにゃ?」
275名無しさん@おーぷん :2015/06/10(水)01:30:18 ID:???

マリかわいい!マリのせいで初号機ヴィレにとられたんかー
そう考えると憎たらしいけどこの子結構好きなんだよね
彼女の正体は何なんだろう。使徒アルミサエル先輩?だったっけ
でも人間として行動してるし、世界の謎にも詳しそうだし…
276女シンジ :2015/06/10(水)23:45:49 ID:???
>>274('-^*)
ゲンドウ「元々我々のガフの扉の開放は人間を進化させる事が目的だ。ヴィレに人間離れした能力の持ち主が居ても不思議では無い」
ペンペン「つまり、最初からヴィレに初号機を奪取される可能性も視野に入っていたのかね?」
ゲンドウ「最悪の事態は起こり得る。レイをネルフに残したのはその時の保険の意味もある」
冬月「二人共ヴィレに取られてしまったら奪還も困難だからな」
シンジ「そうなの?でも、ネルフにはカヲルさんもいるじゃない」
ゲンドウ「……仮にお前がヴィレで目が覚めたときに隣りにレイがいたとしよう」
シンジ「…うん」
ゲンドウ「お前はどんな気持ちになる?」
シンジ「……すごく安心して平和な気持ちになるよ」
ゲンドウ「お前がそんな気持ちになるだけでヴィレはさぞかしお前を確保するのが容易くなるだろうな」
シンジ「…確かに」
ゲンドウ「そこにカヲルという見知らない人間が迎えに来たらついて行くかね?」
シンジ「……う~ん。あの状況だとヴィレに居たいとは思わないけど…でも爆弾首輪で脅されてまでは行かないと思う。綾波さんが死ぬのは嫌だし」
ゲンドウ「その通り。お前達はヴィレに残るのだ」
277美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/06/10(水)23:51:58 ID:???
私もけっこうマリ好き。
このFFでは元々は有美サエルと名乗ってた。
278名無しさん@おーぷん :2015/06/11(木)18:47:45 ID:???

高校生で有美サエル先輩だったね
使徒じゃないんだ
279女シンジ :2015/06/11(木)23:54:22 ID:???
>>276('-^*)
シンジ「……確かに…そうだね…」
ゲンドウ「実際はレイがヴィレにいたら連中はお前に爆弾首輪を着けることすらしなかっただろう」
シンジ「…そうなの?あの爆弾首輪は私もずいぶん当惑したんだ。赤木博士には私たちの不信と、あなたへの罰の象徴ですなんて言われちゃったし…」
ゲンドウ「それは一つには連中の恐怖心の現れだ、初号機を覚醒させる程の純粋な愛を持つお前への恐怖…だがそれだけでは無い」
シンジ「まだあるの?」
ゲンドウ「ある。むしろこちらの意味が大きい」
シンジ「どんな意味?」
ゲンドウ「それはヴィレにレイが居ない場合、お前を自由にさせておくといずれ必ずお前はレイを求めて自らネルフに行くことが連中も分かっていたからなのだ」
シンジ「あっ……確かに…」
ゲンドウ「そこでヴィレの連中はバカはバカなりに無い知恵を絞って一芝居うったのだ」
シンジ「……そうなんだ…」
ゲンドウ「まずお前の首に爆弾を付け恐怖で縛り上げる。さらに不信と罰とやらを言い渡すことによりお前に罪悪感を植え付ける」
シンジ「…罪悪感…」
ゲンドウ「そうやってお前が自ら大人しく監禁される状況を作ろうとしたのだ」
280名無しさん@おーぷん :2015/06/12(金)02:30:20 ID:???

初号機を覚醒させるほどの純粋な愛…
ハァ~いつ聞いてもいい言葉。
でも一つ確かめたいんだけど今いるレイは魂だけ残して初号機の中からサルベージされたんだよね
旧TV版にあったアスカのお母さんみたいな感じ?あれとはまた違うかな
281女シンジ :2015/06/12(金)23:41:12 ID:???
>>279('-^*)
シンジ「罪悪感というより頭に来たけどな、私が綾波さんの事を訊いてもなかなかちゃんと答えてくれないし」
ゲンドウ「仮に彼女達が綾波レイはネルフにいると正直に答えたらお前はどうした?」
シンジ「もちろん綾波さんに会いに行くよ」
ゲンドウ「なら綾波レイは死んだと嘘をついたら信じたか?」
シンジ「……そんなの嫌だよ」
ゲンドウ「…答えになって無いがまあ良い。ではそこにレイが迎えに来たらどうする?」
シンジ「もちろん嬉しいよ」
ゲンドウ「そしてお前は嘘つきのヴィレの連中に別れを告げレイと共にネルフに向かうのだ」
シンジ「……そうだね…」
ゲンドウ「では連中が綾波レイの正体は人間では無い、お前の母親をモデルに作られたエヴァを動かす為のパーツだと言ったら信じるか?」
シンジ「信じるとか信じ無いとか関係無いよ。モデルがお母さんでもエヴァのパーツでも綾波さんは綾波さんだもの」
ゲンドウ「つまりいずれのケースでもお前はレイが迎えに来たらついて行くのだ」
シンジ「そうだね」
ゲンドウ「それら全てをバカはバカなりに検討して一番ベストな選択だと連中が考えたのが爆弾首輪と不信と罰の宣告なのだ」
282美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/06/12(金)23:49:49 ID:???
>>280
>旧TV版にあったアスカのお母さんみたいな感じ?あれとはまた違うかな

今のレイはヒヨコみたいな感じ。
魂は希薄だけど動物的本能はあるから優しいシンジになついてる。
283名無しさん@おーぷん :2015/06/13(土)02:30:00 ID:???
>>281
シンジが一切ぶれないで「綾波は綾波だ」と改めて明言してくれて嬉しいな
母親をモデルに作られたエヴァのパーツ…言葉的にはアレだけど、この設定だと
二人が肉親という感じがしないので良いなと思う
「二人が惹かれあうのは血が繋がっているから」とかだと自分はちょっと不満なので
>>282
ありがとう
そうなんだ!ヒヨコみたいって可愛いな
284女シンジ :2015/06/13(土)23:55:44 ID:???
>>281('-^*)
シンジ「……なるほど、そういう事だったんだ…でもあの時は私も死を覚悟したな、やっぱり首に爆弾ついてたし…」
冬月「もちろん彼女達が君を消す行動に出ることもあり得たのだよ。彼女達にとって人類の生存がかかっていたからね」
シンジ「……やっぱり…」
冬月「だが実は我々のマギは彼女達のマギ改に常に侵入していて向こうの動向はあらかたつかんでいたのだ」
シンジ「すごい…」
冬月「その結果まず彼女達が君を殺害した際の初号機覚醒リスクを恐れていることを知った。なにしろ初号機は一度宇宙で12秒間覚醒しているからね」
シンジ「…そんな危ない物をよく船の動力源にする気になったね」
冬月「背に腹は代えられんからな。そしてヴィレでは葛城大佐が君の生殺与奪の権利を預かることになった」
ゲンドウ「…温いな…」
冬月「まあ赤木君でも結果は同じだがね、我々はマギ改へのアクセスを通じてチョーカーのスイッチをオフにしたのだから」
シンジ「そんな事ができるんだ!?」
冬月「この14年間に文明は量子的飛躍を遂げているのだよ、巨大戦艦が空を飛ぶ程度にはね。もっともこれも君とレイがリリスの扉を開いたおかげなのだが」
285名無しさん@おーぷん :2015/06/14(日)14:27:46 ID:???

リリスの扉ってガフの扉のこと?すごいね
あと公式設定資料にバラルの扉っていうのもあるけどあれも同じものだよね
286女シンジ :2015/06/14(日)23:43:23 ID:???
>>284('-^*)
シンジ「すごいね……リリスの扉…」
カヲル「フフ、そのリリスの扉を開いた君もすごいよシンジさん」
シンジ「そんな//私はただ綾波さんを助けたい一心で//」
照れ隠しにレイを抱きしめるシンジ。
冬月「更に君を迎えに行った9号機にはマギが割り出したチョーカーの起爆スイッチの周波数を無効化する電波発生装置を搭載していたのだ」
シンジ「なら私の身の安全は保証されてたんだ。綾波さんは知ってたの?」
レイ「ええ、説明は受けていたわ」
シンジ「そうなんだ…」
そう言うとレイを離し考え込むシンジ。
冬月「どうかしたのかね?」
シンジ「……あの時…私には綾波さんの声が聞こえたんです。でも、何故かその場に居た他の人達は全然綾波さんの声に反応しなかったのが不思議で…」
ゲンドウ「不思議でも何でも無い、それはレイの声がお前にしか聞こえて無かったのだ」
シンジ「そうなの?でも私に聞こえる声が他の人に聞こえ無いのはどうして?」
ゲンドウ「初号機の中にはレイの魂が眠っている。あの時レイの魂の本来の持ち主であるレイが初号機に近づいた事により一時的にレイの魂が目覚めたのだ」
シンジ「…それってつまり…」
287美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/06/14(日)23:52:45 ID:???
>>285
だいたいそんな感じ
ただリリスの扉はシンジとレイが初めて開いた最上級の次元の扉
ガフの扉は次元の扉全般の名称
288名無しさん@おーぷん :2015/06/15(月)01:16:15 ID:???
乙乙!
照れ隠しに抱きしめるシンジすごいw可愛い
シンジを呼んでたのはレイの魂の声だったんだ
そうだったらいいなと思ってたんだよね!
>>287
最上級の次元の扉…そうなんだ。面白いね
289女シンジ :2015/06/16(火)00:07:36 ID:???
>>286('-^*)
ゲンドウ「あの時お前が聞いたのはレイ本来の声だという事だ」
シンジ「……やっぱりそうだったんだ…」
ゲンドウ「一時的に目覚めたレイの魂はレイの精神に共鳴してテレパシーでお前に呼びかけた。そしてお前が応えた瞬間即座にお前の居場所を探し当てたのだ」
シンジ「……すごい…」
冬月「今現在こんな芸当は君とレイの間でしか成立しなかった。これも万が一に備えて碇がレイをネルフに残した理由だよ」
ゲンドウ「…やがては全ての者達がテレパシーで通じ合えるようになる。そうなればこの世の悲痛も終わるだろう。それこそ我が妻ユイの願いなのだ」
シンジ「…そんな時代が来るの?なんだか夢みたいな話で現実味が無いけど…」
ペンペン「まあ空飛ぶ巨大戦艦も充分現実味が無いがね」
カヲル「フフ、これはすでに未来で起こっている事だよシンジさん。だから必ずその時は来る」
冬月「だがその為には誰かが道を開かなければならない。その道を開く先頭に立つべく運命づけられているのが君とレイなのだよ」
シンジ「…そうなんだ、全然知らなかった。綾波さんは知ってた?」
レイ「知らない…でもあの時、不思議な感じがしたの…」
290名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)01:09:38 ID:???
>>乙
シンジとレイすごい。テレパシーが出来るんだ~
でもやがては全ての者達が、って…そんなことになったら大変そう
もし悪いことを考えたら相手に筒抜けになってしまうんだよ
シンジレイみたいに善良で、言葉と考えがあまり違わない人だったらいいだろうけど

自分がこの二人を好きな理由のひとつは二人が心が濁ってなくて綺麗っていうのもあるかな
それでいて人間味は凄くあって、リアルに息づいてる感じがするから
291名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)05:10:00 ID:???
そうなると善良な人以外は淘汰されて、人格面からの
人類の革新になるかもね
292名無しさん@おーぷん :2015/06/16(火)18:35:17 ID:???
でもそれって良いことなのかな
なんかちょっと怖い感じする。人間はいろんな人がいるからいいんじゃないの?
こういうのってそれこそ人類補完計画みたいだね。面白いけど
293女シンジ :2015/06/16(火)23:45:51 ID:???
>>289('-^*)
シンジ「…不思議な感じってどんな感じ?」
レイ「…不可能の不に思考するの思に議題の議という漢字よ」
シンジ「?……えと………あっ!…ありがとう。きっと思考したり議題にしたりするのが不可能な感じなんだね」
レイ「…そう、今まで一度も体験したことが無い感じ…」
ゲンドウ「…レイ。その不思議な感じとやらを別の言葉に置き換えて表現するのだ」
レイ「……碇さんと一緒になりたい感じ…胸が熱くなって…気持ちが良くて…自分が溶けて消えてしまう感じ……でも、嫌じゃ無い感じです…」
ゲンドウ「レイ、教えておこう、それが愛の感覚なのだ」
レイ「…愛の感覚…ですか」
ゲンドウ「その感覚はどのくらいの間続いたのだ?」
レイ「…ネルフに近づくにつれて次第に弱くなり気がついたら消えてました。……ただ…」
ゲンドウ「何だ?」
レイ「私の精神は碇さんと一緒にいると落ち着く感じがして私の身体は碇さんに触れていると気持ちが良いので碇さんの許可を得たうえで一緒にいることにしています」
ゲンドウ「…そうか…どうやら魂だけでは無く精神と身体の相性も良いようだな。まあ訓練に支障の無いようにしろ」
レイ「了解」
294美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/06/16(火)23:50:17 ID:???
>>290
テレパシーは基本的にオンオフ自由な携帯電話やインターネットみたいな感じ。そうじゃ無いと常に頭の中で全人類の思考や感情が渦巻いてみんな発狂すると思う(笑)
ただ深い愛情で結ばれた人同士は思考や感情が伝わりやすいとかはあるかも。
295名無しさん@おーぷん :2015/06/17(水)01:11:08 ID:???

うう~!これは魂レイと魂の無いレイ両方からのシンジへの気持ちが
言葉で具体的に表現されているー!
しかもそれが「愛の感覚」だとゲンドウにもお墨付きを貰ってるしw
シンジが男じゃなくて残念だけど女で良かった面もあるかも
男女だったらラブラブすぎて訓練どころじゃなさそうだもんね~
>>294
そうか。そりゃそうだよね
自分はサトラレっていう映画みたいに、他人の思考が常に強制的に脳内に
流れ込んでくるんかと思ったわ。あれじゃ大変だもんな
296女シンジ :2015/06/17(水)23:51:23 ID:???
>>293('-^*)
シンジ「///////」
レイ「?」
シンジ「あっ、何でも無いから//」
レイ「…そう」
ゲンドウ「では訓練を再開する。足を楽に組んで芝生に座るが良い」
シンジ「はい」
レイ「了解」
ゲンドウ「背筋を伸ばして両手は太ももに置き重心は腹に置くのだ。そのまま意識は呼吸にのみ向ける。もっとも基本的な瞑想方だ。これを毎朝15分ずつやるのだ」
冬月「…心を静かに落ち着かせる。戦いに勝つために必要なことだ」
シンジ「…」
レイ「…」
カヲル「…」
ペンペン「…」
ゲンドウ「……瞑想とはいわば宇宙とのシンクロだ。これが深まれば世界を創り出している最も純粋な力と繋がる事が出来る。覚えておけ」
───
…あれ?私、宙に浮かんでる?…でも…私の下で瞑想してるの私だよね……あっ!分かった!これがあの幽体離脱ってやつなんだ…
フフ、綾波さんの頭のつむじが見える。可愛い//……ん?よく見ると綾波さんのつむじのあたりから細い銀色の線が伸びている…これどこに繋がってるんだろう?
……なんか思うだけで移動できるみたい。
フフ、空を自由に飛ぶの面白い。よ~し。このまま綾波さんの線の先を確かめに行ってみよう!
297名無しさん@おーぷん :2015/06/18(木)01:50:26 ID:???

シンジ照れてて可愛い~
幽体離脱!かなり本格的なやつやってるし
そしてレイの後頭部から銀色の線!わぁーレイも幽体離脱してるんだ?
…と思ったらこれってあれだ、もしかして…
すごい面白い。どうなるのか楽しみ
298女シンジ :2015/06/18(木)23:41:00 ID:???
>>296('-^*)
─あれ?なんだか体が引っ張られて先に進め無い。どうして?
〈─フフ─今の君ではこれくらいが限界みたいだね─〉
えっ、誰?
〈私だよ─シンジさん〉
私だよって言われても何か光が見えるだけなんだけど。
〈心を落ち着けて─呼吸を深くしてごらん〉
呼吸?幽体も呼吸出来るのかな?
〈もちろんさ─肉体と幽体はほとんど同じ機能を持っているんだ〉
分かった。やってみる。
スー…ハー…スー…ハー…スー…
シンジ「あっ!カヲルさん。来てくれたんだ」
カヲル「君が幽体離脱したのを感じたから様子を見に来たのさ。初めての幽体離脱には恐怖を感じる人も多いと聞くからね」
シンジ「そうなんだ?ありがとうカヲルさん。私綾波さんの頭から出ている線がどこに繋がってるか知りたいんだけどこれ以上飛べ無くて…」
カヲル「シンジさんは肉体と魂の結びつきが強いんだよ。大丈夫。経験を積めばどこまでも飛べるようになる。シルバーコードの伸縮には本来限界が無いからね」
シンジ「…シルバーコード…?」
カヲル「彼女の頭から伸びている銀色の線の事さ。あれは誰しも持っている魂と肉体を繋ぐ装置なんだ。もちろん君にも付いてる」
299名無しさん@おーぷん :2015/06/19(金)01:21:08 ID:???

線をたどれば初号機内のレイの魂のとこまで行けちゃうかも?
と思ったけどさすがにそんなに行けなかったか
魂の無いレイが幽体離脱したらどんな状態なんだろう
うすーい幽体が空中にいたりするのかな
300女シンジ :2015/06/20(土)04:43:59 ID:???
>>298('-^*)
シンジ「えっ、てことはあの銀色の線の先は綾波さんの魂に繋がっているって事なの?」
カヲル「そういう事になるね。場所的にはヴンダーの動力部、初号機の中に繋がっているよ」
シンジ「……つまり、今の綾波さんは魂がずっと幽体離脱しているみたいな状態なの?」
カヲル「それに近い感じだね。さすがに魂と完全に切り離された状態では肉体と精神だけの活動はできないんだ」
シンジ「…でも、どうして魂が幽体離脱した状態で肉体と精神だけでラジオ体操したり話したり出来るの?」
カヲル「彼女は元々自我が希薄で魂の影響を受けやすいからね。だから本来の何百分の一にも薄められた魂のエネルギー量でもなんとか活動可能なんだよ」
シンジ「……何百分の一なんだ……」
カヲル「それでも彼女の魂の力は零では無い。それも彼女が君のそばに居たがる理由なんじゃないかな」
シンジ「……そっか…」
カヲル「それに加えて肉体や精神も元々は魂が波動を落として形を変えたものなんだ。だから彼女の肉体や精神が君と寄り添うことを求めるのは自然な事なのさ」
シンジ「//そうなんだ……あれ?なんか綾波さんのシルバーコードが太くなってる」
301名無しさん@おーぷん :2015/06/20(土)15:18:11 ID:???

そうなんだ…幽体も全部初号機内にあって、常に幽体離脱してるような状態なんだ。面白いな
自我が希薄で魂の影響を受けやすい>いいね。レイってそんな感じする
そんなところも自分がすごくレイを好きな理由だ。我欲が無く世俗に興味ない感じ
シンジもちょっとそんなところあるし。気配り上手だから周りとは上手く合わせていけるけど
本当は世俗的なものよりも玄妙で無垢なるものの方に強く惹かれそう
302女シンジ :2015/06/20(土)23:41:59 ID:???
>>300('-^*)
カヲル「瞑想が深まると魂からのエネルギーの流入が増加するんだ。それでシルバーコードが太くなったというわけさ」
シンジ「…そうなんだ。なら綾波さんの瞑想を邪魔しないように気をつけないと」
カヲル「良い心がけだね。もっとも彼女が瞑想でこんな効果を見せた事は今まで無かったよ。これもシンジさんが来た影響かも知れないね」
シンジ「私が少しでも綾波さんの役に立てたのなら嬉しいな//」
カヲル「実に興味深いね君達は。まさか彼女がこの普通の瞑想で地下の彼女専用の瞑想補助装置以上の魂のエネルギーをチャージ出来るなんて私も予想外だったよ」
シンジ「そんな装置があるんだ?」
カヲル「…元々自我の希薄な彼女は生まれつき魂が肉体に定着し辛かった。そこで魂のエネルギーの定期補給のために専用の装置が必要だったんだ」
シンジ「…あっ!」
カヲル「…どうしたんだい?」
シンジ「……私…最初にネルフに来た日に誰もいない街で綾波さんを見てるんだ。すごくはっきりとした視線を感じて振り向いたら綾波さんが私を見てた…」
シンジ「…でもあの時間にあそこに綾波さんがいるはず無いんだよね…そういう事だったんだ…」
303美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/06/20(土)23:52:22 ID:???
>>301
そんな感じはあるね。
あとシンジと出会ってレイが変わったのは昔からよく言われてるけどレイと出会ってシンジも変わった気もする。
特に新劇ではシンジからレイへの積極的な行動が多くてニヤニヤ笑いが止まらなかったよw
304名無しさん@おーぷん :2015/06/21(日)01:11:06 ID:???
お互いがお互いを変えていったよね
本当にこの二人は最高だ
305名無しさん@おーぷん :2015/06/21(日)01:36:48 ID:???
乙乙
すごく良い~!
そうだったんだー
306女シンジ :2015/06/22(月)00:12:05 ID:???
>>302('-^*)
カヲル「……確か…君がネルフに来る日の前日に彼女は、起動実験中に起きた事故で集中治療室に運び込まれている……なるほど…つまりそういう事だろうね…」
シンジがふと気がつくとレイが自分を見つめていた。
シンジ「あっ、綾波さんも幽体離脱したんだ?」
レイ「碇さん…」
パンッ、と音がすると同時にシンジは瞑想から覚めた。
ゲンドウ「良し。15分間の瞑想終了。この基本的な瞑想は毎日やるように」
シンジ「はい!」
レイ「了解」
ゲンドウ「それとカヲルはともかくシンジ」
シンジ「はい」
ゲンドウ「瞑想中は瞑想に専念しろ。幽体離脱では魂のエネルギーの補給にならん」
シンジ「はい//」
ばれてた//
ゲンドウ「次にヨガの基本的なポーズをいくつか行う。これは姿勢と血行を良くする効果がある。だが真の目的は7つのチャクラを活性化させる事にある」
シンジ「健康に良さそう」
カヲル「ビューティフル」
レイ「了解」
───
冬月「ふむ…みんな想像以上に身体が柔らかいな」
ゲンドウ「良し。ヨガは問題無い。以上を基礎訓練として毎朝最初に行う。ではいよいよ能力強化の訓練に入る。まずは強化系訓練から始める」
307名無しさん@おーぷん :2015/06/22(月)02:13:17 ID:???
乙~
今まであの第一話の綾波って何なんだろうなってずっと気になっていろいろ考えたりしてたけど
昨日の>>302読んでもう、ものすごーくしっくり来た!
ほんと参ったわ「幽体離脱やったんかーい!!」ってなったwああでも納得…
符号が合致しててヤバイ…でもこんなの考えたこともなかったよ
さんざん幽体の話してたのに全く思いつかんかった
面白かったー。ありがとう
>>306
このシンジを見つめてるレイはもしかして初号機の中から抜け出して会いに来たのかな
可愛い
>>303
ほんとにそう。ヤシマのあとからシンジも変わったよね
絶対レイの影響あると思う
308女シンジ :2015/06/22(月)23:52:13 ID:???
>>306('-^*)
ゲンドウ「では俺についてこい」
そう言うとゲンドウはシンジ達をグランド脇に設置された体育館に案内した。
シンジ「わ~、広々してるねここ、それにいろんな運動用具があって楽しそう」
ゲンドウ「雨の日はここでランニングをする。それよりシンジ。これを見ろ」
シンジ「……これは、ボディビルとかする人達が良く使うやつだね、これもお父さんが用意したの?」
ゲンドウ「そうだ、ベンチとバーベルだ。バーベルは重さ300㎏ある」
シンジ「…300㎏…すごい…こんなの持ち上げる人間がいるんだ…」
ゲンドウ「フ…プレス」
冬月「……プレス!?碇…お前まさか!」
シンジ「…?」
レイ「…?」
カヲル「…」
ゲンドウ「…どうしたシンジ、早くしろ」
シンジ「…えっ?」
ゲンドウ「…何をしている、さっさとそこに横になりベンチプレスするのだ」
シンジ「……まさか…私にここに寝て、300㎏のバーベルを差し上げろって言ってるの?」
ゲンドウ「そのためにここに呼んだのだ」
シンジ「…わかったやってみる」
シンジはベンチに座るとバーベルの下に身体を入れてシャフトに手をかけた。
シンジ「ふん!ぬううぅりゃあーーッ!」
309名無しさん@おーぷん :2015/06/23(火)02:08:14 ID:???

第一話の会話に似てるねw
あの時よりシンジが格段にアグレッシブなのでちょっとびっくりするw
レイがついててくれるから元気が出せるのかも
310女シンジ :2015/06/24(水)00:07:44 ID:???
>>308('-^*)
───
《5分経過》
シンジ「ふん!うぬ!くぅ~~っ!」
冬月「…さすがにビクともしないな。ガフの扉の恩寵により人間の身体能力も多少向上しているとは言え、これは無理があったようだ」
ペンペン「ゴリラやチンパンジー並みに腕力が強くなったわけでは無いからね、免疫力や自然治癒力、環境適応力などは飛躍的に向上したが」
レイ「…私も、ベンチプレスは45㎏までしか挙げられません…」
カヲル「300㎏なんてほとんどの人間には無理だよ」
ゲンドウ「ああ、筋力で挙げようとしている限りは永遠に挙がらんよ」
───
《10分経過》
シンジ「フンッ!………くっ!」
重い。ビクともしない。でもこんなところで負けてられ無い。絶対にラスボスを倒して…綾波さんの魂を取り戻す!
ゲンドウ「…バカが、俺の言った事をすっかり忘れているようだ」
ペンペン「…しかし並々ならぬ根性の持ち主ではあるな」
……この感覚、前にもどこかで味わったことがある……圧倒的な重量……圧倒的な質量……そう…第8使徒!
冬月「碇、もう良いだろう」
ゲンドウ「…ああ、とりあえず力づくでは無理な事が解れば…」
シンジ「ATフィールド、全開!」
311名無しさん@おーぷん :2015/06/24(水)01:16:21 ID:???

おっ第4使徒かと思ったら一気に第8の使徒にまで進んだ
シンジかっこいい。
あの時も「こんな時なのに落ち着く」って言ってた
母さんの匂い…綾波の匂い、とも言ってたな
レイといるとシンジは心の平静を保てるんだ。心の支えになってるんだろうな、きっと
自分はこの二人には男女の愛を越えるほどの深い強い愛で結ばれててほしいと思う
でも同時に普通の男女の愛でもあってほしいんだよね
それも当然含まれててほしいわけ
その方が二人がずっと一緒にいられるからね
312女シンジ :2015/06/24(水)23:51:18 ID:???
>>310('-^*)
パンッ─最初に空気の破裂するような音が響いた。
ドンッ!すぐに何かが破壊される音が続いた。
───
《ヴィレ》
青葉「ジオフロントにATフィールド発生!同時刻、ジオフロントより第一宇宙速度を超える速さの飛行物体の上昇を確認!」
ミサト「まさか!使徒?」
リツコ「新型エヴァの起動は?」
日向「いえ。確認されてません!」
青葉「……ん?ATフィールド収束」
リツコ「機械の誤作動では無いの?」
青葉「ですが、ジオフロントより打ち出されたと思われる物体は……あれ?」
リツコ「物体はどうしたの?」
青葉「…既にレーダーから消えてますね」
───
シンジ「…あれ?バーベルが消えてる…どうして?」
冬月「いったい何が起こったのかね?」
ゲンドウ「……シンジが瞬間的に指向性を持った超弩級のATフィールドを発生させて重さ300㎏のバーベルにぶつけたのだ…おそらくは無意識にな…」
ペンペン「それでバーベルは消えて体育館の天井には穴が開いたというわけか。いやはや先行き恐ろしいね」
冬月「…それではバーベルは…」
ゲンドウ「あの威力のATフィールドだと、今ごろは大気の摩擦熱で燃え尽きているだろう…」
313名無しさん@おーぷん :2015/06/25(木)02:08:39 ID:???

シンジすごーい!強すぎる!
ヴィレのレーダーに捕捉されててワロタ
それというのもレイの魂を取り戻したいという強~い愛ゆえよね
でも強くなりすぎだけど大丈夫かな…
314女シンジ :2015/06/25(木)23:44:50 ID:???
>>312('-^*)
冬月「…なるほど、さすがは伝説の勇者と言ったところか、あるいは力の一族最強のお前の娘の面目躍如と言っても良いな」
ゲンドウ「…だが今のはどちらかと言うと強化系では無く放出系だ。ATフィールドを身にまとい耐久力や力を上げる強化系としては落第だ」
冬月「手厳しいな」
シンジ「……あれ?」
レイ「…どうしたの碇さん?」
シンジ「……何だろう。身体に全然力が入らない…」
カヲル「大丈夫、少し休めば回復するよ」
ゲンドウ「…そうでも無い。今のように一気にATフィールドを全放出すると次にチャージされるまでまともに動け無い。実戦では敵は回復を待ってはくれんよ」
シンジ「あっ、本当だ!動けるようになった」
冬月「しかし驚くべき回復力ではないか」
ゲンドウ「…だが、回復に1分近く要している。実戦で1分動け無いのでは話にならん」
冬月「…ふむ、ではどうするね?」
ゲンドウ「シンジ、今度はこの30㎏のバーベルを挙げるのだ。その際自分の身体が光に包まれて強化されていることをイメージする事を忘れるな」
シンジ「光?…あっ、そうだったね」
ゲンドウ「強化系も基本は同じだ。光のイメージがカギなのだ」
315名無しさん@おーぷん :2015/06/26(金)02:02:41 ID:???

シンジ本当にラスボスと戦えたらいいのに
ヴィレの人達が相手だと明らかオーバーキルだもんね
それにどうせ身内の諍いだから本気で殺し合いなんかしないし
316女シンジ :2015/06/26(金)22:22:24 ID:???
>>314('-^*)
シンジ「光のイメージ……」
冬月「急に重量を下げたな」
ゲンドウ「また体育館の天井を壊されてはかなわんからな。少しずつならしていくさ」
シンジ「あっ、これくらいなら簡単に持てる」
こうして訓練は続けられた。
───
《具現化系訓練》
レイ「行くわよ」
シンジ「うん」
ひょいと投げたレイのゴムボールがポンと良い音を立ててシンジの額に当たる。
シンジ「あっ」
レイ「大丈夫?」
シンジ「うん」
───
《操作系訓練》
シンジ「曲がれ…曲がれ…曲がれ…」
真剣な顔でスプーンをこするシンジ。
レイ「…あっ、少し曲がった」
シンジ「やった!」
ゲンドウ「操作系能力は飛行能力にも繋がる上離れた物体を動かせるなど使い勝手が良い。良く訓練するように」
シンジ「はい!…曲がれ…曲がれ…曲がれ…」
ペンペン「私はこの能力を習得してからパチンコで負けたことが無いよ。やり過ぎては目をつけられるから注意が必要だがね」
シンジ「はい!…曲がれ…曲がれ……」
ゲンドウ「ペンペン、子供に余計な事を教え無いように」
ペンペン「これは失敬」
冬月「悪い事はこっそりとやる。基本だな」
ゲンドウ「うむ」
317美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/06/26(金)22:31:21 ID:???
>>315
>それにどうせ身内の諍いだから本気で殺し合いなんかしないし

これQのエヴァ同士の戦い見て思ったw
318名無しさん@おーぷん :2015/06/27(土)01:39:56 ID:???

ペンペンパチンコやるんだ~。なるほど理論的にはそうなるわなと思ってワロタ
倒すべき敵と戦えるかはわからないけど、シンジとレイがこうやって仲良く訓練してるの見ると
やっぱいいなー和む
>>317
お互いにほんとに殺しちゃったら大変て感じの相手だもんね、話的に
使徒も印象的なのはいなかったしね…
319女シンジ :2015/06/28(日)00:17:07 ID:???
>>316('-^*)
───
《癒し系訓練》
シンジ「わ~、こんなところに畑があったんだ」
カヲル「ここに来るのは初めてかい?」
シンジ「うん、…土の匂いがする…なんだか懐かしい匂い…」
ゲンドウ「地球再生プロジェクトと食料調達を兼ねて野菜や果物、木の実などを育てている。シンジこれを見ろ」
シンジ「…すごい!何この大きなカボチャ」
ゲンドウ「私が育てたのだ。品種は普通の日本カボチャで重量は30㎏程だが味も旨い」
シンジ「どうしたらこんなに大きく育つの?やっぱり特別な肥料とかやるのかな」
ゲンドウ「いや、このカボチャに関しては単に土に種を蒔いただけで肥料は一切与えていない」
シンジ「そうなの?」
ゲンドウ「ただし生命力活性化タイプのATフィールドを注ぎ込んでいる」
シンジ「生命力活性化タイプのATフィールド…具体的にはどうやるの?」
ゲンドウ「まず自分の身体から白いオーラが立ち登るのをイメージする。それからそのオーラが対象物に移動して対象物を満たしてゆくのをイメージするのだ」
シンジ「割りと簡単なんだね、あっ、プチトマト!これもお父さんが育ててるの?」
レイ「…」
ゲンドウ「いや、レイだ」
320名無しさん@おーぷん :2015/06/28(日)14:04:06 ID:???

園芸和む。この世界のATフィールドほんとに便利なんだね
肥料無しで巨大な野菜が作れて味も良いなんて
でもイメージ能力の下手な人がやったらダメな作物ができるんだろうな
レイは園芸似合いそう
321女シンジ :2015/06/28(日)23:44:00 ID:???
>>319('-^*)
シンジ「綾波さんが?」
ゲンドウ「そうだ、俺がレイを畑に連れて来たら何故かプチトマトをじっと見ていたからな。育ててみるかと訊いたら首を縦に振ったのだ」
シンジ「……そう…なんだ…」
レイ「食べてみる?」
シンジ「…え?」
レイ「プチトマト」
シンジ「…あっ、うん!」
プチトマトを口に運ぶシンジ。
シンジ「……美味しい…」
ペンペン「泣くほど旨いかね?」
シンジ「……うん。泣くほど美味しい…」
───
《放出系訓練》
ゲンドウ「放出系能力は直接ATフィールドを相手にぶつける能力だ。赤い光をイメージしてそれを目標物に当てるやり方が良いだろう」
シンジ「…やっぱりビームは目から出すの?」
ゲンドウ「俺はその方がやりやすいがそこは個人の好きにすれば良い。初心者は指先や手のひらから出す方がイメージしやすいだろう」
シンジ「分かった」
ゲンドウ「ならさっそくそこにある的を撃ってみろ」
あらかじめ設置された高さ50センチほどの第4使徒の形に切り取ったダンボールの的を指さしてゲンドウが言った。
シンジと的の距離は約5メートル程である。
シンジ「………うん…」
シンジは意識を集中した。
322名無しさん@おーぷん :2015/06/29(月)01:47:15 ID:???

二人かわいい
今のレイが十分可愛いからもうこのままでもいいのに
と思ってしまいそうだけど
レイの魂はまだ初号機の中だから、絶対助けないとダメなんだった…!
このレイはまだ幼いヒヨコみたいなんだっけ
でもこの子に「このままずっと私と一緒にいてほしい」と言われたりしたら
シンジの心もぐらつきそうだったりして…結構すごい誘惑かも?
そんなこと言わないだろうけど
323女シンジ :2015/06/30(火)00:09:38 ID:???
>>321('-^*)
シンジ「えいっ!」
しかし何も起こらなかった。
シンジ「えいっ!」
しかし何も起こらなかった。
シンジ「えいっ!」
しかし何も起こらなかった。
───
《1時間後》
シンジ「えいっ!」
しかし何も起こらなかった。
シンジ「えいっ!」
しかし何も起こらなかった。
シンジ「えいっ!」
ゲンドウ「…そろそろ食事にしよう」
シンジ「////うん//」
───
《知覚系訓練》
シンジ「……星」
レイ「…正解」
シンジ「…十字」
レイ「…正解」
シンジ「…波」
レイ「…正解」
シンジ「四角」
レイ「…正解」
シンジ「星」
レイ「…正解」
冬月「…ほう、やはり知覚系能力はたいしたものだな。引っ掛けにわざと同じカードを2枚混ぜていたのだが淀みなく答えて全問正解ではないか」
カヲル「素晴らしいよシンジさん。流石は伝説の勇者」
ゲンドウ「…フン、やはりコイツはユイの血を色濃く受け継いでいるな。ほんの僅かな訓練でこれほどの超感覚能力を発揮するとはまったく妬ましい」
ペンペン「まあユイ君は光の一族でも別格の存在だからな。その血統がこうしてシンジに受け継がれていることは頼もしい限りではないか」
324美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/06/30(火)00:21:20 ID:???
>>322
そう、ひよこ。
少し飛べるけどw
325名無しさん@おーぷん :2015/06/30(火)01:41:44 ID:???

ゲームみたいwドラクエかな?あんまりやったことないけど懐かしい
何も起こらないこともあるんだね、シンジ
>>324
ほんとかわいいな。もうこのままずっと二人で修行しててほしい
…カヲルと三人だった。あ、それとペンペンその他おっs(ry
326女シンジ :2015/06/30(火)23:45:32 ID:???
>>323('-^*)
───
毎朝五時に起床して15分間の瞑想とヨガの基本ポーズを行い、その後夕方4時くらいまで軽い昼食を挟んで能力強化その他の訓練を行う。
シンジはそんな日々を過ごしていた。
ヴィレはリリスの第二結界を突破する事が現状困難と見てネルフの監視を続けながらもゼーレの残したネーメジスシリーズの掃討を優先させていた。
───
少し日の傾いたジオフロント内に有る公園でピアノを弾くシンジとカヲル。
シンジ「どうしたらもっとうまく弾けるのかな?」
カヲル「うまく弾く必要はないよ。ただ気持ちのいい音を出せばいい」
シンジ「じゃあ、もっといい音を出したいんだけど、どうすればいいの?」
カヲル「反復練習さ。同じ事を何度も繰り返す。自分がいいなって感じられるまでね。それしかない」
ペンペン「習うより慣れろって奴だね」
冬月「問題無い。シンジのピアノの腕はかなりの域に達しているよ」
ゲンドウ「…だが、俺のドラムテクニックほどでは無い」
冬月「…まったくお前という奴は……」
ちなみにレイはベース。ペンペンはリードギター。冬月はサイドギター。カヲルはピアノ。シンジはボーカルをメインに担当していた。
327美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/06/30(火)23:51:13 ID:???
>>325
そうドラクエw
シンジはある程度能力を不安定にした方が面白いかなと思った。
328名無しさん@おーぷん :2015/07/01(水)12:09:59 ID:???

Qのピアノシーン綺麗だったから結構好きだった
この話ではレイにもピアノ練習してほしかったけど、音楽に無縁そうだから無理かなあ
と思ってたらベースか!そんな公式グッズ絵あるもんね
楽しそうなバンドメンバーだ。役割担当ばっちり合ってる~
おじさま達渋いw
329女シンジ :2015/07/01(水)23:56:47 ID:???
>>326('-^*)
───
能力強化の訓練の日々が過ぎていった。
訓練を開始して一週間経つ頃には光の柱が自然に見えるようになった。
二週間経つ頃にはヨガの基本ポーズの成果か七つのチャクラの存在が感じられるようになった。
三週間が過ぎる頃には瞑想中身体が光になったように感じて至福に包まれた感覚を感じるようになった。
訓練開始から1ヶ月目には自分の身体がエネルギーに満たされて軽い感じが日常的な感覚になっていた。
───
最初は走り幅飛び。夢の中で空を飛ぶ感じ、できるだけ足が地面につかないように我慢する。
シンジ「あっ」
思わず興奮して声が出た。浮いてる!私今浮いてる!!
スーーと地面から足が50㎝くらい離れた状態で滑空を続ける。
足は地面につかないように膝を揃えて上げている状態なのでそんなに高度は高く無い。むしろ頭の位置は普通に立ってる時の方が高いかもしれない。
でもそんな事は問題じゃ無い。重要なことは今私の足が地面から離れて移動しているという事。
最近は瞑想中も身体が浮くような感覚が度々あった。
特に今日は朝から身体が軽くていかにも飛べそうな感じがしてたけど…
まさか本当に飛べるなんて!
330美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/07/02(木)00:02:47 ID:???
>>311
>自分はこの二人には男女の愛を越えるほどの深い強い愛で結ばれててほしいと思う
>でも同時に普通の男女の愛でもあってほしいんだよね
>それも当然含まれててほしいわけ

すごく良く分かる。
331名無しさん@おーぷん :2015/07/02(木)02:11:09 ID:???

シンジ飛べるようになったんだ~!
浮いてる感じがリアル。夢の中で飛ぶのってそんな感じだよね
>>330
わかってくれる?ありがとうー!
この二人はどちらも魂が美しくて一人ずつでも好きなんだけど
二人が絡むと絶妙な化学反応が起きてさらに魅力爆発な気がする
お互いの良さを引き出し足りないところを補い合う抜群の相性
こんな素敵な二人には男女の愛で運命的に結ばれて欲しいんだよね
親子兄妹ならいつかは離れなきゃいけないけどこの二人には年取って死ぬまで
離れることなくずっと一緒にいてほしい
本家の方ではたぶん無理だろうけどね。嫌がる人もいるしまあやらない方がいいかも
でもFFでならいくら望んでも構わないはず
332女シンジ :2015/07/02(木)23:47:16 ID:???
>>329('-^*)
───
高度を少し上げて足をそっと伸ばしてみる。
私の足は地面から50㎝くらい浮いていて目の高さは地上約2メートル!
なんか世界変わっちゃうな~。幽体離脱中に飛ぶのとはまた違った爽快感。
スピードは時速10㎞くらいかな?あんまり速く無いけどそんなことよりこうしてふわふわ宙に浮かんで移動してるのがすごく楽しい!
放出系で5メートル先の的を倒せるようになったり操作系で手を使わずに机の上のミニカーを動かせるようになったりしたけど楽しさはこっちが断然上だなぁ~。
───
《司令室》
冬月「操作系でも難しい飛行能力を僅かひと月の訓練で身に付けるとは…大したものだなお前の娘は…」
ゲンドウ「だが一つ一つの能力はまだ弱い、爆発的な瞬発力はあるが不安定だ。RPGならようやくレベル1に達したといったところだろう…」
ペンペン「能力の底上げにはやはり時間をかけてATフィールドの量を増やすしかあるまい」
ゲンドウ「…本来ならそうしたいところだが、マギの報告によると最近はこの世ならざる者達が次第に数を増やし始めている。これは良くない兆候だ」
冬月「…光が立つ時、闇もまた競い立つというわけか…」
333美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/07/02(木)23:52:58 ID:???
>>331
>離れることなくずっと一緒にいてほしい

だね。多分強制的に引き離され無い限りはずっと一緒にいるよ。
二人とも庵野監督の中核キャラらしいから大丈夫だと思う。
>本家の方ではたぶん無理だろうけどね。嫌がる人もいるしまあやらない方がいいかも

ネガティブ過ぎw
シンが破を超える王道展開なら大絶賛の嵐だと思うよ。
まあシンの内容はアフレコが終わった後の林原さんや緒方さんの態度でだいたい分かるけどw
334名無しさん@おーぷん :2015/07/03(金)02:01:22 ID:???

シンジ飛ぶの上手くなってるんだ~気持ちよさそう
いよいよ敵っぽいのが出て来るのかな?楽しみ
>>333
どうだろうね…わからないけど
強制的に引き離され無い限りはずっと…>そんな感じがある気はするね
335女シンジ :2015/07/03(金)23:22:32 ID:???
>>332('-^*)
ペンペン「つまりラスボス復活の時は近いということかね?」
マギ『はい、ラスボスの波動は日ごとに強まりつつあります。そう遠く無いうちに復活するでしょう』
冬月「ラスボスが復活した場合に考えられる事態は?」
マギ『現在世界各地に増加しつつある未知の生命体のさらなる増加及びそれらの生命体による人的被害と社会的混乱が予想されます』
ペンペン「これは場合によっては本土決戦も覚悟する必要があるね」
ゲンドウ「………」
───
《ヴィレ》
リツコ「…あら?珍しいわね。…はい、特に変わりありませんわ……ええ、分かりました。ミサト」
ミサト「…何?」
リツコ「碇司令から電話よ」
ミサト「なんですって!あの悪魔が!?貸して!はい葛城です。大量殺人鬼のゲンドウさんが私に何の話かしら?」
ゲンドウ『間もなく悪魔が蘇り魔物達が人を襲い始める可能性がある。君達ヴィレはせいぜい人間達を守ってくれたまえ。以上だ』カチャッ
ミサト「ちょっとアンタ何しようって言うのよ!待ちなさいよ!」
リツコ「…要件は何だったの?」
ミサト「…事実上の宣戦布告ね。ネルフの奴らついにフォースインパクトを起こすつもりよ」
336名無しさん@おーぷん :2015/07/04(土)00:43:19 ID:???

誤解っぷりがはなはだしくてワロタ
悪魔とか殺人鬼とかwゲンドウそんな悪い人じゃないよ、と思わず擁護したくなる
こっちサイドから見たら頼りになる師匠…リーダー的存在なのにねw
もうミサトさんは何を言っても聞く耳持たなさそうだけど
この後、戦闘とか始まりそうな感じだね。面白くなりそう
337女シンジ :2015/07/04(土)23:46:25 ID:???
>>335('-^*)
───
シンジ「やった!ベンチプレス150㎏成功!」
カヲル「素晴らしいね。この1ヶ月余りの間にウエイトを百㎏以上増やすなんて。今の君ならオリンピックに出れば金メダルの山が築けるよ」
シンジ「…でもあんまり筋肉ってつかないね」
カヲル「それはつまりATフィールドを使った強化系能力が進歩してる証さ」
シンジ「そうなんだ?良かった」
レイ「…私は…まだ60㎏までしか挙がらない…なぜ?」
シンジ「60㎏でも充分凄いよ。大人でも60㎏挙げられない人は沢山いるよ、それに綾波さんATフィールドの展開や飛ぶのは私よりずっと上手だし凄いよ」
カヲル「人によりある程度得意不得意はあるからね、でも訓練を続ければどの能力も確実に伸びてゆくよ」
レイ「…碇さんはどう思うの?」
シンジ「私もそう思うよ。がんばろう綾波さん」
レイ「…うん、がんばる」
カヲル「フフ」
───
《ヴィレ》
アスカ「ドウリャア~~ッ!」
リツコ「ベンチプレス450㎏スクワット500㎏デッドリフト500㎏。アスカ、まさに化け物ね」
ミサト「フッ、とても頼もしいわね」
リツコ「…彼女が暴れだしたら止められるのは貴方かマリくらいね……」
338名無しさん@おーぷん :2015/07/05(日)01:19:13 ID:???

レイはシンジにだけ懐いてる感じなのかな?可愛い
それを微笑んで見守ってくれるカヲルもやさしい
アスカすごい力強いんだね
シンジ強くなったけどそういやヴィレの面々はどうなんだろうとちょっと思ってたけども
それを軽く上回るとは
Qでも強化ガラス素手で割ってたもんね
339女シンジ :2015/07/06(月)00:04:17 ID:???
>>337('-^*)
───
《格闘訓練》
ゲンドウ「シンジ、お前はなぜ俺がネルフの総司令になれたか分かるか?」
シンジ「…え~と、一生懸命勉強したからかな?」
ゲンドウ「違う、ネルフの総司令はちょっと勉強ができるだけでなれるほど甘いものでは無い」
シンジ「…じゃあどうしてネルフの総司令になれたの?」
ゲンドウ「ケンカが強かったからだ」
シンジ「………え?……ケンカが……?」
ゲンドウ「そうだ、俺はアメリカ合衆国が恐れる程ケンカが強かった、それが俺がネルフ総司令になれた理由だ」
冬月「今じゃ知る者も少ないがね」
シンジ「…え、でも、いくらケンカが強くても遠くから銃で狙撃されたら死んじゃうよね?」
ゲンドウ「俺は今まで何度と無く狙撃されている、だがこうして生きている」
シンジ「…え…なんで…?」
ゲンドウ「理由の一つは俺の肉体が非常に頑丈に出来ているからだ。特に俺の骨は鋼鉄より硬い」
シンジ「…そうなんだ……」
ゲンドウ「そして二つ目の理由は俺は物凄く生命力が強く怪我の治りが早いからだ」
シンジ「…はあ……」
ゲンドウ「シンジ、お前も俺の娘なら強く在れ、ではこれより格闘訓練を始める」
340美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/07/06(月)00:13:13 ID:???
>>338
このレイはほとんど感情が無いけどシンジには多少反応するくらいの感じ。
確かにQのアスカのパンチ力はヤバいねw
341名無しさん@おーぷん :2015/07/06(月)00:18:54 ID:???
喧嘩が強いwまさかの理由でワロタw
342名無しさん@おーぷん :2015/07/06(月)02:01:18 ID:???

ゲンドウすごいw無敵、不死身じゃん
「力の一族」の末裔(だったっけ)だからこんなに強いのか。寿命は普通人と同じなのかな
シンジもこんなふうになるんだろうか?
>>340
あれはガラスが老朽化してたとか比喩・誇張表現だとかいう人もいたけど
ほんとに割ってたでしょどう見ても…と、自分は思う
この話でもアスカめちゃ強いけど、最初はシンジ側のオーバーキルだと思ってたのが
そうでもないということになるのかな
でもQで剛腕?のアスカに普通人のシンジが戦闘であっさり勝ってたしね
シンジは戦う気なんか全然なくて防戦一方だったっていうのに…
343名無しさん@おーぷん :2015/07/06(月)02:04:51 ID:???
それとシンジに多少反応するってレイかわいいw
言うの忘れてた
344女シンジ :2015/07/06(月)23:51:07 ID:???
>>339('-^*)
シンジ「うん、私がんばる」
ゲンドウ「ちなみにエヴァは基本的にパイロットが強くなればなるほど強くなる兵器だ。この訓練はその意味で一番重要な訓練だ」
シンジ「そうだったんだ…」
ゲンドウ「さあ、かかって来い。格闘技の基礎は一通り教えた。後は実戦と反復練習あるのみだ」
シンジ「えいッ!」
ドリュッ!
シンジの右ストレートがゲンドウの顔面に良い音を立てて突き刺さった。
ゲンドウ「なかなか良いパンチだ。さあもっと攻めて来い」
パンッ!
シンジの右のハイキックがゲンドウのこめかみにヒット。モーション開始から目標到達まで時間にして0.87秒。打撃の瞬間の速度は時速百キロを超えていた。
ゲンドウ「スピードも悪く無い」
シンジ「ヒッ!」
パパパパパンッッ!
さらに連続して5発の正拳突きがゲンドウのボディに撃ち込まれた。
ドスッ!
ダメ押しにミドルキックを一発入れて一度ゲンドウとの距離を取るシンジ。
レイ「速い…」
カヲル「それに体重も乗った良い攻撃だね」
ゲンドウ「ナイスコンビネーションだ。ただ今一つパワー不足だな。シンジ、もっと攻撃にATフィールドを載せるのだ」
シンジ「うん!」
345名無しさん@おーぷん :2015/07/07(火)01:33:06 ID:???

ゲンドウ、ノーガードで受けてんの?怖っわ~
シンジの攻撃すごい迫力で読んでるだけでも痛そうwなのに全くこたえてないような…
頑丈すぎるw レイとカヲルの実況?もいい味出してるな
あと>>337で>彼女が暴れだしたら止められるのは貴方かマリくらいね
ってあるけどこれってミサトとマリもめちゃ強い、ってことかな?
どれだけ強いのか見てみたいな
346女シンジ :2015/07/07(火)23:56:34 ID:???
>>344('-^*)
───
格闘訓練を開始して一週間が過ぎた。
シンジ「はっ!やっ!せりゃっ!」
パンッタタンッダッ!
レイ「…すごい…あまりの速さに碇さんの残像が見える……」
カヲル「それに対して司令はほとんど動いてるように見えないね…」
ペンペン「残像すら残らないほど速いからな、傍目には突っ立ってるゲンドウの周囲にシンジが攻撃を繰り出して見えない壁に弾かれてるように見える」
カヲル「ATフィールドを展開しているわけでは無いんですよね?」
冬月「純然たる格闘の技しか使っとらんよ。本気を出したあいつは弾丸すらかわす。当たったところで死にはしないがね」
カヲル「さすがリリンの王。シンジさんの父上だ」
───
《ヴィレ》
アスカ「フッ!セイッ!チェリャッ!」
バシッババンッ!
ミサト「なかなか良いわよアスカ」
アスカ「まだまだーッ!セイッ!ヤッ!」
ドガガガガッ!
ミドリ「凄い…あの鬼神のように強い式波大尉がまるで子供扱い…」
スミレ「流石にヴィレを腕っぷし一つでまとめてるだけあるわね」
サクラ「ほんま憧れますわ~。流石にネルフの碇ゲンドウと世界の覇権をかけて戦ううちらのリーダーやわ」
347名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)00:00:38 ID:???
乙です
こっちもケンカの強さだったw
348名無しさん@おーぷん :2015/07/08(水)02:25:30 ID:???

ミサト強っ!カリスマ性でまとめてるんじゃないんだw
マリも強いんだろうな~どんな感じなんだろう
それにしてもゲンドウすごいな。こんだけ強いとリリンの王の称号も納得だよね
みんなで戦うとキルラキルみたいになって面白そう
349女シンジ :2015/07/08(水)23:51:45 ID:???
>>346('-^*)
───
巨大(おお)きな男が夜の街を歩いていた。
剣持タカシ21歳。身長187㎝体重102㎏。体脂肪率10%。
小学校から高校まで柔道に打ち込んだ。全国優勝の経験こそ無いが上位入賞の常連とも言える実力は折り紙付き。
大学に入って始めた総合格闘技の道場では並ぶ者が無い。
喧嘩で負けたことは一度も無い。苦戦した経験すら無い。ルール無しなら自分より強い人間など見たことも無い。
機は熟した。今日剣持タカシはヴィレ主催世界最強トーナメントバトルに参加を申請した。
毎年一回行われるこの大会で優勝すればヴィレのトップ葛城ミサトへの挑戦権を得られる。
この10年間誰も倒せなかった葛城ミサトを倒せるのは自分しかいない。
剣持タカシはそう確信していた。
「グルルルルル…」
その剣持タカシの後ろから突然獣の唸り声が聞こえた。剣持タカシの首筋の産毛が総毛立った。一瞬にしてアドレナリンが限界まで分泌され戦闘体勢に入った。
剣持「!」
振り向き様戦いの体勢をとる剣持タカシ。
剣持「ぎゃあああああああああ!」
夜の街に剣持タカシの悲鳴がこだました。
最近人間が正体不明の生物に襲われる事件が頻発していた。
350名無しさん@おーぷん :2015/07/09(木)01:46:03 ID:???

新展開来た? 怖い生物来たっぽい…
面白くなりそう
351女シンジ :2015/07/09(木)23:53:13 ID:???
>>349('-^*)
───
シンジ「はいこれ、イチゴミックスソフトって言うんだ。食べてみて」
レイ「ありがとう……美味しい」
その日シンジとレイはゲンドウの命令で遊園地に来ていた。
任務内容は遊園地で遊びながら何か異常事態が起きたらネルフに報告するというものだった。
他の客に怪しまれないようにあたかも本当に遊びに来ているように思わせる為に、私服を着て出来るだけアトラクションを楽しんでくるように言われていた。
そして事は起きた。
シンジ「ウォータースライダー迫力あったね!次何乗る?」
レイ「もうすぐ仮面ダイバーショウが始まるわ、乗り物は…あっ……あの人ヴィレの…」
シンジ「えっ、ヴィレ!…どこに?」
レイ「…あの対戦型格闘ゲームの前で喧嘩してる人」
「おいてめぇいい加減にしろや!自分から乱入してセコいハメばっかしやがってしまいにゃ泣かすぞ!」
アスカ「アンタバカァ?今どき小技当ててからの投げなんて単なる対戦テクニックの一つよ。抜けられないのは自分が下手クソなだけでしょ!」
シンジ「…あっ、アスカ…」
「おい中坊!口のききかたに注意しろや。いっぺん死ぬか?あ?」
アスカ「…中坊…?」
352名無しさん@おーぷん :2015/07/10(金)01:13:17 ID:???

わぁ~い!シンジとレイが任務で遊園地に来ててまるでデートみたーい!!!
と思ったら、アスカもおる!! え~怖いよーでもこれはLRS・FFだから
そんな嫌なことにはならないはず…シンジをアスカにとられたりはしないはず…
アスカがゲーセンでおっさん?と喧嘩というと貞エヴァにあったな。あれ面白かった
あの時はいなかったけど今回はレイもいるし、嬉しい~
それにしてもイチゴソフト食べてウォータースライダー乗って
私服で出来るだけアトラクションを楽しんでくるって
…なんて良い任務…
353名無しさん@おーぷん :2015/07/10(金)07:29:04 ID:???
落ち着けw
テレビ貞本新劇 公式作品にはLRSしか存在しない
354名無しさん@おーぷん :2015/07/11(土)00:57:39 ID:???
マジレスすると公式はノーカプだけどね…
355名無しさん@おーぷん :2015/07/11(土)01:14:38 ID:???
カップルとしては存在できなかったが、Lはラブラブの略だから問題ない
356女シンジ :2015/07/11(土)01:37:20 ID:???
>>351('-^*)
アスカ「まだ高校生のガキに中坊呼ばわりされる覚えは無いわね。家に帰ってママのおっぱいでも飲んでれば僕ちゃん?」
「こっ、このガキ~~!オイ!お前らもかわいがったれ!た~ぷりとなぁ!」
『おお!』
対戦相手の呼びかけに連れらしき者達四人が立ち上がった。
アスカ「ふん、女一人に仲間を頼るなんて凄まじい雑魚っぷりね!」
マリ「アスカ止めなよ、良い年して喧嘩なんてみっとも無い。君達ごめんね、じゃあ私達これで」
「なんやこっちの姉ちゃんはえらい美人やんけ」
「まあそこまで言うなら終わりにしたるわ」
「そうだな、こっちの美人の姉ちゃんの顔を立てて今回は勘弁してやる」
「そろそろ仮面ダイバーショウが始まるしな、行こうぜ」
「じゃあ次から気をつけろよブス」
アスカ「…くっ、お前ら全員ぶっ殺す!」
マリ「はいはい興奮しないの、それよりお昼にしない?」
アスカ「…ちっ、もうちょっとで暴れられたのに…」
───
シンジ「ホッ…罪の無い一般人が怪我しないで良かった…」
レイ「碇さん、そろそろ私達も行きましょう。後5分でショウが始まるわ。はいこれ変装用の帽子とサングラス」
シンジ「あっ、そうだね」
357美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/07/11(土)01:45:41 ID:???
>>352
そう、アスカがゲームセンターでケンカするネタは貞エヴァから取ったw
358名無しさん@おーぷん :2015/07/11(土)02:26:43 ID:???

おお!マリって美人なんだ~(アスカは怒りまくってるからブスに見えたんだろな…)
そのアスカをたやすくなだめられるなんてすごい!
もしかしてマリの強さってそういうことなのかもね。精神面?
物理的にも強いかも知れんけど
そして
レイがシンジをとられなくて良かった~!
引き続き二人のデートが見られるみたいで嬉しいー
変装なんてすごいねwシンジはハリウッド女優?だしね。確か
359女シンジ :2015/07/12(日)00:01:25 ID:???
>>356('-^*)
───
《ショウ会場》
「オーホッホッホッ!恐怖のステージへようこそ!私はラスボス四天王の一人雨のマトリエル」
舞台の上では長い黒髪に露出度の高い派手な白と青のコスチュームを着た女が喋っていた。
シンジ「あれ、あんなキャラ仮面ダイバーに居たっけ?それにラスボスって……」
レイ「居ないわ…内容が変更になったのかしら?……楽しみにしてたのに…」
マトリエル「今日はまもなく起こるラスボス様の復活を祝って恐怖の殺戮ショウを体験してもらいましょう。ただし……」
女の声が妖しい響きを帯びた。
シンジ「なんかすごく嫌な予感がする…」
レイ「私も…」
マト「殺戮されるのはアナタ達人間ですがね!」
マトリエルの瞳がクワッと見開かれ舞台にスモークが焚かれた。
「良いぞーッ!」「マトちゃん色っぽいよ~~~!」「ピューピューッ!」
客席から口笛や歓声が上がる。
マト「出でよ魔物達!ラスボス様復活の前祝いに人間達を殺しまくるのです!」
「ピキーッ!」「クォーッ!」「ガオーッ!」「クピーッ!」「キャフ!」
なんとマトリエルのかけ声に呼応するかのようにこの世ならざる者達が一斉に姿を現した!
360名無しさん@おーぷん :2015/07/12(日)02:26:30 ID:???

ラスボス四天王出てきた!マトリエル人間の女の姿なんだ…
魔物達が一斉に人間を襲うって急展開~すごい面白くなりそう
この後戦闘シーン見れそう!シンジとレイの戦い見れるかな
レイはこの仮面ダイバーショウ好きなんだね。楽しみにしてたんだw可愛い
361女シンジ :2015/07/12(日)23:47:16 ID:???
>>359('-^*)
「うわーっ!化け物だ~~~っ!」「助けてくれ~~っ!」「嫌ーーッ!」「お母さ~~ん!」
楽しいはずの会場は一瞬にしてこの世の地獄と化した!
シンジ「何これ?何なのこれ?」
マトリエルと名乗る女に魔物と呼ばれる者達は正にそう呼ぶにふさわしい異様な姿をしていた。
ある魔物は全身が青い半透明のプルプルしたゼリー状の体に丸い目のような物と笑った口のようなものがついていた。
その異様な姿をした生物が全身をバネのように使って人間に体当たり攻撃をして来るのである。
またある魔物は全身が紺色で丸い体に丸い目と口が有り体の左右にはコウモリの翼のような物が生え空を飛び回り口に生えた鋭い牙で人間に襲いかかって来た。
レイ「これは…おそらくマギの言うこの世ならざる者達、ラスボス復活の兆候だわ」
シンジ「…だったら、戦うしか無いね…フィールドショット!」
シンジは魔物達の群に向かって放出系ATフィールドを放った。
「ピキーッ!」
鋭いATフィールドの刃が数十匹の魔物達を一度に切り裂いた。
レイ「そうね、コールド!」
「ピキッ…」
さらにレイの発した冷気が魔物達を凍りつかせて息の根を止めた。
362名無しさん@おーぷん :2015/07/13(月)01:49:02 ID:???

ああ、二人の戦闘カッコイイ~!
魔物も変わった形してるな、と思ったらこれはもしかしてドラクエ…?
自分は1作しかやったことないけど面白かった。あれは有名だからな
会場の騒乱の様子がいたましいけどその中で戦う二人の姿が頼もしい
精神、魔法系の能力なんだ。合ってる!レイにコールド系は特に合うねw
363女シンジ :2015/07/13(月)23:52:49 ID:???
>>361('-^*)
───
《ヴィレ》
青葉「東京遊園地に異常事態発生!パターングリーン。マギ改によると未知の敵性生命体です!」
ミサト「東京遊園地!?まずいわ。あそこは今日非番のマリとアスカが遊びに行ってるはず。ただちに救助に向かうわよ!」
スミレ「了解!ヴンダー発進します」
───
シンジ「エイッ!ヤーッ!」
レイ「ハッ!ヤッ!」
シンジとレイはすでに数百匹の魔物達を倒していた。だが周囲を数千の魔物達に囲まれ飛んで逃げるにも空さえ飛行タイプの魔物達に囲まれていた。
マト「ほう、たった二人で我が配下の魔物達をこれだけ倒すとはたいした者ですね。私はなんと幸運なのでしょう」
アスカ「何が幸運なのよ?」
マト「たった二人でこれだけの数の魔物達を倒すなどただの人間とは思えません。おそらくこの二人のうちどちらかが伝説の勇者なのでしょうね」
アスカ「伝説の勇者ァ?ふざけんじゃ無いわよ!そんなカッコイい設定の人間がいるなら私に決まってるでしょ!」
マト「ホホホホ、アナタごときただの人間に何が出来るのです?」
マリ「隙有り!」
バコッ!
マト「アガッ!」
アスカ「まあアホの注意くらい引けるわよ?」
364美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/07/14(火)00:01:39 ID:???
>>362
そうドラクエw
やっぱりレイは涼しいイメージだよね
あと回復役の僧侶とかも似合いそう
365名無しさん@おーぷん :2015/07/14(火)01:28:16 ID:???

アスカとマリやっぱ合流してきたか
この二人のコンビはコミカルで面白いね
アスカは強いけど普通の人間なんだな。マリは普通じゃなさそうだけど
このお話の世界設定を作った張本人のような存在だもんね
そしてシンジとレイはすごいいっぱい魔物倒してる~!空も塞がれてるとは…
この後アスカマリと共闘かな
>>364
やっぱりドラクエだったかw自分はどっちかというとF・F派。といっても4作ほどしかやってないけど
そう!レイは涼しいイメージ!!氷とか水魔法攻撃系
回復も似合うと思ってたー!
366女シンジ :2015/07/14(火)23:47:00 ID:???
>>363('-^*)
マト「アガガガ…いきなり後ろから殴るとは卑怯な!」
マリ「ごめんね、こっちは数千匹の配下の魔物なんて居ないからさ、卑怯なことしないと勝て無いんだわ」
マト「ホッホッホッ、これで私に勝ったつもりですか?」
カヲル「まだ何かあるのかい?」
マト「今こそ見せてあげましょう。この雨の天使マトリエルの真の姿を!」
なんとマトリエルの姿が光に包まれた。
マト「人間達よ、ラスボス四天王の一人、マトリエルに逆らったことを後悔するが良い!」
…しかし何も起こらなかった。
マト「な!…なぜ変身出来ない!?」
カヲル「変身しても間もなく到着するヴンダーに殲滅されて終わりだと思うけどね」
カヲルは白い一本の羽根を取り出した。
カヲル「これをさっき君が後ろから殴られた隙に首筋に刺しておいたよ」
マト「…な、何だこれは?」
見るとマトリエルの首筋には一本の黒い羽根が刺さっていた。
カヲル「その羽根は刺さった相手のATフィールドを吸収するんだ。羽根が黒く変色してるのは君の魔力を吸収した証さ」
マト「…くっ…おのれ…変身出来ずとも貴様ら如き!」
アスカ「メガトンパンチ!」
マト「プギャアーッ!」
367名無しさん@おーぷん :2015/07/15(水)02:52:02 ID:???

カヲルかっこいいー! カヲルおったのか…わからなかった
アスカ達と共闘するとはね~
羽根の武器良いね!ロンギヌスの槍みたい
そういえば魔力を吸収して変化するって
そんな設定なんかロンギヌスの槍にもあったような気がするね
368女シンジ :2015/07/16(木)00:05:48 ID:???
>>366('-^*)
シンジ「フィールドショット!」
レイ「コールド!」
マリ「マリーストラッシュ!」
カヲル「…失楽園」
マトリエル「ぎゃああああああああっ!」
チュドーン!……
シンジ、レイ、カヲル、アスカ、マリ達五人の必殺技を食らってマトリエルは爆発。マトリエルが消えた途端に魔物達も逃げ出してしまった。
シンジ「アスカ、マリ、カヲルさん、助けてくれてありがとう」
カヲル「当然の事さ、でもこんなにはっきり魔物達が人間を襲うなんて…事態は思ったより深刻だね」
アスカ「ちょっとシンジ!あんたレイと二人きりで休みの日に遊園地で何してたのよ!」
シンジ「えっ、遊んでたけど?」
アスカ「ハァ~~ッ?日曜日に女の子二人で遊園地に遊びに行くなんて完全に変態じゃない!この性倒錯者!エッチ!バカッ!信じらんない!」
シンジ「…そ、そんなこと言われても……」
ミサト『そこのネルフのパイロット達!大量破壊活動容疑で逮捕します!おとなしく投降しなさい!』
カヲル「私達は退散した方が良いみたいだね」
レイ「行きましょう碇さん」
シンジの腕を取るレイ。
シンジ「うん」
アスカ「あっ、ちょっと待ちなさいよ!」
369名無しさん@おーぷん :2015/07/16(木)02:08:12 ID:???
乙!
マリの技、良い名前だなw
ググってみたら有名なやつのパロディだったみたい。強そう
カヲルの技名笑う!どんな攻撃だwあの羽根を突き刺すやつかな?
みんなの技が炸裂して連携攻撃ですごいかっこよかった~面白かった
カヲルとマリ、アスカの会話も見てみたかったけど一緒に戦ってくれたからいいか
アスカがなんか言ってきてるのがちょっと怖いけど
楽しかったな~シンジの腕を取るレイ>かわいいw
370女シンジ :2015/07/16(木)23:46:11 ID:???
>>368('-^*)
マリ「…なんか飛んでっちゃったね…」
アスカ「フン!相変わらず地に足が着いて無い奴ね!」
───
《遊戯場》
チーン、ジャラジャラ…
ゲンドウ「クソッ!まったく出す気が無いなこの店は」
ペンペン「能力を使えばいくらでも回収出来るじゃないか」
ゲンドウ「能力で出して何が面白い?所詮鳥類にはパチンコの妙味など分からんらしいな。…む…電話か」
───
《ヴィレ》
リツコ「なるほどパターングリーンの正体はやはり新手の敵性生命体だったようね」
アスカ「そう、あのマトリエルとか名乗った奴も人間では無かったわ…そしてあの怪物達の事を魔物と呼んでたわね」
ミサト「……魔物…ゲンドウ…いったい何を企んでいるの……?」
マリ「いや、あの魔物達やマトリエルとかゲンドウ君の仕業じゃ無いんじゃない?」
───
《某所》
「…我ら四天王の一人マトリエルが人間にやられたらしいな」
「…ああ、だがマトリエルは四天王最弱」
「…クックックッ…人間如きにやられるとは、我ら四天王の面汚しよ」
───
マギ『…というわけで撃退に成功しました』
ゲンドウ「…そうか…いよいよ最終決戦の時が近いようだな」
371美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/07/16(木)23:50:55 ID:???
>>369
カヲルの必殺技はなんか羽根とか薔薇の花びらが舞ってたりするイメージかなぁ
372名無しさん@おーぷん :2015/07/17(金)01:18:30 ID:???

シンジ達は飛んで帰ったのか~そうだ飛べるんだった
(無事に帰れそうでよかった…)
「地に足が着いて無い奴ね!」ていうアスカのつっこみがイイ!
パチンコ風景和むw能力で勝っても面白くないというのは納得かも?
マリやアスカはゲンドウの仕業じゃないことに気付きそうだけど
ミサトの誤解が解ける日は来るんだろうか…
四天王のあの有名なセリフ来たー!あれの原典が何なのかは知らないんだけどね
最終決戦楽しみ!
>>371
羽根とか薔薇>おお!耽美的でカヲルにピッタリだね。失楽園っぽいw
373女シンジ :2015/07/17(金)23:47:06 ID:???
>>370('-^*)
───
チーン!
マギ『エヴァ13号機、できました』
冬月「…最後の執行者がついに完成したか」
ゲンドウ「ああ、後は地下にある槍を手にしてガフの扉を開き第4の次元に乗り込みラスボス本体を倒せば終わりだ」
マギ『急いだ方が良いでしょう。間もなくラスボスが復活しそうです』
ゲンドウ「うむ…」
───
カヲル「時が満ちた……いよいよだね。碇シンジさん」
シンジ「…うん、行こう、カヲルさん」
レイ「…」
シンジ「綾波さんもよろしくね」
コクリと頷くレイ。
───
シンジ・カヲル『エヴァンゲリオン第13号機、起動!』
───
《ヴィレ》
青葉「信号来ました!新型エヴァの起動を確認!」
───
《ヴィレ・娯楽室》
サクラ「アスカ、どこだ!」
アスカ「…ダメなの。もう、私は、ここでしか生きられないの…」
サクラ「アスカ!」
アスカ「いいの、シンジ。私が消えても…代わりはいるもの…」
サクラ「違う!アスカはアスカしかいない!」
アスカ「…え?」
サクラ「だから今、助ける!!」
ブッブーッ
マリ「おや電話…はいは~い、こちらマリ……ラジャ。お姫様、出撃だってさ」
アスカ「//あ、は~い」
374名無しさん@おーぷん :2015/07/18(土)03:18:00 ID:???

ついに第13号機起動したね
このお話では三人とも仲良くて和やかだね
アスカ、綾波救出ごっこやってる~w面白ー!
サクラがシンジ役をやってるとはね。アスカがやらせてるのかな
何回も再生してセリフはばっちり暗記してるんだろね
名前はちゃっかりアスカに改変してるしぬかりない
羨ましかったんだろね
375名無しさん@おーぷん :2015/07/18(土)13:51:59 ID:???
>>373
いつもありがとう
実は今日から一ヶ月ほど介護で親の家に泊り込むことになった
それでこれからはあんまり乙コメできなくなるかもだけど絶対読むので
これからも今までみたいな面白いffを書き続けてね。この後も面白くなりそうな所だし
帰ってきたらまた乙コメしまくるよ!じゃあね
376女シンジ :2015/07/18(土)23:52:06 ID:???
>>373('-^*)
───
降下する13号機と9号機。
やがて足元に見えて来たのは巨大なフタのような物。
シンジ「…あれがリリスの第二結界?」
カヲル「そう、この14年間誰の侵入も許していない」
シンジ「…カヲルさんもこの結界の中の様子は知らないの?」
カヲル「…残念だけどあの時は私も巨神兵やアダムスの器達と戦うので手一杯だったよ。おかげでゼーレは首さ。まっ、最初からその予定だったけどね…」
シンジ「それでネルフに?」
カヲル「そう、目的は同じだし、ゼーレと言えどもリリンの王にはおいそれと手を出せないからね。さっ、始めよう。気持ちを合わせて」
シンジ「…うん…」
精神を集中してシンクロする二人。そんな二人を少しうらやましそうに見るレイ。やがて13号機の両腕に青白いプラズマのようなものが光り始める。
シンジ・カヲル「必殺!ユニゾンウォールブレイク!」
ちなみにこの技の名前を考えたのはペンペンである。
レイ「ユニゾンウォールブレイク…」
レイも二人の真似をしてつぶやいてみた。
13号機から発した青白いプラズマ状の光が結界全体にひろがる。
ゴゴゴゴゴゴーッ…
呆気ないほど容易く結界は破られた。
377美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/07/18(土)23:58:51 ID:???
>>375
いつも乙コメありがとう。とても励みになります。
介護の方がんばってください。
このFFもなんとか無事終わらせられるようにがんばりますm(_ _)m
378女シンジ :2015/07/19(日)23:52:12 ID:???
>>376('-^*)
シンジ「やった!」
嬉しそうにカヲルを見るシンジ。カヲルも優しく微笑む。
シンジ「下へ参りま~す♪」
思わずエレベーターガールの真似をするシンジにカヲルがクスリと笑う。シンジにしては珍しく軽口を言うほど気持ちが高揚していた。
恐ろしい敵と戦う恐怖よりレイの魂を取り戻す決意が遥かに勝っていたのだ。
カヲル「着いたよ。セントラルドグマの最深部……」
シンジ「……これがリリス……?」
カヲル「…そう…かつてネルフと共にラスボスの軍団から人類を守って戦った聖なる女神…だったもの…その3次元の身体の骸だよ…」
エヴァより数十倍も巨大な彼女は全身が傷だらけになり息絶えていた。
そして彼女に半分融合しているエヴァのような物もまたリリスより小さいとはいえ通常のエヴァの数倍の大きさであった。
レイ「……これは……私?…私は…何……?」
カヲル「…綾波レイ、君はリリスから生まれたリリスの魂を持つ者。あるいは人間サイズのリリスと言っても良い者だよ…」
シンジ「……そうだったんだ……綾波さん…愛と光の聖なる女神様だったんだ……私毎日女神様を抱き枕にしてたんだ//」
レイ「それは好いの」
379女シンジ :2015/07/20(月)23:54:15 ID:???
>>378
シンジ「ありがとう//それにしてもあれってもしかしてエヴァmark6?なんか普通のエヴァよりずいぶんと大きいね…」
傷だらけで息絶えたリリスに半ば融合しているエヴァらしき物には二本の槍が刺さっていた。
カヲル「……いや…形はmark6だけど元のサイズに比べてずいぶん大きいよ……そうか、そういう事か…」
シンジ「…どうゆう事?もしかしてラスボスが融合しているとか?」
カヲル「おそらくね、正確にはラスボスが憑依した使徒ごとmark6に融合してるんだ、そしてリリスに融合して強引にサードインパクトを起こそうとしたんだね…」
シンジ「じゃあリリスは最後の力を振り絞って二本の槍を自分ごと使徒に刺してサードインパクトを止めたんだ…」
カヲル「そういうことだね…それもここにいるラスボスの配下達をほとんど一人で倒した後で…」
セントラルドグマの床は無数の巨大な白骨で埋められていた。
シンジ「…リリス…人類を守る為にこんなにまでして……」
カヲル「そしておそらく君を守るためにね…」
シンジ「なぜリリスが私を?」
カヲル「誰もが真実の愛に惹かれるからさ。例え神々であってもね」
シンジ「あっ//」
380女シンジ :2015/07/21(火)23:49:08 ID:???
>>379
カヲル「フフ、さあ、槍はもう目の前だ。行こう」
シンジ「……それで…ちょっと気になる事があるんだけど…」
カヲル「何だい?」
シンジ「…あの槍を抜いたらラスボスが復活してサードインパクトの続きが始まったりしないかな?」
カヲル「大丈夫、もうその心配は無いよ。この14年間の間にリリンはリリスの扉の影響で強化されてるからね」
シンジ「そうなんだ、良かった…」
カヲル「……ただ…槍を抜いた途端にラスボスが復活して暴れだす可能性はあるね…」
シンジ「やっぱり…」
カヲル「怖いかい?」
シンジ「…うん、でも槍を抜かなくてもラスボスは復活しちゃうんだよね?」
カヲル「そういう事さ、それに私達の目的は第4の次元に乗り込んでラスボス本体を倒すことだからね。分魂に負けるわけには行かないよ」
シンジ「そうだね。行こう」
ザクッと白骨を踏みしだいて歩き始める13号機。
カヲル「……あのエヴァ…かなり活発にオーラが動いてる…本当に目覚める直前だったみたいだ…」
シンジ「…あるいは…もう本当は目覚めてるのかも知れないね、ああやって寝たふりをして私達が油断して近づいて来るのを待ってるのかも…」
381女シンジ :2015/07/22(水)23:46:25 ID:???
>>380
カヲル「その可能性はあるね、油断せずに行こう。まず槍を抜く前に計画通り爆弾をセットしなきゃね」
リリスと半ば融合したエヴァmark6は今にも動き出しそうな存在感に満ちていた。
シンジは今にもあの巨大な使徒がバァ~と目を覚ましニヤニヤ笑いながらウボォ~~と吠えて襲いかかって来るような気がして背中がぞくぞくするのを感じた。
シンジ「うん…」
緊張感から息を飲み込むシンジ。
ドンッッ!!
シンジ「きゃっ!」
その時突然背後で爆発が起きた。
一気に心拍数が上がりアドレナリンが身体中を駆け巡る。
シンジ「何?」
とっさにシンジが上を見ると赤いエヴァンゲリオンが降りて来た。
シンジ「2号機!アスカ?」
赤いエヴァは容赦なくハンドガンを13号機に撃ち込んで来る。
シンジ「ちょっと止めてよアスカ!」
その声でアスカも新型エヴァのパイロットがシンジだと気づいた。
アスカ『バカシンジ!?アンタまさかエヴァに乗ってるの?』
シンジ「そうだよ。人類を苦しめる悪い奴を倒して世界を救うの!」
アスカ『……ガキが…だったら載るな!』
アスカは叫ぶと同時にナタを振りかざして13号機に襲いかかって来た。
382女シンジ :2015/07/23(木)23:58:11 ID:???
>>381
アスカ『いやああああああああッ!』
力任せに振り下ろしてくる2号機の大ナタを紙一重でかわす13号機。
シンジ「アスカ、興奮しないで少し落ち着こうよ。あっ、綾波さん私は大丈夫だから」
アスカをなだめながら2号機を攻撃しようとする9号機のレイに制止をかけるシンジ。
レイ「分かったわ」
アスカ『…依怙贔屓!?……グッ…グワアアアアアーーッ!私は充分冷静よーーッ!アンタこそッ!何興奮して発狂してんのよガキシンジィーーーッ!!』
何気ないシンジとレイの会話にアスカの怒りは頂点に達した。
そのさり気ない自然な会話にシンジとレイの間にある深い絆のような物をアスカは感じたのだ。
きっと自分が居ない所でシンジとレイは今のような日常会話を当たり前の如くし続けていたに違いない。
自分は毎日シンジの居ないヴィレという組織で空想の中でシンジと会話するだけなのに。
こともあろうにシンジはあたかもそれが当然の事であるかのようにレイと一緒に暮らして日常的に話をしているのだ。
しかも私、式波アスカが居るヴィレを抜け出しての凶行である!
なんたる理不尽…こんな無法が許せようか?
否!断じて許せない!!
383女シンジ :2015/07/24(金)22:02:09 ID:???
>>382
アスカ『どおおりゃあああああああああッ!』
ブンッ!ブンッ!ブブンッ!!
アスカの怒りの攻撃が一撃必殺の気迫を込めて悪鬼羅刹の形相でシンジに迫る。
それはまさに命がけでレイを助けたシンジへの積年の怒りと悲しみ、そして嫉妬と執着の累積の噴出であり爆発であった。
シンジ「どうして暴力を振るうのアスカ?あれは私達の希望の槍なんだよ!」
アスカ『あんたこそ!余計な事!するんじゃないわよ!ガキシンジ!またサードインパクトを起こすつもり!』
ビュンッビュビュンッ!ドンッ!グワシャーンッ!!
アスカの振り回すナタの速度は軽く音速の十倍を上回り強烈なソニックブームが発生。その衝撃だけで床の骸骨が砕けて飛散する。
シンジ「違う!サードインパクトを起こしたのは私じゃ無い!槍があれば4次元に行けて魔王ラスボスを倒せる!世界を救えるの!!」
アスカ『……本当にガキね…』
アスカは呆れた顔で眉間にシワを寄せる。
カヲル「不味い!シンジさん、使徒が目覚めつつあるよ」
シンジ「…あっ!本当だ」
なんとリリスに半ば融合した使徒は身じろぎ身体を動かし初めていた。
アスカ『シンジ!誰よその女!』
384女シンジ :2015/07/26(日)01:13:15 ID:???
>>383
シンジ「槍を!」
全速力で槍を取りに向かう13号機。
アスカ『無視すんなぁ~~!』
その後を追いかける2号機。
その時リリスに半ば融合した使徒の目が赤く光った。
シンジ「目覚めた!?」
カヲル「みたいだね」
使徒は自らの身体に刺さった槍をむんずとつかむとズリュリと抜きだして左右の手に一本ずつ槍を持って構えた。
アスカ『不味い!第12の使徒が自ら目覚めた!マリ!AA弾発射!』
マリ『ホイ来た、虎の子よん♪』
ドンドンッ!
だがマリの放ったAA弾は使徒にさしたるダメージを与えた様子も無く吸収されてしまう。
マリ『ATフィールドがない!?まさか、この機体……』
アスカ『サードインパクトの続きが始まる前にこいつを片づける!でやあああああああああッッ!!』
ズガガガガガガッッ!
使徒にガトリングガンを撃ちまくるアスカ。
マリ『あのさ、引き金引くのにわざわざ叫ぶ必要あるの?』
アスカ『気分の問題よ!でやあああああああああ!!』
ズガガガガガガッッ!
地味にレイの9号機も携帯型レールガンで使徒を狙撃していた。
シンジ「うっ!」
カヲル「くっ!」
使徒から発する赤い光が13号機を弾き飛ばした。
385女シンジ :2015/07/26(日)23:48:31 ID:???
>>384
「グオオオォォォーーーーーッ!!!」
使徒が吠えた!
ブシャアと水風船の弾ける様な音がしてリリスの遺体は瞬時にLCLへと還元された。
そこには本来のサイズと姿になった使徒がいた。
マリ『…エヴァmark6』
エヴァmark6の姿が白く光り始める。背中には三対六枚の光の翼が出現した。
シンジ「……頭の上に光輪が…」
出現した。
「クオォォーーーッ!」
もう一度叫ぶと使徒は上空に向かって飛行を開始する。
使徒から発した赤い光が4体のエヴァを弾き飛ばす。
アスカ『きゃああああああああッ』
マリ『アダッ!』
シンジ「ううっ…」
レイ「くっ…」
カヲル「……想像以上の力だね」
使徒の上昇は急加速する。数秒間でセントラルドグマを抜け出すとあっという間にジオフロントを後にして地上十万メートルの高さに達した。
シンジ「追いかけよう!」
カヲル「うん」
レイ「了解」
マリ『ルパ~ンさ~んせ~~い』
ドッシュンッ!
直ちに飛行モードに入り使徒の後を追いかける13号機と9号機と8号機。
アスカ『ちょっ、ちょっと!なんでアンタ達飛べるのよぉ~~ッ!』
セントラルドグマにはアスカの2号機だけが残された。
386名無しさん@おーぷん :2015/07/27(月)00:13:10 ID:???
乙です
マリは使徒の力で飛ぶのか
387女シンジ :2015/07/27(月)23:56:55 ID:???
>>385('-^*)
シンジ「…あれは…もしかしてガフの扉?」
地上十万メートルの使徒の居る場所のさらに上空には不可思議な光を発する空間が出現していた。
カヲル「そう、ただしラスボスのいる世界直通の扉だね…」
シンジ達の見ている前で使徒がガフの扉の中に吸い込まれる様に消えた。
シンジ「良し!私達も追いかけよう!」
カヲル「そうだね、今がチャンスだ」
ドゴーン!
シンジ「きゃっ!」
だがその時強烈な衝撃が13号機を襲った。
レイ「碇さん!」
カヲル「くっ…」
何とヴンダーが突然13号機に体当たりして来たのだ。
シンジ「ミサトさん!?」
ミサト『殲滅目標ネルフのエヴァ二体!船首ドリル展開。ATフィールド最大!主砲、陽電子砲、撃てーーーッ!』
カヲル「やれやれ…思わぬ横槍が入ったね」
ATフィールドを展開して防御するカヲル。
シンジ「ミサトさん止めてください!今使徒を追いかけなきゃいけないんです!」
ミサト『シンジ!?貴女まさかエヴァに乗ってるの?』
シンジ「はい!色々わけがあって、とにかく落ち着いてください」
ミサト『なら直ちに投降しなさい!』
シンジ「だから今使徒を追いかけないといけないんです!」
388女シンジ :2015/07/28(火)23:43:39 ID:???
>>387
ミサト『使徒なんてどこにいるのよ!』
シンジ「このガフの扉の向こうです!」
ミサト『ガフの扉がどこにあるのよ!?』
シンジ「扉はここに!……え…?」
カヲル「どうやら逃げられたみたいだね…」
気がつくとさっきまであったはずのガフの扉は消えていた。
シンジ「しまった!」
マリ『上手い!』
シンジ「…そんな…」
───
《ネルフ》
ペンペン「脱兎の如き逃げ足の速さだね」
冬月「むしろ清々しい逃げっぷりだな」
ゲンドウ「敵ながらあっぱれだ」
───
カヲル「でもこれも計画のうちさ、今日の仕事はこれで完了。さぁ、ネルフに帰ろう」
シンジ「…え?」
カヲル「もともとmark6は私の機体でもあったからね。こういう事態も想定して色々仕掛けがしてあったんだ」
シンジ「そうなんだ?」
ゲンドウ『そうだ。だが最初からその事をお前に話すとラスボスが逃げてくれる事を期待するようになる。だから言わなかったのだ』
冬月『戦いの場で敵が逃げてくれる事を期待するようでは危険だからな』
ペンペン『まっ、ラスボスがケツまくって逃げただけでも今日のところは大勝利だね』
ゲンドウ『俺達の戦いはこれからだ』
389女シンジ :2015/07/30(木)00:16:59 ID:???
>>388
ミサト「そうは行かないわ!もはやリリスの最終結界は破れた。私達ヴィレはいつでもネルフを殲滅出来るわ」
ミドリ「遂に最終決戦ですね!」
ミサト「…その前に…ヴィレのトップとして最後に警告します。…碇ゲンドウ並びにその配下の者達、直ちに無駄な抵抗は止めて降伏しなさい」
サクラ「葛城艦長素敵です!決まってますわ~~』
ゲンドウ『…何度も言うが我々ネルフの目的は人類の自主独立と世界の平和だ。君達と事を荒立てるつもりは無い。ここは大人しく引いてくれたまえ』
ミサト「…それは、降伏するつもりは無いということなのね?」
ゲンドウ『…そもそも君達と戦ってすらいない』
リツコ「白々しいにもほどがあるわね!現にアナタ達ネルフは14年前にエヴァmark6を使ってサードインパクトを起こしているわ!」
ゲンドウ『…君達がそう認識していることは知っている。だが事実では無い』
ミサト「よくもぬけぬけと白々しい嘘を!現にこの14年間私達ヴィレはネーメジスシリーズから逃げ回って来たのよ!」
ゲンドウ『…ネーメジスシリーズはゼーレの用意した自動防衛システムに過ぎない。その責任の所在は我々ネルフには無い』
390女シンジ :2015/07/30(木)23:41:21 ID:???
>>389
ミサト『……そう…どこまでも嘘と自己弁護を通し罪を重ねるつもりなのね…判ったわ。もうこれ以上の話し合いは無駄という事ね』
シンジ「待ってくださいミサトさん!父の言っている事は本当です。父は世界を影で支配する悪者を倒そうとしてるだけなんです!」
ミサト『…貴女がネルフに行って3ヶ月、ネルフで何を聞かされたかは知らない。でもこれだけは分かるわ…』
シンジ「何ですか?」
ミサト『……それは、この世界にネルフがある限り…人類に真の平和など有り得ないという事よ!』
シンジ「でも現実に使徒という謎の生命体が存在して世界を滅ぼそうとしてたのは事実じゃないですか!ネルフがその使徒と戦って来たのは事実ですよ!」
ミサト『……そう、事実ね。私もかつてネルフにいたわ…そして…ネルフが世界を滅ぼそうとしているのも事実よ…』
ゲンドウ『そんな事実は君達の頭の中にしか存在しない』
ミサト『この赤く荒廃した世界が全て。この現実を前にしてはいかなる言葉も空々しいだけよ』
ゲンドウ『……いいだろう葛城大佐。君にチャンスを与えよう』
ミサト『…どういう事?』
ゲンドウ『今から私が君に会いにいく』
391女シンジ :2015/07/31(金)22:45:32 ID:???
>>390
───
《よく晴れた空の下。シンジはジオフロントにある公園のベンチで横になっていた》
…びっくりしたなぁ…まさかお父さんがミサトさん達の所まで話し合いに出向いて行くって言い出すなんて……
…大丈夫かなミサトさん達……きっと大丈夫だよね…お父さんは平和的に話し合いをする為にヴィレに行ったんだから……
…でも久しぶりにエヴァに載ったせいかけっこう緊張したな…ほっとしたらなんだか急に眠くなってきちゃった……気持ち良い日和………
───
ミサト「それは事実上降伏の意志と受け止めて良いのかしら?」
ゲンドウ『何度も言うが我々ネルフは最初から君達と戦ってなどいない』
ミサト「……そう…いいわ。ただし、出迎えの場所と方法はこちらの指定通りにしてもらいます。良いかしら?」
ゲンドウ『私は一向にかまわん』
ミサト「希望の時間などはある?」
ゲンドウ『できるだけ早い方が良い。今すぐが第一希望だ』
ミサト「……分かったわ。出迎えの準備が整い次第こちらから連絡します」
ゲンドウ『…ああ…それで良い』
ミサト「それでは後ほど…」
リツコ「まさに想定外の事態ね、何を企んでいるのかしら?」
392女シンジ :2015/08/02(日)00:05:53 ID:???
>>391
ミサト「…解らない、ただこれは絶好のチャンスでもあるわ。あの悪魔の化身を捕らえる事さえできれば世界平和の為の大いなる一歩になる事は間違いないもの」
リツコ「…それだけに不気味なのよ。何かとてつもない悪事を企んでる可能性もあるわ…」
ミサト「例えば、どんな事?」
リツコ「…そうね…例えば……ここにやって来るのが碇司令では無く…碇司令タイプの新型ロットという可能性とか…」
ミサト「それはありそうね…」
リツコ「それも…体内に小型N2爆弾を搭載済みの奴とかね…」
ミサト「最悪だわ!おのれゲンドウ~~なんて卑劣な真似を!」
青葉「マジかよあの髭最低だな!」
日向「本当ですよ!いくら赤木博士の仮説とはいえそこまで卑劣な行動をとるなんて許せませんね!」
ミドリ「ヴワァ~~ッ最低ですね!私今の赤木副艦長の仮設を聞いてますますあの屑のこと嫌いになりました!」
サクラ「ホントですよ!葛城艦長!空手も良いけど、ゲンドウにだけは騙されんといてくださいよ!ホンマ勘弁して欲しいわ」
マヤ「……たく…バカしか居ないわねこの船…」
リツコ「ミサト、ここは慎重に行きましょう」
ミサト「そうね」
393女シンジ :2015/08/02(日)23:45:40 ID:???
>>392
───
アスカ「今~~私の~~ねが~い事が~かなうならば~♪翼がほしい~~この~背中に~鳥のように~白い翼~付けてくださ~~い~~♪」
小春日和のポカポカ陽気に抱かれてシンジが公園で眠る頃、アスカの2号機はようやくセントラルドグマから這い出すことに成功した。
アスカ「こっの大空に翼を広げ♪飛んで行きたいよぉ~~しっ!脱出成功!」
その時2号機がアスカに話しかけて来た。
2号機「アスカ様、あそこの公園で寝ている少女はシンジ様ではありませんか?」
アスカ「えっ!シンジ!?ちょっとカメラズームして!」
カメラがズームに切り替わると確かに公園のベンチでシンジが一人で眠っていた。
アスカ「チャーンス!」
ニヤリと笑うアスカ。
───
……ん…誰かの足音が近づいて来る。綾波さんかな……
アスカ「…ガキシンジ。助けてくれないんだ。私を…」
えっ
アスカ「……また自分の事ばっかり。黙ってりゃ済むと思ってる…」
…アスカ……やだな…なんか怒ってる……まあいつものことだけど…
アスカ「ふんっ!」
《ザクッザクッと足音も荒く歩み去るアスカ》
あっ、行っちゃった…ほっ…助かったみたい……
394女シンジ :2015/08/03(月)23:46:26 ID:???
>>393
《だが安心したのもつかの間…》
…あれ?立ち止まっちゃった…ダメだよアスカ立ち止まっちゃ!迷わず行けよ行けば解るよ!
アスカ「はぁ~」
あれれ、またこっちに歩いて来ちゃった。もしかして殲滅目標私?
ここは思い切って逃げた方が良いのかな?
ううん逃げちゃダメ。確か山でアスカに出くわした時に、逃げたらアスカは本能的に追っかけて来るって前に本で読んだ記憶がある。
そうだ!確かこんな時アスカに対処する一番良い方法は、真っ正面からアスカの目を見たまま少しづつ後ずさりして距離を取れば良いんだった!
シンジ「キャッ!」
…蹴られちゃった…私が生きてるかどうか確かめてるのかな?
アスカ「まだ甘えてる!いつまでたっても手間のかかるガキね!」
あっ、片手で持ち上げられちゃった…
2号機「アスカ様。このような者も捕まえましたがいかがなさいますか?」
綾波さん!まずい…下手に逆らうと綾波さんが殺されちゃう!
アスカ「さっきのパイロットね。綾波タイプの初期ロットか…」
あっ…でもこれってミサトさん達の誤解を解くチャンスかも?
アスカ「当然捕虜として連れて行かない理由は無いわね」
(続く)
395名無しさん@おーぷん :2015/08/04(火)00:11:54 ID:???
最近の山は間伐されないからアスカが人里まで降りてきて
農作物を荒らすから要注意
396女シンジ :2015/08/04(火)23:49:50 ID:???
>>394('-^*)
───
あなたが守った街のどこかで
今日も響く健やかな産声を
聞けたならきっと喜ぶでしょう
私たちの続きの足音
──予告──
 全宇宙 絶望
「いやあああああ!」
「うわあああああ!助けてくれーーッ!」
「化け物だあーーーッ!」
化け物「グオオオーーーッ!」
アスカ「そんな!私のメガトンパンチが通じないなんて!」
襲来するモンスター軍団
「ほら、あの子よ…」
「ロットフェチの…」
「人外との恋愛…」
「まぁ、汚らわしい」
「し、聞こえるよ」
ミサト「遠慮はいらないわ。今やシンジは人類存続を脅かす使徒と変わらない存在なのよ」
シンジを責め立てるかつての仲間達
いったい何が起きたのか
ついに明かされる驚愕の真実
ラスボス「クックックッ、我が名はラスボス。至高にして最強の神!」
そしてついに姿を表す最強最後の敵ラスボス
カヲル「そう…アダムも観察者ではいられなくなったのさ…彼の真の目的に気づいてしまった以上はね…」
次回、【女シンジ:シン・エヴァンゲリオン∥ルート】さぁて、この次も、サ~ビスサ~ビスーぅ!
マリ「あっちゃ~、こいつはしっちゃかめっちゃかな状況ねぇ…」
397女シンジ :2015/08/05(水)23:53:43 ID:???
>>396
───
《大衆食堂》
マリ「すいませ~ん!生姜焼き定食ください」
「はいよ!」
『…本日正午過ぎに、第3新東京市ネルフ本部上空にて14年振りにガフの扉が観測されました。なおネルフとヴィレは依然武力闘争を継続中で…』
「まだ女帝はネルフとケンカしてんのか」
「プロレスだよあんなもん。身内同士のセレモニーだろ」
「そう言うなよ、ネルフとヴィレが戦争しているおかげで経済も安定して平和な世界が続いてるんだからさ」
「いや、戦争中なんすけど」
「戦争つっても実際はヴィレがネーメジスシリーズから逃げ回ってるだけだろ?一般人には被害は無いわ製造業は儲かるわで良いこと尽くめじゃねぇか」
「まああれだ。よく仕組まれた公共事業の一種だな」
「しかも何気に日本は経済と軍事力で世界最強になってますしね」
「サーパクだか火の7日間だかで軒並み他の国がやられたからな。まっ、日本一人勝ちだな」
「そのうちまたしれっとした顔でくっつくんじゃねぇのヴィレとネルフ」
「夫婦で一方がネルフで一方がヴィレの職員とかよくありますもんね」
「多いなそういうの。どっちも日本を代表する大企業だからそうなるわな」
398女シンジ :2015/08/06(木)23:46:17 ID:???
>>397
───
《ヴィレ》
ミサト「何ですって!?シンジと綾波タイプの初期ロットを確保した?」
アスカ『そ、これからそっちに持ち帰るわね。言っとくけど私が見つけた物は私の物だからね。まぁロットの方はいらないから好きにしていいわよ』
ミサト「それでシンジは生きてるの?首はちゃんと付いてる?」
アスカ『いくら私だってシンジを見つけ次第いきなり食い殺したりはしないわよ。大丈夫。ちゃんと生きてるし首も付いてるわ』
ミドリ「チッ!」
ミサト「でかしたわアスカ!直ちに出迎え体制を整えておくからそのままこちらに向かって頂戴」
アスカ『了解』
ミサト「良し!」
リツコ「…思わぬ急展開ね…でも、あちら側のパイロットを2名確保出来たという事は悪い話じゃ無いと思うわ」
日向「それどころかもうほとんどネルフは詰みの状態じゃないですか!今夜は久々に祝杯を上げましょうよ葛城艦長!」
リツコ「…だけどこんな時こそ油断は禁物よ。とりあえず二人分のチョーカーを用意しなきゃね」
ミサト「それは日本政府から苦情入ったから止めて」
リツコ「…でも何も罰を与え無いわけにもいかないでしょ?」
ミサト「……そうね…」
399女シンジ :2015/08/07(金)23:59:52 ID:???
>>398
【女シンジ:シン・エヴァンゲリオン∥ルート】───
《ヴィレ》
ブンダーに到着すると私と綾波さんは、待ち構えていた人達に手を後ろで縛られて四方から銃を突きつけられた態勢で身体検査をされた。
武器等を隠し持って無いことが判ると同じ態勢のまま、不機嫌に押し黙ったアスカに先導されて分厚い鉄の扉の部屋の中へと案内された。
部屋の中は打ちっぱなしのコンクリートで、何となくかつて綾波さんの住んでたマンションを思い起こさせる。
ただ、部屋のコンクリートの壁や床には赤黒い染みがあったり、天井から輪っかの着いた鎖が垂れていたりと何となく不気味な雰囲気で怖い…
あの後私がお願いするとアスカは綾波さんもコクピットに入れてくれた。
私が綾波さんをかばうように抱きながら「ありがとう」とお礼を言うと、アスカは私と綾波さんを交互に睨みつけた後「別に…」と呟くように言った。
部屋に案内される途中たくさんのヴィレの職員達を見かけた。
誰もがまるで私や綾波さんが目に映っていないかのように振る舞っていた。
そのくせ強い視線を感じてふと振り返ると何十人ものヴィレの職員達が私と綾波さんをじっと見ていた。
400女シンジ :2015/08/08(土)23:47:20 ID:???
>>399
真っ正面から私を見つめる数十の冷たい視線に自然と目を逸らした。
「ほら、あの子よ…」
「ロットフェチの…」
「人外との恋愛…」
「まぁ、汚らわしい…」
「し、聞こえるよ」
静かな鑑内に妙にヴィレの職員達の囁く声が響いてた。
空気が重く肩にのしかかって来るような感じ。
鉄の扉をくぐる時にふと上の方に書かれた文字に気づいた。
〈この扉を通る者、一切の希望を棄てよ〉
と書いてあった。
アスカに案内された部屋の中には鈴原君の妹さんがいて厳しい目で私を睨みつけていた。
サクラ「碇さん!エヴァにだけは乗らんといてくださいって言ったじゃ無いですか!」
いきなり怒鳴られてしまった。
カツッカツッカツッといくつかの足音が近づいて来る。
背後で重い鉄の扉の開く音。
ミサト「拘束を解いて良いわ」
サクラ「はい!」
その足音の内一人はミサトさんだった。
リツコ「シンジにレイにアスカ、それにミサトと私、このメンツがそろうとまるでネルフの同窓会みたいね」
そして赤木博士。本当に同窓会みたいな気持ちになる。
「だからと言って変な仏心を出すのは禁物ですよ」
最後に白衣を着た女性が入室して来た。
401名無しさん@おーぷん :2015/08/09(日)00:24:28 ID:???
乙です
この女性はまさか…
402女シンジ :2015/08/09(日)23:55:06 ID:???
>>400('-^*)
その白衣の女性が部屋に入って来た瞬間部屋の温度が急に5度くらい下がった気がした。なぜか部屋が突然暗くなったように感じた。
その女性は白人で金色の髪を後ろで一つに束ねていた。
その金色の髪の下では鋭利な印象の金色の瞳がまるで魂の奥底まで見通すかのように私を見ている。
見た目は整った綺麗な顔立ちなのに底の知れない不気味さを感じる。
「確かに碇シンジね」
私を見る彼女の目がスーと細くなり口角が微かに上がる。
その金色の瞳が冷たく光ったような気がした。
リツコ「そう言えば直接本人と話すのは初めてかしら?改めて紹介したほうが良さそうね」
そう言うと赤木博士は私に視線を向ける。
リツコ「ヘル・デビル・サイコパス博士。世界的な心理学の権威で催眠術心理療法の大家。元々ネルフ本部所属だから貴女も何度か見かけたことくらいあるでしょ?」
シンジ「……え?……はぁ…」
…こんな人いたっけ?
ヘル「フフ、私は何度も貴女達を見かけてるわよ、よくネルフのプールで一緒に水泳の訓練をしてたわね。それに食堂でも、いつも貴女達は一緒だったわ」
シンジ「…あっ、はい…」
確かにこの人の言う通りだけど……
403女シンジ :2015/08/10(月)23:43:15 ID:???
>>402
…でも…変だ…こんなに目立つ印象的な人が何度もプールや食堂で私を見てるのに私がこの人を見た覚えが無いなんて……
ミサト「前にシンジにも話したけどヘルは私やリツコと大学の同期生なのよ。今はヴィレで心理カウンセラーをやってもらっているわ」
シンジ「…そうなんですか…」
…私…そんな話一度も聞いた記憶が無いけど…
リツコ「ヘルは『児童虐待の勧め』や『悪魔の集団洗脳術』『愛が世界を滅ぼす』等の一般人向けの本も書いていて、タレントとしても有名なのよ」
サクラ「実は私小学生の時からヘル博士がレギュラーをやってた第三テレビの金曜特番毎週見てファンだったんですよ!」
ヘル「あら、思わぬところにファンがいたのね、フフ、ありがとう…」
サクラ「正直、博士がテレビで千人に集団催眠かけるの見た時は流石に嘘や思いました」
ヘル「それは仕方無いわ。テレビはヤラセが多いもの」
おかしい…その番組なら私も毎週欠かさず見てたのにヘル博士なんて一度も見たことが無い…
サクラ「でも実際自分が催眠術かけられて、やっぱこの人本物やと確信しましたわ!」
リツコ「クス、ヘルなら催眠術で世界征服もできるわね」
404女シンジ :2015/08/11(火)23:41:45 ID:???
>>403
ヘル「あら、すでに貴方達私の催眠術にかかってるのよ?クスクス」
そう言って笑うヘル博士の顔はとても楽しそう…でもこの人なら本当にやりかねないと素直に思えてとても冗談には聞こえ無い…
リツコ「フフ、貴女ならやりかねないわね。それじゃあ始めましょうか、まずシンジの第一印象から読み取れることはどんな感じかしら?」
赤木博士にそう言われて改めてヘル博士は真剣に私の顔を見た。
気がつくと綾波さんが私の腕をとってピッタリと寄り添っている。
やっぱり綾波さんもこの人に不気味なものを感じてるんだ。
邪悪な白い蛇…そんな言葉が頭に浮かぶ…
空調が効いてるはずなのに身体に寒気を感じてぞくぞくして来る。
ヘル「……はぁ……そうね…始めましょうか…シンジが…かつては貴方達の部下だったという事情を考えると私も言い辛いのだけど…」
リツコ「かまわないわ、心理学のプロとしての正直な貴女の見解を聞かせて」
ミサト「そうよ、遠慮はいらないわ。今やシンジは人類存続を脅かす使徒と変わらない存在なのよ」
ヘル「……正直な話…そばにいるだけでも恐怖を感じる程の邪悪な精神の持ち主、それが私の第一印象ね…」
405女シンジ :2015/08/12(水)23:43:17 ID:???
>>404
リツコ「やっぱりそうなのね、正直な話、初めて会った日からシンジの事は好きになれなかったわ、というより嫌いだった、憎んでさえいたわね」
─えっ─?そんな──
ミサト「私もこの子の人の顔色をうかがう媚びへつらった作り笑顔を見てるといつも思い切りぶん殴りたい衝動を抑え込むのに苦労したわ」
ミサトさん怖すぎ…
ヘル「気持ちは解るわ、私も出来れば今すぐこの子を八つ裂きにして地獄の業火に叩き込んでやりたいと思うもの」
アスカ「そんなの!」
シンジ「キャッ!」
突然ドンッ!とテーブルを叩いてアスカがしゃべり始めた。
アスカ「私がこの14年間シンジに抱いていた怒りと悲しみの累積に比べたらゴミみたいなものよ!」
シンジ「…アスカ……」
アスカが叩いたスチール製の机がアスカの拳の形にへこんでいる…
アスカ「…今までなんとか抑え込んで来たけど…今日こそは溜め込んできた気持ちを全て洗いざらい吐き出させてもらうわ」
ヘル「…それは心理学的にも健全な行為ね。その前にまずこれを飲んで落ち着きましょうアスカ。いつものやつよ、マインドクラッシュ」
アスカ「…いただくわ」
それを一気に飲み干すアスカ。
406女シンジ :2015/08/13(木)23:49:00 ID:???
>>405
シンジ「ヘル博士、それって何のドリンクですか?」
ヘル「心を安らげるドリンクよ。元々は軍隊で人を殺して精神的苦痛を感じている兵士の為に開発したの。一種の精神安定剤ね」
シンジ「なるほど」
アスカ「そんな事どうでも良いわ!私の話を聞きなさいシンジ!」
シンジ「はい」
アスカ「…簡潔にまとめると、私のシンジに対する怒りと悲しみは三つの原因からなるわ。まず一つ目は…」
アスカの目が私を真っ直ぐに見据える。
アスカ「3号機事件の時、初号機を覚醒させてまで私を助けてくれなかった事」
シンジ「あっ、そう言えば」
アスカ「そして二つ目、第十使徒戦の時に初号機を覚醒させてまで依怙贔屓を助けた事」
シンジ「そんな事もあったね」
アスカ「そして三つ目、この14年間私が色々苦労してるのに、アンタは初号機の中で依怙贔屓と一緒に寝てた事よ!」
三つ目のところでアスカは机の上に立つと、私を見下ろしながら言った。
シンジ「そうなんだ、アスカも色々大変だったんだね。でもまたこうして元気なアスカに会えて嬉しいよ」
アスカ「フン!分かれば良いのよガキシンジ。これで少しは私の苦労が理解できたでしょ!」
407女シンジ :2015/08/15(土)01:26:01 ID:???
>>406
シンジ「うん、分かった」
アスカ「…まっ、私の苦労はまだまだこんな物じゃ無いんだけどね。この14年間色々花嫁修行みたいな事もやって大変だったわよ。恋人も居ないのにさ」
そう言ってチラリと私を見るアスカ。
レイ「……」
なぜか綾波さんが私に絡めた腕にきゅっと力を込める。やっぱりアスカの剣幕が怖いのかも?
ミサト「なるほど、シンジが自分は助けずレイは助ける。これではアスカがシンジを恨むのも無理無いわね」
リツコ「おまけに初号機を覚醒させてサードのトリガーになり自分達は初号機の中で一つに溶け合ってるんですもの。人間性を疑われても仕方ないわね」
シンジ「あっ、それは違います、初号機覚醒はサードインパクトとは関係無いんです」
ヘル「クスクス、そうやって自らの悪事を指摘されるとすぐに自己弁護を始めるとこ、お父さんそっくりね」
シンジ「そんな、誤解ですよ。話し合いましょうよ」
リツコ「そうやってすぐに話し合いに持っていこうとする辺りも父親そっくりだわ…血を流す事を恐れ、他者と傷つけ合うことを恐れて争いを避けたがる辺り…」
ミサト「所詮悪魔の子は悪魔…という事かしら…残念だわ」
408女シンジ :2015/08/15(土)23:45:23 ID:???
>>407
シンジ「いや、そんなの当たり前の事じゃないですか!」
ヘル「…なぜ…それが当たり前の事だと思うの?」
シンジ「…それは…誰だって傷つくのは嫌だし人を傷つけるのも嫌だからですよ」
ヘル「…自分が傷つくのが嫌、人を傷つけるのも嫌、だからできるだけ人と争わずにいたい…争うより話し合いで解決したい……あなたはそう考えるのね?」
シンジ「はい」
ヘル「それが正にあなたが自分のことしか考え無い自己中心的な悪魔的思考の持ち主であることの証明になっているわ」
シンジ「何でですか?」
ヘル「あなたが争いを避けるのは自分が傷つきたく無いから、人を傷つけるのが嫌なのは自分が嫌な思いをするから…そうでしょう?」
シンジ「…はい…そうですけど?」
ヘル「それはつまりあなたが『自分』が傷ついたり『自分』が嫌な思いをしたりしたく無いという自分中心の考えをしているという事なのよ」
シンジ「…それの何がいけないんですか?」
ヘル「…はぁ…」
一瞬呆れたように目を見開いたヘル博士は軽く小首を振って診断書らしき物に何かを書き込み始めた。
ヘル「…極度の自己陶酔型自己愛性人格障害と…回避性人格障害…」
409女シンジ :2015/08/16(日)23:28:41 ID:???
>>408
リツコ「それとコミュニケーション障害の疑いもあるわね、こうもまともな会話が成立しないと発達障害を疑うレベルだけど…」
ヘル「……正直ここまで酷いとは思わなかったわ…これでは世界が滅びてしまうのも無理無いわね…」
ミサト「結局シンジがエヴァに載ったのも自分の為というエゴイズムでしかなかったのね…」
ヘル「その件に関しては分析済みよ、この子がエヴァに載ったのはお父さんに褒められたい、というのが第一の理由ね」
リツコ「…まあ呆れた…世界を守るべきエヴァのパイロットがそんな個人的な欲望からエヴァに載ってただなんて…」
ミサト「聞いてて腹が立ってきたわ!」
サクラ「…碇さん…見損ないました…正直残念ですわ…」
ヘル「他にはミサトという擬似家族に自分の居場所を見いだしたというのもあるわね」
ミサト「…それで私の為に毎日美味しい食事やお弁当を作っていたのね……結局は自分の為に上官である私さえ利用していたという事なのね……」
ヘル「クス、そう自分を責め無いでミサト、貴女は被害者なのよ」
ミサト「分かってるわよそんな事!」
…食事以外の家事全般もほとんど私が一人でやってたけどな…
410名無しさん@おーぷん :2015/08/16(日)23:48:19 ID:???
乙です!
411女シンジ :2015/08/17(月)23:48:59 ID:???
>>409('-^*)
ミサト「でもこの分析結果を見ると、シンジがレイを純粋に愛していたから初号機が覚醒したというのも怪しくなって来るわね」
ヘル「それは間違って無いわ。シンジはレイを愛しているのよ、そしてこの世界で愛ほど醜いものは無いわ」
サクラ「そうなんですか…?ちょっとショック…」
ヘル「確かにショックかもしれないわね、人は気づかないうちに愛は素晴らしいものだと思い込まされているもの…でも事実は事実よ。愛は醜く有害な感情なの」
サクラ「どうしてなんですか?」
ヘル「結局愛というのは自己満足に酔ったヒロイズムでしか無いからよ」
サクラ「…そうなんですか?」
ヘル「そうよ。ここにいる碇シンジがその分かりやすいロールモデルね」
シンジ「…私がですか?」
ヘル「そうよ。貴女の記録を調べた結果、貴女は愛という欺瞞に満ち満ちた人格障害者だという事が判明したわ」
シンジ「…あの…例えばどんなところがですか?」
ヘル「例えば最初ネルフに呼び出された時、貴女はエヴァの搭乗を拒否したわね?」
シンジ「はい」
ヘル「この事実は貴女が公共の福祉の精神の無い病的自己愛性人格障害者である事を表しています」
412女シンジ :2015/08/18(火)23:46:43 ID:???
>>411
シンジ「えっ?でもいきなり見たことも聞いたことも無いロボットに乗って、軍隊でも勝てない怪獣と戦えと言われたら普通断りますよ」
ヘル「クス、そうやって即座に自分を正当化しようとするのは自己愛性人格障害者に顕著に見られる特徴よ」
シンジ「…そんな…」
ヘル「そして貴女は一度はエヴァ搭乗を拒否しながらも怪我をした綾波レイを見てエヴァ搭乗を決意した。…これで間違い無いかしら?」
シンジ「…ええ…その通りですけど…」
ヘル「この行動に隠しようも無いほど貴女の醜い唾棄すべき本性がはっきり表れているわ」
リツコ「…とても興味深い話ね。そしてとても学術的な話だわ…」
シンジ「…私の…本性……」
ヘル「そう、愛に満ち満ちた貴女の醜い本性がね」
シンジ「……愛…ですか?」
ヘル「貴女はなぜ怪我をした綾波さんを見てエヴァに載ることを決意したのかしら?」
シンジ「…それは、あんな怪我で無理したら死んじゃうと思ったからです」
ヘル「彼女が死んだからどうだというの?貴女にはまったく関係ない話だわ」
シンジ「…でも…あの場に他にエヴァに乗れる人がいないみたいだから…私が載るしか無いと思って…」
413女シンジ :2015/08/19(水)23:48:41 ID:???
>>412
ヘル「そんな事は最初に説明されたはずだわ。でも貴女は搭乗を断った。なのに怪我をした綾波レイを見て貴女はエヴァ搭乗を決意した。この意味が解る?」
シンジ「……えと…私がエヴァに乗れば綾波さんが助かるかもしれないと思ったからです」
ヘル「なぜ綾波レイが助かると思ったからエヴァに載ったの?」
シンジ「……綾波さんが死んだら嫌だと思ったからです」
ヘル「誰が嫌だと思ったの?」
シンジ「……私がです…」
私がそう答えるとヘル博士は大きなため息を一つついた。
ヘル「……そうね…貴女は綾波さんが死んだら『自分』が嫌な思いをするからエヴァに載った…そういうことよね?」
シンジ「…はい」
ヘル「最初にエヴァに乗れと言われた時は自分が乗りたく無いから乗らなかった……そうでしょう?」
シンジ「……ええ…そうですけど…見たことも聞いたことも無いロボットに乗って軍隊でも勝てない怪獣と闘うのは無理だと思ったし怖かったんです…」
ヘル「そうね…アナタは最初自分が怖かったからエヴァ搭乗を拒否した。そして綾波さんが死ぬのは自分が嫌だからエヴァ搭乗を決意した。…ということよね?」
シンジ「…はい」
414女シンジ :2015/08/20(木)23:49:10 ID:???
>>413
ヘル「これで分かったかしら?貴女は常に自分のことしか考えていない自己中心的な人間なのよ」
シンジ「……でも…あの時私がエヴァに載らなかったらみんな死んでたじゃないですか?」
ミサト「だからどうしたというの?最終的に貴女は貴女の意志でエヴァに載ったのよ。それを忘れ無いで」
シンジ「…はい…」
リツコ「シンジ。一度覚醒してガフの扉を開いたエヴァ初号機はサードインパクトのトリガーとなってしまった。全てのきっかけは貴女なのよ」
シンジ「…そんなこと言われても…私は初号機に覚醒機能があるなんて説明一度も受けてませんよ?」
リツコ「…知らなかったから、説明を受けてなかったからサードインパクトは自分には関係ない…そう言いたいの?」
シンジ「…赤木博士は私にサードインパクトの責任が有ると考えてるんですか?」
リツコ「当然でしょう、アナタがエヴァ初号機を覚醒させたことがサードインパクトにつながった。今説明した通りよ」
シンジ「…でも、そのエヴァ初号機に乗るように命じたのはミサトさんや赤木博士ですよ?」
ミサト「もう忘れたの?最終的には貴女は自分自身の意志でエヴァ初号機に載ったのよ」
415名無しさん@おーぷん :2015/08/21(金)00:23:51 ID:???
乙です
毎日楽しみにしてるよ!
416女シンジ :2015/08/22(土)00:32:37 ID:???
>>414
シンジ「…はい…それはそうですけど…」
リツコ「それに貴女は大切な事を忘れているわ。初号機覚醒に至る第10使徒戦時、貴方は一度パイロットを解任されていたのよ」
シンジ「…あっ、それはそうですね」
リツコ「だから貴方はあのままエヴァに載らない選択もあった、だけど貴方は自らネルフに戻ってエヴァに載ってしまった…これは否定しようも無い事実よ」
シンジ「…確かにそうですね…でもあの時私が初号機に載らないとみんな死んでましたよね?」
リツコ「その通り、そしてあの時貴女が初号機を覚醒させたことが世界壊滅の引き金になった。これもまた事実なの」
シンジ「でも私は初号機の覚醒機能の事なんて聞いてませんよ」
リツコ「……知らないから自分には責任が無い。そう言いたいの?」
なんか会話がループしてる気がするなぁ…
シンジ「赤木博士は初号機の覚醒リスクの事は知ってたんですか?」
リツコ「質問を質問で返さないで。今訊いてるのはこっちよ」
赤木博士顔が怖い…
シンジ「そうですか、なら質問に答えます。初号機覚醒に関しては私には一切非はありません」
ミサト「…貴女に無くても他の人達からはあるのよ」
417女シンジ :2015/08/22(土)23:47:27 ID:???
>>416('-^*)
シンジ「…他の人達って誰ですか?」
ミサト「…サードインパクトで死んだ人達、家族を失った全ての人達…そして私やリツコ、サードインパクトを生き延びた全ての人達よ…」
シンジ「どんな非があるんですか?」
ミサト「初号機を覚醒させたという非よ…」
シンジ「だから初号機の覚醒機能の事なんて私知らなかったって言ってるじゃないですか」
ヘル「知らなかったから私に責任は無いなんて言い訳は通用しないわよ」
シンジ「どうしてですか?」
ヘル「なぜなら初号機は貴女の邪悪な精神故に覚醒したからよ。よって初号機覚醒の責任は百パーセント貴女にあるわ」
シンジ「……どういうことですか…?」
リツコ「混乱するのも無理は無いわ。今から説明します。…まずエヴァは操縦者とシンクロする事によって操縦者のイメージで動く。ここまでは解るわね?」
シンジ「…ええ、説明を受けてますから…実際載っててもその通りですし…」
リツコ「けっこうよ、ではなぜそんな事が出来るのかと言うと、エヴァ本体に埋め込んだ装置によってエヴァの自我を消し去っているからなの」
シンジ「つまりエヴァは生物なんですね?」
リツコ「そうよ」
418女シンジ :2015/08/23(日)23:46:41 ID:???
>>417
リツコ「…エヴァの素体は食事も生殖も必要としない永遠の生命を持つ自己完結型の巨大な生命体。言わば使徒なの。インフィニィティと言っても良いわね」
シンジ「…そうですか…」
リツコ「そして貴女の機体だった初号機の素体には、この星の生命の起点であり収束の要とされるリリスのコピーを使っているのよ」
シンジ「…そうなんだ…リリス…」
リツコ「シンジ…貴女の綾波レイを助けたいという純粋な願い…それが初号機を覚醒させてしまったの、それがどういうことか解るかしら?」
シンジ「……えっと…私が綾波さんを助けたいと思ったから初号機が覚醒したって事ですか?」
リツコ「そうよ、ではその綾波レイを助けたいという気持ちはどこから生まれたと思う?」
シンジ「……それは…綾波さんが居なくなるのが嫌だからですよ」
ヘル「その通り、正体を表したわねシンジ」
シンジ「…正体?」
ヘル「そうよ、貴女の醜い本心が今の発言ではっきりと解るわ」
シンジ「…私の醜い本心ですか?」
ヘル「そう、自分で解らないのなら教えてあげましょう。碇シンジ、貴女は綾波レイを愛しているのよ!」
シンジ「……私が…綾波さんを//」
419女シンジ :2015/08/24(月)23:46:04 ID:???
>>418
ヘル「そう、貴女は綾波レイを愛している。だからこそ彼女を失いたくはなかった。違うかしら?」
シンジ「…それは……そうですね……」
ヘル「貴女は自分の愛する綾波レイを失いたくなかった、なぜなら、彼女を失うと貴女自身が辛い思いをするから、そうでしょう?」
シンジ「…それはあるでしょうね…」
ヘル「つまり、貴女は自分が辛い思いをしたく無いという自己中心的な思いで行動した結果初号機を覚醒させた。それが貴女の罪よ」
ヘル博士の瞳が冷酷な光を讃えて笑う。
シンジ「…あ…あの……」
サクラ「さすがヘル博士完璧な心理分析ですわ!…それに比べて碇さん自分の事ばっかり…」
アスカ「コイツは昔からこんなヤツなのよ」
サクラ「ホンマやわ、私碇さんのこと嫌いになりました!」
シンジ「…えと…ちょっと良いですか?」
……どっから突っ込んだら良いんだろう……
リツコ「何か言いたい事があるのかしら?」
シンジ「…まあ色々ありますけど…長くなりそうなので最初に一つ訊きたいことがあります」
リツコ「もちろん良いわよ、訊きたい事って何かしら?」
シンジ「まず最初に第十使徒戦の時の状況から始めますね」
420女シンジ :2015/08/25(火)23:58:48 ID:???
>>419
リツコ「どうぞ」
シンジ「…あの使徒戦の時、2号機は戦闘不能状態で零号機は使徒に補食されてましたよね?」
リツコ「…そうね、それは間違いないわ」
シンジ「…使徒は発令所まで侵入して来ていて、そこに私の初号機が来て、使徒ごとジオフロントの地表部に射出してもらったんですよね?」
ミサト「…ええ、その通りよ」
固い声で答えるミサトさんはサングラスをかけたまま腕を組んだポーズで壁に背をもたれた姿勢で立っている。
シンジ「つまり、あの時の状況は可動機体は私の初号機のみで、私のエヴァが負けたらジッエンド、人類絶滅確定の状況でしたよね?」
ミサト「……その通りよ…」
シンジ「ところがです、私の初号機は地表部に射出された後にすぐに電源切れを起こしたんです。この事から次の二つの事実が浮かび上がってきます」
リツコ「…何かしら、その二つの事実って?」
シンジ「まず一つ目は私の初号機出撃にあたってアンビリカルケーブルの接続がなされてなかった事、二つ目は内部電源の補充も充分では無かった事です」
リツコ「…ミサト?」
ミサト「…シンジの言った事は事実よ、ちゃんとマギ改の記録に残っているわ」
421女シンジ :2015/08/26(水)23:47:51 ID:???
>>420
リツコ「そう、原因は何かしら?」
ミサト「…正式なところは不明ね、現場の混乱による人為的ミスによるものか、初号機覚醒を狙ったゲンドウによる作為的なものなのか、今となっては真実は闇の中ね……」
シンジ「私の初号機が負けたら人類絶滅のあの状況下で、父が初号機覚醒を狙ってわざとケーブルを接続せず電源も補充せずに出撃させるとは考え辛いですね」
ヘル「あら、どうしてそう思うのかしら?貴女のお父さんの目的はインパクトを起こして人類を滅ぼす事なのよ?」
ミサト「…そうね、ゲンドウの目的が人類絶滅ならあの状況下で初号機覚醒を狙っても不思議でもなんでも無いわね…」
シンジ「そもそも私の父が人類絶滅を企んでいるというのがヴィレ側の誤解ですけどね」
ヘル「クス…そうよね、自己保身のかたまりの貴女からすれば、自分の父親が世紀の大悪人だなんて認めたく無い気持ちも解るわ」
アスカ「シンジ、いつまでも現実から逃げても仕方ないわよ、罪を償って私と結婚しなさい」
レイ「ダメ」
シンジ「まず私の父が人類絶滅を企んでいるというのは根本的な部分で無理がありますよ」
リツコ「…どう無理があるのかしら?」
422女シンジ :2015/08/27(木)23:49:23 ID:???
>>421
シンジ「何故ならネルフを立ち上げたのは私の父ですよ?エヴァで使徒を倒せる体制を作ったのは私の父なんです」
リツコ「…表向きはそうね、でも貴女のお父さんが密かにゼーレと内通していた事は、今では白日の下にさらされているわ」
シンジ「白日も何もあたり前じゃないですか、ゼーレがネルフの上位組織である以上、ネルフのトップがゼーレと話をするのは当然ですよ」
ミサト「…そうね…あたり前の事だわ、そして貴女のお父さんはゼーレと結託して人類絶滅を企んでいた。これは揺るぎない事実よ」
シンジ「…父の目的が人類絶滅なら、最初から何もしなければ良いだけですよ、そうしたら使徒がリリスに接触して勝手に人類を滅ぼしてくれますから」
リツコ「…そこよね、不思議なのは、まったく狂人の考える事は理解し難いわね…」
シンジ「それはミサトさん達が父は人類絶滅を企む大悪人だという観念に囚われているからですよ。観念が事実を誤認させることはよくある話です」
ヘル「…確かにそうね、観念は往々にして人に事実では無く事実だと思わせるものを見せるわ。人は見たいものを見たがるものよシンジ。今貴女がそうしているように」
423女シンジ :2015/08/28(金)23:43:03 ID:???
>>422
シンジ「…まあ父の事は今は良いでしょう、そのうち父とミサトさん達は話をするんですよね?」
ミサト「そうよ、でもたいして期待は出来ないわね、どうせまた同じ話のくり返しよ。もっとも今回は直接対談。いよいよ最後を悟ったのかもね貴女のお父さんも」
シンジ「…そうかもしれませんね…ちょっと話が横にそれました、第十使徒戦の話に戻しますね」
リツコ「どうぞ」
シンジ「まず、あの第十使徒戦で初号機が内部電源もろくに補充せずアンビリカルケーブルも接続せずに出撃する事になった責任はミサトさんにあります」
ミサト「…何故そう思うの?」
シンジ「当時のミサトさんはネルフの作戦本部長でありエヴァ運用の責任者だからです」
レイ「…その通りだわ、エヴァの運用が滞りなく適切に行われるようにするのは、パイロットでは無く作戦本部長の仕事よ」
アスカ「アンタは黙ってなさいよ依怙贔屓!人形のくせに生意気に人間の言葉を話さないで!」
レイ「…私は人形じゃ無い」
アスカ「何ですって!もう一度言ってみなさいよ!」
レイ「…私は人形じゃ無い」
アスカ「人形よ!少しは自分を」
シンジ「アスカ、少し黙ってくれる?」
424女シンジ :2015/08/29(土)23:53:04 ID:???
>>423
アスカ「……なっ…何よ…何よ何よ!そうやって依怙贔屓にばっかり優しくして!」
シンジ「…今大事な話の途中だから、アスカの話は後で聞くよ」
アスカ「フン!勝手にすれば、もう私知らない!」バタン!タッタッタッ…
あっ、泣きながら出て行っちゃった、私何か悪いこと言ったかな?
…タッタッタッバタン!
あっ、戻って来た。
アスカ「ミサト!私そこの案内図を見ればすぐに判る艦内第三公園にいるけど用も無いのに人を寄越さないでね!」バタン!タッタッタッ…
…何か気が立ってるなぁ…人に危害を加えちゃダメだよアスカ…
サクラ「い~~か~~り~~さん!」
…はぁ…鈴原さんがまた私に怒ってる…沸点低いなヴィレの人達…やっぱり高い所にいるせいかな…一種の高山病かも…
シンジ「はい、何でしょう?」
サクラ「何女の子泣かしてはるんですか!さぁ、今すぐアスカ大尉を追いかけてください!これは碇さんの責任ですよ!」
シンジ「…さすがにそれは不味いんじゃないかな?私立場上捕虜なんだけど……?」
レイ「それ以前に彼女は自分の行き先を告げて行ったわ。同じ船の中にいて用も無いのに彼女を追いかける必要性はまったく認められ無いわ」
425女シンジ :2015/08/30(日)23:42:35 ID:???
>>424
リツコ「…とても優秀な答えね…さすがはあの人のお気に入りの人形だわ…」
レイ「あの人って誰?」
リツコ「とぼけ無くても良いのよ、ネルフではさぞかしあの人に可愛がってもらったのでしょうね」
レイ「…可愛がる?優しくする事…碇さん?」
リツコ「…ひょっとしたら親子丼を食べたのかしら?」
レイ「…親子丼…鶏肉を玉子でとじた食べ物……食べ無いわ。肉、嫌いだもの」
リツコ「フフ…言うわね…人形のくせに…」
レイ「人形は人に似せた玩具の一種なのよ?あなたには私が人形に見えるの?」
リツコ「……一つ言っておくわ、レイ…でいいのかしら?」
レイ「…レイ…私の名前?」
リツコ「ではレイと呼ぶわ。レイ、貴女がヴィレに来た以上…貴女の生殺与奪の権利は私が握っているのよ。その事を忘れ無いで」
レイ「…問題無いわ」
シンジ「それはともかく、第十使徒戦の初号機のアンビリカルケーブル未接続と内部電源未補充の件。この責任はミサトさんに有るんですよ」
ミサト「…あの時は戦闘の指揮に忙しくて、初号機の事まで手が回らなかったのよ…」
シンジ「その手が回らない状況を作った事自体がミサトさんの失態ですよ」
426女シンジ :2015/08/31(月)23:52:24 ID:???
>>425
ミサト「…時間も無ければ、人手も足りなかったのよ…」
シンジ「でもアンビリカルケーブルの接続や内部電源の補充やスペアバッテリーの用意なんて普段から最低限やっておくべき事じゃないですか」
リツコ「その件に関しては何らかの工作活動があった可能性があり一概にミサトを責められ無いわ」
シンジ「その工作活動を防ぐのも責任者の責任ですよ」
ミサト「…そうね、責任者は責任をとるべきだわ。だからこそ私達は責任をとってこの14年間ネルフと戦っているのよ。人類を守る為に…」
リツコ「ミサトの言う通りよ。本来なら人類の敵である貴女は即刻殺処分されるべき存在なの。それを生かしているのは彼女の責任感の表れじゃなくて?」
シンジ「…え、どうして私が人類の敵なんですか?私は使徒から人類を守る為にエヴァで戦ってたんですよ」
ヘル「クス、人類を守る為に…とんだ安っぽいヒロイズムもあったものね」
リツコ「その安っぽいヒロイズムの結果、貴女は初号機を覚醒させてサードインパクトのトリガーとなった。何度も説明したはずよ」
シンジ「だから初号機に覚醒機能があるなんて事前説明を私は一度も受けて無いんですけど」
427女シンジ :2015/09/01(火)23:57:20 ID:???
>>426
リツコ「『説明を受けていないから罪にはならない』は通用しないわよ。すでに説明した通り初号機は貴女の歪んだ人間性故に覚醒したのだから」
シンジ「……歪んだ人間性って……私はただ…綾波さんを助けたかっただけだよ…」
ヘル「正にそれこそが貴女の罪なのよ。本来人類全体の為に戦うべき貴女は、綾波レイ一人を助ける為に初号機を覚醒させてしまった。もう言い逃れは出来ないわね」
シンジ「だったら私はあの時にどうすれば良かったんですか?」
リツコ「もちろん使徒を倒せば良かったのよ。それがパイロットの仕事ですもの。当然の事ね」
シンジ「…でも…初号機の電源は止まっていてどうしようも無い状態だったんですよ?」
リツコ「それでも初号機は動いたわ。なぜさっさと使徒のコアを破壊しなかったの?」
シンジ「そんなことしたら綾波さんが死んじゃうじゃ無いですか。綾波さんを見殺しにはできません」
ヘル「…そうよね。そもそも初号機は綾波レイを助けたいという貴女の願いに反応して覚醒したのだもの。当然彼女を助けたいわね」
シンジ「もちろんです」
ヘル「それが貴女の救い難い罪であり私達に憎まれる原因なのよ」
428女シンジ :2015/09/02(水)23:42:46 ID:???
>>427
シンジ「……どういう事ですか?」
ヘル「綾波レイを助けたいという貴女の願いで初号機が覚醒した。そして貴女は綾波レイを助けた。それが貴女が私達に憎まれる原因だという事よ」
シンジ「……あの…すみません、ヘル博士が何を言っているのか解りません」
ヘル「……ハァ…」
何故か呆れたように私を見るとヘル博士はため息をつき、眉間にしわを寄せ小首を振って黙り込んでしまった。
ミドリ「本当にダメだわコイツ」
いつの間にかピンク色の髪をした人も来てる。
リツコ「私から説明するわ」
しばらく沈黙が続いた後に赤木博士が口を開いた。
リツコ「シンジ、あの時貴女が綾波レイを助けたいという思いから初号機が覚醒したのは事実。これは貴女も理解したかしら?」
シンジ「…ええ…話によるとそうみたいですね」
リツコ「それは仕方ないにしても、その後の貴女の行動が私達の嫌悪と憎悪の対象になっているの。貴女は行動を間違えたのよ」
シンジ「…私はどうすれば良かったのですか…?」
リツコ「さっきも言った通り、まず速やかに使徒を殲滅すれば良かったのよ」
シンジ「…でもそれだと綾波さんが死んじゃうじゃないですか」
429女シンジ :2015/09/03(木)23:56:49 ID:???
>>428
リツコ「当然死ぬわね」
シンジ「そんなの嫌ですよ!」
リツコ「でもそれが貴女の仕事なのよ。レイが死ぬのが嫌だから殲滅できませんは言い訳になりません」
シンジ「…私に綾波さんを見殺しにしろって言うんですか…」
リツコ「そうよ。貴女は綾波レイを見殺しにして使徒を殲滅するべきだったわ。当然でしょ?それが貴女の仕事だもの」
シンジ「……そんなの絶対に嫌です…」
ミサト「…フゥ…本当に救いようの無い性格してるわね…」
ヘル「そう肩を落とさないでミサト。貴女はこんな自分勝手な子供相手によくやった方よ」
シンジ「だいたい綾波さんを助けたいから初号機が覚醒したのに、綾波さんを見殺しにするっておかしいじゃないですか?」
リツコ「そこは初号機が動いた瞬間に頭を切り替えて使徒殲滅に専念すべきところよ」
ヘル「でも貴女はそれをせずに、自己の感情に流されるまま綾波レイの救出を第一とした。全ては貴女の醜い本性故に引き起こされた失態よ」
ミサト「…シンジ、エヴァは貴女のオモチャじゃ無いのよ。人類全体の命よりレイを優先させた時点で貴女に生きる資格など無いわ」
サクラ「さすが葛城艦長決まってます!」
430女シンジ :2015/09/04(金)23:54:45 ID:???
>>429
シンジ「…そんな…人の命をなんだと思ってるんですか…」
リツコ「貴方達エヴァのパイロットは使徒を殲滅する為のコマの一つ。それ以上でもそれ以下でもありません」
シンジ「…そのパイロットの命を助けて何が悪いんですか?」
リツコ「シンジ、貴女は使徒殲滅よりレイの救出を優先させたのよ?」
シンジ「いいえ、少なくとも使徒を戦闘不能にしてから、コアから綾波さんを救出しましたよ」
リツコ「同じ事よ、コアを破壊するまでが使徒殲滅だもの。貴女は速やかに使徒のコアを破壊するべきだったわ」
シンジ「……助けられる仲間を助けるのは当たり前の事でしょう…」
ミサト「誰がレイを助けて良いと言ったの?そんな命令を出した覚えは無いわ」
シンジ「命令なんて待ってたら間にあいませんよ。仲間を見捨てろなんて命令にも従いません」
チッ、と舌打ちをする音が部屋に響いた。その音のした方を見るとピンクの髪をした女の人が私を睨んでいる。
ヘル博士は目を閉じたまま小首をふりながら眉間にシワを寄せている。
リツコ「シンジ、少しは自分の立場を理解したらどうなの?貴女は初号機を覚醒させて世界に壊滅的な打撃を与えたのよ」
431女シンジ :2015/09/05(土)23:46:41 ID:???
>>430
シンジ「でも初号機の使用は公的に国連や日本政府によって認められてたんですよ。その初号機の技術的な問題による事故が何故私の罪になるんですか?」
リツコ「それは貴女の歪んだ罪深い精神性故によ。その事についてはすでに何度も説明したはずよ」
シンジ「…えと、さっきおっしゃってた私が自己中心的な人間だという事とかですか?」
リツコ「その通りよシンジ。DSSチョーカーは私達の不信と、貴女への罰の象徴と言ったのを覚えているかしら?」
シンジ「……えと……あっ!そういえば何かそんなこと言ってましたね」
リツコ「…今なら、その真意が分かるんじゃないかしら?」
シンジ「…真意…つまり私が不信と罰をミサトさん達から言い渡された理由みたいなものですか?」
リツコ「そんなところよ。できれば貴女の口から聞いてみたいわね」
シンジ「…う~んと。私が自己中心的な人間だからですか?」
リツコ「そうよ。では第十使徒戦における貴女の自己中心的な性格が一番顕著に表れている行動は何かしら?」
シンジ「……えと…今までの話の流れからすると…私が綾波さんを助けた事ですか?」
リツコ「その通り。それが貴女の罪よ」
432名無しさん@おーぷん :2015/09/06(日)19:07:18 ID:???
乙です
>>375です。介護が一区切りついたのでやっと自分の家に帰ってこれました
親の家にはPCがないのでコメできなかったけど携帯で毎晩かかさず読んでたよ
なかなか見つけにくかったけど頑張って探して読んだw
すごく楽しませてもらったし、しんどい時も随分励みになりました
(最近のはシンジがずっと責められ続けててまたシビアな感じだけど…)
>>377の暖かいお言葉もありがとう!実は不安だったのでとても嬉しかったよ
お蔭様で無事に山を乗り越えられてほっとしました
親の具合も割と良くなったし(もう年だけど)
これからはまた乙コメさせてもらうね
433女シンジ :2015/09/06(日)23:48:16 ID:???
>>431('-^*)
シンジ「つまり爆弾首輪は、綾波さんを助けた事に対する不信と罰の象徴という事ですか?」
リツコ「その通りよ」
シンジ「…でも、綾波さんはエヴァのパイロットとしてそれまで命がけで使徒と戦って来た仲間ですよ?それを見捨てるなんて私にはできません」
私がそう言うと赤木博士は一瞬呆れたように少し目を見開いてため息をついた。
リツコ「…エヴァのパイロットが命がけで使徒と戦うのは当たり前の事です。それはレイを助ける正当な理由にはなりません」
シンジ「…世間一般では、人命救助はそれ自体が正当な事とされてますよ。どこの国のリーダーも自国の為に命がけで戦った兵士には敬意を表しますよ?」
ミサト「…シンジ、世界の命運をかけて戦うエヴァのパイロットにはそんな甘えは許され無いのよ。……それくらい分かってるものだと思ってたわ……」
そう言うとミサトさんもまたため息をついた。
シンジ「仲間を助ける事の何が甘えなんですか?」
ヘル「…シンジ…報告によると、貴女はレイの為にわざわざお弁当を作ってあげてたわね?」
シンジ「…はい」
ヘル「それに貴女は普段から何かとレイに話しかけたりしていたわね?」
434美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/09/06(日)23:52:20 ID:???
>>432
おかえりなさい(o^∀^o)
介護の方も無事に終えられて何よりです。
本編も多分シンの冒頭はシビアな展開になりそうな予感がするけど、最後は熱い展開で盛り上がってスッキリ爽やかに終わると良いねV(^-^)V
435名無しさん@おーぷん :2015/09/07(月)00:56:39 ID:???

Qの時もこんな感じでシンジはずっと責められてたね
Qでは理由も教えてもらえなかったけど教えてもらってもどうせこれと似たような事
言われるだけなんだろうな~反論もするだけ無駄そうw
お弁当とかレイへの話しかけ…破の時はそんなだったな
あの頃は良かったね。ずいぶん遠くなってしまったけれど
>>434
ただいま!
シンの最後、そんな感じになってくれたらほんとにいいよね
436女シンジ :2015/09/08(火)00:03:09 ID:???
>>433('-^*)
シンジ「…ええ、よく綾波さんと話してましたね…」
ヘル「それら一連の貴女の行動は明らかに、ただの仲間としては常軌を逸したものだと言わざるを得ません」
シンジ「…いや…普通でしょ…」
私のその言葉の後、肩に重くのしかかってくるのが感じられるくらいに重たい沈黙が部屋を満たした…
やがて背筋が凍りつく程に底の知れない冷たい視線で、真っ正面から無表情に私の顔を見ながらヘル博士が言葉を発した……
ヘル「…貴女は普通のつもりでも、他の人達から見たら普通では無いのよ…」
本当に悪魔が存在するなら、きっと今のヘル博士みたいな顔をしているに違いない…私はそう確信した…
ヘル「貴女と綾波レイの関係はあの当時、既に全世界で話題になっていたわ。貴女達が知らないうちにね」
そ~と獲物に忍び寄る蛇の目でヘル博士が私に告げる…
ヘル「…その結果…人類は一つの結論に達したのよ…」
シンジ「……なんですかその結論て?」
ニィ、とヘル博士の唇が笑い、言葉を発した…
ヘル「……貴女と綾波レイは……恋愛関係にあるという結論よ…」カチッ
何かのスイッチを押すヘル博士…スクリーンパネルがある映像を映し出した……
437名無しさん@おーぷん :2015/09/08(火)11:53:48 ID:???

なんかシンジとレイが「恋愛関係にある」とビシッ!と断言されてるのって良いよね~
全人類が達した一つの結論、だもんね!
口調は厳しいんだけどねーそれがまたエッセンスになってるというか…
「全世界で話題になってる二人の関係」って…イイ!
438女シンジ :2015/09/08(火)23:45:11 ID:???
>>436('-^*)
シンジ「あっ//」
それは私が綾波さんを第十使徒から救出した時の映像だった。
スミレ「裸で抱き合って熱い口づけ…なかなかやるわね」
サクラ「……完全に舌入ってますね……これ…」
シンジ「アハハ//なんか懐かしい映像だね」
レイ「……これは……碇さんと…私……?」
シンジ「…そ//そうみたいだね//」
レイ「……でも…この私は…私じゃ無いみたいな感じがする…」
シンジ「…そ//そう?//」
レイ「……なぜ…碇さんは…私にはこういう事をしないの?」
なんだか表情がいつもより少し固い感じ…
シンジ「……え?//い…いや、その//…綾波さん以外とはこんな事しないよ//」
レイ「…私は綾波さんでは無いの?…この子は綾波さんだけど私は綾波さんでは無いの?」
顔を私の方に向けて真っ直ぐに私の目を見て綾波さんが言う。
シンジ「…あっ…綾波さんは綾波さんだよ//…ただほら、記憶を無くしてるみたいだし//」
すると画面に顔を戻して綾波さんは確認して来た。
レイ「…なら…この子と私は同じ人なの?」
シンジ「そうだよ」
レイ「………分かったわ」
しばらく画面を見つめた後、普段の感じに戻って綾波さんが言った。
439名無しさん@おーぷん :2015/09/09(水)01:45:44 ID:???
乙乙!
「ある映像」ってやっぱりあの時のだったんだ~!
あれを本人たちの前で再生してみんなで鑑賞しながら解説もされて…って
すっごい嬉し恥ずかし、で最っ高!だね
二人の会話がまた萌える…レイは画面の自分に心なしか嫉妬してるみたいな感じ?
なんか心配そう。可愛いな-
シンジがはっきり「と同じ人」と言ってくれて改めて嬉しかったわ
440女シンジ :2015/09/09(水)23:57:21 ID:???
>>438('-^*)
ミドリ「…チッ!クズにつける薬は無いわね」
ピンクの髪の人が舌打ちをしてつぶやいた。
視線を逸らしているけど状況からして私…それと多分綾波さんにも向けられた言葉なのは間違いない。
私と綾波さんを見る他の人達の目も決して好意的なものでは無い事は一目で分かる。
…軽蔑…嫌悪感…不快感…そんな感情が私達を見るみんなの顔に表れているのは多分気のせいでは無いと思う…
サクラ「…嫌らしい…ほんま碇さん最低ですわ。私ますます碇さんの事嫌いになりました!」
怒りと非難に満ちた目で私を見ながら言うサクラさん。
サクラさんの中でも私の評価はますます下降中みたい…
「…まったく汚らわしいわね…見てよあの官能的な顔…」
「…完全に二人だけの世界に入ってる…」
「…自分達だけ幸せならそれで良いっていう気持ちがまる分かりの表情ね…」
「…人類全体の事なんてまるで考えて無いよ…」
「…忘我の喜びに酔いしれてる…」
「…そのせいで世界が…」
「…最低…」
…背後から人の囁き交わす声がたくさん聞こえて来た…
振り向くと何十人ものヴィレ職員達が私と綾波さんと…私達二人の映像を軽蔑の表情で見ていた…
441名無しさん@おーぷん :2015/09/10(木)01:28:27 ID:???

おお怖っ!でもそんなこと言われてもね~どうしようもないし-
二人には何の罪もないのにね…かわいそ
このあと二人はどうなるんだろ。私刑にでも合っちゃうのかな
442女シンジ :2015/09/10(木)23:49:05 ID:???
>>440('-^*)
まるで針のむしろのような空気にいたたまれ無くなり、このまま綾波さんと二人でどこかに消えたくなる…
キュッ、私がそう考えた瞬間、綾波さんが少しだけ私に絡めた腕に力を込めて軽く身体を私の方に押し付けてきた…
それが不思議と私の心を和らげてくれる。
この綾波さんの安定感。私も綾波さんをしっかり受け止めて応える。
側にいてくれてありがとう…
「汚らわしい…」
「いやらしい…」
「不潔…」
「排他的過ぎる…」
「現実逃避…」
「なんか感じ悪いわね…」
囁き交わされる二人への蔑みの言葉がハートをくすぐる甘い恋のメロディーみたいで気持ちいい//
ヘル「さっ、もう充分ね」
プツン……映像を切ったヘル博士は冷たさと皮肉の混じった薄い笑いを湛えた金色の瞳の奥に、小さな、だけど底しれない憎悪の炎を揺らめかせながら私を見ている…
ヘル「何か言いたいことはあるかしら?」
シンジ「はい!今は小さいことは気にしないでみんなで力を合わせて人類の未来を守るべき時だと思います。その為にはネルフとヴィレは和解するべきです」
私はここに連れてこられる時に考えていた一番重要だと思う話題を切り出すことにした。
443名無しさん@おーぷん :2015/09/11(金)12:50:58 ID:???
乙ー!
そうそうこれ。レイの持つ絶対的安定感!何があっても動じない、自分を見失わないみたいな…
過酷な状況にあってもこういう子が一緒にいてくれたらほっとする
ヤシマの時もまさにそう。レイ頼もしかった…!
シンジは周りに気配りできる優しい子だけどその分繊細で
人の心無い言動に振り回されたり傷つけられたりすることもあるだろうけど
そんな時もレイみたいな子が傍にいれば本当に救われると思う
自分もレイのそういう所が大好き。そしてシンジにはレイが絶対に必要だな~と感じる
シンジ君もよく言ってくれた!と思うけど、こんな人らにそんな正論言っちゃって大丈夫なのかな
またイビリまくられるかな?カンベンしてほしいけどね
444女シンジ :2015/09/12(土)03:50:04 ID:???
>>442('-^*)
しばらくシンとした静けさに部屋は包まれた…
赤木博士もヘル博士もほとんど能面のような顔で私を見ている…
サクラさんの私を見る顔はやっぱり非難しているような表情に見える…
誰も何も言わないので私が続けて話そうとしたその時…
「プッ…」
後ろの方から失笑とも取れる笑い声が聞こえて来た。
続いて「ハァ」といくつかの溜息が聞こえた。
「この子、まるで英雄気取りね」
はっきりと聞こえる声で誰かが言った。
「メシアコンプレックスに取り憑かれた大量殺人鬼」
誰かがぼそりとつぶやいた。
「何それうける!」
そして室内に哄笑が響き渡った。
シンジ「…あの…私は本当に世界の為を思って…」
「良いぞ人殺し!世界を救ってくれよメシア様!」
誰かが叫んだ。さらに笑いが巻き起こる。
その笑いは私に好意的なものでは無い、どこか険を含んだ笑いだった。
その証拠にその笑いの中から私への怒声が飛び出し始めた。
「人殺しが調子乗ってんじゃねぇぞクソガキ!」
「まだ殺したりねぇのかよ!何人殺せば気がすむんだ殺人鬼!」
「私のお父さんとお母さんを返してよ犯罪者!」
「キャーッ!人殺しがこっち見た怖~い!」
445女シンジ :2015/09/12(土)23:47:55 ID:???
>>444
『人殺し!死ね!人殺し!死ね!地獄におっちろ~~!殺人鬼!死ね!殺人鬼!死ね!地獄にかっえっれ~~!死ね!』
リツコ「よぉおォォォーーー!!」ドドドンッッ!!
リツコ「ハッッ!」
『死ねッッ!!!』
ドンッッ!!!
───
赤木博士の太鼓の音に合わせて私に対する死ね死ねの大連呼が終わると、ヴィレの職員達は満足したのか三々五々持ち場に帰ったり椅子に座ったりして静かになった。
ヘル「シンジ、貴女がどんなに自己弁護や責任転嫁をしたところでこれが現実なのよ」
静かになった部屋でヘル博士が少し苦笑気味に私に告げた。
リツコ「少しは自分の立場をわきまえた方が良いわよシンジ。貴女はすでに一生償いきれない罪を背負っているの。まずその事実を認めなさい」
赤木博士が冷厳とした顔で私を見つめながら言う。
ミサト「シンジ…」
ミサトさんが私の方へと顔を向けてサングラスをずらす。そこにはあの日見た限りなく冷たいミサトさんの目があった。
ミサト「貴女はもう…何もしないで」
そう言うとまたサングラスをかけ直して壁にもたれかかる。
シンジ「…あの…私が世間の人達に憎まれているのはよく分かりました」
446女シンジ :2015/09/13(日)23:43:46 ID:???
>>445
リツコ「その通りよシンジ。貴女は世間一般の人から見たら憎しみの対象でしか無いわ」
赤木博士が私を見据えて言った。
シンジ「…それはさすがに辛いですね…」
ミサト「でも事実よシンジ。認めなさい」
ヘル「そうよシンジ、貴女もさっきのヴィレのクルー達の死ね死ねコールを聞いたでしょう?あれが世間一般の人達の魂の叫び、貴女への呪いの声なのよ」
シンジ「…あれはかなりへこみました…」
リツコ「シンジ、貴女は本来なら世界を滅ぼした罪で即刻死刑にされても仕方ない立場なのよ」
シンジ「…はぁ……」
ヘル「でもミサトやリツコが責任の一端を感じて貴女を生かしておいてあげてるの。二人に感謝しなさい」
シンジ「…あの…一つ疑問があります…」
リツコ「何かしら?」
シンジ「…私が…ヴィレのクルー達を始め、世間一般の人達に憎まれてる事についてなんですけど…」
リツコ「どういった事が訊きたいのかしら?」
シンジ「…確か…初号機が覚醒したのって、ジオフロントだったんですよね?」
リツコ「ええ、その通りよ」
シンジ「…それで…あの時って使徒が来ていて、一般の人達はシェルターに避難してましたよね?」
447女シンジ :2015/09/14(月)23:46:18 ID:???
>>446
ミサト「一般人はもちろん、ネルフ関係者も非戦闘員は総員退避してたわ」
リツコ「…確かあの場所に居たのは私とミサトに青葉君に日向君にマヤ、限られた人数だったはずよ」
シンジ「…確かに私が見た記録映像でもそうなってます。あの場所にはごく限られたネルフの人間しかいません…」
リツコ「当然の事ね。あんな危険な場所に民間人を入れるなんて問題外だわ」
シンジ「…そして初号機の覚醒自体はエヴァマーク6の投げた槍によってすぐに止まったんですよね?」
リツコ「…そう…不幸中の幸いといったところかしらね…」
シンジ「つまり初号機の覚醒を目撃した人達ってごく一部のネルフ関係者って事ですよね?」
リツコ「当然そうなるわね」
シンジ「…でも…今現在世間一般の人達は、私を初号機を覚醒させて世界崩壊の原因を作った人物として憎しみの対象にしているんですよね?」
リツコ「…それはさっき説明した通りよ。世間一般の人達から見たら貴女は世界を壊滅させた大量殺人鬼でしか無いわ」
シンジ「…でもそこが解らないんです、なぜ世間一般の人達に私が初号機を覚醒させて、世界を崩壊させた人物として知れ渡ってるんですか?」
448女シンジ :2015/09/15(火)23:48:48 ID:???
>>447
リツコ「それが不思議な事かしら?シンジ、事実貴女は初号機を覚醒させて世界崩壊のトリガーとなった。世間の人達はただ事実を正しく認識しているだけよ」
シンジ「でも、エヴァ初号機に乗ってた私ですら、事実かどうかはともかくとして、初号機が覚醒したら世界が崩壊するなんて知識は無かったんですよ?」
リツコ「それは当然ね。そんな危険な事実をおいそれと知らせるわけには行かないもの。例え当のパイロットだとしても」
シンジ「…実際、エヴァに世界を崩壊させる可能性があるという知識は、当時どれくらいの人達が持っていたんですか?」
リツコ「…そうね…私が知る限りでは…私と当時の司令と副司令…それとゼーレ…セカンドインパクトを知る少数の関係者達…後はせいぜい加持君くらいかしら…」
シンジ「ミサトさんも知らなかったんですか?初号機の覚醒リスクの事…」
ミサト「私がその事実を知ったのは、初号機覚醒を目撃した後にリツコから説明を受けてからよ」
シンジ「…なるほど…ミサトさんすら知らなかったとすると本当にトップシークレット中のトップシークレットだったんですね…」
リツコ「当然そう成らざる得ないわね」
449女シンジ :2015/09/16(水)23:46:50 ID:???
>>448
シンジ「…つまり…初号機の覚醒リスクは極一部の人間しか知らなかった。さらに初号機覚醒を目撃したのは少数のネルフ関係者のみ…なんですよね…」
リツコ「その通りよ」
シンジ「…でも、だとしたら私が初号機を覚醒させた事が世界崩壊の引き金になった…と世間一般の人達が認識してるのはおかしくないですか?」
リツコ「…なるほど、言いたい事は分かったわ。シンジが世界を滅ぼした真犯人だと世間に知れ渡っている事が疑問点という事なのね」
シンジ「…ええ…だいたいそんなとこですね」
リツコ「それは少しもおかしな事ではありません」
シンジ「やっぱり何か理由があるんですか?」
リツコ「当然あります」
シンジ「その理由は何ですか?」
これが私の一番知りたい事だった。
リツコ「簡単な事よ。シンジ、貴女は綾波レイを助けたいという私情により初号機を覚醒させて世界崩壊の引き金を弾いてしまった…」
赤木博士の瞳が私を真っ直ぐに見据えた。
リツコ「私達ヴィレはその事実を広く世間一般の人達に伝えただけ。これは事実を知る者としての、当然の義務を果たしたに過ぎません」
シンジ「……やっぱりそうだったんだ……」
450女シンジ :2015/09/17(木)23:56:56 ID:???
>>449
ミドリ「もっともぉ、この自己中女のことだからさぁ、内心じゃあ自分は世界を救って仲間を助けた英雄気取りでいたんじゃないのぉ?」
リツコ「…愛するレイを救って同時に世界も救ってしまう…めでたしめでたしのハッピーエンド。まさにおとぎ話の世界ね…」
ヘル「少なくとも自分がお父さんから誉められる事くらいは期待していたでしょうね」
ミサト「だけど現実は甘く無いわシンジ…世界は残酷なのよ」
シンジ「…ならあの時私はどうすれば良かったんですか?」
リツコ「…理想的にはレイを見殺しにして、使徒を倒した後で貴女が自殺すれば一番良かったのよ」
シンジ「無理ですよ、私は覚醒リスクの事なんて知らないし、第一あの後は初号機に溶けたんですから」
リツコ「そこは瞬時に初号機の覚醒リスクを察知して素早く自殺すべきだったわ」
シンジ「そんな事できるわけ無いじゃないですか、第一私は綾波さんを見殺しになんてできませんよ」
リツコ「…ならば世界を滅ぼした罪を償うことね。綾波レイを見殺しにせず、自殺さえしなかった罪を償うために死罪を受け入れなさい」
ミドリ「賛成~!こんな人間のクズ早く殺処分すべきです!」
451女シンジ :2015/09/18(金)18:45:20 ID:???
>>450
ミサト「…残念だけどそれも難しい状況よリツコ、分かるでしょ?」
リツコ「…そうね…」
ミサトさんの言葉に少しだけ残念そうに眉を寄せる赤木博士。
シンジ「いったい何があるんですか?」
リツコ「…貴女が知る必要はありません」
物を見るような目で私を見て言う赤木博士。
シンジ「情報統制ですか…」
リツコ「少なくとも私達ヴィレは必要な情報に関しては発信しています」
シンジ「…例えば、私やお父さんの事とかですか?」
ミサト「その通りよシンジ。貴女のお父さんが初号機を覚醒させて世界を滅ぼそうとした事は努力のかいあって世界中に知られる事になったわ」
リツコ「…当然。ゲンドウの娘である貴女が、初号機を覚醒させて世界崩壊を引き起こした事実も、根気よくヴィレはアナウンスを続けて来ました」
シンジ「…その言い方だとまるで、私が父と結託して意図的に大惨事を引き起こしたみたいじゃないですか…」
リツコ「経過はどうであれ、結果的に貴女が世界崩壊の引き金になった。この最低限の事実を最優先して伝えるのが急務という判断からです」
シンジ「…あの…ちゃんと第十使徒戦時の状況も伝えてくれたんですか?」
452女シンジ :2015/09/19(土)23:54:15 ID:???
>>451
リツコ「当然、まず私達がエヴァ二体を損失するという困難な状況下において、なんとか使徒の殲滅に成功した事実はアナウンスしてあります。ただし……」
シンジ「…ただし…何ですか?」
リツコ「その際なぜか一度エヴァのパイロットの任を解かれた貴女がエヴァに再搭乗した事実も合わせて伝えておきました」
シンジ「……確かにその通りですね…」
リツコ「ならびにその時貴女の初号機搭乗を許可したのは人類絶滅を画策する碇ゲンドウである事実も…貴女が初号機を覚醒させた事実も発信済みです」
シンジ「…その…初号機が覚醒しなければ世界が滅んでいた事実は伝えておいてくれたんですか?」
リツコ「それは世間を混乱させる恐れがあるので伝えることはできないわね」
シンジ「…どうしてですか…?」
リツコ「分かるでしょうけど、覚醒初号機とそのパイロットである碇シンジは世界中の人々にとって恐怖と憎悪の対象なのよ」
シンジ「…まあ…今の説明だとそう思われても仕方ないかもしれないですね…」
リツコ「その覚醒初号機と碇シンジでしか倒せ無い使徒が居るとしたら…それは覚醒初号機と碇シンジの存在を肯定する事を意味するわ」
453名無しさん@おーぷん :2015/09/20(日)01:10:37 ID:???
乙です
安保報道だなw
454女シンジ :2015/09/20(日)23:45:43 ID:???
>>452('-^*)
シンジ「…それだと何がいけないんですか?」
「…頭の弱い子ね」
まだ部屋に残ったヴィレの職員の一人がぼそりと言う声が聞こえた。
赤木博士は少し呆れたように私を見ている。
ミドリ「ハッ!さっすがにここまでバカだとは思わなかったわ」
スミレ「まあ、まだ子供なんだし…」
リツコ「あら、シンジは戸籍上は28歳の大人よ。子供だなんて言い訳は通用しないわよ」
シンジ「…でも、私の主観では私は14歳ですよ」
ミサト「世間は一々貴女の主観を考慮するほど甘く無いわ」
シンジ「だけど事実私は義務教育も終えてませんよ…それよりどうして初号機が使徒を倒したという事実を隠す必要があるんですか?」
リツコ「…もう一度言うわ、覚醒初号機とそのパイロットである貴女、碇シンジは世界中の人々にとって恐怖と憎悪の対象なのよ」
シンジ「…そうみたいですね…」
ヘル「そうみたいでは無くそうなのよ」
リツコ「その憎むべき覚醒初号機と碇シンジの存在を認める事、それは人類にとって恐怖でしか無いのよ。分かるかしら?」
シンジ「解りますよ。事実を断片的にしか知らされてなければ世間の人達がそう思うのも無理はありません」
455女シンジ :2015/09/21(月)23:52:14 ID:???
>>454
リツコ「私達は事実を断片的に伝えたのでは無く、簡潔に必要最低限度の事を伝えたに過ぎません」
シンジ「…でも、私達は使徒を倒したけど、碇シンジが初号機を覚醒させてサードインパクトが起きましたじゃ私の印象最悪じゃないですか…」
リツコ「だけどそれが事実なのよ」
シンジ「違いますよ、使徒を倒したのは初号機だし、初号機の覚醒はサードインパクトなんて起こして無いですよ」
リツコ「……呆れたわね…自己弁護の内容までお父さんそっくりだわ…」
シンジ「父もやっぱり私みたいな事言ってたんですか?」
ミサト「…何度となく電話やメール、手紙やファックスで言ってるわよ。初号機覚醒と世界崩壊は関係無いって…」
シンジ「それは事実ですよ。実際初号機の覚醒自体はミサトさん達の目の前で止まってるじゃないですか」
ミサト「…そして…その後ほどなくして世界は壊滅的に崩壊したのよ…認めたく無い気持ちは分かるけど、これは現実の話なの…」
シンジ「それは知ってますよ、『火の7日間』と言われている出来事で世界は今みたいな状態になったんですよね?」
リツコ「…そう、貴女が初号機を覚醒させた事が全ての原因なのよ」
456女シンジ :2015/09/22(火)23:36:56 ID:???
>>455
シンジ「その赤木博士の言う世界を崩壊させる兵器を造ったのは赤木博士達ですよ」
リツコ「…そうね…だけどその初号機を覚醒させたのは貴女よ。貴女のレイを救いたいという自己中心的な醜い欲望が世界崩壊の引き金になったのよ」
シンジ「人命救助の何が醜いんですか?」
ヘル「それは何度も説明したはずよ。貴女は自分が辛い思いをしたく無いから綾波レイを救ったのだと」
シンジ「私が辛い思いをしたくなくて綾波さんを助けたら何が悪いんですか?」
リツコ「エヴァは貴女のオモチャでは無いのよ。そんな私的な感情でエヴァを覚醒させた罪は重いわ」
シンジ「個人的な感情で仲間を助けたら悪いんですか?」
リツコ「…少なくとも、エヴァを覚醒させた貴女に関してはその通り。悪いわ」
シンジ「でも私はエヴァに覚醒機能があるなんて知りませんでしたよ」
リツコ「…世界を滅ぼしたという大罪を前に、知らなかったは通用しないわよ」
シンジ「でも赤木博士はエヴァに世界を滅ぼす力があると知ってて私に隠してたんですよね?」
リツコ「そうよ、エヴァにそんな危険な機能が備わってるなんて教えられるわけ無いもの。当然でしょう?」
457女シンジ :2015/09/23(水)23:52:24 ID:???
>>456
シンジ「エヴァが危険である事を私に隠しておいて、いざ事故が起きたら私のせいって滅茶苦茶ですよ」
リツコ「でも全ては貴女の歪んだ醜い心が招いた結果よ。そのことを受け入れて罪を認めなさい」
ヘル「そうよシンジ。誤解の無いように言っておくけど貴女の最大の罪は愛に満ちあふれたその醜い精神そのものなの。そこを理解して欲しいわ」
ミサト「…その通りよ。分かって欲しいのは私達は貴女の精神面に関して罰を与えているという事なの」
リツコ「…ミサトの言う通りよ。私達はみんな貴女のような偽善者が嫌いなの。貴女が憎くてこんなことを言っているのよ」
ミドリ「皆さん優しすぎますよ!はっきり言ってやれば良いじゃないですか。このゴミは存在すること自体が罪だって!」
リツコ「……ずいぶんとはっきり物を言うわね……でもその通りだわ。…シンジ、貴女は生まれてこなければ良かったのよ」
シンジ「…私がどんな悪い事をしたって言うんですか?」
ヘル「……人の話を聞いて無かったの?それとも聞いても理解する力が無いくらいにバカなの?私達は貴女の存在自体が悪いと言ってるのよ」
リツコ「…きっと解りたく無いのね…」
458女シンジ :2015/09/24(木)23:42:31 ID:???
>>457
シンジ「…えと…何となくミサトさん達が私の事を嫌っているのは分かりました……私に着けられた首輪は私の精神性に対する罰だったんですね…」
…ヴィレに来た時から感じていた重苦しい空気の理由が何となく分かった気がした…
ミサト「その通りよ。あの首輪は貴女の精神性に対する罰。貴女が存在する事への罰。貴女が生まれて来た事への罰としての意味合いがあったのは事実ね」
…重苦しい空気の正体はこの船に充満した、私への強烈なまでの憎しみと敵意だったんだ…
リツコ「シンジ、私達は貴女に罪を自覚して欲しいという気持ちからあの首輪を着けたと思ってくれていいわ」
…少しだけ非難するような目で私を見ながら、それでも落ち着いた声で赤木博士が言った…
シンジ「…罪を自覚ですか……」
リツコ「そうよ。生まれて来たという罪…存在しているという罪…卑劣で自己中心的な歪んだ精神性を持つことへの罪を自覚して欲しかったの」
ミサト「…もちろん貴女が加害者であり、その卑劣な精神性故に世界を壊滅させた事に対する罰という意味も含めての事よ…」
リツコ「そうね…シンジ、貴女は今や決して償い切れない罪を負っているのよ」
459女シンジ :2015/09/25(金)21:15:35 ID:???
>>458
レイ「あなた達みんな、あの時碇さんがエヴァに乗らなければ死んでたんでしょう?命の恩人にそんな事言うもんじゃ無いわ」
…突然の綾波さんの発言に一瞬だけ部屋に静寂が落ちた……
ミドリ「……チッ!」
だけどその静寂はピンクの髪の女の人の舌打ちで破られた…
「…都合の良い女…」
直後に部屋に残ったヴィレの職員の呟きが続いた…
リツコ「エヴァのパイロットがエヴァで使徒を倒すのは当たり前の事よ。そんな事は何の弁解にもなりません」
そして気がつくと赤木博士の表情は前よりいっそう厳しいものになっていた…
レイ「でもその当たり前の事が出来ない人達がいたから、碇さんの載ったエヴァが電源切れを起こしたのは事実だわ」
その綾波さんの言葉を聞いた赤木博士の表情がぞっとするような冷たくも恐ろしいものへと変わった…
リツコ「……レイ…人形が随分とものを言うようになったわね…少し立場をわきまえた方が良いわよ」
人間の顔がこんなにも恐ろしく見えたのは生まれて初めての経験だった…
ミサト「レイ…私達に何も責任が無いとは言って無いわ。その責任をとるために私達はヴィレを結成してネルフと戦っているのよ…」
460女シンジ :2015/09/26(土)23:38:25 ID:???
>>459
レイ「…そう…だったらもうこれ以上碇さんにおかしな言いがかりをつけるのは止めてくれる?」
何だか綾波さんの様子がいつもと違う。この綾波さんの感じは魂を封印される前の綾波さんに近い感じがする…
やっぱりブンダーに来たから、いつかみたいに綾波さんの魂が綾波さんに融合してるのかな?
いつもはもっとふわっとした感じなのに、この綾波さんには強い意志や怒りすら感じられる気がする…
リツコ「…私達が言いがかりを付けてるように思われてたとしたら残念ね…もっとも…人形の貴女に人間の言葉が理解出来ないのは仕方ないのかもしれないわね…」
シンジ「私だって理解できませんよ。精神性が気にくわないから罰を与えるなんて法は日本にはありません」
ミサト「…日本には無くても、ヴィレにはあるのよ」
シンジ「ヴィレだって日本の一部じゃないですか」
ミサト「…表向きはそうよ。その方が何かと都合が良いもの…だから一応日本政府の顔を立てて今回貴女には首輪をつけないつもりでいたわ…」
シンジ「そうなんですか…」
ミサト「…でも事と次第によってはそうも言ってられ無いわね…」
サクラ「碇さん反省してください!」
461女シンジ :2015/09/27(日)23:42:31 ID:???
>>460
シンジ「……何を反省しろって言うの?」
サクラ「そんなの世界を壊滅させた事に決まってるじゃないですか!」
シンジ「……だから、私があの時どうすれば良かったと言うの?」
サクラ「綾波さんを見殺しにして使徒を倒せば良かった言うてるじゃないですか!」
シンジ「…だからそれは出来ないって言ってるでしょ……それに…何度も言ってるけど私は初号機に世界を壊滅させる機能があるなんて知らされて無かったよ?」
リツコ「…シンジ…話題をループさせて責任逃れをするつもり?ここで問題になっているのはあくまでも貴女の人間性であり精神面なのよ」
シンジ「…ああ…私の人間性が悪いから世界が滅びたって話でしたっけ…」
リツコ「その通りよ」
シンジ「…それで、私がどんな人間性だったら良かったんですか?」
リツコ「別に、ただまともな世間一般並みの人間であれば良かっただけよ。貴女にそれ以上のものは求めません」
シンジ「…そのまともな世間一般並みの人間っていうのが今一つピンと来ないんですけど…」
ヘル「それは無理も無いわね。貴女のような歪んだ精神の持ち主には平均的な人間の心というのは理解し難いでしょうね」
462女シンジ :2015/09/28(月)23:41:59 ID:???
>>461
シンジ「…少なくとも私には、ヘル博士もミサトさんも赤木博士も理解し難いですね…」
ヘル「それはそうでしょうね。貴女は常に傷つくことを恐れ、意識的に他人との争いを避けて生きて来た…そうでしょう?」
シンジ「……そういう面は有るかもしれませんね…」
ヘル「記録によると貴女は幼い頃から人殺しの娘と呼ばれイジメられ一人の友人も無く、音楽と読書、家事と運動と瞑想だけを趣味に生きて来た…違うかしら?」
シンジ「…だいたいそんなところですね…」
ヘル「学校の成績は常に全国のトップレベルで優等生と呼ばれ、表面上は問題も起こさずに良い子として振る舞ってた、違うかしら?」
シンジ「……そんなには違わないと思います…」
ヘル「それでも貴女は本心では寂しかった、貴女を預かった人は最低限のことしかしない人でかなりの人間嫌いだったそうね」
シンジ「……先生は…私の前では常に仮面を付けていて素顔を見たことすらありません。でも食べ物はきちんと与えてくれました…」
ヘル「幼い貴女に様々な知識を与えてくれたのはビデオ教材だったそうね」
シンジ「……ええ、ビデオ教材が私の友達みたいなものでした…」
463女シンジ :2015/09/29(火)23:58:41 ID:???
>>462
ヘル「そのビデオ教材で貴女が一通りのことをこなせるようになるのにそんなに時間はかからなかった、そうでしょう?」
シンジ「…そうかもしれません…」
ヘル「そして貴女が一通りのことがこなせるようになると、貴女を預かっていた人は姿を見せなくなった。確か小学校一年の夏休み頃ね?」
シンジ「……はい…」
ヘル「以後貴女の自宅には必要な食料その他の生活必需品、ビデオ教材が届けられるようになり、貴女は本格的に一人で生活することになった…」
シンジ「…そうですね……」
ヘル「そして…この頃から貴女は、次第次第に異常性を発揮し始めたと記録に残されているわ…」
シンジ「…異常性ですか?…」
ヘル「そう…貴女は学校で自分から進んで生き物係をやって、うさぎや鳥の世話をしたり、同時に花壇係をやって花壇の花に水を与えたりしたわ」
そう言うとヘル博士は一旦言葉を切って、静けさの中にも怒りを湛えたような冷たい瞳で私の顔を正面から見据えた…
シンジ「……あっ、あれは他にやりたがる子がいなかったから…なら私がやっても良いかなって思って…」
ヘル「フフ…相手がうさぎなら…傷つけられる心配は無いものね」
464女シンジ :2015/09/30(水)23:41:05 ID:???
>>463
シンジ「…確かに、うさぎに傷つけられた記憶って無いですね…むしろ幸せな気持ちになります…」
ヘル「そう、相手が無力でおとなしい小動物であることを盾に取って、貴女は自分自身の為に利用したのよ」
「…最低…」
「…一種の動物虐待じゃん…」
「…嫌な女…」
静かな部屋にヴィレの職員さん達の囁く声が響き渡る。
シンジ「…利用って…ちゃんと小屋の掃除や、水や餌の取り替えもしましたよ…」
ヘル「それは係なら当然のことね。何の言い訳にもならないわ。貴女の本心は別のところにあったはずよ…」
シンジ「…私の本心ですか?」
ヘル「…そう、貴女はこともあろうに…物言わぬ植物である花、人語を解さないうさぎや鳥達に話しかけたり笑いかけたりしていたと記録にあるわ」
シンジ「…ええ…確かにその通りですね…」
ヘル「これらの常軌を逸した異常な行動が何を意味するか貴女に解るかしら?」
シンジ「…さあ?多分あんまり深い意味なんて無いと思いますよ。一種のコミュニケーションかな?」
私がそう言うとヘル博士はしばし蔑んだ様な目で私を見て言った…
ヘル「…フッ…そうやって嫌なことから目をそらしているのね…」
465女シンジ :2015/10/01(木)23:47:31 ID:???
>>464
シンジ「嫌なことから目をそらしてるってどういうことですか?」
私がそう言うとヘル博士は冷たい眼差しで私を見つめながら、口角を僅かにあげて笑った。
ヘル「貴女自身の…醜い心からよ…」
シンジ「またそれですか?」
ミサト「シンジ、何のためにここに来たの?だめよ逃げちゃ。ヘル博士から、何よりも自分から」
シンジ「ここにはミサトさん達と話し合いに来たんですよ。私の心理分析とかまったく興味無いんですけど」
ヘル「…それは現実逃避に過ぎないわ。他者との関わり合いをさけ、甘い夢の世界へ逃げ込もうとする単なる自己保身よ」
リツコ「そうよシンジ。何度も言うけど貴女の歪んだ精神性故に世界は壊滅的な打撃を受けたのよ。貴女の心理分析は世界にとって決して小さな事では無いわ」
シンジ「…エヴァ三体による作戦成功率1パーセント以下の使徒が来た後で、エヴァの保有は各国三体までと決めたバチカン条約とか無視ですか?」
ミサト「……政治の世界は色々と面倒なのよ。各国のエゴが絡むから…」
シンジ「内部電源未補充問題や電源ケーブル未接続も忘れ無いでくださいね」
ヘル「……責任転嫁はいいわ。話を続けます」
466女シンジ :2015/10/02(金)23:37:13 ID:???
>>465
ミドリ「ほんとコイツ人の話まともに聞かないわね!」
…なぜかことさら私を嫌ってるらしいピンクの髪の女の人が悪態をついた後、ヘル博士の話は続いた…
ヘル「シンジ、貴女が自分から生き物係になったり花壇係になったのは、決して動物や植物への優しさじゃないということは理解しているかしら?」
シンジ「…そうですか?私結構生き物とか好きですけど…」
ヘル「残念ながら私の分析結果によると、貴女の行動は逃避行動でしか無いのよ」
シンジ「……逃避行動ですか…」
ヘル「そうよ。本当の貴女は優しさなんて欠片も無い、ズルくて卑怯で臆病で卑劣な人間なのよ」
シンジ「…あっ、臆病っていうのはけっこう当たってるかも?」
ヘル「…それだけでは無いわ。貴女はズルさや卑劣さや卑怯さも兼ね備えている。それは貴女自身の行動に全て表れているのよ」
シンジ「…私の行動にですか…?」
ヘル「そうよ、覚えているかしら?貴女は小学校に入学以来学校では殺人者の娘としてイジメられていたのよ」
シンジ「……その辺りの事は…あまりよく覚えて無いです…」
ヘル「そうやって嫌な事から逃げ続けて生きて来たのね…でも現実は残酷よ」
467女シンジ :2015/10/03(土)23:49:39 ID:???
>>466
シンジ「…残酷なんですか?」
ヘル「そう、現実とはどこまでも残酷なものなの。でも人間である以上その残酷な現実から目をそむけて、甘い夢の世界に生きる事は決して許される事では無いわ」
…確かにヘル博士って残酷そうな顔しているとは思う……
サクラ「さっすがヘル博士良いこと言いなはるわ~~!」
ヘル「…シンジ、たとえ貴女が覚えていなくても残された記録には、はっきりと貴女がイジメられていた事実は残されているのよ」
シンジ「…そうなんですか?」
ヘル「そうよ、貴女には幼い頃からずっと監視がつけられていたの。そこには貴女の醜悪な欺瞞に満ち満ちた生が克明に記録されているわ」
…これは衝撃だった…
シンジ「……そんな…誰がいったい何の為にそんなこと…」
リツコ「貴女の…お父さんよ」
シンジ「……私の…父が…どうして…?」
リツコ「簡単な話よ。貴女の父親は世界を滅ぼす為に貴女が必要だった。だから貴女を失う事の無いように保護と監視をつけたのよ」
シンジ「…でもそれだったら…父が私と一緒にいた方が安全なんじゃ…」
リツコ「それは無理よ。彼は常に命を狙われていてとても危険な環境にいたもの」
468女シンジ :2015/10/04(日)23:46:35 ID:???
>>467
シンジ「あっ、そういえば…」
───
ゲンドウ「俺は今まで何度と無く狙撃されている、だがこうして生きている」
───
…確かお父さん何度も命狙われてたんだ…
ヘル「当然貴女の通う学校にも監視カメラが設置されていて、貴女の受けた虐めも全て記録されていたの」
シンジ「…そうだったんですか…」
ヘル「そこにはいくら貴女が目をそむけても、決して消えることの無い残酷な現実が克明に記されているわ」
ミドリ「面白そうな話ですね」
…あんまり思い出したくも無いけどな…
ヘル「シンジの父親は妻殺しの疑惑で連日マスコミを騒がせ、シンジが小学校に入る頃には事実上妻殺しは既成事実と化していたわ」
リツコ「…世間では真相は未だ闇の中ってところね…」
…確かにあんな事世間に知られたらまずいかも…
ヘル「さらに怪しげな組織のトップとして、碇ゲンドウには悪の秘密結社のボスとしてのイメージがついたのよ」
ミサト「…今にして思うと正にその通りね…」
ヘル「そして、シンジが小学校に上がる時になると、あらゆる学校の親達はシンジの入学に反対したわ」
ミドリ「当然ですね、昔から迷惑な奴だったのねこのクズ」
469女シンジ :2015/10/05(月)23:57:27 ID:???
>>468
ミサト「確かに親の立場からすれば自分の子の通う学校に、悪魔の娘が入学するのはぞっとしないわね」
ヘル「その通りね。でも結局シンジは碇ゲンドウの謀略により通常通り地元の小学校に入学する事になったのよ」
リツコ「…親御さん達もさぞかし憤懣やる方無い思いをしたでしょうね…」
ヘル「当然盛大にシンジの入学反対運動が展開されたわ。でも学校側はシンジ個人に罪は無く、万人に教育を受ける権利が有ると言ってシンジの入学を許可したわ」
ミサト「…いつの時代も官は強し、民は弱しね…」
リツコ「国家権力による民意の抑圧…よく有る話よ…」
ヘル「確かにね、でも親達も負けてはいなかったわ。悪魔の娘から自分達の子供を守る為に親達は全員一丸となって団結したのよ」
サクラ「良い話ですね!」
ミドリ「まっ、子を持つ親の立場としては当然の事よね」
…そっか…そんな裏事情があったんだ…
ヘル「親達はみんなで話し合って、自分達の子供達が殺人鬼の娘に被害を受けないように徹底的に対策をとったのよ」
ミドリ「どんな対策をとったんですか?」
ヘル「まず第一に、子供達にシンジと関わり合いを持たせないようにしたわ」
470女シンジ :2015/10/06(火)23:45:36 ID:???
>>469
サクラ「具体的にはどんな事をしたんですか?」
ヘル「まず子供達にシンジの写真を見せて、この子は悪い人の子供であり、絶対にお友達になってはいけませんと言って聞かせたのよ」
ミドリ「賢明だわ」
ヘル「さらに学校側にもシンジの入学を認める代わりに子を守りたい親の立場を繰り返し訴えたわ」
サクラ「…それで、どうなったんですか?」
ヘル「結果、学校側もある程度PTA側の主張を飲まざる得なくなったわ」
サクラ「…例えばどんな主張ですか?」
ヘル「まず第一に、子供達がシンジと関係を持たない事に関しては黙認する事」
ミドリ「まあ当然の事よね」
ヘル「第二に子供達にシンジと関わり合いを持つような指導を一切行わないこと」
ミドリ「うんうん、分かる分かる」
サクラ「…でも学校だと色々子供達同士でやる事ってありますよね、その辺はどうなったんですか?」
ヘル「確かに色々あるわね、班に分かれての行動や運動会のフォークダンス、学芸会にお誕生会、数え上げたら切りが無いくらいね」
リツコ「学校教育の目的の一つには社会性を持たせることもあるのだから当然ね」
ヘル「もちろん徹底的にシンジは排除されたわ」
471女シンジ :2015/10/07(水)23:53:00 ID:???
>>470
ミドリ「キャハハハハハッ 何それ超受けるんですけど~~~」
ヘル「…いわゆる村八分状態が小学校入学時からのシンジの常態と化した。その結果、この悪魔の子は他人から目を背け内にこもったのよ…」
リツコ「つまり…生き物係や花壇係をシンジが率先して始めたのは現実逃避だったというわけね?」
ヘル「…そう、他人と向き合うことを恐れ、夢の世界に逃避して現実の埋め合わせをしていたのよ…」
ミサト「じゃあ…もしかして…シンジがウサギや花に話しかけたりしていたというのは…?」
ヘル「明らかな代償行為ね、自分の孤独から目を背ける為に、罪の無い、物言わぬ花やウサギを都合の良い慰み物にしていたのよ」
サクラ「…最低…碇さん、ホンマ見損ないました…」
ヘル「シンジ、貴女は運動会の時、お昼にクラスメート達が家族と楽しそうにお弁当を食べるのを見て、羨ましく思ってたわね?」
シンジ「……それは…まあ多少は…」
ヘル「でも貴女の周りには誰もいない、楽しそうな周囲の中で貴女は一人、そうじゃなかったかしら?」
シンジ「……そうでしたね…」
ヘル「その時、貴女はどうしたかしら?」
シンジ「……私は……」
472女シンジ :2015/10/08(木)23:41:47 ID:???
>>471
シンジ「……確か、ウサギ小屋に行ったような……」
ヘル「そう、貴女はウサギ小屋に行きウサギ達にエサを与えながら、自分で作って来たお弁当を食べてたのよ。どんな気持ちだった?」
シンジ「……昔のことなので…あまりよく覚えてません…」
ヘル「それはウソね」
シンジ「…どうしてですか…?」
ヘル「クスクス、だって貴女今、泣いてるじゃない?」
シンジ「…え?……これは涙……私…泣いてるの?」
確かに私の目から零れ落ちる止めどない雫があった…
ヘル「それが貴女の心よ、悲しみと孤独と愛に満ち満ちた醜い貴女の心…」
ミドリ「…チッ!死ねば良いのに」
「…人間のクズ…」
「…悪魔の申し子…」
ヘル「その後…貴女の異常性はますます加速して行った」
シンジ「…そうでしたっけ?」
私は綾波さんが差し出してくれたハンカチで涙を拭いた。
シンジ「綾波さんありがとう//」
レイ「…いいの」
ヘル「貴女は学校から帰ると宿題を済ませ、その後はビデオで覚えたヨガや瞑想をやって、ますます内側へとこもって行ったわ」
シンジ「…瞑想好きなんですよ。やってると心が静まって…小さな悩みなんか消えちゃうんです」
473女シンジ :2015/10/09(金)22:49:38 ID:???
>>472
ミサト「…一人で瞑想してれば、誰にも傷つけられずに済むものね」
私の発言にミサトさんがサングラスをずらして、いつもの冷たい目で言った。
リツコ「…瞑想、まさに究極の現実逃避ね…」
赤木博士もやや眉間にシワを寄せて非難するような目で私を見て言う。
ヘル「…瞑想が好き…その発言自体が貴女の救い難い自己中心的な本性の動かぬ証拠よ」
シンジ「…そうなんですか?」
ヘル「…瞑想する時、貴女は具体的にどんな行動をするかしら?」
シンジ「…行動ですか?座って目を閉じて静かに呼吸をするくらいですかね…」
ヘル「その時、貴女は何を考えているのかしら?」
シンジ「……特に何も考えてませんね。…意識に自然に浮かんでくる思考やイメージや感情をただ眺めてる感じです」
ヘル「…つまり、貴女は瞑想をする時、一人で何もせずにただ座り、目を閉じて考える努力すら放棄してる…というわけね?」
シンジ「…ええ…だいたいそんな感じですね…」
ヘル「その時の貴女の精神状態はどんな感じかしら?」
シンジ「…その時……とてもリラックスしてますね。例えるなら深い眠りの中で意識だけが覚醒しているみたいな感じです」
474女シンジ :2015/10/10(土)23:42:32 ID:???
>>473
ヘル「…では、その状態の時、貴女には自分の思考やイメージはどう感じられるの?」
シンジ「……思考は…脳が勝手におしゃべりしてるみたいな感じですね、イメージは……映画を観てる感じに近いです」
私の話を聞いたヘル博士はカルテらしきものに何かを書き込む…
ヘル「……離人症性障害も追加ね…」
なんかまた病名が増えてる…
ヘル博士はペンとカルテらしきものを机に置くと私に顔を向けて言った。
ヘル「まず理解すべきは、瞑想という行為自体が非常に非生産的かつ反社会的で、独善的な一人よがりの行為だということです」
シンジ「…そうなんですか?」
ヘル「まず瞑想は行うにあたって相手を必要としません。完全なる自己完結型の行為であり、そこには社会性の欠片すら見当たりません」
ミサト「……自己完結型の生命体…まるで使徒ね…まさに人類の敵とも印象の被る反社会的な行為だわ…」
シンジ「さすがにそれは飛躍し過ぎではないですか?」
ヘル「さらに瞑想時、人は目を閉じて口も閉じて座り込む…」
シンジ「そうですね…」
ヘル「これは現実から目をそらし、他者とのコミュニケーションを断絶する姿勢を表しています」
475女シンジ :2015/10/11(日)23:41:45 ID:???
>>474
シンジ「……斬新な視点ですね…」
ヘル「さらには思考すら止めてしまう、仮に自分の中の思考に気づいても積極的に関わり合おうとせずに眺めてるだけ、これが瞑想という行為の全てよ」
リツコ「…正に思考停止そのものね、人間は考える葦(あし)だと言ったパスカルとは真逆の生き方だわ…」
ミサト「他者との関わり合いを避け、そして内なる自分自身の思考との関わり合いすら避ける。これ以上の現実逃避はちょっと見当たらないわね…」
ヘル「その現実逃避の結果得られるものと言えば、ほんの僅かな心の安らぎのみ…それも一時的なものだけよ…」
リツコ「それはある種の母胎回帰願望にもつながるものがあるわね」
ヘル「…その通りね、何もせず、目を閉じて暗闇の中で安らぎに包まれる。正に胎の中の赤ん坊そのままの状態だわね…」
サクラ「胎の中の赤ん坊にその安らぎが許されるのはまだ生まれる前の赤ちゃんだからで…リアルに生きてる人間が求めて良い安らぎでは無いですね」
ミサト「…その通りね…この世に生まれてまた母胎に回帰することを願うなんて…それは生きる意志を放棄したのと同じ事だわ…」
ヘル「そう、問題の核心はそこよ」
476女シンジ :2015/10/12(月)23:41:57 ID:???
>>475
リツコ「…他者との関わり合いを避け、自分一人の小さな世界に安住の地を見いだそうとする…その核に在るものは母胎回帰願望…生の否定そのものね…」
ヘル「その通りよ。シンジが幼い頃から瞑想を好んだのは決して偶然では無いわ。悪魔の子は悪魔の子としての本性を既に幼少時より表していたのよ…」
ミサト「この世界が生有る者の世界である以上、生きる意志程尊いものは無いわ。シンジ、貴女は自ら生きることを放棄したのよ」
シンジ「そんなこと無いですよ。毎日運動してるし食事にも気を使ってますし」
ヘル「…いくら言い訳したところで現実は変わらないわ。シンジ、貴女が第一中学に転校するまで一人の友人も出来なかったのは既に調査済みなのよ…」
シンジ「…まあ…それは確かにそうですね…」
ヘル「その原因は何だと思うの?」
シンジ「……それは…やっぱり風評被害な部分もあるだろうし…学校って割と村社会だから一度できた立場って簡単には変えられ無いんですよ」
ミサト「…そうやって人のせいにしてばかりいるから、いつまでたっても友達の一人もできなかったのよ」
シンジ「…まあでも…それなりに幸せに生きてましたよ」
477女シンジ :2015/10/13(火)23:47:23 ID:???
>>476
ヘル「…幸せ…果たしてそうかしら?」
シンジ「…ええ、食べ物に飢えたことも無く、毎日屋根のある家でフカフカの布団にくるまって眠れていましたし…」
ヘル「全て貴女一人で居る時の話ね。…で、学校ではどうだったのかしら?」
シンジ「……それなりに…大過無く過ごしましたよ…」
ヘル「表面上はそうね…事なかれ主義の貴女は特に問題も起こさず成績は全国トップ、まさに優等生だった…」
シンジ「…勉強する時間だけはたっぷりありましたから…」
ヘル「そうね、貴女は先生達の間では評判が良かった、でもその裏側ではさらにいじめはエスカレートして行った。そうでしょう?」
シンジ「……よく、覚えてません…」
ヘル「あら、聡明な碇さんが都合の悪い事になると急に記憶喪失になったのかしら?」
シンジ「………」
ヘル「靴に画鋲を入れる、教科書を燃やす、ノートを破く、体操服を隠す、殴る蹴る締め上げる投げ飛ばす…色々あったはずよ…」
シンジ「……色々ありましたね…」
ヘル「いつも身体中に生傷や青あざが絶えなかったみたいね。あの頃の事をどう思ってるの?」
シンジ「……もう二度と…あの頃には帰りたく無いです…」
478女シンジ :2015/10/14(水)23:43:42 ID:???
>>477
ヘル「本音が出たわね。それなりに幸せに生きてたのなら、なぜ二度とあの頃には戻りたく無いと思うのかしら?」
シンジ「…それは…あの頃もそれなりに幸せな時間はあったけど…今の方がずっと幸せだからです…」
ヘル「クス、確かに転校してエヴァのパイロットになってからというもの、貴女へのいじめは格段に減少したわね…さぞかし良い気分だったでしょうね…」
シンジ「はい、エヴァに載るのは怖かったけど、学校に行って自分が普通な感じでいられるのは夢のような幸せでした」
それは心からの本音だった。私の言葉を聞いたヘル博士が楽しそうに笑った。
ヘル「…聞いての通りよミサト、この子がエヴァに載っていたのは、結局自分が夢のような幸せを得る為の私利私欲にしか過ぎなかったというわけね」
ミサト「…分かってるわよ、でも改めて聞かされると…気分の良いものじゃ無いわね…」
シンジ「…あっ…」
ミドリ「チッ…そういう腐った根性してるからイジメられるのよ」
ヘル「そうね、確かに虐めの問題は虐められる側にも問題が有るわ」
リツコ「…それも仕方無いわね…私もシンジを見ていると、殺すまでイジメ抜きたくなるもの」
479女シンジ :2015/10/15(木)23:57:29 ID:???
>>478
ヘル「分かるわ、私もシンジを見ていると激しい虐待衝動を感じるもの。そしてその原因もハッキリしているわ…」
リツコ「それは何なの?」
ヘル「…それはシンジ自身が持つ排他的な性格が、社会的な生物としての人間の攻撃衝動を刺激するからよ」
ミサト「…つまり、前の学校でシンジが虐められていた原因も、半分はシンジ自身にあったということなのね?」
ヘル「そういう事になるわね」
ミドリ「でも新しい学校ではこのゴミはあんまり虐められなかったんですよね?それが不思議なんですけど、いったいどういう事なんですか?」
ミサト「…いえ、最初のうちはやっぱりクラスメート達から無視されたりしてたわ、でもいつの間にか虐められなくなってたわね……」
リツコ「いったい何が原因かしら?」
シンジ「…あの…私が虐められなくても何も問題無いんじゃ…」
ヘル「一つにはシンジがエヴァのパイロットであり、自分達を守るヒーローだという認識が生徒達の間に出来てしまった事ね」
ミサト「…なるほど、確かに自分達を守るヒーローを正面きってはなかなか虐め辛いわね…」
ヘル「それもあるでしょうね、でも原因はそれだけでは無いわ」
480女シンジ :2015/10/16(金)23:23:30 ID:???
>>479
ミドリ「他の原因って何ですか?」
ピンクの髪の人に質問を受けてヘル博士は私と綾波さんを交互に見ると言った…
ヘル「…綾波レイよ」
そのヘル博士の言葉に部屋は一瞬シンと静まり返り、やがて溜息や呻き声の入り混じったざわめきが起きた…
リツコ「やっぱりそうなのね…」
ミドリ「フン、世間からは爪弾き者のクズ同士意気投合したってやつですか?」
サクラ「…でも、碇さんや綾波さんのグッズ関係ってけっこう売れてますよ?二人の主演のビデオ映画は一億本超えのメガヒットしてますし…」
リツコ「お陰でネルフ時代、シンジやレイを使ったポスターはことごとく悪質なファンに持ち去られて、私達は苦労したわ…」
スミレ「そう言えばネルフはまた二人がペアになったカレンダーを発売するらしいですね、国内だけでも予約が500万を超えているとか」
ミドリ「ヴェ~~ッ!キッショッ!どうせこんな奴らのグッズ買うような連中って最低辺のキモイ萌えブタでしょ!」
リツコ「…それはどうか知らないけど…なぜこの子達が大衆受けするのかは謎ね…」
ヘル「一般大衆はこの子達の表面的な美しさに騙されて、醜い本質部分が見えて無いのよ」
481女シンジ :2015/10/17(土)23:41:52 ID:???
>>480
リツコ「…醜い本質…それはつまり、シンジとレイの癒着した関係のことかしら?」
ヘル「…さすがリツコ、鋭いわね、正にこの二人の関係性にこそシンジとレイの醜悪な本性、そして二人の罪深さが現れているのよ…」
シンジ「何言ってるんですか?綾波さんは何も悪い事なんてしてませんよ」
私の言葉を聞いてヘル博士は皮肉めいた笑いを浮かべて言った。
ヘル「あら、綾波レイが醜悪で罪深い存在だと言われたのがそんなに気にいらないのかしら?」
シンジ「気にいるとか気にいらないでは無く、単にヘル博士の言うことが事実では無いことを指摘しただけです」
ヘル「それを決めるのは貴女ではありません」
シンジ「私がヘル博士の意見の正当性を認めるか認め無いかは私が決めます」
ヘル「…クスクス、貴女が何をどう考えたところで他人には何の意味も無いわよ?」
シンジ「ヘル博士が何をどう考えたところで私には何の意味もありませんよ?」
ヘル「…あら、ずいぶんと強気な発言ね、貴女のその主張の根拠は何かしら?」
シンジ「根拠も何も、私にとって何が価値が有るか無いかを決めるのは私です。私にとって綾波さんは大切な人なんです」
482女シンジ :2015/10/18(日)23:44:37 ID:???
>>481
ミドリ「チッ…出たよ自己中女の自己中発言…」
ヘル「クス、貴女がそう考えている事自体が貴女の罪だとしたらどうかしら?」
シンジ「……どういう意味ですか?」
ヘル「まず第一に、貴女は大切な綾波レイを救いたくて初号機を覚醒させた、それがサードインパクトのトリガーになった。何度も説明した通りよ」
シンジ「…その件に関してはエヴァを開発製造した人達に言ってもらえますか?」
ヘル「…何度も説明しているけど、ここでは貴女の人間性が問題になっているの。大きな力には大きな責任が伴うものなのよ」
シンジ「…私に大きな力なんてありませんよ?」
リツコ「あるわ。エヴァを覚醒させて世界を破滅に導く力が」
シンジ「そのエヴァを開発したのは赤木博士達じゃないですか?」
リツコ「でもエヴァを覚醒させたのはシンジ、貴女よ」
シンジ「その私をエヴァに載せたのは赤木博士達ですよ?」
リツコ「でも最後にエヴァに乗る決断をしたのは貴女よ」
シンジ「……それは、私がエヴァに乗らなければ世界が滅びる。なんて言われたら事実上選択肢なんて無いじゃないですか?」
ヘル「…今はその話は良いわ。私の話を続けます」
483女シンジ :2015/10/19(月)23:51:47 ID:???
>>482
シンジ「どうぞ…」
ヘル「第二に、貴女が綾波レイに好意を寄せた事実、この事自体が貴女の罪だと言えます」
シンジ「……え?意味が分かりません」
ヘル「シンジ、貴女が子供の頃から親に放置され学校でも虐めにあい、一人の友人も無く孤独な人生を送って来た事実、この事自体は認めるわね?」
シンジ「…ええ、確かにそれはありますね…」
ヘル「ところが、ネルフに来てエヴァのパイロットになってから貴女には人生初の出来事が起きた…」
シンジ「…エヴァに載って使徒と戦う事自体充分人生初の出来事でしたけど…」
ミドリ「何それもしかして自慢してるわけ?」
シンジ「…ううん、単にエヴァのパイロットになったことは人生初の出来事としてスルーするには大きすぎるなと思って…話を続けてください」
ヘル「…事もあろうに貴女は、エヴァのパイロットを続けるうちに、同じエヴァのパイロットでありクラスメートでもある綾波レイと…心を通わせて行ったのです」
「…やっぱりあの二人は…」
「そういう事だね…」
「…不潔…」
シンジ「そうですね…確かに私が人生で初めて誰かと心が触れ合えたのって、綾波さんが初めてですね」
484女シンジ :2015/10/20(火)23:43:57 ID:???
>>483
…ヘル博士の発言を受けて起きたざわめき…
私と綾波さんの関係がここの人達に快く思われて無いのは知ってたけど、でもその事実を否定するつもりはなかった。
だから正直な気持ちを言った。
ヘル「貴女はその事をどう思ったのかしら?綾波レイと心が通いあってるという事実を」
シンジ「……それは……」
ヘル「嬉しい、楽しい、幸せ…そう思ってたんじゃなくて?」
シンジ「……あの頃は…自分がエヴァのパイロットをやってるという実感も無くて…でも使徒と戦うっていう恐怖だけはとても生々しくて…」
単純に楽しいとか嬉しいとか幸せって感じじゃ無かったな…
シンジ「…幸せって言うより、単に怖いとか…死にたく無いって気持ちの方が強かったと思います…」
ヘル「何時もの現実逃避癖はエヴァのパイロットになっても治ってなかったというわけね?孤独から逃げ、イジメから逃げ、使徒から逃げ…」
シンジ「使徒とは一応戦ってましたよ?」
ヘル「……何度も言いますが、ここで問題にしてるのは貴女の精神面です。貴女は使徒が怖かったのでしょう?」
シンジ「…はい…」
ヘル「それは貴女が心理的に使徒から逃げたいという事です」
485女シンジ :2015/10/21(水)23:43:36 ID:???
>>484
シンジ「…確かにもし出来る事なら使徒から逃げたい、エヴァのパイロットなんか止めてしまいたいという気持ちはありましたね…」
ヘル「自分が卑劣な人間である事自体は認めるわけですね?」
シンジ「…痛い思いをしたく無いとか、死ぬのが怖いとか思うことが卑劣なんですか?」
ヘル「もちろん卑劣です」
シンジ「…ならどういうのが卑劣では無いんですか?」
私がそう言うと部屋に溜息が漏れた。ヘル博士や赤木博士も呆れたような顔で私を見ている。
少し間が開いてヘル博士が話した。
ヘル「この場合卑劣では無いとは、人類全体の為に肉体的苦痛も死ぬことも平然と受け入れる精神的態度のことです」
シンジ「…ただの心理学者にそこまで言われる筋合いは無いですね、私は痛いのも死ぬのも嫌なただの臆病な人間です…だけど……」
ヘル「…だけど、何ですか?」
シンジ「…どんなに辛い事があっても…私がエヴァのパイロットとしてなんとかやってこれたのは、綾波さんがいたからです」
「ざけんな殺人鬼!世界滅ぼしてんじゃねぇか屑!」
「大量殺人犯が勘違いしてんじゃねぇぞ!」
「貴方のせいで何人死んだと思ってるのよ人殺し!」
486女シンジ :2015/10/22(木)23:45:22 ID:???
>>485
考えてみればずっと私こんな感じのあつかいだったな…自分の意志じゃどうしようも無い事で罵られて痛めつけられて…
もし綾波さんに逢ってなければ、この世界に守るべき価値さえ見つけられなかったのかもしれない…
生きていく事がひたすら辛いだけの世界なら…もっと辛い思いをしてまで、自分に苦しみしか与え無い世界の存続を望むのは難しいよね…
…そういえばすごく嫌な夢にうなされた記憶がある…私はその夢の世界で世界を守る為に戦い続けて…でも一番大切で守りたかった誰かを守れなかった…
その人を失って私は気づいた…自分にとってその人がどんなに大切な人だったのかを…
…言葉には言い表せ無い深い失意と悲しみ…いつ果てるともしれない心の痛み…心が痛いっていうのは比喩じゃ無い…
心は本当に物理的な痛みをもたらすくらいに痛くなる…なぜか私はその事を知っている…
…戦いの果てに身も心も傷つき倒れた私……でも手を差し伸べる人はいない…ううん、手を差し伸べる人がいないなんて甘いものじゃ無い…
その夢の世界の私を待っていたのは、それまで命がけで守っていた人類が私を殺しに来るという悪夢そのままの展開だった…
487女シンジ :2015/10/24(土)00:31:21 ID:???
>>486
…夢の中で私が誰であり誰と関わり何をしていたのか具体的なことはほとんど思い出せない…
ただあの夢を見た時私が悲鳴をあげながら目覚め…過呼吸になりながら泣いていたこと…そして激しい胸の痛みを感じていたことだけはこんなにはっきりと覚えている…
──あの夢の結末はどうなったのだろう…なぜか私はその事を知りたい…どうしても思い出せない夢の記憶──
なぜか綾波さんのことが急に気になって見ると綾波さんも私を見ていた─何時もより綾波さんがキラキラしてかわいい感が鮮明になってるのを感じる─
私は綾波さんを知っている─14年前にネルフで会うずっと前から─なぜかそう確信している私がいる─
何かを待つような綾波さんの瞳─引き寄せられるみたいに私は近づいて行く─
ヘル「…綾波さんがいたからエヴァのパイロットとしてやってこれた…」
…そこにヘル博士の声が割り込んで来て私を現実に引き戻した…
ヘル「この発言から解ることは…シンジ、貴女が綾波レイに対して精神的に依存していた、という事実です」
シンジ「…少なくとも、綾波さんがいたから精神的に救われたのは事実ですね。その事には心から感謝してます」
488女シンジ :2015/10/24(土)23:41:54 ID:???
>>487
本心だった。たとえ綾波さんが記憶を無くしたままでも。いつか綾波さんがどこか遠くに行ってしまったとしても…
綾波さんが私にしてくれたことを忘れずにいたい。
エヴァのパイロットとして頼れるパートナーなのはもちろんだけど…
綾波さんは私がこの世界に生を受けて初めて私を一人の人間として扱ってくれた人だから…
忘れたくても忘れられ無いと思うけど……
ヘル「聞いたわねレイ、この碇シンジという人間は自分の精神的安定の為に貴女を利用していたのよ?」
レイ「…具体的に碇さんが何をしたというの?」
少し不思議そうな顔で問う綾波さんにヘル博士は皮肉な笑みを浮かべて答えた。
ヘル「聞いてなかったのかしら?ついさっき散々言ったでしょう、碇さんが貴女にどんな自分勝手な行いの数々を行使したのか…」
やっぱり不思議そうな顔で目をパチクリさせる綾波さん。これは戸惑った時の綾波さんの癖。
やっぱり記憶を無くしていても綾波さんは綾波さんなんだ、少しも変わっていない。
そのことをあらためて確信できたことで少し嬉しくなる。
レイ「…碇さんは私によく話しかけたり、お弁当を作ってくれてたとかの話なら聞いたわ」
489名無しさん@おーぷん :2015/10/25(日)01:55:51 ID:???
乙です
そろそろシンジ レイのターンか?
490女シンジ :2015/10/25(日)23:48:05 ID:???
>>488('-^*)
ヘル「…その通りよ、自らの醜い卑劣な欲望を隠してシンジは貴女に近寄ったのよ」
レイ「……醜い卑劣な欲望……分からないわ、私は碇さんに醜さも卑劣さも感じないもの。碇さんの何が醜くくて卑劣だと言うの?」
ヘル「…そうね、貴女の目にはシンジは醜くくも卑劣にも見えていなかったのでしょうね、それがなぜだか分かるかしら?」
レイ「分かるわ、私には碇さんが醜くくも卑劣にも見えて無いからよ」
ヘル「…そうね、なぜならシンジは自分の本心をうまくカムフラージュして近づいたもの」
レイ「…碇さんの本心?」
ヘル「そう…悲しみと寂しさに満ち満ちた醜い心が生み出したもっと醜い心…」
ここでいったん間を開けたヘル博士は獲物を追いつめたヘビの目で私を見た…
ヘル「…シンジ…本当は貴女も気づいていたはずよ…でも気づかないふりをしていた、自分の心から目をそらしていたのね…」
シンジ「…なんですかそれ?」
ヘル博士が何を言い出すのか興味を感じた私は先を促した…
…そして…静まり返った部屋にヘル博士の声が重々しく響き渡った……
ヘル「……綾波さんと…仲良くなりたい。それが貴女の本心だったのよシンジ」
491美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/10/26(月)00:01:45 ID:???
>>489
シンジはとりあえずミサトさん達の話を一通り聞きましょう的なスタンスで、レイもいるし割と落ち着いてる感じ。
492女シンジ :2015/10/26(月)23:46:53 ID:???
>>490
─ピカ─
その時眩い光がヴンダーを包み込んだ。
─ドーン…バリバリバリ…ズッシャーン!…
雷鳴が鳴り渡り雷の落ちる巨大な音が室内に響いた…ここに来る時は晴れてたのにいつの間にか空は雷雲に覆われてたみたい…
「…やっぱりシンジはレイと…」
「ああ、確定だな…」
「噂は本当だったんだ…」
そして室内に広がるざわめき…
血相を変えてバタバタと慌てふためいて部屋を出て行く人…
「オイ!搬入リストにあった補強鋼材まだ来て無いのかよ!」「すいません今担当の者に連絡します!」
「…電話鳴りっぱなしなんですけど…」「知らないよ庶務課で対応してくれる!」
「…日本政府からまた苦情が…」「国連から事情説明を求める声明が…」
「どうしたらいいんだぁ~~~ッッ!!」
「…ちょっと聞いたあの話…」
「やっぱり付き合ってたんだ…」
「おい!そこ!無駄話して無いで仕事しろよ!」
「は~い」
「…それでさ…やっぱりあの子たち…」
…廊下の方でもなにやら人々が慌ただしく行き交いながら狂騒的に会話を交わしている声が聞こえてくる…
シンジ「…それがどうしたんですか?」
私は正直な気持ちを言ってみた。
493女シンジ :2015/10/27(火)23:49:29 ID:???
>>492
ヘル「……貴女が綾波さんと仲良くなりたくて綾波レイに近づいた…このこと自体は否定しないのね…?」
シンジ「はい。でも、正直に言うと仲良くなりたいと思うより先に、私が綾波さんのことが好きだからよく話しかけたりしてたって言う方がより正確ですね」
………
…何気ない私の発言に訪れる不思議な静寂…
「……好きって言った……」
「…言ったね…」
「言っちゃった…」
その後に聞こえる囁き交わす声…部屋をバタバタ出ていく幾人かの人達…新しく部屋に入って来る人達…
廊下を足早に歩く足音…狂騒的な話し声…冷気漂うヘル博士の微笑…
ヘル「綾波さんのことが好きだからよく話しかけたりしてた……今確かにそう言いましたね?」
シンジ「はい」
ヘル「…なぜ、綾波さんのことが好きなのですか?」
シンジ「……えと…なぜって……あの…気がついたら綾波さんといるのが心地よくなってて……綾波さんと居ると、心がポカポカするんです」
サクラ「そんな!それって碇さんが綾波さんのこと好きってことじゃないですか!」バンッ!
シンジ「…う、うん…いや、だから、最初から綾波さんが好きだって私は言ってるんだけど…」
494女シンジ :2015/10/28(水)23:43:35 ID:???
>>493
何か憤慨やる方無いという顔でサクラさんが私を見ている…
顔がプルプル震えててちょっとかわいい//
この後やっぱり『私、碇さんのことますます嫌いになりました』って言うのかな?
サクラ「ホンマ噂通り碇さんは綾波さんのこと好きなんですね!私、碇さんのことますます嫌いになりました!」
あっ、やっぱり…
ヘル「…思った通り、貴女が綾波レイに近づいたのは自己中心的な思いからだったというわけですね…」
シンジ「そうなんですか?」
ヘル「…貴女が綾波レイに近づいたのは、彼女と共にいることに対して心地よさを感じたから、このことを否定できるかしら?」
シンジ「…いえ、その通りだと思いますよ」
ヘル「それはつまり、貴女が自分自身の心地よさのために他者である綾波レイを利用したという動かぬ証拠です」
シンジ「…えと…でも、綾波さんも私に普通に接してくれてましたけど…」
私の言葉にヘル博士は不思議そうな顔をして言った。
ヘル「普通?調査によると…綾波レイは貴女と父親の碇ゲンドウの為に食事会を開いてますが、これが普通の事ですか?」
シンジ「あっ、訂正します、綾波さんは私に優しく接してくれました」
495女シンジ :2015/10/29(木)23:53:01 ID:???
>>494
私の発言にヘル博士は満足したように笑った。
ヘル「そう、綾波レイは貴女にたいして明らかに好意的に接していたのです」
リツコ「…実際、レイがシンジにたいしてだけは笑顔を見せている、という報告が当時何件もネルフに寄せられてるわ」
「…いやらしい…」
「…退廃的な関係だね…」
「…あの事知らないのかな…」
「…似た者同士…」
…赤木博士の発言にまた部屋がざわめいた…
ヘル「碇シンジ、調査報告書によると、貴女は綾波レイと出会うまで一人の友人もいなかった、とありますが、間違いありませんか?」
シンジ「……はい…」
辛いけどこれは否定できない事実だった…
ヘル「それどころか嫌がらせの電話やメールに手紙、悪口や私物への落書き窃盗、暴力行為に至るまであらゆる虐めを受けていたわね?」
シンジ「…はい…」
辛いけどこれも否定できない事実だった…
ヘル「そしてネルフに来てからもエヴァによる戦闘で貴女は肉体的苦痛と精神的苦痛を味わった。これも事実ね」
シンジ「……そうですね…エヴァに乗るのは意識が飛びそうになるくらい怖かったです…」
リツコ「ストレスによる内出血は検査の結果、確認済みよ」
496女シンジ :2015/10/31(土)00:30:51 ID:???
>>495
ヘル「さらにその後貴女は期待していた父親との同居を拒否された、これも合ってるかしら?」
シンジ「…ええ…間違ってません…」
ヘル「そして転校先の学校ではエヴァのパイロットである事がばれて殴られたうえ、クラスメートからは嫌われて無視されましたね?」
シンジ「……そんな事もありましたね…」
ヘル「そんな中、綾波さんだけは貴女に気づかう素振りを見せた、そうでしょう?」
シンジ「……はい…ヤシマ作戦の時、綾波さんが私を守ると言ってくれたのはすごく嬉しかったです。それに……」
ヘル「何かしら?」
シンジ「…本当に…綾波さんは私を守ってくれたんです…あんな…有り得ないくらい強力な使徒の攻撃から…」
リツコ「その件に関しては、レイは単に自分の任務を果たしたに過ぎないわ。それはエヴァのパイロットとして当然の事です」
シンジ「……それでも…それでも私は嬉しかったんです。綾波さんがそばにいてくれるだけで、綾波さんが私を守ると言ってくれただけで……嬉しかったんです…」
リツコ「いかにも子供が抱きそうな感想ね…」
ミサト「自分にとって都合のいい解釈をして。その夢の世界に逃避したのね…」
497女シンジ :2015/10/31(土)23:46:13 ID:???
>>496
ヘル「…シンジ、貴女がそう考えるのは正に貴女のエゴイズムでしか無いのがまだ解らないのかしら?もうそろそろ気づいても良いころよ」
シンジ「…何に気づいても良いころだって言うんですか?」
ヘル「……貴女の綾波レイに対する好意は…結局のところ、辛い現実からの逃避行動にしか過ぎないという事実によ…」
シンジ「何で綾波さんを好きになるのが逃避行動なんですか?」
ヘル「貴女の過去の人生を見れば一目瞭然でしょう?これまでの貴女の人生では誰一人として貴女に優しく接する人はいなかった」
シンジ「……それは……」
ヘル「違うかしら?」
シンジ「………」
ヘル「…だけどネルフに来て綾波さんに、初めて優しくされて貴女は嬉しかった。そうでしょう?」
シンジ「…それはありますね…」
ヘル「綾波さんと一緒に過ごす時間は楽しかったかしら?」
シンジ「ええ、とても楽しかったし、今でも楽しいですよ」
ヘル「…そう、良かったわね、でも残念ながら、それは偽りの楽しさでしかなかったのよ」
シンジ「…どういう意味ですか?」
ヘル「…それは、最初から仕組まれた運命だったという事よ。貴女の父、碇ゲンドウにね」
(▼∀▼) ハッピィハロォウィン
498女シンジ :2015/11/01(日)23:46:17 ID:???
>>497
シンジ「……私の父に仕組まれた……どういう事ですか?」
私の目を真っ正面から見据えてヘル博士は答えた…
ヘル「貴女と綾波レイが出会い、お互いに惹かれ合い求め合うようになること、それはあらかじめ碇ゲンドウの計画の内だったという事よ」
そしてヘル博士は白衣のポケットから一枚の写真を私に差し出した…
それはいつか冬月副司令が私に見せてくれたあの写真と同じものだった。
写真の中では私のお母さんが幼い私を抱いて優しく微笑んでいる…
ヘル「この写真の赤ん坊を抱いている女性に見覚えが無いかしら?」
少し楽しそうな表情でヘル博士が私に尋ねる。
チラッと隣りを見ると綾波さんも写真の女性を見ている……綾波さんはこの事を知ってたのかな……綾波さんは今どんな気持ちなんだろう……
私が一瞬躊躇した隙に赤木博士が写真の女性について話し始める。
リツコ「旧姓綾波ユイ、エヴァ初号機の初期開発スタッフの一人。24年前に謎の失踪を遂げて世間を騒がせた天才科学者。そして……」
ここで赤木博士が少し間をあけて視線を写真から私に移した…私は綾波さんに絡めた腕に少しだけ力を入れた……
リツコ「…貴女の母親よ」
499女シンジ :2015/11/02(月)23:41:55 ID:???
>>498
私の母親…綾波ユイ。ミサトさん達は知ってるのかな、私のお母さんが初号機の中にいることを。そして綾波さんの魂が初号機に封印されてることを…
私が黙って写真を見ているとヘル博士が話しかけて来た。
ヘル「その写真の女性を見て何か気づくことが無いかしら?」
シンジ「…髪を染めてますね」
ヘル「……そうね、でも他にもっと重要なことが有るんじゃないかしら?」
少し苛立った声でヘル博士が促す。
シンジ「…優しそうな顔してますね」
ヘル「その優しそうな顔に心当たりは無いかしら?」
シンジ「……私に似てますね…」
ヘル「親子ですものね。でもそれ以上にこの写真の女性、つまり貴女の母親は綾波レイに似ているのよ」
綾波さんは私の母親をモデルに作られてるから似てるのは当たり前、だけど赤木博士達がどこまで真相を知っているかはまだ分からない…
だから私は適当なことを言ってごまかすことにした。
シンジ「そう言われて見ると似てる気がしますね。綾波さんがもう少し大人になったらこんな感じになるのかなぁ」
ヘル「…案外冷静なのね、もっと驚くかと思ってたわ…」
シンジ「もっと驚くような事を経験してますから」
500女シンジ :2015/11/03(火)23:39:58 ID:???
>>499
ヘル「…そう…興味深いわね…ちなみにどんな体験をしたのかしら?」
私から何か新しい情報を訊きだしたいのか、冷静にヘル博士が尋ねてきた。
実は私が伝説の勇者だった!…という話は個人的にはびっくりしたけど、ここで話しても笑われるだけな気がしたので当たり障りの無い事を言うことにした。
シンジ「…そうですね、例えば父親に呼ばれて行った先で突然巨大ロボットに載って怪獣と戦うことになったりとか…それも人類の命運をかけてですよ?」
「プッ」「クスクス…」
なぜか部屋に笑いが起きた。
シンジ「使徒を倒して気がついたら14年間経ってたり、なぜかかつての上司に犯罪者扱いされたり、色々ありました」
ヘル「……そう、貴女のような自己中心的で身勝手な人間にはさぞかし驚くような経験だったでしょうね…」
シンジ「自己中って…普通の中学生は巨大ロボットに載って怪獣と殺し合いなんてしませんよ。しかもぶっつけ本番で」
ミサト「他人のせいにするのは止めなさい!貴女がエヴァに乗ると言った以上」
シンジ「その件に関してはいずれ法廷で話しましょう。それで…綾波さんが母に似てるからどうしたって言うんですか?」
501美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/11/04(水)00:02:24 ID:???
テスト
502女シンジ :2015/11/04(水)23:42:41 ID:???
>>500
ヘル「…まず最初に言っておくことがあるわ…貴女が知らない真実についてよ」
シンジ「…私が知らない真実…?」
ヘル「世間を騒がせた碇ユイ博士の失踪事件について、あれは一部では殺人事件だと噂されていたのは知っているわね?」
シンジ「…ええ、もちろんです。さんざん人殺しの子供だって言われましたから…」
ヘル「当時検察は徹底的にゲンドウの身元を洗い身辺を調査したけど、結局碇ユイ博士の遺体さえ出ずに碇ユイ博士の失踪という事に落ち着いたのよ」
シンジ「…あの、なぜ私の父が第一の容疑者として疑われたんですか?」
この件について私は前から疑問に思っていた事を訊いてみた。
ヘル「その理由は一目瞭然でしょう?」
シンジ「…えと…そうですか…どんな理由なんですか?」
ヘル「顔が怪しかったからよ」
シンジ「…あっ……」
ヘル「それに加えてゲンドウは色々敵も多かった。ユイ博士の失踪に乗じて彼の失脚を図る力が働いたのも事実ね」
シンジ「…なるほど」
…今のはひょっとして冗談なのかな…
ヘル「でもこの事件の真相は殺人事件でも失踪事件でも無かったわ。ユイ博士は初号機の実験中の事故で死んだのよ」
503女シンジ :2015/11/05(木)23:41:58 ID:???
>>502
シンジ「…実験中の事故で、母は亡くなったんですか…」
ヘル「そうよ。記録によると、彼女はエヴァの起動実験中に過剰シンクロを起こしてエヴァのプラグ内で消失。そのまま還らぬ人となったわ」
シンジ「…怖い話ですね……」
ヘル「その彼女が死んで溶けたエヴァというのが…」
ヘル博士の冷たい目が私を見てわらう…
ヘル「碇シンジ…貴女がいつも載っていたエヴァンゲリオン初号機よ」
知ってた。初号機に乗るとなんだか心が安らぐ感じがしてた…お母さんに抱かれてるみたいな気持ちのいい感じ…
それと…綾波さんの感じ…
シンジ「…そうだったんですか…」
ヘル「そしてその年になぜかゲンドウは貴女を知人に預け、代わりに知り合いの子供を預かったわ。おかしな話よね?」
シンジ「…そうですね…わざわざ自分の子供を知人に預けて知人の子供を自分が預かるなんて、聞いたこと無いですね…」
ヘル「当然、そうしなければならない理由があったのよ」
シンジ「…どんな理由ですか?」
リツコ「理由の一つはエヴァの技術開発の為にレイを必要としたからよ。実際…レイ以上にその仕事に適した存在は有り得ないわね」
レイ「………」
504女シンジ :2015/11/06(金)19:03:21 ID:???
>>503
シンジ「…やっぱり父が預かった知り合いの子供って綾波さんだったんですか…」
ヘル「建て前上はそうよ。もっともゲンドウに綾波レイを預けた知り合いなんて実際は存在しないわ」
シンジ「……どういうことですか?」
ヘル「…どういうこと?もう気づいてるんじゃ無いの?」
シンジ「……何をですか…?」
ヘル「貴女が知っている綾波レイなんて人間は、この世界に存在しないということよ」
シンジ「…え?私の知っている綾波さんはここにいますけど?」
リツコ「…シンジ…残念ながらレイは人間では無いわ…」
レイ「…人間では…無い…」
リツコ「今ではごく一部の人間しか知らない話よ。これは私も直接見たわけでは無く母から聞いた話なのだけど…」
冷めたコーヒーを一口呑んで赤木博士は話を続けた。
リツコ「……当時…ユイ博士のシンクロ実験はごく少数の人間で深夜遅くまで行われることがよくあったらしいの…」
シンジ「…少数の人間てどのくらいの人数ですか?」
リツコ「…そうね、私が母に聞いた話では、母を入れて4人程度、それより少人数の時もよくあったらしいわ、ユイ博士と碇ゲンドウの二人だけの時も多かったそうよ」
505女シンジ :2015/11/07(土)23:44:05 ID:???
>>504
…一瞬…なぜか赤木博士の顔が酷く醜く歪んで見えた……
シンジ「…意外な程少人数でやってたんですね…エヴァのシンクロ実験…」
…言ってから気づいた…そう言えばネルフにはお父さんと冬月副司令と綾波さんとカヲルさんの4人しか居なかった事に…
もっともあの場所が特殊なだけで日本中、あるいは世界中にはもっとたくさんネルフの関係者が居るのかも知れないけど…
エヴァに取り付ける特殊装甲の搬入や製造、その製造設備の製造、その製造設備の資材の搬入から何から何まであの少人数でやったとは考えづらいから…
リツコ「…当時は、シンクロ実験は起動実験に比べて危険は無いと考えられていたのよ。実際にエヴァを動かすわけでは無いんですもの」
…この感じだと赤木博士が嘘を言ってるとも思えないな…
シンジ「確かにシンクロテストってヒマですよね、エヴァの中で座ってるだけですから」
つまり…嘘をついてるのは……私のお父さん…
リツコ「…その日も母はマギのプログラム作成の為に早めに退社したのよ…自宅残業ってやつね…実験は司令と副司令、ユイ博士の3人で行われていたらしいわ…」
…騙されたのは赤木博士のお母さん…
506女シンジ :2015/11/08(日)23:37:18 ID:???
>>505
リツコ「ユイ博士の事故は表向きは失踪事件として処理されることになったわ……」
シンジ「どうしてなんですか?」
リツコ「…当時…エヴァの開発を疑問視する声はかなりの数に登っていたの…そこでユイ博士の事故が明るみになれば反対勢力の思うつぼですもの…」
シンジ「…なんとなく分かる気がします。いつ来るか分からない怪獣に備えて巨大ロボットを製造してます……なんて普通の人から見たら明らかに怪しいですから…」
リツコ「…ユイ博士の死後…ひと月もしないうちに司令が小さな子供を連れて来たわ…そしてその子供はたちまちエヴァに適応していった…綾波レイよ…」
シンジ「…すごい話ですね、大人が事故死した兵器に子供を載せるなんて……」
リツコ「…相手が人間の子供だったら私も良心が痛んだでしょうね…」
シンジ「………」
リツコ「…だけど、地下プラントのアレを見せられて…はっきりと分かったのよ…シンジ…」
そう言うと赤木博士は私の前にまた一枚の写真を差し出した…それが何の写真かは予測がついた…
リツコ「シンジ、綾波レイは、人間では無いのよ」
予想通りそれはケースに並べられた綾波さんの生首だった…
507女シンジ :2015/11/09(月)23:47:07 ID:???
>>506
シンジ「…そうですか…」
一瞬…ピクリと綾波さんの身体が震えた…気持ちは解る。私だってケースに並べられた自分の生首を見せられたら良い気持ちはしない…
私は綾波さんの頬にそっと自分の頬をすりつけて愛情を伝えた。
少し震えていた綾波さんの身体が徐々に落ち着いて来る。
綾波さんの身体から白と金色のまざった薄いピンクのオーラが発生するのが見えた。
そのオーラは私からも発生していて私と綾波さんを包み込んでいるのが知覚できた。
─とても平和で優しい気持ちに満たされる─同時に甘くて愛おしい感覚がハートの中心からトクトクと蜜のように溢れ出してくる──
リツコ「シンジ、綾波レイは…人間の姿をしたエヴァを動かす為の、換えのきくパーツなのよ」
─とても幸せで気持ちいい感じ──
ヘル「そして綾波レイの外見が貴女の母親、碇ユイに似ているのも偶然では無いわ」
─癒やされるなぁ─
ヘル「綾波レイは…貴女の母親である碇ユイの情報を基に作られた人造人間、碇ユイの複製体。シンジ、それが綾波レイの正体よ」
「うわ、気色悪…」
「碇ゲンドウ最低…」
ミドリ「チッ!こんなポンコツ人形のせいで私達人類は…」
508女シンジ :2015/11/10(火)23:49:06 ID:???
>>507
ヘル「筆舌に尽くしがたい辛酸を味わったということよ」
「…マジか、綾波最低だな」
「…人類の敵ね…」
ミサト「シンジ、レイ、貴女達二人のせいで世界は壊滅したのよ」
シンジ「何言ってるんですか!記録映像を見れば解るでしょ?世界に壊滅的被害を与えたのは巨神兵やアダムスの器と言われる怪物達ですよ!」
リツコ「…その巨神兵が現れたのは初号機覚醒からわずか3日後。初号機覚醒との関連性は余りにも明らかです」
シンジ「そんなこと言い出したらmark6のセントラルドグマ投入はどうなるんですか?巨神兵襲来はmark6投入の2日後ですよ」
この様子じゃ何を言っても耳を貸さないかもしれない気がするけど…私は粘れるだけ粘ることにした。
ラスボスはこうしている間にも人類絶滅の計画を着々と進めているかもしれない。
この前の遊園地の時みたいに人間に化けた部下をあちこちに潜伏させているかもしれない。
……いや…もしかしたらすでにこのヴィレにもラスボスの部下が侵入している可能性すらある…
……まって…そう言えばこのヴィレは最初からどうも様子がおかしい…
…ミサトさんや赤木博士もここまで酷くは無かったはず…
509女シンジ :2015/11/11(水)23:46:14 ID:???
>>508
……私はふと嫌なことを思いついた……もしかしたら…ミサトさんも赤木博士ももうとっくの昔に死んでいるのかもしれない…
ここにいるミサトさんや赤木博士はラスボスの部下がミサトさんや赤木博士に化けているだけなのかもしれない…
そして正義の名の下に…人類絶滅を企む碇ゲンドウを倒すという大義名分の名の下に人類絶滅を企んでいるのかもしれない…
実際もしヴィレがネルフを倒してしまったら…もうこの地球にはヴィレに対抗できる組織なんて存在しなくなる……
そうなったらもう全てはラスボスの思うがままになってしまう…
ミサトさんが私に何もしないでと言うのも私に自分達の計画を邪魔されたく無いからなのかもしれない…
…そう考えると、お父さんが何度和解を要請してもヴィレが応じなかった理由も説明がつく…
…ヴィレにしてみればラスボス殲滅を企むネルフに存続してもらっては困るんだ…
あくまでもネルフは悪の組織として…碇ゲンドウは人類絶滅を企む狂人としてこの世から消えてもらわないと都合が悪い……
リツコ「mark6はゼーレの送り込んで来たエヴァであり、そのパイロットは現在ネルフに所属しているので同罪です」
510女シンジ :2015/11/12(木)23:42:13 ID:???
>>509
シンジ「…でも…そのエヴァmark6のパイロットは初号機の覚醒をミサトさん達の目の前で止めてるんですよ?」
だいたいエヴァと使徒が戦ってるところにのこのこ出て来たら危ないことくらい分かって欲しいよ…
リツコ「彼女の話によると、そうしないと貴女達の愛の力で全ての次元の壁が崩壊して、まったくの未知なる世界が訪れる可能性があったそうよ」
シンジ「…何ですかそれ?」
…これは初耳だった…
リツコ「貴女達は新世界のトリガーになる可能性が高いということよ。それを制御する力を身につける為に初号機の中で一定期間眠る必要があったと言ってたわ…」
シンジ「……意味が分かりません…」
ヘル「…シンジ…宇宙を統括する神々にすら計測不能にして予測不可能なものがあるのよ」
シンジ「…例えばどんなものですか?」
「プッ…」
…誰かが吹き出した…
ヘル「…貴女達が知る必要は無いことよ…」
…貴女達……私と…綾波さんのことかな?…あるいはネルフの事かもしれないけど…
リツコ「…どの道…初号機覚醒も、その覚醒を止めることもネルフの計画の内だったという事よ。当然…エヴァmark6のセントラルドグマ投入もね」
511女シンジ :2015/11/13(金)21:55:18 ID:???
>>510
ヘル「…そして…貴女と綾波レイが出会い、お互いに惹かれあうこともね…」
リツコ「綾波レイは、碇ユイ博士のサルベージに失敗した結果出来た偶然の産物。……最初はそう思っていたわ」
シンジ「…違ったんですか?」
リツコ「…ええ、違うわ。元々碇ユイ博士の計画の中に人工生命体を作るプランはあったのよ」
シンジ「……そんな……」
リツコ「少なくともエヴァに子供を乗せて使徒と戦わせるよりは人道的じゃないかしら?」
シンジ「………」
リツコ「もちろん、人型の人工生命体を作り出すことが大きな禁忌であることはユイ博士も理解していたわ。だからこのプランはあくまでもサブプロジェクトだった…」
ヘル「当初はあくまでも大人がエヴァにシンクロして戦う予定だったのよ。でもエヴァの第一任者であり希少な適格者であるユイ博士は消失してしまった」
リツコ「…結果、E計画は暗礁に乗り上げてしまった…」
ミドリ「パイロットが居ないんじゃエヴァなんてただのガラクタですもんね」
リツコ「…ユイ博士の消失も大きいわ。そのままではE計画自体が頓挫してしまう。そこでプランBが実行されたのよ。ゲンドウの手によってね…」
512女シンジ :2015/11/14(土)23:39:05 ID:???
>>511
サクラ「それが碇博士の残した『ゼロプロジェクト』ですね?」
シンジ「…ゼロプロジェクト?」
リツコ「…そう、万が一自分が実験中の事故で亡くなった場合、以後犠牲者ゼロでE計画を成功させるように願いを込めて作られた計画……だと彼が言ってたわ」
シンジ「…彼って誰のことですか?」
リツコ「あっ//」
ミサト「…貴女の父親、碇ゲンドウの事よ」
なぜか赤木博士が取り乱している?
ヘル「ゼロ計画は成功。ネルフは…ユイ博士の残した情報に従って初号機から人工生命体を作り出す事に成功したわ。それが今貴女の隣りにいる綾波レイよ」
リツコ「…ちなみに、レイの名前の由来はゼロ計画のゼロよ。ゼロは日本語では零と言うでしょう?」
ヘル「…クス、もっともレイにはユイ博士の霊が宿っているからレイと名付けたと言う噂もあるわね…」
リツコ「それもあながちデタラメでは無いわね。確かにレイにはユイ博士の霊が宿っていると言えないこともないわ…」
シンジ「…どういうことですか…?」
リツコ「ユイ博士の研究によると、エヴァから人工生命体を取り出すには、人間のパーソナルデータをインストールする必要があったのよ」
513女シンジ :2015/11/15(日)23:38:54 ID:???
>>512
ヘル「それも誰のパーソナルデータでも良いというわけでは無いわ。せっかく人工生命体を作ってもそれがエヴァにシンクロできなくては意味が無いもの」
シンジ「…それで母が……」
リツコ「そうね、ユイ博士はエヴァの発案者にして当時唯一の適格者。彼女のパーソナルデータを使うのが一番良いのは明らかだわ」
シンジ「…それはそうですね…きっと母もそれを望んだんでしょうし…」
リツコ「その通りよ。彼女の計画書の中には『パーソナルデータ、碇ユイ』とはっきり書き記されていたわ…」
ヘル「そして出来上がった人工生命体はユイ博士をそのまま子供にしたような姿だった。おそらくユイ博士のパーソナルデータを使用したことが関係しているわね…」
シンジ「えっ、でも姿形って遺伝情報で決まるんじゃ無いんですか?」
私がそう言うとヘル博士は数秒間呆れた顔で私を見つめて言った…
ヘル「……貴女、自分の母親が初号機と生殖行為を行って綾波レイを出産したと思ってるの?」
シンジ「……いえ//」
リツコ「そもそも使徒には遺伝子というものがありません。なぜなら使徒は生殖行為によって子孫を残す、などという事が無いからです」
514女シンジ :2015/11/16(月)23:37:32 ID:???
>>513
シンジ「…あっ//」
サクラ「…でも、それだったら使徒はどうやって子孫を残すんですか?」
リツコ「…使徒は…理論上永遠の生命活動が可能な単体完結型生命体であり、子孫を残す必要が無いのです」
シンジ「…確かに親子連れの使徒とか見たこと無いですね…」
サクラ「それにあのサイズで永遠に死なない使徒が子供まで産んだら、あっという間に惑星が使徒でいっぱいになっちゃいますね…」
リツコ「その代わり使徒には単体進化機能が備わっています。周りの環境に合わせて自らを急速に進化させる恐るべき機能が」
シンジ「…それで使徒は変形したりビームを撃ったりできるんですね…」
リツコ「有り体に言うとそんなところね…使徒は自らの意志で自分の姿や機能をある程度自由に変えられる。…とも推察出来るわ…」
シンジ「だったら、使徒が自らの姿を人間の姿にイメージすれば人間の姿にもなれるんですか?」
リツコ「…使徒にそんな知能があればあり得るわね。そしてゼロプロジェクトの骨子はまさに今貴女が言った使徒の能力を利用したものなのよ」
シンジ「…つまり使徒にパーソナルデータを入力して人間を作っちゃえ、て事ですか?」
515女シンジ :2015/11/17(火)23:42:20 ID:???
>>514
リツコ「…さすがはユイ博士の娘といったところかしら…その通りよ、ゼロプロジェクトは使徒の自己進化能力を利用してユイ博士のコピーを造る計画だったのよ…」
ミドリ「えっ!…て事は綾波レイって人間の姿をした使徒ってことじゃないですか?」
ヘル「…その通り…綾波レイは人間では無いわ。使徒に打ち込んだユイ博士のパーソナルデータから生まれた人間タイプの使徒よ…」
ミドリ「だったらさっさと殲滅しないとダメじゃないですか!」
レイ「……」
リツコ「……ミドリ、こう言ってはなんだけど…ユイ博士は貴女の数百倍は頭が良いのよ…」
ミドリ「うっ……そりゃ、私は馬鹿ですけど…」
このピンクの髪の女の人ミドリって名前なんだ…
リツコ「そのバカの貴女が考えつく程度の問題点を、天才のユイ博士がゼロプロジェクトを発案する時点で、思いつきもしなかったと思うの?」
ミドリ「……当然思いつきますよね…?」
リツコ「当然、その事に関してはあらゆる考察がなされ、あらゆるシミュレーションがなされ、あらゆる安全措置が施されてます」
ミドリ「……やっぱりそうですよね…」
ヘル「彼女…きっと恋愛には疎いタイプね」
516女シンジ :2015/11/18(水)23:48:51 ID:???
>>515
リツコ「……あるいは、全て計算尽くだったのかも……」
ミサト「なんですって!?」
リツコ「……さすがに考え過ぎね…でも自分のコピーと言っても良い綾波レイと自分の娘が仲良くなって欲しい…くらいには思ってたでしょうね…」
ミサト「…それは人情として解るわ。ゼロプロジェクトが実行されるということは、自分がもうこの世には居ないという事だもの…」
お母さん…
リツコ「レイは…主に安全上の理由により、この世に生を受けてからそのほとんどをネルフで…それもほんの限られた場所で過ごして来たわ…」
ミドリ「まあ化け物だから仕方ないですね」
リツコ「…自室としての外鍵の付いた隔離室、検査室、それとエヴァの起動実験室…それがこの子の全てだった…」
シンジ「…学校には行ってなかったんですか?綾波さん成績良かったですけど…」
リツコ「レイの扱いは慎重の上にも慎重が期されたのよ、彼女が学校に通うようになったのは中学一年の三学期からよ…」
シンジ「…私と会う少し前だったんだ…」
リツコ「エヴァのパイロットをさせる以上いつまでもレイの存在を隠してはおけない、という判断から通学させる事になったわ」
517女シンジ :2015/11/19(木)23:46:16 ID:???
>>516
リツコ「…もっとも…当初のゼロプロジェクトではエヴァのパイロットは全て綾波レイにやらせるつもりだった、でもそれは実現しなかったというのが大きいわね…」
サクラ「…どうしてなんですか?」
リツコ「…ゼロプロジェクトにより何体もの綾波レイが生まれた。でもその中で意志を持ち活動出来るのは一体だけだったからよ」
サクラ「…それは…どうしてなんですか?」
リツコ「…残念ながらその原因は未だに未解明よ。一つの仮説としては…あまり科学者として認めたくは無いのだけど……」
なぜか赤木博士は不快そうに言い淀んだ…私には赤木博士の言おうとしている仮説がなんとなく分かってしまった…
それは多分…綾波さんの魂というものが在って、それは一度に一つの肉体でしか活動できないというような仮説だと私は確信した…
サクラ「何ですか?すごく興味あります」
リツコ「…笑わない?」
サクラ「絶対笑いません!」
リツコ「…それは、綾波レイの魂というものが在って、それは一度に一つの肉体でしか活動できない…という仮説よ…」
…やっぱり…多分それ大正解です…
サクラ「ブッ……なるほど、確かにそれは有り得ますね」
518女シンジ :2015/11/20(金)22:43:50 ID:???
>>517
リツコ「………まあ、そういう仮説も有るということよ…結果、綾波レイの大量生産を断念したネルフは適格者の育成を行ったわ…」
サクラ「やがて来る日の為にですね…」
リツコ「やがて来る日の為に、適格者達は第一中学の二年A組に通うことが決まり、レイはその準備の為に中学に通う事が決定されたのよ」
ミドリ「はい質問!何で人形を中学に通わせる必要があったんですかぁ?」
リツコ「同じ年頃の子達がエヴァのパイロットをやってるのに、レイだけ中学に通ってなければ色々勘ぐられるでしょ?だからよ」
ミドリ「…なるほど…」
ヘル「クス、少なくともリツコは当時、そう信じていたのでしょうね」
リツコ「…ええ…碇司令にそう説明された時は何も疑問に思わずに受け入れていたわ…」
サクラ「…てことは…何か隠された理由があったんですか?」
リツコ「…そうよ…碇司令…ゲンドウがレイを中学に通わせるようになったのには、私達ネルフスタッフにも隠された思惑があったのよ…」
サクラ「…何ですか?その隠された思惑って」
リツコ「……碇シンジと…綾波レイを引き合わせること…それこそが碇ゲンドウの真の目的だったのよ…」
519女シンジ :2015/11/21(土)23:41:32 ID:???
>>518
シンジ「?…それがどうしたんですか」
ヘル「…貴方と綾波レイの出会いは、碇ゲンドウによって仕組まれていたという事よ」
「マジかゲンドウ最低だな」
シンジ「……えと、仕組まれたって…そりゃ同じエヴァの適格者だから会うことになりますよね…?」
ヘル「覚えているかしら?ある日貴女に綾波レイの自宅までIDカードを届けるように指示された時の事を」
シンジ「…ええ、覚えてますよ。確か私が綾波さんのマンションを訪ねた最初の時ですね…」
ヘル「あれは、碇ゲンドウが貴女と綾波レイを近づける為に仕組んだ事なのよ」
…なぜか室内にどよめきが起きた…
「…すべては茶番だったのね…」
「クソ!あの悪党めなんて事を企みやがる!」
「…結局ゲンドウの手の平の上で踊ってただけ…」
「綾波レイの自宅までシンジに綾波レイのIDカード届けさせるなんて…悪魔のような知略…」
シンジ「……あの…私と綾波さんを近づけるって…要は私と綾波さんが仲良くなるように仕向けたってことですか?」
ヘル「…クス…その通りよ。碇シンジ、貴女と綾波レイの関係は碇ゲンドウによって仕組まれ、作られたものに過ぎなかったということよ」
520女シンジ :2015/11/22(日)23:42:29 ID:???
>>519
…私と綾波さんが仲良くなるように仕組んだ?お父さんなりに私や綾波さんの事を気遣ってくれてたのかな…
でもそんな回りくどい事しなくても普通に仲良くするように言えば良いような……
私を見るヘル博士の金色の瞳が蛇のように嗤う…
ヘル「クス、どうやらあまりの衝撃に言葉も出ないようね」
リツコ「…何か言う事は有るかしら?」
シンジ「……あの…私と綾波さんて同じクラスに居たんですけど…?」
リツコ「それがどうかしたのかしら?」
シンジ「…父の本心は分かりませんけど…IDカード届けただけで仲良くなるなら…別に何もしなくても仲良くなったんじゃないですか?」
「…なるほど一理ある」
「…確かに…」
珍しくヴィレの職員さんが同意してくれた。
シンジ「それに…アスカが来日した時はミサトさんから、同じ釜のご飯食べて仲良くするようにって言われて同居までさせられてるんですけど私…」
ミサト「あら、何か不満そうね、そんなにアスカと同居するのが嫌だったのかしら?」
シンジ「…い…いえ、決してそんなわけじゃ無いです…ただ、父が私と綾波さんを仲良くさせようとしたからって別に何も問題ないと思ったんです」
521女シンジ :2015/11/23(月)23:47:09 ID:???
>>520
…ヘル博士の身体から数百匹の蛇が這い出して私の方へと迫って来た…私は光の球で自分の身体を覆って蛇の侵攻を防いだ…
光の球で侵攻を防がれた蛇達は一匹一匹がヘル博士の顔をして私を威嚇している……
ヘル「…大した自己防衛ね…」
やがて光に耐えられなくなった蛇達はヘル博士の身体に戻って行く…
シンジ「仮に父が私と綾波さんを仲良くさせようとしたとしても、ネルフの総司令としてはいたって真っ当な行動だと思いますよ」
ヘル「…なぜそう思うのかしら?」
凄惨な目で私を睨みつけながらヘル博士が言う…
シンジ「だって私も綾波さんも人類を守る大切な仕事をするエヴァのパイロット同士ですよ、仲良くした方が良いに決まってるじゃないですか」
ヘル「…そして実際に貴女達は仲良くなっていった…貴女だけではなく、綾波レイもまた貴女に惹かれていった…すべて碇ゲンドウの思惑通りよ」
シンジ「…それが何か問題あるんですか?」
ヘル博士の身体から黒い障気のような物が発生して体長20メートルくらいはありそうな太く巨大なヘビの姿になった…
その巨大なヘビはヘル博士の身体に巻きついて鎌首をもたげ私を見下ろしている…
522女シンジ :2015/11/24(火)23:44:16 ID:???
>>521
このヘル博士を巻いているヘビは多分ヘル博士の心理的な障壁だと思う…
ヘル「その事に関しては今まで何度も説明したわ。シンジ、貴女は自己中心的な気持ちから綾波レイに近づいたにすぎないのよ」
リツコ「…そして綾波レイもシンジを受け入れた。これはやはり彼女の成形にユイ博士のパーソナルデータが使われていた事が原因と考えられるわね…」
ヘル「さすがリツコね。私もまったくの同意見よ。結果として、綾波レイと碇シンジの両名はお互いにとって都合にいい関係を築いていったのよ」
サクラ「…具体的にどんな関係だったんですか?」
ヘル「酷いものよ、碇シンジは綾波レイの為に毎日お弁当を作り…綾波レイの健康を何かと気遣ってたりしてたわ」
「…えっ…うそ…」
「マジかシンジ最低だな…」
ヘル「綾波レイにいたってはこともあろうに、碇シンジとゲンドウの仲を取り持つ為に料理の勉強をして、食事会のプランを立てるという暴挙に打って出たわ」
「…信じられない…」
「ありえねぇ…」
ヘル「そうやって…それまで一人の友人もなく孤独な人生を送って来た二人は、知らず知らずのうちにお互いに安らぎを見いだしていったのよ」
523女シンジ :2015/11/25(水)23:42:53 ID:???
>>522
シンジ「…あの…」
ヘル「何かしら?」
シンジ「…もう一度訊きますけど、それの何がいけないんですか?」
私の質問にヘル博士は少し眉間にシワを寄せて小首を振った。室内に軽いどよめきが起こる…
ミドリ「チッ…」
ヘル「まだそんな質問が出るのは驚きを通り越して感動的ですらあるわね」
私の顔をマジマジと眺めてヘル博士が言う…
シンジ「えっと…また私の精神性に問題があるという話ですか?」
リツコ「そうよ、繰り返しますが、世界がこうなったのは貴女が綾波レイを見殺しにせず、救おうとしたその自己本位な精神性に原因があるの。それを忘れないで」
シンジ「……ああ、そうでしたね…多分ミサトさん達から見たら私は永遠に罪深い人間ですよ…」
ミサト「自らの罪を認めると言うの…?」
シンジ「いえ、私とミサトさん達では価値観が違うということを認めます」
ヘル「…つまり、自分の価値観に従って生きる…というわけね…」
シンジ「そうですね。私とミサトさん達はきっと永遠に解りあえません。でも解りあえないという事を解りあえる可能性はありますね」
ヘル「…つまり、自分のわがままを貫き通したいというわけね?」
524女シンジ :2015/11/26(木)23:02:03 ID:???
>>523
シンジ「…わがままっていうより…私は単に穏やかな日々をおくりたいだけですよ」
巨大なヘビの向こう側でヘル博士が嗤う…
ヘル「クス…さしずめ綾波さんと二人、静かな森の湖畔で自家農園でも営んで暮らしたい……といったところかしら?」
シンジ「……それも悪く無いですね…」
レイ「そうね、私、スイカくらいの大きさのプチトマトを育ててみせるわ」
…なぜか私の脳裏に麦藁帽子を被って、巨大なプチトマトを抱えて笑っている綾波さんの映像が浮かんだ…
シンジ「……良いけど…それ既にプチトマトじゃ無いかも…」
レイ「碇さんは、やっぱり小さい方が良いの?」
シンジ「……う~んと…お腹が空いてる時は大きい方が良いかな?」
レイ「私、がんばる」
シンジ「…二人でがんばろうよ、きっとその方が楽しいよ?」
レイ「ええ、もちろんよ」
なんかすごく綾波さんがポジティブになってる気がする…かわいいから良いけど。
サクラ「…はぁ、碇さんはもう独り身じゃ無いんですね、私、ますます碇さんのこと嫌いになりました!」
綾波さんと静かな森の湖畔で自給自足の生活か、楽しいだろうな。…あっ、でも森なんてあったっけ…?
525女シンジ :2015/11/28(土)06:18:25 ID:???
>>524
ヘル「シンジ、今の貴女の発言も、ネルフで綾波レイと出会ってからの貴女と綾波レイの関係も、すべて貴女の醜悪な本性を表しているのよ」
…あっ、その為にもネルフでやってる地球再生プロジェクトってやっぱり大事だよね!
リツコ「…それに、レイの分をわきまえない行動も看過できないわね」
…それにしてもヴィレの人達って何食べて生きてるんだろう…
ヘル「そうね、綾波レイの碇シンジへの思いは、明らかにエヴァを動かす為の道具としての領分を超えているわ」
…これだけの大所帯を支える食料を確保するのって並大抵のことじゃ無いよね…
ミサト「まさか父の敵である使徒が、こんなに身近にいたなんてね…」
…それにこれだけの人と物を動かすお金はどうしてるんだろう…まさか全部自給自足の物々交換なんてこと無いよね…
ヘル「それゆえにシンジ、並びに綾波レイ、貴女達二人は、幸せになってはいけない運命なのよ。分かるわね?」
レイ「…分かりません」
そうそう、私達二人は幸せになってはいけない運命だよね!……えっ?
シンジ「なんでですか?」
ヘル「…今までその理由はさんざん説明したわ…聞いて無かったのかしら?」
526女シンジ :2015/11/28(土)23:42:57 ID:???
>>525
シンジ「…えと…一応聞いてましたよ。私の精神性に問題があるみたいな話でしたよね?」
ヘル「だいたいその通りよ。まず貴女がエヴァに乗ったのは、怪我した綾波レイが無理してエヴァに乗って死んだら自分が嫌な気持ちになるからだった。分かるわね?」
シンジ「…ええ…だいたいそんな感じですね…」
ヘル「そして貴女は新しい学校でほとんど虐めが無くなった事に幸せを感じていた。この通りね?」
シンジ「…確かにそんな気持ちはありましたね…」
ヘル「つまり貴女は自分が嫌な思いをしたく無いからエヴァに乗り、虐めの無い学校生活を楽しんでたのよ」
シンジ「…ヘル博士はそんな風に考えているんですね…」
ヘル「さらに貴女は次第に綾波レイと親しくなっていった。この事実を認めるわね?」
シンジ「はい、私は綾波さんと仲良いですよ」
ヘル「ここは特に重要な部分かつ一番問題視されている部分よ。なぜなら……」
ここでいったんヘル博士はコーヒーを飲んで間合いを取った…
シンジ「…なぜなら…何ですか?」
ヘル「…なぜならこの部分にこそ貴女の…いいえ貴女達の…醜い本性と罪深さがはっきりと明確に表れているからよ…」
527女シンジ :2015/11/29(日)23:43:13 ID:???
>>526
シンジ「…どうしてそう思ったんですか?」
ヘル「簡単な事よ、シンジ、貴女は綾波レイと一緒に居る事に安らぎと幸せを感じていた。そうでしょう?」
シンジ「はい、確かに綾波さんと居ると心が安らぎますね。楽しいし幸せだと感じます」
ヘル「だからこそ貴女は綾波レイを気遣い、綾波レイと何かと行動を共にした。そうじゃないかしら?」
シンジ「…ええ、仕事の都合で一緒になる事も多いけど、私が綾波さんを好きだから一緒に居る事が多いのは事実です」
シャーッ!と音を立てて巨大な蛇が私に襲いかかって来た…
ペチンッと綾波さんが光の蠅叩き?みたいな物で蛇を叩くと蛇はノロノロとヘル博士の所に戻って行った。
ヘル「それはつまり、貴女が綾波レイと一緒に居る事に幸せを感じるから綾波レイと一緒に居る。という事に他なりません」
巨大な蛇はヘル博士の背後で頭を持ち上げこっちを威嚇している…
シンジ「その通りですね」
でも綾波さんが蠅叩きをひょいと振りかざす度にビクッと反応する姿はちょっと可愛い//
ヘル「それはつまり、貴女が自分自身の幸せの為に、綾波レイを利用している自己中心的な人間であるという事なのです」
528女シンジ :2015/11/30(月)23:37:02 ID:???
>>527
シンジ「…あの、別に私は嫌がる綾波さんに無理やりしつこくつきまとったわけでは無いんですけど…」
ヘル「それは当然の事です。元々自分に自信が無く、他人との争いを嫌う貴女は、自分から誰かに積極的に話しかけたりはしません。そうですね?」
シンジ「……余計な争い事は避けたいというのはあるでしょうね…」
ヘル「その貴女が綾波レイに心地よさを感じ、積極的に関わりを持ったのには理由があります。それが何だか解りますか?」
シンジ「…えと…やっぱりエヴァのパイロット同士、共に戦う仲間だからじゃないですか?」
ヘル「それなら貴女は式波大尉にも綾波レイ同様話しかけなければなりませんね」
シンジ「……えと……私はアスカとも普通に話をしてましたけど…?」
…ヘル博士は私を直視しながら軽く数回首を振って見せた…
ヘル「自分ではそのつもりだったのでしょうが、明らかにそれは嘘ですね」
…室内にざわめきが起こった…
「綾波レイにだけ積極的に話しかけてたんだって…」
「…シンジ最低だな…」
「…これは式波大尉が荒れるのも無理無いよ…」
…なぜか責められてる空気…
シンジ「…そんな事…無いですよ…」
529女シンジ :2015/12/01(火)23:37:30 ID:???
>>528
ヘル「見苦しい言い訳は止めなさい、貴女の行動は全て監視カメラに記録されてるんですよ?」
「そうだそうだ!」
「お前は綾波レイが好きなんだろうが!」
「とっくにバレてんだよバカやろう!」
「みんな知ってんだよお前が綾波レイを好きだって!!」
シンジ「…あっ…そうでしたね…」
ヘル「…その結果、貴女が綾波レイに積極的に話しかける回数が異常に多いことは判明しています」
シンジ「…そうなんですか…自分ではそんなに意識してなかったけどな……」
ヘル「そう、自分でも意識しないまま、貴女は知らず知らずのうちに綾波レイと積極的に関わり距離を詰めていったのです…彼女に感じる心地よさ故に…」
シンジ「…それはあるでしょうね…」
ヘル「ではもう一度尋ねます。なぜ貴女は綾波レイに心地よさを感じたのだか解りますか?」
シンジ「……それは、私が綾波さんを好きだからじゃないですか?好きな人と一緒にいれば心地よいと感じるんだと思いますけど…」
ヘル「それは逆よ、人は心地よいと感じる人を好きになるの。さらに言うなら『恋愛』という感情は、心地よさを特定の人間に強く継続的に感じることに他ならないわ」
530女シンジ :2015/12/02(水)23:46:21 ID:???
>>529
シンジ「…そう言われてみればそんな気もしますけど…」
ヘル「ではなぜ綾波レイに心地よさを感じたのか、今度は解るかしら?」
シンジ「…それは…一緒にいて落ち着くというか…安心するみたいな…そんな感じだと思いますけど…」
ヘル「そうね。貴女は綾波レイと一緒にいる事に一種の安らぎを覚えた」
シンジ「…そうですね…」
ヘル「なぜなら、彼女は貴女に無理を強要する事もなく、貴女の陰口を言うことも、貴女を虐待することも無かったから」
シンジ「……それはありますね…」
ヘル「物心ついて以来、初めて自分にとって恐怖を感じさせない相手。それが綾波レイだった…」
…そう言われてみれば、私が一対一の人間として普通に接することができた人って、綾波さんが初めてだった気がする…
シンジ「それもあるでしょうね……」
ヘル「本当は人の温もりに飢えていた貴女は、少しずつ少しずつ綾波レイとの心理的な距離を縮めていったのよ」
…本当は人の温もりに飢えていた……そうだね…ふかふかの布団に包まれて眠った夜も…私はきっと暖かさを求めてた…
クリスマスの夜に私の頬が濡れたのは…冷たい雪が溶けたせいだけじゃない…
531女シンジ :2015/12/03(木)23:25:14 ID:???
>>530
ヘル「分かるかしら?貴女は綾波レイが自分に攻撃の意志を見せない事に乗じて自分の幸せの為に綾波レイを利用したのよ…」
「マジかよシンジ最低だな」
シンジ「…つまり、私は人の温もりに飢えていたから、綾波さんと親しくなることで自分の寂しさを埋め合わせた。ということですか?」
ヘル「その通りよ」
シンジ「…そういう部分もあるのかもしれませんね…確かに綾波さんと一緒に居ると幸せを感じるのは事実ですから…」
ヘル「聞いたかしらレイ?シンジは貴女と居ると幸せを感じるという自己中心的な理由で貴女に近づいたのよ…」
レイ「問題無いわ」
「チッ!即答かよ…」
リツコ「貴女に問題なくても、他人からは問題あるのよ…」
レイ「なぜ?」
リツコ「…言ったでしょう?世界が壊滅的なダメージを受けたのは貴女達二人が原因だからよ」
レイ「…初号機の覚醒の事を言ってるのなら、初号機の覚醒機能の事は碇さんは知らなかったと言ってるわ」
リツコ「知らなかったから許されるというものでは無いわ」
レイ「貴女初号機の覚醒機能の事知ってて隠してたんでしょう?なのにどうして何も知らされて無かった碇さんを責めるの?」
532女シンジ :2015/12/04(金)19:18:13 ID:???
>>531
綾波さんの言葉に赤木博士は真っ正面から綾波さんを見据えて答えた…
リツコ「…何度同じ事を言わせるの?ここではシンジの人間性の悪さが問題になってるのよ」
レイ「…碇さんが私を助けてくれたという話なら聞いたわ。それは感謝する事ではあっても碇さんを恨むのは筋違いよ」
「………」
「………」
「…人形が偉そうに…」
「…人間じゃ無いくせに何言ってんのこいつ…」
「…ただのエヴァを動かすパーツのくせに調子に乗っちゃって…」
ヘル「レイ、話を聞いて無かったのかしら?シンジが貴女を助けたのは貴女の為じゃ無い。自分の為なのよ。貴女が死んだらシンジ自身が嫌な思いをするから」
レイ「聞いたわ。碇さんが私を助け無くても、私に碇さんを恨む理由など何も無いわね……」
ヘル「それでもシンジは貴女を助けた。全ては貴女が死んだら自分が嫌な思いをするという醜い自己中心的な思い故よ」
レイ「…その時の私が何を思ったのかは覚えていない……けど、その話を聞いても私には碇さんに感謝する気持ちはあっても、人間性を責める気持ちは微塵も湧かないわ」
「…所詮は人間の心を持たない怪物ね…」
シンジ「綾波さん//」
533女シンジ :2015/12/05(土)23:55:53 ID:???
>>532
リツコ「…レイ、まず確認すべき事は貴女は人間では無いという事実よ。貴女はエヴァを動かす為に作られた道具でしか無いの。その事を忘れ無いで」
レイ「…知ってるわ…」
ミサト「レイ、その事が分かってるならまず最初にするべき事があるでしょう」
レイ「…するべき事…何?」
ミサトさんが例によってサングラスを外して冷たさと憎悪のこもった視線を……今度は綾波さんに向けた…
ミサト「…死ぬ事よ」
シンジ「………へ?」
レイ「…なぜ…私が死なないといけないの?」
シンジ「…ちょっ…ちょっとミサトさん何言い出すんですか!頭大丈ですか?」
ミサト「…私は正常よシンジ。それより聞いたでしょう…コイツは研究室で初号機から生まれた存在。つまりは使徒なのよ!人類の敵よ!!」
「葛城艦長良い事言ったーーッ!」
「そうだそうだ~~っ!」
「そいつは人類の敵だーーッ!!」
「敵だーーッ!!」
サクラ「さっすが葛城艦長良いこと言いますわ~!私ますます碇さんの事嫌いになりました!」
スミレ「…そこは…『私ますます葛城艦長のこと尊敬します』とかの方が適切ね」
サクラ「…あっ、そう言えばそうですね、テへ」
534女シンジ :2015/12/06(日)23:38:49 ID:???
>>533
…なんかもうムチャクチャだなヴィレの人達…怖いくらいに単細胞って言うか…やっぱり永いこと真っ赤な世界に暮らしてると精神に失調をきたすのかも……
ヘル「…これが世間の真実の声よ…レイ、貴女は使徒。その存在自体が罪なのよ…」
レイ「私には人類を滅ぼす意志も力も無いわ」
シンジ「それどころか綾波さんは使徒から人類を守って、命がけで戦って来たんですよ」
リツコ「当たり前でしょう?この子はエヴァを動かす為に生まれて来たのよ。エヴァに乗らないのなら生きる資格など無いわ…」
ミサト「そして、現状において綾波レイもまた碇シンジどうよう、エヴァのトリガーである可能性を否定できません」
ヘル「つまり、エヴァには載せられ無いということよ」
ミサト「…つまり、生きる資格は無いということ。死ぬべきだという事よ」
ミサトさんの狂気を孕んだような憎しみに凝り固まった顔…そう言えばミサトさんの目的は使徒への復讐だったんだっけ……
シンジ「落ち着いてくださいよミサトさん。綾波さんは何も悪い事して無いじゃないですか?」
ミサト「してるわ!」
シンジ「…何をですか?」
ミサト「今生きてるじゃない!」
535女シンジ :2015/12/07(月)23:54:15 ID:???
>>534
シンジ「…綾波さんが生きてる事の何が悪いんですか?」
ミサト「……レイが、使徒だからよ…」
シンジ「綾波さんが使徒だと何が悪いんですか?」
ミサト「使徒は人類の敵よ、そんなことも分からないの?」
ヘル「…認めたく無いのでしょうね。綾波レイとの居心地の良い爛れた関係に溺れきった身としては…」
シンジ「いや、だから綾波さんは世界を守って戦って来た立場ですよ?」
リツコ「…それもゲンドウの計画の一部の可能性が高いわ…いつかレイを使ってファイナルインパクトを起こす為のね…」
シンジ「もし父がそんな事考えてるならこの14年間の間にとっくにやってますよ。だってヴィレはネルフに手も足も出なかったんですから」
「調子のんなよクソガキ!」
「かかって来いオウルゥアァッ!」
シンジ「現に綾波さんがその気ならmark9で私を奪還した時にミサトさんも赤木博士も殺せてましたよ。でも何もしませんでしたよね?」
リツコ「…それは単に私達の殺害命令を受けて無かったから……だけの可能性があるわ…」
シンジ「それなら綾波さんは父の命令を守ったという事です。人間の命令に忠実に従う使徒の何が問題なんですか?」
536女シンジ :2015/12/08(火)23:42:02 ID:???
>>535
ミサト「……使徒が使徒であるという事…それ自体が問題なのよ…」
シンジ「どうしてですか?」
ミサト「……そう言えばシンジ、貴女には話して無かったわね…私がなぜネルフに入ったのか…その理由(わけ)を…」
ミサトさんはまたサングラスをかけて話し始めた。どうやらこのサングラスはミサトさんにとって自分を守る精神的な障壁みたい…
シンジ「どんな理由なんですか?」
ミサト「…私の父は…研究……夢の中に生きる人だった…私はそんな父親を嫌ってた。憎んでさえいたわ……」
シンジ「…憎んでたんですか……」
ミサト「でも最後はその父親に助けられたの…私の父は……使徒に殺されたのよ」
シンジ「…そうだったんですか。それは気の毒でしたね…でも…ミサトさんの話からするとそれは、私がネルフに来るかなり前の話ですよね?」
ミサト「…そうよ…貴女がまだ生まれる前の話…セカンドインパクト。あれは隕石の落下なんかじゃない。使徒アダムを使った実験中に起きた事故だったのよ……」
シンジ「それでミサトさんはネルフに入る事を決意したというわけなんですね?」
ミサト「…そうよ。父を殺した使徒への復讐の為にね……」
537女シンジ :2015/12/09(水)23:43:42 ID:???
>>536
シンジ「……そうですか…ミサトさんが使徒を憎む理由が少し分かった気がします。お父さんが使徒を使った研究で事故に遭って亡くなられてたんですね…」
ミサト「その通りよ。だから私にとって使徒は全て復讐の対象でしか無いわ。分かるでしょうシンジ?レイの正体が使徒と分かった以上……」
シンジ「生かしてはおけないって事ですか…?」
ミサト「…その通りよ…何か言う事があるかしらシンジ?」
シンジ「…そうですね、まずミサトさんのお父さんの件はお気の毒だと思います。ただその事で綾波さんを憎むのはやっぱり筋違いだと言うしか無いですね…」
ミサト「何故?レイは使徒なのよ!人類の敵よ!?」
ミドリ「何故も何もそんな奴なんですよコイツは!人類の敵である使徒を助ける為に人類滅ぼして私は悪くありません!挙げ句の果てに使徒の命乞いですよ!」
「マジかよシンジ最低だな」
「人間のクズ!」
「さっさと二人とも殺っちゃえばいいんですよ葛城艦長!」
ミサト「…駄目よ。シンジは生かしておいていじめ抜くわ。そしてシンジを精神的に虐待する一番良い方法はレイをいじめ抜いて殺すことなのよ…」
…ミサトさん悪魔ですか…
538女シンジ :2015/12/10(木)23:43:59 ID:???
>>537
ヘル「クス、良い考えね。何かとストレスの多い艦内暮らしには気晴らしも必要だわ」
この人は正真正銘の悪魔だけど…
リツコ「ちょっと待ってミサト、せっかくレイが入手出来たんだもの。とりあえず初号機のテストに使わない手は無いわ。レイの処置はそれからでも充分でしょう?」
初号機…綾波さんの魂……
ミサト「別に良いけど、その実験はどのくらいかかるの?」
リツコ「……半年から一年くらいかしら?その間にこのレイのコピーを何体か作って必要な記憶だけコピーしてからこっちを処分しても遅くは無いでしょう?」
ミサト「…それはそうだけど、その場合万が一この二人が逃げた場合に備えて新型爆弾首輪が必要になるわね…」
リツコ「既に開発済みよ。今度は距離が起爆スイッチから一定距離開いたら爆発するタイプだから安心だわ」
ヘル「クス、どうやら初号機も良い子にしているみたいだし問題ないと思うわ」
ミサト「…でも日本政府や国連人権団体が五月蠅いわよ」
リツコ「それはレイと一緒にシンジのコピーも作れば問題ないわ。お利口さんの奴をね。それにネルフさえ倒してしまえば後は……」
ミサト「……そうね…解ったわ」
539女シンジ :2015/12/11(金)19:55:50 ID:???
>>538
…ネルフさえ倒してしまえば…事実上ヴィレに対抗出来る組織は無くなる…
そうなったら全てヴィレの…つまりミサトさんや赤木博士のやりたいようにされてしまう……
……今だってヴィレじゃ絶対的な支配者のミサトさんが世界の支配者になるんだ……圧倒的な権力はどんな人間でもおかしくしてしまうのかな…
リツコ「それとシンジ、貴女に言っておく事があります」
…絶対的な力は絶対的に腐敗するというのは核心をついた言葉なのかも…
シンジ「…はい、何でしょう?」
リツコ「ここに貴女が来てからの貴女と私達が交わした会話は全て録音され、スーパーコンピューターマギ改に記録されているという事実です」
…知ってた、どうせ会話の記録は編集されて使われるんだろうけど…
シンジ「……そうだったんですか…少しも知りませんでした…」
つまり今までの会話は全部マギに記録されているという事。
リツコ「よって、貴女の綾波レイを庇う発言や自己の罪を否認及び正当化する発言などは、全て法廷での判断材料に成りうるという事を指摘しておきます」
シンジ「……そうですか…解りました…」
だからこそ私もがんばって話してるわけで…
540女シンジ :2015/12/12(土)23:44:21 ID:???
>>539
シンジ「それで確認しておきたい事があります。セカンドインパクトの件なんですけど」
ミサト「…何かしら?」
シンジ「セカンドインパクトは世間では隕石の衝突が原因で起こったとされてますけど、ミサトさんの話が真実なら人為的な事故が原因という事になりますよね?」
ミサト「……ここで貴女に嘘を言うメリットが何かあるかしら?セカンドインパクトは使徒を使った実験中に起きた厳然たる事故の結果よ…」
サングラスを外して厳しい目で私を睨みながら言うミサトさんは真剣そのものだ…嘘や冗談を言っている顔では無い…
シンジ「その事はやっぱり赤木博士もご存知だったんですか?」
聞くまでも無い事だとは思うけど大事な事だから念の為…
リツコ「当たり前でしょう?セカンドインパクトはエヴァの製作過程の実験中に起きた事故というのはネルフの幹部の間では常識よ」
少し呆れたような顔で赤木博士がため息混じりに言う…
ヘル「クス…事実を知らなかったのは貴女や世間一般の人達だけよ…」
シンジ「だって、セカンドインパクトは隕石の衝突が原因だって学校の教科書に書いてましたから…それで世界の人口が三分の一になったって」
541女シンジ :2015/12/14(月)00:23:27 ID:???
>>540
ミサト「…世の中には…貴女の知らない恐ろしい事や、おぞましい事が沢山あるのよ…」
シンジ「でもやっぱりその事故の事で綾波さんまで恨むのは見当違いですよ」
ミサト「…事故…という事すら表向き…実際はゼーレが人為的に起こした。という噂すらあるわ…」
リツコ「可能性は否定できないわね。現にゼーレの目的は人類浄化…という名の人類絶滅なのはハッキリしているもの…」
シンジ「だったらなおさら使徒を恨むのはお門違いですよ。事故にしろ故意にしろ原因は人間であって、使徒は利用されてるだけじゃないですか」
ミサト「…そもそも…使徒なんてものが存在しなければ父は死なずにすんだわ…」
シンジ「セカンドインパクトで亡くなった何十億の人達だって、人間が使徒を使った怪しい実験さえしなければ死なずに済んだかもしれませんよ?」
ミサト「…使徒さえいなければ使徒を使った実験なんて父もしなかったわ…」
シンジ「……でも…ミサトさん自身、エヴァが使徒を使った兵器である事を知ってて私や綾波さんをエヴァに載せて戦わせてましたよね?」
ミサト「だから何よ!他に使徒に対抗する手段が無いから仕方ないでしょう!」
542女シンジ :2015/12/14(月)23:41:29 ID:???
>>541
シンジ「……その理屈なら…使徒と戦う為に綾波さんを生み出す事だって、間違ってませんよね?」
リツコ「…当然、綾波レイはそのコンセプトの基に造られたものだと私は判断していました。ただ…残念な事に、一つだけ誤算があったのです」
シンジ「…何ですか?その誤算て…」
リツコ「…綾波レイが人間的な感情をもち、碇シンジ…貴女を愛した事です」
「マジかよシンジ最低だな」
「汚らわしい…」
「…なんて背徳的で淫靡な雰囲気…」
レイ「…」
シンジ「////」
ヘル「…本来…エヴァを動かす為のパーツに過ぎない存在が、人間である碇シンジに恋をした。綾波レイ、これも貴女の罪よ」
レイ「……恋って何?」
サクラ「ズコッ!」
スミレ「…恋…私もまだ経験したことが無いんだけど、特定の相手をとても好きになり、その相手の事が頭から離れ無くなる精神状態らしいよ」
レイ「…なら、私が碇さんの事が好きで一日中碇さんの事を思ってるとしたら、それは恋なの?」
スミレ「間違い無く恋だね」
レイ「…なら…私は碇さんに恋しているわ…特にここに来てから…碇さんを好きだという感覚がとても強くなっているのを感じるもの…」
543女シンジ :2015/12/15(火)23:46:53 ID:???
>>542
カシャーンッ!…ガラガラガラ……
何かが落下して割れる音にびっくりして振り向くと、何故かメイドさんが愕然とした顔で私達を見ていた…
メイドさんは何かに驚いてグラスをたくさん乗せたトレーを落としてしまったみたい……メイドさんが居るんだ…ヴィレ……
首筋に突き刺さるような強い視線を感じて顔を戻すとヘル博士が私を見ていた…
…そのヘル博士の顔は今までに無く冷酷非情残忍無比凶悪無惨極悪非道な表情へと変貌している……
ヘル「…そう、自分が碇シンジに恋をしている事を認めるのね…それはつまり、自らの罪を認めるという事で良いわね?」
その表情とは裏腹に意外と落ち着いた声で、だけど底知れない冷気を含んだ声でヘル博士が綾波さんに問いかける…
ミサトさんが憎しみを込めた目で綾波さんを睨んでいる…
赤木博士は太鼓の鉢を手の上でクルクル回して遊んでいる……
レイ「私が碇さんを好きになるのはいけないことかしら?」
リツコ「いけない事よ」
赤木博士が即答した。
シンジ「全然いけない事じゃないよ綾波さん。私も綾波さんが大好き。これからもずっと二人一緒に仲良く暮らそうよ」
負けじと私も応戦した。
544女シンジ :2015/12/16(水)23:42:47 ID:???
>>543
ミサト「バカな事言わないで!貴女正気なの?レイは使徒なのよ!人類の敵である使徒と仲良く暮らすなんて許されるわけ無いでしょ!」
…ミサトさん前より切れやすくなってる…更年期障害かな…
レイ「…なぜ?私は碇さんと平和に生きたいだけだわ…」
シンジ「ミサトさんセカンドインパクトの件はどう見ても人間側の問題ですよね、別に第一使徒のアダムが自分から何かしたってわけじゃ無いんだし…」
ミサト「だけどそもそも使徒なんてものが存在しなければ私の父は死なずに済んだのよ!」
シンジ「……ミサトさんのお気持ちは解ります。でも人間死ぬ時は自動車事故でだって死にますよ。だからといってこの世から自動車を無くそうとはしませんよね?」
ミサト「…自動車は人間の意志に逆らって人間を滅ぼそうとはしないわよ…」
シンジ「第一使徒のアダムだって人間の意思に逆らってミサトさんのお父さんを殺したわけでは無いんですよ」
ミサト「…だけど第三の使徒から第十の使徒までは確実に人間を滅ぼす為にリリスを目指したわ」
シンジ「…まず第一使徒のアダムと第二使徒のリリスは、第三使徒以降の使徒とは根本的に違う存在なんですよ」
545女シンジ :2015/12/17(木)23:47:30 ID:???
>>544
ミサト「…どう違うのよ…」
シンジ「第一に見た目からして全然違うじゃないですか、第一使徒のアダムと第二使徒のリリスは大きさを除けばその形状は人間とほぼ同じですよ」
リツコ「…それに関してはむしろ、アダムやリリスに似せて人間が造られた。と考える方が真相に近いでしょうね…」
シンジ「第二に…アダムやリリスは生きていく為にインパクトを起こす必要がありません。人間に発見されるまで彼らは大人しく眠ってただけじゃないですか」
ミサト「……それはそうね。でも使徒が人類にとって危険な存在である事に変わりは無いわ。この赤い世界がその証明よ」
シンジ「…それがアダムやリリスと第三使徒以降の使徒の根本的な違いの第三ですね。第三使徒以降の使徒は人類を滅ぼす事を目的に造られた兵器なんですよ」
リツコ「…その根拠は何…?」
シンジ「私達はその根拠を一緒に体験して来たじゃないですか。使徒は明らかにリリスとの接触を狙ってセントラルドグマを目指してました。いったい何の為に?」
ミサト「…そうね。でもいったい誰が何の為にそんな事をすると言うの?」
シンジ「…人類を滅ぼしたい存在が滅ぼす為にですよ」
546女シンジ :2015/12/19(土)01:28:48 ID:???
>>545
ヘル「クスクス、面白いお話ね。私達人類を滅ぼしたい存在がどこにいるのかしら?」
少しヒステリックな笑い声を上げてヘル博士が話しかけて来た。
シンジ「正確な場所は私にも分かりません。でもおそらくこの次元では無いでしょう。使徒はその次元からポータルを通ってこっちの世界に来るのだと思います」
リツコ「…ポータル、SF用語で言うところの異次元とこの世界をつなぐ扉の事ね。急に話がファンタジックになったわね…」
シンジ「元々使徒の存在自体がファンタジックですよ。あんな巨大な存在がどこから来るのか誰も知らないんですから」
サクラ「…そう言えば使徒ってどこから来てたんですか?」
ミサト「…それは…私達にも良く分かって無いのよ……リツコ、アンタ何か知らないの?」
リツコ「……使徒は、第一使徒から第三使徒までは偶然地中から発見されたわ。それ以外は不明ね…」
サクラ「え~~~、分かって無かったんですか~~~?」
ミサト「分かってたらこっちから攻め込んで先手必勝で倒してやるわよ」
サクラ「…まるでウルトラマンの世界ですね。毎週どっからともなく怪獣が現れて、何故か東京に来て暴れるっていう…」
547女シンジ :2015/12/19(土)23:50:24 ID:???
>>546
ミサト「…第8使徒はともかく…過去三体の使徒が地中から発見された以上、残りの使徒も地中に居たと考えるのが自然じゃないかしら…」
シンジ「それにしたって使徒の出現はいつも唐突ですよね。突然第三新東京市の近くに現れるというパターンを何度も繰り返してます。不思議じゃないですか?」
ミサト「…それは…たまたま第三新東京市の近くに使徒がたくさん埋まってたんじゃないの」
「プッ…」「アハハ…」
…乾いた笑いが起きた…
シンジ「あんな巨大な物が地中から出現したらレーダーに映らないはず無いんですよ。だけどネルフが使徒に気づくのは常に使徒が第三新東京市に接近中の時なんです」
リツコ「……一つの仮説としては…使徒はごく小さな幼体の状態で存在して、時期が来たら巨大化してリリスを目指す。というものがあるわ…」
ミサト「なるほど、それなら使徒が突然出現したように見えるのも科学的に説明がつくわね!」
『お~~~!』
サクラ「さすが赤木博士!私ますます碇さんの事嫌いになりました!」
…きっとサクラさんは箸が転がっただけで私を嫌いになる年頃なんだね…
シンジ「…何で使徒は突然巨大化するんですか…」
548女シンジ :2015/12/20(日)23:37:04 ID:???
>>547
リツコ「……それは……そう考えると使徒が突然出現する理由を説明できるからよ…」
シンジ「残念ながらそれは質量保存の法則を完全に無視してますよ。レーダーに映らないくらいに小さな使徒が突然クジラより大きくなるなんてあり得ません」
リツコ「…それは……使徒は未知の生命体だもの。…現代の科学では計り知れない力を持っている可能性も否定出来ないわ…」
シンジ「そうですね。使徒の存在は現代科学の常識では計り知れないものがあります。だからこそ使徒が異次元から来ていてもおかしくは無いですよね?」
リツコ「…ずいぶんと異次元にこだわるのね、何か根拠があるのかしら?」
シンジ「別にこだわってるわけじゃないですよ、使徒の正体がどっかの国や組織が開発した最新兵器でもかまわないですけど…例えばゼーレとか…」
ミサト「…ゼーレ…その可能性は何度も考えてみたわ、でもそうするとどうしても矛盾することがあるのよ…」
シンジ「…確かに矛盾しますね。そもそも使徒の存在を予期してエヴァの開発を進めていたのはゼーレですから」
ミサト「…そういうことよ…」
シンジ「そのゼーレの背後に黒幕がいるならどうですか?」
549女シンジ :2015/12/22(火)00:03:12 ID:???
>>548
リツコ「…仮に黒幕がいたとしても、やはり矛盾は解決しないわ。何の為にその黒幕は自ら使徒を送り込み、それに対抗するエヴァを造るのかしら…?」
シンジ「……一つの可能性としては実験ですね…この星を俯瞰している存在がこの星を使って自分の科学力や技術力を試してるんですよ…」
リツコ「……大国が小国に兵器を売って戦争をさせるようなものかしら?」
シンジ「…それをもっとスケールアップさせたようなことをしている可能性はありますね…」
スミレ「つまりこの地球自体がそいつらの実験場ってこと?」
シンジ「…そう考えると色々と辻褄が合いませんか?…何故ゼーレは使徒の存在を予知できたのか…そもそも何故使徒なんてものがこの時代に突然やって来たのか…」
ミサト「要するに全てが茶番だったって言いたいの?私達はそいつらの手の平の上で踊らされていたって事を言いたいわけ?」
シンジ「…ミサトさんは疑問に思わなかったんですか?」
ミサト「…何をよ?」
シンジ「…使徒の襲来が予測されていて、その対策として当たり前のようにネルフという組織が存在して、当たり前のようにエヴァが建造されてた事についてですよ」
550女シンジ :2015/12/22(火)23:45:44 ID:???
>>549
…この事は前から私自身不思議に思っていた…
私はあの日お父さんに呼ばれてネルフに行ったその時までエヴァの事はもちろん使徒の事だって知らなかった…
学校ではセカンドインパクトは隕石の激突によるものだと教えられてその事を疑った事などなかった…
でも現実は違った…私の知らないところで使徒の襲来は予測され、それに備えてエヴァという冗談みたいな巨大ロボットが造られ…
更に冗談みたいな事には私がそのパイロットだったという現実…
そのどっかの売れないSF作家が考えたみたいなまるで現実感の無い現実に圧倒されて最初は考える暇も無かったけど…
冷静に考えると明らかにおかしい……
何故使徒の襲来が予測されて何故その使徒の襲来に備えてエヴァが造られていたのか?
何故使徒の襲来が予測されて何故その使徒の襲来に備えてエヴァが造られていたのか?
何故使徒の襲来が予測されて何故その使徒の襲来に備えてエヴァが造られていたのか?
…この根本的な部分にまるで合理的な説明がつかない…
いったい人々は何を根拠に使徒が来るなどというまるで現実味の無い事を信じる事ができたのだろう?
どんな合理的な根拠があって?
551女シンジ :2015/12/23(水)23:41:12 ID:???
>>550
ミサト「……私は…学生の時に知り合った加持君にネルフの事を教えられたのよ。セカンドインパクトは終わりの始まりに過ぎない、このままでは本当の終わりが来るって…」
シンジ「それで…素直にその事を信じたんですか?」
ミサト「……私ね…父の死の後ずっと考えてたのよ…いったい父は何の仕事をしていたのか…いったい何の為に……私や母を置き去りにして…」
シンジ「お父さんは自分の仕事のことは何も話さなかったんですか?」
ミサト「…人類の未来の為、お前や母さんが幸せに生きられる世界を開く為……ぐらいの事しか言われて無かったわ…」
シンジ「…それは仕方ないかもしれないですね。仕事の性質上色々秘密も多いでしょうから…」
ミサト「…ある時、なんとなくその事を加持君に話したのよ。別に何かを期待してたわけじゃない…ただ…なんとなく誰かに気持ちを打ち明けたかっただけ…」
シンジ「……分かります…」
ミサト「…見るからに軽そうなチャラチャラしたアイツに、なんでそんな話をする気になったのか自分でも分からなかったけど…でも…」
シンジ「……」
ミサト「…だからこそ話したくなったのかもしれないわね…」
552女シンジ :2015/12/24(木)23:43:44 ID:???
>>551
シンジ「…それで…どうなりよったんやろか?」
ミサト「…しゃっき話した通りよ。意外にアイツは真面目に話ば聞いてくれて、そんうちなんとなくうち達はよく会って話ばするごとなってある日…」
シンジ「…ネルフの事ば聞かしゃれたんやね?」
ミサト「…そう…ある日アイツにデートに誘われて……案内しゃれた先で見たとよ…建造中のエヴァや、セントラルドグマのリリスば……」
シンジ「…やけん…ミサトしゃんがネルフの存在ば知った時にな、既に使徒の襲来ば前提にエヴァの建造が進められとった、とゆう事やね?」
ミサト「…そうよ…」
シンジ「それでミサトしゃんは使徒の襲来ば信じたんやろか?」
ミサト「…正直半信半疑の部分はあったわ。でもうちは父の死が無意味なものばいと思いたく無かったとよ…」
シンジ「それはもちろん当然の心情とよね」
ミサト「…それに…使徒の襲来に備えんでん使徒が来てお手上げより、使徒の襲来に備えて使徒が来なくて無駄骨の方がましやろ?」
シンジ「…確かにそん通りやね…ミサトしゃんがネルフに入った経緯は解ったんやけん。…赤城博士はやっぱりお母しゃんの影響やろか?」
リツコ「…大体そぎゃん感じね」
553名無しさんた@おーぷん :2015/12/25(金)00:02:45 ID:???

何があったんやろか
554美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/12/25(金)23:38:42 ID:???
>>552
何これwww
私こんなの書いて無いよwww
…自動方言化ソフト?
とりあえずもう一回チャレンジ!
555女シンジ :2015/12/26(土)00:19:30 ID:???
>>551('-^*)
シンジ「…それで…どうなったんですか?」
ミサト「…さっき話した通りよ。意外にアイツは真面目に話を聞いてくれて、そのうちなんとなく私達はよく会って話をするようになってある日…」
シンジ「…ネルフの事を聞かされたんですね?」
ミサト「…そう…ある日アイツにデートに誘われて……案内された先で見たのよ…建造中のエヴァや、セントラルドグマのリリスを……」
シンジ「…つまり…ミサトさんがネルフの存在を知った時には、既に使徒の襲来を前提にエヴァの建造が進められていた、という事ですね?」
ミサト「…そうよ…」
シンジ「それでミサトさんは使徒の襲来を信じたんですか?」
ミサト「…正直半信半疑の部分はあったわ。でも私は父の死が無意味なものだと思いたく無かったのよ…」
シンジ「それはもちろん当然の心情ですよね」
ミサト「…それに…使徒の襲来に備えずに使徒が来てお手上げより、使徒の襲来に備えて使徒が来なくて無駄骨の方がましでしょう?」
シンジ「…確かにその通りですね…ミサトさんがネルフに入った経緯は解りました。…赤城博士はやっぱりお母さんの影響ですか?」
リツコ「…大体そんな感じね」
556美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/12/26(土)00:25:02 ID:???
よかった、ちゃんと投稿出来てる(-o-;)
557女シンジ :2015/12/26(土)23:42:26 ID:???
>>555
シンジ「……そうですか…私の母が事故で亡くなったのが2004年、その頃ミサトさん達はまだ学生ですよね…」
ミサト「花の女子大生……だったわね…」
シンジ「…ならミサトさん達がエヴァの存在を知るかなり前からエヴァの開発は進められていたことになりますよね?」
リツコ「…当然そうなるわね。むしろ2000年のセカンドインパクト自体エヴァの開発中に起きた事故、と考えるのが自然じゃないかしら?」
シンジ「…私もそう思います…」
ミサト「何が言いたいのよ?」
シンジ「…まず、さっきの私の疑問への根本的な答えはまだ出ていない、という事が分かりました…」
ミドリ「さっきの疑問て何よ?」
「シンジのクセに生意気だぞ!」
「ガキは引っ込んでろ!」
シンジ「…さっきの疑問というのは、何故人々は使徒の襲来を予期できたのか?という疑問ですよ」
ミドリ「はっ?あんたバカァ!?そんな事どうでもいい事よ!大事なのはあんたのせいで世界が滅んだって事だけよこの人間のクズ!」
「そうだそうだァ~~~!」
「全部シンジが悪いぞ!」
「責任逃れの詭弁は止めろこの大量殺人鬼が!」
シンジ「…正確にはゼーレがですけどね」
558名無しさん@おーぷん :2015/12/27(日)00:58:42 ID:???

まだ書いてくれてたんだ!話あんまり進んでないようで良かった~
最近感想書けなくてゴメン
実はうちの親戚の若夫婦に子供が生まれたんだけど自分が子守を手伝うことになってね
今年はいろいろ忙しい年だったみたいw親の看病もあったしね~
これからもやっぱり忙しくてコメできそうにないわ
よっぽどひまで気が向いたら書くかも知れんけど…まあ、ないかな?
そちらは良ければ本家の方が始まるまで続けてよ。五年十年とかかりそうかもだけど?
それまでやってくれたら嬉しいなw読めるかどうかはわからんけどね。じゃあね、お元気で~
559女シンジ :2015/12/28(月)00:00:15 ID:???
>>557('-^*)
ミサト「……さぁ…そんな事考えたことも無かったわね…」
シンジ「そこは考えるべきところですよ。なぜ使徒は予測通りに2015年に来たのか、なぜ唯一使徒に対抗できる兵器の開発が10年以上前から進められていたのか?」
ミサト「………」
シンジ「そもそも何故エヴァだけが使徒に対抗出来る唯一の兵器だと分かっていたのか?」
ミドリ「はっ?そんなの常識じゃない!ATフィールドを展開出来る使徒に対抗出来るのは同じATフィールドを展開出来るエヴァだけだからよ!」
「そうだそうだ~~~!」
「ミドリさん素敵~~~!」
「…フッ…決まったな…」
シンジ「…さらには何故使徒はATフィールドを展開すると分かっていたのか?これらは疑問に思って当然の事ですよね?」
ミサト「……私は…ただ…父の…」
リツコ「……」
ヘル「クス、そんな事は何一つ重要では無いわ。大事なことは貴女が辛い現実から逃避する為に自分に優しい母親の複製体に執着した事よ…」
レイ「貴女邪魔」
シンジ「…少なくともミサトさんは14年前の時点でネルフの上位組織がゼーレである事は知ってたんですよね?」
ミサト「…ええ…もちろん知ってたわよ…」
560美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/12/28(月)00:12:09 ID:???
>>558
おひさ。
元々これ2014年夏のエヴァ祭りの時に2015年の春頃には「シン」が公開されるに違いない!と見込んで書き始めたんだよね・・・
まさかのゴジラ制作発表www
まあ有る意味エヴァイヤーの2015年に世界で唯一人、毎日ネットでエヴァのLRSのffを書いていられた私は幸せ者かも?
子守がんばってくださいo(^-^)o
561女シンジ :2015/12/28(月)23:39:32 ID:???
>>559
シンジ「だったら疑問に思うべきですよ。あまりにも話が出来すぎてませんか?」
ミサト「……そうね、ゼーレのことは疑わないでも無かったわ。一応14年前にも加持君に『人類補完計画』に関して探りを入れてもらっていたのよ…」
シンジ「『人類補完計画』という計画がある事は知ってたんですね?」
ミサト「…ええ…名前だけはね…ただ当時の私は…使徒に対する憎しみと復讐心…父の仇をとりたいという気持ちでいっぱいだった…」
シンジ「…当時の?」
ミサト「……今でもよ…」
シンジ「…でも、今のミサトさんはゼーレがこの赤い世界を望んだ事を知ってますよね?」
ミサト「だからこそ戦っているのよ。悪魔の化身碇ゲンドウから人類を守る為に!」
シンジ「……悪魔の化身て…もし父がミサトさん達を殺すつもりならとっくにそうしてますよ…」
ミサト「何ですって!?」
シンジ「…例えばこの前綾波さんが私をヴィレから、エヴァmark9でネルフに連れて行った事がありますよね?」
ミサト「…それがどうしたのよ?」
シンジ「…もしあの時に綾波さんがそのつもりなら、ミサトさんを捕まえて握り潰すのは造作も無い事だったと思いますよ」
562女シンジ :2015/12/29(火)23:47:40 ID:???
>>561
ミサト「!……くっ…それは思いつかなかったわ……思わぬ盲点だったわね……」
シンジ「盲点も何も…『ネルフのエヴァは全て殲滅します!』なんて言ってる本人が、ネルフのエヴァの前に生身で立っちゃダメじゃないですか」
ミサト「……それは……」
シンジ「それとミサトさん、第8使徒が襲来した時のこと覚えてますか?」
ミサト「……ええ、もちろん覚えてるわよ。私の完璧な作戦で、成功率1パーセント以下の作戦を勝利に導いた戦いだったわね」
…いや、成功率1パーセント以下の作戦を完璧な作戦とは言わないでしょう……
シンジ「…それはともかく、その第8使徒戦で私が初号機のATフィールドを全開にしましたよね?」
ミサト「……ずいぶんと奥歯に物の引っかかったような言い方ね…まあいいわ。ええ、確かに貴女は使徒を受け止める為にATフィールドを全開にしたわね」
リツコ「…第8使徒戦に限らず、エヴァが使徒殲滅にあたってATフィールドを展開するのは基本中の基本よ。当然の事ね」
シンジ「…そのATフィールドを全開にした時に何が起きたか覚えてますか?」
ミサト「……?」
リツコ「…当然、初号機のパワーが増大したわね」
563女シンジ :2015/12/30(水)23:36:16 ID:???
>>562
ミサト「…!……当然の事ね…エヴァの力はATフィールドの出力と比例するのは既存データで実証済みよ。それがどうしたの?」
ヘル「…フッ、何の事は無いわ。心理学的にみて、この子のやっている事はただの逃避行動よ。自分の罪から目を背けたくて話題を逸らしているだけね…」
「おお~~~!」
「さすがヘル博士…」
「格が違うわね…」
「クス、生意気なガキを一刀両断。小気味良いわ…」
ミドリ「あの~葛城艦長~~、こんな会話の通じないバカと話すだけ時間の無駄じゃないですかぁ?」
「そうだそうだーー!バカはスルーするに限る!」
「…うん、それ真理だわ。愚か者を相手にするくらい時間の無駄な使い方は無い」
シンジ「…そうですね、エヴァは強い力を出すほどATフィールドも強力になる。ミサトさんのおっしゃる通りです」
リツコ「…というよりもむしろ、エヴァの力とATフィールドは同じ物だと考えて差し支え無いわね」
シンジ「…私も赤木博士とほとんど同じ意見です。だから第8使徒戦の時はかなりのATフィールドを放出したはずです。ミサトさん達も見てましたよね?」
リツコ「…当然ね。記録映像も残っているわよ」
564名無しさん@おーぷん :2015/12/31(木)17:03:04 ID:???
>>560
ありがとう!子供ら可愛いし頑張るわ
良いお年を
565女シンジ :2015/12/31(木)23:45:07 ID:???
>>563('-^*)
シンジ「…だったら、私が初号機でATフィールドを全開にした時、初号機の周りで何が起きたかも見てますよね?」
ミサト「……何が起きたのかしら?」
シンジ「…初号機の展開するATフィールドで、初号機の周りのビルや家屋が吹き飛んだんですよ」
ミサト「……えと…そうだったかしら…?」
リツコ「ちょっと待って、今すぐマギで当時の記録映像を確認するわ」
───
…記録映像はATフィールドを全開にした初号機周辺のビルや家屋が破壊され、自動車なども吹き飛ばされている様子を映し出していた…
───
「すげ~~~!」「初号機半端ねぇわ…」「…やだ怖い…」「…よくあんなデカい使徒受け止められたよな…」「…初号機が有ればネーメジスとか楽勝じゃね?」
当時の記録映像にざわつく室内……
ミサト「…確かにATフィールドを全開にした初号機の周囲のビルや家屋などが吹き飛んでいるわね…これがどうかしたのかしら?」
シンジ「…この映像から分かる事は、使徒との戦闘中のエヴァに近づく事は極めて危険だと言う事ですよ…」
「…確かに危険ね…」「あれ人間なんかが近くにいたら間違い無く死ぬな…」「そんな馬鹿いないよ」
566美少女 ◆CJWlqIzS/c :2015/12/31(木)23:51:05 ID:???
>>564
良いお年を(o^-')b
567名無しさん@あけおめ :2016/01/01(金)00:10:46 ID:???
毎日お疲れ
今年も宜しゅう
568女シンジ :2016/01/01(金)23:53:06 ID:???
>>565('-^*)
ミサト「………もちろんそれくらい知っているわよ……だからこそあの時は一般市民を全て第三新東京市から避難させていたのよ」
「…さすが葛城艦長、手抜かりが無い…」
シンジ「これも前々から疑問だったんですけど、そもそも使徒がやって来てエヴァと戦うことが前提の第三新東京市に、なんで一般市民が住んでたんですか?」
ミサト「……それは…例えば貴女のいたクラスの生徒達は、全員エヴァの適格者の予備軍だったのよ…」
…これはけっこう衝撃の事実だった…だけどやっぱり疑問は残る…
シンジ「でも…当時私がネルフにいた時、誰もエヴァの適格者のテストを受けたなんて聞いたこと無いですよ?ネルフでクラスの子を見たことも無いですし」
ミサト「……当時は、一応エヴァ三体に対してパイロットが三人いて定員は足りていたのよ…」
シンジ「え?でもエヴァ一体につきパイロットを一人にする必要が無いじゃないですか?エヴァ一体にパイロットが三人いたって問題無いですよね?」
ミサト「……当時は…色々忙しかったのよ。パイロットの数を増やしたら、その為の訓練等で色々大変でしょう?」
リツコ「…予算も人も、無限じゃ無いのよ…」
569美少女 ◆CJWlqIzS/c :2016/01/01(金)23:58:52 ID:???
あけおめことよろ(o^∀^o)
570女シンジ :2016/01/02(土)23:41:54 ID:???
>>568
シンジ「…だったらわざわざ使徒が来る危ない場所に子供達を住ませる理由が無いですよね?」
『………』
ミサト「……それは…何かあった時に…すぐに対応できるようにする為によ…」
シンジ「だったら普段からエヴァのシンクロテストや訓練をすれば良いじゃないですか?その方が何かあった時にすぐに対応できますよ」
ミサト「だからそれは色々忙しかったって言ってるでしょう!」
シンジ「…ならわざわざ使徒が来る危険な街に子供達を住ませる必要が無いですよね…」
ミサト「…ネルフの近くに住んでた方がいざ訓練する時に何かと便利でしょう?」
シンジ「…そんなことありませんよ。現にアスカやマリは外国でエヴァの訓練を受けてるじゃないですか?わざわざ危ない第三新東京市に住むメリットは無いですね」
ミサト「アスカやマリは外国人なんだから外国で訓練するのは当たり前でしょ!」
シンジ「…別に日本人だって外国で訓練出来るならすれば良いじゃないですか。日本で訓練するにしても第三新東京市でやる必要は無いですよね?」
ミサト「仕方ないでしょう!当時日本にはエヴァの訓練ができる場所は第三新東京市しかなかったのよ!」
571女シンジ :2016/01/03(日)23:47:26 ID:???
>>570
シンジ「無いなら作れば良いじゃないですか」
リツコ「その訓練する場所を作るのにも予算がいるのよ」
シンジ「だったらマリやアスカみたいに外国の訓練施設で訓練してもらうって方法もありますよ」
リツコ「…中学生が親元を離れて遠い異国で一人エヴァの訓練…可哀想だとは思わないの?」
「そうだそうだ!」
「…明らかに可哀想だよな…子供を遠い異国にやってエヴァの訓練をやらせるなんて…」
「…よくもあんな自己中心的な発言ができたものね…」
「…あの子、人間の心を持って無いのよ…」
「さすが悪魔の娘ってところね…」
ヘル「…クス…みんな貴女の発言に呆れてるみたいよ。何か反論はあるかしら?」
サクラ「ホンマ碇さんは思慮の浅い人ですね!私ますます碇さんの事軽蔑します!」
リツコ「…シンジ、少しは考えて物を言ったらどうかしら?」
ミサト「…何か言いたいことがあったら聞くわよ?」
ミサトさんはサングラスを制服のポケットに仕舞って冷たい目で私に尋ねて来た…
シンジ「…えと…私は得体のしれない怪獣が攻めてきて、ミサイルや爆弾が飛び交う場所に子供を住ませる方が可哀想だと思いますけど…」
『………』
572女シンジ :2016/01/04(月)23:40:27 ID:???
>>571
リツコ「…そうかしら?貴女は中学生の時、親元を離れて遠い異国で暮らした経験があるの?さぞかし心細い気持ちになるでしょうね…」
ミドリ「そんな自己中心的なガキに何言っても無駄じゃないですか?」
「…結局ガキがだだこねてるだけだな…」
シンジ「……私は…中学生の時に3年間会って無い父親に呼び出されて、いきなりエヴァに乗って使徒と戦えと言われたことがありますよ…」
ミサト「だからどうしたって言うのよ!貴女自分でエヴァに乗るって言ったんでしょう!?なんでも人のせいにするのは止めなさい!!」
「そうだそうだ!人のせいにしてんじゃねぇぞクソガキ!」」
「…本当、自分の事しか考えて無いのねこの子…」
「…てかさ、この子言ってる事が意味不明なんだけど…」
「マジで会話が成立しないレベルだよね」
「…口を開けば恨み事ばっかり、最低…」
シンジ「………」
…この人達と話すの辛い…
ミサト「まだ、何か言いたい事があるかしら?」
シンジ「……えと…つまり…遠い異国で生活するのが多少心細くても、いきなりぶっつけ本番で使徒と戦わされるよりは、はるかに…ましだと私は思うんですけど…」
『………』
573女シンジ :2016/01/05(火)23:50:24 ID:???
>>572
ミサト「………」
「ミサト艦長がんばれ!」
ミサト「…リツコ!」
リツコ「……シンジ…第三新東京市にはネルフ関係者が多かったのよ。元々あの街はネルフを中心に発展して来た街なの。分かるかしら?」
シンジ「…ええ、それは分かりますよ。要塞都市を作るという需要が経済効果を生んで人が集まって来たんですよね…」
リツコ「そうよ。沖縄の普天間基地と同じ。人の居る所に基地を建てたんじゃ無く、基地の周りに人が集まって来たのよ」
シンジ「…それは分かりますけど…」
リツコ「…そして…第三新東京市は日本全体の名目GDPを年間4パーセントも押し上げる経済効果を生んでいたの」
シンジ「…右肩上がりの経済成長ってやつですね…」
リツコ「そうよ。だからこそ日本政府は使徒の存在を国民はもちろん、第三新東京市の市民にも隠していたの。なぜだか分かるかしら?」
シンジ「…それは…第三新東京市に使徒が来ると分かると、人々が第三新東京市から出て行くからですか…」
リツコ「…その通りよ、そしてその場合、せっかくセカンドインパクトとネルフ特需でデフレを脱却した日本が、再び景気後退を起こす可能性が高いのよ」
574女シンジ :2016/01/06(水)23:48:11 ID:???
>>573
「…さすが赤木副艦長…非の打ち所の無い完璧な理論だ」
「…シンジ…完全論破されて涙目敗走って所ね…」
「所詮は駄々をこねてるだけのガキ」
シンジ「…あの…N2爆弾で街一つふっ飛ばしたり、直径15㎞もある使徒が落下してくる地域を経済の中心都市にするのはリスクが高すぎると思いますけど…」
リツコ「覚えて無いのかしら?第8使徒が飛来した時は第三新東京市の全住民を待避させたのよ」
シンジ「…えと…もちろん覚えてますよ。確かに第8使徒が来た時は民間人はもちろん、政府関係者から非戦闘員およびD級勤務者まで避難してましたね…」
ミサト「そういう事よ。常に使徒に対する対策は万全に取っていたわ」
シンジ「…万全ですか…でも、そもそも使徒が来ると判ってる所に民間人や政府関係者が居るメリットが何も無いですよね…」
リツコ「その事については既に説明したわよ。第三新東京市が日本の経済の中心都市である以上、おいそれと都市移転するわけにはいかなかったのよ」
シンジ「…使徒が来る前ならギリギリそれも分かりますけど…使徒が来た後は、明らかに第三新東京市は危険な街だと政府関係者にも分かったんですよね?」
575女シンジ :2016/01/07(木)23:41:36 ID:???
>>574
リツコ「…当然、使徒の襲来はもとより、国連軍及びエヴァと使徒の戦闘の経過や結果まで、映像付きで日本政府には伝えられていました」
シンジ「…つまり、政府関係者は第三新東京市に怪獣が来て、その度にミサイルや爆弾が飛び交っている事も知ってたんですよね?」
私の質問に赤木博士は少し呆れた顔をして答えた…
リツコ「…当たり前でしょう?ネルフは公的機関だったのよ。私達が勝手にエヴァを造って趣味で使徒と戦ってたとでも思ってたの?」
「…プッ…」「クスクス」「…まあこの子くらい頭が悪ければあり得るかも?」
サクラ「碇さんてホントに頭悪いんですね。本当に学校の成績が全国一位だったんですか?」
ミドリ「サクラ、バカは相手にするだけ時間の無駄。無視するのが一番賢い選択だから」
サクラ「…あっ、はい…そうですね…」
シンジ「だったら何故、政府関係者はその事実を国民に隠してたんですか?」
リツコ「…それは簡単な理由よ、使徒の存在を一般人が知れば恐怖でパニックになるわ。そして企業は第三新東京市はおろか、日本からすら撤退しかねないもの」
シンジ「…そうですね。好き好んで戦場に住む人はいません…」
576女シンジ :2016/01/09(土)20:29:32 ID:???
>>575
リツコ「そういう事よ。結果、日本は景気後退を起こし再びデフレーションに突入、エヴァを維持する為の資金も賄えなくなるわ」
「…さすが赤木副艦長…非の打ち所の無い完璧な理論だ…」
「シンジ…完全論破されて涙目敗走って所ね…」
「所詮は駄々をこねてるだけのガキ…」
シンジ「…あの、つまり日本政府は日本の経済の右肩上がりの成長を維持する為に、使徒の存在を一般の国民に隠したということですか…?」
リツコ「そういう事よ。これで納得できたかしら?」
シンジ「……いや、使徒が襲来してビルをなぎ倒して道路を破壊して、ミサイルが飛び交いN2爆弾が爆発する街で、まともな経済活動なんか無理でしょ」
リツコ「……そういう事態に備えて…第三新東京市はビルが格納式になってたのよ」
「…さすが赤木副艦長…完璧な理論だ…」
シンジ「…だからその…何でそこまでして第三新東京市にこだわる必要があるんですか?他の場所にすればビルを格納式にする必要も無いじゃないですか」
リツコ「…」
シンジ「それに格納式のビルだって一回目の使徒襲来時にけっこうジオフロントに落ちてましたよね?あれだってかなりの被害ですよ」
577女シンジ :2016/01/09(土)23:46:22 ID:???
>>576
リツコ「……戦いである以上、ある程度の被害は止むを得ないわ…」
シンジ「話を聞くところによると、あの格納式のビル群て使徒襲来に備えて格納式に造ってあるんですよね」
リツコ「…ええ…そうよ…」
シンジ「そんな事やってる暇が有るならもっと離れた場所に都市移転したほうが安上がりだし安全じゃないですか」
リツコ「……間もなくこの街には使徒がやって来ます。つきましては安全の為に第三新東京市から御退去下さい。とでも言えば良いのかしら」
シンジ「…そうですね…その通りです。現実に上手く対処してもらう為には出来る限り現実を正確に伝えるのが一番です」
リツコ「…残念ながらそれは出来ない相談だったわ。なぜなら使徒の存在は人類に対して秘密だったからよ」
シンジ「…なぜ秘密にするんですか?使徒という脅威が現実に来るのなら、その事を知らせるのは当然の義務じゃないですか」
リツコ「…知らせたとしても…一般人には何も出来ないわ。いたずらに人々の恐怖心を煽るくらいなら、内密に処理した方が親切というものよ…」
シンジ「そんな事ありませんよ。少なくとも第三新東京市に近づかないくらいの事はできます」
578女シンジ :2016/01/10(日)23:39:00 ID:???
>>577
リツコ「…その場合第三新東京市から人は居なくなり、経済的な損失は計り知れないわね…貴方にその損失を埋め合わせる事が出来るのかしら?」
シンジ「…経済的な損失って…経済って元々何の為にあると思ってるんですか?」
リツコ「…国を豊かにする為に決まってるじゃない。貨幣流通システムによる付加価値の増大効果は、物々交換社会とは比較にならないわよ」
シンジ「…そうですね、なら国を豊かにする目的って何ですか?」
リツコ「…国が豊かになれば…まず食料やエネルギー国防などの国家基盤を安定させる上で極めて有利になるわ。つまり国家が安定するのよ」
サクラ「そうなると結果的に国民も安定して豊かな生活を享受出来るんですね!」
リツコ「その通りよ。元々国家の役割は国民の暮らしを安定させる事…それに尽きると言っても過言では無いわね…」
シンジ「…私もそう思います。つまり経済は、国民が身体や生命や財産を脅威にさらされること無く、安心して暮らせるようにするのが目的なんですよ…」
リツコ「当然の事よ。日々食うや食わずの生活でいたるところに危険が潜んでいたのでは、とても安心して生きられはしないわね…」
579女シンジ :2016/01/11(月)23:48:17 ID:???
>>578
シンジ「…その通りですね、経済というのは人々が安心して暮らせるようにする為の仕組みです。少なくとも国家の観点から見れば…」
サクラ「安心して暮らせる毎日かぁ、それって幸せの基盤てとこですね!」
リツコ「…元々経済という言葉は経世済民、世を済め民を救う、という意味よ」
サクラ「なんやしらんけどカッコいいですぅ~!経済は人々を幸せにする為にあるんですね!」
リツコ「…噛み砕いて言えばそういう事になるわね」
シンジ「…その通りですね、経済というのは国民が幸せに暮らしていけるようにする為のシステムです。人の行動のベクトルは全て幸せに向かってますから」
リツコ「…まさか貴方と経済談義をする事になるとは思わなかったわ。それで、結局何が言いたいのかしら?」
シンジ「…要するに、経済の為に国民を犠牲にするのは優先順位が間違ってるんじゃないかと言いたいんです」
リツコ「…残念だけどそれはよくある話よ。例えばアメリカは特定の人達を儲けさせる為に、しょっちゅう戦争をしていたのは有名な事実だわ…」
シンジ「…でも…そのアメリカだって、わざわざ危険な戦場にオフィスビルは建てませんよね?」
580女シンジ :2016/01/12(火)23:44:12 ID:???
>>579
私がそう言うと赤木博士は少し呆れたような顔をして言った…
リツコ「…当たり前じゃない。誰がわざわざ好き好んで危険な戦場にオフィスビルを建てたりするものですか…」
シンジ「…私も同意見です。だからこそ日本政府は、第三新東京市に住む民間人に退避命令を出すべきだったと思いますけど…」
リツコ「当然、使徒が来る度毎にシェルターに入るよう避難勧告が出されてました」
シンジ「もちろんその事は知ってますよ。でも、最初から第三新東京市に居なければ、そもそもシェルターに避難する必要が無いじゃないですか…」
リツコ「……何度同じ事を言わせるのかしら?使徒の存在を秘密にしている以上、皆さん使徒が来ますからこの街から引っ越してください。と言うわけにはいかないのよ」
シンジ「いや!明らかに使徒という危険な存在が来ると判っている以上、そもそもその事を秘密にしたら駄目じゃないですか!」
リツコ「…日本政府がそう決めたんだから仕方ないでしょう?政治が絡むと色々面倒なのよ…」
シンジ「こう言っては何ですけど、そんな事を決める日本政府って完全に腐ってますよね?私の人格批判してる場合じゃ無いですよ」
581女シンジ :2016/01/13(水)23:43:29 ID:???
>>580
ヘル「…クス、そうやって何でも他人のせいにして責任逃れをしようというわけね。いかにも精神的犯罪者の貴女らしいわ…」
シンジ「…私の責任て具体的に何ですか?」
リツコ「…まったく何度同じ事を言わせるのかしら。貴女の罪…具体的には…初号機を覚醒させて世界を滅ぼした事よ」
シンジ「…またそれですか?でも私が初号機のパイロットである事は日本の防衛省も認めていた事ですよ。だから初号機覚醒が私の罪になる事はありません」
ミサト「…その言葉を、サードインパクトで家族を失った人達の前で言えるかしら?」
シンジ「言えます」
ミサト「……本当に自分の事しか考えて無いのね…」
シンジ「ならミサトさん達は初号機には覚醒機能がついてたけど、その事を当のパイロットには秘密にしてました。と遺族の前で言えますか?」
ミサト「……言えるわけ無いでしょう…その初号機の覚醒無しでは人類が滅びていた…なんて遺族の心情を考えるととても言えないわよ…」
シンジ「でも私が初号機を覚醒させてサードインパクトを起こして世界を滅ぼした、みたいな事は大々的に言ってるわけですよね?」
ミサト「…事実ですもの…当然ね」
582女シンジ :2016/01/14(木)23:37:49 ID:???
>>581
シンジ「…詐欺師が『市役所の方から来ました』って言うようなものですね…言われた方が勝手に市の職員だと勘違いしても、言った方は事実を言っただけ…」
スミレ「昔はテレビでよく、日本政府の国債発行額を国の借金と言って、国民一人当たりに換算すると八百万円、なんてのもあったね」
シンジ「…国民一人当たりに換算する、というのがポイントですね、国民一人当たり八百万円の借金を背負ってる、なら嘘だけど、換算するだけなら嘘じゃ無い」
ヘル「…スミレ大尉、貴女顔色が黒いわよ。何か心配事でも有るんじゃ無いのかしら?」
スミレ「…ご心配無く、心身共に極めて健康ですよ、ヘル・デビル・サイコパス博士」
ヘル「……そう……何か悩み事があったら遠慮無く相談してね。マインドクラッシュ飲んどく?」
スミレ「…いえ、私は生ビールの方が好きですから、何かあったらよろしくお願いします」
ヘル「…そう…分かったわ……でも本当に顔色が黒いわね…何か自分でも気づかない精神的な抑圧を抱えている可能性があるわ…」
スミレ「フフ、顔色が黒いのは生まれつきだから心配しないでください。単にメラニン色素が多いだけですから」
583女シンジ :2016/01/15(金)23:04:16 ID:???
>>582
レイ「…碇さんが国の認定によってエヴァのパイロットをやっていたのが事実なら、当然労働契約書があるはずだわ」
シンジ「あっ、そう言えばそんなのあったね」
レイ「…まだ持ってる?」
シンジ「……たしか…ネルフのパイロットの貴重品を入れる金庫にしまってたと思うけど…でもマギにもデータとしてファイルされてると思うよ」
レイ「…なら、初号機覚醒の件に関しては碇さんにまったく非が無いのは簡単に実証出来るわ」
シンジ「…そうなの?」
レイ「ええ…私も持ってるもの、労働契約書。中身は碇さんが持ってるものと同じ内容のはずよ」
シンジ「…そうなんだ…うん、そうだよね。同じエヴァのパイロットなんだし」
レイ「…あの契約書には、エヴァの技術的な欠陥による事故による被害はパイロットの責任にはならない。という内容の事がしっかりと書いてあるわ」
シンジ「…あっ、そうだったんだ…まぁ、そうだよね…」
レイ「パイロットが職務遂行中に負傷及び何らかの被害を受けた場合、その補償は全て国が行う。という内容の事も明記されてたはずよ」
ミサト「そういう問題じゃ無いでしょ!」
シンジ「…そういう問題ですよ?」
584女シンジ :2016/01/16(土)23:33:54 ID:???
>>583
ミサト「…ダメよシンジ逃げちゃ、自分の犯した罪から、何よりも自分自身から」
ミサトさんが私に顔を近づけて真剣な目をして言う…あの日初めて私にエヴァに乗るように言ったミサトさんもこんな顔をしてた…
このもっともらしい顔をして理不尽な事を私に押し付ける性格、ミサトさんは昔とちっとも変わって無くて少しノスタルジックな気持ちになる…
だけど理不尽な事を言う相手の言いなりになってはいけない。という事を私はミサトさん達との関係を通じて学んだ。
理不尽な事を言う相手は結局相手を自分の都合の良いように利用しているだけなんだ…
そして一度そんな人間の言う事をきいてしまうと相手は味をしめてしまう…
そして自分の都合で何度でも理不尽な事を押し付けて来るようになる…今のミサトさん達がそうしているように…
そうやって支配者と奴隷の関係が出来上がってしまう。
きっとこんな関係は社会の至る所にある…一方が支配者で一方が奴隷…人はそんな関係にある種の安らぎを覚えて…
ある人は支配者の役割を、ある人は奴隷の役割を演じ続けていくものなのかもしれない…
時と場合に応じて…自分の演じる役を変えながら…
585女シンジ :2016/01/17(日)23:25:51 ID:???
>>584
…そんな関係はきっとどちらの為にもならない…支配する側だって相手を支配しなければいけないという気持ちに支配されている…だから…
だからそんな不健全な関係は断ち切らないとダメ…
理不尽な欲求を突きつける相手の言いなりになる事は…相手が自分に依存しなければ生きられ無い気持ちを助長する事でしか無いから…
それではその時は良くても、長い目で見たら結局相手の事もダメにしてしまう……
今ミサトさん達がそうしているように、そんな理不尽な事を言う人は何かあったらまた自分の奴隷に当たり散らすようになってしまう…
前に加持さんに葛城を守ってくれって言われたけど…少なくとも私はあの第10使徒からはミサトさん達を守った。
そしてラスボスを倒す事によって世界に平和を取り戻せば、大きな意味でもミサトさん達を守る事になると思う。
…伝説の勇者としての私の役割はそこまでかな……
その後は私は綾波さんとのんびり自家農園でもやりながら、ネルフの地球再生プロジェクトを推進していこう…
……ミサトさん達とはもう関わり合いになる事は無いだろうな…
でもそれが、結果的には一番ミサトさん達の為になる事だと思う…
586女シンジ :2016/01/18(月)23:45:44 ID:???
>>585
シンジ「…だから私の罪って何ですか?きちんと法的根拠に基づいて説明してください」
ミサト「法律の話なんかして無いでしょ!私達は最初から貴女の精神的な問題について話してるのよ!」
シンジ「…私の精神的な問題以前に反省すべき点がたくさんあるじゃないですか。そこから目を逸らしたら話になりませんよ」
リツコ「それらは全て、貴女が反省すべき点を全て反省して、態度に改善の余地が認められてからの話ね」
シンジ「…私の反省すべき点てなんですか?」
ヘル「…まず第一に、綾波レイとの甘い関係に溺れて現実逃避した事。第二に綾波レイを見殺しにせず、使徒殲滅後に自殺しなかった事よ」
シンジ「…まず第一に、私が綾波さんと仲良くするのは私の自由です。第二に、仲間を見殺しにしろとか自殺しろなんて命令には従えません」
ミサト「…どうやら話し合いの余地は無いようね…」
シンジ「…常に対話のドアは開けてますよ。それより第10使徒戦の時、ミサトさん達は使徒と戦闘中の初号機の近くまで近づいて来たみたいですね」
ミサト「?…それがどうしたと言うのよ」
シンジ「…あれは大変危険な行為です。考えが無さ過ぎますよ」
587女シンジ :2016/01/19(火)23:26:48 ID:???
>>586
ミサト「…何を持ってして、あれが考えの無い危険な行為だと言うの?」
シンジ「……説明の必要がありますか?巨大なエヴァと巨大な使徒が戦ってるところに近づいたら危ないからですよ」
ミサト「………危険は承知の上よ!私には指揮官としてエヴァの戦いを見届ける義務があるわ」
シンジ「…あのですねぇ…ミサトさんが生身でエヴァと使徒の戦いを観てくれても、邪魔にはなっても何の役にも立ちませんよ…」
ミサト「……くっ!」
シンジ「…それにエヴァがATフィールドを全開にしたら周囲のものは吹き飛ぶんですよ。第8使徒戦の時見てますよね?」
ミサト「……だからどうしたと言うのよ…」
シンジ「つまり私があの時ATフィールドを全開にしてたら、ミサトさん達は死んでたんですよ。分かりますか?」
リツコ「……それは…(考えてもみなかったわね)……」
ミサト「……だから何だって言うのよ!自分の命くらい使徒への復讐を誓った日に捨てているわよ!」
「良いぞ葛城艦長ーーッ!」
「葛城艦長カッコいいーーーッ!」
シンジ「…かっこいいですね…でも、あそこでミサトさんが死んでも犬死にだし、第一死ぬ必要がありませんよね…」
588女シンジ :2016/01/20(水)23:38:28 ID:???
>>587
ミサト「…ぐぬっ…に…人間いつかは死ぬわ。大切なのはどれだけ生きたかでは無く、いかに生きたかよ!」
「葛城艦長ステキ~~~っ!」
サクラ「葛城艦長良いこと言うわ~~!私ますます葛城艦長の事尊敬します」
「俺らの艦長は世界一~~~っ!」
「それ!ワッショイ!ワッショイ!」
「それ!ヨイショッ!ヨイショッ!」
ヘル「…フフ、さすがは世界最強のカリスマリーダーミサトね。常に人生ドンと来いの精神で生きてる人間の言葉には重みが有るわ。…どっかの自己中女と違って…」
そう言ってヘル博士は私に憎悪のこもった視線をチラリと送って来る…
ミサト「…フッ…」
シンジ「そりゃ人間いつかは死にますけど、何も死ぬ時まで他人に迷惑かけなくても良いじゃないですか」
ミサト「私が何時迷惑かけたって言うのよ!」
シンジ「…だから説明の必要がありますか、使徒と戦闘中のエヴァに指揮官が生身で近づくなんて迷惑以外の何物でもありませんよ」
レイ「…ネルフに残された記録によると、第10使徒戦時は葛城一佐他、赤木博士、オペの三人と五名が固まって使徒と初号機の近くまで接近しているわ」
シンジ「…無謀の極みですね…」
589女シンジ :2016/01/21(木)23:52:22 ID:???
>>588
ミサト「それだけ命がけで仕事をしているという事よ。常に嫌な事から逃げてる貴女とは違うのよ」
…キリッとした目で私を睨むミサトさん…
「決まったな」
「葛城艦長ステキ」
「俺達のミサト」
「撤退将軍の二つ名は伊達じゃ無い」
シンジ「……命がけで人に迷惑かけてどうするんですか…非戦闘員にのこのこ戦場に出て来られても邪魔でしかないんですけど…」
ミサト「私達は非戦闘員では無いわ」
シンジ「同じ事ですよ。ミサイルでビクともしない使徒相手の戦いに生身の人間が出て来られても、邪魔なだけで何の役にもたちません」
ミサト「…」
レイ「それどころか、仮に碇さんが貴方達の存在に気づいたら、貴方達に気遣うあまり使徒にやられていた可能性があるわ」
ミサト「…」
リツコ「…」
レイ「そうなったら貴方達が余計な所に無意味に出て来た事が原因で、世界が滅んでいたかもしれないのよ?」
リツコ「……しかし…少なくともあの場所に私、赤木リツコがいた事は大きな意味があります」
レイ「…何?意味って…」
リツコ「それは碇シンジがトリガーとなり初号機が覚醒した事、並びにガフの扉が開いた事を目撃した事です」
590女シンジ :2016/01/22(金)20:07:47 ID:???
>>589
レイ「…そうね、さらに貴方は目の前でその初号機の覚醒が止まり、ガフの扉が閉じるところも目撃しているわ」
リツコ「…そうよ。そしてその後程無くしてサードインパクトが起きた事を知っているわ」
レイ「…そのサードインパクトと言われるものが、突然出現した『巨神兵』と言われる者達によって始まったのも知ってるはずよ」
…やっぱりここに来てからの綾波さんはちょっと違うな…一本芯が入ったみたいな感じ…
雰囲気が14年前に戻ったみたいな…まだ記憶は戻って無いみたいだけど…
リツコ「…そうね…そして私達の推測によれば、一度に大量の使徒と呼べる巨神兵が現れる原因となったのは、やはり一度ガフの扉が開いた事以外考えられません」
レイ「…貴方達は二重に間違っているわ…まず第一に、初号機覚醒がサードの原因だとしてもその責任は碇さんに無いもの」
リツコ「…シンジ自体がもはや人類にとって危険な存在なのよ。貴女と同じように…」
レイ「一度核の製造にどこかの国が成功すれば、やがて他の国も核の製造に成功するものよ」
リツコ「…何が言いたいのかしら?」
レイ「……一人に可能な事は万人に可能だと言う事よ」
591女シンジ :2016/01/23(土)23:47:11 ID:???
>>590
ミサト「…つまり…シンジ以外にも新たなトリガーが生まれる可能性があると言いたいわけ?」
レイ「そうよ、それと貴方達の犯しているもう一つの間違いは、推測だけで初号機覚醒とサードインパクトを関連付けて考えてる事よ」
リツコ「…事実、初号機覚醒前までは大量の使徒が一度に現れる事はありませんでした。あれは一度ガフの扉が開いた事が原因としか考えられ無いわ」
レイ「…?巨神兵が現れたのはエヴァmark6がセントラルドグマに投入された後よ。それに扉は此方側からしか開けられ無いとは限ら無いわ…」
ヘル「………」
リツコ「…どういうことかしら?」
レイ「…それまでに出現した使徒も扉を通って来ていたのだとしたら、やがてあちら側から扉を全開にする事が可能になった可能性は充分あるわ」
スミレ「…それはその通りですね…」
リツコ「…どうしても使徒が異次元から来た事にしたいのね…」
レイ「すでに貴方達は使徒がガフの扉を通って来ている事を認めているわ。扉の向こう側をどう呼ぶのかは貴方達の自由よ」
スミレ「…それはその通りですね…」
シンジ「大事な事は、どの道扉の向こう側は存在するという事実ですよ」
592女シンジ :2016/01/24(日)23:31:40 ID:???
>>591
リツコ「…つまり、この先もまだ使徒がやって来る可能性は残ってると言いたいのかしら?」
シンジ「…その可能性は否定できませんね…」
ミサト「バカな事言わないで!使徒は第12の使徒で終わりのはずよ!?」
シンジ「…なぜ、使徒は第12の使徒で終わりだと思ってたんですか?」
ミサト「……それは、裏死海文書に、使徒は第12の使徒までやって来ると書いてあったからよ…」
シンジ「その裏死海文書って言うのは誰が書いた書物なんですか?」
ミサト「……さぁ…私も詳しくは知らないわ、確か死海で発見された文書で、世界で起こる様々な事が書かれてあった文書…私が知っているのはそれくらいの事よ……」
リツコ「もう一つ付け加えると、その裏死海文書なる物の原本はゼーレが保有しているらしい……くらいの事かしら…」
シンジ「…つまり、ゼーレの裏死海文書に使徒は第12使徒までしか無いと書いてあったらしいから、使徒はもう来ないと考えているって事ですか…」
ミサト「そういう事よ」
シンジ「……あの…でも…ミサトさん達は確かゼーレと敵対している立場ですよね…?」
ミサト「その通りよ。絶対アイツらの好きにはさせないわ」
593名無しさん@おーぷん :2016/01/27(水)00:00:52 ID:???
生きてるかー?
594美少女 ◆CJWlqIzS/c :2016/01/28(木)00:00:10 ID:???
生きてるよー。
ただ大雪の降った25日に不具合があって過去のデータや60日分位の下書きが消失したんだよね(T_T)
現在復旧の目処は立たず…しばらくは過去ログでも読み返しながら今後の構想でも練ろうかと思う。
595名無しさん@おーぷん :2016/01/28(木)00:16:11 ID:???
病気とか心配しちまったが一安心だ
データは災難だったが(読ませてもらってる方も)、無理せずやって下さい
596美少女 ◆CJWlqIzS/c :2016/01/29(金)00:35:12 ID:???
ありがとう。無理せず頑張ります。
・・・ちょっと2~3週間くらい間があくかもしれないけどw
でわ
597女シンジ :2016/02/22(月)23:42:33 ID:???
>>592
シンジ「……あ…あの…使徒が第12使徒までしか来ないという根拠が…裏死海文書にそう書いてあったって……ミサトさん達バカなんですか…」
ミサト「失礼ね!何がバカだって言うのよ!?」
シンジ「……だって…使徒との戦いって人類の生き残りをかけた戦いのはずですよね?」
ミサト「…『はず』では無く、人類の生き残りをかけた戦いそのものよ…」
シンジ「その人類の生き残りをかけた戦いで使徒が第12使徒までとする根拠が、裏死海文書にそう書いてあったからって…占い好きの女子高生ですか…」
レイ「…12使徒占い…」
ミサト「バカにしないで!裏死海文書はよく当たるのよ!事実、裏死海文書に書いてあった通り使徒が来たのよ」
シンジ「…それは…使徒の襲来自体がゼーレの自作自演だとしたら簡単に説明がつきますよ」
ミサト「…うっ!…」
リツコ「さっき話に出た、地球実験室説ね」
ヘル「……」
シンジ「そんなところですね。だから裏死海文書を鵜呑みにするのは危険ですよ。ゼーレが偽情報をリークして混乱を図っている可能性は充分ありえます」
ミサト「……くっ、私達は、ゼーレの掌の上で踊らされていたって言いたいわけ?」
598女シンジ :2016/02/23(火)23:45:08 ID:???
>>597
シンジ「…ゼーレと戦ってるなら、ゼーレの情報を真に受けないほうが良いって、当たり前のことを言ってるだけですよ」
ヘル「…フッ、話題をそらすのが上手いわね、碇シンジさん。今ここで問題になっているのは、貴女が世界を滅ぼした大悪人ということなのよ」
「そうだそうだこの人間の屑が!」
「殺人鬼が人並みな口利いてんじゃねえぞ!」
「私の家族を返してよ!」
「子供が泣いてるんです!」
ヘル「…これが世の中の声よ。聞いてるかしら?貴女にはもう、安穏と幸せな日々を送ることは許され無いのよ」
ミサト「…そうよシンジ、世界中の誰もが、貴女を憎み、貴女を呪って生きているのよ」
シンジ「…まだそんな事言ってるんですか?初号機覚醒に関しては私にまったく罪は無いんですけど…」
リツコ「そうやって自分の罪から目をそらしても世間は貴女を許さないわよ」
シンジ「…そりゃ世間から見たら私は世界崩壊のトリガーらしいですからね…」
リツコ「そういう事よ。事実、ヴィレ評議会では、世界崩壊の責任は碇シンジに有る。と考えているわ」
シンジ「…ヴィレ評議会…何ですかそれ?」
リツコ「ヴィレの最高意志決定機関よ」
599女シンジ :2016/02/24(水)23:38:59 ID:???
>>598
シンジ「……ヴィレの最高意志決定機関…そんな組織が存在したんですか…」
リツコ「そうよ。ヴィレにおける重要な案件は全てヴィレ評議会で決定される。と言っても過言では無いわね」
ヘル「…クス、実のところシンジ、貴女を世界崩壊の主犯と判断して、その事実を全世界にアナウンスして来たのもヴィレ評議会の意志決定によるものなのよ」
シンジ「…じゃあ、私の首にDSSチョーカーを着けたのも……」
リツコ「当然、ヴィレ評議会で評議の上、全会一致で可決された結果です」
サクラ「ヴィレ評議会はですね、三百万人を超えるヴィレ職員の中でもたった三人しかいないヴィレのエリート中のエリートなんですよ!」
シンジ「…確率百万分の一ですか、確